JPH0355043Y2 - - Google Patents

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JPH0355043Y2
JPH0355043Y2 JP1985115226U JP11522685U JPH0355043Y2 JP H0355043 Y2 JPH0355043 Y2 JP H0355043Y2 JP 1985115226 U JP1985115226 U JP 1985115226U JP 11522685 U JP11522685 U JP 11522685U JP H0355043 Y2 JPH0355043 Y2 JP H0355043Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ダイヤルゲージ付ノギスに装着する
ウツドラフキー溝位置の誤差測定に用いられるア
ダプターに関する。
【従来の技術】
ウツドラフキー溝の位置誤差即ち位置のズレを
測定する方法としては、従来から定盤検査による
方法が知られている。 この方法によれば、センター付定盤上にウツド
ラフキー溝を具えた部品等の被測定物とスタンド
に取着したダイヤルゲージとを設置する。 そしてキー溝にブロツクゲージを組入れ平行度
を出した後、ダイヤルゲージによつて該キー溝の
位置誤差を測定する。 しかしこの方法は、定盤検査である上にキー溝
に高精度に組入れるブロツクゲージの組合わせが
面倒で、これがため検査作業の多くのムダが生
じ、作業能率を低下せしめ非能率的であつた。 その他、例えば実開昭48−53373号におけるR
ゲージ付ノギスの考案においてはダボのセンタ測
定目盛を刻設した本尺に、つら当て、および読み
取り目盛を具える副尺を摺動自在に装置せしめる
と共に、基準ダボを備えるダボゲージを着脱自在
に取付けた構造が知られている。 上記従来構成においては、ダボゲージに曲面
(R)を形成しておき、このR面を用いて被測定
物(上記考案においては耐火煉瓦の囲うよう金型
に使用するダボ付ライナー)についてダボのR、
深さとセンタの測定に用いるものである。 このダボゲージを用いた測定方法は、ダボゲー
ジのセンターを本尺の端面と合致するよう取付け
ておき、製造後のライナーのダボにダボゲージの
基準ダボを嵌合することにより、製造されたダボ
のR及びその高さを嵌合度合により測定する。 また、副尺を本尺に沿つてスライドし、そのつ
ら当てをダボライナーの端面に当接し、副尺の読
み取り目盛と本尺の測定目盛とによりダボのセン
タが正確か否かを測定する。 従つて、上記構成でセンタの測定を行う場合に
おいては、ダボゲージのセンターは本尺の端面と
合致するよう取付けてあるので、常にダボゲージ
のセンタが測定の基準点となる。 上記測定方法は断面R状の面方向に測定基準点
及び測定方向を求めるので、ダボゲージは断面R
状の面内で衝合することを前提としている。 しかしながら、ウツドラフキー溝位置を測定す
る場合にはウツドラフキー溝の断面凹状の面方向
に測定基準点及び測定方向を設定する必要があ
り、その場合に上記先行技術では測定を行うこと
が不可能である。 また、実開昭54−43340号には幅広と幅狭との
2種類に形成された本尺ジヨウと副尺ジヨウとを
着脱自在に設けた構成のものが知られているが、
これによつても同様にウツドラフキー溝位置の誤
差測定には適さない。
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、そ
の課題とするところは、ウツドラフキー溝の形状
が異なる場合にも測定基準点を確定して高精度で
操作性の優れたウツドラフキー溝位置誤差測定用
のアダプターを提供するにある。 本考案の別の課題は、大型のワークにおけるウ
ツドラフキー溝をも測定することができる汎用性
に優れたウツドラフキー溝位置誤差測定用のアダ
プターを提供することである。
【問題点を解決するための手段】
本考案は上記課題を達成するために、 水平方向に延在する本尺の先端側に下方に突出
するキー部を設け、該キー部に対向する側に本尺
にガイドされて進退動可能な移動ジヨーを具える
ダイヤルゲージ付ノギスに装着するウツドラフキ
ー溝位置誤差測定用アダプターにおいて、 (a) キー部が、縦断面半円形状からなる湾曲部と
その上方に延びる延出部とを有し、 (b) キー部を上記湾曲部の湾曲方向が本尺の延出
方向と直交する方向に配置し、 (c) キー部の本尺の延出方向での幅が上下に略均
一に設定される、 という技術手段を講じている。
【作用】
本考案は上記構成からなるので、本尺の先端に
キー部を取付けることにより測定に供される。 キー部は本尺の先端側で下方に突出する延出部
とその下方に設けられた湾曲部とからなつて、キ
ー部の本尺の延出方向での幅が上下に均一な厚み
に設定されており、キー溝に嵌込まれ測定が行わ
れるが、キー溝の溝幅がキー部の厚みより大きい
場合は、ワークのキー溝またはキー部(即ち、本
アダプターをキー溝の断面凹状の面方向で傾け、
上記断面凹状の面方向でキー部と接触する3点、
即ち湾曲部の前後両端と延出部の一側端の三点を
衝合点としてキー部をキー溝に係合・固定して測
定起算点を常に一定に確定する。
【実施例】
以下添付図面に従つて本考案の好適実施例を述
べる。 第1図に付合Nで示されるダイヤルゲージ付ノ
ギスは、水平方向に延びる本尺5の右方部に、該
本尺5に沿つて延出方向に進退動するやや大型の
の移動ジヨー1Bが副尺7と一体構造に形成され
て装着されている。 そして、副尺の後部は図示しない連結部によつ
てダイヤルゲージ9と連結しているので、両者は
副尺のレバー19或いはダイヤルゲージの把手1
8のいずれを押しても本尺5に沿つて一体的に移
動する構造になつている。 またノギスNは、図中左方向の開放端に挿入孔
34を具えるストレート体によつて形成せられて
おり、固定ジヨーは具えていない。 ここで図中、11は移動ジヨー1Bを一体に有
する副尺7を本尺5に固定するためのクランプボ
ルトであり、13はダイヤルゲージ9を本尺5に
固定するためのクランプボルトである。 また15は、クランプボルト13によつてダイ
ヤルゲージ9を固定した時に移動ジヨー1Bを左
右に微動せしめるためのレバーで、この移動ジヨ
ーの動きは副尺7及びダイヤルゲージ9に具える
伸縮自在なストツパー17を介して該ダイヤルゲ
ージ9の指針に伝達される機構になつている。 尚、ここでレバー15は、内部に図示しないス
プリング部材を具えており、該レバーを右方に移
動せしめた後に解放すれば即座に元の位置に復帰
する公知構造からなつており、このレバー15の
復帰に伴い移動ジヨー1B、副尺7、ストツパー
17、ダイヤルゲージ9の指針も連動して元の位
置に復帰せしめられる。 そして、この本尺5の先端側には本考案に係る
アダプター20が取付けられている。 このアダプター20は、第1図で明らかなよう
にキー部26上に挿入ピン22を起立状に植設し
た構成からなり、金属製部材、好ましくは工具鋼
で成形されていおり、該キー部26は被測定物W
に設けたウツドラフキー溝Sに嵌入するよう均一
な厚みに設定されている。 ここで、このキー部26の厚みは、後述の如く
ウツドラフキー溝に対して3点で衝合して安定し
て測定が行える肉厚をいい、実験的に適宜定めら
れる。 そして、このキー部26は、先端側に断面半円
形状に形成された湾曲部26Bを設け、その上方
に一連に延びる延出部26Aを有している。 また該キー部26は取付時において上記湾曲部
26Bの湾曲方向が本尺5の延出方向と直交する
方向に配設されており、被測定物に対してキー部
の断面方形状の厚み部分を測定基準点としてい
る。 次ぎに、挿入ピン22は、その開放端にネジ部
30を刻設した構成からなつているので、前記本
尺5の挿入孔34に下から上に嵌挿され、上方に
前記ネジ部30が突出してナツト31により緊締
されアダプター20が本尺5に取付けられる。 このようにして取付けられたアダプター20の
キー部26は、被測定物Wに設けたウツドラフキ
ー溝Sに嵌入するよう略均一な厚みに設定された
半円形状に形成されている。 次ぎに、本考案に係るアダプター20を用いて
ワークWのウツドラフキー溝Sの位置公差を測定
する手順について言及するならば、本尺5の挿
入孔34にアダプター20のピン22を嵌挿し、
所定の位置にてナツト31によつて該アダプター
を該本尺5に対し直角方向に固定する。ダイヤ
ルゲージ9に設けた把手19を図示右方に押して
副尺7及び該ダイヤルゲージ9を本尺5に沿つて
右方に移動せしめた後、ワークWのキー溝Sをア
ダプター20のキー部26に嵌入せしめる。把
手18を左方に押して移動ジヨー1BをワークW
の外面に当接せしめる。把手18を更に左方に
押しストツパー17を多少収縮せしめてダイヤル
ゲージ9のみを左方に微動せしめる。この状態
でクランプボルト13によつてダイヤルゲージ9
を本尺5に固定し、該ダイヤルゲージ9の指針を
0目盛にセツトする。レバー15を操作して移
動ジヨー1BとワークWとの接触を数回繰返しダ
イヤルゲージの0調整を確認する。レバー15
を右方に押しやり移動ジヨー1Bを右方に移動せ
しめてワークWをアダプター20から取外す。
取外したワークWを前後方向に反転せしめた後、
再びレバー15を右方に押しやり移動ジヨー1B
を右方に移動せしめ、該ジヨー1Bとアダプター
20間にワークWを挿入して該ワークのキー溝S
を該アダプター20のキー部26に嵌入せしめ
る。この状態でワークWの外面は移動ジヨー1
Bに当接するので、この時のダイヤルゲージ9の
指針目盛りを読み取る。指針目盛の読みが当該
ワークWのウツドラフキー溝Sの位置誤差つまり
位置のズレを示し、この読みが0であれば該キー
溝は、真の位置にあることになる。 第3図は、ワークWのキー溝Sの溝幅がアダプ
ター20のキー部26の厚みより大きい場合の測
定方法を示すもので、同図のように、アダプター
20またはワークWのキー溝Sを傾けると、キー
部26の湾曲部26Bの前後両端(P1,P2)及
び延出部26Bの一側の途中部(P3)の3点で
衝合して支持・固定され、上記キー溝Sでキー部
26を係合して測定起算点を確定する。 またキー部26を反転した場合にはキー部の湾
曲部26Bの前後両端(P1′,P2′)及び延出部2
6Bの他側の中途部(P3′)の3点で衝合して支
持・固定され、上記キー溝Sでキー部26を係合
して測定起算点を確定する。 ここでキー部26の厚さは均一に設定されてい
るので測定方向において対称となり、衝合する点
の位置のズレによる測定誤差は生じない。 従つて、測定の起算位置は常に一定位置となる
ので、キー溝Sの溝幅がアダプター20のキー部
26の厚みより大きい場合であつても測定起算点
がずれることなく、正確にウツドラフキー溝Sの
位置誤差を測定することができる。 ここで、実線はワークWのキー溝位置の右側測
定の場合を示し、一点鎖線は同左側測定の場合を
示す。 尚、同図はワークWを固定してアダプター付ノ
ギスNを左右方向に反転する場合の測定方法を示
しているが、ワークWを前後方向に反転せしめる
場合は、ノギスNを同一方向に傾けて測定すれば
よい。 即ちノギスNを第3図の実線のように傾けてワ
ークWの右側測定を行えば、該ワークを反転せし
めた左側測定の場合も該ノギスを実線のように傾
けて測定する。 本考案のアダプターの移動ジヨー1Bが大きい
形状に形成されているのは、大径のワークWを測
定することができるようにである。 即ち、このアダプター20による測定の場合は
適宜該アダプター20及び移動ジヨー1B(副尺
7)を予め設けてある適宜形状のものと交換する
ことで、種々の大きさのワークの測定が可能とな
る。
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、簡単な構
造のアダプターを装着するだけでキー溝の位置誤
差を測定することができ、操作性が極めて良くな
ると共に、従来のブロツクゲージ使用の測定方法
に比較し検査時間の大幅な短縮が期待できる。 因みに考案者の実測では、約10分の1の時間短
縮が期待できる。 また本考案に係るアダプターは構造が極めて簡
単であるため、製作に要する費用も最小限に抑え
ることができる。 更に本考案に係るアダプターは、装着方法が極
めて簡単で、且つ該アダプターを適宜交換するこ
とで様々な大きさの被測定物を容易に測定するこ
とができるので、適用範囲も極めて広範囲である
といつたメリツトがある。 更にまた、本考案のアダプター使用によるキー
溝の位置誤差の測定はダイヤルゲージ付ノギスに
よつて行うので、測定精度に対する不安は全くな
く、従つて本考案は、従来からの測定技術に完全
に取つて代わるものであるといつても決して過言
ではないと言えよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアダプターをノギスに装
着した状態を示す正面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図はワークとキー部の関係を示
す拡大図である。 N……ダイヤルゲージ付ノギス、S……キー
溝、W……被測定物(ワーク)、1B……移動ジ
ヨー、5……本尺、7……副尺、9……ダイヤル
ゲージ、11,13……クランプボルト、15…
…レバー、17……ストツパー、20……アダプ
ター、22……ピン、26……キー部、28……
取付溝、30……ネジ部、31……ナツト、34
……挿入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水平方向に延在する本尺の先端側に下方に突
    出するキー部を設け、該キー部に対向する側に
    本尺にガイドされて進退動可能な移動ジヨーを
    具えるダイヤルゲージ付ノギスに装着するウツ
    ドラフキー溝位置誤差測定用アダプターにおい
    て、 キー部が、縦断面半円形状からなる湾曲部と
    その上方に延びる延出部とを有し、キー部を上
    記湾曲部の湾曲方向が本尺の延出方向と直交す
    る方向に配置し、キー部の本尺の延出方向での
    幅が上下に略均一に設定されていることを特徴
    とするウツドラフキー溝位置誤差測定用アダプ
    ター。 (2) アダプターが工具鋼からなることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のウツド
    ラフキー溝位置誤差測定用アダプター。 (3) アダプターが本尺に対して直角方向に取り付
    けられていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第3項記載のウツドラフキー溝位置誤
    差測定用アダプター。
JP1985115226U 1985-07-27 1985-07-27 Expired JPH0355043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985115226U JPH0355043Y2 (ja) 1985-07-27 1985-07-27

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JPS61105802U JPS61105802U (ja) 1986-07-05
JPH0355043Y2 true JPH0355043Y2 (ja) 1991-12-06

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ID=30674208

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4853373U (ja) * 1971-10-20 1973-07-10
JPS5443340U (ja) * 1977-08-31 1979-03-24

Also Published As

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JPS61105802U (ja) 1986-07-05

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