JPH0678732U - 換気扇用フィルタ体 - Google Patents

換気扇用フィルタ体

Info

Publication number
JPH0678732U
JPH0678732U JP2183493U JP2183493U JPH0678732U JP H0678732 U JPH0678732 U JP H0678732U JP 2183493 U JP2183493 U JP 2183493U JP 2183493 U JP2183493 U JP 2183493U JP H0678732 U JPH0678732 U JP H0678732U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
crosspiece
oil
front surface
crosspieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2183493U
Other languages
English (en)
Inventor
裕二 月足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2183493U priority Critical patent/JPH0678732U/ja
Publication of JPH0678732U publication Critical patent/JPH0678732U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状のフィルタの前面に付着した油分が
桟に伝い移っても、その油分が桟の前面部まで流れた
り、桟から油分が落下することをなくす。 【構成】 換気扇を運転すると、排出される空気中の油
分がシート状のフィルタ23の前面に付着する。油分
は、やがてフィルタ23の前面を流下して桟19ないし
21に伝い移るが、その油は溝25ないし27に溜めら
れるので、桟19ないし21の前面部まで流れることが
なく、桟19ないし21から油分が滴下することもな
い。桟19,20の溝25,26に溜まった油分は凹部
28,29からフィルタ23の前面に流れ出て最終的に
油受部24に溜められる。また、桟21の溝27に溜ま
った油は直接的に油受部24に流れ出る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は換気扇の前面部に着脱可能に取り付けられる換気扇用フィルタ体に係 わり、特に、プラスチック製の外枠内側にシート状のフィルタをインサート成形 によって設けた構成のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
換気扇の前面部に着脱可能に取り付けられるフィルタ体として、従来、図7に 示す構成のものが供されている。すなわち、このフィルタ体1は、プラスチック 製の外枠2の内側に不織布からなるシート状のフィルタ3をインサート成形によ って一体に設けた構成のもので、外枠2には、フィルタ3がファンの吸引力によ って凹まないようにするために、桟4ないし6が設けられている。この場合、桟 4ないし6には、図8に断面で示すように(図8には桟5のみ図示)、フィルタ 3が埋め込まれ、従って桟4ないし6はフィルタ3の前後両側に突出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
フィルタ体1を換気扇の前面部、すなわち本体の前部に取り付けられている化 粧枠の前面側に取り付けて使用すると、シート状のフィルタ3の室内側の面であ る前面(図8で左側の面)に油分が付着する。この油分はシート状フィルタ3の 前面を流下し、その途中で桟4ないし6に伝い移り、図8にAで示すように桟4 ないし6から滴となって落下するようになる。
【0004】 このようにフィルタ3の前面に付着した油分は桟4ないし6に伝い移ってその 前面部にまで流れるため、桟4ないし6の油汚れが目に付き易く、外観が悪くな るばかりか、実際にはフィルタ3が未だ十分に使用に耐え得る状態にあっても、 寿命が来たと誤認するおそれがある。また、桟4ないし6から油滴が落下すると 、換気扇の下方に設置されているレンジ等がその油により汚されるという問題が あった。
【0005】 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、シート状のフィル タの前面に付着した油分が桟に伝い移っても、その油分が目に付き易い桟の前面 部にまで流れたり、桟から油滴が落下するおそれのない換気扇用フィルタ体を提 供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の換気扇用フィルタ体は、内側にインサート成形によってシート状のフ ィルタを設けたプラスチック製の外枠と、フィルタの前面に位置して外枠の内側 に一体に架設した桟と、この桟の上面にフィルタの前面に沿って形成した溝とを 具備したことを特徴とするものである。
【0007】 また、桟にフィルタの前面に沿い且つ離間して上方に突出形成した突条部を設 ける構成としても良い。
【0008】 更には、桟に溜まった油を流出させるために、桟の外枠との連結部またはその 近傍部分に、桟の上下両面間にわたる凹部を形成することが好ましい。
【0009】
【作用】
シート状のフィルタの前面を流下した油分が桟に伝い移っても、その油分は溝 に溜められ、或いは突条部により桟の前面部まで流れることが防止されるので、 桟の前面部がフィルタから伝い移ってきた油分で汚されることがなく、桟から油 分が滴下することもない。 また、桟に溜まった油分は桟の凹部から流れ出るので、油分が溝、或いは突条 部から溢れ出たりするおそれがない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。 まず換気扇の構成を図4により説明するに、換気扇本体11を構成する本体枠 12内には支え枠13が固定されていると共に、後面の室外側開口部にはシャッ タ14が開閉可能に設けられている。上記支え枠13にはファンモータ15が取 り付けられており、このファンモータ15の回転軸にファン16が取り付けられ る。また、本体枠12の前面の室内側開口部には化粧枠17が着脱可能に取り付 けられ、前記ファン16はこの化粧枠17のベルマウス17aによって囲繞され るようになっている。
【0011】 換気扇の前面部たる前記化粧枠17の前面部にはフィルタ体18が着脱可能に 取り付けられる。このフィルタ体18は、図1に示すように、内側に桟19ない し21を一体に架設したプラスチック製の外枠22と、この外枠22の内側に一 体に設けられた不織布製のシート状のフィルタ23とから構成されている。この 場合、外枠22とフィルタ23とは、外枠22を成形するための型内にフィルタ 21を配置し、この状態で型内に樹脂を射出注入して外枠22を成形するという インサート成形により、フィルタ23の前面に位置させた桟19ないし21を含 む外枠22とフィルタ23とを一体化している。そして、このフィルタ体18の 外枠22の下端横枠22aには、フィルタ23の前面側に位置して凹状の油受部 24が形成されている。
【0012】 ここで、桟19ないし21はシート状のフィルタ23がファン16の吸引力に より凹まないようにするためのものであり、これら桟19ないし21のうち、中 央の桟20は外枠22の対角線上に傾斜状態に設けられ、上側および下側の桟1 9および21は外枠22の隅角部分に半円状をなすようにして設けられている。 そして、図3に示すように、これら桟19ないし21の厚さ方向の中間部にフィ ルタ23が埋設固着されており(図3では桟19のみ図示)、従って桟19ない し21はフィルタ23の前後両側に突出した状態になっている。なお、外枠22 にはフィルタ23の周縁部分が埋設固着されている。
【0013】 しかして、桟19ないし21において、フィルタ23よりも前面側に突出する 部分の上面には、図1および図3に示すように、溝25ないし27が形成されて いる。また、上側の円弧状の桟19および中央の桟20における外枠22との連 結部分、すなわち各桟19および20の上下両端部のうち下端部には、フィルタ 23よりも前面側に突出する部分に位置して該桟19,20の上下両面にわたる 凹部28,29が形成されている。
【0014】 なお、下側の桟21の下端部には凹部は設けられていない。その理由は、凹部 28,29は後述するように、溝25,26から油分を流し出して油受部24に 受けさせるためのものであるが、下側の桟21については、該桟21の下端部が 外枠22の下端横枠22aに連結されているので、そのような凹部を設けるまで もなく、桟21の溝27で受けられた油分は自然に流れ出て油受部24に溜めら れるからである。
【0015】 次に上記構成の作用を説明するに、フィルタ体18を化粧枠17の前面部に取 り付けて換気扇を運転すると、室内空気がシート状のフィルタ23を通じて室外 に排出される。このとき、空気に含まれる油分がフィルタ23の主として前面側 において捕捉され、その捕捉された油分はシート状フィルタ23の前面を伝って 流下し、その途中で桟19ないし21に伝い移る。ところが、桟19ないし21 の上面には溝25ないし27が設けられているので、桟19ないし21に伝い移 った油は溝25ないし27に溜められ、桟19ないし21の前面部にまで流れる ことはない。
【0016】 しかして、溝25ないし27に溜まった油は桟19ないし21の傾斜に沿って その下端部に向かって流れる。そして、上側の桟19の溝25内の油は凹部28 から下方に流れ出してフィルタ23に伝い移る。また、中央の桟20の溝26内 の油は同様に凹部29から流れ出し、そして上側の桟19の凹部28から流れ出 てフィルタ23を流下してくる油と共に油受部24に溜められる。残る下側の桟 21の溝27内の油は直接的に外枠22の下端横枠22aに流れ出て油受部24 に溜められる。
【0017】 このように本実施例によれば、シート状のフィルタ23の前面を流下して桟1 9ないし21に伝い移った油は、それら桟19ないし21の溝25ないし27に 溜められるので、桟19ないし21の前面部にまで流れることが防止される。こ のため、桟19ないし21の前面部がフィルタ23から伝い移ってきた油分で汚 されることがないので、桟19ないし21の汚れ度合いを見た使用者が、実際に はフィルタ23が未だ十分に使用に耐え得る状態にあっても、寿命がきたと誤認 するような不具合は生じない。また、桟4から油が滴下することも防止されるの で、換気扇の下側に設置されているレンジ等がその油滴により汚されるという不 具合の発生を未然に防止できる。
【0018】 図5および図6は本考案の他の実施例を示すもので、上記一実施例との相違は 、桟19ないし21のうち、シート状のフィルタ23よりも前面側に突出する部 分の上面の前端部にフィルタ23から離して上方に突出する突条部30ないし3 2を一体に突設したところにある。このように構成しても、フィルタ23の前面 を流下して桟19ないし21に伝い移った油が桟19ないし21の前面部にまで 流れることを突条部30ないし32により防止できるので、前記一実施例と同様 の効果を得ることができる。
【0019】 なお、凹部28および29の形成位置としては、桟19,20の外枠22との 連結部に限られず、その連結部の近傍であっても良い。
【0020】 また、フィルタ23の背面側の桟にも溝或いは突条部を形成するようにしても 良いし、この背面側の桟は必要に応じて設ければ良く、必らずしも必要なもので はない。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、シート状のフィルタの前面側に存する桟 に、溝或いは突条部を形成したことにより、フィルタの前面を流下した油分が桟 に伝い移っても、その油分は溝に溜められ、或いは突条部により桟の前面部側に 流れることが防止されるので、桟の前面部がフィルタから伝い移ってきた油分で 汚されることがなく、実際にはフィルタが未だ十分に使用に耐え得る状態にあっ ても、寿命がきたと誤認するような不具合は生ぜず、また桟から油分が滴下する ことがなく、換気扇の下方に設置されているレンジ等が油分で汚されるおそれが ないという実用的効果を奏する。
【0022】 また、桟の外枠との連結部またはその近傍部分に、桟の上下両面間にわたる凹 部を形成したことにより、桟に溜まった油分は凹部から流れ出るので、油分が溝 、或いは突条部からから溢れ出たりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すフィルタ体の斜視図
【図2】フィルタ体の部分拡大斜視図
【図3】図1の III−III 線に沿う拡大断面図
【図4】フィルタ体を含めて示す換気扇の分解斜視図
【図5】本考案の他の実施例を示す図1相当図
【図6】図3相当図
【図7】従来のフィルタ体を示す図1相当図
【図8】図3相当図
【符号の説明】
11は換気扇本体、17は化粧枠、18はフィルタ体、
19ないし21は桟、22は外枠、23はフィルタ、2
4は油受部、25ないし27は溝、28および29は凹
部、30ないし32は突条部である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇の前面部に着脱可能に取り付けら
    れるものであって、内側にインサート成形によってシー
    ト状のフィルタを設けたプラスチック製の外枠と、前記
    フィルタの前面に位置して前記外枠の内側に一体に架設
    した桟と、この桟の上面に前記フィルタの前面に沿って
    形成した溝とを具備したことを特徴とする換気扇用フィ
    ルタ体。
  2. 【請求項2】 換気扇の前面部に着脱可能に取り付けら
    れるものであって、内側にインサート成形によってシー
    ト状のフィルタを設けたプラスチック製の外枠と、前記
    フィルタの前面に位置して前記外枠の内側に一体に架設
    した桟と、この桟に前記フィルタの前面に沿い且つ離間
    して上方に突出形成した突条部とを具備したことを特徴
    とする換気扇用フィルタ体。
  3. 【請求項3】 桟に溜まった油を流出させるために、桟
    の外枠との連結部またはその近傍部分に、桟の上下両面
    間にわたる凹部を形成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の換気扇用フィルタ体。
JP2183493U 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体 Pending JPH0678732U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2183493U JPH0678732U (ja) 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2183493U JPH0678732U (ja) 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0678732U true JPH0678732U (ja) 1994-11-04

Family

ID=12066108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2183493U Pending JPH0678732U (ja) 1993-04-26 1993-04-26 換気扇用フィルタ体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678732U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031149A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Kao Corp 防汚フィルタ
JP2013124658A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Roki Co Ltd 吸気装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031149A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Kao Corp 防汚フィルタ
JP2013124658A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Roki Co Ltd 吸気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0678732U (ja) 換気扇用フィルタ体
JPH1147531A (ja) 室内空気処理用のフィルタ部材
JPH11276827A (ja) 空気調和機のエアーフィルタ装置
US20200103138A1 (en) System and Method for HVAC Register Filtration
JP2002045632A (ja) 空気清浄機
JP2000002108A (ja) Atf用フィルタ
JPH1163597A (ja) 換気扇用フィルタ
JPS6023610Y2 (ja) フィルタ−付換気扇
KR0120750Y1 (ko) 공기조화기의 필터
JP2002098367A (ja) 加湿機能を有する空気調和機
CN215128096U (zh) 洗地机用的过滤组件
CN216481297U (zh) 一种挂壁式空调器室内机及空调器
JPS6119742Y2 (ja)
JP2516804Y2 (ja) フイルタの組立構造
JPH05103931A (ja) 換気扇のフイルタ体
JPS6135865Y2 (ja)
JP3021722B2 (ja) エアーフィルターの取付装置
JPH0131875Y2 (ja)
JPH0438180Y2 (ja)
KR200272229Y1 (ko) 공기조화기의급기필터
JP3219673B2 (ja) アプライト型のクリーナー
CN206281184U (zh) 应用于通风产品的通风过滤装置
JPH0678739U (ja) レンジフード用フィルタ
JPS6123212Y2 (ja)
JPS6324051Y2 (ja)