JPH0680028A - 車両の駆動装置 - Google Patents

車両の駆動装置

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JPH0680028A
JPH0680028A JP23389992A JP23389992A JPH0680028A JP H0680028 A JPH0680028 A JP H0680028A JP 23389992 A JP23389992 A JP 23389992A JP 23389992 A JP23389992 A JP 23389992A JP H0680028 A JPH0680028 A JP H0680028A
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広道 河村
Motoharu Sato
元春 佐藤
Masaya Watanabe
雅也 渡辺
Kiyoshi Sakurai
潔 櫻井
Shinichi Yamaguchi
慎一 山口
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Abstract

(57)【要約】 大きな客室空間を与えることができミッドシップ車の構
造を提供する。 【構成】自動車1は、中央部に車室2を備えており、こ
の車室2の後部には後部座席3が設けられる。後部座席
3の後方でかつ後輪の上方には、荷室4が設けられる。
後部座席3はフロアパネル5の後部の上に配置される。
エンジン14内においてピストンは、車体の前後方向に
ストロークしてその動力を横方向に延びる出力軸に伝達
する。この動力は、出力軸に対して斜め下方且つ後方に
設けられたデファレンシャル17に伝達されるデファレ
ンシャル17に伝達された動力は、左右に分配されて左
右の後輪に駆動軸として伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動装置に関
し、特に、ホイールベース間にエンジンを含む駆動系を
配置したいわゆるミッドシップ車に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60-85027号公報及びフランス特許
第1,518,295 号には、ミッドシップ車の例が開示されて
いる。ミッドシップ車は、エンジン等の駆動系をホイー
ルベース間に配置するため、車両の前後輪の重量配分を
近づける方向に改善でき、車両の運動性能を向上できる
とともに駆動系を座席後方に配置できるタイプにあって
は、車体の前後部のオーバーハング部(車体部分の車軸
からの前後方向の突出部)の長さを短くできる利点があ
る。また、上記オーバーハング部に駆動系が配置されな
いので車高を低くすることができ、これによって、空力
特性を改善することができる。この結果、燃費を向上さ
せることができる。さらに、車体の前部後部の設計の自
由度を向上させることができる。
【0003】特開昭60-85027号に開示されるミッドシッ
プ車では、エンジンが、そのシリンダボアの軸線を上下
方向に向けた垂直姿勢で配置され、フランス特許第1,51
8,295 号に開示されたものでは、シリンダボアの軸線を
前後方向に向けた水平姿勢で配置されている。
【0004】
【課題を解決するための問題点】ミッドシップ車はエン
ジンを含む駆動系をホイールベース間に配置する構造で
ある広い客室空間を必要とするファミリーカーに適用し
た場合、荷室空間を含めた客室空間をいかに確保するか
が重要な問題となる。すなわち、エンジン等駆動系の搭
載空間を確保するために後部座席を前にずらして配置せ
ざるをえず、そのようにすると、後部座席の乗員の足回
りが狭くなって窮屈になり、乗り心地が悪くなるという
問題がある。
【0005】また、例えばフロントエンジン車では、後
部座席後方の空間を全体にわたって荷室空間とすること
ができるが、ミッドシップ車では、後部座席後方の空間
にエンジンを含む駆動系を搭載するため、荷室空間が制
限される。特に特開昭60-85027号に開示された構造で
は、エンジンを起立姿勢で搭載するので、その上方に設
けられる荷室空間は、狭くなる。他方、フランス特許第
1,518,295 号の構造では、エンジンが傾倒姿勢となって
いるため、エンジン上方には、比較的大きな荷室空間を
確保することができる。しかし、この荷室空間の容積拡
大を図るためにエンジンをシリンダボアの軸線がほぼ水
平面に位置するまで倒伏させると、エンジンが前後方向
に長く延びる姿勢となるため、そのぶん後部座席を前に
ずらして配置せざるを得ない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて構成され
たもので、ミッドシップ車の利点を生かしつつ、極力大
きな客室空間を与えることができ、したがって、比較的
大きな客室空間を必要とするファミリーカー等にも有効
に適用できるミッドシップ車の構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するため、座席の後方であって後輪上方の領域に設けら
れる荷室と、車両の前後方向に関しホイールベースの内
側領域内の前記座席の後方かつ前記荷室の下方にシリン
ダボアの軸線がほぼ水平面内に位置するような水平姿勢
で配置されるエンジンと、前記荷室の下方に配置されエ
ンジンと動力伝達関係を有して接続されるトランスミッ
ションと、前記荷室下方に配置され前記トランスミッシ
ョンと動力伝達関係を有して結合されるデファレンシャ
ル装置とを備えたことを特徴とする。
【0008】この場合、1つの態様は、前記エンジンは
その出力軸が車幅方向に延びるように前記車両の搭載さ
れる横置きエンジンであって、前記トランスミッション
はエンジンに隣接して配置され、その入力軸が前記エン
ジンの出力軸と同軸上に設けられるいわゆる直結トラン
スミッション横置きエンジンタイプのものである。
【0009】また別の態様は、前記エンジンはその出力
軸が車幅方向に延びるように前記車両に搭載される横置
きエンジンであって、前記トランスミッションは、前記
エンジンとほぼ同一水平面内において、その入力軸が前
記エンジンの出力軸と平行に延びるように配置されてい
ることを特徴とするいわゆる並列トランスミッション横
置きエンジンタイプのものである。
【0010】さらに別の態様は、前記エンジンはその出
力軸が車両の前後方向に延びるように前記エンジンに搭
載される縦置きエンジンであって、前記トランスミッシ
ョンは、前記エンジンに隣接して配置され、入力軸が前
記エンジンの出力軸と同軸上に設けられている直結トラ
ンスミッション縦置きエンジンタイプのものである。
【0011】さらに別の態様は、前記エンジンはその出
力軸が車両の前後方向に延びるように前記車両に搭載さ
れる縦置きエンジンであって、前記トランスミッション
は、前記エンジンとほぼ同一水平面内において、その入
力軸が前記エンジンの出力軸と平行に延びるように配置
される並列トランスミッション縦置きエンジンタイプで
ある。
【0012】さらに、別の態様は、上記直結トランスミ
ッション横置きエンジンタイプの変形であって、トラン
スミッションとデファレンシャルとの間にアイドラギヤ
を介して接続し、デファレンシャルに接続されその出力
を後輪に伝達する後輪駆動軸と前記トランスミッション
との間に補機を配置する構造である。別の特徴では、上
記直結トランスミッション横置きエンジンタイプの構造
において、出力軸が気筒の後方に位置するように前記水
平姿勢で搭載される横置きエンジンの後部を少なくとも
デファレンシャルの回転軸を越える位置までエンジン後
方に膨出させることによって、デファレンシャルとオイ
ルパンが車幅方向に隣接して位置するように形成し、後
輪駆動軸をオイルパンの前後方向に延びる対向壁部で支
持させるように構成する構造を提供する。
【0013】さらに、別の特徴として、エンジンのサー
ビスを可能にするため前記座席のシートバックは前方に
倒屈可能になっているか、あるいは、エンジンの上方に
設けられる荷室とエンジンルームを仕切る仕切壁を介し
てサービスを可能にする構造でもよい。この場合、仕切
り壁には、サービスが可能になる程度の開口を設け、通
常はこの開口をハッチ等で閉じておき、サービス時に開
くように構成すればよい。
【0014】また、別の特徴では、車体の側部のたとえ
ばリヤフェンダ付近から外気を導入し、荷室及びエンジ
ンを冷却するように構成する。好ましい態様の別の例で
は、エンジンのシリンダボアの軸線はデファレンシャル
の回転軸よりも上方に位置するように配置される。した
がって、エンジン動力は、エンジンの後部から取り出さ
れ、後方且つ下方に伝達されて、デファレンシャルを介
して後輪駆動軸に伝達されて後輪を駆動するようになっ
ている。
【0015】並列トランスミッション横置きエンジンタ
イプの構造において、好ましい態様では、車両の前後方
向に関し、前方からエンジン、デファレンシャル及びト
ランスミッションに順に配列されている。また、直結ト
ランスミッション縦置きエンジンタイプの構造において
好ましくは、車両の前後方向に関し、前方からエンジ
ン、デファレンシャル及びトランスミッションに順に配
列される。
【0016】本発明の上記目的の達成するためには、直
列多気筒エンジン及び水平対向多気筒エンジンが好適で
ある。
【0017】
【作用】本発明によれば、エンジンを含む駆動系は、ミ
ッドシップ車に搭載されるものであって、ミッドシップ
車が有する利点はそのまま生かすことができる構成にな
っている。すなわち、車両前部に駆動系が配置されない
ので、設計上の自由度が増大するので、車両の前部構造
を低くすることによって空力抵抗を減少させ、燃費を向
上させることができる。同様に、駆動系の配置されない
車体後部の構造の設計上の自由度も向上する。したがっ
て、たとえば前後のオーバーハング量を少なくすること
ができる。本発明では、ミッドシップ車の構造を提供す
るにあたり、エンジンを水平姿勢で座席の後方でかつ荷
室の下方に搭載する。エンジン動力伝達系はこのエンジ
ンから後方且つ好ましくは、下方に延びて後輪駆動軸に
接続されて後輪に動力を伝達する。エンジンを水平姿勢
にすることによって、エンジン上方の空間を広くするこ
とができ、したがってここに荷室空間を形成する際に
は、広い空間を確保することができる。また、エンジン
のシリンダボアの軸線と後輪駆動軸とを同一水平面内に
しないように駆動系を配置すると、駆動系の前後方向の
長さを減少させることができ、したがって、座席の後端
をその分後方に設けることができ、客室空間をゆったり
とることができる。
【0018】
【実施例】以下、添附の図面に基づいて本発明の実施例
を説明する。図1及び図2を参照すると、本発明の1実
施例に係る自動車1の後部の構造が示されている。本例
の自動車1は、中央部に車室2を備えており、この車室
2の後部には後部座席3が設けられる。また、後部座席
3の後方でかつ後輪の上方には、荷室4が設けられる。
【0019】後部座席3はフロアパネル5の後部の上に
配置される。後部座席3のシートバック3aの中間高さ
位置付近から水平方向でかつ後方に延びる荷室4のフロ
アパネル6が設けられる。後部座席3の上方には、ルー
フパネル7の後端から後方かつ下方に向かって傾斜して
延びるリアウインド8が設けられる。リアウインド8の
下端には、ほぼ水平後方に延びるトランクリッド9が開
閉自在に取付けられ、荷室4へのアクセスが可能になっ
ている。自動車1の下部の両端部には前後に延びる一対
のリアサイドフレーム10が設けられる。リアサイドフ
レーム10は車室2の後端付近まで平行に真っ直ぐ延
び、後輪の前方で上方にかつ内側に曲がって延びさらに
後輪の内側で再び曲がって後方に真っ直ぐ延びるように
取付けられる。
【0020】また、後部座席3の下方には車幅方向に延
びリアサイドフレーム10にこれを連結するようにクロ
スメンバ11が取付けられる。また、一対の後輪12の
間には駆動装置13が配置される。そして、駆動装置1
3の一部を構成する4気筒エンジン14が、後輪駆動軸
15の前方、すなわち、ホイールベースの間に配置され
ており、したがって本例の自動車1はいわゆるミッドシ
ップ車である。また、本例のエンジン14は、その出力
軸15が車幅方向に延びるいわゆる横置きエンジンであ
る。
【0021】さらに本例のエンジン14は、シリンダが
ほぼ前後に水平にストロークするように配置された水平
姿勢で搭載されている。エンジン14に隣接して同じく
入出力軸が車幅方向に延びるようにトランスミッション
16が配置される。すなわち本例の駆動装置13は、横
置きエンジン直結トランスミッションタイプの駆動装置
13である。本例の構造では、エンジンの出力軸15と
トランスミッション16の入出力軸は、同軸上にあって
車幅方向に延びる。該トランスミッション16の出力軸
の僅かに後方且つ下方には、デファレンシャル17が取
付けられる。該デファレンシャル17には、後輪駆動軸
18に連結される。後輪12は左右の駆動軸18の端部
に取付けられており、デファレンシャル17からの駆動
力が伝達されて回転駆動されるようになっている。自動
車の後方からみてエンジンの左のリアサイドフレーム1
0の内側にはエアクリーナ19が配置されるエアクリー
ナ19は吸気管20を介してサージタンク21と一体に
なった吸気マニホルド22に接続され、吸気マニホルド
22は分岐管によりエンジン14の各気筒に接続されて
いる。
【0022】また、エンジン14のシリンダヘッド23
の前方には、リアサイドフレーム10の下方には、横方
向に延びる直結触媒コンバータ24が配置される。この
触媒コンバータ24からの排気管25は、エンジン14
及び後輪駆動軸18の下方を通って後方にのび、デファ
レンシャル17の後方において、横方向に延びる触媒コ
ンバータ26及びプリサイレンサー27を介してメイン
サイレンサー28に接続されている。
【0023】さらに後方から見てエンジン14のシリン
ダブロック29の右斜め上方でかつ右側リアサイドフレ
ーム10の下方には、パワーステアリング機構の油圧ポ
ンプ30が配置され、またシリンダブロック29の右側
方のパワーステアリング機構の油圧ポンプ30の下方に
は、オールタネータ31が配置され、エンジンの後端と
デファレンシャル17の上方及びメインサイレンサー2
8の前方の空間部には、エアコン用コンプレッサ32が
配置される。
【0024】また本例の構造では、エンジン14のシリ
ンダヘッド23の右横下には、触媒バイパトスバルブ3
3が配置され、排気マニホルド34からの排気はエンジ
ン前方の触媒コンバータ24またはバイバスしてエンジ
ン14後方の排気系に導入される。後輪はトレーリング
アーム35及び2本のラテラルリンク36、37を有す
るサスペンションによって支持されている。
【0025】本例の構造の動力伝達系では、エンジン1
4内においてピストンは、車体の前後方向にストローク
してその動力を横方向に延びる出力軸に伝達する。この
動力は、出力軸に対して斜め下方且つ後方に設けられた
デファレンシャル17に伝達されるデファレンシャル1
7に伝達された動力は、左右に分配されて左右の後輪に
駆動軸として伝達される。
【0026】本例の構造では、上記のようにエンジンは
水平姿勢で配置されるので、上方空間を大きくすること
ができ、荷室をゆったりとることができる。さらに、前
後方向に関して、ピストンが摺動するエンジンのシリン
ダボアの軸すなわちエンジンの出力軸であるクランクシ
ャフトの中心がデファレンシャル17の中心軸よりも上
方に位置するので、その分前後方向に両者を接近させる
ことができる。したがって駆動系の前後方向長さを減少
することができる。すなわち、本例の構造では、駆動装
置は、上下方向及び前後方向にコンパクトに構成するこ
とができる。荷室フロアパネルを極力駆動装置13に近
づけて下方にとりつけることにより駆動装置の上方空間
を有効に利用することができる。また、後部座席3を後
方に極力接近して配置することによって前方空間を広く
とることができる。
【0027】以下図3、図4、図5及び図6を参照し
て、本発明の他の実施例について説明する。 図3にお
いて、本例のエンジン14は、直列6気筒エンジンであ
って、前例と同様にシリンダヘッド23を前方にしてほ
ぼ水平姿勢に搭載される。本例の構成では、前方からエ
ンジン13、デファレンシャル17(後輪12及び後輪
駆動軸18)及びトランスミッション16の順で配置さ
れる。図5に示すように、エンジン14の出力軸15、
デファレンシャル17の回転軸(後輪駆動軸18)及び
トランスミッション16の入出力軸40、41の順に横
方向に延びるように並んで配置される。この場合、エン
ジンに隣接してクラッチ42が配置される。クラッチ4
2はエンジン14側とは反対側の端部に出力ギヤ43を
備えている。また、デファレンシャル17及びこれと同
軸上にある後輪駆動軸18の後方に位置するトランスミ
ッション16の入力軸40の入力側の端部には、入力ギ
ヤ44が設けられている。そしてクラッチ42の出力ギ
ヤ43とトランスミッション16の入力ギヤ44とはチ
ェーン45を介して連結されておりエンジン出力がクラ
ッチ42を介してトランスミッション16に入力される
ようになっている。本例のトランスミッション16は入
力軸40と出力軸41とは、入れ子状に同軸配置されて
おり、互いに相対回転自由になっている。トランスミッ
ション16は、カウンター軸46を備えており、入力ギ
ヤ44を介して入力軸40に伝達されたエンジン出力が
中間ギヤ47、48を介して入力されるようになってい
る。カウンター軸46上のギヤと出力軸41上のギヤの
組み合わせによってギヤ比が変化し、これによって変速
が行われる。出力軸41は図5において左端部に出力ギ
ヤ49を備えており、この出力ギヤ49を介してデファ
レンシャル17の入力ギヤ50に入力される。そしてエ
ンジン出力は、デファレンシャル17で分配されて左右
の後輪駆動軸18に伝達され、さらに左右後輪12に伝
達される。
【0028】すなわち、エンジン出力は、クラッチ42
からチェーン45を介して、一旦後輪12より後方に位
置するトランスミッション16に伝達されその後トラン
スミッション16から前方のデファレンシャル17に伝
達される。図3及び図4を再び参照すると、車両後方か
ら見てエンジンの右側にエアクリーナが配置され、その
前方に吸気ダクト51が配置される。エアクリーナ19
からの吸気は、吸気配管を介してサージタンク21に導
入され、さらにサージタンク21から前方の吸気マニホ
ルド22からエンジン14内に導入される。またエンジ
ン14のシリンダヘッド24の下方にはエンジン14に
沿って横方向に延びる触媒コンバータ24が配置され
る。さらにエンジンの左側の上方には、前方からオール
タネータ31、エアコン用コンプレッサ32、パワース
テアリング機構の油圧ポンプ30がそれぞれ配置され
る。また、トランスミッション16の後方には、横方向
に延びるメインサイレンサー28が配置され、トランス
ミッション16とメインサイレンサー28との間の空間
には、触媒コンバータ26が横後方に延びるように配置
される。また触媒コンバータ24からの配管25はエン
ジンの下方を通って後方に延び、触媒コンバータ26に
達する。
【0029】本例の構造では、リアサイドフレームを結
合するように後部座席の下方にはクロスメンバ52、5
3、54及び55が配置される。リアサイドフレーム1
0は、後部座席3の後方で内側かつ上方に湾曲して延び
さらに、後輪の内側で略水平に後方に延び、さらに後輪
の後方では、下方に湾曲して後方に延びる。後輪のサス
ペンションは、二本のラテラルリンク36、37と、ダ
ンパーアセンブリ56を備えている。このラテラルリン
ク36、37とダンパアセンブリ56は、後輪12のハ
ブ(図示せず)を結合して駆動装置13の下方を延びる
図6に示すような構造のサスペンションロワーアーム5
7に取付けられている。また、エンジン14はエンジン
マウント58、59、60を介してリアサイドフレーム
10及びクラッチ42に取付けられている。また、触媒
コンバータ24、メインサイレンサー28も適当なブラ
ケット61を介してリアサイドフレーム10に取付けら
れている。
【0030】本例によれば、エンジン14を横方向に配
置したので多気筒エンジンを余裕を持って配置すること
ができるとともに、一方に片寄せて配置したのでシリン
ダヘッド23の横の空間部にエアクリーナ19を配置す
ることができる。すなわち、エンジン14の横方向の配
置をコンパクトにすることができる。また、デファレン
シャル17の後方にトランスミッション16を横方向に
延びるように配置したので前後方向についても駆動装置
13をコンパクトにすることができる。
【0031】図7及び図8を参照すると、本発明のさら
に別の実施例にかかる構造が示されている。本例の構造
では、エンジン14は、水平対向6気筒エンジンであっ
て出力軸が自動車1の前後方向すなわち縦方向に延びる
状態で搭載されている。トランスミッションはエンジン
14の後側に隣接して配置され同様に前後方向に出力軸
が延びるように搭載される。そして入力軸40に対して
平行に設けられた出力軸41の端部に設けられた出力ギ
ヤ49としての傘歯車からデファレンシャル17の入力
ギヤ59としての傘歯車に伝達される。本例の構成で
は、オールタネータ31、エアコン用コンプレッサ32
及びパワーステアリング機構の油圧ポンプ30はエンジ
ン14のま前側のリアサイドフレーム10との空間部ま
たは、後部座席の後部との空間部に配置される。なお、
この場合には、エアクリーナ19は、後ろから見てエン
ジン14の左側上方に配置される。エンジン14からの
排気管は両側から後方かつ上方かつ内側に延びそれぞれ
に設けられたほぼ縦方向に延びる触媒コンバータ24を
介して横方向に延びる触媒コンバータ26及びメインサ
イレンサー28に接続されている。本例の構造では、特
に車輪後方のリアサイドフレーム10間の空間に余裕が
できるので、触媒コンバータ24及びメインサイレンサ
ー28、及びサスペンションなどの配置の自由度を向上
させることができる。
【0032】また本例の構造では、リアサイドフレーム
10は駆動装置13の上方を真っ直ぐ水平に後方に延び
ているので、駆動装置13上方空間を広く利用すること
ができる。以下、図9、図10及び図11を参照して本
発明に係るさらに他の実施例について説明する。
【0033】本例のエンジンは、水平対向6気筒エンジ
ン14であってその出力軸が前後方向に延びる縦置きエ
ンジンである。一方、トランスミッションはエンジン1
4の出力軸と直交する方向、すなわち、横方向に延びる
ように、エンジン14のすぐ後方に並んで配置される。
また、デファレンシャル17及び後輪駆動軸18は、ト
ランスミッションの出力軸の下方かつ僅かに後方位置で
これと平行に延びている。エンジン14の出力軸は、図
11に示すようにトランスミッション16及びデファレ
ンシャル17の間を水平かつ後方に延びてクラッチ42
に接続さるクラッチ42の出力軸70は上記エンジン1
4の出力軸15を内部に収容した中空構造であってギヤ
71、72、73及び74を介してトランスミッション
の入力軸40上のギヤ75に接続されている。したがっ
て、エンジン14の出力は、一旦、トランスミッション
16及びデファレンシャル17より後方に位置するクラ
ッチ42に伝達され、その後前方に伝達されてデファレ
ンシャル17及び後輪駆動軸18を介して後輪12に伝
達される。
【0034】本例の構造でも、図7及び図8の例と同様
に、オールタネータ31、エアコン用コンプレッサ3
2、パワーステアリング機構のポンプ30はエンジン1
4の前側に後部座席との間の空間部に配置される。ま
た、エアクリーナ19は、後方から見てエンジン14の
右側に配置される。本例の構造では特に前後方向に関し
てコンパクトな駆動装置13の構造を与えることができ
る。
【0035】図12及び図13を参照して本発明のさら
に他の実施例に係る構造について説明する。本例のエン
ジン14は、直列6気筒エンジンであって、水平姿勢で
縦置き配列で搭載される。また、トランスミッション1
6はエンジン14の出力軸15に平行に前後方向に延び
るように後方から見て右側に並んで配置される。また、
クラッチ42は、デファレンシャル17よりも後方に位
置する。この構造では、エンジン14の出力軸15はデ
ファレンシャル17を越えて後方に延び、クラッチ42
の出力ギヤ43からトランスミッション16の入力軸4
0の入力ギヤ44に伝達され、さらに、ギヤ80、81
を介して出力軸41に伝達され、出力ギヤ49としての
傘歯車からデファレンシャル17の入力ギヤ50として
の傘歯車に伝達されるようになっている。この構成で
は、オールタネータ31、エアコン用コンプレッサ3
2、パワーステアリング機構のポンプ30は、後部座席
3の後方であってかつエンジン14の前部付近のリアサ
イドフレーム10の内側空間に配置される。また、エア
クリーナ19は、後方からみてエンジン14前端部の右
側かつトランスミッション16の前方空間に配置され
る。本例の構造では、前後に長いエンジン14を水平姿
勢にすることによって形成される空間を利用してトラン
スミッション16がエンジン14に沿って前後に延びる
ように配置したので、左右方向にコンパクトにすること
ができるとともに重量物であるエンジン14及びトラン
スミッション16の搭載位置が低くなるので、全体とし
て低重心となり安定性を改善することができる。
【0036】図14及び図15を参照して本発明にかか
るさらに他の実施例について説明する。本例のエンジン
14は、横置き直列4気筒エンジン14であって水平姿
勢で搭載されている。また、トランスミッション16は
エンジン14の出力軸15と同軸に隣接して設けられ
る。トランスミッション16の入力軸40の後方には、
これと平行に出力軸41が設けられ、この出力ギヤ49
は、中間アイドラギヤ90を介してデファレンシャル1
7の入力ギヤ50に噛合している。そして本例の構造で
は、このデファレンシャル17とトランスミッション1
6との空間部の後方から見て右側にエアコン用コンプレ
ッサ32が配置される。さらにその前方にはパワーステ
アリング機構のポンプ30及び後方には、オールタネー
タ31がそれぞれ配置される。さらにエアクリーナ19
は、エンジン14の左側のトランスミッション16の前
方空間であって、後部座席3の後方かつリアサイドフレ
ーム10内側に配置される。また、排気系の触媒コンバ
ータ24はエンジン14のシリンダヘッド23の上方に
横方向にエンジン14と並んで配置される。排気管25
はその触媒コンバータ24から下方かつ後方に延び駆動
装置13の下方を後方に延びて触媒コンバータ26及び
メインサイレンサー28に接続される。本例の構成で
は、トランスミッション16とデファレンシャル17と
の間にアイドラギヤ80を介在させて空間部を形成した
ので、この空間部に補機(オールタネータ31)配置す
ることができる。したがって、駆動装置13の上下方向
をコンパクトに構成することができる。
【0037】図16及び図17を参照して後輪駆動軸1
8の支持構造をオイルパンによって構成する場合につい
て説明する。本例のエンジン14は水平横置き直列6気
筒エンジンであって、トランスミッション16はエンジ
ン14の出力軸に連続して横方向に延びる直結トランス
ミッションである。エンジン14の補機すなわちオール
タネータ31、エアコン用コンプレッサ32、パワース
テアリング機構のポンプ30は後部座席3の後方、リア
サイドフレーム10の内側のエンジン14の前端部の後
方から見て右側に形成される空間部に配置される。エン
ジン14の後端部には、オイルパン91が設けられる。
このオイルパン91は、後輪駆動軸18を越えて後方に
延びており、後輪駆動軸18が内部を貫通する構造にな
っている。図18、19、20を参照するとオイルパン
91は、エンジン14の後端部にボルト穴92を介して
ボルト(図示せず)よって取りつけられるようになって
おり、エンジン14の横方向の半分程度が後方に膨出し
てオイルを貯溜するオイルパン部93を構成する。オイ
ルパン部93の後方に延びる一対の壁部94、95に
は、後輪駆動軸18の支持部96が形成される。また、
この支持部を補強するために複数のリブ部97が形成さ
れている。
【0038】図21を参照すると、上記の実施例に係る
駆動装置13をサービスアクセスを可能にする機構が図
示されている。本例の構成では、駆動装置13のサービ
スを可能にするために荷室4のフロアパネル6にはヒン
ジ機構101を介して開閉可能に開閉リッド102が設
けられる。本例では、自動車1はハッチバック式であっ
てトランクリッド9のではなく後部ドア103が設けら
れている。そして後部ドア103の開閉のためのストラ
イカー104が後部ドア103の下端部の中央に設けら
れる。一方、後部車体105のこれと対応する位置に
は、ロック機構106が設けられる。図22を合わせて
参照すると、ドア103の開閉はキーをロック機構10
6に連動するキーシリンダ107に差し込んで回転させ
ることによって行うことができる。
【0039】また、上記の開閉リッド102の開閉のた
めの機構が設けられている。本例の構造では、通常状態
では、固定板108が上記荷室フロアパネル6に設けら
れる開閉リッド102は、上方から押しつけて閉状態に
維持している。固定板108は、前後に移動可能なって
おり、通常では固定板108は後方へのバネ109の付
勢力を受けながらロック機構110によって前方の位置
に維持されている。これによってフロアパネル6を閉状
態に維持している。
【0040】そしてこのフロアパネル6のロック機構1
10は、キーシリンダー107に連結されている。そし
て、キーシリンダー107にキーを差し込んで所定量回
転させることによってロック機構110を解除すること
ができる。これによって、固定板108は、上面に形成
されるくぼみ111に手をかけて引き出すことによっ
て、後方に退却させることができる。これによって、開
閉リッド102はヒンジ機構101を介して前方に開く
ことができる。なお、フロアパネル6のロック機構11
0は上記の後部ドア103のロック機構106と共通
に、キーシリンダー107の操作と連動するようになっ
ているが、キーシリンダー107の操作角度が後部ドア
103の開閉に必要な量(たとえば45°)を越えて所
定量(たとえば90°)以上操作されないと開閉リッド
102は開かないように構成されている。
【0041】このように後部ドア103を開き、これと
共通の機構を操作して、開閉リッド102を開くことに
よって駆動装置13のサービスを行うことができる。図
23を参照すると、駆動装置13に対しさらに別のサー
ビスアクセスを可能にする機構が開示されている。本例
の構造では、後部座席3のシートバック3aは前方に傾
倒させることができる構造になっており、その後部に
は、車室2と駆動装置13側とを仕切るバルクヘッド部
には、開閉可能な防温壁121がシートバック3aと一
体に取付けられている。通常は、シートバック3aは荷
室4のフロアパネル6に取付けられたロック機構122
によって傾倒不能に固定されている。必要に応じてこの
ロック機構122を解除して、シートバック3aを前に
倒すことによって防温壁122を開くことができ、駆動
装置13にアクセスすることができる。
【0042】なお、防温壁121の周囲とバルクヘッド
部との接触部は適当な手段でシールされている。図24
及び図25を参照すると本発明に係るエンジン14を冷
却する構造が概略図で示されている。本例の構造では、
リアフェンダ131の側部に外気の導入口132が設け
られており、ここから外気は、上方に延びる通路132
aから荷室4内に導入される。また、車室2の後部の荷
室4とを仕切るパッケージトレー133には、開口13
4が設けられておりこの開口134を介して室内気が荷
室4に導入されるようになっている。荷室4のフロアパ
ネル6の後部には、ファン135が取付けられており、
モータ136で駆動されるこのファン135によって荷
室4内に導入された外気、及び室内気は矢印のようにフ
ロアパネル6下方のエンジンルーム内に強制的に導入さ
れてエンジン14を冷却する。
【0043】図26及び図27を参照してエンジン14
の冷却機構の他の構成について説明する。本例の構造で
は、リアフェンダ131に設けられた外気の導入口13
2は荷室4のフロアパネル6の上面に沿って形成された
通路141によってファン135に導入されるようにな
っている。
【0044】また、図28及び図29に示す構成では、
外気は、リアフェンダ131の外気の導入口132を介
して荷室4及びエンジンルームの両方に導入される。さ
らに排出機構142が設けられ冷却後の空気を車外に排
出するようになっている。なお、ファン135の取付け
られる開口143には、図30に示すように、開閉シャ
ッター144が設けられ、ファン135の停止時にはシ
ャッター144が閉じるようになっている。これよっ
て、ファン135停止時におけるエンジンルームからの
熱風の逆流を防止することがきる。
【0045】
【効果】本発明によれば、ミッドシップ車において駆動
装置を前後方向及び上下方向の両方においてコンパクト
にしたので、駆動装置上方の荷室空間を大きくとること
ができるとともに、後部座席の乗員の足回りをゆったり
させることができる。また、車両の低重心化を促進する
ことができ走行安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るミッドシップ車の後部
の構造を示す平面図、
【図2】図1の自動車のA−A断面図、
【図3】本発明の他の実施例に係る図1と同様の平面
図、
【図4】図3の自動車の図2と同様の断面図、
【図5】図3の自動車の駆動装置の部分断面図、
【図6】図3の実施例のリヤサスペンションロアーアー
ムの斜視図、
【図7】本発明のさらに他の実施例に係る図1と同様の
平面図、
【図8】図7の自動車の図2と同様の断面図、
【図9】本発明のさらに他の実施例に係る図1と同様の
平面図、
【図10】図9の自動車の図2と同様の断面図、
【図11】図9の自動車の駆動装置の断面図、
【図12】本発明のさらに他の実施例に係る図1と同様
の図、
【図13】図12の自動車の図2と同様の図、
【図14】本発明のさらに他の実施例に係る図1と同様
の図、
【図15】図14の自動車の図2と同様の図、
【図16】本発明に従う構造のオイルパンを備えた駆動
装置を備えた自動車の図1と同様の図、
【図17】図16の自動車の図2と同様の図、
【図18】図16のオイルパンの平面図、
【図19】図16のオイルパンの正面図、
【図20】図16のオイルパンの斜視図、
【図21】本発明に従う駆動装置のサービスアクセスを
可能にする構造を示す斜視図、
【図22】図21の構造の要部を示す斜視図、
【図23】サービスアクセスを可能にする他の構造を示
す断面図、
【図24】エンジンルームへの空気導入機構を示す概略
断面図、
【図25】図24のB−B断面図、
【図26】エンジンルームへの空気導入機構を示す図2
4と同様の図、
【図27】図26の機構の図24と同様の図、
【図28】エンジンルームへの空気導入機構を示す図2
6と同様の図、
【図29】図28の機構の図27と同様の図、
【図30】エンジンルームへの空気導入機構のファン付
近の部分断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 3 後部座席 12 後輪 13 駆動装置、 14 エンジン 15 エンジン出力軸 16 トランスミッション 17 デファレンシャル 18 後輪駆動軸 19 エアクリーナ 23 シリンダヘッド 24 触媒コンバータ 25 排気管 26 触媒コンバータ 27 プリサイレンサー 28 メインサイレンサー 29 シリンダブロック 30 パワーステアリング機構のポンプ 31 オールタネータ 32 エアコン用コンプレッサ 33 バイパスバルブ 40 入力軸 41 出力軸 42 クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 潔 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 山口 慎一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席の後方であって後輪上方の領域に設
    けられる荷室と、 車両の前後方向に関しホイールベースの内側領域内の前
    記座席の後方かつ前記荷室の下方にシリンダボアの軸線
    がほぼ水平面内に位置するような水平姿勢で配置される
    エンジンと、 前記荷室の下方に配置されエンジンと動力伝達関係を有
    して接続されるトランスミッションと、 前記荷室下方に配置され前記トランスミッションと動力
    伝達関係を有して結合されるデファレンシャル装置とを
    備えたことを特徴とする車両の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記エンジンはその
    出力軸が車幅方向に延びるように前記車両の搭載される
    横置きエンジンであって、 前記トランスミッションはエンジンに隣接して配置さ
    れ、その入力軸が前記エンジンの出力軸と同軸上にある
    ことを特徴とする車両の駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記エンジンはその
    出力軸が車幅方向に延びるように前記車両に搭載される
    横置きエンジンであって、 前記トランスミッションは、前記エンジンとほぼ同一水
    平面内において、その入力軸が前記エンジンの出力軸と
    平行に延びるように配置されていることを特徴とする車
    両の駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記エンジンはその
    出力軸が車両の前後方向に延びるように前記エンジンに
    搭載される縦置きエンジンであって、 前記トランスミッションは、前記エンジンに隣接して配
    置され、入力軸が前記エンジンの出力軸と同軸上にある
    ことを特徴とする車両の駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記エンジンはその
    出力軸が車両の前後方向に延びるように前記車両に搭載
    される縦置きエンジンであって、 前記トランスミッションは、前記エンジンとほぼ同一水
    平面内において、その入力軸が前記エンジンの出力軸と
    平行に延びるように配置されていることを特徴とする車
    両の駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、トランスミッション
    とデファレンシャルとの間にアイドラギヤを介して接続
    し、デファレンシャルに接続されその出力を後輪に伝達
    する後輪駆動軸と前記トランスミッションとの間に補機
    を配置したことを特徴とする車両の駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において、出力軸が気筒の後方
    に位置するように前記水平姿勢で搭載される横置きエン
    ジンの後部を少なくともデファレンシャルの回転軸を越
    える位置までエンジン後方に膨出させることによって、
    デファレンシャルとオイルパンが車幅方向に隣接して位
    置するように形成し、後輪駆動軸をオイルパンの前後方
    向に延びる対向壁部で支持させるように構成したことを
    特徴とする車両の駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、エンジンのサービス
    を可能にするため前記座席のシートバックは前方に倒屈
    可能になっていることを特徴とする車両の駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、エンジンの上方に設
    けられる荷室とエンジンルームを仕切る仕切壁を介して
    サービスが可能になっていることを特徴とする車両の駆
    動装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、車体の側部から外
    気を導入し、荷室及びエンジンを冷却するように構成し
    たことを特徴とする車両の駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、エンジンのシリン
    ダボアの軸線はデファレンシャルの回転軸よりも上方に
    位置することを特徴とする車両の駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項3において、車両の前後方向に
    関し、前方からエンジン、デファレンシャル及びトラン
    スミッションに順に配列されていることを特徴とする車
    両の駆動装置。
  13. 【請求項13】 請求項4において、車両の前後方向に
    関し、前方からエンジン、デファレンシャル及びトラン
    スミッションに順に配列されていることを特徴とする車
    両の駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007074263A2 (fr) * 2005-12-22 2007-07-05 Renault S.A.S Vehicule automobile
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