JPH0678386U - 牽引機 - Google Patents

牽引機

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JPH0678386U
JPH0678386U JP1868493U JP1868493U JPH0678386U JP H0678386 U JPH0678386 U JP H0678386U JP 1868493 U JP1868493 U JP 1868493U JP 1868493 U JP1868493 U JP 1868493U JP H0678386 U JPH0678386 U JP H0678386U
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JP
Japan
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chain
sprocket
motor
winding mechanism
electric drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP1868493U
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English (en)
Inventor
秀三郎 田近
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は牽引機に関し、特に、チェーンを有
するチェーン捲取り機構部に対してモータを有する電動
駆動体を装着し、可搬型の電動構成を得ると共に、チェ
ーンをフリーとして手動で引くようにすることを特徴と
する。 【構成】 本考案による牽引機は、チェーン(22)をスプ
ロケット(20)により移動させると共に、このスプロケッ
ト(20)をモータ(11)により駆動し、スプロケット(20)を
内蔵したチェーン捲取り機構部(23)と電動駆動体(10)と
を着脱自在とすることにより、従来のように人力による
レバーホイストに代わる電動構成を得ると共に、チェー
ン(22)のスプロケット(20)に一体となるウォームホイー
ル(41)とウォームギヤ(43)との噛合を噛合及び噛合解除
に切換可能とし、牽引前に、チェーン(22)の手動による
長さ調整を可能とすることができる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、牽引機に関し、特に、チェーンを有するチェーン捲取り機構部に対 してモータを有する電動駆動体を装着し、可搬型の電動構成を得ると共に、チェ ーンに負荷がかからない時はチェーンを自由に方向を問わず引き出すことができ るようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の牽引機として、例えば、建物の柱の建て入れ直 しに用いるレバーホイストの場合、図9に示すように、柱1,2の下部1a,2 aと中間部1b、及び上部2c間において斜め状に配設されている。すなわち、 第1レバーホイスト3の場合、チェーン4の両端に設けられた一対のフック4a ,4bが前記柱1,2の中間部1bと下部2aとの間に設けられている。 また、第2レバーホイスト5の場合、柱1,2の上部2cに接続されたワイヤ ロープ6がワイヤクリップ7を介してチェーン8に接続され、このチェーン8が 第2レバーホイスト5を介して柱1の下部1aに接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の牽引機は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在し ていた。 すなわち、前述の従来例では、各レバーホイストを入力によって操作し、張力 の加減はその作業者の感と経験によるところが大きく、また、作業者にとっては 負荷の大きい肉体作業であり、今日のような作業者の平均年令が上昇してくると 、その作業は極めて困難であった。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、チェー ンを有するチェーン捲取り機構部に対してモータを有する電動駆動体を装着し、 可搬型の電動構成でチェーンに負荷がかからない時はチェーンを自由に方向を問 わず引き出すことができる構成の牽引機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による牽引機は、チェーンをスプロケットにより移動させるようにした 牽引機において、前記スプロケットに接続されケーシング内のスプロケットと軸 で結合された一体形のウォームホイールと、前記ウォームホイールに噛合するウ ォームギヤを有する入力軸と、前記ケーシングに回動自在に軸支され前記入力軸 と接続されたレバーとを備え、前記レバーを介して前記入力軸を軸方向に移動す ることにより、前記ウォームホイールとウォームギヤとの噛合及び噛合解除を行 う構成である。
【0006】 さらに詳細には、前記スプロケットを有するチェーン捲取り機構部と、前記入 力軸を回転するためのモータを有する電動駆動体とは、着脱自在に設けられてい る構成である。
【0007】
【作用】
本考案による牽引機においては、レバーを介してウォームギヤを移動させてウ ォームホイールとウォームギヤをフリーとするとチェーンを手動で方向を問わず 引くことができ、負荷のない時は作業を早めることができる。その後、レバーを 介してウォームホイールとウォームギヤとを噛合させた後、チェーン捲取り機構 部にモータを有する電動駆動体が装着されているため、チェーンの第1フックを 例えば、柱の上部に接続し、チェーン捲取り機構部に固定された第2フックを他 の柱の下部に接続して電動駆動体のモータを駆動すると、スプロケットを介して チェーンが捲取られ、牽引を行い、建物のゆがみ等を修正することができる。こ の状態で電動駆動体をチェーン捲取り機構部から切り離しても、チェーンはスプ ロケットと結合する少なくとも1段のウォーム減速機を有するチェーン捲取機構 用減速機によりゆるむことはない。 さらに、モータに流れる電流値から張力表示メータによりモータ発生トルクを 算定し、減速比及びスプロケット径からトルクを張力に換算することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による牽引機の好適な実施例について詳細に説明する 。 なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。 図1は、本考案による牽引機の全体構成を概略的に示す構成図である。図1に おいて、符号10で示されるものはDC型のモータ11を内蔵した電動駆動体で あり、このモータ11はこのモータ11を駆動するための引金スイッチ12及び 回転方向切換レバー13を有するモータドライバ14が接続され、このモータ1 1及びモータドライバ14は2次電池15により駆動されるように構成されてい る。
【0009】 前記モータ11には、減速機16を介して過負荷保護部17(例えば、周知の トルクリミッタの構成)が接続され、この過負荷保護部17は回転する結合突部 17aが突出して設けられている。
【0010】 前記減速機16には、回転数切換スイッチ18が設けられ、この回転数切換ス イッチ18には前記モータドライバ14に接続された張力表示メータ19が接続 されている。この張力表示メータ19は、モータ11に流れる電流値からモータ 発生トルクをモータドライバ14で算定し、減速機16の減速比及び後述のスプ ロケット20のスプロケット径からトルクを張力換算するように構成され、トル クセンサを用いることなく機能を得ると共に、減速比切換に対応して張力表示メ ータ19のスケール変換を連動して変えることができるように構成されている。
【0011】 前記電動駆動体10の一端10aに設けられた周知のワンタッチカップリング 21により、前記スプロケット20に巻回したチェーン22を有するチェーン捲 取り機構部23に着脱自在に取り付けられ、また、チェーン捲取り機構部23の 一端23aにおいて下方に垂下した取手部24には第2フック25が回転機構2 6を介して回転自在に取り付けられている。
【0012】 前記一端23aには、前記結合突部17aに嵌合できる結合凹部体27が設け られ、この結合凹部体27は少なくとも1段のウォーム減速機を有するチェーン 捲取機構用減速機28を介して前記スプロケット20に接続され、前記チェーン 22の一端22aは自由端で構成されると共に、その他端22bには第1フック 29が接続されている。なお、このチェーン捲取り機構用減速機28は、図示し ていないが少なくとも1段のウォーム減速機を有することが必須であり、その段 数はチェーンの負荷に応じて増減することができる。
【0013】 前述の図1で示す牽引機30は、図2及び図3で示すように構成され、前記2 次電池15は前記取手部24の端部に着脱自在に設けられている。また、前述の ワンタッチカップリング21は、図2及び図3で示すようにリングスライド型カ ップリングの周知構造が採用されている。
【0014】 また、前記チェーン22が張力で引かれている状態では、チェーン捲取り機構 部23から電動駆動体10を切り離した場合でも、チェーン捲取り機構用減速機 28に内蔵された少なくとも1段の周知のウォーム減速機(図示せず)によりチ ェーン22はゆるまないように構成されている。前記引金スイッチ12は起動及 び停止と回転数設定指令を兼ねており、この引金スイッチ12を深く挿入すると モータ11の回転が早くなると共に、このモータ11の回転は、減速機16、過 負荷保護部17、結合突部17a、結合凹部27、チェーン捲取り機構用減速機 28を介してスプロケット20の正逆回転を行うことができるように構成されて いる。
【0015】 また、前記回転数切換スイッチ18は、減速機16に機械的に連結され、その 内部の歯車(図示せず)の噛合組み合わせを自在に変えることができ、この場合 は、2段階の減速比を選択するように構成され、前記張力表示メータ19は回転 数切換スイッチ18に連動してその表示スケールを切り換えることができるよう に構成されている。
【0016】 前記チェーン捲取り機構用減速機28は、図5から図8で示すように構成され ている。すなわち、前記チェーン22が巻回するスプロケット20には軸40を 介してウォームホイール41が接続され、このウォームホイール41を回転を支 持するケーシング42には、このウォームホイール41と噛合可能なウォームギ ヤ43を有する入力軸44は矢印X方向の回転のみであるがウォームギヤ43は 矢印X方向及び矢印Y方向の軸方向移動ができるように構成され、この入力軸4 4の前記ウォームギヤ43の隣接位置にはスプライン45が形成されている。
【0017】 前記ケーシング42には、外部に露出する状態で軸支部46を介してレバー4 7が回動自在に設けられており、このレバー47の一端に形成された凹部47a には、前記入力軸44に軸受(図示せず)を介して設けられたスライダ50のピ ン51に係合して接続されている。従って、このレバー47を介して入力軸44 を矢印Yの方向に沿って往復移動することにより、ウォームホイール41とウォ ームギヤ43との噛合及び噛合解除を自在に切り換えることができ、噛合解除と した場合には、スプロケット20はフリー回転となり、チェーン22を自由に方 向を問わず引くことができる。なお、この入力軸44は、前記モータ11により 駆動する過負荷保護部17を介して回転駆動するように構成されている。
【0018】 次に動作について述べる。まず、図4に示すように、柱1の下部1aの係止部 40にチェーン捲取り機構部23の第2フック25を係止させ、チェーン22の 第1フック29をワイヤーロープ6のワイヤークリップ7に係止させた状態で、 チェーン22の長さが余っている場合は、レバー47を介してウォームホイール 41とウォームギヤ43の噛合を解除してスプロケット20をフリーな状態とし 、チェーン22を手動で引いてテンションがかけやすい状態とすることにより、 牽引作業の所要時間を短縮することができる。 前述のチェーン22の手動による調整が完了した後、電動駆動体10を作動さ せると、モータ11の回転によってスプロケット20が回転し、チェーン22が 引かれて、例えば、建物の柱の建て具合の調整を行うことができる。 また、牽引機を取り外しの場合、チェーン22に張力の負荷が無くても、フッ ク29を7から切りはなしまたは、フック25を40から切りはなし、時には、 チェーン22に多くのたるみ量を必要とするので、チェーン22に負荷が無くな った状態で同上の操作によりスプロケット20をフリーにし取り外し作業の所要 時間を短縮することができる。 また、チェーン22の張り具合は、張力表示メータ19で目視することができ 、その調整は、引金スイッチ12の押し具合、回転数切換スイッチ18、回転方 向切換スイッチ13の操作により前述したように自在に行うことができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案による牽引機は、以上のように構成されているため、従来人力を介して レバーホイストで行っていた動作を電動により簡単に行うことができ、次のよう な効果を得ることができる。 1. 電動駆動体により駆動することにより、作業者の筋力作業を無くすことが できる。 2. チェーン捲取り機構用減速機とチェーンの係合を噛合と噛合解除にできる ため、作業前のチェーンのたるみを手動で調整でき、作業時間の短縮を行うこと ができる。 3. 電動駆動体により駆動することにより、従来のレバーホイストのレバー反 復作業で要した作業時間を短縮することができる 4. 電動駆動体の張力表示メータにより、張力の定量値を知ることができるの で作業熟練者を必要とせず作業ができる。 5. 電動駆動体はコードレスなので容易に持ち運びができる。 6. 電動駆動体と機構部はワンタッチで着脱でき、又、張力のある状態では機 構部のみでゆるまない為、少数の電動駆動体で多数の機構部を運用することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による牽引機の全体構成を示す構成図で
ある。
【図2】図1の実物構成を示す正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】牽引状態を示す構成図である。
【図5】図1の要部を示す斜視図である。
【図6】図5の要部を示す斜視図である。
【図7】図6の要部を示す斜視図である。
【図8】図1のチェーン捲取り機構用減速機を示す構成
図である。
【図9】従来構成を示す構成図である。
【符号の説明】
10 電動駆動体 11 モータ 15 2次電池 17 過負荷保護部 20 スプロケット 21 ワンタッチカップリング 22 チェーン 17a 結合突部 23 チェーン捲取り機構部 27 結合凹部 28 チェーン捲取り機構用減速機 19 張力表示メータ 41 ウォームホイール 42 ケーシング 43 ウォームギヤ 44 入力軸 47 レバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーン(22)をスプロケット(20)により
    移動させるようにした牽引機において、前記スプロケッ
    ト(20)に接続されケーシング(42)内のスプロケット(20)
    と軸(40)で結合された一体形のウォームホイール(41)
    と、前記ウォームホイール(41)に噛合するウォームギヤ
    (43)を有する入力軸(44)と、前記ケーシング(42)に回動
    自在に軸支され前記入力軸(44)と接続されたレバー(47)
    とを備え、前記レバー(47)を介して前記入力軸(44)を軸
    方向に移動することにより、前記ウォームホイール(41)
    とウォームギヤ(43)との噛合及び噛合解除を行う構成と
    したことを特徴とする牽引機。
  2. 【請求項2】 前記スプロケット(20)を有するチェーン
    捲取り機構部(23)と、前記入力軸(44)を回転するための
    モータ(11)を有する電動駆動体(10)とは、着脱自在に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の牽引機。
JP1868493U 1993-04-13 1993-04-13 牽引機 Pending JPH0678386U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001518357A (ja) * 1997-10-03 2001-10-16 ビーエイチエム メディカル インコーポレイティド 人間昇降用ウィンチ組立体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001518357A (ja) * 1997-10-03 2001-10-16 ビーエイチエム メディカル インコーポレイティド 人間昇降用ウィンチ組立体

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