JPH0679397B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0679397B2
JPH0679397B2 JP1110774A JP11077489A JPH0679397B2 JP H0679397 B2 JPH0679397 B2 JP H0679397B2 JP 1110774 A JP1110774 A JP 1110774A JP 11077489 A JP11077489 A JP 11077489A JP H0679397 B2 JPH0679397 B2 JP H0679397B2
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昌彦 高田
良和 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、キャプスタンモータがリール台の駆動モータ
を兼用する磁気記録再生装置に関するものである。
(従来の技術) 磁気記録再生装置(以下VTRと呼ぶ)に於て、テープに
記録されたビデオ信号を、回転するビデオヘッドにて読
み取る際、テープを一定速度で送ると共に、適切なテー
プテンションを保つ必要がある。
以下の説明でテープの正方向走行とは、テープが供給リ
ール台側からヘッドシリンダを経由して巻取リール台側
に走行することであり、テープの逆方向走行とは、上記
正方向走行を逆転させ巻取リール台側からヘッドシリン
ダを経由して供給リール台側に走行することである。
又、供給リール台に対するブレーキとは、供給リール台
を固定状態に作用するものではなく、軟らかく制動をか
けることである。
テープをリールに巻取るには巻取側のリール台を回転駆
動するが、一般にリール台の回転駆動はキャプスタンモ
ータの回転を首振アイドラー装置を介してリール台に伝
達して行なっている。
テープを一定速度で送るには、キャプスタンとピンチロ
ーラとでテープを挟圧したまま、ピンチローラの回転に
よってテープの走行速度を規制し、又、テープを正方向
に走行させる時には、供給リール台にブレーキを利かせ
てテープにテンションを付与して走行させることが行な
われている。
但し、従来のVTRではテープの走行方向の切り替え時に
は、テープの走行を安定させ、又、リール駆動の切替え
のタイミングを図るために、ピンチローラとキャプスタ
ンによるテープの挟圧を解放するのが一般的である。
ところがフレーム単位で再生画像を正確に素早く探した
り、テープに対して記録の開始点と終了点を精度よく設
定したりする編集機能を持つVTRでは、テープの走行方
向の切り替える時、キャプスタンとピンチローラとでテ
ープを挟圧した状態で保持せねばならない。
このような特殊なVTRは、テープの走行方向を切り替え
る時、キャンプスタンのテープ送り出しと、リール台巻
き取りとのタイミングを図り、テープの弛みによるビデ
オ信号欠落を防ぐ必要から、リール駆動専用のモータを
使用している。
(本発明が解決しようとする課題) 上記の如く、編集機能を持つVTRは、リール台駆動専用
モータを必要とし、コスト高を招来する。
又、首振アイドラー装置を介してキャプスタンモータの
回転トルクでリール台を回転駆動する方式では、キャプ
スタンモータ従ってキャンプスタンの反転が開始して
も、首振アイドラーの首振りのタイミングだけリール台
の回転の開始が遅れ、これによってテープに弛みが生
じ、テープに対する磁気ヘッドの接触不良が生じて画面
が乱れる問題が生じた。
本発明は、テープの走行方向を正から逆方向に切り替え
る際、首振アイドラー装置をキャンプスタンの反転開始
前に動作させることにより、前記問題を解決する磁気記
録再生装置を明らかにするものである。
(課題を解決する手段) 本発明の磁気記録再生装置は、キャプスタンモータ(1
5)が首振アイドラー装置(5)を介して供給リール台
(12)及び巻取リール台(13)に係脱可能に連繋され、
キャプスタンモータ(15)がリール台の回転駆動モータ
を兼用している磁気記録再生装置に於て、制御板(2)
には、該制御板(2)が巻取りリール台(13)から供給
リール台(12)側に移動する際、レバー(51)上の板バ
ネ(55)及び剛体突片(56)に当接してレバー(51)を
供給リール台(12)駆動側に強制回転させる第1突起
(28a)及び第2突起(28b)を突設しており、首振りレ
バー(51)の剛体突片(56)と該レバーの回転支点(5
2)との距離は、板バネ(55)の自由端とレバー(51)
の回転支点(52)との間の距離よりも長いことを特徴と
する。
(作用及び効果) テープの走行方向が正から逆方向に切替わる際、キャプ
スタンモータの反転に先立って作動する制御板(2)に
よって、首振アイドラー装置(5)を巻取リール台側か
ら供給リール台側に首振りせしめて該該供給台を回転駆
動する準備が完了するため、従来の様な首振アイドラー
装置に於ける、キャプスタンモータの反転開始と、リー
ル台回転駆動系の切り替えの時間的ずれによるテープの
弛みを防止できる。
(実施例) 本発明の一例として、一般にはビデオとして知られてい
る家庭用の磁気記録再生装置(以下VTRという)につい
て説明する。
第1図並びに第2図はVTRのメカニズムをケースを外し
て上面より見たもので、第1図は正方向のテープ走行状
態時を、また第2図は逆方向のテープ走行状態時を示し
ている。
シャーシ(1)上にヘッドシリンダ(11)、供給リール
台(12)、巻取リール台(13)、キャンプスタン(1
4)、キャプスタンモータ(15)及びピンチローラ(1
6)が公知の如く配備され、ヘッドシリンダ(11)の両
側と供給リール台(12)との間にスライド可能に一対の
テープ先導ガイド(19)(19a)が設けられる。
供給リール台(12)と巻取リール台(13)との間に首振
アイドラー装置(5)及び供給リール台逆転防止装置
(6)が配備される。
供給リール台(12)と巻取りリール台(13)を結ぶ仮想
線Lと平行に制御板(2)がシャーシ(1)上にスライ
ド可能に配備され、該制御板(2)に中間レバー(2
1)、第1補助制御板(22)及び第2補助制御板(23)
を介して確動カム(24)が連繋される。
供給リール台(12)には、バンドブレーキ装置(4)が
連繋され、該バンドブレーキ装置(4)には、テープテ
ンション保持装置(3)が連繋される。
テープテンション保持装置(3)と前記制御板(2)と
の間にテープテンション軽減装置(7)が配備される。
供給リール台(12)と巻取リール台(13)に跨がって、
テープカセット(図示せず)が装填される。
テープ先導ガイド(19)(19a)によって、テープカセ
ットからテープが引き出されてヘッドシリンダ(11)に
巻付けられ、記録モード、普通再生モード、早送り再生
モード、スロー再生モード及びコマ送り再生モードの各
モードでは、テープは正方向に走行する。
逆再生モード、逆早送り再生モード、逆スロー再生モー
ド及び逆コマ送り再生モードの各モードでは、テープは
逆方向に走行する。
テープTの走行方向の切替え時に、確動カム(24)が回
動して補助制御板(22)(23)及び中間レバー(21)を
動作せしめ、第1図に於て制御板(2)が左右にスライ
ドする。
制御板(2)のスライド動作によって、前記首振アイド
ラー装置(5)、供給リール台逆転防止装置(6)、供
給リール台(12)へのバンドブレーキ装置(4)、テー
プテンション保持装置(3)及びテープテンション軽減
装置(7)が動作する。
上記VTRメカニズムは、キャプスタンモータ(15)が供
給リール台(12)及び巻取リール台(13)の駆動モータ
を兼用している。
又、記録及び前記各種再生モードに於て、テープTの走
行方向を切り替える際も、テープTはキャプスタン(1
4)とピンチローラ(16)に挟圧された状態で走行す
る。
以下に各装置の構成を作用と共に説明する。
以下の説明で、各レバーはシャーシ(1)と平行な面内
で回動可能に配備されている。
バンドブレーキ装置及びテープテンション保持装置 第1図に於て、供給リール台(12)の左側にバックテン
ションレバー(31)及び該レバーと制御板(2)との間
にブレーキ解除レバー(42)が配備され、供給リール台
(12)を約半周して掛け渡したブレーキバンド(41)の
一端がバックテンションレバー(31)の基端側に、他端
がブレーキ解除レバー(42)の自由端に取付けられてい
る。
バックテンションレバー(31は支点(33)を中心に回動
し、バックテンション用引っ張りバネ(34)にて反時計
方向に付勢され、ブレーキバンド(41)を引っ張ってい
る。
ブレーキ解除レバー(42)は、トーションバネ(43)に
て反時計方向に付勢され、シャーシ(1)上のストッパ
ー(45)に当たっている。
トーションバネ(43)は、第5図Aの如く、一端がシャ
ーシ(1)の穴(10)に挿入して係止され、ブレーキ解
除レバー(42)の支点軸(44)に巻き付き、他端は該レ
バーの基端側に開設した長孔(47)を貫通して外部に臨
出している。
テープTが正方向に走行している時、制御板(2)はブ
レーキ解除レバー(42)及びトーションバネ(43)から
離れている(第1図、第5図A)。
テープTの走行方向が正方向から逆方向に切り替わる際
のブレーキ装置(4)の動作順序は、制御板(2)が左
側にスライドする途上で、制御板(2)の左端に突設し
た第1当り片(25)が、トーションバネ(43)の一端を
押してブレーキ解除レバー(42)をフリー状態にする
(第5図B)。
更に、制御板(2)が左側にスライドすると、制御板
(2)上の第2当り片(26)が、ブレーキ解除レバー
(42)を直接に押圧して該レバー(42)を時計方向に回
動させ、ブレーキバンド(41)を弛める(第2図、第5
図C)。この状態でテープ走行方向の切替えが完了す
る。
バックテンション用引っ張りバネ(34)は、テンション
レバー(31)上のバックテンションポストに対して、テ
ープTの正方向走行時の適正なテープテンションを保つ
力でテンションレバー(31)を反時計方向に付勢してお
り、テープTが弛めば、シャーシ上の固定ガイド(17)
(18)間にテープTを引き込んで、テープにテンション
を付与する。
従来の首振りアイドラー装置を介してキャプスタンモー
タ(15)にて供給リール台(12)及び巻取リール台(1
3)の駆動も行なわせるVTRメカニズムでは、テープTの
走行方向切替え時に首振アイドラー装置の首振り動作分
だけ回転力伝達のタイミングが遅れる。
そのためテープ走行方向が正方向から逆方向に切り替わ
った時、キャプスタン(14)とシリンダ(11)との間で
テープTの弛みが生じる。この時、前記バックテンショ
ンポスト(32)がテープTに作用し、テープTの弛みを
解消する(第2図)。
第6図は、テープの正方向状態に於ける、バックテンシ
ョンレバー(31)に働く力関係を示している。正方向の
テープ走行状態では、バックテンション用引っ張りバネ
(34)の荷重Fspによる反時計方向のモーメントMspと、
テープテンションFtによる時計方向のモーメントMt、更
にはバックテンショ用ブレーキバント(41)が引く力Fb
による時計方向のモーメントMbが夫々バックテンション
レバー(31)に働いている。
この時、バックテンションレバー(31)は、釣りあった
状態となり次式が成り立つ。
Mt+Mb=Msp バックテンション用ブレーキバンド(41)の一端を取付
けているブレーキ解除レバー(42)がストッパー(45)
に押し付けられて固定状態となる時の条件式は、次通で
ある。
Fto>Fb/eμθ Ftoはトーションバネ(43)によって発生するもので、
μはバックテンション用ブレーキバンド(41)と供給リ
ール台(12)の摩擦係数を、θは供給リール台に対する
巻付き角を表している。
トーションバネ(43)の荷重を適切に設定することによ
って、テープテンションFtが極端に小さくなったとき、
ブレーキ解除レバー(42)の固定のための条件がくずれ
て、Fto<Fb/eμθとなり、ブレーキ解除レバー(42)
が動作し、バックテンションレバー(31)もテープ方向
に回動してテープに適切なテンションを付与できる。
テープTを供給リール台側に巻き取る際、前記の如くブ
レーキ解除レバー(42)が制御板(2)に押圧されてブ
レーキバンド(41)の弛み方向に回転するため、供給リ
ール台には殆どブレーキが利いておらず、供給リール台
(12)よる巻取り動作に対して負荷にはならない。
又、テープ走行方向が、逆方向から正方向に切り替わる
時には前述の逆の動作となり、制御板(2)がブレーキ
解除レバー(42)から離れるとともに、制御板(2)の
戻り動作に応じて、トーションバネの付勢力が徐々に解
除レバー(42)に作用し、該解除レバー(42)は徐々に
反時計方向に回転して供給リール台(12)を徐々に制動
し、第1図に示す正方向のテープ走行状態に復帰する。
上記の如く、バネ力によるブレーキ解除レバー(42)の
瞬間的な反時計方向の回転を抑えることが出来、ブレー
キバンド(41)を介してバックテンションレバー(31)
がが急激に時計方向に回動することははなく、従ってテ
ープの極端な弛みを防止でき、テープに対する磁気ヘッ
ドの接触不良による画面の乱れを防止できる。
バックテンション軽減装置 テープのテンションは、正方向走行時と逆方向走行時
が、同じであることが望ましいが、前記テンション保持
装置によるテープテンションの調整では、テープの逆方
向走行時は、テープの正方向走行時のテープテンション
に比べて、逆方向走行時のテープテンションが強めにな
る。
バックテンション軽減装置は、前記テープテンション駆
動装置と協動して、テープの正方向走行時と逆方向走行
時のテンションを可及的に同じくする働きをなす。
シャーシ(1)の下方にて、前記テンションレバー(3
1)と制御板(2)との間に夫々略V字状に形成された
バックテンション軽減レバー(71)及び中継レバー(7
4)が配備され、両レバー(71)(74)は制御板(2)
のスライドに連動して動作する。
第9図の如く、前記テンション軽減レバー(71)は支点
(72)を中心に回動し、第1自由端(77a)と前記テン
ションレバー(31)とが引っ張りバネ(73)によって連
繋されている。
テンションレバー(31)のバネ連結片(31a)は下向き
に屈曲形成され、第1図の如く、シャーシ(1)に開設
した長孔(1a)を貫通してシャーシ(1)の下方に臨出
し、該連結片(31a)に前記バネ(73)が引っ掛かって
いる。
テンション軽減レバー(71)の第2自由端(77b)の反
時計方向の移行路上に、前記テンションレバー(31)の
バネ連結片(31a)が位置している。
中継レバー(74)の第1自由端(79a)には、ピン(7
6)が突設されとり、該ピンが前記テンション軽減レバ
ー(71)の回動支点(72)の近傍に開設された貫通長孔
(70)に摺動可能に嵌まっている。
中継レバー(74)の第2自由端(79b)には、突軸(7
8)が突設され、該突軸(78)は第1図に示すシャーシ
(1)の貫通窓孔(1b)を貫通してシャーシの上方に臨
出している。
前記制御板(2)には、上記中継レバー(74)の突軸
(78)を押して、該レバーを時計方向に回動させる第1
カム面(27a)及び該第1カム面の左側に第1カム面よ
りも高く突出した第2カム面(27b)が形成されてい
る。
テープTの正方向走行時には、第1図の如く、中継レバ
ー(74)の突軸(78)は、制御板(2)の第1カム面
(27a)と第2カム面(27b)との間の凹部に嵌まってい
る。
上記状態で、バックテンション軽減用バネ(73)は自由
長となっており、バックテンション軽減装置(7)は、
テープテンションに影響を与えない。
テープの走行方向が正方向から逆方向に切替わる際の、
制御板(2)の左側へのスライドによって、テンション
軽減装置(7)の中継レバー(74)の突軸(78)は制御
板(2)の第1カム面(27a)に乗り上げて支点(75)
を中心に時計方向に回動し、これに伴って第9図に鎖線
で示す如く、バックテンション軽減レバー(71)が支点
(72)を中心に反時計方向に回転する。
この時、バックテンション軽減用バネ(73)が引き伸ば
され、該バネの引伸ばし力は、バックテンションレバー
(31)の引っ張りバネ(34)に逆らって作用し、バック
テンションポスト(32)がテープTに作用する力を弱め
る バックテンション軽減用バネ(73)の力は、第9図の鎖
線の如く、軽減レバー(71)が反時計方向に回動してバ
ネを引き伸ばしたときに、第6図に示す、バックテンシ
ョン用ブレーキバンド(41)が引く力Fbによる時計方向
のモーメントMbに対応する。
テープテンション保持装置について説明したとおり、テ
ープの正方向走行時は、常に Msp=Mt+Mb が成立し、テープにほぼ一定のテンションが付与されて
いるが、テープの走行方向を正から逆方向に切り替えた
時の制御板(2)の左方向移動により、ブレーキ解除レ
バー(42)が時計方向に回動して、ブレーキバンド(4
1)が弛む。
ブレーキバンド(41)が弛むので、 Fb=0 ∴Mb=0 となり、 Msp>Mt となるが、前記の如く、テンションレバー(31)はブレ
ーキバンドの弛みに対応して、バックテンション軽減バ
ネ(73)による時計方向の力(Mb)が働いている。従っ
て バックテンションレバー(31)には、ほぼ Msp′−Mb (但し、Msp′はバックテンション軽減バネ(73)によ
ってMspが弱められた時のバネ力によるバックテンショ
ンレバー(31)の支点(33)回りのモーメント) のモーメントが常に働いており、テープ弛みをいつでも
吸収でき、且つ、ブレーキハンド(41)は供給リール台
(12)を解放しているため、テープを小さいトルクで巻
取りできる。
シリンダ(11)に巻き付けたテープをリール台上のカセ
ット(図示せず)に収納するテープのアンローディング
動作では、制御板(2)が、第3図の如く、右側にスラ
イドし、中継レバー(74)の突軸(78)が第2カム面
(27b)に乗り上げて、該レバー(74)は時計方向に大
きく回動する。それに伴いバックテンション軽減レバー
(71)が反時計方向に大きく回動し、該軽減レバー(7
1)の第2自由端(77b)がバックテンションレバー(3
1)のバネ連結片(31a)を押し、これによってバックテ
ンションレバー(31)は、支点(33)を中心に時計方向
に回動して、該レバー(31)の自由端がテープ先導ガイ
ド(19a)の移行路上に位置する。
テープ先導ガイド(19a)がリール台側に移動する途上
で、バックテンションレバー(31)を押圧して、テープ
Tがテープカセットに収納するのに支障のない位置まで
バークテンショレバー(31)を時計方向に回動させる
(第4図)。
首振アイドラー装置 第7図に示す首振アイドラー装置(5)は公知の如く、
供給リール台(12)と巻取リール台(13)との間に首振
レバー(51)を配備し、両リール台とレバー(51との間
に夫々中継ギヤ(57)(58)を配備している。
首振レバー(51)にはアイドラーギヤ(53)が配備さ
れ、該アイドラーギヤ(53)は、ギヤ回転伝達手段(5
9)及びベルト(54)を介してキャプスタンモータ(1
5)に連繋されている。
キャプスタンモータ(15)の正、逆回転の切替えによっ
て、首振レバー(51)とアイドラーギヤ(53)との間に
回転摩擦力が作用して該レバーが支点(52)を中心に首
振動作を行ない、アイドラーギヤ(53)が2つの中継ギ
ヤ(57)(58)に選択的に噛合し、供給リール台(12)
或は巻取リール台(13)を夫々巻取り方向に回転駆動す
る。
第7図、第8図の如く、首振レバー(51)には板バネ
(55)が取り付けられ、該板バネ(55)は基端が首振レ
バー(51)に固定され自由端がアイドラーギヤ取付け側
に向いている。
首振レバー(51)のアイドラーギヤ取付け端には上向き
に剛体突片(56)が屈曲形成されている。
首振レバー(51)の突片(56)と該レバーの回動支点
(52)との距離は、板バネ(55)の自由端とレバー(5
1)の回動支点(52)との間の距離よりも長い。
前記制御板(2)には、上記板バネ(55)及び突片(5
6)に係合可能な第1突起(28a)及び第2突起(28b)
が上向きに屈曲形成されている。
第1図は、テープTの正方向走行時の首振アイドラー装
置(5)の状態であり、首振レバー(5)は巻取リール
台(13)側に傾き、アイドラーギヤ(53)は巻リール台
側の中継ギャ(58)に噛合っている。
制御板(2)の第1突起(28a)は、首振レバー(51)
の突片(56)と、制御板(2)の第2突起(28b)は板
バネ(55)と接触する直前にある。
テープTの走行方向が正方向から逆方向に切替わる時、
キャプスタンモータ(15)は一旦停止し、この間に制御
板(2)は左方向にスライドする。この時、制御板
(2)の第1突起(28a)が首振レバー(51)の剛体突
片(56)を押圧して、首振レバー(51)を強制的に時計
方向に回動させる。
これによってアイドラーギヤ(53)は巻取リール台(1
3)側の中継ギヤ(58)から離れる。この時、制御板
(2)の第2突起(28b)も板バネ(55)を押圧してい
る。
首振レバー(51)の突片(56)と該レバーの回動支点
(52)との距離は、板バネ(55)の自由端とレバー(5
1)の回動支点(52)との間の距離よりも長いため、首
振レバー(51)が時計方向に回動すると、直ちに突片
(56)は制御板(2)の第1突起(28a)と離れ、制御
板(2)の第2突起(28b)が単独で板バネ(55)を押
し続け、首振レバー(51)は時計方向に回動する(第7
図)。
更に、制御板(2)が左方向にスライドし、首振レバー
(51)は時計方向に回動を続け、アイドラーギヤ(53)
は供給リール台側の中継ギヤ(57)と噛合する(第2
図)。
首振レバー(51)は板バネ(55)を介して時計方向の回
転力を受けており、アイドラーギヤ(53)と中継ギヤ
(57)の噛合時に無理が掛かれば、板バネ(55)が撓ん
でショックを吸収するため、歯先を傷めることはない。
上記首振アイドラー装置(5)の一連の動作により、テ
ープTの逆方向走行モードへの切替わりの完了時に、ア
イドラーギヤ(53)と中継ギヤ(57)は確実に噛合して
おり、供給リール台(12)にキャプスタンモータ(15)
の回転を伝達でき、テープTを逆方向に走行させて供給
リール台(12)に巻取ることができる。
上記の如く、テープの走行方向を正方向から逆方向に切
替える際に、制御板(2)によって首振レバー(51)を
強制的に時計方向に回動させるため、アイドラーギヤ
(53)と巻取リール台側の中継ギヤ(58)の噛み合が強
くても、該噛合いを速やかに解除でき、又、アイドラー
ギヤ(53)と供給リール台側の中継ギヤ(57)の噛合い
は、板バネ(55)を介して無理を掛けず行なうことがで
きる。
テープTの走行方向が逆方向から正方向走行へ切替わる
時には、カプスタンモータ(15)の回転方向の切替えに
先だって、制御板(2)が右方向にスライドする。
このため、板バネ(55)及び首振レバー(51)の突片
(56)が制御板(2)の第1突起(28a)及び第2突起
(28b)に衝突することはない。
又、逆方向走行から正方向走行へ切り替わる時、首振レ
バー(51)は第2図の状態から、反時計方向に回動し
て、アイドラーギヤ(53)が巻取リール台(13)側の中
継ギヤ(58)に係合するが、その間、巻取りのタイミン
グが遅れ、キャプスタン(14)と巻取リール台(13)と
の間でテープTが弛むか、テープはキャプスタン(14)
とピンチローラ(16)によって挟圧されており、シリン
ダ(11)側ではテープの弛みは生じないないので、ビデ
オ信号が欠落することはない。
早送り/巻戻しモード、ストップモード、イジェクトモ
ード等、記録、再生に関係のないモードの切替えでは、
制御板(2)は、第1図の正方向走行時より右側で動作
するので、制御板(2)の第1突起(28a)及び第2突
起(28b)は、首振レバー(51)には影響を及ぼさず、
首振レバー(51)は従来どおりキャプスタンモータ(1
5)の回転トルク伝達による通常の首振り動作を行な
う。
尚、アイドラーギヤに代えて、ゴムアイドラー、中継ギ
ヤに代えて中継ローラを用い、ゴムアイドラーと中継ロ
ーラの摩擦によって回転力を伝達できるのは勿論であ
る。
供給リール台逆転防止装置 前記供給リール台(12)側の中継ギヤ(57)上に該ギヤ
と同軸上にロックギヤ(61)が設けられる。ロックギヤ
(61)と中継ギヤ(57)との間にワンウェイクラッチ
(図示せず)が介装され、後記の如く、ロックギヤ(6
1)をロックした状態において、中継ギヤ(57)は時計
方向の回転は許容されるが、反時計方向の回転は阻止さ
れる。
前記制御板(2)には、上記ロックギヤ(61)をロック
する手段であるロックレバー(63)が配備される。
ロックレバー(63)は基端が制御板(2)に枢支され、
ロックギヤ(61)側に向く自由端に、該ロックギヤ(6
1)に係脱可能なロック爪(65)を突設し、基端にバネ
板(67)を突設して該バネ板の先端に当り部(66)を突
設している。
シャーシ(1)上には、上記当り部(66)の左側にピン
(64)が突設されている。
テープTの走行が正方向から逆方向に切替わる際、第2
図の如く制御板(2)の左側へのスライドの動作によっ
て、ロックレバー(63)の当り部(66)がピン(64)に
当たり、これによってロックレバー(63)が時計方向に
回動し、ロック爪(65)がロックギヤ(61)に係合し
て、該ロックギヤをロックする。
ロック爪(65)はバネ板(67)を介してロックギヤ(6
1)側に付勢されているため、ロックレバー(63)とロ
ックギヤ(61)に係合時に無理な力は掛からない。
上記の如く、テープTの走行方向が正方向から逆方向に
移行する途中ならびに移行後には、ロッグギヤ(61)が
ロックされ、この状態では、前記の如く、供給リール台
(12)側の中継ギヤ(57)は時計方向にのみ回転が許容
され、反時計方向の回転は阻止される。従って、該中継
ギヤ(57)に噛合した供給リール台(12)は反時計方
向、即ち、テープT巻取り方向へは回転するが、時計方
向の回転、即ち、供給リール台側からテープTが引き出
される方向への回転は阻止される。
これにより、前述した如く、テープの走行方向を正方向
から逆方向ら切り替える際に生じるテープの弛みを、テ
ンションレバー(31)の回動によってテープをガイド
(17)(18)間に引っ張り込んで吸収するとき、テープ
供給リール台側からテープが引き出されることはない。
本発明は上記実施例の構成に限定されることはなく、特
許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はVTRメカニズムのテープの正方向走行状態の平
面図面、第2図は同上のテープ逆方向走行状態の平面
図、第3図は同上のテープアンローディング途上の平面
図、第4図は同上のテープアンローディング完了時の平
面図、第5図A、第5図B、第5図Cは制御板の動作に
対するブレーキ解除レバーの動作順序の説明図、第6図
はテープテンション保持装置の平面図、第7図はアイド
ラー装置の平面図、第8図は首振レバーと制御板の要部
斜面図、第9図、第10図はバックテンション軽減装置の
作動説明図である。 (12)……巻取リール台、(13)……供給リール台 (2)……制御板、(4)……ブレーキ装置 (5)……首振アイドラー装置 (6)……供給リール台逆転防止装置 (7)……バックテンショ軽減装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャプスタンモータ(15)が首振アイドラ
    ー装置(5)を介して供給リール台(12)及び巻取りリ
    ール台(13)に系脱可能に連繋され、キャプスタンモー
    タ(15)がリール台の回転駆動モータを兼用する磁気記
    録再生装置において、テープの走行方向を正方向から逆
    方向に切り替えるに際し、キャプスタンモータの回転方
    向が切り替る直前に動作する制御板(2)によって、強
    制的に首振アイドラー装置(5)の首振りレバー(51)
    を供給リール台を駆動する方向に首振りさせる磁気記録
    再生装置において、制御板(2)には、該制御板(2)
    が巻取りリール台(13)から供給リール台(12)側に移
    動する際、レバー(51)上の剛体突片(56)及び板バネ
    (55)に当接してレバー(51)を供給リール台(12)駆
    動側に強制回転させる第1突起(28a)及び第2突起(2
    8b)を突設しており、首振りレバー(51)の剛体突片
    (56)と該レバーの回転支点(52)との距離は、板バネ
    (55)の自由端とレバー(51)の回転支点(52)との間
    の距離よりも長いことを特徴とする磁気記録再生装置。
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