JP2002045632A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

Info

Publication number
JP2002045632A
JP2002045632A JP2000237053A JP2000237053A JP2002045632A JP 2002045632 A JP2002045632 A JP 2002045632A JP 2000237053 A JP2000237053 A JP 2000237053A JP 2000237053 A JP2000237053 A JP 2000237053A JP 2002045632 A JP2002045632 A JP 2002045632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
front panel
air purifier
main body
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000237053A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Mori
豊 森
Keiichi Matsumura
啓一 松村
Naoyoshi Kurosaki
尚良 黒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP2000237053A priority Critical patent/JP2002045632A/ja
Publication of JP2002045632A publication Critical patent/JP2002045632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレフィルターの汚れ状態が目視で確認でき
るとともに、プレフィルターの清掃性を向上させ、メイ
ンフィルターの清浄能力を安定して発揮できる空気清浄
機を提供することを目的としている。 【解決手段】 本体1の前面開口部に格子状の吸気口6
aを有する前面パネル6を着脱可能に設け、前記前面パ
ネル6の表面を覆うようにプレフィルター7を設けるこ
とにより、プレフィルター7の汚れの状態を目視で確認
することができ、プレフィルター7を清掃することでメ
インフィルターの清浄能力を安定して発揮することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内空気を浄化す
る空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気清浄機は、図13に
示すように本体101内にプレフィルター102、メイ
ンフィルター103および送風機104を内蔵し、本体
101前面に設けた前面パネル105を外してプレフィ
ルター102の清掃または交換を行うものである。
【0003】プレフィルター102は一般的に前面パネ
ル105の背面、またはメインフィルター103の前面
に取り付けられている。
【0004】また他の方法として、特開平4−3571
5号公報に記載されたものが知られている。以下、その
空気清浄機について図14を参照しながら説明する。
【0005】図に示すように、メインフィルターと送風
機を内蔵した本体201と、この本体201に吸気口2
02、排気口203を有し、この本体201の吸気口2
02と対応する部分には通気性の前面パネル204を本
体201前方に対して扉状に開閉自在に設け、この前面
パネル204の開口部に対向する部分にプレフィルター
205を設けている。
【0006】上記構成において、前者のものは送風機1
04の運転により、前面パネル105の吸気口106よ
り吸引された汚染空気がプレフィルター102、メイン
フィルター103を通過して浄化され、吐出口より清浄
空気を吹き出すようになっている。
【0007】また後者のものは、空気中の汚れが多い時
は前面パネル204を開き、空気中の汚れが少なくなっ
てきた時は前面パネル204を閉じることにより、吸気
抵抗を調節して空気清浄の処理風量を変化させ、騒音を
大きく上げずに処理風量を上げることができるものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
清浄機では、前者のものでは、プレフィルターに大量の
塵埃が付着しても、前面パネル内にあるため、外観から
汚れ状態を判断することはできず、また後者のもので
は、大きな塵埃がメインフィルターに直接入り込むた
め、目詰まりを起こしやすく、安定した清浄能力を発揮
できないという課題があり、プレフィルターの汚れ状態
が目視確認できるとともにメインフィルターの清浄能力
を安定して発揮できる空気清浄機が要求されている。
【0009】また、前面パネルや前面パネルとプレフィ
ルターの間に段差があると、その段差部分に塵埃が付着
しやすくなり、掃除機のブラシ付きノズルでは完全に取
り除けないため、プレフィルターを取り出して清掃する
ことになり、清掃作業に手間が掛かるという課題があ
り、プレフィルターの清掃が簡単にできる空気清浄機が
要求されている。
【0010】また、プレフィルターは網目状に構成され
ているため、液体が付着すると毛細管現象による吸水作
用が働き、使用者の不注意によりコーヒーや醤油等の液
体がプレフィルターに付着する場合には、プレフィルタ
ーが液体を吸収し、汚れが浸透して落ちなくなるという
課題があり、誤って飲料などの液体が付着しても、汚れ
がこびりつかないプレフィルターを備えた空気清浄機が
要求されている。
【0011】また、プレフィルターを通気面積の大きい
素材にて形成し、吸気抵抗を小さくすれば処理風量を大
きくすることができるが、プレフィルターが前面に露出
している場合は、外からの押圧力が掛かると変形して破
損しやすくなり、またプレフィルターを通して製品の内
部が透けて見えるため、外観の見栄えを損なうという課
題があり、プレフィルターに外力が加わっても変形や破
損がなく、見栄えの良い空気清浄機が要求されている。
【0012】また、プレフィルターは汚れがひどくなる
と水洗いが必要となるが、プレフィルターの素材によっ
ては水洗いをすると、色落ち、変色などが生じるという
課題があり、プレフィルターの水洗後においても、色落
ち、変色などが生じない空気清浄機が要求されている。
【0013】また、近年、家電製品にインテリア性を求
める使用者も多く、特に部屋の雰囲気や季節感に対応し
てカーテンや敷物などを取り替えても、空気清浄機の外
観を簡単に変えられないという課題があり、様々な生活
シーンに応じて、外観を容易に変化させることのできる
空気清浄機が要求されている。
【0014】また、捕集した塵埃がプレフィルターに堆
積すると吸気抵抗が上昇し、空気清浄の処理風量の低下
や運転音が増大するため、プレフィルターの適度な清掃
が必要となるが、毎日使用する者にとってはその変化に
気づかず、清掃する時期が分かりにくいという課題があ
り、プレフィルターの清掃時期を使用者に確実に知らせ
ることのできる空気清浄機が要求されている。
【0015】また、プレフィルターが前面パネルに一体
に設けられている場合、プレフィルターを水洗いする際
に前面パネルも同時に水洗いすることになり、洗浄時の
スペースの確保や作業性が困難であり、プレフィルター
が分離できるものでも、付着した汚れをブラシなどでこ
すり取る作業が伴い、清掃作業を人手に頼るという課題
があり、プレフィルターの清掃作業が極めて簡単にでき
る空気清浄機が要求されている。
【0016】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、プレフィルターの汚れ状態を目視確認で
きるとともに、メインフィルターの清浄能力を安定して
発揮でき、また捕集した塵埃を容易にプレフィルターか
ら除去することができ、また誤って飲料などの液体が付
着しても汚れがこびりつかず、またプレフィルターに外
力が加わっても変形や破損がなく見栄えの良い外観を保
ち、またプレフィルターの水洗後においても、色落ち、
変色などが生じず、また様々な生活シーンに応じて製品
イメージを容易に変化させることができ、またプレフィ
ルターの清掃時期を使用者に確実に知らせることがで
き、プレフィルターの清掃作業が極めて簡単にできる空
気清浄機を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の空気清浄機は上
記目的を達成するために、メインフィルターと送風装置
を内蔵した本体と、この本体の前面開口部に着脱可能に
設けた格子状の吸気口を備えた前面パネルと、この前面
パネルの表面を覆うように設けたプレフィルターを有し
たものである。
【0018】本発明によれば、プレフィルターの汚れ状
態を目視確認できるとともに、メインフィルターの清浄
能力を安定して発揮できる空気清浄機が得られる。
【0019】また他の手段は、前面パネルの前面部を平
面または滑らかな曲面で形成し、前記前面部に沿うよう
にプレフィルターを付設したものである。
【0020】本発明によれば、捕集した塵埃を容易にプ
レフィルターから除去することができる空気清浄機が得
られる。
【0021】また他の手段は、プレフィルターの表面に
撥水加工を施したものである。
【0022】本発明によれば、プレフィルターの水洗後
においても、色落ち、変色などが生じない空気清浄機が
得られる。
【0023】また他の手段は、プレフィルターと前面パ
ネルの間に剛性の網目状ネットを挿入したものである。
【0024】本発明によれば、プレフィルターの吸気抵
抗の上昇を抑えつつ、製品の外観からの内部部品の透け
を防止した空気清浄機が得られる。
【0025】また他の手段は、プレフィルターに脱色防
止加工を施し、水洗い可能に設けたものである。
【0026】本発明によれば、プレフィルターを水洗い
しても、色落ち、変色等が生じない空気清浄機が得られ
る。
【0027】また他の手段は、色の異なる複数のプレフ
ィルターと前面パネルをそれぞれ一体化した複数パネル
組を設け、本体前面開口部に着脱可能に設けたものであ
る。
【0028】本発明によれば、様々な生活シーンに応じ
て、製品のイメージを容易に変化させることのできる空
気清浄機が得られる。
【0029】また他の手段は、前面パネルの吸気口に文
字形状または絵模様形状のスリットを形成してなるもの
である。
【0030】本発明によれば、プレフィルターの清掃時
期を使用者に確実に知らせることができる空気清浄機が
得られる。
【0031】また他の手段は、プレフィルターを前面パ
ネルより着脱可能とする固定手段を設け、前記プレフィ
ルターを織布製としたものである。
【0032】本発明によれば、プレフィルターの清掃作
業が極めて簡単にできる空気清浄機が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明は、メインフィルターと送
風装置を内蔵した本体と、この本体の前面開口部に着脱
可能に設けた格子状の吸気口を備えた前面パネルと、こ
の前面パネルの表面を覆うように設けたプレフィルター
を有したものであり、プレフィルター上に捕集された塵
埃量を使用者が目視確認できるので、その堆積した塵埃
を掃除機で取り除くことにより、正常な空気清浄運転を
続けることができるという作用を有する。
【0034】また、前面パネルの前面部を平面または滑
らかな曲面で形成し、前記前面部に沿うようにプレフィ
ルターを付設したものであり、プレフィルターは平面的
な、または滑らかな曲面形状となり、プレフィルターに
付着した塵埃は、掃除機のブラシ付きノズルを滑らすよ
うにして吸い取ることにより、簡単に取り除くことがで
きるという作用を有する。
【0035】また、プレフィルターの表面に撥水加工を
施したものであり、使用者の不注意により、コーヒーや
醤油等の液体成分がプレフィルターに掛かった場合で
も、プレフィルターには液体成分が浸透せず、容易に液
体を拭き取ることができるため、プレフィルターに汚れ
が付着しないという作用を有する。
【0036】また、プレフィルターと前面パネルの間に
剛性の網目状ネットを挿入したものであり、前面パネル
が外力により押圧された場合に、剛性の網目状ネットが
過大な変形を防ぎ、プレフィルターの破損を防止すると
ともに、プレフィルターの編み目から本体内部が透けて
見えないようにして、外観の見栄えを損なわないという
作用を有する。
【0037】また、プレフィルターに脱色防止加工を施
し、水洗い可能に設けたものであり、掃除機等の吸引に
よる清掃作業だけでは、プレフィルターの汚れを完全に
除去できない場合でも、水洗いを行うことによりプレフ
ィルターの汚れを完全に除去し、色あせもなく何度も再
使用できるという作用を有する。
【0038】また、色の異なる複数のプレフィルターと
前面パネルをそれぞれ一体化した複数のパネル組を設
け、本体前面開口部に着脱可能に設けたものであり、製
品の色を部屋の敷物やカーテン等の色と合せたり、春夏
秋冬のイメージに製品の色を合せたりすることができる
という作用を有する。
【0039】また、前面パネルの吸気口に文字形状また
は絵模様形状のスリットを形成したものであり、スリッ
トの上流側にあるプレフィルターの表面を塵埃が堆積す
ると、スリットと同一形状の文字や絵模様が塵埃により
形作られるという作用を有する。
【0040】また、プレフィルターを前面パネルより着
脱可能とする固定手段を設け、前記プレフィルターを織
布製としたものであり、プレフィルターの清掃時にプレ
フィルターを前面パネルから取外すことができ、掃除機
で取り除けない汚れは洗濯機に入れて洗うことができる
という作用を有する。
【0041】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、本体1は送
風装置2とファンケーシング(図示せず)および制御部
4を内蔵し、本体1の上部に吹出口1aを設けている。
送風装置2の吸気側の本体1内には、微細塵埃の捕集お
よび脱臭を目的としたメインフィルター5が載置され、
さらに本体1の前面開口部に10mm〜20mm四方の
格子状の吸気口6aを有する前面パネル6を着脱可能に
設け、前記前面パネル6の表面を覆うように粗塵用のプ
レフィルター7を設けている。
【0042】上記構成において、まず送風機2の運転に
より室内の汚染された空気は本体1前面に設けたプレフ
ィルター7を通過する。比較的粒子径の大きな塵埃は、
プレフィルター7で捕集されることになる。さらに前面
パネル6の格子状の吸気口6aを通過した空気は、メイ
ンフィルター5を通るときに、微細な塵埃や悪臭が捕集
される。メインフィルター5により清浄された空気は、
本体1内のファンケーシングを経て吹出口1aより本体
1外へ吐出される。
【0043】このように本体1の前面にあるプレフィル
ター7の表面には粒子径大なる塵埃が捕集され堆積する
ため、プレフィルター7の汚れ状態を見ることにより、
プレフィルター7を掃除すべきかどうかを目視で判断す
ることができる。
【0044】またプレフィルター7に積もった塵埃を日
常的に掃除することにより、一定の送風量が確保され、
空気清浄機を正常な状態で安定して使用することができ
る。
【0045】またプレフィルター7には外からの押圧力
や吸気抵抗により本体1の内側方向への力が加わるが、
前面パネル6の格子状の吸気口6aを形成するリブ6b
がプレフィルター7の変形を防止することができる。
【0046】(実施例2)図1〜図4に示すように前面
パネル6の前面形状は格子状の吸気口6a(開口部)を
除き、平面形状または滑らかな曲面形状をなし、この前
面形状に沿うようにプレフィルター7に張力をかけて固
定している。すなわちプレフィルター7をポリエステル
繊維の織布で形成し、プレフィルター7の端部7aを合
成樹脂で形成した前面パネル6の周縁6cに全周熱溶着
することで、一体的に固定している。
【0047】プレフィルター7はポリエステル繊維の織
布で形成されているので伸縮性を有し、前面パネル6の
形状が平面的あるいは曲面的な形状であるため、プレフ
ィルター7も前面パネル6を覆うことにより滑らかな表
面を形成している。
【0048】上記構成において、プレフィルター7に塵
埃が付着して掃除するときは、ブラシ状ノズルでプレフ
ィルター7表面を滑らすように吸い込むことで、簡単に
塵埃を取り除くことができる。
【0049】また前面パネル6の格子枠がプレフィルタ
ー7の背面を保持しているため、掃除機のノズルを当て
たときに吸引力を向上させることができる。
【0050】(実施例3)図5に示すように、プレフィ
ルター7の繊維表面にエステル系の合成樹脂8を含浸さ
せることにより、撥水加工を施したものである。
【0051】上記構成において、使用者の不注意によ
り、コーヒーや醤油等の液体成分がプレフィルター7に
付着した場合でも、液体成分は含浸された合成樹脂8に
より弾かれ、プレフィルター7の繊維内に侵入すること
もなく容易に拭き取ることができる。
【0052】また、プレフィルター7が吸水性の場合に
は、プレフィルター7の表面に捕集された塵埃が堆積し
ている状態で液体成分が付着すると、塵埃が液体成分に
混ざりながらプレフィルター7の繊維間にまで侵入し、
塵埃を除去することが非常に困難になるが、撥水加工を
施しているので塵埃を含んだ液体成分は繊維表面で弾か
れ、プレフィルター7の繊維間に塵埃が侵入することを
防止でき、簡単に取り除くことができる。
【0053】(実施例4)図6および図7に示すように
プレフィルター7と前面パネル6の間にポリプロピレン
繊維をハニカム織にして形成したネット9を挿入したも
のであり、前記ネット9の寸法は前面パネル6の格子状
の吸気口6aよりも大きく設定してある。このとき、プ
レフィルター7の開口部7aとネット9の開口部9aが
重ならないような寸法関係としている。
【0054】上記構成において、プレフィルター7の開
口部7aとネット9の開口部9aがずれているが、空気
の通風路は確保されている。このためプレフィルター7
の開口部7aとネット9の閉鎖部9bが重なることにな
り、製品の外観からでは、製品の内部部品を目視で確認
することはできない。
【0055】また、ネット9をプレフィルター7と前面
パネル6の間に挿入することにより、剛性を有するネッ
ト9がプレフィルター7の補強の役目を果たし、プレフ
ィルター7が変形して破損しないよう保護することがで
きる。
【0056】(実施例5)図6に示すように、前面パネ
ル6に固定されるプレフィルター7は分散浴中高温染色
され、さらに脱色防止加工が施されている。
【0057】上記構成において、プレフィルター7にタ
バコ等のヤニ等の汚れが付着した場合は、掃除機での吸
引による清掃では除去できない。このときはプレフィル
ター7を洗剤などで洗浄する必要があるが、プレフィル
ター7に脱色防止加工を施しているので、プレフィルタ
ー7の変色や色落ちを危惧することなく水洗いすること
ができ、タバコのヤニなどの汚れを除去することができ
る。
【0058】また、プレフィルター7に変色や色落ちが
生じないため、プレフィルター7の洗浄前後において、
プレフィルター7に付着する塵埃量を目視によって同程
度に確認することができる。
【0059】本実施例では、プレフィルター7の洗浄期
間を6ヶ月に1回程度と想定し、製品寿命(7年)まで
使用するとして、14回以上の洗浄繰返し試験を実施し
た結果では変色や色落ちがなく、プレフィルター7とし
ての実用的価値は大なるものである。
【0060】(実施例6)図8〜図10に示すように、
赤、橙、青、灰、緑、紫等の色の異なる複数のプレフィ
ルター7と前面パネル6をそれぞれ一体化した複数のパ
ネル組10を設け、パネル組10には本体ケース1と係
合するためのボス10aを上下左右に4箇所設けてお
り、本体ケース1には、前記ボス10aが係合するため
のゴムで形成された係合穴1bを4個所備えている。パ
ネル組10のボス10aを本体ケース1の係合穴1bに
挿入すると、ボス10aが係合穴1bと摩擦力で固定さ
れ、パネル組10が本体ケース1に固定されることにな
り、ボス10aと係合穴1bは摩擦力で固定されている
だけであるため、容易に外すこともできる。
【0061】上記構成において、使用者が色の異なる複
数のパネル組10を容易に付換えることができ、部屋の
敷物やカーテンの色を変更した時や、季節の変化の時な
どに、使用者の好みに応じてパネル組10を付換えるこ
とにより、空気清浄機をイメージ通りにコーディネート
することができる。
【0062】(実施例7)図11に示すように、前面パ
ネル6の吸気口6dに「そうじ」の文字形状のスリット1
1を設けたものである。また、製品使用当初は前面パネ
ル6の表面はプレフィルター7で覆われているため、
「そうじ」の文字形状のスリット11を製品外観から目視
で確認することはできない。
【0063】上記構成において、まず前面パネル6の吸
気口6dのスリット11は汚染された空気を吸引し、そ
の表面にあるプレフィルター7には塵埃が捕集され、プ
レフィルター7の表面に塵埃が付着していくが、スリッ
ト11の周囲には通気性がなく、プレフィルター7のそ
の部分には塵埃が付着することはない。さらに製品を使
用すると、前記の差は顕著に現れ、プレフィルター7の
表面が塵埃で覆ることにより、「そうじ」の文字形状が塵
埃により形成され、使用者が製品外観から目視で確認す
ることができ、使用者にプレフィルター7の清掃を促す
ことができる。
【0064】なお前面パネル6の吸気口6dに形成する
スリット形状は、使用者に清掃を促す類のものであれ
ば、文字以外でも「ほうき」などの絵模様としてもよ
く、使用者に認識できるものであればよい。さらに通気
性のないめくら板を文字形状や絵模様としてもよい。
【0065】(実施例8)図12に示すように、固定手
段として布状着脱テープ12を、前面パネル6の周囲お
よびプレフィルター7の端部に設け、プレフィルター7
を着脱可能に固定している。またプレフィルター7は織
布製として、前面パネル6より取り外したときは、その
まま洗濯機で洗えるようになっている。
【0066】上記構成において、プレフィルター7を掃
除機で清掃するときは前面パネル6に付けたまま行う
が、水洗いするときにはプレフィルター7を前面パネル
6から取り外すことにより、水洗いをするための場所も
とらず、取扱いが容易となる。さらに、プレフィルター
7は織布製であるため、洗濯機で洗濯できるので、清掃
の作業性を向上させることができる。
【0067】また、プレフィルター7を交換する場合に
おいても、プレフィルター7を前面パネル6から取外
し、プレフィルター7のみを交換すればよいため、前面
パネル6は継続して使用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば格子状の吸気口を備えた前面パネルに、この
前面パネルを覆うようにプレフィルターを設けているの
で、本体の前面に位置するプレフィルターの表面を見る
ことにより、プレフィルターの汚れ状態が一目で分か
り、汚れている場合はすぐに掃除機で塵埃を取り除くこ
とができ、これにより空気清浄機の送風量を増やして正
常運転を行うことができ、またプレフィルターが外的な
押圧力を受けても前面パネルが背面にあるため、プレフ
ィルターの破損を防止できるという効果のある空気清浄
機を提供することができる。
【0069】また、前面パネルの形状を平面的および滑
らかな曲面形状となし、前面パネルの表面に沿ってプレ
フィルターを覆うように取り付けることにより、プレフ
ィルター表面が滑らかに形成され、掃除機のブラシを当
てるだけで完全に吸い取ることができ、プレフィルター
表面の清掃が容易にできるという効果のある空気清浄機
を提供することができる。
【0070】また、プレフィルターの表面に撥水加工を
施しているので、使用者の不注意により、プレフィルタ
ーに液体が付着する場合であっても、プレフィルターに
液体が浸透することがなく、また塵埃が液体とともにプ
レフィルターの内部に侵入することもなく、製品の外観
を良好な状態で保つことができるという効果のある空気
清浄機を提供することができる。
【0071】また 網目状のネットをプレフィルターと
前面パネルの間に挿入することにより、吸気通風路の面
積を減少させることなく、製品外観から目視による製品
内部部品の透けを防止でき、製品のデザイン性を向上さ
せることができるとともに、プレフィルターの補強がで
きるという効果のある空気清浄機を提供することができ
る。
【0072】また、プレフィルターに脱色防止加工を施
し、水洗い可能としているので、タバコのヤニや掃除機
の吸引による清掃では除去できない汚れであっても、プ
レフィルターを水洗いすることにより容易に除去するこ
とができ、水洗いしても脱色しないので、プレフィルタ
ーへの塵埃の付着状態の確認が安定してできるという効
果のある空気清浄機を提供することができる。
【0073】また、色の異なる複数のパネル組が本体前
面開口部に着脱可能であるため、製品の色を部屋の壁紙
やカーテン等の色と合せたり、春夏秋冬のイメージに製
品の色を合せたりすることができ、使用者の好みに合わ
せて製品の外観を容易に変更できるという効果のある空
気清浄機を提供することができる。
【0074】また、前面パネルの吸気口に文字形状また
は絵模様形状のスリットを形成することにより、スリッ
トと同一形状の文字などが塵埃の堆積でプレフィルター
表面に浮き出るようになり、使用者に確実に清掃時期を
知らせることができるという効果のある空気清浄機を提
供することができる。
【0075】また、プレフィルターを前面パネルから取
外して洗濯機で洗えるため、清掃作業が容易になるとと
もに、プレフィルターだけを交換すればよいため、交換
に要するコストを低減することができるという効果のあ
る空気清浄機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の空気清浄機の一部破断の分
解斜視図
【図2】同実施例2のプレフィルターの取付状態を示す
前面パネル裏面図
【図3】同前面パネルの断面図
【図4】同前面パネルの要部断面拡大図
【図5】同実施例3のプレフィルターの部分拡大図
【図6】同実施例4、5のプレフィルター、ネット取付
を示す前面パネルの正面図
【図7】同実施例4のネット取付時の空気流および構成
を示す部分断面拡大図
【図8】同実施例6の複数のパネル組を示す説明図
【図9】同前面パネル組と本体の分解斜視図
【図10】同前面パネルと本体の取付状態を示す要部断
面拡大図
【図11】(イ)同実施例7の前面パネル正面図(ロ)
同塵埃付着時のプレフィルター正面図
【図12】同実施例8のプレフィルター着脱構成説明図
【図13】従来の空気清浄機の分解斜視図
【図14】(イ)従来の他の空気清浄機の外観図 (ロ)同前面パネル開放時の外観図
【符号の説明】
1 本体 2 送風装置 5 メインフィルター 6 前面パネル 6a 吸気口 7 プレフィルター 9 ネット 10 パネル組 11 スリット 12 布状着脱テープ(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 尚良 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 Fターム(参考) 4D058 JA12 JB14 JB24 JB41 JB46 KA01 KA06 KA12 KA13 KA15 KB11 KC32 KC52 MA12 MA33 PA02 PA11 QA01 QA11 SA01 SA20 TA07 UA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフィルターと送風装置を内蔵した
    本体と、この本体の前面開口部に着脱可能に設けた格子
    状の吸気口を備えた前面パネルと、この前面パネルの表
    面を覆うように設けたプレフィルターを有してなる空気
    清浄機。
  2. 【請求項2】 前面パネルの前面部を平面または滑らか
    な曲面で形成し、前記前面部に沿うようにプレフィルタ
    ーを付設してなる請求項1記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 プレフィルターの表面に撥水加工を施し
    てなる請求項1記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 プレフィルターと前面パネルの間に剛性
    の網目状ネットを挿入してなる請求項1記載の空気清浄
    機。
  5. 【請求項5】 プレフィルターに脱色防止加工を施し、
    水洗い可能に設けた請求項1記載の空気清浄機。
  6. 【請求項6】 色の異なる複数のプレフィルターと前面
    パネルをそれぞれ一体化した複数のパネル組を設け、本
    体前面開口部に着脱可能に設けた請求項1記載の空気清
    浄機。
  7. 【請求項7】 前面パネルの吸気口に文字形状または絵
    模様形状のスリットを形成してなる請求項1記載の空気
    清浄機。
  8. 【請求項8】 プレフィルターを前面パネルより着脱可
    能とする固定手段を設け、前記プレフィルターを織布製
    とした請求項1記載の空気清浄機。
JP2000237053A 2000-08-04 2000-08-04 空気清浄機 Pending JP2002045632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237053A JP2002045632A (ja) 2000-08-04 2000-08-04 空気清浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237053A JP2002045632A (ja) 2000-08-04 2000-08-04 空気清浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002045632A true JP2002045632A (ja) 2002-02-12

Family

ID=18728978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000237053A Pending JP2002045632A (ja) 2000-08-04 2000-08-04 空気清浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002045632A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289235A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Mitsubishi Electric Corp 空気清浄機
JP2007092288A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sekisui Chem Co Ltd 玄関の脱臭構造
JP2009092369A (ja) * 2007-09-21 2009-04-30 Asahi Kasei Fibers Corp 空調システム用表面材
JP2012055844A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Hitachi Appliances Inc 空気清浄機
CN105276695A (zh) * 2014-06-06 2016-01-27 富士通将军股份有限公司 空气净化机
JPWO2019097647A1 (ja) * 2017-11-16 2019-11-14 午郎 佐伯 空気清浄媒体
WO2019224964A1 (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 シャープ株式会社 電子機器
JP2020161611A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 富士通クライアントコンピューティング株式会社 電子機器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289235A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Mitsubishi Electric Corp 空気清浄機
JP4698276B2 (ja) * 2005-04-08 2011-06-08 三菱電機株式会社 空気清浄機
JP2007092288A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sekisui Chem Co Ltd 玄関の脱臭構造
JP2009092369A (ja) * 2007-09-21 2009-04-30 Asahi Kasei Fibers Corp 空調システム用表面材
JP2012055844A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Hitachi Appliances Inc 空気清浄機
CN105276695A (zh) * 2014-06-06 2016-01-27 富士通将军股份有限公司 空气净化机
JPWO2019097647A1 (ja) * 2017-11-16 2019-11-14 午郎 佐伯 空気清浄媒体
WO2019224964A1 (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 シャープ株式会社 電子機器
JPWO2019224964A1 (ja) * 2018-05-24 2021-07-08 シャープ株式会社 電子機器
JP7158474B2 (ja) 2018-05-24 2022-10-21 シャープ株式会社 電子機器
JP2020161611A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 富士通クライアントコンピューティング株式会社 電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7144438B2 (en) Dust collecting container for vacuum cleaner
DE60132954T2 (de) Filteranordnung für Staubsauger
JP2002045632A (ja) 空気清浄機
KR20060111999A (ko) 공기청정기
JP5835786B1 (ja) ドラム式洗濯機用使い捨てフィルタ
KR101152512B1 (ko) 공기청정기
KR100751764B1 (ko) 진공 청소기용 배기 필터
JP4928847B2 (ja) 電気掃除機
KR200426154Y1 (ko) 외기여과필터
CN214233226U (zh) 一种空调滤芯
CN219762734U (zh) 一种带过滤结构的布艺清洗机刷头
US7329293B2 (en) Disposable filtration system for bagless vacuum cleaners
KR200320422Y1 (ko) 공기조화기의 실내기용 필터와 흡입그릴의 취부구조
JP3010957U (ja) エアコン用使い捨てフィルター
KR100861231B1 (ko) 미세먼지 및 진드기 청소용 진공청소기 흡입노즐
US20230381702A1 (en) Air purifier
KR100492320B1 (ko) 공기청정기용 필터세트
JPH09117631A (ja) 空気清浄機
JP3054570U (ja) 空気清浄フィルター外付けエアコンディショナー
KR100551973B1 (ko) 공기청정기
JP3014317U (ja) フィルター付き換気扇装置
KR20010109442A (ko) 외기 여과용 필터 세트
KR100589290B1 (ko) 렌지 후드용 필터
KR20230166795A (ko) 공기청정기
JPS59217429A (ja) 空気清浄機