JPH0678328U - パレット交換装置 - Google Patents

パレット交換装置

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JPH0678328U
JPH0678328U JP1928393U JP1928393U JPH0678328U JP H0678328 U JPH0678328 U JP H0678328U JP 1928393 U JP1928393 U JP 1928393U JP 1928393 U JP1928393 U JP 1928393U JP H0678328 U JPH0678328 U JP H0678328U
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一成 名川
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 互いに平行な上段搬送部と下段搬送部との一
方における一端部に、パレット7の搬入位置1が設定さ
れ、他方における同端部に、パレット7の搬出位置6が
設定され、上段搬送部と下段搬送部との他端部にパレッ
ト7の昇降装置23が設けられている。搬入位置1と搬
出位置6との間に、ワークの積込み位置3が設定され、
積込み位置3と搬入位置1との間、および積込み位置3
と搬出位置6との間に、待機位置2・3が設定されてい
る。上下段の各搬送部に、搬入位置1から昇降装置23
へのパレット7の搬送器9・10・11、および昇降装
置23から搬出位置6へのパレット7の搬送器12・1
3が設けられている。 【効果】 高さを低くして、小型化できる。積込み位置
での積み込み作業、および搬出位置での搬出作業におけ
る作業時間の変動に対して、柔軟に対応できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、搬入位置から搬入されたパレットを搬出位置まで順次搬送するパレ ット交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のパレット交換装置としては、実開平4−107723号公報に開示さ れているものがある。この装置では、上段の搬入用ローラコンベア上に搬入され たパレットが、搬入用ローラコンベアにおける、搬送方向へ下向きの傾斜により その端部まで搬送され、この部位に設けられた揺動可能なリフタにより、下段の 搬出用ローラコンベア上に降ろされ、さらに、この搬出用ローラコンベアにおけ る上記の搬入用ローラコンベアとは逆向きの傾斜により、搬出部まで搬送される ものとなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構造では、上段の搬入用ローラコンベアと下段の搬出用 ローラコンベアとが傾斜状態となっているため、装置の高さが高くなり、装置が 大型になる。また、パレットが傾斜状態で搬送されるため、傾斜させることがで きないワークについては搬送することができないといった問題点を有している。
【0004】 従って、本考案は、装置の高さを低くして小型化でき、かつパレットを傾斜さ せずに搬送することができるパレット交換装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の考案のパレット交換装置は、上下2 段の互いに平行な搬送部を有し、これら上段搬送部と下段搬送部との一方におけ る一端部に、パレットを搬入するための搬入位置が設定され、他方における同端 部に、パレットを搬出するための搬出位置が設定され、上段搬送部と下段搬送部 との他端部に上段搬送部と下段搬送部との間でパレットを受け渡す昇降手段が設 けられるとともに、上記の搬入位置と搬出位置との間に、パレットにワークを積 み込むための積込み位置が設定され、この積込み位置と搬入位置との間、および 積込み位置と搬出位置との間に、パレットを待機させる待機位置が設定され、上 下段の各搬送部に、上記の搬入位置から昇降手段の位置へパレットを搬送する搬 送手段、および昇降手段の位置から搬出位置へパレットを搬送する搬送手段が設 けられていることを特徴としている。
【0006】 請求項2の考案のパレット交換装置は、請求項1の考案のパレット交換装置に おいて、搬送手段が、パレットに係脱可能な係合部材と、この係合部材をパレッ トの搬送方向およびその逆方向へ移動させる駆動手段とを備えていることを特徴 としている。
【0007】 請求項3の考案のパレット交換装置は、上下2段の互いに平行な搬送部を有し 、これら上段搬送部と下段搬送部との一端部に、上段搬送部と下段搬送部との間 でパレットを受け渡す昇降手段が設けられ、この昇降手段の前位置には、昇降手 段方向へパレットを送り出す搬送手段が設けられ、昇降手段の後位置には、昇降 手段から送り出されたパレットを取り込む搬送手段が設けられ、昇降手段には、 上記の前位置から送り出されたパレットを取り込み、かつこのパレットを取り込 み方向とは反対の上記の後位置方向へ送り出す搬送手段が設けられていることを 特徴としている。
【0008】
【作用】
請求項1の構成によれば、パレット交換装置は、上段搬送部と下段搬送部とが 互いに平行となっているので、高さを低くして、小型化することができる。
【0009】 また、積込み位置と搬入位置との間、および積込み位置と搬出位置との間に、 パレットを待機させるための待機位置が設定されているので、積込み位置での積 み込み作業、および搬出位置での搬出作業における作業時間の変動に対して、柔 軟に対応することができる。
【0010】 請求項2の構成によれば、搬送手段は、係合部材をパレットに対して係合させ てパレットを搬送するものであるから、簡単な構造となる。
【0011】 請求項3の構成によれば、昇降手段においては、1個の搬送手段にて昇降手段 へのパレットの取り込みと、昇降手段からのパレットの送り出しとを行っている ので、搬送手段の数を少なくするとができる。また、上記の取り込み方向と送り 出し方向とは反対の方向となっているので、その搬送手段の構造は、往復運動を 行う簡単なものとなる。従って、パレット交換装置の構造を簡単なものとすると こができる。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図1ないし図8に基づいて以下に説明する。
【0013】 本実施例のパレット交換装置は、図1に示すように、例えばコンテナ形状のパ レット7を搬送するものであり、上下2段の搬送部を備えている。これら上段お よび下段搬送部には、パレット7を配置可能な3つの位置が設定されている。下 段搬送部における3つの位置は、一方端側から他方側へ、搬入位置1、昇降装置 23の前位置としての下段待機位置2および積込み位置3であり、上段搬送部の それは、この積込み位置3の上方位置から他方側へ、上段取込み位置4、昇降装 置23の後位置としての上段待機位置5および搬出位置6である。
【0014】 上記の搬入位置1は、例えばフォークリフトによってパレット7をパレット交 換装置に搬入する位置であり、搬出位置6はパレット交換装置からパレット7を 搬出する位置である。積込み位置3は、パレット7にワークを積み込む位置であ り、下段待機位置2および上段待機位置5は、次の位置への移動のためにパレッ ト7を待機させる位置である。
【0015】 パレット7の下面には、各々平行な桟状をなす第1ないし第3の係合部7a〜 7cが形成されている。第1および第2係合部7a・7bは、パレット7の搬送 方向における一方側寄りに位置し、第3係合部7cは、他方側寄りに位置してい る。また、これら係合部7a〜7cの両端部に相当する部位には、下方凸部7d ・7dがパレット7の側縁部に沿って形成されいる。これら、下方凸部7d・7 dは、下記のローラコンベア8・8にてパレット7を搬送する際に、ローラコン ベア8・8上に配される部位である。
【0016】 図1におけるA−A線矢視図である図2(a)、および図1におけるB−B線 矢視図である図2(b)に示すように、上記の搬入位置1、下段待機位置2、上 段待機位置5および搬出位置6の固定台14上の両側部、並びに積込み位置3お よび上段取込み位置4の昇降台15上の両側部には、それそれ、多数のローラ8 a…を備えたローラコンベア8・8が設けられている。これら一対のローラコン ベア8・8間において、搬入位置1には第1搬送器9、下段待機位置2には第2 搬送器10、昇降台15上には第3搬送器11、上段待機位置5には第4搬送器 12、搬出位置6には第5搬送器13がそれぞれ設けられている。これら第1搬 送器9、第2搬送器10、第3搬送器11、第4搬送器12および第5搬送器1 3は搬送手段を構成している。
【0017】 例えば上記の第1搬送器9は、パレット7の搬送方向に延びる2枚の対向板1 6・16と、これら対向板16・16間に設けられた駆動手段としてのロッドレ スシリンダ17と、このロッドレスシリンダ17に駆動されてパレット搬送方向 へ移動する係合部材18とを備えている。
【0018】 上記の係合部材18は、図3(a)(b)にも示すように、ロッドレスシリン ダ17に接続された支持部18aと、この支持部18aに一端部が軸着されたほ ぼL字形の基部18bと、この基部18bの上端部に設けられ、パレット搬送方 向に対する直交方向へ延びる係合部18cと、上記の基部18bの下方へ延びる 他端部に設けられ、パレット搬送方向に対する直交方向へ延びる案内軸部18d とを備えている。上記の対向板16・16にはそれぞれ案内溝19が形成され、 この案内溝19に上記の係合部材18における案内軸部18dが摺動自在に嵌入 されている。
【0019】 上記の案内溝19は、ローラコンベア8・8における搬送面と平行な水平部1 9aと、この水平部19aの一端部側に形成され、水平部19aから斜め下方へ 傾斜する下方傾斜部19bとを有している。そして、図3(a)に示すように、 係合部材18における案内軸部18dが案内溝19の下方傾斜部19bの少なく とも最下位置にあるとき、即ち係合部材18が退避位置にあるときには、係合部 材18の係合部18cがパレット7における第1ないし第3係合部7a〜7cの 何れとも係合せず、同図(b)に示すように、上記の案内軸部18dが案内溝1 9の水平部19aにあるとき、即ち係合部材18が係合可能位置にあるときには 、上記の係合部18cがパレット7における第1ないし第3係合部7a〜7cの 何れかと係合するようになっている。以上の構成は、他の第2ないし第5搬送器 10〜13においても同様である。
【0020】 上記の第1搬送器9は、図2(a)に示すように、対向板16・16が搬入位 置1の領域から下段待機位置2の領域の一部にまで達している。案内溝19は、 図1に示すように、下方傾斜部19bが対向板16・16における同図に示すD 方向側の端部付近に位置し、水平部19aが下段待機位置2の領域の一部にまで 達している。係合部材18は案内軸部18dがD方向側に位置するように設けら れている。
【0021】 第2搬送器10は、対向板16・16が下段待機位置2の領域内に収まる長さ に設定されている。案内溝19は、下方傾斜部19bが対向板16・16におけ るD方向側の端部付近に位置し、水平部19aが下段待機位置2の領域の中央部 よりもC方向側へ少し延びた状態となっている。係合部材18は案内軸部18d がD方向側に位置するように設けられている。第3搬送器11は第2搬送器10 と同様の構造である。従って、これら第1搬送器9と第2搬送器10と第3搬送 器11とにおける係合部材18の退避位置はD方向側となっている。
【0022】 第4搬送器12は、対向板16・16が上段待機位置5の領域内に収まる長さ に設定されている。案内溝19は、下方傾斜部19bが対向板16・16におけ るC方向側の端部付近に位置し、水平部19aが上段待機位置5の領域の中央部 よりもD方向側へ少し延びた状態となっている。係合部材18は案内軸部18d がC方向側に位置するように設けられている。
【0023】 第5搬送器13は、対向板16・16が搬出位置6の領域から上段待機位置5 の領域の一部にまで達している。案内溝19は、下方傾斜部19bが対向板16 ・16におけるC方向側の端部付近、即ち上段待機位置5の領域内に位置し、水 平部19aが搬出位置6の中央部よりもD方向側へ達している。係合部材18は 案内軸部18dがC方向側に位置するように設けられている。従って、これら第 4搬送器12と第5搬送器13とにおける係合部材18の退避位置はD方向側と なっている。
【0024】 また、上記の上段待機位置5におけるC方向側部位とD方向側部位、および下 段待機位置2におけるC方向側部位には、図2(a)(b)に示すように、それ ぞれ、一対のストッパ20・20が設けられている。上段待機位置5におけるC 方向側部位のストッパ20・20は、後述する第6位置にあるパレット7の移動 を規制するものであり、D方向側部位のストッパ20・20は、上段待機位置5 にあるパレット7の移動を規制するものである。また、下段待機位置2における C方向側部位のストッパ20・20は、下段待機位置2にあるパレット7の移動 を規制するものである。
【0025】 上記のストッパ20は、図4(a)(b)に示すように、シリンダ21と、こ のシリンダ21により駆動される係止部材22とを備えている。この係止部材2 2は、上記のシリンダ21のロッド部21aと接続された連結部22aと、この 連結部22aの二股部間に設けられた中間板22bと、この中間板22bの両側 に設けられ、ほぼL字形をなす一対の係止部22c・22cと、上記の中間板2 2bを支持する支持板22dとを備えている。両係止部22c・22cは、一端 部が上記の連結部22aに軸着され、この部位の前方の屈曲部付近が中間板22 bに軸着されている。
【0026】 従って、シリンダ21のロッド部21aが退行したときには、係止部22c・ 22cの先端部が起き上がり、これら係止部22c・22cがパレット7と係合 することによりパレット7の移動を規制する一方、上記のロッド部21aが進出 したときには、係止部22c・22cの先端部が倒れて、上記の規制状態が解除 されるようになっている。
【0027】 また、積込み位置3および上段取込み位置4には、図5に示すように、昇降自 在に支持された昇降台15と、この昇降台15を昇降する昇降手段としての昇降 装置23が設けられている。この昇降装置23は、図5および同図の構造をP方 向から見た場合の要部を示す図6に示すように、積込み位置3のC方向側端部に 設けられたロッドレスシリンダ24、このロッドレスシリンダ24により昇降さ れる横棒25、およびこの横棒25の昇降を案内する縦棒26を備えている。さ らに昇降装置23は、上記の横棒25の延長側端部に設けられたスプロケット2 7、および一端部が昇降台15のC方向側部位に接続され、他端部側がスプロケ ット27を経て、積込み位置3下端の基台29に接続されたチェーン28を備え ている。さらに昇降装置23は、積込み位置3のD方向側端部に立設された支柱 部30の上端に設けられたスプロケット31、上記の基台29にスプロケット3 1と対向して設けられたスプロケット32、このスプロケット32と対向してC 方向側に設けられたローラ33、および一端部が昇降台15のD方向側部位に接 続され、他端部側が、スプロケット31・32・33を経て昇降台15のC方向 側部位に接続されたチェーン34を備えている。そして、以上の構造は、積込み 位置3の図5に示す正面側、およびその背面側において対称となるように設けら れている。
【0028】 従って、上記の昇降装置23においては、ロッドレスシリンダ24に駆動され て横棒25が上昇すると、昇降台15が、チェーン28・34により引き上げら れて上昇し、また、横棒25が降下すると、同様に、昇降台15が降下するよう になっている。尚、上記の横棒25とロッドレスシリンダ24との接続部におけ る上方位置には、横棒25が最上昇位置に上昇したときの衝撃を緩和するショッ クアブソーバ35が設けられている。
【0029】 また、本パレット交換装置は、図7に示すように、第1ないし第4位置センサ 42〜45、第6ないし第8位置センサ46〜48、昇降台降下位置センサ49 および昇降台上昇位置センサ50の検出動作に基づいて、第1〜第5搬送器9〜 13のロッドレスシリンダ17、および昇降装置23のロッドレスシリンダ24 の作動を制御する制御装置41を備えている。
【0030】 上記の第1位置センサ42は、搬入位置1に設けられ、図8(a)に実線で示 すように、搬入位置1、即ち第1位置にパレット7が配された状態を検出するも のである。第2位置センサ43は、下段待機位置2に設けられ、同図(a)に二 点鎖線で示すように、第1搬送器9の搬送動作より、パレット7が下段待機位置 2、即ち第2位置に配された状態を、パレット7の移動もしくは係合部材18の 移動等によって検出するものである。第3位置センサ44は、同図(b)に実線 で示すように、第2搬送器10の搬送動作により、パレット7が下段待機位置2 と積込み位置3とにわたる位置、即ち第3位置に配された状態を検出するもので ある。第4位置センサ45は、同図(b)に二点鎖線で示すように、第3搬送器 11の搬送動作により、パレット7が積込み位置3、即ち第4位置に配された状 態を検出するものである。第6位置センサ46は、同図(c)に二点鎖線で示す ように、第3搬送器11の搬送動作により、パレット7が上段取込み位置4と上 段待機位置5とにわたる位置、即ち第6位置に配された状態を検出するものであ る。第7位置センサ47は、同図(d)に実線で示すように、第4搬送器12の 搬送動作により、パレット7が上段待機位置5、即ち第7位置に配された状態を 検出するものである。第8位置センサ48は、同図(d)に二点鎖線で示すよう に、第5搬送器13の搬送動作により、パレット7が搬出位置6、即ち第8位置 に配された状態を検出するものである。また、昇降台降下位置センサ49は、昇 降台15が降下位置である積込み位置3、即ち第4位置にある状態を検出するも のであり、昇降台上昇位置センサ50は、昇降台15が上昇位置である上段取込 み位置4、即ち第5位置にある状態を検出するものである。
【0031】 上記の構成において、本パレット交換装置の動作を図8に基づいて説明する。 先ず、本パレット交換装置にパレット7が全く収容されていない初期状態では 、第1〜第5搬送器9〜13の係合部材18が何れも各退避位置に配され、また 、昇降装置23の昇降台15は降下位置、即ち積込み位置3に配されている。
【0032】 この状態において、図8(a)に実線で示すように、例えばフォークリフトに より搬入位置1、即ち第1位置にパレット7が搬入され、この状態が第1位置セ ンサ42により検出されると、第2位置センサ43により第2位置におけるパレ ット7の存在が検出されなければ、第1搬送器9のロッドレスシリンダ17を作 動させ、係合部材18を退避位置からC方向の下段待機位置2の領域まで移動さ せる。この動作により、同図(a)に二点鎖線で示すように、係合部材18の係 合部18cがパレット7の第3係合部7cと係合し、パレット7が下段待機位置 2、即ち第2位置まで移動する。
【0033】 次に、この状態が第2位置センサ43により検出されると、第1搬送器9の係 合部材18を退避位置に戻す。そして、第3および第4位置にパレット7がなけ れば、第2搬送器10の係合部材18を退避位置からC方向へ移動させる。この 動作により、同図(b)に実線で示すように、係合部18cがパレット7の第3 係合部7cと係合し、パレット7が第3位置へ移動する。
【0034】 次に、この状態が第3位置センサ44により検出されると、第2搬送器10の 係合部材18を退避位置に戻す。そして、第4位置にパレット7がなければ、第 3搬送器11の係合部材18を退避位置からC方向へ移動させる。この動作によ り、同図(b)に二点鎖線で示すように、係合部18cがパレット7の第1係合 部7aと係合し、パレット7が積込み位置3、即ち第4位置へ移動する。
【0035】 この状態が第4位置センサ45により検出されと、第3搬送器11の係合部材 18を退避位置に戻す。そして、この積込み位置3にて、パレット7に対するワ ークの積み込が行われる。
【0036】 次に、上記の積み込み作業が完了すると、昇降装置23により昇降台15を降 下位置から上昇位置へ上昇させる。この動作により、同図(c)に実線で示すよ うに、パレット7が上段取込み位置4、即ち第5位置へ移動する。
【0037】 次に、この状態が昇降台上昇位置センサ50により検出されると、第6位置お よび第7位置にパレット7がなければ、第3搬送器11の係合部材18をD方向 へ移動させ、退避位置に戻す。この動作により、第3搬送器11の係合部材18 における係合部18cが、同図(c)に実線で示すように、今度はパレット7の 第2係合部7bと係合し、パレット7が、同図(c)に二点鎖線で示すように、 第6位置に移動する。
【0038】 次に、この状態が第6位置センサ46により検出されると、第4搬送器12の 係合部材18を退避位置からD方向へ移動させる。この動作により、同図(d) に実線で示すように、係合部材18の係合部18cが、パレット7の第3係合部 7cと係合し、パレット7が上段待機位置5、即ち第7位置に移動する。
【0039】 次に、この状態が第7位置センサ47により検出されると、昇降装置23に駆 動されて、昇降台15が降下位置、即ち積込み位置3に降下する。この状態は昇 降台降下位置センサ49により検出される。また、第4搬送器12の係合部材1 8を退避位置に戻す。
【0040】 次に、第8位置、即ち搬出位置6にパレット7がなければ、第5搬送器13の 係合部材18を退避位置からD方向へ移動させる。この動作により、同図(d) に二点鎖線で示すように、係合部材18の係合部18cが、パレット7の第3係 合部7cと係合し、パレット7が搬出位置6、即ち第8位置に移動する。
【0041】 この状態が第8位置センサ48により検出されると、第5搬送器13の係合部 材18を退避位置に戻す。その後、搬出位置6のパレット7は例えばフォークリ フトにより搬出される。
【0042】 上記の動作において、パレット7が搬入位置1から下段待機位置2、下段待機 位置2から積込み位置3に移動すると、これに応じて次に搬入位置1に搬入され たパレット7が順次搬送される。そして、積込み位置3の前位置には下段待機位 置2が設定されているので、積込み位置3に供給可能な空のパレット7を常に待 機させておくことが可能となる。また、上段には上段待機位置5が設定されてお り、この上段待機位置5が常にパレット7無しの状態となるようなタイミングで 搬出位置6からの搬出を行うことにより、搬出作業が滞ったとき、あるいは積み 込み作業が早く終了したような場合に、積込み位置3での積み込み作業等への影 響を低減することができる。即ち、搬入位置1と積込み位置3との間に下段待機 位置2が設けられ、積込み位置3と搬出位置6との間に上段待機位置5が設けら れることにより、積込み位置3での積み込み作業および搬出位置6での搬出作業 等の作業時間の変動に対して、柔軟に対応し得るようになっている。
【0043】 また、昇降台15上においては、1個の第3搬送器11により、昇降台15上 へのパレット7の搬入と昇降台15からのパレット7の搬出とを行っているので 、搬送器の数が少なくなっている。また、第3搬送器11は、係合部材18の往 復運動によって昇降台15上へのパレット7の取り込みと昇降台15からのパレ ット7の送り出しとを行う簡単な構造のものである。従って、パレット交換装置 の構造が簡単なものとなっている。
【0044】
【考案の効果】 以上のように、請求項1の考案のパレット交換装置は、上下2段の互いに平行 な搬送部を有し、これら上段搬送部と下段搬送部との一方における一端部に、パ レットを搬入するための搬入位置が設定され、他方における同端部に、パレット を搬出するための搬出位置が設定され、上段搬送部と下段搬送部との他端部に上 段搬送部と下段搬送部との間でパレットを受け渡す昇降手段が設けられるととも に、上記の搬入位置と搬出位置との間に、パレットにワークを積み込むための積 込み位置が設定され、この積込み位置と搬入位置との間、および積込み位置と搬 出位置との間に、パレットを待機させる待機位置が設定され、上下段の各搬送部 に、上記の搬入位置から昇降手段の位置へパレットを搬送する搬送手段、および 昇降手段の位置から搬出位置へパレットを搬送する搬送手段が設けられている構 成である。
【0045】 これにより、高さを低くして、小型化することができる。また、積込み位置で の積み込み作業、および搬出位置での搬出作業における作業時間の変動に対して 、柔軟に対応することができるという効果を奏する。
【0046】 請求項2の考案のパレット交換装置は、請求項1に記載のパレット交換装置に おいて、搬送手段が、パレットに係脱可能な係合部材と、この係合部材をパレッ トの搬送方向およびその逆方向へ移動させる駆動手段とを備えている構成である 。
【0047】 これにより、搬送手段は簡単な構造となるという効果を奏する。
【0048】 請求項3の考案のパレット交換装置は、上下2段の互いに平行な搬送部を有し 、これら上段搬送部と下段搬送部との一端部に、上段搬送部と下段搬送部との間 でパレットを受け渡す昇降手段が設けられ、この昇降手段の前位置には、昇降手 段方向へパレットを送り出す搬送手段が設けられ、昇降手段の後位置には、昇降 手段から送り出されたパレットを取り込む搬送手段が設けられ、昇降手段には、 上記の前位置から送り出されたパレットを取り込み、かつこのパレットを取り込 み方向とは反対の上記の後位置方向へ送り出す搬送手段が設けられている構成で ある。
【0049】 これにより、昇降手段における搬送手段の数を少なくするとができる。また、 この昇降手段の搬送手段におけるパレットの取り込み方向と送り出し方向とは反 対の方向となっているので、その搬送手段の構造は、往復運動を行う簡単なもの となる。この結果、パレット交換装置の構造を簡単なものとするとこができると いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すパレット交換装置の正
面図である。
【図2】同図(a)は図1におけるA−A線矢視図であ
り、同図(b)は、図1におけるB−B線矢視図であ
る。
【図3】同図(a)は、図1に示した第1搬送器が退避
状態であるときの要部の拡大図、同図(b)は、同搬送
器が搬送作動状態であるときの要部の拡大図である。
【図4】同図(a)は、図2に示したストッパを拡大し
て示す平面図、同図(b)は同正面図である。
【図5】図1に示した積込み位置の構造を拡大して示す
正面図である。
【図6】図5における要部のP方向矢視図である。
【図7】上記のパレット交換装置が備える制御回路の概
略のブロック図である。
【図8】同図(a)は、上記のパレット交換装置におけ
る、第1位置から第2位置へのパレットの移動動作の説
明図、同図(b)は、第3位置から第4位置へのパレッ
トの移動動作の説明図、同図(c)は、第5位置から第
6位置へのパレットの移動動作の説明図、同図(d)
は、第7位置から第8位置へのパレットの移動動作の説
明図である。
【符号の説明】
1 搬入位置 2 下段待機位置(前位置) 3 積込み位置 4 上段取込み位置 5 上段待機位置(後位置) 6 搬出位置 7 パレット 9 第1搬送器(搬送手段) 10 第2搬送器(搬送手段) 11 第3搬送器(搬送手段) 12 第4搬送器(搬送手段) 13 第5搬送器(搬送手段) 15 昇降台 17 ロッドレスシリンダ(駆動手段) 18 係合部材 23 昇降装置(昇降手段)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下2段の互いに平行な搬送部を有し、こ
    れら上段搬送部と下段搬送部との一方における一端部
    に、パレットを搬入するための搬入位置が設定され、他
    方における同端部に、パレットを搬出するための搬出位
    置が設定され、上段搬送部と下段搬送部との他端部に上
    段搬送部と下段搬送部との間でパレットを受け渡す昇降
    手段が設けられるとともに、上記の搬入位置と搬出位置
    との間に、パレットにワークを積み込むための積込み位
    置が設定され、この積込み位置と搬入位置との間、およ
    び積込み位置と搬出位置との間に、パレットを待機させ
    る待機位置が設定され、上下段の各搬送部に、上記の搬
    入位置から昇降手段の位置へパレットを搬送する搬送手
    段、および昇降手段の位置から搬出位置へパレットを搬
    送する搬送手段が設けられていることを特徴とするパレ
    ット交換装置。
  2. 【請求項2】上記の搬送手段は、パレットに係脱可能な
    係合部材と、この係合部材をパレットの搬送方向および
    その逆方向へ移動させる駆動手段とを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載のパレット交換装置。
  3. 【請求項3】上下2段の互いに平行な搬送部を有し、こ
    れら上段搬送部と下段搬送部との一端部に、上段搬送部
    と下段搬送部との間でパレットを受け渡す昇降手段が設
    けられ、この昇降手段の前位置には、昇降手段方向へパ
    レットを送り出す搬送手段が設けられ、昇降手段の後位
    置には、昇降手段から送り出されたパレットを取り込む
    搬送手段が設けられ、昇降手段には、上記の前位置から
    送り出されたパレットを取り込み、かつこのパレットを
    取り込み方向とは反対の上記の後位置方向へ送り出す搬
    送手段が設けられていることを特徴とするパレット交換
    装置。
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