JPH0241524Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241524Y2
JPH0241524Y2 JP3009884U JP3009884U JPH0241524Y2 JP H0241524 Y2 JPH0241524 Y2 JP H0241524Y2 JP 3009884 U JP3009884 U JP 3009884U JP 3009884 U JP3009884 U JP 3009884U JP H0241524 Y2 JPH0241524 Y2 JP H0241524Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
slider
main scale
main
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3009884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60143302U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3009884U priority Critical patent/JPS60143302U/ja
Publication of JPS60143302U publication Critical patent/JPS60143302U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241524Y2 publication Critical patent/JPH0241524Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は物品の寸法測定に用いられるノギスの
改良に関するものであり、同時に二箇所の測定値
を表示させる事が出来る様にした事をその目的と
するものである。
一般にノギスは物品の各部分の内側や外側ある
いは深さ等の寸法を測定する簡単な測定具として
広く使用されており、例えばこのノギスを用いて
物品各部の外側寸法を測定する場合にあつては、
本尺とスライダーに嘴状に形成される左右一対の
ジヨー間に測定箇所を挟み、本尺側に設けられる
目盛とスライダー側に設けられるバーニヤ目盛の
一致箇所を測定値として読み取るという作業を繰
返して各部の測定が行なれる。ところで実際の測
定作業に於いては例えば物品の横巾寸法と高さ寸
法、あるいは長さ寸法と外径寸法等の様に二箇所
の寸法を連続して測定する場合が多いのである
が、従来のノギスにあつてはスライダーを動かす
と先に得た測定値がわからなくなつてしまう為、
次の箇所の測定に移る前に先に読み取つた測定値
をメモしたり、あるいは頭で記憶しながら次の測
定を行なわなければならない。ところがこの様に
測定値をその都度メモする事は極めて煩雑且つ非
能率的な作業であり、又頭で記憶する事は測定値
が時には小数点以下二桁を含めて五桁に及ぶ様な
場合も多い為に正確な記憶が困難であつて、その
測定作業に不便を来しているのが実情である。
本考案は上記の様な従来の実情に鑑みてその改
善を試みたものであり、ジヨー及びバーニヤ目盛
を夫々有する二つのスライダーを本尺に設け、二
箇所の測定を別個に行なう事が出来る様にした事
をその特徴とするものである。
即ち本考案は適宜の長さ寸法を存して長尺に形
成する本尺の一端に固定ジヨーを一体形成し、同
固定ジヨーに対峙させて可動ジヨーを一体形成す
る正スライダーを上記本尺に対して摺動自在に外
嵌させたノギスに於いて、前面に向けて開口する
スリツトを存してその奥方が拡開するガイド溝を
上記本尺に穿設させ、同ガイド溝には副スライダ
ーの基板部を摺動自在に嵌挿させるとともに、同
基板部より上記スリツトを介して連結部を前方に
向けて突設させ、同連結部には上記固定ジヨーに
対峙可能な如く形成する可動ジヨーを上下方向に
向けて回動自在に枢結させる一方、同連結部に連
設する帯板状の目盛表示部にバーニヤ目盛を設け
るとともに、同バーニヤ目盛に相対応させて本尺
の前面に本尺目盛を設ける様に構成した事をその
要旨とするものである。
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面に
ついて説明する。第1図は本考案に係るノギスの
正面図、第2図は第1図に於けるA−A線拡大断
面図、第3図は同B−B線拡大断面図である。図
面に於いて1はノギスを示す。同ノギス1は本尺
2、正スライダー3、副スライダー4より構成さ
れる。本尺2は適宜長さ寸法を存して長尺に形成
され、その長手方向の一端には固定ジヨー5が下
方向に向けて一体に突設される。同固定ジヨー5
は後述するスライダー側の可動ジヨー7,11と
左右一対の嘴状となる如く設けられ、その内側端
部には本尺2の長手方向と直交する方向に沿つて
測定面5′が形成される。又、本尺2の前面には
その長手方向に沿つて副スライダー4係合用のガ
イド溝6が穿設される。更に具体的には同ガイド
溝6は本尺2の前壁部に開口するスリツト6′を
存してその奥方が拡開する如く例えばその断面形
状を蟻溝型あるいは略C字型等に形成される。前
記正スライダー3は前面に開放部を存してチヤン
ネル型に形成され、上記本尺2に対して摺動自在
に外嵌される。同正スライダー3の下端部には上
記固定ジヨー5に対峙する如くその内側端部に測
定面7′を形成する可動ジヨー7が下方向に向け
て一体に突設される。又、同正スライダー3の前
面にはバーニヤ目盛8が設けられる一方、本尺2
の前面には同バーニヤ目盛8に相対応させて本尺
目盛9aが設けられる。一方、前記ガイド溝6に
は副スライダー4の基板部4aがその長手方向に
沿つて摺動自在に嵌挿される。更に詳しくは同基
板部4aは平板状に形成され、且つその後背面に
は中間部が後方に向けて膨出する板バネ10が固
着される。そして同板バネ10の膨出部をガイド
溝6の後壁面に接当させた状態にてガイド溝6内
に嵌挿させる事により、同板バネ10の弾発力を
介して副スライダー4の基板部4aを常時ガイド
溝6の前壁面に圧接させる様に設けられる。又、
同基板部4aには可動ジヨー11の連結部4bが
前記スリツト6′を介して本尺2の前方位置に突
出する如く設けられる。そして同連結部4bには
固定ジヨー11の基部11′が回動自在に枢結さ
れる。即ち同可動ジヨー11は前記本尺2側の固
定ジヨー5に対峙可能な如くその内側端部に測定
面11″を存して形成される。そして同可動ジヨ
ー11はその基部11′を上記連結部4bに枢結
させる事により上下方向に向けて回動させる事が
可能な如く設けられる。又、同連結部4bには帯
板状に形成する目盛表示部4cが上方向に向けて
突設され、同目盛表示部4cにはバーニヤ目盛1
2が設けられる一方、同バーニヤ目盛12に相対
応させて本尺2の前面には本尺目盛9bが設けら
れる。その他図面に於いて13は正スライダー3
の止め螺子、14,14は正スライダー3と本尺
2の上端部に左右一対に設けられる内側寸法測定
用の嘴、15は本尺2の後背面に沿つて正スライ
ダー3から延設される寸法測定用のデプスバーを
夫々示す。
次にその作用及び使用方法について説明する。
本考案に係るノギス1によつて物品の二箇所、例
えば横巾寸法と高さ寸法等を連続測定するには、
まず第1図に示す様に副スライダー4の可動ジヨ
ー11を下方向に回動させて本尺2の固定ジヨー
5と対峙させる様にし、この状態に於いて副スラ
イダー4を本尺2の長手方向に沿つてスライダー
させて各ジヨー11及び5の測定面11″と5′間
に物品の測定箇所を挟む様にする。しかしてこの
時、副スライダー4はその基板部4aの後背面に
設けられた板バネ10の弾発力を介して同基板部
4aがガイド溝6の前壁面に圧接される様に設け
られている為に常時は容易に動かないのである
が、上記の様な測定操作に際して副スライダー4
をスライドさせる場合には、同副スライダー4を
親指等で本尺2の背面方向に向けて押圧する事に
より、板バネ10の弾発力が弱められて同副スラ
イダー4を自由にスライドさせる事の出来る状態
が得られる。そしてこの様に副スライダー4を押
圧した状態にて同副スライダー4をスライドさ
せ、各ジヨー11及び5の測定面11″と5′間に
測定箇所を挟んだ状態でその押圧操作を止める
と、板バネ10の弾発力によつて再び基板部4a
がガイド溝6の前壁面に圧接され、その圧接作用
を介して副スライダー4をその位置に固定させる
状態が得られる。そしてこの様に副スライダー4
が固定された状態に於いて同副スライダー4のバ
ーニヤ目盛12と本尺2の本尺目盛9bが一致す
る箇所がその測定値として表示される事となる。
一方、この様に一箇所の測定が終つた後、次の箇
所の測定を行なうには副スライダー4の可動ジヨ
ー11を第3図の鎖線で示す如く上方に向けて回
動させる。この様に可動ジヨー11を上方に向け
て回動させる事により、本尺2の固定ジヨー5と
正スライダー3の可動ジヨー7間に障害物がなく
なり、両ジヨー5,7によつて物品の測定箇所を
挟む事の出来る状態が得られる。従つて正スライ
ダー3を本尺2の長手方向に沿つてスライドさ
せ、各ジヨー5及び7の測定面5′と7′間に測定
箇所を挟む様にする事によつて、正スライダー3
のバーニヤ目盛8と本尺2の本尺目盛9aが一致
する箇所が第二の測定値として表示される事とな
る。そしてこの様に次の箇所の測定が終了した状
態に於いても先に得た測定値はそのまま表示され
ている事により、二箇所の測定値を同時に読み取
る事が出来るのである。
尚、上記実施例にあつては副スライダー4の固
定手段として同副スライダー4の基板部4aの後
背面に板バネ10を設け、同板バネ10の弾発力
を介して基板部4aをガイド溝6の前壁面に圧接
させる様にしているが、副スライダー4の固定手
段は上記に限定されるものではなく、その他の固
定手段、例えば連結部4bに一体形成する帯板状
の目盛表示部4cに止め螺子を螺合させ、同止め
螺子の回転操作を介してその先端部を本尺2の前
面に対して圧接させる事によつて副スライダー4
の固定作用を得る様にする事も可能である。又、
ノギス1の素材は特に限定されるものではない
が、透明な素材を用いれば重合部の目盛が読み易
いという利点がある。
本考案は以上の構成より成るものであり、上記
の様に構成した事によつて、二箇所の寸法測定を
連続して行なう場合に於いて先に得た測定値をそ
のまま表示させた状態で次の測定を行なう事が出
来るに至つた。従つて従来の様に一回の測定毎に
その測定値をメモしたり、あるいは頭で記憶する
という不便さが解消され、二箇所の連続測定後に
その夫々の測定値を同時に読み取る事が出来るに
至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るノギスの正面図、第2図
は第1図に於けるA−A線拡大断面図、第3図は
同B−B線拡大断面図である。 1……ノギス、2……本尺、3……正スライダ
ー、4……副スライダー、4a……基板部、4b
……連結部、4c……目盛表示部、5……固定ジ
ヨー、5′……測定面、6……ガイド溝、6′……
スリツト、7……可動ジヨー、7′……測定面、
8……バーニヤ目盛、9a,9b……本尺目盛、
10……板バネ、11……可動ジヨー、11′…
…基部、11″……測定面、12……バーニヤ目
盛、13……止め螺子、14……嘴、15……デ
プスバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜の長さ寸法を存して長尺に形成する本尺の
    一端に固定ジヨーを一体形成し、同固定ジヨーに
    対峙させて可動ジヨーを一体形成する正スライダ
    ーを上記本尺に対して摺動自在に外嵌させたノギ
    スに於いて、前面に向けて開口するスリツトを存
    してその奥方が拡開するガイド溝を上記本尺に穿
    設させ、同ガイド溝には副スライダーの基板部を
    摺動自在に嵌挿させるとともに、同基板部より上
    記スリツトを介して連結部を前方に向けて突設さ
    せ、同連結部には上記固定ジヨーに対峙可能な如
    く形成する可動ジヨーを上下方向に向けて回動自
    在に枢結させる一方、同連結部に連設する帯板状
    の目盛表示部にバーニヤ目盛を設けるとともに、
    同バーニヤ目盛に相対応させて本尺の前面に本尺
    目盛を設けた事を特徴とするノギス。
JP3009884U 1984-03-01 1984-03-01 ノギス Granted JPS60143302U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009884U JPS60143302U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 ノギス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009884U JPS60143302U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 ノギス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60143302U JPS60143302U (ja) 1985-09-24
JPH0241524Y2 true JPH0241524Y2 (ja) 1990-11-06

Family

ID=30529487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3009884U Granted JPS60143302U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 ノギス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60143302U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60143302U (ja) 1985-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5481810A (en) Combination tape measure and straight edge apparatus
JPH0241524Y2 (ja)
US4485558A (en) Fillet weld gauge
EP0195529B1 (en) Measuring tape
US4779351A (en) Dial caliper reference compensating device
US3041732A (en) Multiple purpose measuring tool and holder therefor
JPH01129605U (ja)
US3343265A (en) Drafting instrument
JPH029804U (ja)
US3324561A (en) Micrometer caliper
US3889377A (en) Slide compass
CN220689936U (zh) 一种测量皮尺
US2627116A (en) Drafting instrument
CN219841889U (zh) 便携式雪茄识别模板
JPS6417402U (ja)
JPS5916802Y2 (ja) センタ指針付ノギス
US2678499A (en) Measuring device
JPS58154408U (ja) 測定具
JPH0632561Y2 (ja) カード式ノギス
JPS60193401U (ja) 計測具
US2596423A (en) Planimeter
JPH0333305U (ja)
JPS5854641Y2 (ja) 金属製巻尺のフツク金具保持装置
JP3051993U (ja) けがきの出来る巻き尺
JPS58111701A (ja) 巻尺