JPH0677852A - Fm受信機 - Google Patents
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- JPH0677852A JPH0677852A JP5152148A JP15214893A JPH0677852A JP H0677852 A JPH0677852 A JP H0677852A JP 5152148 A JP5152148 A JP 5152148A JP 15214893 A JP15214893 A JP 15214893A JP H0677852 A JPH0677852 A JP H0677852A
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/26—Circuits for superheterodyne receivers
-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D3/00—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
- H03D3/007—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
- H03D7/16—Multiple-frequency-changing
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
- H03D7/16—Multiple-frequency-changing
- H03D7/161—Multiple-frequency-changing all the frequency changers being connected in cascade
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
- H03D7/16—Multiple-frequency-changing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 FM受信機の信号処理を向上させると共にそ
の大部分を集積化し得るようにする。 【構成】 RFセクションRFと、所望のRF受信信号
を第1中間周波数に平均して位置する搬送周波数を有す
る第1IF信号信号に変換する第1混合段M1と、第1
IF信号を選択する第1IFセクションIF1と、第1
IF信号を第1中間周波数より低い第2中間周波数に平
均して位置する搬送周波数を有する第2IF信号に変換
する第2混合段M2と、第2IF信号を選択する第2I
FセクションIF2と、第2IFセクションに結合され
前記所望のRF信号のベースバンド変調信号を復調する
FM復調器DEMと、その後段にあって、ベースバンド
変調信号を選択する低域通過フィルタASPとを具えた
FM受信機において、第2IFセクションIF2とFM
復調器DEMとの間に、第2IF信号を第2中間周波数
より高い第3中間周波数に平均して位置する搬送波周波
数を有する第3IF信号に変換する第3混合段M3を配
置したことを特徴とする。
の大部分を集積化し得るようにする。 【構成】 RFセクションRFと、所望のRF受信信号
を第1中間周波数に平均して位置する搬送周波数を有す
る第1IF信号信号に変換する第1混合段M1と、第1
IF信号を選択する第1IFセクションIF1と、第1
IF信号を第1中間周波数より低い第2中間周波数に平
均して位置する搬送周波数を有する第2IF信号に変換
する第2混合段M2と、第2IF信号を選択する第2I
FセクションIF2と、第2IFセクションに結合され
前記所望のRF信号のベースバンド変調信号を復調する
FM復調器DEMと、その後段にあって、ベースバンド
変調信号を選択する低域通過フィルタASPとを具えた
FM受信機において、第2IFセクションIF2とFM
復調器DEMとの間に、第2IF信号を第2中間周波数
より高い第3中間周波数に平均して位置する搬送波周波
数を有する第3IF信号に変換する第3混合段M3を配
置したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RFセクションと、所
望のRF受信信号を第1中間周波数に平均して位置する
搬送周波数を有する第1IF信号信号に変換する第1混
合段と、第1IF信号を選択する第1IFセクション
と、第1IF信号を第1中間周波数より低い第2中間周
波数に平均して位置する搬送周波数を有する第2IF信
号に変換する第2混合段と、第2IF信号を選択する第
2IFセクションと、第2IFセクションに結合され前
記所望のRF信号のベースバンド変調信号を復調するF
M復調器と、その後段にあって、ベースバンド変調信号
を選択する低域通過フィルタとを具えたFM受信機及び
斯かるFM受信機用のIF段に関するものである。
望のRF受信信号を第1中間周波数に平均して位置する
搬送周波数を有する第1IF信号信号に変換する第1混
合段と、第1IF信号を選択する第1IFセクション
と、第1IF信号を第1中間周波数より低い第2中間周
波数に平均して位置する搬送周波数を有する第2IF信
号に変換する第2混合段と、第2IF信号を選択する第
2IFセクションと、第2IFセクションに結合され前
記所望のRF信号のベースバンド変調信号を復調するF
M復調器と、その後段にあって、ベースバンド変調信号
を選択する低域通過フィルタとを具えたFM受信機及び
斯かるFM受信機用のIF段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このタイプのFM受信機は、例えばPC
T特許出願W088/08223号から既知である。既
知のFM受信機では、第一混合段が可同調であり、これ
を用いて所望のRF受信信号をRFFM受信帯域から1
0.7MHz の固定の第1中間周波数に周波数変換する。
こうして得られた10.7MHz の第1IF信号を第1IF
セクションで選択し、次いで第2混合段により 700KH
z の固定の第2中間周波数に周波数変換して前記第2I
F信号を得る。この 700KHz の第2IF信号をフィル
タリングした後に前記FM復調器により復調する。
T特許出願W088/08223号から既知である。既
知のFM受信機では、第一混合段が可同調であり、これ
を用いて所望のRF受信信号をRFFM受信帯域から1
0.7MHz の固定の第1中間周波数に周波数変換する。
こうして得られた10.7MHz の第1IF信号を第1IF
セクションで選択し、次いで第2混合段により 700KH
z の固定の第2中間周波数に周波数変換して前記第2I
F信号を得る。この 700KHz の第2IF信号をフィル
タリングした後に前記FM復調器により復調する。
【0003】FM復調においては信号乗算及び非線形信
号処理が行われるため多くの混合出力成分及び特に高次
の妨害成分が不可避である。このような妨害成分を有効
に抑圧するためには複雑且つ高価なフィルタが必要とさ
れる。このようなフィルタはFM受信機の集積化を妨げ
る。
号処理が行われるため多くの混合出力成分及び特に高次
の妨害成分が不可避である。このような妨害成分を有効
に抑圧するためには複雑且つ高価なフィルタが必要とさ
れる。このようなフィルタはFM受信機の集積化を妨げ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は既知の
FM受信機の信号処理を改善すると共に大部分が集積化
されたFM受信機を提供することにある。本発明の他の
目的は、スーパーヘテロダイン型のほぼ全ての既存のF
M受信機のIF回路と簡単に交換することができると共
に既知のIFフィルタの選択度より著しく高い選択度を
実現することができる、ほぼ完全に集積化可能なIF段
を提供することにある。
FM受信機の信号処理を改善すると共に大部分が集積化
されたFM受信機を提供することにある。本発明の他の
目的は、スーパーヘテロダイン型のほぼ全ての既存のF
M受信機のIF回路と簡単に交換することができると共
に既知のIFフィルタの選択度より著しく高い選択度を
実現することができる、ほぼ完全に集積化可能なIF段
を提供することにある。
【0005】本発明は頭書に記載したタイプのFM受信
機において、第2IFセクションとFM復調器との間
に、第2IF信号を第2中間周波数より高い第3中間周
波数に平均して位置する搬送波周波数を有する第3IF
信号に変換する第3混合段を配置したことを特徴とす
る。
機において、第2IFセクションとFM復調器との間
に、第2IF信号を第2中間周波数より高い第3中間周
波数に平均して位置する搬送波周波数を有する第3IF
信号に変換する第3混合段を配置したことを特徴とす
る。
【0006】本発明は、第3混合段を設けることにより
追加の自由度が得られ、第2中間周波数を十分低く選択
して十分大きなダイナミックレンジで第2IFセクショ
ンを大部分集積化することが可能になると共に、第3中
間周波数を十分高く選択して周波数復調中に発生する高
次妨害成分が所望のベースバンド変調信号から十分遠く
離れた位置に生ずるようにしてこれら高次妨害成分を容
易に集積化し得る低域通過フィルタにより抑圧すること
が可能になるという認識に基づくものである。
追加の自由度が得られ、第2中間周波数を十分低く選択
して十分大きなダイナミックレンジで第2IFセクショ
ンを大部分集積化することが可能になると共に、第3中
間周波数を十分高く選択して周波数復調中に発生する高
次妨害成分が所望のベースバンド変調信号から十分遠く
離れた位置に生ずるようにしてこれら高次妨害成分を容
易に集積化し得る低域通過フィルタにより抑圧すること
が可能になるという認識に基づくものである。
【0007】本発明の手段によれば、十分大きなダイナ
ミックレンジを維持したまま選択度を既知のFM受信機
より大きく向上させることができ、且つ周波数復調時に
おける高次妨害効果を著しく減少させることができると
共に集積化度を著しく大きくすることができる。
ミックレンジを維持したまま選択度を既知のFM受信機
より大きく向上させることができ、且つ周波数復調時に
おける高次妨害効果を著しく減少させることができると
共に集積化度を著しく大きくすることができる。
【0008】本発明のこのようなFM受信機において
は、第3中間周波数を第1中間周波数に等しくし、且つ
互に等しい第2及び第3混合信号を第2及び第3混合段
に供給するようにするのが好ましい。この構成によれば
第2及び第3混合段の混合信号を一つの同一の固定の局
部発振器により発生させることが可能になり、FM受信
機の一層の簡単かが得られる。
は、第3中間周波数を第1中間周波数に等しくし、且つ
互に等しい第2及び第3混合信号を第2及び第3混合段
に供給するようにするのが好ましい。この構成によれば
第2及び第3混合段の混合信号を一つの同一の固定の局
部発振器により発生させることが可能になり、FM受信
機の一層の簡単かが得られる。
【0009】更に、このようなFM受信機においては、
第2混合段、第2IFセクション及び第3混合段を、一
つの構成素子として容易に集積化し得ると共に慣例のス
ーパヘテロダインFM受信機の前記第1中間周波数に同
調されたIFフィルタと交換し得る着脱可能なIF段と
して実現することができる。このようなIF段を慣例の
スーパヘテロダインFM受信機のIF選択手段として使
用すると、本発明FM受信機が得られる。
第2混合段、第2IFセクション及び第3混合段を、一
つの構成素子として容易に集積化し得ると共に慣例のス
ーパヘテロダインFM受信機の前記第1中間周波数に同
調されたIFフィルタと交換し得る着脱可能なIF段と
して実現することができる。このようなIF段を慣例の
スーパヘテロダインFM受信機のIF選択手段として使
用すると、本発明FM受信機が得られる。
【0010】本発明においては、頭書に記載したタイプ
のFM受信機に使用し得るIF段を、第1IF信号を受
信するIF入力端子を有すると共に該入力端子に順に結
合された第2混合段と、第2IFセクションと、第3混
合段とを具え、前記第3混合段が当該IF段のIF出力
端子に結合され、互に等しい第2及び第3混合信号が共
通の固定発振器から前記第2及び第3混合段に供給され
るように構成する。
のFM受信機に使用し得るIF段を、第1IF信号を受
信するIF入力端子を有すると共に該入力端子に順に結
合された第2混合段と、第2IFセクションと、第3混
合段とを具え、前記第3混合段が当該IF段のIF出力
端子に結合され、互に等しい第2及び第3混合信号が共
通の固定発振器から前記第2及び第3混合段に供給され
るように構成する。
【0011】本発明FM受信機及び特にそのIF段の他
の好適実施例では、非線形歪みを既知のFM受信機より
低減させるために、単相信号を一対の直角位相信号に変
換する分相装置と、可同調直角位相IF選択手段として
動作する共振増幅器とを具え、該共振増幅器が同相及び
直角出力端子から第2IF信号の同相及び直角成分を前
記第3混合段に供給し、前記第3混合段が同相及び直角
乗算回路と重畳段とを具え、第2IF信号の同相及び直
角成分を第3IF信号の同相及び直角成分に変換すると
共に両成分を互に重畳して直角位相の第3中間周波数信
号を単相信号に変換するよう構成する。
の好適実施例では、非線形歪みを既知のFM受信機より
低減させるために、単相信号を一対の直角位相信号に変
換する分相装置と、可同調直角位相IF選択手段として
動作する共振増幅器とを具え、該共振増幅器が同相及び
直角出力端子から第2IF信号の同相及び直角成分を前
記第3混合段に供給し、前記第3混合段が同相及び直角
乗算回路と重畳段とを具え、第2IF信号の同相及び直
角成分を第3IF信号の同相及び直角成分に変換すると
共に両成分を互に重畳して直角位相の第3中間周波数信
号を単相信号に変換するよう構成する。
【0012】この手段を使用すると、直角位相フィルタ
として使用される共振増幅器が対称な帯域特性を有し、
極めて低い値の共振周波数でも共振周波数を中心に点対
称の位相特性を有する。このような共振増幅器は完全に
集積することができ、このような増幅器自体は例えば欧
州特許出願EP0420974号から既知である。共振
増幅器は、第2混合段の出力信号を共振増幅器の同相及
び直角入力端子に共通に供給することにより分相装置と
しても用いることができる。共振増幅器が十分高いQの
とき、共振増幅器の同相及び直角出力信号が正確な直角
位相関係になる。
として使用される共振増幅器が対称な帯域特性を有し、
極めて低い値の共振周波数でも共振周波数を中心に点対
称の位相特性を有する。このような共振増幅器は完全に
集積することができ、このような増幅器自体は例えば欧
州特許出願EP0420974号から既知である。共振
増幅器は、第2混合段の出力信号を共振増幅器の同相及
び直角入力端子に共通に供給することにより分相装置と
しても用いることができる。共振増幅器が十分高いQの
とき、共振増幅器の同相及び直角出力信号が正確な直角
位相関係になる。
【0013】第2混合段を分相装置として動作させるこ
ともでき、この場合にはこの目的のために、この混合段
に同相及び直角乗算回路を設け、これら乗算回路の信号
入力端子を第1IFセクションの出力端子に共通に結合
し、これら乗算回路の混合信号入力端子を固定局部直角
位相発振器の同相及び直角出力端子にそれぞれ結合し、
これら乗算回路の出力端子を共振増幅器の同相及び直角
入力端子にそれぞれ結合し、前記直角位相発振器の同相
及び直角出力端子を第3混合段の同相及び直角乗算回路
のそれぞれの混合信号入力端子にも結合する。
ともでき、この場合にはこの目的のために、この混合段
に同相及び直角乗算回路を設け、これら乗算回路の信号
入力端子を第1IFセクションの出力端子に共通に結合
し、これら乗算回路の混合信号入力端子を固定局部直角
位相発振器の同相及び直角出力端子にそれぞれ結合し、
これら乗算回路の出力端子を共振増幅器の同相及び直角
入力端子にそれぞれ結合し、前記直角位相発振器の同相
及び直角出力端子を第3混合段の同相及び直角乗算回路
のそれぞれの混合信号入力端子にも結合する。
【0014】選択度を更に向上させるために、最後に述
べた本発明FM受信機において、第2IFセクションが
同調制御入力端子を有する可同調IF選択手段を具え、
その同調制御入力端子に前記所望のRF受信信号のベー
スバンド変調信号を供給して変調信号により可同調IF
選択手段の同調のダイナミックトラッキングを行うよう
にするのが好ましい。
べた本発明FM受信機において、第2IFセクションが
同調制御入力端子を有する可同調IF選択手段を具え、
その同調制御入力端子に前記所望のRF受信信号のベー
スバンド変調信号を供給して変調信号により可同調IF
選択手段の同調のダイナミックトラッキングを行うよう
にするのが好ましい。
【0015】慣例のスーパヘテロダインFM受信機のI
F選択手段として使用すると本発明FM受信機の最後に
述べた好適実施例が得られる本発明によるIF段であっ
て、前記同調制御が不安定にならないようにしたIF段
においては、第2IFセクション内の可同調IF選択手
段の後に、この可同調IF選択手段の出力端子から同調
制御入力端子への同調制御ループ内に配置された別のF
M復調器を設け、前記同調制御ループが1より小さい閉
ループ利得を有するようにする。
F選択手段として使用すると本発明FM受信機の最後に
述べた好適実施例が得られる本発明によるIF段であっ
て、前記同調制御が不安定にならないようにしたIF段
においては、第2IFセクション内の可同調IF選択手
段の後に、この可同調IF選択手段の出力端子から同調
制御入力端子への同調制御ループ内に配置された別のF
M復調器を設け、前記同調制御ループが1より小さい閉
ループ利得を有するようにする。
【0016】本発明の最後に述べたFM受信機の更に好
適な実施例では、前記別のFM復調器がリミタ回路を具
え、このリミタ回路を第4混合段を経て乗算回路の第1
入力端子に接続すると共にフィルタ回路及びその後段の
第5混合段を経てこの乗算回路の第2入力端子に接続
し、この乗算回路の両入力信号の周波数の上昇変換のた
めに互に等しい混合信号を前記第4及び第5混合段に供
給する。この手段を使用すると、復調中に発生する高次
妨害成分が所望のベースバンド変調信号に対し大きく周
波数シフトするためFM復調器の集積化が簡単になると
共にFM復調器の出力側において妨害の有効な抑圧が簡
単な低域通過フィルタにより十分に実現される。
適な実施例では、前記別のFM復調器がリミタ回路を具
え、このリミタ回路を第4混合段を経て乗算回路の第1
入力端子に接続すると共にフィルタ回路及びその後段の
第5混合段を経てこの乗算回路の第2入力端子に接続
し、この乗算回路の両入力信号の周波数の上昇変換のた
めに互に等しい混合信号を前記第4及び第5混合段に供
給する。この手段を使用すると、復調中に発生する高次
妨害成分が所望のベースバンド変調信号に対し大きく周
波数シフトするためFM復調器の集積化が簡単になると
共にFM復調器の出力側において妨害の有効な抑圧が簡
単な低域通過フィルタにより十分に実現される。
【0017】リミタ及びFM復調器に関し同一の効果が
得られる本発明の他の好適実施例では、前記別のFM復
調器がリミタ回路を具え、このリミタ回路を乗算回路の
第1入力端子に直接接続すると共にフィルタ回路を経て
この乗算回路の第2入力端子に接続し、且つこのリミタ
回路の前に、これに供給される信号の周波数の上昇変換
用の第6混合段を配置する。
得られる本発明の他の好適実施例では、前記別のFM復
調器がリミタ回路を具え、このリミタ回路を乗算回路の
第1入力端子に直接接続すると共にフィルタ回路を経て
この乗算回路の第2入力端子に接続し、且つこのリミタ
回路の前に、これに供給される信号の周波数の上昇変換
用の第6混合段を配置する。
【0018】フィルタリングをかなり低い周波数で行い
得るようにした本発明の更に他の好適実施例では、最初
にのべたFM復調器及び前記別のFM復調器の少なくと
も一つがリミタ回路と、2個の入力端子と1個の出力端
子を有する乗算回路と、このリミタ回路とこの乗算回路
の一方の入力端子との間に配置されたフィルタ回路とを
具え、このフィルタ回路をこのフィルタ回路の入力信号
及び出力信号の周波数の下降変換用及び上昇変換用の第
7及び第8混合段の間に配置する。
得るようにした本発明の更に他の好適実施例では、最初
にのべたFM復調器及び前記別のFM復調器の少なくと
も一つがリミタ回路と、2個の入力端子と1個の出力端
子を有する乗算回路と、このリミタ回路とこの乗算回路
の一方の入力端子との間に配置されたフィルタ回路とを
具え、このフィルタ回路をこのフィルタ回路の入力信号
及び出力信号の周波数の下降変換用及び上昇変換用の第
7及び第8混合段の間に配置する。
【0019】
【実施例】本発明を図面を参照して実施例につき詳細に
説明する。各図において対応する素子は同一の符号で示
してある。図1は本発明FM受信機を示し、この受信機
はアンテナANTを接続する無線周波数(RF)アンテ
ナ入力端子(FI)を有し、この入力端子に順に結合さ
れたRF入力セクションRF、RF増幅用及び所望のR
F FM受信信号選択用の可同調RF入力フィルタRF
F、同調発振器TOから可同調発振信号を受信し所望の
RF FM受信信号を第1中間周波数f1に平均して位置
する搬送波周波数を有する第1中間周波数(IF)に周
波数変換する第1混合段M1、第1IF信号選択用の第
1IFセクションIF1、第2IF信号選択用の後述の
第2IF段IFS、第3IF信号選択用の第3IFセク
ションIF3、第3IFセクションIF3により選択さ
れ第3IF信号を復調する第1FM復調器DEM、及び
音声再生装置L前にあって前記所望のRF FM受信信
号の復調されたベースバンド変調信号の選択用及び音声
信号処理兼再生用の低域通過フィルタ及び音声信号処理
装置ASPを備えている。
説明する。各図において対応する素子は同一の符号で示
してある。図1は本発明FM受信機を示し、この受信機
はアンテナANTを接続する無線周波数(RF)アンテ
ナ入力端子(FI)を有し、この入力端子に順に結合さ
れたRF入力セクションRF、RF増幅用及び所望のR
F FM受信信号選択用の可同調RF入力フィルタRF
F、同調発振器TOから可同調発振信号を受信し所望の
RF FM受信信号を第1中間周波数f1に平均して位置
する搬送波周波数を有する第1中間周波数(IF)に周
波数変換する第1混合段M1、第1IF信号選択用の第
1IFセクションIF1、第2IF信号選択用の後述の
第2IF段IFS、第3IF信号選択用の第3IFセク
ションIF3、第3IFセクションIF3により選択さ
れ第3IF信号を復調する第1FM復調器DEM、及び
音声再生装置L前にあって前記所望のRF FM受信信
号の復調されたベースバンド変調信号の選択用及び音声
信号処理兼再生用の低域通過フィルタ及び音声信号処理
装置ASPを備えている。
【0020】共通のチューニング電圧をチューニング制
御端子Vt から可同調RF入力フィルタRFF及び同調
発振器TOの同調制御入力端子に供給する。従って、信
号同調とRFFとの間に同調同期が得られるため、RF
Fを比較的狭い帯域を有するように選択することがで
き、従って有効な妨害抑圧が得られる。
御端子Vt から可同調RF入力フィルタRFF及び同調
発振器TOの同調制御入力端子に供給する。従って、信
号同調とRFFとの間に同調同期が得られるため、RF
Fを比較的狭い帯域を有するように選択することがで
き、従って有効な妨害抑圧が得られる。
【0021】第2IF段IFS内の信号処理を除いて、
上述したFM受信機内の信号処理は慣例のスーパヘテロ
ダインFM受信機のものに相当する。例えば、第1混合
段M1は 100MHz 程度のRF搬送波周波数のRF F
M受信信号を例えば10.7MHz の第1中間周波数f1に
周波数変換することができるものである。慣例のスーパ
ヘテロダインFM受信機内のIF信号処理と相違して、
本発明のFM受信機では第1IFセクションIF1の第
1IF信号を第2IF段IFSの入力端子IFIを経て
第2IF段IFS内の第2混合段M2に供給する。第2
混合段M2は第1IF信号を第2中間周波数f2に平均し
て位置する搬送波周波数を有する第2IF信号に周波数
変換する。
上述したFM受信機内の信号処理は慣例のスーパヘテロ
ダインFM受信機のものに相当する。例えば、第1混合
段M1は 100MHz 程度のRF搬送波周波数のRF F
M受信信号を例えば10.7MHz の第1中間周波数f1に
周波数変換することができるものである。慣例のスーパ
ヘテロダインFM受信機内のIF信号処理と相違して、
本発明のFM受信機では第1IFセクションIF1の第
1IF信号を第2IF段IFSの入力端子IFIを経て
第2IF段IFS内の第2混合段M2に供給する。第2
混合段M2は第1IF信号を第2中間周波数f2に平均し
て位置する搬送波周波数を有する第2IF信号に周波数
変換する。
【0022】第2中間周波数f2は第1中間周波数f1に対
しかなり低く選択して、第2選択手段として比較的簡単
な帯域通過フィルタ回路により十分大きなダイナミック
レンジで高い選択度を得ることができるようにする。こ
の選択度は、このような帯域通過フィルタ回路を可同調
構造にすると共にその同調を復調されたベースバンド変
調信号に応じて変化させることにより更に改善すること
ができる。この目的のために、例えば第1FM復調器D
EMの出力端子を前記帯域通過フィルタ回路の同調制御
入力端子に結合させることができる(図示せず)。この
同調制御の十分な安定性を得るために、前記帯域通過フ
ィルタ回路の出力端子から第1FM復調器DEMを経て
この帯域通過フィルタ回路の同調制御入力端子へ結合さ
れた同調制御ループの開ループ利得を1より小さくする
必要がある。これによりこの帯域通過フィルタ回路の同
調は第2IF信号の瞬時周波数変調にダイナミックに追
従(トラッキング)するため、この帯域通過フィルタの
帯域幅を第2IF信号の帯域幅よりかなり小さく選択す
ることができる。
しかなり低く選択して、第2選択手段として比較的簡単
な帯域通過フィルタ回路により十分大きなダイナミック
レンジで高い選択度を得ることができるようにする。こ
の選択度は、このような帯域通過フィルタ回路を可同調
構造にすると共にその同調を復調されたベースバンド変
調信号に応じて変化させることにより更に改善すること
ができる。この目的のために、例えば第1FM復調器D
EMの出力端子を前記帯域通過フィルタ回路の同調制御
入力端子に結合させることができる(図示せず)。この
同調制御の十分な安定性を得るために、前記帯域通過フ
ィルタ回路の出力端子から第1FM復調器DEMを経て
この帯域通過フィルタ回路の同調制御入力端子へ結合さ
れた同調制御ループの開ループ利得を1より小さくする
必要がある。これによりこの帯域通過フィルタ回路の同
調は第2IF信号の瞬時周波数変調にダイナミックに追
従(トラッキング)するため、この帯域通過フィルタの
帯域幅を第2IF信号の帯域幅よりかなり小さく選択す
ることができる。
【0023】図示の実施例では、帯域通過フィルタとし
て動作する3個の可同調共振増幅器1〜3の縦続回路を
採用している。この縦続回路は第2IFセクションIF
2の可同調第2IF選択手段を実現するものであり、各
共振増幅器の共振周波数は第2IF信号の瞬時周波数変
調に追従すると共に平均すると第2中間周波数f2に等
しい必要がある。この目的のために、前記縦続回路の出
力をリミタ4、他の(第2)FM復調器5、ループ増幅
器6、ループフィルタ及び同調制御信号発生回路8を経
てそれぞれの共振増幅器1〜3の同調制御入力端子9,
10及び11に帰還する。同調制御信号発生回路8は共振増
幅器1〜3の同調制御入力端子9〜11にそれぞれ結合さ
れた3個の出力端子を有している。こうして第1,第2
及び第3の同調制御ループを形成する。第1,第2及び
第3の同調制御ループの各々の開ループ利得を1より小
さくしてこれらループが不安定になるのを防止する。素
子1〜11は第2IF段IFSの第2IFセクションIF
2を構成する。共振増幅器1〜3は容易に集積すること
ができると共に極めて高い選択度にすることができる。
これら共振増幅器自体は欧州特許出願EU042097
4号から既知であり、本発明の理解にはこれ以上の説明
は必要ないものと思料する。低歪みの選択を比較的低い
値の第2中間周波数f2で可能にするために、共振増幅
器1〜3を直角位相形のフィルタとして使用する。この
目的のために、単相信号を一対の直角位相信号に変換す
る分相装置をIF信号路内に配置する。
て動作する3個の可同調共振増幅器1〜3の縦続回路を
採用している。この縦続回路は第2IFセクションIF
2の可同調第2IF選択手段を実現するものであり、各
共振増幅器の共振周波数は第2IF信号の瞬時周波数変
調に追従すると共に平均すると第2中間周波数f2に等
しい必要がある。この目的のために、前記縦続回路の出
力をリミタ4、他の(第2)FM復調器5、ループ増幅
器6、ループフィルタ及び同調制御信号発生回路8を経
てそれぞれの共振増幅器1〜3の同調制御入力端子9,
10及び11に帰還する。同調制御信号発生回路8は共振増
幅器1〜3の同調制御入力端子9〜11にそれぞれ結合さ
れた3個の出力端子を有している。こうして第1,第2
及び第3の同調制御ループを形成する。第1,第2及び
第3の同調制御ループの各々の開ループ利得を1より小
さくしてこれらループが不安定になるのを防止する。素
子1〜11は第2IF段IFSの第2IFセクションIF
2を構成する。共振増幅器1〜3は容易に集積すること
ができると共に極めて高い選択度にすることができる。
これら共振増幅器自体は欧州特許出願EU042097
4号から既知であり、本発明の理解にはこれ以上の説明
は必要ないものと思料する。低歪みの選択を比較的低い
値の第2中間周波数f2で可能にするために、共振増幅
器1〜3を直角位相形のフィルタとして使用する。この
目的のために、単相信号を一対の直角位相信号に変換す
る分相装置をIF信号路内に配置する。
【0024】図1の実施例では、分相を例えば第2混合
段M2により実行している。この第2混合段は同相及び
直角乗算回路M2i 及びM2q を具え、これら乗算回路
には第1IFセクションIF1から第1IF信号が供給
されると共に局部発振器装置LOから同相及び直角混合
信号がそれぞれ供給される。局部発振器装置LOは固定
発振器周波数f1o を発生する固定発振器FOと、後続の
分周回路FDとを具えている。分周回路FDは発振器周
波数f1o から、これを分周係数2nで分周して前記同相
及び直角混合信号を取り出す。f1=10.7MHz である上
述した数値例から出発する場合には、f1o が例えば22M
Hz で、分周回路FDの分周係数が2(n=1)である
とき、同相及び直角混合信号は 1/2 f1o=11MHz であ
り、第2中間周波数f2は 300KHz になる。
段M2により実行している。この第2混合段は同相及び
直角乗算回路M2i 及びM2q を具え、これら乗算回路
には第1IFセクションIF1から第1IF信号が供給
されると共に局部発振器装置LOから同相及び直角混合
信号がそれぞれ供給される。局部発振器装置LOは固定
発振器周波数f1o を発生する固定発振器FOと、後続の
分周回路FDとを具えている。分周回路FDは発振器周
波数f1o から、これを分周係数2nで分周して前記同相
及び直角混合信号を取り出す。f1=10.7MHz である上
述した数値例から出発する場合には、f1o が例えば22M
Hz で、分周回路FDの分周係数が2(n=1)である
とき、同相及び直角混合信号は 1/2 f1o=11MHz であ
り、第2中間周波数f2は 300KHz になる。
【0025】第2混合段M2は周波数変換を実現するの
みならず、分相装置としても動作し、この混合段におい
て単相第1中間周波数信号から第2IF信号の同相及び
直角成分I及びQが第2中間周波数f2で得られる。上述
したように、この第2直角位相IF信号は共振増幅器1
〜3の縦続回路においてかなり高い選択度でフィルタリ
ングされる。次に、第2IF信号の同相及び直角成分I
及びQがリミタ4において振幅制限され、次いで第2F
M復調器5において復調される。この第2FM復調器5
は既知のように構成することができ、例えば第2IF信
号の同相及び直角成分I及びQの一方に対し動作する周
波数依存移相器を具えた乗算回路(図示せず)で構成す
ることができる。復調されたベースバンド変調信号を第
2FM復調器5からループ増幅器6及びループフィルタ
7を経て同調制御信号発生回路8に供給する。この同調
制御信号発生回路8は例えば一つの接続点(図示せず)
を有し、この接続点からループ増幅器6において(でき
れば1より小さい利得で)増幅されたベースバンド変調
信号を同調制御入力端子9〜11に共通に供給するように
することができ、また2個の増幅回路の縦続配置(図示
せず)を有し、その入力端子を同調制御端子9に、その
出力端子を同調制御端子11に、及び2個の増幅回路の共
通接続点を同調制御端子10に結合するようにすることも
できる。これら増幅回路の利得は共振増幅器1〜3の同
調制御が不安定にならないように選択する。これは、こ
れら共振増幅器1〜3の各々の同調制御ループの開ルー
プ利得が1より小さいときに達成される。同調制御のこ
れ以上の説明は本発明の理解に必要ないものと思料す
る。
みならず、分相装置としても動作し、この混合段におい
て単相第1中間周波数信号から第2IF信号の同相及び
直角成分I及びQが第2中間周波数f2で得られる。上述
したように、この第2直角位相IF信号は共振増幅器1
〜3の縦続回路においてかなり高い選択度でフィルタリ
ングされる。次に、第2IF信号の同相及び直角成分I
及びQがリミタ4において振幅制限され、次いで第2F
M復調器5において復調される。この第2FM復調器5
は既知のように構成することができ、例えば第2IF信
号の同相及び直角成分I及びQの一方に対し動作する周
波数依存移相器を具えた乗算回路(図示せず)で構成す
ることができる。復調されたベースバンド変調信号を第
2FM復調器5からループ増幅器6及びループフィルタ
7を経て同調制御信号発生回路8に供給する。この同調
制御信号発生回路8は例えば一つの接続点(図示せず)
を有し、この接続点からループ増幅器6において(でき
れば1より小さい利得で)増幅されたベースバンド変調
信号を同調制御入力端子9〜11に共通に供給するように
することができ、また2個の増幅回路の縦続配置(図示
せず)を有し、その入力端子を同調制御端子9に、その
出力端子を同調制御端子11に、及び2個の増幅回路の共
通接続点を同調制御端子10に結合するようにすることも
できる。これら増幅回路の利得は共振増幅器1〜3の同
調制御が不安定にならないように選択する。これは、こ
れら共振増幅器1〜3の各々の同調制御ループの開ルー
プ利得が1より小さいときに達成される。同調制御のこ
れ以上の説明は本発明の理解に必要ないものと思料す
る。
【0026】縦続回路1〜3の出力端子を第3混合段M
3の同相乗算回路M3i 及び直角乗算回路M3q にも結
合する。局部発振器装置LOの同相及び直角混合信号も
同相乗算回路M3i 及び直角乗算回路M3q に供給す
る。従って、第3混合段M3の同相乗算回路M3i 及び
直角乗算回路M3q は、局部発振器装置LOの共通使用
により第2中間周波数f2より高く第1中間周波数f1に等
しい第3中間周波数f3に平均して位置する搬送周波数の
同相成分及び直角成分を出力する。同相乗算回路M3i
及び直角乗算回路M3q の出力を重畳段SSの入力端子
に供給し、これにより同相乗算回路M3i 及び直角乗算
回路M3q において得られた混合出力を重畳すると、周
波数f3で発生する混合出力成分は互に加算され、周波数
f1o に対し鏡像関係にある不所望な混合出力成分は互に
相殺し合う。こうして得られた第3IF信号は第2IF
段IFSの出力端子IFOにて使用可能になる。
3の同相乗算回路M3i 及び直角乗算回路M3q にも結
合する。局部発振器装置LOの同相及び直角混合信号も
同相乗算回路M3i 及び直角乗算回路M3q に供給す
る。従って、第3混合段M3の同相乗算回路M3i 及び
直角乗算回路M3q は、局部発振器装置LOの共通使用
により第2中間周波数f2より高く第1中間周波数f1に等
しい第3中間周波数f3に平均して位置する搬送周波数の
同相成分及び直角成分を出力する。同相乗算回路M3i
及び直角乗算回路M3q の出力を重畳段SSの入力端子
に供給し、これにより同相乗算回路M3i 及び直角乗算
回路M3q において得られた混合出力を重畳すると、周
波数f3で発生する混合出力成分は互に加算され、周波数
f1o に対し鏡像関係にある不所望な混合出力成分は互に
相殺し合う。こうして得られた第3IF信号は第2IF
段IFSの出力端子IFOにて使用可能になる。
【0027】f3=f1の第3IF信号を第2IF段IFS
の出力端子IFOから第3IFセクションIF3、第1
FM復調器DEM、低域通過フィルタ及び音声信号プロ
セッサASP及び音声再生装置Lに順に供給し、ここで
は前述したように、第3IF選択、復調、低域通過フィ
ルタリング、音声信号処理及び再生が既知のように行わ
れる。
の出力端子IFOから第3IFセクションIF3、第1
FM復調器DEM、低域通過フィルタ及び音声信号プロ
セッサASP及び音声再生装置Lに順に供給し、ここで
は前述したように、第3IF選択、復調、低域通過フィ
ルタリング、音声信号処理及び再生が既知のように行わ
れる。
【0028】第2IF段IFSの入力端子IFI及び出
力端子IFOの入力及び出力信号は上述した例では一つ
の同一の中間周波数(10.7MHz ) である。従って、第
2IF段IFSは慣例のスーパヘテロダインFM受信機
の構成素子として容易に実現することができ、これを使
用することにより比較的高いIF選択度を有する本発明
FM受信機を実現することができる。更に、共振増幅器
を直角位相フィルタとして使用することにより、第2中
間周波数f2を最初に述べた既知のFM受信機の700 KH
z の第2中間周波数よりかなり低く選択することができ
る。本発明FM受信機の実施例では、第2中間周波数f2
を 300KHz にした。この低い第2中間周波数f2のため
に、ダイナミックレンジを決定する第2IF段IFSの
Qに関する要件が更に低下し、この第2IF段IFSの
集積化が一層簡単になる。第2IF段IFSはかなり高
い周波数の第3IF信号をFM復調器DEMに供給する
ため、復調中に発生する妨害成分はベースバンド変調信
号からなり遠く離れて位置し、容易に集積し得る低域通
過フィルタにより有効に抑圧することができる。
力端子IFOの入力及び出力信号は上述した例では一つ
の同一の中間周波数(10.7MHz ) である。従って、第
2IF段IFSは慣例のスーパヘテロダインFM受信機
の構成素子として容易に実現することができ、これを使
用することにより比較的高いIF選択度を有する本発明
FM受信機を実現することができる。更に、共振増幅器
を直角位相フィルタとして使用することにより、第2中
間周波数f2を最初に述べた既知のFM受信機の700 KH
z の第2中間周波数よりかなり低く選択することができ
る。本発明FM受信機の実施例では、第2中間周波数f2
を 300KHz にした。この低い第2中間周波数f2のため
に、ダイナミックレンジを決定する第2IF段IFSの
Qに関する要件が更に低下し、この第2IF段IFSの
集積化が一層簡単になる。第2IF段IFSはかなり高
い周波数の第3IF信号をFM復調器DEMに供給する
ため、復調中に発生する妨害成分はベースバンド変調信
号からなり遠く離れて位置し、容易に集積し得る低域通
過フィルタにより有効に抑圧することができる。
【0029】第2IF段IFSにおける周波数降下変換
及び分相の他の方法を図2に示す。この図では周波数変
換を乗算器M2′で行い、単相から直角位相への変換を
乗算器M2′の出力端子に結合された共振増幅器RAで
行っている。所定の例では11MHz の固定局部発振器周
波数を固定発振器FOから乗算器M2′に供給する。共
振増幅器RAは同相及び直角出力端子から第2中間周波
数f2の第2IF信号の同相及び直角成分を出力する。
及び分相の他の方法を図2に示す。この図では周波数変
換を乗算器M2′で行い、単相から直角位相への変換を
乗算器M2′の出力端子に結合された共振増幅器RAで
行っている。所定の例では11MHz の固定局部発振器周
波数を固定発振器FOから乗算器M2′に供給する。共
振増幅器RAは同相及び直角出力端子から第2中間周波
数f2の第2IF信号の同相及び直角成分を出力する。
【0030】同調制御の他の方法は、リミタ4及び第2
FM復調器5を省略し、その代わりに図1に破線で示す
第3FM復調器12を用いることにより得られる。第3F
M復調器12の入力端子を重畳段SSの出力端子に接続す
ると共に、出力端子をループ増幅器6に接続する。この
第3FM復調器12では第3IF信号が復調され、第1F
M復調器DEMと同様に、復調中に発生する高次の妨害
成分が所望のベースバンド変調信号からかなり遠く離
れ、これら妨害成分を簡単に集積し得る低域通過フィル
タにより抑圧することができる。
FM復調器5を省略し、その代わりに図1に破線で示す
第3FM復調器12を用いることにより得られる。第3F
M復調器12の入力端子を重畳段SSの出力端子に接続す
ると共に、出力端子をループ増幅器6に接続する。この
第3FM復調器12では第3IF信号が復調され、第1F
M復調器DEMと同様に、復調中に発生する高次の妨害
成分が所望のベースバンド変調信号からかなり遠く離
れ、これら妨害成分を簡単に集積し得る低域通過フィル
タにより抑圧することができる。
【0031】また、共振増幅器1〜3により選択される
第2IF信号の同相成分のみ又は直角成分のみを用いる
ことによりリミタ4及び第2FM復調器5を単相に実現
することもできる。この場合には、本発明の着想−比較
的低い周波数でのフィルタリング及び比較的高い周波数
での復調−を十分に利用することができ、例えば図3及
び図4に示すFM復調器をリミタ4及び第2FM復調器
5の代わりに使用することができる。
第2IF信号の同相成分のみ又は直角成分のみを用いる
ことによりリミタ4及び第2FM復調器5を単相に実現
することもできる。この場合には、本発明の着想−比較
的低い周波数でのフィルタリング及び比較的高い周波数
での復調−を十分に利用することができ、例えば図3及
び図4に示すFM復調器をリミタ4及び第2FM復調器
5の代わりに使用することができる。
【0032】図3は本発明FM受信機に使用するFM復
調器の第1の実施例を示し、共振増幅器1〜3により選
択された第2IF信号の例えば同相成分が供給されるリ
ミタ4′を具えている。リミタ4′を第4混合段M4を
経て乗算回路Mの第1入力端子に接続すると共に周波数
依存位相器として動作するフィルタ回路PS及びその後
段の第5混合段M5を経て乗算回路の第2入力端子に接
続し、前記第4及び第5混合段M4及びM5は乗算回路
Mの両入力信号の周波数の上昇変換用の互に等しい混合
信号を受信する。第4混合段M4及び第5混合段M5に
対する両混合信号は例えば11MHz に等しい発振周波数
の固定発振器FOから供給する。最初に述べた第2FM
復調器5と異なり、図3では乗算回路Mにおいて周波数
f3、即ちf2より著しく高い周波数で周波数復調が行われ
る。
調器の第1の実施例を示し、共振増幅器1〜3により選
択された第2IF信号の例えば同相成分が供給されるリ
ミタ4′を具えている。リミタ4′を第4混合段M4を
経て乗算回路Mの第1入力端子に接続すると共に周波数
依存位相器として動作するフィルタ回路PS及びその後
段の第5混合段M5を経て乗算回路の第2入力端子に接
続し、前記第4及び第5混合段M4及びM5は乗算回路
Mの両入力信号の周波数の上昇変換用の互に等しい混合
信号を受信する。第4混合段M4及び第5混合段M5に
対する両混合信号は例えば11MHz に等しい発振周波数
の固定発振器FOから供給する。最初に述べた第2FM
復調器5と異なり、図3では乗算回路Mにおいて周波数
f3、即ちf2より著しく高い周波数で周波数復調が行われ
る。
【0033】図4は本発明FM受信機用のFM復調器の
第2の実施例を示し、本例では共振増幅器1〜3により
選択された第2IF信号の例えば同相成分が供給される
第6混合段M6を用い、その後段にリミタ4′を具え
る。11MHz の混合信号を発振器装置LOから第6混合
段M6に供給してリミタ4′に供給される信号の周波数
を上昇して、乗算回路Mの下流の簡単なフィルタにより
高次の妨害成分を除去し得るようにする。リミタ4′と
乗算回路Mの一方の入力端子との間に配置するフィルタ
回路PSをこのフィルタ回路の入力信号の周波数下降変
換用及び出力信号の周波数上昇変換用の第7及び第8混
合段M7及びM8の間に配置する。前記11MHz 混合信
号を局部発振器装置LOから第7及び第8混合段M7及
びM8にも供給する。従って、フィルタリングは低周波
数f2で行われ、復調は高周波数f3で行われる。
第2の実施例を示し、本例では共振増幅器1〜3により
選択された第2IF信号の例えば同相成分が供給される
第6混合段M6を用い、その後段にリミタ4′を具え
る。11MHz の混合信号を発振器装置LOから第6混合
段M6に供給してリミタ4′に供給される信号の周波数
を上昇して、乗算回路Mの下流の簡単なフィルタにより
高次の妨害成分を除去し得るようにする。リミタ4′と
乗算回路Mの一方の入力端子との間に配置するフィルタ
回路PSをこのフィルタ回路の入力信号の周波数下降変
換用及び出力信号の周波数上昇変換用の第7及び第8混
合段M7及びM8の間に配置する。前記11MHz 混合信
号を局部発振器装置LOから第7及び第8混合段M7及
びM8にも供給する。従って、フィルタリングは低周波
数f2で行われ、復調は高周波数f3で行われる。
【0034】本発明は図1に示す実施例に制限されるも
のでない。例えば、第2IFセクションにおける第2I
F信号の選択のための単段又は多段及び/又は単相帯域
通過フィルタに対する本発明の思想を共振増幅器と異な
るタイプのフィルタとともに使用することができ、また
ループフィルタ7を同相制御ループ内にループ増幅器に
対し信号方向に配置することもでき、またループフィル
タ7を完全に省略することもでき且つ/又共振増幅器1
〜3のダイナミック周波数トラッキングを完全にやめる
こともできる。後者の場合には帯域幅を第2IF信号の
帯域幅を含むように十分大きく選択する必要がある。ま
た、第3IFセクションIF3を省略することもでき、
且つ/又図3及び図4に示すFM復調器を若干の変更を
加えて第1,第2及び/又は第3復調器として使用する
のに好適なものとすることもできる。第2IF段IFS
の交換可能性について厳しい要件が課されない場合に
は、第1FM復調器の出力信号を用いて第2IF段IF
S内の帯域通過フィルタの同調を適当に選択した増幅度
の回路を経て変化させることができる。この場合には第
3中間周波数f3を第2中間周波数より高いが第1中間周
波数f1に等しくない周波数に選択することもできる。
のでない。例えば、第2IFセクションにおける第2I
F信号の選択のための単段又は多段及び/又は単相帯域
通過フィルタに対する本発明の思想を共振増幅器と異な
るタイプのフィルタとともに使用することができ、また
ループフィルタ7を同相制御ループ内にループ増幅器に
対し信号方向に配置することもでき、またループフィル
タ7を完全に省略することもでき且つ/又共振増幅器1
〜3のダイナミック周波数トラッキングを完全にやめる
こともできる。後者の場合には帯域幅を第2IF信号の
帯域幅を含むように十分大きく選択する必要がある。ま
た、第3IFセクションIF3を省略することもでき、
且つ/又図3及び図4に示すFM復調器を若干の変更を
加えて第1,第2及び/又は第3復調器として使用する
のに好適なものとすることもできる。第2IF段IFS
の交換可能性について厳しい要件が課されない場合に
は、第1FM復調器の出力信号を用いて第2IF段IF
S内の帯域通過フィルタの同調を適当に選択した増幅度
の回路を経て変化させることができる。この場合には第
3中間周波数f3を第2中間周波数より高いが第1中間周
波数f1に等しくない周波数に選択することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明FM受信機の第1実施例を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明FM受信機に使用する分相装置として動
作する第2混合段を示す図である。
作する第2混合段を示す図である。
【図3】本発明FM受信機に使用するFM復調器の第1
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図4】本発明FM受信機に使用するFM復調器の第2
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
RF RF入力セクション RFF 可同調RF入力フィルタ M1 第1混合段 TO 同調発振器 IF1 第1IFセクション IFS 第2IF段 M2 第2混合段 LO 局部発振器装置 IF2 第2IFセクション 1〜11 可同調第2選択手段 M3 第3混合段 IF3 第3IFセクション DEM FM復調器 ASP 低域通過フィルタ兼信号処理装置 L 再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフディートリッヒ ゲオルグ カス パーコヴィッツ オランダ国 5621 ベー アー アインド ーフェン フルーネヴァウツウェッハ1 (72)発明者 ヘンドリカス クレメンス デ ルイテル オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 ウィレム アリー スローフ オランダ国 5621 ベー アー アインド ーフェン フルーネヴァウツウェッハ1
Claims (12)
- 【請求項1】 RFセクションRFと、所望のRF受信
信号を第1中間周波数に平均して位置する搬送周波数を
有する第1IF信号に変換する第1混合段M1と、第1
IF信号を選択する第1IFセクションIF1と、第1
IF信号を第1中間周波数より低い第2中間周波数に平
均して位置する搬送周波数を有する第2IF信号に変換
する第2混合段M2と、第2IF信号を選択する第2I
FセクションIF2と、第2IFセクションに結合され
前記所望のRF信号のベースバンド変調信号を復調する
FM復調器DEMと、その後段にあって、ベースバンド
変調信号を選択する低域通過フィルタASPとを具えた
FM受信機において、第2IFセクションIF2とFM
復調器DEMとの間に、第2IF信号を第2中間周波数
より高い第3中間周波数に平均して位置する搬送波周波
数を有する第3IF信号に変換する第3混合段M3を配
置したことを特徴とするFM受信機。 - 【請求項2】 第3中間周波数を第1中間周波数に等し
くし、且つ互に等しい第2及び第3混合信号を第2及び
第3混合段に供給することを特徴とする請求項1記載の
FM受信機。 - 【請求項3】 単相信号を一対の直角位相信号に変換す
る分相装置と、可同調直角位相IF選択手段として動作
する共振増幅器とを具え、該共振増幅器が同相及び直角
出力端子から第2IF信号の同相及び直角成分を前記第
3混合段に供給し、前記第3混合段が同相及び直角乗算
回路と重畳段とを具え、第2IF信号の同相及び直角成
分を第3IF信号の同相及び直角成分に変換すると共に
両成分を互に重畳して直角位相の第3中間周波数信号を
単相信号に変換するよう構成したことを特徴とする請求
項1又は2記載のFM受信機。 - 【請求項4】 前記共振増幅器が分相装置としても動作
し、第2混合段の出力端子に共通に結合された同相入力
端子及び直角入力端子を有していることを特徴とする請
求項3記載のFM受信機。 - 【請求項5】 第2混合段が分相装置としても動作し、
同相及び直角乗算回路を具え、これら乗算回路の信号入
力端子を第1IFセクションの出力端子に共通に結合
し、これら乗算回路の混合信号入力端子を固定局部直角
位相発振器の同相及び直角出力端子にそれぞれ結合し、
これら乗算回路の出力端子を共振増幅器の同相及び直角
入力端子にそれぞれ結合し、前記直角位相発振器の同相
及び直角出力端子を第3混合段の同相及び直角乗算回路
のそれぞれの混合信号入力端子にも結合したことを特徴
とする請求項3記載のFM受信機。 - 【請求項6】 第2IFセクションが同調制御入力端子
を有する可同調IF選択手段を具え、その同調制御入力
端子に前記所望のRF受信信号のベースバンド変調信号
を供給して変調信号により可同調IF選択手段の同調の
ダイナミックトラッキングを行うようにしたことを特徴
とする請求項1〜5の何れかに記載のFM受信機。 - 【請求項7】 第2IFセクション内の可同調IF選択
手段の後に、この可同調IF選択手段の出力端子から同
調制御入力端子への同調制御ループ内に配置された別の
FM復調器を設け、前記同調制御ループが1より小さい
閉ループ利得を有していることを特徴とする請求項6記
載のFM受信機。 - 【請求項8】 前記別のFM復調器がリミタ回路を具
え、このリミタ回路を第4混合段を経て乗算回路の第1
入力端子に接続すると共にフィルタ回路及びその後段の
第5混合段を経てこの乗算回路の第2入力端子に接続
し、この乗算回路の両入力信号の周波数の上昇変換のた
めに互に等しい混合信号を前記第4及び第5混合段に供
給するようにしたことを特徴とする請求項7記載のFM
受信機。 - 【請求項9】 前記別のFM復調器がリミタ回路を具
え、このリミタ回路を乗算回路の第1入力端子に直接接
続すると共にフィルタ回路を経てこの乗算回路の第2入
力端子に接続し、且つこのリミタ回路の前に、これに供
給される信号の周波数の上昇変換用の第6混合段を配置
したことを特徴とする請求項7記載のFM受信機。 - 【請求項10】 最初にのべたFM復調器及び前記別の
FM復調器の少なくとも一つがリミタ回路と、2個の入
力端子と1個の出力端子を有する乗算回路と、このリミ
タ回路とこの乗算回路の一方の入力端子との間に配置さ
れたフィルタ回路とを具え、このフィルタ回路をこのフ
ィルタ回路の入力信号及び出力信号の周波数の下降変換
用及び上昇変換用の第7及び第8混合段の間に配置した
ことを特徴とする請求項7記載のFM受信機。 - 【請求項11】 第1IF信号を受信するIF入力端子
を有すると共に該入力端子に順に結合された第2混合段
と、第2IF選択手段を具える第2IFセクションと、
第3混合段とを具え、前記第3混合段が当該IF段のI
F出力端子に結合され、互に等しい第2及び第3混合信
号が共通の固定発振器から前記第2及び第3混合段に供
給されるように構成されていることを特徴とする請求項
1〜10の何れかに記載のFM受信機用IF段。 - 【請求項12】 第2IFセクションの第2IF選択手
段が可同調であって同調制御入力端子を有し、この選択
手段の後に、この選択手段の出力端子から同調制御入力
端子への同調制御ループ内に配置された別のFM復調器
を具え、この同調制御ループが1より小さい閉ループ利
得を有していることを特徴とする請求項11記載のIF
段。
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