JPH0678280U - 食品包装用容器 - Google Patents

食品包装用容器

Info

Publication number
JPH0678280U
JPH0678280U JP019337U JP1933793U JPH0678280U JP H0678280 U JPH0678280 U JP H0678280U JP 019337 U JP019337 U JP 019337U JP 1933793 U JP1933793 U JP 1933793U JP H0678280 U JPH0678280 U JP H0678280U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
food
main body
food packaging
inner lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP019337U
Other languages
English (en)
Inventor
義夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP019337U priority Critical patent/JPH0678280U/ja
Publication of JPH0678280U publication Critical patent/JPH0678280U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生そばのように冷凍保存が不可能でありかつ
表面の水分管理が必要とされる食品を収容して包装する
のに好適な食品包装用容器を得る。 【構成】 樹脂発泡体を素材とし、食品本体を収容する
ための上方が開放した有底容器本体10と、該容器本体
の開放部に嵌合載置される上方が開放した中蓋部30
と、該中蓋部の開放部に嵌合載置される蓋本体50とか
らなり、該容器本体はその内底部分に凹凸溝13が形成
されており、該中蓋部は底部に複数の貫通孔38が形成
されている部分を有し、使用に際してその部分に給水性
シートと共に蓄冷剤60を収容する。各部材を積層後、
一体に包装する。 【効果】 この食品包装用容器は生そば等を宅配便等の
流通機構を用いて移送するのに有効に用いうる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は食品包装用容器に関し、特に生そばのように冷凍保存が不可能であり かつ表面の水分管理が必要とされる食品を収容して包装するのに好適な食品包装 用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品保存技術の進展と流通機構の発展に伴い、魚介類等の多くの生鮮食品が冷 凍梱包され生産地からいわゆる宅配便等の流通機構に乗り全国各地に迅速かつ容 易に流通するようになってきている。 しかしながら、生そば、うどんのような生めん類は、その品質上冷凍保存がで きないこと、及び表面の乾燥に伴う品質の劣化を長時間にわたり阻止することが できる安価でかつ取り扱いの容易な包装容器が存在しないこと等の理由から、宅 配便のような流通機構に乗せることが困難であり、一部真空パックされたものが あるとしても、そのほとんどは生産地近郊で流通しかつ消費されているのが現状 である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のように冷凍保存に適さずかつ表面の乾燥により品質の劣化が 生じ易い食品、例えば生そば、うどん、生ラーメン等の生めん類のような食品を 、長時間にわたりその鮮度を維持したままで保存することができ、かつ安価で取 り扱いの容易な食品包装容器を得ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案による食品包装用容器は、基本的に、樹脂 発泡体を素材として成形されており、食品本体を収容するための上方が開放した 有底容器本体と、該容器本体の開放部に嵌合載置される上方が開放した中蓋部と 、該中蓋部の開放部に嵌合載置される蓋本体とからなり、該容器本体はその内底 部分に凹凸溝が形成されており、該中蓋部はその底部の一部に複数の貫通孔が形 成されていることを特徴とする。
【0005】 本考案による食品包装用容器は、その使用時には、その中蓋部の仕切られた1 室に蓄冷剤を収容して、容器本体内に収納されている生そば等の食品の鮮度保持 に資する。さらに、蓄冷剤を収容した室には吸湿性シートを敷設し、蓄冷剤の周 囲の空気が結露して水滴となり生そば等の食品に落下付着するの防止すると共に 容器本体内の湿度を維持する。
【0006】
【実施例】
以下、添付の図面を参照した実施例の説明に基づき、本考案による食品包装用 容器をより詳細に説明する。 本考案による食品包装用容器1は基本的に、有底容器本体10、中蓋部30、 及び蓋本体50の3部材から構成される。3部材とも素材は発泡樹脂であり、ポ リスチレン、ポリエチレン、ポリスチレンとポリエチレンの共重合体等が好適に 用いられ、好ましくはそれらのビーズ発泡成形体として製造される。
【0007】 有底容器本体10は適宜の深さを持ちかつ上方を開放した全体として下に凹の 箱型の容器であり、その内部空間はそのほぼ中央に立設した中仕切り11により 2つの食品収容室12A、12Bに区分けされている。そして、前記食品収容室 12A、12Bはその底の部分に適宜の深さ及び間隔を持つ凹凸溝13を有して いる(図2参照)。また、前記中仕切り11はその上縁14が容器本体10の上 縁15よりも下方に位置するように形成されている。
【0008】 中蓋部30も、有底容器本体10と同様に、適宜の深さを持ちかつ上方を開放 した全体として下に凹の箱型の容器となっており、その内部空間はやはり中仕切 り31により2つの収容室32A、32Bに区分けされている。ただし、この実 施例において収容室32Bは収容室32Aより広い底面積を有している。また、 この中蓋部30の下方部分33の外周の形状は前記有底容器本体10の内周の形 状と実質的に同じ形状に形成されており、その上部は肩部34を持つ膨出フラン ジ部35となっている。そして、膨出フランジ部35の外周の形状は前記有底容 器本体10の外周の形状と実質的に同じ形状とされている。また、前記肩部34 から中蓋の底面までの深さは、有底容器本体10における前記上縁15から中仕 切り11の上縁14までの深さとほぼ同じに深さとなっている。
【0009】 従って、容器本体10の上方開放部から中蓋部30を押入することにより、中 蓋部30を、その下方部分33が容器本体10の内周部に実質的に気密状態に嵌 合しかつその肩部34が容器本体の上縁部15に同様に実質的に気密状態に密接 した状態で、容器本体10に組付けることができる。 さらに、中蓋部30の前記膨出フランジ部35部分の内周側には全周にわたり 所定深さ及び所定幅の方形状の切欠き36が形成され、かつ該切欠き36の一部 (図においては2箇所)はさらに幅広の切欠き37となっている。また、前記し た収容部32A、32Bの内の底面積の広い方の収容部32Bの底部には複数の 貫通孔38がほぼ等しい間隔で形成されている。
【0010】 蓋本体50は平板状の部材であり、前記中蓋部50に形成された方形状の切欠 き36に気密的に嵌合する大きさ及び形状に形成される。 この食品包装用容器の使用態様について説明する。まず、容器本体10に形成 された2つの食品収容室12A、12B内に保存しようとする食品、例えば生そ ばを所要数収納する。図示の実施例では8個の生そばの玉が収容された状態を仮 想線で示しているが、任意の数を収容できるように任意の大きさの容器を適宜成 形する。
【0011】 次に、中蓋部30の収容室32Aに麺つゆや香辛料等を収容した袋を配置する と共に、もう一つの収容室32Bには、必要に応じて吸湿性のシート(図示しな い)を敷設した上に、図1において仮想線で示すように蓄冷剤60を収納する。 吸湿性シートとしては、例えば、吸水性のある紙や不織布、あるいは吸水性樹脂 を紙や不織布で包み込んだものあるいはサンドイッチ状としたもの等が有効に用 いられ、蓄冷剤としては、従来知られた任意のもの、例えは、アクリルアミドと N.N-メチレンビスアクリルアミドの混合水溶液に無機塩類を溶解し、過硫酸塩を 触媒として重合してえられたもの(特公平1−24435号公報参照)等が有効 に用いられる。
【0012】 所要の物を収容した後に、容器本体10に中蓋部30を嵌合積層し、さらに、 中蓋部30に蓋本体50を取り付ける。その状態でそれぞれの組付け部が分離し ないように接着テープ等を用いて、3者を一体に組付け包装する。この状態で宅 配便等の流通機構に乗せることが可能となる。 本考案による食品包装用容器においては、前記のように組付けることにより容 器内の空間と外気とは実質的に遮断状態となり、その状態は包装を解くまで維持 される。そして、密閉された内部空間には保存対象物である生そばのような食品 と共に蓄冷剤60が保持されている。蓄冷剤60による冷気は収容室32Bに形 成した複数の貫通孔38を通過して容器本体10の食品収容室12A、12B内 にも循環する。それにより、内部空間全体は低温状態に維持され食品の鮮度を長 期間保持することが可能となる。特に、容器本体10の食品収容室12A、12 Bの底部には凹凸溝が形成されていることから、冷気の循環が円滑となり保存機 能は一層推進される。
【0013】 蓄冷剤60の使用は周囲の空気の結露を生起して、それが水滴となり、生そば のような収容食品の上に落下することが生じうる。水滴の落下により品質の低下 が誘引されるような食品を収容する場合には、蓄冷剤60の底部に吸湿性シート を敷設するか、蓄冷剤60を吸湿性シートで包み込んだ状態で収容室32Bに収 容する。それにより、結露した水滴は該吸湿性シートに吸着され、生そば等の食 品上に落下するのを阻止することができる。生そばのように水分不足によるそば 表面の変色が顕著な食品を収容する場合には、給水性シートを積極的に加湿した 状態で収容室32Bに敷設あるいは蓄冷剤60を包み込んで用いることにより、 収容室全体の湿度調整を図ることができる。
【0014】 上記の説明は本考案の一実施例の説明であって、他に多くの変形例が存在する 。容器の全体形状が方形であることは必ずしも必須でなく、円形、楕円形、球形 等任意の形状を取りうる。容器本体及び中蓋部に形成した中仕切りも必須でなく 収容する食品の種類及び数量に応じて、除去してもよく複数個設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案の食品包装用容器は上記のように発泡樹脂材料によりその全体を成形で きることから、比較的安価に製造できることに加え軽量かつ適度の弾性と破壊強 度を有しており、宅配便等の流通機構に用いる包装容器としてきわめて有効であ る。そして、密閉された内部空間に蓄冷剤を保持しておりかつその冷気は保存食 品に効果的に循環することから、生そば等冷凍貯蔵の不可能な食品であってもそ の鮮度を維持した状態で有効に保存することができる。吸湿性シートと共に蓄冷 剤を用いる場合には、この効果は特に顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による食品包装用容器の斜視説明図。
【図2】容器本体の断面図。
【図3】中蓋部の断面図。
【符号の説明】
10…有底容器本体、13…凹凸溝、30…中蓋部、3
8…貫通孔、50…蓋本体、60…蓄冷剤。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂発泡体を素材とする食品用包装容器
    であって、少なくとも、食品本体を収容するための上方
    が開放した有底容器本体と、該容器本体の開放部に嵌合
    載置される上方が開放した中蓋部と、該中蓋部の開放部
    に嵌合載置される蓋本体とからなり、該容器本体はその
    内底部分に凹凸溝が形成されており、該中蓋部はその底
    部の一部に複数の貫通孔が形成されていることを特徴と
    する食品包装用容器。
  2. 【請求項2】 前記中蓋部は仕切り壁により少なくとも
    2室に区画されており、そのうちの1室に該当する底部
    には多数の貫通孔が形成されていて、該室には蓄冷剤が
    収容されていることを特徴とする請求項1記載の食品包
    装用容器。
  3. 【請求項3】 前記蓄冷剤が収容される室の少なくとも
    底部には吸湿性シートが敷設されていることを特徴とす
    る請求項2記載の食品包装用容器。
JP019337U 1993-04-15 1993-04-15 食品包装用容器 Pending JPH0678280U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP019337U JPH0678280U (ja) 1993-04-15 1993-04-15 食品包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP019337U JPH0678280U (ja) 1993-04-15 1993-04-15 食品包装用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0678280U true JPH0678280U (ja) 1994-11-04

Family

ID=11996596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP019337U Pending JPH0678280U (ja) 1993-04-15 1993-04-15 食品包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678280U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006099A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 A Techno Design:Kk 保冷容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006099A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 A Techno Design:Kk 保冷容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6135273A (en) Thermal bag
US3313333A (en) Collapsible plastic sheet container
US20020050147A1 (en) Insulating container
US20140083650A1 (en) Convection Based Temperature Assured Packaging System
JP2021502537A (ja) 断熱輸送ボックスおよび断熱輸送ボックスの構造体
JP2013067402A (ja) 保冷輸送方法
JP3211437U (ja) 保冷箱
JPH0678280U (ja) 食品包装用容器
KR20130058334A (ko) 다단 적층식 스티로폼 보냉 포장용기
JPH0142539Y2 (ja)
JP2002120877A (ja) 保冷容器
JP2015193388A (ja) 保冷箱
JPS6236774Y2 (ja)
JPH0123976Y2 (ja)
JPH0226868Y2 (ja)
JPS5842290Y2 (ja) 冷菓類等の包装容器
JP4019485B2 (ja) 保冷箱およびこれを用いた生鮮食料品の保冷方法、輸送方法
JP2003160173A (ja) 保冷包装容器、保冷容器、冷媒収納容器、冷熱制御仕切り及び移送方法
JPH0720047Y2 (ja) 容器の蓋構造
JP2006240684A (ja) 保冷ボックス
KR101982638B1 (ko) 신선제품 운송을 위한 슈퍼칠링 패키징 시스템
JPS6348545Y2 (ja)
JPH0630711Y2 (ja) 保冷用包装箱
JPS5911900Y2 (ja) 生鮮物の低温輸送用容器
JPH0426376Y2 (ja)