JPH067934B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機Info
- Publication number
- JPH067934B2 JPH067934B2 JP3113690A JP3113690A JPH067934B2 JP H067934 B2 JPH067934 B2 JP H067934B2 JP 3113690 A JP3113690 A JP 3113690A JP 3113690 A JP3113690 A JP 3113690A JP H067934 B2 JPH067934 B2 JP H067934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure frame
- rotary table
- casing
- roller
- crushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は回転テーブルと粉砕ローラとの協働により、セ
メント原料や石炭、化学品などを粉砕する竪型粉砕機に
関するものである。
メント原料や石炭、化学品などを粉砕する竪型粉砕機に
関するものである。
[従来の技術] セメント原料や石炭、化学品などの粉体を細かく粉砕し
粉体とする粉砕機の一種として回転テーブルとローラと
を備えた竪型粉砕機が広く用いられている。この種の粉
砕機は、円筒状ケーシングの下部において減速機付きモ
ータで駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブル
と、その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に油圧等
で圧接されて従動回転する複数個のローラとを備えてい
る。
粉体とする粉砕機の一種として回転テーブルとローラと
を備えた竪型粉砕機が広く用いられている。この種の粉
砕機は、円筒状ケーシングの下部において減速機付きモ
ータで駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブル
と、その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に油圧等
で圧接されて従動回転する複数個のローラとを備えてい
る。
この竪型粉砕機において、回転テーブルの中心部へ供給
管で供給された原料としての粉体は、テーブルの回転に
よりテーブル半径方向の遠心力を受けてテーブル上を滑
るときにテーブルにより回転方向の力を受け、テーブル
との間で滑ってテーブル回転数よりいくらか遅い回転を
行なう。以上2つの力、すなわち、半径方向と回転方向
の力とが合成され、粉体はテーブル上を渦巻状の軌跡を
描いて回転テーブルの外周部へ移動する。この外周部に
は、ローラが圧接されて回転しているので、渦巻線を描
いた粒体はローラと回転テーブルとの間へローラ軸方向
とある角度をなす方向から進入して噛込まれて粉砕す
る。
管で供給された原料としての粉体は、テーブルの回転に
よりテーブル半径方向の遠心力を受けてテーブル上を滑
るときにテーブルにより回転方向の力を受け、テーブル
との間で滑ってテーブル回転数よりいくらか遅い回転を
行なう。以上2つの力、すなわち、半径方向と回転方向
の力とが合成され、粉体はテーブル上を渦巻状の軌跡を
描いて回転テーブルの外周部へ移動する。この外周部に
は、ローラが圧接されて回転しているので、渦巻線を描
いた粒体はローラと回転テーブルとの間へローラ軸方向
とある角度をなす方向から進入して噛込まれて粉砕す
る。
一方、ケーシングの基部にはダクトによって熱風が導か
れており、この熱風が回転テーブルの外周面とケーシン
グの内周面との間に環状空間部から吹き上がることによ
り、微粉体は乾燥されながらケーシング内を上昇し、熱
風との混合体として排出口から排出され次の工程へ送ら
れる。
れており、この熱風が回転テーブルの外周面とケーシン
グの内周面との間に環状空間部から吹き上がることによ
り、微粉体は乾燥されながらケーシング内を上昇し、熱
風との混合体として排出口から排出され次の工程へ送ら
れる。
ところで、粉砕機に供給された被粉砕物は粉砕ローラに
よる粉砕作用を1回うけただけでは到底この粉砕機の要
求する精粉粒度に粉砕されることは稀であり、また回転
テーブル中央に落下した被粉砕物はすべて粉砕ローラに
噛込まれるわけではないので、回転テーブルの外周端に
達した粉粒体は前記の環状空間から吹上がってくる熱風
気流に乗り上昇しても、粉砕機の上部に設置されるセパ
レータに達するまでに、その粒度に応じて途中で落下し
たり、セパレータにより分級排除されたりして回転テー
ブル上へ戻される。
よる粉砕作用を1回うけただけでは到底この粉砕機の要
求する精粉粒度に粉砕されることは稀であり、また回転
テーブル中央に落下した被粉砕物はすべて粉砕ローラに
噛込まれるわけではないので、回転テーブルの外周端に
達した粉粒体は前記の環状空間から吹上がってくる熱風
気流に乗り上昇しても、粉砕機の上部に設置されるセパ
レータに達するまでに、その粒度に応じて途中で落下し
たり、セパレータにより分級排除されたりして回転テー
ブル上へ戻される。
このように、粉砕機内に時々刻々供給される被粉砕物は
最終製品となる所望の精粉粒度に達して粉砕機より流出
していくまでに、回転テーブルからセパレータへ上昇
し、あるいは、回転テーブルからセパレータの途中から
の落下を幾度となく繰返し次第に粉砕されて所望の粒度
になる。
最終製品となる所望の精粉粒度に達して粉砕機より流出
していくまでに、回転テーブルからセパレータへ上昇
し、あるいは、回転テーブルからセパレータの途中から
の落下を幾度となく繰返し次第に粉砕されて所望の粒度
になる。
ところで、竪型粉砕機においては、ローラの上方位置に
テーブル軸心延長方向と軸心位置を揃えて枠体(以下、
圧力枠という)を設け、この圧力枠の各ローラを取り付
けると共に、圧力枠に均等な下向きの付勢力を印加し、
これによって各ローラに均等な圧下力を付与せしめるよ
うにしたものがある(特開昭55−152555号公
報)。
テーブル軸心延長方向と軸心位置を揃えて枠体(以下、
圧力枠という)を設け、この圧力枠の各ローラを取り付
けると共に、圧力枠に均等な下向きの付勢力を印加し、
これによって各ローラに均等な圧下力を付与せしめるよ
うにしたものがある(特開昭55−152555号公
報)。
このような圧力枠を備えた竪型粉砕機においては、圧力
枠に、テーブル回転方向と反対方向の力を加えて保持し
ておくための手段が必要である。従来、このための手段
としては、引張棒や圧縮棒を、圧力枠とケーシングとの
間に架設することが行なわれている。
枠に、テーブル回転方向と反対方向の力を加えて保持し
ておくための手段が必要である。従来、このための手段
としては、引張棒や圧縮棒を、圧力枠とケーシングとの
間に架設することが行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、圧力枠はローラの周面の摩耗に対応して下方
移動できるようにしておくと共に、ローラ交換作業等を
なすために上下動可能に保持しておく必要があり、この
ような引張棒や圧縮棒を用いた場合には、棒の止着部
に、圧力枠を上下方向に移動可能とするための部材ない
し機構が必要となっており、圧力枠の上下位置調整は必
ずしも容易ではなかった。
移動できるようにしておくと共に、ローラ交換作業等を
なすために上下動可能に保持しておく必要があり、この
ような引張棒や圧縮棒を用いた場合には、棒の止着部
に、圧力枠を上下方向に移動可能とするための部材ない
し機構が必要となっており、圧力枠の上下位置調整は必
ずしも容易ではなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ケーシング内に、回転テーブルと、この回転
テーブル上に配置された複数個の粉砕ローラと、この複
数個の粉砕ローラを互いに連結する圧力枠と、該ローラ
を下方に付勢する付勢装置と、該圧力枠を該ケーシング
に対し係止させて該圧力枠の該回転テーブル周方向への
回転を阻止する圧力枠係止装置とを備える粉砕機におい
て、該圧力枠係止装置としてケーシング内面と圧力枠外
面の一方に板ばねを突設すると共に他方に突起を設け、
該突起を前記板ばねに係合させて圧力枠をケーシングに
係止するようにしたものである。
テーブル上に配置された複数個の粉砕ローラと、この複
数個の粉砕ローラを互いに連結する圧力枠と、該ローラ
を下方に付勢する付勢装置と、該圧力枠を該ケーシング
に対し係止させて該圧力枠の該回転テーブル周方向への
回転を阻止する圧力枠係止装置とを備える粉砕機におい
て、該圧力枠係止装置としてケーシング内面と圧力枠外
面の一方に板ばねを突設すると共に他方に突起を設け、
該突起を前記板ばねに係合させて圧力枠をケーシングに
係止するようにしたものである。
[作用] 本発明においては、ケーシング又は圧力枠の板ばねに対
し圧力枠又はケーシングの突起が係合することにより圧
力枠がケーシングに係止されているから、圧力枠はケー
シングに対しては上下動を拘束されておらず圧力枠を容
易に上下させることができる。
し圧力枠又はケーシングの突起が係合することにより圧
力枠がケーシングに係止されているから、圧力枠はケー
シングに対しては上下動を拘束されておらず圧力枠を容
易に上下させることができる。
[実施例] 第1図および第2図は、本発明に係る竪型粉砕機の一実
施例を示し、第1図は、全体概略縦断面図、第2図は第
1図II−II線に沿う断面図である。
施例を示し、第1図は、全体概略縦断面図、第2図は第
1図II−II線に沿う断面図である。
これらの図において、粉砕機1は、後述する回転テーブ
ル3等の粉砕部全体を収納するケーシング20を備えて
おり、このケーシング20は、円筒状に形成されて床面
に固定された下部ケーシング20aと、中絞りされた断
面円形の内部コーン20cを内設してある中部ケーシン
グ20bと、その上端に接合された上部ケーシング20
dを備えている。
ル3等の粉砕部全体を収納するケーシング20を備えて
おり、このケーシング20は、円筒状に形成されて床面
に固定された下部ケーシング20aと、中絞りされた断
面円形の内部コーン20cを内設してある中部ケーシン
グ20bと、その上端に接合された上部ケーシング20
dを備えている。
下部ケーシング20aの中心部には、モータ付きの減速
機2が配設されていて、その上方に向かう出力軸には円
盤状に形成された回転テーブル3が軸着されており、減
速機2に駆動されて第1図の上から見て時計方向に回転
している。5はローラボスアームであって、回転テーブ
ル3の上部外周端に複数個配設され、その下端にはそれ
ぞれ、ほぼ水平状態に軸着された頭截円錐状の粉砕ロー
ラ4が枢着されている。
機2が配設されていて、その上方に向かう出力軸には円
盤状に形成された回転テーブル3が軸着されており、減
速機2に駆動されて第1図の上から見て時計方向に回転
している。5はローラボスアームであって、回転テーブ
ル3の上部外周端に複数個配設され、その下端にはそれ
ぞれ、ほぼ水平状態に軸着された頭截円錐状の粉砕ロー
ラ4が枢着されている。
ローラボスアーム5の上部内周端上面には、環形状(本
実施例では円環形状)をなす圧力枠6がボルト締め等に
手段により固設されており、複数個の粉砕ローラ4およ
びローラボスアーム5ならびに圧力枠6は一体的に形成
され、回転テーブル3の上面に載架される。一方、各々
のローラボスアーム5の上部外周端はピン7およびフォ
ークエンド7aにより回転自在に連接棒8、ターンバッ
クル9およびシリンダロッド10aを介して、油圧シリ
ンダ10に連結され、油圧シリンダ10の下端は回転ピ
ン11および回転座12により、ベースプレート13に
連結されている。
実施例では円環形状)をなす圧力枠6がボルト締め等に
手段により固設されており、複数個の粉砕ローラ4およ
びローラボスアーム5ならびに圧力枠6は一体的に形成
され、回転テーブル3の上面に載架される。一方、各々
のローラボスアーム5の上部外周端はピン7およびフォ
ークエンド7aにより回転自在に連接棒8、ターンバッ
クル9およびシリンダロッド10aを介して、油圧シリ
ンダ10に連結され、油圧シリンダ10の下端は回転ピ
ン11および回転座12により、ベースプレート13に
連結されている。
各粉砕ローラ4は、ローラ軸4aを介してローラボス5
に回転自在に軸承されており、回転テーブル3の上端外
周面にその周面を対接されているので、回転テーブルの
回転に伴って従動回転可能である。
に回転自在に軸承されており、回転テーブル3の上端外
周面にその周面を対接されているので、回転テーブルの
回転に伴って従動回転可能である。
一方、回転テーブル3の中心部上方には、原料供給管1
6が、最終の精粉排出管22を介して上部ケーシング2
0dに支持されて鉛直に配設されており、この原料供給
管16の周囲には逆円錐状の筒で形成されるセパレータ
15が図示しないステーにより中部ケーシング20bに
支持されている。このセパレータ15の上端外周上面に
は、流入してくる粉塵ガスに旋回力を付与するための可
動ベーン15aが円周方向に複数個均等配置され、一端
を軸受15cに軸承された軸15bおよびハンドル15
dにより回転自在に外部より調節可能になっている。
6が、最終の精粉排出管22を介して上部ケーシング2
0dに支持されて鉛直に配設されており、この原料供給
管16の周囲には逆円錐状の筒で形成されるセパレータ
15が図示しないステーにより中部ケーシング20bに
支持されている。このセパレータ15の上端外周上面に
は、流入してくる粉塵ガスに旋回力を付与するための可
動ベーン15aが円周方向に複数個均等配置され、一端
を軸受15cに軸承された軸15bおよびハンドル15
dにより回転自在に外部より調節可能になっている。
さらに、回転テーブル3の外周部下方には、ダクト18
によって熱風発生装置との間を接続された環状の熱風通
路21が設けられ、この熱風通路21の上方には、回転
テーブル3とケーシング20aとの間に、内周壁14a
と外周壁14bとで環状空間部14が画成されている。
この環状空間部14には、複数個の板状ブレード14c
が水平面に対して所要の傾斜角を保って円周に等間隔に
配列固設されている。
によって熱風発生装置との間を接続された環状の熱風通
路21が設けられ、この熱風通路21の上方には、回転
テーブル3とケーシング20aとの間に、内周壁14a
と外周壁14bとで環状空間部14が画成されている。
この環状空間部14には、複数個の板状ブレード14c
が水平面に対して所要の傾斜角を保って円周に等間隔に
配列固設されている。
また、熱風通路の下部には、粉砕中の異物や過負荷の際
に余剰の被粉砕物を一時的に排出させる排出シュート1
9が設置され、回転ピン19aの回りに回動自在な排出
ドア19bより取り出せる構造となっている。
に余剰の被粉砕物を一時的に排出させる排出シュート1
9が設置され、回転ピン19aの回りに回動自在な排出
ドア19bより取り出せる構造となっている。
しかして、ケーシング20(本実施例では内部コーン2
4)の内面のうち圧力枠6と同レベルの位置には、板ば
ね17lが固着されている。また、圧力枠6の外周面に
はこの板ばね17lと係合可能な長さの突起17kが突
設されている。第2図に示す如く、板ばね17l及び突
起17kは、円周方向等分位置の複数箇所(本実施例で
は3箇所)に設置されている。各突起17kが板ばね1
7lに係止されることにより圧力枠6がケーシング1に
係止される。
4)の内面のうち圧力枠6と同レベルの位置には、板ば
ね17lが固着されている。また、圧力枠6の外周面に
はこの板ばね17lと係合可能な長さの突起17kが突
設されている。第2図に示す如く、板ばね17l及び突
起17kは、円周方向等分位置の複数箇所(本実施例で
は3箇所)に設置されている。各突起17kが板ばね1
7lに係止されることにより圧力枠6がケーシング1に
係止される。
以上のように構成された粉砕機の動作を次に説明する。
モータ付きの減速機2を始動して回転テーブル3を回転
させた後、供給管16より図示しない搬送コンベヤ等の
搬送手段により気密を保持しながら被粉砕物を回転テー
ブル3上面の中央部へ供給すると、回転テーブル3と回
転と回転の遠心力により被粉砕物は渦巻状の軌跡を画
き、回転テーブル3の外周部へ向って移動する。回転テ
ーブル3の外周部では粉砕ローラ4が回転しているの
で、移動した被粉砕物の大部分は粉砕ローラ4と回転テ
ーブル3の間に噛み込まれ、圧縮、衝撃、剪断作用によ
り粉砕されて微粉となる。この微粉および粉砕ローラ4
に噛込まれずに回転テーブル3の周縁から外れた粗大粒
子と中間粒子とは、環状空間部14へ落下するが、この
とき、熱風発生装置によりダクト18を経て送られてき
た熱風が熱風通路21から環状空間部14へ吹上がるの
で、これらの微粉や中間粒子は熱風とともに、粉砕機内
部を上昇する。上昇した微粉や中間粒子は、セパレータ
15とケーシングの内部コーン20cの間を上昇し、頂
上の上部ケーシング20dの附近でその進路方向を水平
に向きを変え、設定された可動ベーン15aの傾きに沿
って渦巻き流入する。このようにして、セパレータでの
遠心効果による分級作用によって分級された所望の精粉
粒度に達した微粉は排出管22を経由して次の工程へ送
られる。一方、精粉粒度に達しない粗粉はセパレータの
内面を滑り落ち、供給管16の側壁に固設されたスカー
ト15eに、上端を回転自在に軸支されたフラップ15
f附近にたまり、重力作用でこのフラップ15fを押し
やりながら、下方のシュート15gの内面を滑り落ち、
回転テーブル3の上面へ落下する。
させた後、供給管16より図示しない搬送コンベヤ等の
搬送手段により気密を保持しながら被粉砕物を回転テー
ブル3上面の中央部へ供給すると、回転テーブル3と回
転と回転の遠心力により被粉砕物は渦巻状の軌跡を画
き、回転テーブル3の外周部へ向って移動する。回転テ
ーブル3の外周部では粉砕ローラ4が回転しているの
で、移動した被粉砕物の大部分は粉砕ローラ4と回転テ
ーブル3の間に噛み込まれ、圧縮、衝撃、剪断作用によ
り粉砕されて微粉となる。この微粉および粉砕ローラ4
に噛込まれずに回転テーブル3の周縁から外れた粗大粒
子と中間粒子とは、環状空間部14へ落下するが、この
とき、熱風発生装置によりダクト18を経て送られてき
た熱風が熱風通路21から環状空間部14へ吹上がるの
で、これらの微粉や中間粒子は熱風とともに、粉砕機内
部を上昇する。上昇した微粉や中間粒子は、セパレータ
15とケーシングの内部コーン20cの間を上昇し、頂
上の上部ケーシング20dの附近でその進路方向を水平
に向きを変え、設定された可動ベーン15aの傾きに沿
って渦巻き流入する。このようにして、セパレータでの
遠心効果による分級作用によって分級された所望の精粉
粒度に達した微粉は排出管22を経由して次の工程へ送
られる。一方、精粉粒度に達しない粗粉はセパレータの
内面を滑り落ち、供給管16の側壁に固設されたスカー
ト15eに、上端を回転自在に軸支されたフラップ15
f附近にたまり、重力作用でこのフラップ15fを押し
やりながら、下方のシュート15gの内面を滑り落ち、
回転テーブル3の上面へ落下する。
而して、テーブル3の回転に伴って、粉砕ローラを介し
て圧力枠6に加えられる該テーブル回転方向の力は板ば
ね17lと突起17kとの係合により対抗され、圧力枠
6の係止がなされる。
て圧力枠6に加えられる該テーブル回転方向の力は板ば
ね17lと突起17kとの係合により対抗され、圧力枠
6の係止がなされる。
また、このような係止方式となっているから、回転テー
ブル3を係止したときには、特別な操作なしで圧力枠6
を容易に上下動させることができる。勿論、この調整終
了後は回転テーブル3を再回転させるだけで粉砕機の稼
動を行える。
ブル3を係止したときには、特別な操作なしで圧力枠6
を容易に上下動させることができる。勿論、この調整終
了後は回転テーブル3を再回転させるだけで粉砕機の稼
動を行える。
なお、このように突起17kが板ばね17lに当接する
ことから、圧力枠6を係止する際の圧力枠6とケーシン
グ1側との当たりが緩衝されるという作用が奏される。
ことから、圧力枠6を係止する際の圧力枠6とケーシン
グ1側との当たりが緩衝されるという作用が奏される。
上記実施例では、セパレータの型式は固定式可動ベーン
型の遠心型としたが、ロータ式の回転型を採用してもよ
い。また、回転テーブルのライナをフラット型とせず、
傾斜型や皿型のタイプとし、対応する粉砕ローラをこれ
らに適合するタイプに変更してもよい。
型の遠心型としたが、ロータ式の回転型を採用してもよ
い。また、回転テーブルのライナをフラット型とせず、
傾斜型や皿型のタイプとし、対応する粉砕ローラをこれ
らに適合するタイプに変更してもよい。
[発明の効果] 以上の説明より明らかなように、本発明は、竪型粉砕機
内の圧力枠を突起と板ばねの係合によって係止したもの
であって、該圧力枠を簡単に上下させることができ、竪
型粉砕機の装置構成コストの低減あるいは保守管理の容
易化等の効果が得られる。また、圧力枠側とケーシング
側との当たりが緩衝され、振動等も減少される。
内の圧力枠を突起と板ばねの係合によって係止したもの
であって、該圧力枠を簡単に上下させることができ、竪
型粉砕機の装置構成コストの低減あるいは保守管理の容
易化等の効果が得られる。また、圧力枠側とケーシング
側との当たりが緩衝され、振動等も減少される。
第1図は、本発明に係る竪型粉砕機の一実施例を示す全
体概略断面図、第2図は第1図II−II線に沿う断面図で
ある。 1……竪型粉砕機、3……回転テーブル、 4……粉砕ローラ、6……圧力枠、 14……環状空間部、17k……突起、 17l……板ばね。
体概略断面図、第2図は第1図II−II線に沿う断面図で
ある。 1……竪型粉砕機、3……回転テーブル、 4……粉砕ローラ、6……圧力枠、 14……環状空間部、17k……突起、 17l……板ばね。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシング内に、回転テーブルと、この回
転テーブル上に配置された複数個の粉砕ローラと、この
複数個の粉砕ローラを互いに連結する圧力枠と、該ロー
ラを下方に付勢する付勢装置と、該圧力枠を該ケーシン
グに対し係止させて該圧力枠の該回転テーブル周方向へ
の回転を阻止する圧力枠係止装置とを備える粉砕機にお
いて、該圧力枠係止装置としてケーシング内面と圧力枠
外面の一方に板ばねを突設すると共に他方に突起を設
け、該突起を前記板ばねに係合させて圧力枠をケーシン
グに係止したことを特徴とする竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3113690A JPH067934B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3113690A JPH067934B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 竪型粉砕機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8771586A Division JPS62258753A (ja) | 1986-04-16 | 1986-04-16 | 竪型粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02245248A JPH02245248A (ja) | 1990-10-01 |
JPH067934B2 true JPH067934B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=12323023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3113690A Expired - Lifetime JPH067934B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067934B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP3113690A patent/JPH067934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02245248A (ja) | 1990-10-01 |
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