JPH10203611A - 収納箱の搬送装置 - Google Patents

収納箱の搬送装置

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Publication number
JPH10203611A
JPH10203611A JP962697A JP962697A JPH10203611A JP H10203611 A JPH10203611 A JP H10203611A JP 962697 A JP962697 A JP 962697A JP 962697 A JP962697 A JP 962697A JP H10203611 A JPH10203611 A JP H10203611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
collection
conveyor
lifting
clamp body
Prior art date
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Pending
Application number
JP962697A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sakakibara
明 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKO KASEI KOGYO KK
Original Assignee
WAKO KASEI KOGYO KK
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Publication date
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Priority to JP962697A priority Critical patent/JPH10203611A/ja
Publication of JPH10203611A publication Critical patent/JPH10203611A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納箱を組立作業者がいる供給位置まで搬送
する搬送装置において、上段、下段の収納箱にかかわら
ず、これら収納箱から部品を楽な姿勢で容易に取り出す
ことができる収納箱の搬送装置を提供すること。 【解決手段】 段積みされた複数の収納箱1を供給位置
まで搬送する給送コンベア10と、供給位置にある収納
箱1のうち、最上位の収納箱1を所要高さの取出位置ま
で持ち上げて保持する取出用持上保持機構30と、取出
用持上保持手段30に保持された収納箱1を受け取って
その収納箱1を所要とする回収搬出位置まで搬送する回
収搬送手段20と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両を製造する
組立ラインにおいて、その車両の組立に必要な部品が多
数収納された収納箱を組立作業者がいる供給位置まで搬
送する収納箱の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両を製造する組立ラインにおい
ては、組立作業者の労力や移動量を軽減するために、収
納箱の保管場所から組立作業者がいる供給位置に向けて
ローラコンベア等よりなる給送コンベアが配設される。
そして、前記保管場所の収納箱が給送コンベアの搬送面
上に載置されることで、その収納箱が給送コンベアによ
り供給位置まで搬送される。前記保管場所の収納箱を給
送コンベアの搬送面上に載置する作業は、段取り作業者
により行われるのが一般的であるが、組立作業者自身に
より行われることもある。
【0003】また、前記保管場所の収納箱は、上下方向
に複数段積みされて給送コンベアの搬送面上に載置さ
れ、その段積みされた複数の収納箱が給送コンベアによ
り供給位置まで搬送される場合もある。前記上下方向に
段積みされた複数の収納箱が給送コンベアにより供給位
置まで搬送された状態において、まず、供給位置にある
複数の収納箱のうち、最上位(上段)の収納箱から部品
が取り出される。前記上段の収納箱から部品が順次取り
出されて空になったところで、その上段の収納箱が組立
作業者により適宜の場所に移動される。これにより、供
給位置の次段の収納箱が最上位に位置することになる。
その後、供給位置にある最上位(次段)の収納箱から部
品が順次取り出されて空になったところで、その収納箱
が組立作業者により適宜の場所に移動される。最後に、
供給位置に残された最下位に位置する収納箱から部品が
順次取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、供給位置に段積みされた複数の収納箱のうち、最
上位(上段)の収納箱から部品を取り出すときと、その
下段の収納箱から部品を取り出すときには、その収納箱
の高さ寸法に相当する分だけ取り出し高さに差が生じ、
これによって、収納箱からの部品の取り出し作業がやり
にくくなる。特に、下位の収納箱から部品を取り出すと
きには、組立作業者は、その収納箱から部品を取り出す
度毎に、屈む姿勢をとらなければならず、疲れが生じや
すく、長時間にわたる作業が困難となる。
【0005】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、上段、下段の収納箱にかかわらず、これら収納箱か
ら部品を楽な姿勢で容易に取り出すことができる収納箱
の搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、発明に係る収納箱の搬送装置は、段積みされた複数
の収納箱を供給位置まで搬送する給送コンベアと、前記
供給位置にある収納箱のうち、最上位の収納箱を所要高
さの取出位置まで持ち上げて保持する取出用持上保持機
構と、前記取出用持上保持手段に保持された収納箱を受
け取ってその収納箱を所要とする回収搬出位置まで搬送
する回収搬送手段と、を備えていることを特徴とする。
【0007】したがって、供給位置に段積みされた複数
の収納箱のうち、最上位に位置する収納箱が取出用持上
保持手段によって取出位置まで持ち上げられて保持され
る。そして、取出位置にある収納箱から部品が順次取り
出されて、車両に組み付けられる。前記取出位置の収納
箱が空になると、その空の収納箱は回収搬送手段に受け
取られて回収される一方、供給位置にある最上位(次
段)の収納箱が取出用持上保持手段によって取出位置ま
で持ち上げられて保持される。そして、その収納箱が空
になると、その空の収納箱は回収搬送手段に受け取られ
て回収される。このようにして、供給位置に段積みされ
た収納箱は、上段、下段にかかわることなく、全て取出
位置まで持ち上げられて保持されるため、その取出位置
の収納箱から部品を楽な姿勢で容易に取り出すことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にし
たがって説明する。図1において、収納箱の保管場所か
ら組立作業者がいる供給位置に向けて上下方向に段積み
された複数の収納箱1を搬送するため配設された給送コ
ンベア10はローラコンベアより構成され、その上流端
側の保管場所側が高く下流端側の供給位置側が低い傾斜
状をなしている。そして、給送コンベア10の上流端側
に位置する搬送面上に収納箱1が載置されることで、そ
の収納箱1が自重によって給送コンベア10の下流端側
の供給位置に向けて滑走するようになっている。また、
前記給送コンベア10の下流端には、収納箱1を供給位
置に停止させるためのストッパ壁11が形成されてい
る。
【0009】前記給送コンベア10の下流端部寄りに
は、ストッパ部材13を有する給送ストッパ手段12が
配設されている。この給送ストッパ手段12のストッパ
部材13は、給送コンベア10の搬送面に対し進退可能
に突出することで、給送コンベア10の供給位置の直前
の供給待機位置に前記収納箱1を一旦停止させて、その
供給待機位置に保持するようになっている。
【0010】前記供給位置の上方には、クランプ体31
を有する取出用持上保持手段30が配設されている。前
記取出用持上保持手段30のクランプ体31は、収納箱
1を解放可能にクランプすると共に、供給位置にある収
納箱1のうち、最上位に位置する収納箱1をクランプし
てその収納箱1の部品を取り出し易い取出位置まで持ち
上げて保持した後、その収納箱1をさらに上方の持上位
置まで持ち上げるようになっている。また、この実施の
形態では、取出用持上保持手段30のクランプ体31が
上下動する際、そのクランプ体31が次に述べる可動の
延長コンベア25と干渉することがないように、図2に
示すように、前記クランプ体31は、可動の延長コンベ
ア25の両側方にそれぞれ分離して配設されている。
【0011】前記給送コンベア10の上方には、取出用
持上保持手段30のクランプ体31によって持上位置ま
で持ち上げられた収納箱1を受け取ってその収納箱1を
所要とする回収搬出位置まで搬送する回収搬送手段20
が配設されている。この回収搬送手段20は、回収コン
ベア21、可動の延長コンベア25及び回収用持上保持
手段40を備えている。前記回収コンベア21は、回収
待機位置の収納箱1を回収搬出位置に向けて搬送するた
めのローラコンベアよりなり、その上流端側の回収待機
位置側が高く下流端側の回収搬出位置側が低い傾斜状を
なしている。そして、回収コンベア21の上流端側の回
収待機位置上の収納箱1が自重によって回収搬出位置に
向けて滑走するようになっている。
【0012】前記回収コンベア21の上流端部寄りに
は、ストッパ部材24を有する回収ストッパ手段23が
配設されている。この回収ストッパ手段23のストッパ
部材24は、回収コンベア21の搬送面に対し進退可能
に突出することで、回収コンベア21の収納箱1を回収
待機位置に保持するようになっている。
【0013】前記回収コンベア21の上流側には、図2
に示すように、回収コンベア21の両側部に位置して一
対をなす可動の延長コンベア25が端末壁26によって
一体状をなし進退可能に組み付けられている。そして、
図3に示すように、可動の延長コンベア25が前進位置
に配置されたときには、その可動の延長コンベア25の
先端部側が前記取出位置と持上位置との中間の受取位置
まで伸びることで、取出位置にある収納箱1を受け取る
ようになっている。さらに、図1に示すように、取出用
持上保持手段30のクランプ体31によって取出位置の
収納箱1、例えば、上段収納箱1aが持上位置まで持ち
上げられる際に、その上段収納箱1aに可動の延長コン
ベア25が干渉することがないように、その可動の延長
コンベア25は後退位置に配置切り替えされるようにな
っている。
【0014】前記回収コンベア21の回収待機位置の上
方には、クランプ体41を有する回収用持上保持手段4
0が配設されている。この一対のクランプ体41におい
ても、図2に示すように、可動の延長コンベア25の両
側方に分離して配設され、収納箱1を解放可能にクラン
プする。さらに、回収用持上保持手段40のクランプ体
41は、まず、回収待機位置にある上段収納箱1aをク
ランプしてその上段収納箱1aを、回収待機位置の上方
の持上待機位置まで持ち上げて保持する。次ぎに、持上
待機位置まで持ち上げた上段収納箱1aを、次に送られ
る中段収納箱1bの上部に積み重ねて再び持上待機位置
まで持ち上げ、収納箱1が所定数になったところで、回
収待機位置の下段収納箱1cの上部に中段収納箱1b及
び上段収納箱1aを積み重ねて解放した後、図13に示
すように、一旦、下降端まで下降し再び元の持上待機位
置まで上昇して待機するようになっている。
【0015】また、前記給送ストッパ手段12のストッ
パ部材13及び回収ストッパ手段23のストッパ部材2
4は、電磁ソレノイド、モータ等を駆動源とし、取出用
持上保持手段30のクランプ体31及び回収用持上保持
手段40のクランプ体41は、エアーシリンダ、モータ
等を駆動源としている。そして、前記給送ストッパ手段
12、回収ストッパ手段23、取出用持上保持手段30
及び回収用持上保持手段40の各作動のタイミングは、
図示しないマイクロコンピュータを備えた制御装置によ
ってそれぞれ制御されるようになっている。
【0016】この実施の形態は上述したように構成され
る。したがって、給送コンベア10の上流側において、
保管場所に保管されている収納箱1は、上下方向に複
数、この実施の形態では上下3段に段積みされて給送コ
ンベア10の搬送面上に載置される。するとその上下3
段の収納箱1は自重によって給送ストッパ手段12のス
トッパ部材13に当接する供給待機位置まで滑走して停
止する。なお、収納箱1を上下3段に段積みして給送コ
ンベア10の搬送面上に載置する作業は、段取り作業者
によって行われたり、組立作業者によって行われる。
【0017】前記給送コンベア10には収納箱1が上下
3段に段積みされて順次供給されたところで、給送スト
ッパ手段12のストッパ部材13が給送コンベア10の
搬送面より後退する。そして供給待機位置の最前列の収
納箱1がストッパ部材13を通過したところで、その収
納箱1の通過を検出するセンサの信号がマイクロコンピ
ュータを有する制御装置に送られ、その信号に基づいて
ストッパ部材13が元位置まで突出されることで、これ
以上の収納箱1の供給が止められる。一方、前記ストッ
パ部材13を通過した収納箱1は供給位置まで滑走しス
トッパ壁11に当接して停止する。
【0018】前記供給位置に送られた収納箱1の段積み
数はセンサによって検出される。このセンサの信号が前
記制御装置に送られ、その信号に基づいて、取出用持上
保持手段30のクランプ体31がアンクランプ状態で最
上位に位置する上段収納箱1aをクランプ可能な高さ位
置まで下降した後、前記上段収納箱1aをクランプす
る。前記したように、上段収納箱1aをクランプしたク
ランプ体31は、図1に示すように、上段収納箱1aに
収納されている部品を取り出し易い取出位置まで上昇し
て、その取出位置に停止する。そして、クランプ体31
によって取出位置に保持された上段収納箱1aから部品
が順次取り出され、組立ライン上の車両に対し順次組み
付けられる。
【0019】前記上段収納箱1aの部品が全て取り出さ
れて空になったところで、組立作業者によるスイッチ操
作に基づいて、クランプ体31は、上段収納箱1aをク
ランプした状態で、前記取出位置のさらに上方の持上位
置まで上昇する。そして、図3に示すように、クランプ
体31によって上段収納箱1aが持上位置まで上昇され
たところで、可動の延長コンベア25が前進位置まで前
進する。すると、前記可動の延長コンベア25の先端部
側が前記取出位置と持上位置との中間の受取位置まで伸
びる。
【0020】前記可動の延長コンベア25の先端部が受
取位置まで伸びたところで、図4に示すように、前記持
上位置にあるクランプ体31は、上段収納箱1aに対し
アンクランプ動作しながら、受取位置を通過して取出位
置に向けて下降する。これによって、上段収納箱1aが
可動の延長コンベア25の受取位置上に載せ換えられ
る。そして、可動の延長コンベア25の受取位置に載せ
換えられた上段収納箱1aは自重によって、可動の延長
コンベア25を滑走する。引き続いて、図5に示すよう
に、上段収納箱1aは、回収コンベア21の回収ストッ
パ手段23のストッパ部材24に当接する回収待機位置
まで滑走する一方、可動の延長コンベア25は、元の後
退位置まで後退する。
【0021】その後、図5に示すように、回収用持上保
持手段40のクランプ体41は、アンクランプ状態で前
記回収待機位置にある上段収納箱1aに向けて下降し、
その上段収納箱1aをクランプする。その後、図6に示
すように、クランプ体41は、上段収納箱1aをクラン
プした状態で回収待機位置の上方の持上待機位置まで持
ち上げて上段収納箱1aを保持する。また、図5に示す
ように、取出用持上保持手段30のクランプ体31は、
アンクランプ状態で供給位置にある最上位の収納箱1、
すなわち、中段収納箱1bをクランプ可能な高さ位置ま
で下降した後、前記中段収納箱1bをクランプする。そ
の後、図6に示すように、中段収納箱1bに収納されて
いる部品を取り出し易い取出位置まで上昇して、その取
出位置に停止する。そして、クランプ体31によって取
出位置に保持された中段収納箱1bから部品が順次取り
出され、組立ライン上の車両に対し順次組み付けられ
る。
【0022】前記中段収納箱1bの部品が全て取り出さ
れて空になったところで、再び、組立作業者によるスイ
ッチ操作に基づいて、クランプ体31は、中段収納箱1
bをクランプした状態で、前記取出位置のさらに上方の
持上位置まで上昇する。その後、図7に示すように、ク
ランプ体31によって中段収納箱1bが持上位置まで上
昇され、可動の延長コンベア25が前進位置まで前進し
て、その延長コンベア25の先端部が受取位置まで伸び
る。その後、持上位置にあるクランプ体31は、図8に
示すように、中段収納箱1bに対しアンクランプ動作し
ながら、受取位置を通過して取出位置に向けて下降し、
中段収納箱1bが可動の延長コンベア25の受取位置上
に載せ換えられる。そして、可動の延長コンベア25の
受取位置に載せ換えられた中段収納箱1bは自重によっ
て、可動の延長コンベア25を経て、回収コンベア21
の回収ストッパ手段23のストッパ部材24に当接する
回収待機位置まで滑走する一方、可動の延長コンベア2
5は、元の後退位置まで後退する。
【0023】その後、図9に示すように、回収用持上保
持手段40のクランプ体41は、前記上段収納箱1aを
クランプした状態で僅かに下降し、前記回収待機位置に
ある中段収納箱1bの上部に上段収納箱1aを積み重ね
る。引き続いて、クランプ体41はアンクランプ動作し
て前記回収待機位置にある中段収納箱1bに向けて下降
し、その中段収納箱1bをクランプする。その後、図1
0に示すように、クランプ体41は、中段収納箱1bを
クランプした状態でその中段収納箱1bと共に上段収納
箱1aを回収待機位置の上方の持上待機位置まで持ち上
げて保持する。また、図9に示すように、取出用持上保
持手段30のクランプ体31は、アンクランプ状態で供
給位置にある最後の収納箱1、すなわち、下段収納箱1
cをクランプ可能な高さ位置まで下降した後、前記下段
収納箱1cをクランプする。その後、図10に示すよう
に、下段収納箱1cに収納されている部品を取り出し易
い取出位置まで上昇して、その取出位置に停止する。そ
して、クランプ体31によって取出位置に保持された下
段収納箱1cから部品が順次取り出され、組立ライン上
の車両に対し順次組み付けられる。
【0024】前記下段収納箱1cの部品が全て取り出さ
れて空になったところで、再び、組立作業者によるスイ
ッチ操作に基づいて、クランプ体31は、下段収納箱1
cをクランプした状態で、前記取出位置のさらに上方の
持上位置まで上昇する。その後、図11に示すように、
クランプ体31によって下段収納箱1cが持上位置まで
上昇され、可動の延長コンベア25が前進位置まで前進
して、その延長コンベア25の先端部が受取位置まで伸
びる。その後、持上位置にあるクランプ体31は、図1
2に示すように、下段収納箱1cに対しアンクランプ動
作しながら、受取位置を通過して取出位置に向けて下降
し、下段収納箱1cが可動の延長コンベア25の受取位
置上に載せ換えられる。そして、図12に示すように、
可動の延長コンベア25の受取位置に載せ換えられた下
段収納箱1cは自重によって、可動の延長コンベア25
を経て、回収コンベア21の回収ストッパ手段23のス
トッパ部材24に当接する回収待機位置まで滑走する一
方、可動の延長コンベア25は、元の後退位置まで後退
する。
【0025】その後、図13に示すように、回収用持上
保持手段40のクランプ体41は、前記中段収納箱1b
をクランプした状態で、僅かに下降し、前記回収待機位
置にある下段収納箱1c上部に中段収納箱1bを積み重
ねる。引き続いて、クランプ体41はアンクランプ動作
して前記回収待機位置にある下段収納箱1cを通過する
下降端位置まで下降する。前記したように、回収待機位
置にある下段収納箱1cの上部に中段収納箱1bが積み
重ねられることで、回収待機位置には、下段収納箱1
c、中段収納箱1b及び上段収納箱1aが、上下に配置
換えされることなく段積みされる。
【0026】前記したように、回収待機位置に対し、下
段収納箱1c、中段収納箱1b及び上段収納箱1aが段
積みされ、クランプ体41が下降端位置まで下降する
と、回収ストッパ手段23のストッパ部材24が回収コ
ンベア21の搬送面に対し後退する。これによって、図
14に示すように、前記回収待機位置に段積みされた収
納箱1(下段収納箱1c、中段収納箱1b及び下段収納
箱1c)がストッパ部材24を通過して、回収コンベア
21の下流端の回収搬出位置まで滑走する。また、回収
ストッパ手段23のストッパ部材24は、前記収納箱1
が通過したところで、元の位置まで突出される。
【0027】一方、図11と図12に示すように、下段
収納箱1cが持上位置から受取位置に載せ換えられる間
において、給送ストッパ手段12のストッパ部材13が
給送コンベア10の搬送面に対し後退し、供給待機位置
にある最前列の収納箱1が自重によって滑走し供給位置
まで送られる。その後、図13に示すように、回収待機
位置に対し、下段収納箱1c、中段収納箱1b及び上段
収納箱1aが段積みされると略同時に、取出用持上保持
手段30のクランプ体31は、供給位置の最上位に位置
する上段収納箱1aをクランプした後、図14に示すよ
うに、上段収納箱1aを取出位置まで上昇して、その取
出位置に保持する。前記した工程が順次、繰り返して行
われることで、段取り作業者に対する収納箱1の供給と
回収が行われる。
【0028】前記したようにこの実施の形態では、下段
収納箱1c、中段収納箱1b及び上段収納箱1aが、上
下に配置換えされることなく段積みされ、その段積み状
態のまま回収搬出位置に回収されることで、その後、下
段収納箱1cと、中段収納箱1bと、上段収納箱1aと
にそれぞれ異なる部品を収納する際、部品を取り違えて
収納する不具合を防止することができる。
【0029】なお、前記実施の形態では、収納箱1を3
段積みして供給位置まで供給し、その後、収納箱1を元
の状態に3段積みして回収するように構成したが、これ
に限定するものではない。例えば、収納箱1を2段積み
して供給位置に供給してもよく、3段以上の段数に段積
みして供給位置に供給してもよい。また、前記実施の形
態では、取出位置にある収納箱1の部品が全て取り出さ
れて空となったときに、組立作業者によるスイッチ操作
に基づいて、クランプ体31を作動して取出位置のさら
に上方の持上位置まで上昇させるように構成したが、取
出位置にある収納箱1が空となったときにセンサによっ
て検出し、その検出信号に基づいて、クランプ体31を
作動するように構成してもよい。ただし、前記クランプ
体31が作動するときに、そのクランプ体31が組立作
業者に当たることがないように、組立作業者が待避した
ことを検出するセンサを設け、そのセンサによって組立
作業者が待避したことを検出したときにのみ、クランプ
体31を作動するように構成することが望ましい。
【0030】また、前記実施の形態では、給送コンベア
10及び回収コンベア21は、ローラコンベアによって
構成され、これら給送コンベア10及び回収コンベア2
1は、収納箱1が自重によって滑走する程度に傾斜され
ている場合を例示したが、これに限定するものではな
い。例えば、給送コンベア10及び回収コンベア21を
構成するローラコンベアをモータを駆動源として駆動す
ることで、略水平に配設してもいい。さらに、ローラコ
ンベアに換え、モータ駆動のベルトコンベアを用いても
いい。給送コンベア10及び回収コンベア21がモータ
駆動である場合、その駆動タイミングは、給送ストッパ
手段12、回収ストッパ手段23、取出用持上保持手段
30及び回収用持上保持手段40をそれぞれ作動制御す
るマイクロコンピュータを備えた制御装置によって制御
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、供給位置に段積みされて供給された複数の
収納箱において、その収納箱が上段であったり、下段で
ある場合においても、これら収納箱を取出用持上保持手
段により取出位置まで持ち上げて保持することで、収納
箱から部品を楽な姿勢で容易に取り出すことができ、組
立作業の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示もので供給位置の段
積みされた収納箱のうち、上段収納箱が取出位置まで持
ち上げられて保持された状態を示す説明図である。
【図2】同じく図1に基づく平面図である。
【図3】同じく取出位置の上段収納箱が持上位置まで持
ち上げられた状態を示す説明図である。
【図4】同じく持上位置の上段収納箱が受取位置まで下
降され回収コンベアに受け渡された状態を示す説明図で
ある。
【図5】同じく上段収納箱が回収待機位置まで送られた
状態を示す説明図である。
【図6】同じく上段収納箱が持上待機位置まで持ち上げ
られかつ供給位置の中段収納箱が取出位置まで持ち上げ
られて保持された状態を示す説明図である。
【図7】同じく取出位置の中段収納箱が持上位置まで持
ち上げられた状態を示す説明図である。
【図8】同じく持上位置の中段収納箱が受取位置まで下
降されて回収コンベアに受け渡された状態を示す説明図
である。
【図9】同じく中段収納箱が回収待機位置まで送られか
つその中段収納箱上に上段収納箱が積み重ねられた状態
を示す説明図である。
【図10】同じく中段収納箱が持上待機位置まで持ち上
げられかつ供給位置の下段収納箱が取出位置まで持ち上
げられて保持された状態を示す説明図である。
【図11】同じく取出位置の下段収納箱が持上位置まで
持ち上げられた状態を示す説明図である。
【図12】同じく持上位置の下段収納箱が受取位置まで
下降されて回収コンベアに受け渡された状態を示す説明
図である。
【図13】同じく回収コンベアの回収待機位置に上段収
納箱、中段収納箱及び下段収納箱が段積みされた状態を
示す説明図である。
【図14】同じく回収待機位置に段積みされた収納箱が
回収搬出位置に向けて搬送される状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 収納箱 1a 上段収納箱 1b 中段収納箱 1c 下段収納箱 10 給送コンベア 12 給送ストッパ手段 13 ストッパ部材 20 回収搬送手段 21 回収コンベア 23 回収ストッパ手段 24 ストッパ部材 25 可動の延長コンベア 30 取出用持上保持手段 31 クランプ体 40 回収用持上保持手段 41 クランプ体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段積みされた複数の収納箱を供給位置ま
    で搬送する給送コンベアと、 前記供給位置にある収納箱のうち、最上位の収納箱を所
    要高さの取出位置まで持ち上げて保持する取出用持上保
    持機構と、 前記取出用持上保持手段に保持された収納箱を受け取っ
    てその収納箱を所要とする回収搬出位置まで搬送する回
    収搬送手段と、を備えていることを特徴とする収納箱の
    搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019059604A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 本田技研工業株式会社 バケット交換方法、及びバケット交換装置

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