JP2516069B2 - 容器内真空度検査方法並びに装置 - Google Patents

容器内真空度検査方法並びに装置

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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の目的》 《産業上の利用分野》 本発明はアルミフォイルで封緘された剛性体容器内の
真空度を検査する方法並びに装置に関する。
《従来の技術》 アルミフォイルにより剛性体容器を封緘する場合、封
緘後の密封性を非破壊で効率良く検査する方法、装置は
従来存在しなかった。
《発明が解決しようとする問題点》 従来、剛性体容器において、内容物を熱充填し、通常
の弾性体キャップ、例えば、ブリキ製あるいはアルミ製
キャップを用いて封緘する場合、その製品が室温に達す
るとその容器内の真空度によりキャップ天面が内側に凹
み、その変形量はその容器内真空度に比例する。したが
って、その変形量を測定することによって容器内真空度
を推定する方法が知られている。この方法により真空度
不足の製品を検知してこれを排除することは可能であ
り、品質管理上効果を上げている。
一方アルミフォイルで封緘する場合には、アルミフォ
イルも前記の弾性体キャップと同様に、シール部天面は
変形して凹みを生ずる。しかし、アルミフォイルは弾性
度が低いため、初期の容器内真空度により塑性変形を起
こし、シール不良によりその後容器内真空度が低下して
も、その変化にともなって封緘されたアルミフォイルの
天面の凹み形状は変化せず、単にアルミフォイル天面の
凹み量の測定だけでは容器内真空度を推定することは難
しい。したがって、従来アルミフォイルにより封緘され
た剛性体容器の封緘後の密封性を非破壊で効率良く検査
する方法、装置はなかった。
《発明の構成》 《問題点を解決するための手段》 本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、
アルミフォイルにより封緘された剛性体容器の封緘後の
密封性を非破壊で効率良く検査する方法並びに装置に係
わる。
すなわち、本発明は、剛性体容器の口部と凹みを生じ
た封緘後のアルミフォイルとで作られる空間部を密封
し、その部分を製品に応じた真空度で吸引し、大気圧時
のアルミフォイルの凹み量とその吸引した場合の凹み量
とを比較することにより容器内真空度を推定することを
特徴とする容器内真空度検査方法に係わり、さらに、ア
ルミフォイルで封緘された剛性体容器の口部に、真空度
吸引口を備えると共に中央部に距離測定センサーを備え
た真空形成用チャンバーの開放下端を密着させ、該距離
測定センサーにより大気圧の条件下でのアルミフォイル
の凹み量を測定し、つぎに密封された該チャンバー内を
真空ポンプにより所定の真空度としてから再び該距離測
定センサーによりアルミフォイルの凹み量を測定し、大
気圧下と所定の吸引真空度でのアルミフォイルの凹み量
の差から容器内真空度を推定することを特徴とする容器
内真空度検査方法に係わる。また、本発明は剛性体容器
の口縁に密着密封するごとく下端を開口し、中央部に容
器を封緘したアルミフォイルの凹み量を測定する装置を
備え、さらに内部を真空にする装置を備えたチャンバー
とこのチャンバーを上下する装置と、容器台上方におい
てこれらを保持する装置とを包含することを特徴とする
容器内真空度検査装置に係わる。
《作用》 本発明は、剛性体容器の口部と凹みを生じた封緘後の
アルミフォイルとで作られる空間部を密封し、その部分
を製品に応じた真空度で吸引することにより、大気圧時
のアルミフォイルの凹み量とその吸引した場合の凹み量
とを比較することにより、容器内真空度を推定するもの
である。
したがって、本発明は従来非破壊による容器内真空度
の測定が困難であり、非破壊による製品の良、不良の判
定が困難であった剛性体容器のアルミフォイル封緘によ
る製品の効率的な検査を可能にするものである。
《実施例》 実施例により本発明を詳細に説明する。第1図は本発
明装置の1実施例の吸引前および吸引後の一部中央縦断
側面図、第2図は同じく吸引中の一部中央縦断側面図で
ある。
図において、1は容器口部と封緘後のアルミフォイル
の凹みを含む空間部を密封するチャンバー、2はチャン
バー1の中央部に設けられたアルミフォイルの凹み量を
測定する距離測定センサー、3は密封したチャンバー1
内を所定の真空度にするためのチャンバー1と図示しな
い真空ポンプとをつなぐパイプ、4はセンサー2と記録
計を連結する配線である。チャンバー1はヘッドストロ
ークシリンダー5により上下されるが、これらは支柱6
およびこれに上下可能に取付けられたブラケット7によ
り保持されている。
このような装置により本発明の測定を行なうには、ま
ず、第1図に示すごとく、アルミフォイルキャップ8で
封緘された剛性体容器9をチャンバー1の下方、支柱6
を立設する容器台10上に載置する。つぎに、チャンバー
上下装置、すなわち、ヘッドストロークシリンダー5を
作動させて開口したチャンバー1の下端吸引ヘッド12
を、第2図に示すように、容器口部11と密着するように
これに押しつける。ついで、その状態でチャンバー1の
中央部に設けてある距離測定センサー2により大気圧の
条件下でのアルミフォイルキャップ8の凹み量を測定す
る。13は容器の内容物、14は空隙部である。ついでチャ
ンバー1の真空度吸引パイプ3を介して真空ポンプによ
り密封したチャンバー1内を所定の真空度にする。所定
の真空度になったことを確認した後、再び距離測定セン
サー2によりアルミフォイルキャップ8の凹み量を測定
する。第2図におけるアルミフォイルキャップ8はチャ
ンバー1内が所定の真空度となり、凹み量が減少した状
態を示し、点線8′はその吸引前の状態を示すものであ
る。本発明においては、これらの大気圧下と所定の吸引
真空度でのアルミフォイルの凹み量の差から容器内真空
度を推定するものである。この推定においては、測定し
ようとする製品の標準的な容器内真空度と空隙容量から
吸引真空度を勘案して前以て設定しておく必要がある。
一般的には、製品の容器内真空度よりやや低めの吸引真
空度を設定することが好ましい。また、空隙容量は特に
そのバラツキが測定精度に大きく影響を与えると言える
のである。
ここで、本発明における容器内真空度判定の基本を述
べる。
一般的に、容器内真空度と吸引真空度が等しい場合
は、容器の空隙容量は膨張せず、フォイル変位はない
が、多少なりとも吸引真空度が大きくなると空隙容量は
膨張し、フォイルは僅かながら膨らむ。この僅かな膨張
をとらえて、製品が規定の真空度を超えたかを判定する
のである。ところで、本発明においてはアルミフォイル
と内容物の間に存在する空隙部を容器外部の減圧により
膨張させて検査を行なうものであるため、容器内真空
度、すなわち、空隙部圧力と同時に、空隙部の容量も測
定に影響を及ぼす。そこで、空隙容量を暫定的にMAX=2
1.2ml、=15.0ml、MIN=8.8mlと決めて各種びん内真
空度のサンプルを作成し、吸引真空度17、30、45cmHgに
より本発明を実施した。この結果を第3〜6図に示す。
その説明に先立ち、本発明装置の作動とセンサーによ
る検知電圧について説明する。本発明におけるセンサー
は金属を検知して電圧として出力できるものであり、電
圧は、アルミフォイルとセンサーの距離に相関関係があ
る。第一段階は吸引ヘッド12が容器口部11に着口し、セ
ンサー2は検知電圧V1を示す。この段階では吸引は行な
われていない。第二段階はバキュームポンプによる吸引
が行なわれ、フォイル変位をセンサーにより検知する。
センサー2は検知電圧V2を示す。第三段階はバキューム
ポンプによる吸引が終り、吸引ヘッド12は上がる。これ
で測定は終了する。差電圧=V1−V2となる。
第3〜5図は容器内真空度と差電圧の関係を示すもの
であり、これら図においては、空隙容量MAXの場合は菱
形の、の場合は円の、MINの場合は三角の、それぞれ
曲線で示される。
第3図は吸引真空度17cmHgの場合の容器内真空度と差
電圧の関係を示すグラフである。この場合、容器内真空
度17cmHg以上の製品は、空隙容量に関係なく吸引による
フォイル変位は見られない。ここで差電圧0.5V以上のも
のを除去するとすれば、空隙容量MAXでは容器内真空度1
6cmHg以上、空隙容量MINでは8.5cmHg以上が良品と判定
される。
第4図は吸引真空度30cmHgの場合の容器内真空度と差
電圧の関係を示すグラフである。容器内真空度30cmHg以
上の製品は空隙容量に関係なく、吸引によるフォイル変
位は見られない。ここで、差電圧0.5V以上のものを除去
するとすれば、空隙容量MAXでは容器内真空度28cmHg以
上、空隙容量MINでは25.5cmHg以上が良品と判定され
る。
第5図は吸引真空度45cmHgの場合の容器内真空度と差
電圧の関係を示すグラフである。この場合、容器内真空
度42cmHg以上の製品は、空隙容量に関係なく、吸引によ
るフォイル変位は見られない。ここで、差電圧0.5V以上
のものを除去するとすると、空隙容量MAXでは容器内真
空度41cmHg以上、空隙容量MINでは40.5cmHg以上が良品
と判定される。
第6図は第3〜5図に示した結果の空隙容量の場合
のみを抜粋して、差電圧の変化が吸引真空度の低いもの
から高いものでどのような差異が現われるかを示した。
本図においては、吸引真空度45cmHgの場合は菱形の、30
cmHgの場合は円の、17cmHgの場合は三角の、それぞれ曲
線で示される。この結果より吸引真空度が高いもの(45
cmHg)ほど差電圧の変化が急激であり、空隙容量の影響
を受けずに判定ができることがわかる。
《発明の効果》 本発明はアルミフォイルが塑性変形を起こすことを前
提として容器内真空度を推定するものであり、従来不可
能とされたアルミフォイルで封緘された剛性体容器の器
内真空度を非破壊で推定し、製品の良、不良の鑑別を容
易に行ない得ることとした効果は極めて大きいものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明装置の実施例のそれぞれ吸引前およ
び吸引中の一部中央縦断側面図、第3〜6図は本発明に
おける容器内真空度と差電圧の関係を示すグラフであ
る。 1……チャンバー、2……センサー、3……真空ポンプ
パイプ、4……配線、5……ヘッドストロークシリンダ
ー、6……支柱、7……ブラケット、8……アルミフォ
イルキャップ、9……剛性体容器、10……製品台、11…
…容器口部、12……吸引ヘッド、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性体容器の口部と凹みを生じた封緘後の
    アルミフォイルとで作られる空間部を密封し、その部分
    を製品に応じた真空度で吸引し、大気圧時のアルミフォ
    イルの凹み量とその吸引した場合の凹み量とを比較する
    ことにより容器内真空度を推定することを特徴とする容
    器内真空度検査方法
  2. 【請求項2】アルミフォイルで封緘された剛性体容器の
    口部に、真空度吸引口を備えると共に中央部に距離測定
    センサーを備えた真空形成用チャンバーの開放下端を密
    着させ、該距離測定センサーにより大気圧の条件下での
    アルミフォイルの凹み量を測定し、つぎに密封された該
    チャンバー内を真空ポンプにより所定の真空度としてか
    ら再び該距離測定センサーによりアルミフォイルの凹み
    量を測定し、大気圧下と所定の吸引真空度でのアルミフ
    ォイルの凹み量の差から容器内真空度を推定することを
    特徴とする容器内真空度検査方法
  3. 【請求項3】剛性体容器の口縁に密着密封するごとく下
    端を開口し、中央部に容器を封緘したアルミフォイルの
    凹み量を測定する装置を備え、さらに内部を真空にする
    装置を備えたチャンバーとこのチャンバーを上下する装
    置と、容器台上方においてこれらを保持する装置とを包
    含することを特徴とする容器内真空度検査装置
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