JPH0679625U - ディファレンシャル装置のマウント構造 - Google Patents

ディファレンシャル装置のマウント構造

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JPH0679625U
JPH0679625U JP2271093U JP2271093U JPH0679625U JP H0679625 U JPH0679625 U JP H0679625U JP 2271093 U JP2271093 U JP 2271093U JP 2271093 U JP2271093 U JP 2271093U JP H0679625 U JPH0679625 U JP H0679625U
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mounting structure
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尚 田中
寛 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デフ装置のマウント部の重量を軽くして振動
による騒音の発生を低減でき、かつ部品点数を削減して
コストを低減できるディファレンシャル装置のマウント
構造を提供する。 【構成】 ディファレンシャル装置1の車体前部1bに
取付けられ、車幅方向に延びるマウント部材4の両端部
と、該デフ装置1の車体後部1cとをそれぞれ円筒ブッ
シュ5,25を介してサスペンションメンバ2(車体)
に弾性支持する場合に、上記マウント部材4の両端部,
及び車体後部1cに支持軸12を設け、上記各円筒ブッ
シュ5,25の外筒7を車体2側に固定し、該外筒7内
に弾性ブッシュ8を介して挿着された内筒9に上記各支
持軸12を挿入固定して片持支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のディファレンシャル装置を円筒ブッシュを介して車体に弾 性支持するようにしたマウント構造に関し、詳細には上記ディファレンシャル装 置のマウント部の重量を軽くして振動による騒音の発生を低減でき、かつ部品点 数を削減してコストを低減できるようにした支持構造の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディファレンシャル装置は、エンジン動力をドライブシャフトを介して左,右 車輪に伝達する際の左,右回転差を吸収するものである。このディファレンシャ ル装置を車体に搭載する場合、マウント部の重量を軽くし、かつ高剛性化を図る ことによって振動等による騒音の発生を抑制するようにしている。このようなマ ウント構造の一例として、従来、例えば、実開昭61−73427号公報,実開 昭63−88530号公報に開示されたものがあり、これは、図9に示す構造に なっている。デイフアレンシヤル装置31の車体前後方向前部31aに車幅方向 に延びるマウント部材32を固定するとともに、これの両端部にコ字状のブラケ ット33を固着し、該両ブラケット33を円筒ブッシュ34を介して左,右のサ イドパネル35に弾性支持する。また上記デフ装置31の後部31bにブラケッ ト33を固定し、該ブラケット33を同じく円筒ブッシュ34を介してサスペン ションメンバ36に弾性支持した構造である。
【0003】 上記各円筒ブッシュ34は外筒37内にゴムブッシュを介して内筒を挿着し、 該内筒にボルト38を挿入してなるもので、この各ボルト38の両端に上記ブラ ケット33が締め付け固定されており、上記各外筒37が車体側に固定されてい る。この構造によればディファレンシャル装置をこれの前部2点,後部1点の3 点で支持したので、4点支持のものに比べてマウント数を少なくできる分だけ重 量を軽減でき、かつ各円筒ブッシュのボルトをブラケットで両持ち支持したので 、マウント部の剛性を向上できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のマウント構造では、ディファレンシャル装置側の各マ ウント部にブラケットを取付け、該ブラケットで円筒ブッシュのボルトを両持ち 支持する構造であることから、該ブラケットの分だけばね下荷重が大きくなり、 それだけ振動による騒音が発生し易くなっているという問題がある。
【0005】 本考案は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、デフ装置側のマウント部 の重量を小さくして振動による騒音の発生をさらに抑制できるディファレンシャ ル装置のマウント構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ディファレンシャル装置の一端部に取付けられ車幅方向に延びるマ ウント部材の左,右端部と、該ディファレンシャル装置の他端部とをそれぞれ円 筒ブッシュを介して車体に弾性支持するディファレンシャル装置のマウント構造 において、上記ディファレンシャル装置のマウント部材の左,右端部,及び上記 他端部に支持軸を設け、該各支持軸を上記各円筒ブッシュの内筒に挿入固定して 片持支持し、上記各円筒ブッシュの外筒を車体側に固定したことを特徴としてい る。
【0007】
【作用】
本考案に係るディファレンシャル装置のマウント構造によれば、該デフ装置の マウント部材の左,右端部,及び他端部に支持軸を設け、この各支持軸を円筒ブ ッシュの内筒に挿入固定し、これによりディファレンシャル装置を円筒ブッシュ の内筒で片持ち支持したので、マウント部の支持剛性を確保しながら従来のブラ ケットを不要にでき、その分だけマウント部の重量を軽減できる。その結果、ば ね下重量を小さくできることから、それだけ振動による騒音の発生をさらに抑制 でき、さらに上記ブラケットを不要にできる分だけコストを低減できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 図1ないし図7は、本考案の一実施例によるディファレンシャル装置のマウン ト構造を説明するための図である。本実施例では、4輪駆動車のリヤディファレ ンシャル装置に適用した場合を例にとって説明する。
【0009】 図において、1は本実施例のマウント構造が適用されたリヤディファレンシャ ル装置であり、このデフ装置1は車幅方向に延びるサスペンションメンバ2の下 面に位置しており、該メンバ2によって支持されている。このサスペンションメ ンバ2はこれの両端部を図示しない左, 右のサイドメンバに架け渡して固定され ており、該メンバ2の中央部には後方に突出する取付けブラケット2aが溶接さ れている。
【0010】 上記デフ装置1はデフキャリア1a内に複数の差動歯車を噛合させて収納して なり、該デフ装置1の車体前後方向前端には図示しないプロペラシャフトが、左 , 右側部には左,右ドライブシャフト3a,3bがそれぞれ連結されており、こ の左,右ドライブシャフト3a,3bの外端に後輪が取付けられている。上記デ フ装置1はプロペラシャフトからのエンジン動力をドライブシャフト3a,3b を介して両後輪に伝達するとともに、両後輪の回転差を吸収するものである。
【0011】 上記デフ装置1の車体前端部1b上面には車幅方向に延びる閉断面状のマウン ト部材4が接続固定されており、このマウント部材4の両端部は前円筒ブッシュ 5を介して上記サスペンションメンバ2に支持されている。また上記デフ装置1 の後端面1cには取付けブラケット6がボルト締め固定されており、該ブラケッ ト6の後端部は後円筒ブッシュ25を介して上記サスペンションメンバ2に支持 されている。この各円筒ブッシュ5,25は外筒7内にゴムブッシュ8を介して 内筒9を挿入固定してなり、外,内筒7,9は相対的に揺動可能となっている。
【0012】 上記マウント部材4側の前円筒ブッシュ5の外筒7には取付け部10が溶接さ れており、この両取付け部10は上記サスペンションメンバ2の前端面にボルト 締め固定されている(図3,図4参照)。また、上記取付けブラケット6側の後 円筒ブッシュ25の外筒7の左, 右側面にはコ字状の取付けプレート11が溶接 されており、この取付けプレート11は上記サスペンションメンバ2の取付けブ ラケット2aにボルト締め固定されている(図5,図6参照)。
【0013】 そして上記マウント部材4の左,右両端には車幅方向外方に突出する支持軸1 2,12が溶接されている。この支持軸12の基部には上記内筒9の端面に当接 するボス部12aが形成されており、各支持軸12の先端部にはおねじが形成さ れている。 また上記取付けブラケット6の後端には車体後方に突出する支持軸12が溶接さ れており、この支持軸12の基部にはボス部12aが、先端部にはおねじがそれ ぞれ形成されている。
【0014】 上記各支持軸12は各円筒ブッシュ5,25の内筒9内に挿入されており、該 支持軸12のボス部12aは内筒9の端面に当接している。また各支持軸12の 先端にはワッシャ14を介してナット15が螺装されており、これにより上記各 支持軸12は内筒9に締め付けて固定されている。これにより上記デフ装置1は これの前部2点,後部1点の3点でサスペンションメンバ2に弾性支持されてい る。
【0015】 次に本実施例の作用効果について説明する。 本実施例のマウント構造によれば、デフ装置1のマウント部材4の両端部,及 び取付けブラケット6の後部にそれぞれ支持軸12を溶接し、この各支持軸12 を円筒ブッシュ5,25の内筒9に挿入して締結し、上記デフ装置1を内筒9で 片持ち支持したので、マウント部の剛性を確保しながら従来の両持ち支持による ブラケットを不要にできる。その結果、ブラケットを不要にできる分だけマウン ト部の重量を軽くすることができることから、ばね下重量を小さくでき、それだ け振動による騒音の発生をさらに抑制でき、さらにはブラケットを不要にできる 分だけコストを低減できる。
【0016】 図8は、本実施例のマウント構造の効果を確認するために行った車速と音圧レ ベルとの関係を示す特性図であり、これは加速時における前座席のこもり音を測 定して行った。図中、破線は従来構造の特性を示し、実線は本実施例構造の特性 を示す。同図からも明らかなように、従来構造に比べて本実施例構造では、車速 40〜100Km/hにおける音圧レベルを4〜10dB程度低減でき、騒音の 抑制効果が得られていることがわかる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案に係るディファレンシャル装置のマウント構造によれば、 各円筒ブッシュの外筒を車体側に固定し、該外筒内に弾性ブッシュを介して挿着 された内筒にディファレンシャル装置の各支持軸を挿入固定して片持支持したの で、マウント部の重量を軽くして振動による騒音の発生を低減でき、かつ部品点 数を削減してコストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるディファレンシャル装
置のマウント構造を説明するための概略構成図である。
【図2】上記実施例のデフ装置をサスペンションメンバ
にマウントした状態を示す斜視図である。
【図3】上記実施例のマウント部材の円筒ブッシュを示
す正面図である。
【図4】上記実施例の円筒ブッシュの断面側面図であ
る。
【図5】上記実施例のサスペンションメンバの取付けブ
ラケットの平面図である。
【図6】上記実施例の取付けブラケットの背面図であ
る。
【図7】上記実施例のディファレンシャル装置の斜視図
である。
【図8】上記実施例構造の効果を示す特性図である。
【図9】従来のマウント構造を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ディファレンシャル装置 1b デフ装置の前端部 1c デフ装置の後端部 2 サスペンションメンバ(車体) 4 マウント部材 5,25 円筒ブッシュ 7 外筒 8 ゴムブッシュ 9 内筒 12 支持軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディファレンシャル装置の一端部に取付
    けられ車幅方向に延びるマウント部材の左,右端部と、
    該ディファレンシャル装置の他端部とをそれぞれ円筒ブ
    ッシュを介して車体に弾性支持するディファレンシャル
    装置のマウント構造において、上記ディファレンシャル
    装置のマウント部材の左,右端部,及び上記他端部に支
    持軸を設け、各支持軸を上記各円筒ブッシュの内筒に挿
    入固定して片持支持し、上記各円筒ブッシュの外筒を車
    体側に固定したことを特徴とするディファレンシャル装
    置のマウント構造。
JP1993022710U 1993-04-28 1993-04-28 ディファレンシャル装置のマウント構造 Expired - Fee Related JP2599189Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043001A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Toyo Tire & Rubber Co.,Ltd. 自動車のデフマウント構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005043001A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Toyo Tire & Rubber Co.,Ltd. 自動車のデフマウント構造

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JP2599189Y2 (ja) 1999-08-30

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