JPH0678958B2 - 真空断熱パネルの圧力検査方法 - Google Patents

真空断熱パネルの圧力検査方法

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JPH0678958B2
JPH0678958B2 JP13274792A JP13274792A JPH0678958B2 JP H0678958 B2 JPH0678958 B2 JP H0678958B2 JP 13274792 A JP13274792 A JP 13274792A JP 13274792 A JP13274792 A JP 13274792A JP H0678958 B2 JPH0678958 B2 JP H0678958B2
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vacuum
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recess
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晴久 山下
亨 久保田
成敬 田村
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空断熱パネルを真空
容器内に収容することにより該真空断熱パネルの内部の
圧力を検査する真空断熱パネルの圧力検査方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】真空断熱パネルは、従来より、非通気性
フィルムからなる袋状の収納体の内部に粉体或いは繊維
体で構成された充填体を収納すると共に、該収納体の内
部を真空引きした後に密封して構成されている。上記真
空断熱パネルは、内部即ち収納体内の圧力が高いと熱伝
導率が大きくなり断熱性能が低下する。このため、製作
された真空断熱パネルの内部の圧力を検査することが不
可欠である。この検査を行うために、真空断熱パネルを
真空容器内に入れてその真空断熱パネルの周囲の圧力を
下げ、真空断熱パネルの収納体内の圧力が周囲圧力と釣
合って収納体が膨張してきたときの真空容器内の圧力を
圧力計で測定し、この圧力測定値によって収納体内の圧
力を知るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、真空容器内と収納体内の圧力が釣合ったと
きに、収納体の膨張が非通気性フィルムの全面に渡って
生ずるから、その変位が極めて微小なものであり、この
変位を精度よく目視或いは機械的な手段で検知すること
は非常に困難であった。このため、収納体内の圧力測定
が不正確になり、真空断熱パネルの内部の圧力を正確に
検査することができないという欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、真空断熱パネル
の収納体の膨張を容易に検知できて、真空断熱パネルの
内部の圧力を正確に検査できるようにした真空断熱パネ
ルの圧力検査方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の真空断熱パネル
の圧力検査方法は、非通気性のフィルムからなる収納体
内に充填体を収納して真空引きした後に密封して構成さ
れた真空断熱パネルを、真空容器内に収容することによ
り該真空断熱パネルの内部の圧力を検査する圧力検査方
法において、前記充填体の表面部に凹部を予め形成して
おくと共に、前記真空容器内に前記真空断熱パネルを収
容した後、前記真空容器内の圧力を下げながら、前記真
空断熱パネルのフィルムが前記充填体の凹部と対向する
部分で膨脹したか否かに基づいて、前記真空断熱パネル
の内部の圧力を検査するようにしたところに特徴を有す
る。
【0006】
【作用】上記手段によれば、真空断熱パネルの充填体の
表面部に凹部が予め形成されているので、真空容器内の
圧力が低下して、真空断熱パネルの収納体の内外の圧力
が釣合ったときに、該凹部と対向する部分で真空断熱パ
ネルのフィルムが大きく膨張するようになり、その膨張
を容易に検知し得る。従って、フィルムが充填体の凹部
と対向する部分で膨脹したか否かに基づいて、真空断熱
パネルの内部の圧力を正確に検査することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図3を参照して説明する。1は真空断熱パネルで、
これは例えばパ―ライトのような粉状の断熱材2をクラ
フト紙等にて製作された内袋3に収納して充填体4を形
成し、この充填体4をポリエステル等の非通気性のフィ
ルム5によって袋状に形成された収納体6に収納して、
収納後に真空引きをして、入口部を溶着等の手段で気密
に閉塞したものである。
【0008】7は充填体4の表面部即ち内袋3の内面と
対向する部分に位置させて断熱材2に形成された球面状
の凹部で、この凹部7は内袋3を介して収納体6を構成
するフィルム5に対向されている。
【0009】而して、真空断熱パネル1が大気中に置か
れている場合には、収納体6の外側の圧力が高く内側の
圧力が低いので、フィルム5と内袋3が凹部7に沿うよ
うに陥没した形状を呈している。
【0010】次に、真空断熱パネル1の内部の圧力を検
査する場合、即ち、収納体6内の圧力を測定する場合に
は、真空断熱パネル1を真空容器(図示せず)の中に収
納してその真空容器内の圧力を徐々に減圧する。そし
て、真空断熱パネル1の収納体6の内外の圧力が釣合う
と、凹部7と対向する部分のフィルム5が図3に示すよ
うに膨張して平坦な状態に復元するから、これにより収
納体6内外の圧力差が無くなって等しくなったことを検
知し、この時の真空容器内の圧力を測定することによ
り、収納体6内の圧力が測定される。
【0011】ところで、真空断熱パネル1が大気中に置
かれて収納体6の内側の圧力が低い時には、凹部7と対
向する部分で大気圧を受けて凹部7に沿うように陥んで
いるから(図1参照)、収納体6の内外の圧力差がなく
なると、凹部7と対向する部分のフィルム5が自身の復
元力で直ちに膨張して平坦になり、収納体6全面が膨ら
む従来構成に比べて凹部7と対向する部分の変位は大き
く、この変位を目視又は機械的な手段で容易に検知し
得、従って、収納体6内の圧力測定が極めて正確なもの
にできる。
【0012】図4は本発明の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例と異なる部分は凹部7の代りに凹部8
を有する支持板9を内袋3の内面に接触させるように配
設したものである。
【0013】また、図5は本発明の第3の実施例を示す
もので、第1の実施例と異なる部分は凹部7の代りに凹
部10を有する支持板11を内袋3の外表面に接触させ
るように配設したもので、以上の第2及び第3の実施例
においても、収納体6が大気中に置かれた時にはフィル
ム5が凹部8又は10に沿うように陥んだ形状に変形し
ており、収納体6の内外の圧力差がなくなった時に凹部
8又は10と対向する部分のフィルム5が直ちに膨張し
て平坦になり、従って、第1の実施例と同様の作用効果
を奏する。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、充填体の表面部に凹部を予め形成しておくと共に、
真空容器内に真空断熱パネルを収容した後、真空容器内
の圧力を下げながら、真空断熱パネルのフィルムが充填
体の凹部と対向する部分で膨脹したか否かに基づいて真
空断熱パネルの内部の圧力を検査するように構成したの
で、真空断熱パネルのフィルムの膨張を容易に検知でき
て、真空断熱パネルの収納体内の圧力測定を正確に行い
得、真空断熱パネルの内部の圧力を正確に検査できると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す真空断熱パネルの
要部の拡大縦断面図
【図2】真空断熱パネル全体の縦断面図
【図3】図1と異なる作用状態を示す真空断熱パネルの
要部の拡大縦断面図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は真空断熱パネル、4は充填体、5はフィルム、6は
収納体、7は凹部、8は凹部、9は支持板、10は凹
部、11は支持板を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非通気性のフィルムからなる収納体内に
    充填体を収納して真空引きした後に密封して構成された
    真空断熱パネルを、真空容器内に収容することにより該
    真空断熱パネルの内部の圧力を検査する圧力検査方法に
    おいて、 前記充填体の表面部に凹部を予め形成しておくと共に、 前記真空容器内に前記真空断熱パネルを収容した後、前
    記真空容器内の圧力を下げながら、前記真空断熱パネル
    のフィルムが前記充填体の凹部と対向する部分で膨脹し
    たか否かに基づいて、前記真空断熱パネルの内部の圧力
    を検査するようにしたことを特徴とする真空断熱パネル
    の圧力検査方法。
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