JPH0679306A - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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Publication number
JPH0679306A
JPH0679306A JP23237692A JP23237692A JPH0679306A JP H0679306 A JPH0679306 A JP H0679306A JP 23237692 A JP23237692 A JP 23237692A JP 23237692 A JP23237692 A JP 23237692A JP H0679306 A JPH0679306 A JP H0679306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolls
work
idle
backup
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23237692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tooru Ikesaki
徹 池▲さき▼
Takashi Haji
隆 土師
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0679306A publication Critical patent/JPH0679306A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延機において、簡単な構造で板の平坦度の
高い圧延を可能とし、ワークロールの撓み状況に対応し
たバックアップロールによる最適な撓み抑制を実現する
こと。 【構成】 バックアップロールのチョックに固定したア
ーバ軸の周りに、ワークロールの周面に突き当たる少な
くとも2列のアイドルロールを自動調芯軸受を介して備
える。また、アーバ軸の軸線方向の中央に自動調芯軸受
を介してアイドルロールを設け、このロールを挟んでア
ーバ軸の周りに一対の偏心スリーブをそれぞれ独立して
回転操作可能に設け、これらの偏心スリーブのそれぞれ
に自動調芯軸受を介してサイドアイドルロールを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキンパスミルやテン
パーミル等の定圧圧下の圧延に利用する多段式の圧延機
に関する。
【0002】
【従来の技術】定圧圧下の多段式の圧延機は、通板ライ
ンの上,下に一対のワークロール及びこれらに並設した
バックアップロールを組み合わせたものがその基本的な
構造である。そして、これらの各ロールは、従来ではそ
の軸の端部をロールチョックによって支持していたの
で、圧延時のロール軸の撓みが大きくなる現象を生じて
いた。このようなロール軸の撓みは、通板材の形状が平
坦なものであっても、圧延時の板のセンターとエッジ部
での伸び率が一様でない結果となり、板の平坦度が不良
となりやすい傾向にあった。
【0003】このような問題に対し、たとえばワークロ
ールにベンディング装置を取り付け、ワークロールを曲
げ変形させることによって、板幅方向の上,下ワークロ
ールの間のギャップを調整することが行われている。
【0004】しかしながら、ワークロールとバックアッ
プロールとは軸線方向のほぼ全長に亘って接触してい
て、インクリースベンディング時にワークロールの曲げ
変形がバックアップロールの肩部分で拘束されてしまう
ことから、板の平坦度の形状制御には十分な効果が得ら
れない。
【0005】このような背景から、ワークロールのベン
ディング効果を向上させるものとして、たとえば特公昭
50−19510号公報に記載の中間ロールシフト方式
がある。これは、通板材の板幅に合わせて予めロール軸
に対して中間ロールの位置を設定し、ワークロールのベ
ンディング効果を向上させようとしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この中間ロ
ールシフト方式であっても、ロール曲げ機構が軸端の突
出部にあるため、ベンディング効果がロールの中央部に
まで十分に及ばない恐れがある。このため、ワークロー
ルのベンディング効果が十分に得られず、板の形状制御
の最適化には未だ障害がある。
【0007】また、設備の面から見ると、ワークロール
に対する中間ロールの位置を設定してその位置に拘束す
るためのシフタ機構が必要であり、その構造も複雑であ
る。このため、保守点検の手間がかかる等の不利な面も
ある。
【0008】本発明において解決すべき課題は、簡単な
構造で板の平坦度の高い圧延を可能とし、しかもワーク
ロールの撓み状況に対応したバックアップロールによる
最適な撓み抑制を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークロール
に並設するバックアップロールを備えた圧延機であっ
て、前記バックアップロールのチョックに固定したアー
バ軸の周りに、前記ワークロールの周面に突き当たる少
なくとも2列のアイドルロールを自動調芯軸受を介して
備えてなる圧延機である。
【0010】また、第2の発明は、ワークロールに並設
するバックアップロールを備えた圧延機であって、前記
バックアップロールのチョックに固定したアーバ軸の軸
線方向の中央に、自動調芯軸受を介して前記ワークロー
ルの周面に突き当たるアイドルロールを設け、該アイド
ルロールを挟む両側の前記アーバ軸の周りに一対の偏心
スリーブをそれぞれ独立して回転操作可能に設け、更に
これらの偏心スリーブのそれぞれに自動調芯軸受を介し
てサイドアイドルロールを備えてなる圧延機である。
【0011】
【作用】第1の発明において、ワークロールの撓みの影
響によってバックアップロールが撓んでも、自動調芯軸
受自身はその軸線をワークロールの軸線と平行な状態に
維持する。このため、バックアップロールが撓んでもそ
の影響は自動調芯軸受によって吸収され、ワークロール
撓み変形も抑制される。したがって、圧延時の板のセン
ター部とエッジ部との間の伸び率の差の発生が防止さ
れ、平坦度の高い圧延が可能となる。
【0012】また、第2の発明では、偏心スリーブの回
動姿勢によって、サイドアイドルロールと中央のアイド
ルロールとの相対位置を様々に変えることができる。こ
のため、ワークロールの撓み状況に対応してアイドルロ
ールの位置を設定でき、ワークロールの撓みを抑制し
て、板の最適な形状制御も可能となる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の圧延機の要部を示す断面図で
あって、ワークロールとバックアップロールの配置をパ
スライン方向に見た図である。
【0014】図において、板のパスラインの上下にワー
クロール1,2が配置され、これらのワークロール1,
2の上下にそれぞれバックアップロール3,4を配置し
ている。これらの各ロール1〜4はいずれも圧延機のハ
ウジング(図示せず)に収納され、ワークロール1,2
は外部の駆動装置によって回転駆動される。また、バッ
クアップロール3,4はその両端部をハウジング内のチ
ョック3a,4aによって回転可能に支持され、上側の
チョックチョック3aに連接した圧下装置(図示せず)
によってワークロール1,2に対する圧下力を調整す
る。
【0015】バックアップロール3,4はいずれもチョ
ック3a,4aに支持されたアーバ軸3b,4bと、こ
のアーバ軸3b,4bの周りに設けた一組のアイドルロ
ール5,6とを備えている。これらのアイドルロール
5,6は、圧延機のパスラインのセンターに対して対称
位置に配置され、バックアップロール3,4の胴周りに
自動調芯軸受5a,6aによって回転自在に支持されて
いる。
【0016】自動調芯軸受5a,6aはいずれもアーバ
軸3b,4bに対して軸線方向の位置を固定して配置さ
れ、これらの自動調芯軸受5a,6aによって支持され
たアイドルロール5,6がそれぞれに対応するワークロ
ール1,2の胴を軸線方向に間隔を開けた2点で支持す
る。
【0017】ここで、ワークロール1,2の間に通板す
ると、板の形状によってワークロール1,2の撓み変形
の影響がバックアップロール3,4にも伝わる。すなわ
ち、図2の概略図に示すように、上側のバックアップロ
ール3の軸線3cは上に弓状に反り、下側のバックアッ
プロール4の軸線4cは下に反り変形する。
【0018】一方、バックアップロール3,4のアイド
ルロール5,6はいずれも自動調芯軸受5a,6aによ
って支持されているので、バックアップロール3,4の
軸線3c,4cがこのように反り変形しても、アイドル
ロール5,6の回転軸線はワークロール1,2の軸線と
平行な状態を保つ。したがって、バックアップロール
3,4が撓み変形しても、その影響は自動調芯軸受5
a,6aによって吸収され、ワークロール1,2にはア
イドルロール5,6から初期のバックアップ力を作用さ
せ続ける。その結果、ワークロール1,2の撓み変形も
抑制され、圧延時の板のセンター部とエッジ部との間の
伸び率の差の発生が防止される。
【0019】図3は第2の発明を示す要部の縦断面図で
ある。
【0020】パスラインの上側のバックアップロール3
は、前記の例と同様にチョック3aに対してアーバ軸3
bを静止状態に支持してハウジングに組み込まれてい
る。アーバ軸3bには、ラインのセンターに中心を一致
させたアイドルロール7を自動調芯軸受7aによって回
転自在に取り付ける。
【0021】アイドルロール7の両側のアーバ軸3bの
周りには、一組の偏心スリーブ8を回転自在に組み込
む。これらの偏心スリーブ8の端部にはウォームホイー
ル8aを設け、駆動源に連接したウォーム8bをこれら
のウォームホイール8aに噛み合わせ、駆動源の作動に
よってそれぞれの偏心スリーブ8をアーバ軸3b周りに
独立して回転駆動可能とする。
【0022】それぞれの偏心スリーブ8の一端であって
アイドルロール7に近接する位置には、一組のサイドア
イドルロール9を設ける。これらのサイドアイドルロー
ル9も同様に、自動調芯軸受9aによって偏心スリーブ
8の周りに回転自在に配置される。
【0023】また、パスラインの下側のワークロール2
及びバックアップロール4もこれらのアイドルロール
7,偏心スリーブ8及びサイドアイドルロール9等を同
様に備えたものであり、符号によってこれを示す。
【0024】ここで、偏心スリーブ8をバックアップロ
ール3の周りで回転させると、アーバ軸3bと同軸上に
ある中央のアイドルロール7に対して、その左右のサイ
ドアイドルロール9の軸心を上下に移動させることがで
きる。すなわち、図4に示すように、アーバ軸3b周り
に偏心スリーブ8を回転させると、その回動角度によっ
て偏心スリーブ8の軸心がアーバ軸3bに対して様々な
位置をとる。これにより、同図の(a)では偏心スリー
ブ8の軸心がアーバ軸3bよりも高く、同図(b)では
逆に低く、更に同図(c)のように偏心スリーブ8とア
ーバ軸3bの軸心が同じ水平面の中に含ませることがで
きる。したがって、偏心スリーブ8のレベルはその回動
角度によって変化し、これを利用して偏心スリーブ8の
周りに設けるサイドアイドルロール9のレベルを変更す
ることができる。
【0025】また、左右に配置した偏心スリーブ8のそ
れぞれは、独立して駆動系によって回転させることがで
きるので、左右のサイドアイドルロール9の軸心も互い
にずらす配置とすることが可能である。したがって、ア
ーバ軸3bに設けたアイドルロール7及び2個のサイド
アイドルロール9は互いの相対位置を変えることができ
る。なお、このことは下側のバックアップロール4につ
いても同様である。
【0026】このように、サイドアイドルロール9の軸
心の位置を変更できるので、対応するワークロール1,
2の撓みの大きさに応じて偏心スリーブ8を適切に回転
させる操作を行えば、圧延反力によって生じるワークロ
ール1,2の撓みを矯正するバックアップが可能とな
る。
【0027】図5はワークロール1,2による圧延の状
況を示す概略図であり、偏心スリーブ8のアーバ軸3
b,4b周りの回転角度の設定によって、通板材のエッ
ジ部分も含めて平坦な圧延が可能である。すなわち、先
の例で述べたように、自動調芯軸受7a,9aによっ
て、バックアップロール3,4が撓んでも、アイドルロ
ール7及びサイドアイドルロール9の回転軸線はワーク
ロール1,2の軸線と平行な状態を保つ。したがって、
ワークロール1,2の撓み変形も抑制され、圧延時の板
のセンター部とエッジ部との間の伸び率の差の発生が防
止される。
【0028】また、バックアップロール3,4のプロフ
ィルは、3個のアイドルロール7,サイドアイドルロー
ル9のそれぞれの位置関係によっで自由に変わる。この
ため、通板時のワークロール1,2の撓み変形に対応し
て撓みを抑制することができ、平坦度の高い圧延が可能
となる。
【0029】
【発明の効果】本発明では、バックアップロールのアー
バ軸の周りに自動調芯軸受を介してアイドルロールを設
けるだけで、ワークロールの撓みを抑えた圧延が行え、
平坦度の高い板の圧延が可能となる。
【0030】また、複数のアイドルロールのアーバ軸周
りの偏心を利用することによって、ワークロールの撓み
に応じたバックアップが可能となり、更に一層平坦度の
高い圧延も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延機の要部であって、バックアップ
ロールに2個のアイドルロールを自動調芯軸受によって
組み込んだ例を示す概略図である。
【図2】自動調芯軸受を利用したアイドルロールによる
ワークロールのバックアップを示す概略図である。
【図3】3個のアイドルロールをバックアップロールに
備え、ワークロールの撓みに対応したアイドルロールの
位置変更を可能とした例の概略図である。
【図4】偏心スリーブの回動角度によるアーバ軸の軸心
とに位置を説明するための概略図である。
【図5】図3の場合の通板状況を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 ワークロール 3 バックアップロール 3a チョック 3b アーバ軸 4 バックアップロール 4a チョック 4b アーバ軸 5,6,7 アイドルロール 5a,6a,7a 自動調芯軸受 8 偏心スリーブ 9 サイドアイドルロール 9a 自動調芯軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークロールに並設するバックアップロ
    ールを備えた圧延機であって、前記バックアップロール
    のチョックに固定したアーバ軸の周りに、前記ワークロ
    ールの周面に突き当たる少なくとも2列のアイドルロー
    ルを自動調芯軸受を介して備えてなる圧延機。
  2. 【請求項2】 ワークロールに並設するバックアップロ
    ールを備えた圧延機であって、前記バックアップロール
    のチョックに固定したアーバ軸の軸線方向の中央に、自
    動調芯軸受を介して前記ワークロールの周面に突き当た
    るアイドルロールを設け、該アイドルロールを挟む両側
    の前記アーバ軸の周りに一対の偏心スリーブをそれぞれ
    独立して回転操作可能に設け、更にこれらの偏心スリー
    ブのそれぞれに自動調芯軸受を介してサイドアイドルロ
    ールを備えてなる圧延機。
JP23237692A 1992-08-31 1992-08-31 圧延機 Withdrawn JPH0679306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23237692A JPH0679306A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 圧延機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23237692A JPH0679306A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 圧延機

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JPH0679306A true JPH0679306A (ja) 1994-03-22

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ID=16938263

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23237692A Withdrawn JPH0679306A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 圧延機

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102