JP2824574B2 - リーク検査方法および良品容器選別方法 - Google Patents

リーク検査方法および良品容器選別方法

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JP2824574B2 JP62144557A JP14455787A JP2824574B2 JP 2824574 B2 JP2824574 B2 JP 2824574B2 JP 62144557 A JP62144557 A JP 62144557A JP 14455787 A JP14455787 A JP 14455787A JP 2824574 B2 JP2824574 B2 JP 2824574B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,キャップが密に組付けられた状態における
容器のリーク(漏れ)の有無の検査方法,およびリーク
の有無を含む良品容器の選別方法に関するものである。 〔従来の技術〕 従来,キャップが密に組付けられた容器のリークを検
査する方法としては,容器を逆立させて内容液が漏れる
か否かによって判断する原始的なものから,キャップの
頂壁に穴をあけ,セプタムと呼ばれるゴム製部品をその
穴に密嵌入し,そのセプタムに圧力計に連通された注射
針を差込んで容器内の圧力を測定するといった科学的な
ものまで様々存在する。 又,容器に変形等が発生しているか否かといった良品
容器選別方法は,目視によるものが一般的である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のリーク検査方法において,前者の方法は大きな
リークは発見出来るものの,小さなリークを発見するこ
とは難しい。又,後者の方法においては,キャップに穴
をあけなければならないため全ての容器を検査すること
が出来ないと共に,キャップにあけた穴からリークが発
生することもあって,正確な検査を行うことが困難であ
った。 さらに,従来の良品容器選別方法あっては,大きな変
形等は見つけることが出来るが,そうでない小さな変形
等を見つけ出すことは困難であった。 本発明は,こうした問題に鑑み考えられたもので,容
易に,全ての容器を正確に検査出来るリーク検査方法,
および良品容器の選別方法を提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 そのため,内容液3を高温充填あるいはレトルト処理
し,内容液3が冷却した状態において,容器1胴部の片
側を固定し,その固定された側の反対側に外方から内方
に向けて一定の押圧力を加える。そして、その押圧力に
よって内方に弾性変形した前記胴部の変形変位量を測定
し,その変位量を,リークのない容器1において,上記
と同じ条件のもとで行って得た変位基準値と比較してリ
ークの有無を判断することとした。 又,良品容器1を選別するために,一定量の内容液3
が高温充填され,あるいはレトルト処理がされた後の,
キャップ2が密に組付けられた容器1において,内容液
3が冷却した際におけるその内容液3の液面を,あらか
じめ同一状況下において良品を使用して行った際の液面
との高低の比較で良品を選んだ後,上記したリーク検査
方法を行うこととした。 〔作用〕 高温の内容液3を充填したり,内容量3にレトルト処
理を施したりした後,内容液3が常温にまで冷却するに
従い容器1内の内圧は必然的に減少する。そして,この
内圧の程度によって容器1胴部の剛性は変化する。 すなわち,減圧の度合いが大きくて容器1の内圧が低
いほど外力に対する抵抗力が小さくなるため,容器1胴
部は内方へ変形し易くなる。これをリークのない容器1
とリークのある容器1において比較してみると,リーク
のない容器1は,大気と通じていないため減圧の度合い
が高く,よってが内圧が低くなる。逆にリークのある容
器1においては,大気と通じているため,減圧され難
く,よって内圧もリークのない容器と比較して高いもの
となる。 第4図は,一実験結果を示すグラフである。二つの折
れ線のうち,上側に示す線がリークのない容器1から得
た変位基準値で,下側に示す線がリークのある容器1か
ら得た変形変位量である。 この実験は,口筒の口径40mm,高さ125mm,胴部の外径7
0mm,胴部の肉厚0.6mmで容積が350ccのポリエチレンテレ
フタレート樹脂製容器1に,80℃の熱湯を充填してキャ
ップ2を組付け,20℃の常温に冷却して行ったものであ
る。この容器1を第2図に示すように,その胴部の片側
を固定し,その反対側に1kg/cm2の荷重を加えたとこ
ろ,リークのない容器1の胴部は,リークのある容器1
の胴部の約1.65倍変位した。8kg/cm2の荷重を加えた場
合,その数は約3.1倍に増えた。 こうしたことから本発明は,あらかじめリーク検査を
行う容器1と同一の容器1から基準値を測定しておき,
リーク検査をおこなった容器1の変位量をその基準値と
比較し,その変位量が基準値とほぼ等しければリークは
発生しておらず,又,変位量が基準値より小さければ,
その容器1にはリークが発生していることが容易にわか
る。 良品容器1選別方法においては,内容液3液面の高低
を比較するわけであるが,これによって,まず容器1の
変形等を発見することが出来る。例えば,容器1が変形
して容器1内の容積が増加していれば,液面は良品容器
1の液面より低くなるし,逆に容積が減少していれば液
面は高くなる。又,同様に,容器1に引けが発生してい
れば,容器1の容積が増加するため液面が良品容器1の
液面より低くなる。従って,こうした液面の高低を検査
することによって,容器1に変形等が発生しているか否
かを検出することが出来る。 それと同時に,この方法によってリークの検査も行う
ことが出来る。高温充填あるいはレトルト処理がなされ
た容器1内は,冷却と共に減圧するが,この減圧により
容器1は内方に変形し,容器1内の容積が減少する。こ
のため,内容液3の液面が上昇することになる。この場
合,リークのある容器1とリークのない容器1とを比較
した場合,リークのある容器1は大気と連通しているた
め減圧は小さく,容積変化は少ない。従って,液面は良
品容器1の液面と比較して高くなる。こうして液面の高
低を比較することによって,容器1に変形やリーク等の
何らかの欠陥が発生しているか否かを発見することが出
来る。 この検査によって良品とされた容器1に,さらに前記
した容器1胴部を押圧することによって得た変形変位量
の比較によるリーク検査を行い,良品容器1の選別を行
うものである。 〔実施例〕 第1図は,本発明による方法を実施するための一実施
例である。容器1胴部の片側を固定し,その反対側を,
押圧棒の先端部に荷重測定器5(ここではひずみゲー
ジ)を設けたシリンダー4で押圧するものである。この
荷重測定器5によって胴部に加わっている押圧力を測定
し,一定の押圧力が加わるように調節する。又,胴部の
変形変位量は,変位量測定器6(ここではレーザー変位
計)によって測定するものとしている。シリンダー4
は,空圧式や油圧式がある。 第2図に示す実施方法においては,容器1胴部を押圧
する動力源にモーター7(パルスモーターや,DCサーボ
モーター等がある)を使用し,変位量測定器6としてエ
ンコンダーを使用している。変位量測定器としては,こ
の外,リニアゲージ等の使用も考えられる。 第3図に示す実施方法においては,容器1胴部にフラ
ンジ9を組付け,そのフランジ9を固定および押圧する
ことによって,変形変位量を測定するものとしている。 第5図は,液面の高低によって良品容器1を選別する
一実施例を示すものである。ここでは,液面の高さをラ
インセンサー8で計測し,それをあらかじめ測定してお
いた良品の液面の高さと比較し,その差によって容器1
に変形やリークがあるか否かの判断を行うものである。 この検査によって変形等がないとされたものがさらに
前記した容器胴部の変形変位量を測定して基準値と比較
することによりリーク検査を経て,最終的な良品として
の選別を受けるものである。 〔発明の効果〕 このように本発明によるリーク検査方法によれば,容
器1胴部の変形変位量と,変位基準値との比較によっ
て,リークの有無を判断するもので,従来のようにキャ
ップ2に穴をあける必要がないため,大きなリークはも
とより小さなリークをも容易に発見することが出来ると
共に,全ての容器1を検査することを可能であり,かつ
キャップ2にあけた穴からリークが発生するといったこ
ともないので,正確な検査を行うことが出来る。 又,本発明による良品容器1選別方法にあっては,液
面の高低による容器1の変形やリーク,そして容器1胴
部の変形変位量の測定および比較によりリークの有無の
二つの検査を行うので,小さな変形やリークを発見出
来,確実に良品を選別出来る優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明方法を実施するための一実施例,第2図
は別の実施例,第3図はさらに別の実施例,第4図はリ
ークのない容器から得た変位基準値とリークのある容器
から得た変形変位量を示すグラフ,第5図は本発明の良
品選別方法の一実施例を示す図である。 符号の説明 1:容器,2:キャップ,3:内容液, 4:シリンダー,5:荷重測定器, 6:変位量測定器,7:モーター, 8:ラインセンサー,9:フランジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正人 伊勢原市三ノ宮380 株式会社吉野工業 所神奈川技術研究所内 (72)発明者 小野田 宗雄 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式 会社吉野工業所内 (56)参考文献 特開 昭59−163532(JP,A) 特開 昭59−90026(JP,A) 特開 昭59−224536(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.キャップ(2)が密に組付けられた容器(1)のリ
    ークを検査する方法であって, 内容液(3)を高温充填あるいはレトルト処理し,該内
    容液(3)が冷却した際における前記容器(1)胴部の
    片側を固定し,該固定された側の反対側に外方から内方
    に向けて一定の押圧力を加え,該押圧力によって内方に
    弾性変形した前記胴部の変形変位量を, リークのない容器(1)において,上記と同一条件下の
    もとで行って得た変位基準値と比較してリークの有無を
    判断するリーク検査方法。 2.良品容器(1)を選別する方法であって, 一定量の内容液(3)が高温充填され,あるいはレトル
    ト処理がされた後のキャップ(2)が密に組付けられた
    容器(1)において,前記内容液(3)が冷却した際に
    おける該内容液(3)の液面を,あらかじめ同一状況下
    において良品を使用して行った際の液面との高低の比較
    で良品を選んだ後, 前記容器(1)胴部の片側を固定し,該固定された側の
    反対側に外方から内方に向けて一定の押圧力を加え,該
    押圧力によって内方に弾性変形した前記胴部の変形変位
    量を, リークのない容器(1)において,上記と同一条件下の
    もとで行って得た変位基準値と比較してリークの有無を
    判断して成る良品容器選別方法。
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