JPH0678525B2 - 乾式消火方法およびその装置 - Google Patents
乾式消火方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH0678525B2 JPH0678525B2 JP59158742A JP15874284A JPH0678525B2 JP H0678525 B2 JPH0678525 B2 JP H0678525B2 JP 59158742 A JP59158742 A JP 59158742A JP 15874284 A JP15874284 A JP 15874284A JP H0678525 B2 JPH0678525 B2 JP H0678525B2
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- JP
- Japan
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- coke
- chamber
- waste heat
- gas
- fire extinguisher
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
- Y02P20/129—Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines
Landscapes
- Coke Industry (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明は乾式消火方法およびその装置に係り、特に冷却
室の上部に予備室を有する消火塔内にコークス炉から窯
出しされた灼熱コークスを装入し、該灼熱コークスの有
する顕熱を不活性ガスを媒体として蒸気の形で回収しう
るようにした乾式消火方法およびその装置の改良に関す
る。
室の上部に予備室を有する消火塔内にコークス炉から窯
出しされた灼熱コークスを装入し、該灼熱コークスの有
する顕熱を不活性ガスを媒体として蒸気の形で回収しう
るようにした乾式消火方法およびその装置の改良に関す
る。
（２）従来技術と問題点 コークス炉から窯出しされた灼熱コークスは、消火塔に
おいて散水消火する湿式消火方法が従来の作業方法であ
ったが、近時はこの消火塔に対応する設備として、灼熱
コークスの有する顕熱を不活性ガスを媒体として蒸気の
形で回収しうるようにした乾式消火方法が省エネルギー
の見地から開発され、実用化されている。
おいて散水消火する湿式消火方法が従来の作業方法であ
ったが、近時はこの消火塔に対応する設備として、灼熱
コークスの有する顕熱を不活性ガスを媒体として蒸気の
形で回収しうるようにした乾式消火方法が省エネルギー
の見地から開発され、実用化されている。
この種、従来の方法としては、例えば特開昭52−85203
号公報に示されるものが知られている。これは内部に冷
却室を有する消火塔と外部の廃熱ボイラとをガス循環回
路で連結し、上部から装入される灼熱コークスを下部か
らの循環ガスで消火せしめると共に、コークスとの熱交
換で高温化した循環ガスで廃熱ボイラを稼動せしめるよ
うにしたものであり、廃熱ボイラへの入熱低下時に、前
記冷却室へ空気を導入して充填コークスを部分的に燃焼
させ、その燃焼熱で循環ガスを高温加熱してボイラ入熱
を上昇させるための改良を図っている。
号公報に示されるものが知られている。これは内部に冷
却室を有する消火塔と外部の廃熱ボイラとをガス循環回
路で連結し、上部から装入される灼熱コークスを下部か
らの循環ガスで消火せしめると共に、コークスとの熱交
換で高温化した循環ガスで廃熱ボイラを稼動せしめるよ
うにしたものであり、廃熱ボイラへの入熱低下時に、前
記冷却室へ空気を導入して充填コークスを部分的に燃焼
させ、その燃焼熱で循環ガスを高温加熱してボイラ入熱
を上昇させるための改良を図っている。
しかしながら、上記従来の乾式消火方法にあっては、空
気の導入を冷却室内、詳細にはガス循環回路に接続する
冷却室の循環ガス吸込部の下方部位に空気を導入してい
たために、コークスの燃焼が不十分なものとなってお
り、顕熱の回収が必ずしも十分なものとはなっていなか
った。即ち、このにおける空気導入部位では、ボイラー
入熱を上昇させる必要を生じた時点では上記吸込部に吸
引される循環ガスとコークスとの熱交換が行われている
ためにコークスは既に冷却されており、該吸込部より上
部のいわゆる循環ガスとの熱交換が行われない予備室の
部分のコークスに比べて急激に温度が低下するからであ
る。
気の導入を冷却室内、詳細にはガス循環回路に接続する
冷却室の循環ガス吸込部の下方部位に空気を導入してい
たために、コークスの燃焼が不十分なものとなってお
り、顕熱の回収が必ずしも十分なものとはなっていなか
った。即ち、このにおける空気導入部位では、ボイラー
入熱を上昇させる必要を生じた時点では上記吸込部に吸
引される循環ガスとコークスとの熱交換が行われている
ためにコークスは既に冷却されており、該吸込部より上
部のいわゆる循環ガスとの熱交換が行われない予備室の
部分のコークスに比べて急激に温度が低下するからであ
る。
（３）発明の目的 本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、消火塔に装入されたコー
クスの灼熱部分に空気を直接加圧導入し、該部分でコー
クスを部分的に燃焼させて効率の良い熱回収を行えるよ
うにしたものである。
り、その目的とするところは、消火塔に装入されたコー
クスの灼熱部分に空気を直接加圧導入し、該部分でコー
クスを部分的に燃焼させて効率の良い熱回収を行えるよ
うにしたものである。
（４）発明の構成 冷却室（３）の上部に予備室（２）を有する消火塔
（１）内にコークス炉から窯出しされた灼熱コークスを
装入し、該灼熱コークスの有する顕熱を不活性ガスを媒
体として蒸気の形で回収しうるようにした乾式消火方法
においては、 前記予備室（２）の周囲方向から前記予備室（２）の上
部空間に、常時、廃熱温度に基づく流量制御可能に空気
を加圧導入し、前記予備室内の可燃性ガス、コークス微
粉および灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼に
より生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共
に、熱交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収す
るようにしたことを特徴としたものである。
（１）内にコークス炉から窯出しされた灼熱コークスを
装入し、該灼熱コークスの有する顕熱を不活性ガスを媒
体として蒸気の形で回収しうるようにした乾式消火方法
においては、 前記予備室（２）の周囲方向から前記予備室（２）の上
部空間に、常時、廃熱温度に基づく流量制御可能に空気
を加圧導入し、前記予備室内の可燃性ガス、コークス微
粉および灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼に
より生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共
に、熱交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収す
るようにしたことを特徴としたものである。
そして、冷却室（３）の上部に予備室（２）を有する乾
式コークス消火塔（１）と、予備室下方に位置する循環
ガス吸込部（４）より廃熱ボイラ（６）へ不活性ガスを
送る廃熱供給ダクト（７）と、前記廃熱ボイラ（６）か
ら送風機（15）を介して前記冷却室（３）へ不活性ガス
を送るダクト（14,16）とからなる乾式消火装置におい
て、 前記予備室の上部空間を形成する上部周壁に配設した加
圧空気導入管（９）と、該加圧空気導入管（９）に介設
した流量制御バルブ（８）と、前記廃熱供給ダクト
（７）に設置して、前記廃熱供給ダクト内温度に基づき
前記流量制御バルブ（８）の開度を調節して加圧空気導
入量を制御することにより前記廃熱ボイラ（６）への入
熱量が一定範囲内となるように制御する温度計（22）と
を備えたことを特徴としたものである。
式コークス消火塔（１）と、予備室下方に位置する循環
ガス吸込部（４）より廃熱ボイラ（６）へ不活性ガスを
送る廃熱供給ダクト（７）と、前記廃熱ボイラ（６）か
ら送風機（15）を介して前記冷却室（３）へ不活性ガス
を送るダクト（14,16）とからなる乾式消火装置におい
て、 前記予備室の上部空間を形成する上部周壁に配設した加
圧空気導入管（９）と、該加圧空気導入管（９）に介設
した流量制御バルブ（８）と、前記廃熱供給ダクト
（７）に設置して、前記廃熱供給ダクト内温度に基づき
前記流量制御バルブ（８）の開度を調節して加圧空気導
入量を制御することにより前記廃熱ボイラ（６）への入
熱量が一定範囲内となるように制御する温度計（22）と
を備えたことを特徴としたものである。
このように構成したことによって、乾式消火方法を適用
すると、常時、廃熱温度に基づく流量制御を実行しつつ
空気を予備室（２）の周囲方向から予備室（２）の上部
空間に加圧導入し、予備室内の可燃性ガス、コークス微
粉および灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼に
より生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共
に、熱交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収す
ることができるようになる。
すると、常時、廃熱温度に基づく流量制御を実行しつつ
空気を予備室（２）の周囲方向から予備室（２）の上部
空間に加圧導入し、予備室内の可燃性ガス、コークス微
粉および灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼に
より生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共
に、熱交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収す
ることができるようになる。
また、乾式消火装置における作用としては、予備室の上
部空間を形成する上部周壁に配設した加圧空気導入管
（９）から、加圧空気導入管（９）に介設した流量制御
バルブ（８）の開度を調節することによって流量を制御
しつつ、加圧空気を予備室の上部空間に導入し、廃熱を
循環ガス吸込部（４）より廃熱供給ダクト（７）を介し
て廃熱ボイラ（６）側へ導入し、廃熱ボイラ（６）によ
り熱交換して蒸気を発生させて効率良く熱回収できるよ
うになる。
部空間を形成する上部周壁に配設した加圧空気導入管
（９）から、加圧空気導入管（９）に介設した流量制御
バルブ（８）の開度を調節することによって流量を制御
しつつ、加圧空気を予備室の上部空間に導入し、廃熱を
循環ガス吸込部（４）より廃熱供給ダクト（７）を介し
て廃熱ボイラ（６）側へ導入し、廃熱ボイラ（６）によ
り熱交換して蒸気を発生させて効率良く熱回収できるよ
うになる。
この時、廃熱供給ダクト（７）に設置した温度計（22）
により計測された廃熱供給ダクト内温度に基づき流量制
御バルブ（８）の開度が調節されて加圧空気導入量が制
御されることにより廃熱ボイラ（６）への入熱量が一定
範囲内となるように制御される。
により計測された廃熱供給ダクト内温度に基づき流量制
御バルブ（８）の開度が調節されて加圧空気導入量が制
御されることにより廃熱ボイラ（６）への入熱量が一定
範囲内となるように制御される。
（５）発明の実施例 以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明
する。
する。
第１図に示す実施例において、消火塔１は縦型に形成さ
れ、内部上下方向に予備室２と冷却室３とを備えてい
る。この予備室２と冷却室３とは消火塔１の中間部にお
いて、その内壁周囲に形成された不活性ガスの吸込部４
によって実質的に仕切られており、消火塔１内に装入さ
れたコークスは予備室２から漸次下方に移動し、冷却室
３において不活性ガスによる冷却作用を受ける。また、
上記予備室２の周壁内部には吸込部４と連通する環状の
空隙部５が形成されており、冷却室３において熱交換さ
れた不活性ガスは吸込部４を介して空隙部５内に吸入さ
れ、この空隙部５から廃熱ボイラ６に延びる廃熱供給ダ
クト７内に流入する。また、予備室２の上部には流量制
御バルブ８を備えた複数個の加圧空気導入管９が適当な
間隔で周壁に設けられており、この加圧空気導入管９を
通じて予備室２が外気と連通している。尚、図中、符号
10は消火塔１内の余剰ガスを放出するための放出ダク
ト、11はバケット12からの灼熱コークスを受けて消火塔
１内に装入するための装入ホッパ、13は消火されたコー
クスの排出口、14は冷却室３の下部に不活性ガスを送り
込むための送風ダクト、15は送風ダクト14に一端が接続
された送風機であって、他端が廃熱ボイラ６の出口から
集塵機21を介して延びるダクト16に連結されている。
れ、内部上下方向に予備室２と冷却室３とを備えてい
る。この予備室２と冷却室３とは消火塔１の中間部にお
いて、その内壁周囲に形成された不活性ガスの吸込部４
によって実質的に仕切られており、消火塔１内に装入さ
れたコークスは予備室２から漸次下方に移動し、冷却室
３において不活性ガスによる冷却作用を受ける。また、
上記予備室２の周壁内部には吸込部４と連通する環状の
空隙部５が形成されており、冷却室３において熱交換さ
れた不活性ガスは吸込部４を介して空隙部５内に吸入さ
れ、この空隙部５から廃熱ボイラ６に延びる廃熱供給ダ
クト７内に流入する。また、予備室２の上部には流量制
御バルブ８を備えた複数個の加圧空気導入管９が適当な
間隔で周壁に設けられており、この加圧空気導入管９を
通じて予備室２が外気と連通している。尚、図中、符号
10は消火塔１内の余剰ガスを放出するための放出ダク
ト、11はバケット12からの灼熱コークスを受けて消火塔
１内に装入するための装入ホッパ、13は消火されたコー
クスの排出口、14は冷却室３の下部に不活性ガスを送り
込むための送風ダクト、15は送風ダクト14に一端が接続
された送風機であって、他端が廃熱ボイラ６の出口から
集塵機21を介して延びるダクト16に連結されている。
この実施例に係る乾式消火方法では、まず装入ホッパ11
を介して消火塔11内に灼熱コークスを装入し、予備室２
の上部まで充填されたコークスに対し冷却室３の下部か
ら不活性ガスを送り込む。不活性ガスは冷却室３を上部
へと移動し、コークス層を通過していく間にコークスと
接触して熱交換し、コークスを冷却させると共に、コー
クスの有する顕熱を奪って高温加熱される。この高温加
熱ガスは吸込部４から空隙部５内に引かれ、廃熱供給ダ
クト７を介して廃熱ボイラ６に導かれる。予備室２の上
部に設けられた加圧空気導入管９の導入口にブロアーを
取付けるか、外部より加圧空気を導入して外気を強制的
に導入する。この加圧空気導入管９の流量制御バルブ８
は、廃熱供給ダクト７に設けた温度計22により、開度を
調節して導入空気量を調節する。この流量制御バルブ８
をダイヤフラム制御バルブとして、上記温度計22により
廃熱ボイラへ入る不活性ガス温度を一定範囲内になるよ
う自動制御することが好ましい。これによって加圧空気
導入管９を通じて、空気が予備室２内に圧入され、未だ
不活性ガスによる冷却を受けていない灼熱コークスと接
触する。そして、予備室２内のコークス中の残存揮発分
からの可燃ガスやコークスの一部、特に粉状コークスな
どが空気によって燃焼し、高温ガスとなって吸込部４に
引かれ、上記高温化した不活性ガスと共に、廃熱ボイラ
６に供給される。その結果、廃熱ボイラ６への入熱量が
増加して効率的に作動させることが可能となり、廃熱ボ
イラ６の蒸気発生量を増大かつ廃熱ボイラ６への入熱量
が減少した時に送入空気量を増大させることにより安定
化させることができる。
を介して消火塔11内に灼熱コークスを装入し、予備室２
の上部まで充填されたコークスに対し冷却室３の下部か
ら不活性ガスを送り込む。不活性ガスは冷却室３を上部
へと移動し、コークス層を通過していく間にコークスと
接触して熱交換し、コークスを冷却させると共に、コー
クスの有する顕熱を奪って高温加熱される。この高温加
熱ガスは吸込部４から空隙部５内に引かれ、廃熱供給ダ
クト７を介して廃熱ボイラ６に導かれる。予備室２の上
部に設けられた加圧空気導入管９の導入口にブロアーを
取付けるか、外部より加圧空気を導入して外気を強制的
に導入する。この加圧空気導入管９の流量制御バルブ８
は、廃熱供給ダクト７に設けた温度計22により、開度を
調節して導入空気量を調節する。この流量制御バルブ８
をダイヤフラム制御バルブとして、上記温度計22により
廃熱ボイラへ入る不活性ガス温度を一定範囲内になるよ
う自動制御することが好ましい。これによって加圧空気
導入管９を通じて、空気が予備室２内に圧入され、未だ
不活性ガスによる冷却を受けていない灼熱コークスと接
触する。そして、予備室２内のコークス中の残存揮発分
からの可燃ガスやコークスの一部、特に粉状コークスな
どが空気によって燃焼し、高温ガスとなって吸込部４に
引かれ、上記高温化した不活性ガスと共に、廃熱ボイラ
６に供給される。その結果、廃熱ボイラ６への入熱量が
増加して効率的に作動させることが可能となり、廃熱ボ
イラ６の蒸気発生量を増大かつ廃熱ボイラ６への入熱量
が減少した時に送入空気量を増大させることにより安定
化させることができる。
（６）発明の効果 以上説明したように本発明に係る乾式消火方法によれ
ば、常時、廃熱温度に基づく流量制御を実行しつつ空気
を予備室（２）の周囲方向から予備室（２）の上部空間
に加圧導入し、予備室内の可燃性ガス、コークス微粉お
よび灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼により
生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共に、熱
交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収すること
ができるため、灼熱コークスを高温で燃焼させることが
でき、灼熱コークス冷却時において熱回収する場合に、
精度良く温度管理された廃熱によって熱交換することが
でき、効率良く熱回収できる。
ば、常時、廃熱温度に基づく流量制御を実行しつつ空気
を予備室（２）の周囲方向から予備室（２）の上部空間
に加圧導入し、予備室内の可燃性ガス、コークス微粉お
よび灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼により
生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共に、熱
交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収すること
ができるため、灼熱コークスを高温で燃焼させることが
でき、灼熱コークス冷却時において熱回収する場合に、
精度良く温度管理された廃熱によって熱交換することが
でき、効率良く熱回収できる。
また、常時、廃熱温度に基づく流量制御を行って、空気
を予備室（２）の周囲方向から予備室（２）の上部空間
に加圧導入するようにしたことによって、廃熱を精度良
く温度管理できるとともに、灼熱コークスの装入態様を
妨げることなくコークス装入を行わせることができ、消
火塔（１）の操業安定性を高め、乾式消火時の運転効率
を向上させることができる。
を予備室（２）の周囲方向から予備室（２）の上部空間
に加圧導入するようにしたことによって、廃熱を精度良
く温度管理できるとともに、灼熱コークスの装入態様を
妨げることなくコークス装入を行わせることができ、消
火塔（１）の操業安定性を高め、乾式消火時の運転効率
を向上させることができる。
そして、乾式消火装置によれば、予備室の上部空間を形
成する上部周壁に配設した加圧空気導入管（９）から、
加圧空気導入管（９）に介設した流量制御バルブ（８）
の開度を調節することによって流量を制御しつつ、加圧
空気を予備室の上部空間に導入し、廃熱を循環ガス吸込
部（４）より廃熱供給ダクト（７）を介して廃熱ボイラ
（６）側へ導入し、廃熱ボイラ（６）により熱交換して
蒸気を発生させて熱回収できるようにし、この時、廃熱
供給ダクト（７）に設置した温度計（22）により計測さ
れた廃熱供給ダクト内温度に基づき流量制御バルブ
（８）の開度が調節されて加圧空気導入量が制御される
ことにより廃熱ボイラ（６）への入熱量が一定範囲内と
なるように制御させたため、予備室の高温部分である上
部空間で灼熱コークスを燃焼させることができ、灼熱コ
ークス冷却時に効率的に熱回収できる。
成する上部周壁に配設した加圧空気導入管（９）から、
加圧空気導入管（９）に介設した流量制御バルブ（８）
の開度を調節することによって流量を制御しつつ、加圧
空気を予備室の上部空間に導入し、廃熱を循環ガス吸込
部（４）より廃熱供給ダクト（７）を介して廃熱ボイラ
（６）側へ導入し、廃熱ボイラ（６）により熱交換して
蒸気を発生させて熱回収できるようにし、この時、廃熱
供給ダクト（７）に設置した温度計（22）により計測さ
れた廃熱供給ダクト内温度に基づき流量制御バルブ
（８）の開度が調節されて加圧空気導入量が制御される
ことにより廃熱ボイラ（６）への入熱量が一定範囲内と
なるように制御させたため、予備室の高温部分である上
部空間で灼熱コークスを燃焼させることができ、灼熱コ
ークス冷却時に効率的に熱回収できる。
また、常時、温度計（22）による廃熱温度の計測値に基
づく流量制御を行って、空気を加圧空気導入管（９）か
ら予備室（２）の上部空間に加圧導入させるようにした
ことによって、灼熱コークス装入態様の影響を最小限に
抑え、乾式消火装置の操業安定性を高め、消火塔（１）
の運転効率を向上させることができるとともに熱効率を
向上させることができ、操業コストを削減させることが
できる。
づく流量制御を行って、空気を加圧空気導入管（９）か
ら予備室（２）の上部空間に加圧導入させるようにした
ことによって、灼熱コークス装入態様の影響を最小限に
抑え、乾式消火装置の操業安定性を高め、消火塔（１）
の運転効率を向上させることができるとともに熱効率を
向上させることができ、操業コストを削減させることが
できる。
第１図は本発明に係る乾式消火方法を実施するための設
備の一実施例を示す概略図である。 １……消火塔、２……予備室 ３……冷却室、４……吸込部 ６……廃熱ボイラ、７……廃熱供給ダクト ８……流量制御バルブ、９……加圧空気導入管 14……送風ダクト、15……送風機 16……ダクト、22……温度計
備の一実施例を示す概略図である。 １……消火塔、２……予備室 ３……冷却室、４……吸込部 ６……廃熱ボイラ、７……廃熱供給ダクト ８……流量制御バルブ、９……加圧空気導入管 14……送風ダクト、15……送風機 16……ダクト、22……温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−85203（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−1591（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−49781（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−64692（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−96677（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−5201（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−31250（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】冷却室（３）の上部に予備室（２）を有す
る消火塔（１）内にコークス炉から窯出しされた灼熱コ
ークスを装入し、該灼熱コークスの有する顕熱を不活性
ガスを媒体として蒸気の形で回収しうるようにした乾式
消火方法において、 前記予備室（２）の周囲方向から前記予備室（２）の上
部空間に、常時、廃熱温度に基づく流量制御可能に空気
を加圧導入し、前記予備室内の可燃性ガス、コークス微
粉および灼熱コークスを部分的に燃焼させ、この燃焼に
より生じた高温ガスの顕熱を、不活性ガスの顕熱と共
に、熱交換により水を昇温させて水蒸気にして熱回収す
るようにしたことを特徴とする乾式消火方法。 - 【請求項２】冷却室（３）の上部に予備室（２）を有す
る乾式コークス消火塔（１）と、予備室下方に位置する
循環ガス吸込部（４）より廃熱ボイラ（６）へ不活性ガ
スを送る廃熱供給ダクト（７）と、前記廃熱ボイラ
（６）から送風機（15）を介して前記冷却室（３）へ不
活性ガスを送るダクト（14,16）とからなる乾式消火装
置において、 前記予備室の上部空間を形成する上部周壁に配設した加
圧空気導入管（９）と、 該加圧空気導入管（９）に介設した流量制御バルブ
（８）と、 前記廃熱供給ダクト（７）に設置して、廃熱供給ダクト
内温度に基づき前記流量制御バルブ（８）の開度を調節
して前記予備室の上部空間への加圧空気導入量を制御す
ることにより前記廃熱ボイラ（６）への入熱量が一定範
囲内となるように制御する温度計（22）と を備えたことを特徴とする乾式消火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59158742A JPH0678525B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 乾式消火方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59158742A JPH0678525B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 乾式消火方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6137893A JPS6137893A (ja) | 1986-02-22 |
| JPH0678525B2 true JPH0678525B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=15678342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59158742A Expired - Fee Related JPH0678525B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 乾式消火方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0678525B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0476095A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-10 | Nippon Steel Corp | 乾式消火設備の蒸気増量制御方法およびその装置 |
| RO120555B1 (ro) * | 1999-09-20 | 2006-03-30 | Nippon Steel Corporation | Metodă şi instalaţie de stingere uscată a cocsului |
| CN102304370A (zh) * | 2002-08-29 | 2012-01-04 | 新日本制铁株式会社 | 干熄焦装置 |
| CN102732269A (zh) * | 2011-03-29 | 2012-10-17 | 何巨堂 | 一种煤制焦装置干熄焦方法 |
| CN111076599A (zh) * | 2018-10-22 | 2020-04-28 | 株式会社捷太格特 | 热回收系统 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5285203A (en) * | 1976-01-08 | 1977-07-15 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Control of heat input of boiler in dry quenching facilities of coke |
| JPS591591A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コ−クス乾式消火設備におけるプリチヤンバ−内ガス成分調整方法 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP59158742A patent/JPH0678525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6137893A (ja) | 1986-02-22 |
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