JPH0678886B2 - 管端アプセット部の長さ測定ヘッドとその測定方法 - Google Patents
管端アプセット部の長さ測定ヘッドとその測定方法Info
- Publication number
- JPH0678886B2 JPH0678886B2 JP13806989A JP13806989A JPH0678886B2 JP H0678886 B2 JPH0678886 B2 JP H0678886B2 JP 13806989 A JP13806989 A JP 13806989A JP 13806989 A JP13806989 A JP 13806989A JP H0678886 B2 JPH0678886 B2 JP H0678886B2
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- Japan
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- pipe end
- arm
- end upset
- length
- pipe
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、鋼管における管端アプセット部の長さ測定ヘ
ッドとその測定装置に関する。
ッドとその測定装置に関する。
「従来の技術」 従来、鋼管における管端アプセット部の長さの特定に
は、鉤型の触針を有する測定装置が用いられている
(例:特開昭60-249009号公報)。この装置は、その触
針をアプセット部に倣わせつつ管端方向に移動させて、
該触針の管軸方向の移動量と管半径方向の移動量とを検
出することにより、アプセット部のテーパ面の長さ等を
測定するものである。
は、鉤型の触針を有する測定装置が用いられている
(例:特開昭60-249009号公報)。この装置は、その触
針をアプセット部に倣わせつつ管端方向に移動させて、
該触針の管軸方向の移動量と管半径方向の移動量とを検
出することにより、アプセット部のテーパ面の長さ等を
測定するものである。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、管端アプセット部の長さの測定は、鋼管の品
質保証上、円周上の複数点(理想的には全周)にて行わ
なければならないが、従来の測定装置では、触針の移動
に時間がかかり、例えば、15秒間に1本の鋼管の測定を
することは到底不可能である。また、時間的制約がない
としても管端アプセット部全周の測定は殆ど不可能であ
る。
質保証上、円周上の複数点(理想的には全周)にて行わ
なければならないが、従来の測定装置では、触針の移動
に時間がかかり、例えば、15秒間に1本の鋼管の測定を
することは到底不可能である。また、時間的制約がない
としても管端アプセット部全周の測定は殆ど不可能であ
る。
そこで、本発明は、既知のモアレトポグラフィの原理を
応用し、斯る問題点を解決しようとするものである。
応用し、斯る問題点を解決しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本発明の管端アプセット部の長さ
測定ヘッドは、管端端面を当接させる基部から、管端内
部へ遊嵌させる1つの内アームと管端外部へ遊嵌させる
複数の外アームとを突設し、各外アームの内面に管端外
周へと回転自在に圧接させる支持手段を講じ、かつ、内
アームと外アームの1乃至数個とに管端アプセット部の
テーパ面及びその近傍へ対面させてモアレトポグラフィ
検出手段を装備させて成る。
測定ヘッドは、管端端面を当接させる基部から、管端内
部へ遊嵌させる1つの内アームと管端外部へ遊嵌させる
複数の外アームとを突設し、各外アームの内面に管端外
周へと回転自在に圧接させる支持手段を講じ、かつ、内
アームと外アームの1乃至数個とに管端アプセット部の
テーパ面及びその近傍へ対面させてモアレトポグラフィ
検出手段を装備させて成る。
また、本発明の管端アプセット部の長さ測定方法は、上
記管端アプセット部の長さ測定ヘッドを管端に装着して
回転させることにより、モアレトポグラフィ検出手段に
て管端アプセット部のテーパ面とその周辺を光学的・電
気的に検出し、その検出信号を基に管端アプセット部の
テーパ面の位置・長さを電気的に判読することにある。
記管端アプセット部の長さ測定ヘッドを管端に装着して
回転させることにより、モアレトポグラフィ検出手段に
て管端アプセット部のテーパ面とその周辺を光学的・電
気的に検出し、その検出信号を基に管端アプセット部の
テーパ面の位置・長さを電気的に判読することにある。
「作用」 如上の構成であるから、モアレトポグラフィ検出手段に
より管端アプセット部のテーパ面とその周辺にモアレ縞
が生じ、これがまたそのモアレトポグラフィ検出手段に
より電気信号として検出されて、上述の測定が可能とな
るわけであるが、そのモアレ縞は、テーパ面と水平面、
また、これらの高さにより縞の間隔が異なることから、
テーパ面の位置及び長さの情報を含んでおり、したがっ
て、モアレトポグラフィ検出手段からの検出信号を電気
的に判読すれば、テーパ面の位置と長さが数値的に抽出
できるのである。
より管端アプセット部のテーパ面とその周辺にモアレ縞
が生じ、これがまたそのモアレトポグラフィ検出手段に
より電気信号として検出されて、上述の測定が可能とな
るわけであるが、そのモアレ縞は、テーパ面と水平面、
また、これらの高さにより縞の間隔が異なることから、
テーパ面の位置及び長さの情報を含んでおり、したがっ
て、モアレトポグラフィ検出手段からの検出信号を電気
的に判読すれば、テーパ面の位置と長さが数値的に抽出
できるのである。
「実施例」 図面は、本発明の実施例を示している。
図示の長さ測定ヘッド1は、鋼管の管端アプセット部A
の端面を当接させる十字状の基部11を有し、該基部から
管端内部へ遊嵌させる1つの内アーム12と管端外部へ遊
嵌させる4つの外アーム13…とを突設し、各外アームの
内面の基部の近くに、管端アプセット部外周へと回転自
在に圧接させる支持手段14…を講じ、かつ、内アーム12
と1つの外アーム13との先端部に、管端アプセット部の
テーパ面及びその近傍へ対面させてモアレトポグラフィ
検出手段15,15を配するとともに、管端アプセット部の
適所へ対面させて距離計17,17を配している。
の端面を当接させる十字状の基部11を有し、該基部から
管端内部へ遊嵌させる1つの内アーム12と管端外部へ遊
嵌させる4つの外アーム13…とを突設し、各外アームの
内面の基部の近くに、管端アプセット部外周へと回転自
在に圧接させる支持手段14…を講じ、かつ、内アーム12
と1つの外アーム13との先端部に、管端アプセット部の
テーパ面及びその近傍へ対面させてモアレトポグラフィ
検出手段15,15を配するとともに、管端アプセット部の
適所へ対面させて距離計17,17を配している。
十字状の基部11には、内面、つまり、管端アプセット部
Aの端面を突き当てる当接面に、ベアリング16…を配し
て、滑動を良好ならしめている。
Aの端面を突き当てる当接面に、ベアリング16…を配し
て、滑動を良好ならしめている。
支持手段14…は、管端アプセット部Aの外周へ当接させ
るローラ141を、リンク機構142を以て外アーム13内面に
装着し、そのリンク機構142にスプリング143を付して、
該スプリングの弾力によりローラ141を管端アプセット
部外周へ圧接させるようにしている。
るローラ141を、リンク機構142を以て外アーム13内面に
装着し、そのリンク機構142にスプリング143を付して、
該スプリングの弾力によりローラ141を管端アプセット
部外周へ圧接させるようにしている。
モアレトポグラフィ検出手段15,15は、光源151からの光
を、格子152を介して管端アプセット部Aのテーパ面及
びその近傍へと投光して、モアレ縞を生じさせ、該モア
レ縞の反射光を、上記格子152及び集光レンズ153を介し
てCCD(電荷結合素子)154に受光し、該CCDにてそのモ
アレ縞に係る検出信号を得るようにしている。
を、格子152を介して管端アプセット部Aのテーパ面及
びその近傍へと投光して、モアレ縞を生じさせ、該モア
レ縞の反射光を、上記格子152及び集光レンズ153を介し
てCCD(電荷結合素子)154に受光し、該CCDにてそのモ
アレ縞に係る検出信号を得るようにしている。
距離計17,17は、例えば、レーザ方式等の既存のものを
用いる。
用いる。
而して、モアレトポグラフィ検出手段15,15のCCD154,15
4の検出信号と、距離計17,17の検出信号とを、例えば、
第3図に示すように、距離判読手段21と径、厚さ判読手
段22とを有するマイクロコンピュータ2へ送り、該マイ
クロコンピュータにより管端アプセット部Aの主部の長
さLo,Li、テーパ面の長さMo,Mi、外径Ro、内径Ri、肉厚
t(第2図)を数値的に判読させ、ディスプレイ3に表
出させる。なお、他の判読手段でもよい。
4の検出信号と、距離計17,17の検出信号とを、例えば、
第3図に示すように、距離判読手段21と径、厚さ判読手
段22とを有するマイクロコンピュータ2へ送り、該マイ
クロコンピュータにより管端アプセット部Aの主部の長
さLo,Li、テーパ面の長さMo,Mi、外径Ro、内径Ri、肉厚
t(第2図)を数値的に判読させ、ディスプレイ3に表
出させる。なお、他の判読手段でもよい。
如上の構成であるから、測定に当たっては、その長さ測
定ヘッド1を、第1図、第2図に示すように、ベアリン
グ16…を管端端面に当接させ管端アプセットA部へと装
着すればよく、これを一回転させて管端アプセット部全
周について測定すればよい。
定ヘッド1を、第1図、第2図に示すように、ベアリン
グ16…を管端端面に当接させ管端アプセットA部へと装
着すればよく、これを一回転させて管端アプセット部全
周について測定すればよい。
「発明の効果」 本発明によれば、管端アプセット部のテーパ面の長さ等
を極く短時間で正確に測定でき、しかも、従来のもので
は殆ど不可能な管端アプセット部全周の測定をも簡単に
行え、所期の目的を達成できる。
を極く短時間で正確に測定でき、しかも、従来のもので
は殆ど不可能な管端アプセット部全周の測定をも簡単に
行え、所期の目的を達成できる。
図面は、本発明の実施例で、第1図は、長さ測定ヘッド
の斜視図、第2図は、同拡大截断側面図、第3図は、回
路図である。 1……長さ測定ヘッド、2……マイクロコンピュータ 3……ディスプレイ、11……基部、12……内アーム 13……外アーム、14……支持手段 15……モアレトポグラフィ検出手段 16……ベアリング、17……距離計
の斜視図、第2図は、同拡大截断側面図、第3図は、回
路図である。 1……長さ測定ヘッド、2……マイクロコンピュータ 3……ディスプレイ、11……基部、12……内アーム 13……外アーム、14……支持手段 15……モアレトポグラフィ検出手段 16……ベアリング、17……距離計
Claims (2)
- 【請求項1】管端端面を当接させる基部から、管端内部
へ遊嵌させる1つの内アームと管端外部へ遊嵌させる複
数の外アームとを突設し、各外アームの内面に管端外周
へと回転自在に圧接させる支持手段を講じ、かつ、内ア
ームと外アームの1乃至数個とに管端アプセット部のテ
ーパ面及びその近傍へ対面させてモアレトポグラフィ検
出手段を装備させたこと特徴とする管端アプセット部の
長さ測定ヘッド。 - 【請求項2】管端端面を当接させる基部から、管端内部
へ遊嵌させる1つの内アームと管端外部へ遊嵌させる複
数の外アームとを突設し、各外アームの内面に管端外周
へと回転自在に圧接させる支持手段を講じ、また、内ア
ームと外アームの1乃至数個とにモアレトポグラフィ検
出手段を装置させた管端アプセット部の長さ測定ヘッド
を、管端に装着して回転させることにより、モアレトポ
グラフィ検出手段にて管端アプセット部のテーパ面とそ
の周辺を光学的・電気的に検出し、その検出信号を基に
管端アプセット部のテーパ面の位置・長さを電気的に判
読することを特徴とする管端アプセット部の長さ測定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13806989A JPH0678886B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 管端アプセット部の長さ測定ヘッドとその測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13806989A JPH0678886B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 管端アプセット部の長さ測定ヘッドとその測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH032607A JPH032607A (ja) | 1991-01-09 |
JPH0678886B2 true JPH0678886B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=15213246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13806989A Expired - Lifetime JPH0678886B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 管端アプセット部の長さ測定ヘッドとその測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678886B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016045107A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 新日鐵住金株式会社 | 管の表面までの距離測定装置、及びこれを用いた管の形状測定装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3748035B2 (ja) | 2000-06-19 | 2006-02-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 生理用ショーツ |
JP4049578B2 (ja) * | 2001-12-12 | 2008-02-20 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品装着用ショーツ |
JP4808116B2 (ja) * | 2006-09-21 | 2011-11-02 | 花王株式会社 | サニタリーショーツ及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP13806989A patent/JPH0678886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016045107A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 新日鐵住金株式会社 | 管の表面までの距離測定装置、及びこれを用いた管の形状測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH032607A (ja) | 1991-01-09 |
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