JPH067750U - 低周波治療用貼着体 - Google Patents

低周波治療用貼着体

Info

Publication number
JPH067750U
JPH067750U JP5218392U JP5218392U JPH067750U JP H067750 U JPH067750 U JP H067750U JP 5218392 U JP5218392 U JP 5218392U JP 5218392 U JP5218392 U JP 5218392U JP H067750 U JPH067750 U JP H067750U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
seat
seat portion
skin
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5218392U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2581241Y2 (ja
Inventor
薫 蔦
雅彦 谷口
敬一郎 小山
隆之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP5218392U priority Critical patent/JP2581241Y2/ja
Publication of JPH067750U publication Critical patent/JPH067750U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581241Y2 publication Critical patent/JP2581241Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子部の固定性が良く、押圧や捻じれの力が
加わっても表皮裏面の回路との接触不良を生じにくく、
リード線の取付け、取外しをスムースに行える低周波治
療用貼着体を提供する。 【構成】 裏面全体に回路4を具備する表皮1に開口が
形成され、偏平な座部21の中央部に端子部2が突出さ
れた電極部材の端子部2を表皮1の開口に挿通して、座
部21と回路4を重なり状に接触させ、且つ座部21を
回路面に固定するために座部面より少し広く中央に小孔
52が穿設されたシート5を、座部21の裏面中央に小
孔52が位置するようにして回路面に貼着すると共に、
シート面を含む回路面全体に導電性粘着層3を設けた構
成とし、望ましくは回路4のうち、座部21と接触する
部分を銀を含む回路とし、その他の部分を銀を含まない
回路とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は肩、腰などの身体の患部に貼着して使用される低周波治療用貼着体に 関する。
【0002】
【従来の技術】
治療器本体で発生させた低周波信号をリード線で身体に貼付けた導電性粘着層 に導いて患部に刺激を与えるという低周波治療器は知られている。この低周波治 療器の導電性粘着層は、それに表皮が積層一体化されて粘着体を構成している。 他方、粘着体の導電性粘着層とリード線のそれぞれにコネクタとして機能する着 脱式の端子部を具備させ、使用時にはその端子部同士を接続し、非使用時には端 子部を離せるようにしたものがある。この種の低周波治療器における貼着体には 次に説明する構造で端子部が具備されていた。
【0003】 即ち、図5に示すように裏面全体に回路20を具備する表皮10に開口11が 形成され、偏平な座部31の中央部に端子部32が突設された電極部材30の上 記端子部32を上記開口11に挿通してその座部31と表皮1の回路2とを重な り状に接触させ、さらに導電性粘着層40と上記座部31の裏面との間にスペー サ50を配設したものが既に知られている。因みに、ここで用いられるスペーサ 50は導電性粘着層40と座部31とが接触して、通常金属で造られている座部 31が錆びるのを防止するために用いられているのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造の貼着体は人体に貼着されるものであるため、人体の凹凸面に沿うよ うに、又、皮膚の伸び縮みに沿うように表皮1は柔軟性のあるものが使用される 傾向にある。また、表皮1の開口11に挿通された端子部32に低周波治療器側 のリード線の端子部を接続したり外したりする場合、端子部32を押さえたり引 張ったりするため、座部31と表皮1の回路2との間の接触状態が悪くなり、接 続不良を起こすという問題があった。また、回路の電気抵抗をできるだけ小さく するためには銀か又は銀を70%以上含む銀−カーボンインクなどを使用したプ リント回路が好ましいが、銀が導電性粘着層と接触した場合、粘着層の接触面に 有色の銀酸化物が生じ、見苦しいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の低周波治療用貼着体は、裏面全体に回路を具備する表皮に開口が形成 され、偏平な座部の中央部に端子部が突出された電極部材の上記端子部を上記開 口に挿通して、その座部と表皮の回路とを重なり状に接触させ、かつ該座部を回 路面に固定するために該座部面より少し広く中央に小孔が穿設されたシートを、 該座部の裏面中央に前記小孔が位置するようにして回路面に貼着すると共に、該 シート面を含む回路面全体に導電性粘着層を設けたものである。
【0006】 また、本考案の低周波治療用貼着体は、上記構成に於いて、裏面全体の回路の うち、座部と接触する部分を銀を含む回路とし、その他の部分を銀を含まない回 路としたものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、端子部に押圧力やねじれ力が加わったとしても、座部が表 皮の回路と離間したままの状態になることがなく、座部は回路面にシートで止め られているため、電流の流れが大きく阻害されることがない。
【0008】 また、座部を固定するシートを座部より少し大きくしてあるので、座部を覆う ようにして座部を表皮の回路面に貼付けることができ、またシートの中央に小孔 があるので該シートが座部の裏面中央になるように精度よく位置合わせして貼着 することができる。
【0009】 また、裏面全体の回路のうち、座部と接触する部分を銀を含む回路とし、その 他の部分を銀を含まない回路としたので、座部の接触する部分の電流の流れは良 好であり、しかも、導電性粘着層と銀を含む回路とは上記シートによって接触が 防げるので、銀酸化物による粘着層への悪影響がない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に沿って説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例を示す貼着体Aの斜視図である。
【0012】 貼着体Aにおいて、1は表皮、2は端子部、3は導電性粘着層である。本考案 において、図1の実施例における貼着体Aは略円形に形成されたものであるが、 外形は円形、楕円形、四角形、多角形等でもよく、特に形状は限定されない。
【0013】 図中、表皮1は厚さ50〜150μmの軟質の合成樹脂フィルムが使用される 。通常ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)フィルムが好適に使 用されるが、より体にフィットさせるためには、厚さが20〜100μmで弾性 率が30〜350Kg/mm2 のポリウレタンフィルムが望ましく、屈曲性に優 れ柔軟性も適当であり、人体の屈曲部に使用した場合、肌の動きに充分追従でき 簡単にめくれたり、剥がれたりすることがない。また、該ポリウレタンフィルム は無架橋のフィルムで、しかも無色透明で黄変しないように酸化防止処理を施し て使用するのが望ましい。
【0014】 導電性粘着層3はポリヒドロキシエチルメタアクリレート等のヒドロゲルやポ リウレタンゲル等が使用できる。上記ポリウレタンゲルは人体に貼着する場合、 かぶれ等を起こすこともなく、粘着力が良く、無色透明で清潔感もあり、最適で ある。該ポリウレタンゲルは、アルキレンオキサイド鎖を有するポリオールとア ルキレンオキサイド鎖を有するポリウレタンポリイソシアネートプレポリマーと を反応させて成るもの、或は、アルキレンオキサイド鎖を有するポリウレタンポ リオールプレポリマーとアルキレンオキサイド鎖を有するポリウレタンポリイソ シアネートプレポリマーとを反応させて成る粘着剤である。上記ヒドロゲルには 塩化ナトリウムなどを加え導電化が図られ、ポリウレタンゲルには過塩素酸リチ ウムや塩化カリウム、塩化リチウムなどのイオン化合物が添加され、好ましいイ オン導電性粘着剤となるものである。
【0015】 図2は図1における電極端子部2を中心とする部分拡大断面図である。
【0016】 端子部2は偏平な座部の中央部に突出された上部が略球形の金属成形物であり 、鉄やステンレス、アルミニウム等からなり、メッキ等の防錆処理が施されてい る。
【0017】 図2において、表皮1の裏面全体にカーボンインク又は銀−カーボンインクな どを用いて回路4が印刷されている。偏平な座部21の中央部に突出された端子 部2は表皮1の中央に開口された穴に挿通され、座部21と表皮1の回路4とを 重なり状に接触させ、さらに該座部21を回路面に固定するために該座部21の 面より少し広いシート5を座部21を覆うように位置させ、該シート5が座部2 1からはみ出した部分51の片面に粘着剤(不図示)又は接着剤を付して回路4 に貼付ける。この時、座部21の中心がシート5の中心に位置させることができ るようにシート5の中心には小孔52が穿設されており、該小孔52の位置が座 部21の中心に位置するようにシート5の端部すなわち座部からはみ出した部分 51を貼着する。このとき、シート5の中央に小孔52があると、座部21が凸 起状のときもシート5の中央がしわにならずに貼付ける可能となる。
【0018】 図3は図2に示されたシート5の平面図であり、シート5中の斜視部分が所謂 のりしろにあたるはみ出し部分51である。また、破線の部分が座部21の当接 する部分である。
【0019】 尚、本考案において、座部21を回路面4に固定することは、シート5によっ て座部21を回路面4に止めることであり、座部21を回路に直接接着する等に より固定することではない。
【0020】 また、シート5を座部21に貼付けるのは、粘着層3側から座部21の金属光 沢が見えるのを隠す意味もあり、カーボンインクの回路と同じ黒色のシート5が 好適に使用される。シート5の材質は特に限定はされないが、ポリエチレンフィ ルムやポリエステルフィルム等が通常用いられ、シート5を回路面に貼付けるに はシート5と回路4との間に両面テープかシート5が接着可能な接着剤を用いれ ばよい。
【0021】 上述のようにシート5は座部21を回路面に固定するのが主目的であるため、 精度よく、しかも速く貼付けができるようにシート5の中央には小孔52が設け られている。
【0022】 図4は本考案の他の実施例であって、図2の実施例と略同じであるが、特に表 皮1の裏面に印刷された回路面が、端部2を中心とする座部21の接触する部分 と、それに連続するその外側に広がる部分とのニ種類存在することである。
【0023】 すなわち、座部21と接触する部分の回路はより電気抵抗を小さくするため、 銀又は銀−カーボンのインクによって回路がプリントされ、その外側部はカーボ ンインクだけのプリントによるものである。
【0024】 このような構成としたのは、銀を含むインクが使用されている回路に粘着層4 が接触していると、粘着層4内の負イオンが銀と反応して銀酸化物をつくり、無 色透明の粘着層4との接触面を着色するという問題があるため、銀又は銀−カー ボンのプリント回路41は座部21の周辺のみに限定して用い、座部21より外 側にあるプリント回路41は、シート5によって粘着層3と接触するのを防ぐも のである。従って、少なくとも銀を含まないプリント回路41はシート5の大き さより狭い範囲で用いなければならない。また、銀を含む回路41は、カーボン インクによる回路を表皮1裏面全体にプリントされた後、その上に座部21の周 辺に重ねてプリントしても良い。
【0025】 図4においては、以上の説明で理解されるように表皮1の裏面全体に形成され る回路が銀を含む回路と銀を含まない回路と二つの部分を有する回路が存在する ということで、その他の部分は、図2の実施例において説明したものと同様であ る。
【0026】
【考案の効果】
本考案の構成によれば、端子部に押圧や捻じれの力が加わっても、電極部材の 座部と表皮裏面の回路とが接触不良になりにくく、しかも端子の座部がシートに よって表皮に止められているので、端子部がぐらつくことがなく、リード線側か らの端子の取付け、取外しがスムースに行えるという顕著な効果を奏する。
【0027】 また、シートの中央に小孔が穿設されているので、座部の裏面の中心に該シー トの小孔が位置するように止めれば座部がはみ出すことなく均等に貼着できるの で、座部の回路面への取付け作業も精度よく容易に行え、しかもシートの中央に 小孔があるので座部の部分が回路面から少し飛び出している状態であっても、シ ートがうまく貼れるという利点を有する。
【0028】 また、座部の接触する回路部分を銀を含む回路で形成することによって、より 電流の流れをスムースにすることができ、しかもシートによって銀を含む回路と 導電性粘着層とが接触するのを防ぐことができるので、銀酸化物が生じる心配が ないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例における要部拡大断面図であ
る。
【図3】図2において使用されたシートの平面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例の要部拡大断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 表皮 21 座部 2 端子部 3 導電性粘着層 4 回路 5 シート 52 小孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池田 隆之 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面全体に回路を具備する表皮に開口が形
    成され、偏平な座部の中央部に端子部が突出された電極
    部材の上記端子部を上記開口に挿通して、その座部と表
    皮の回路とを重なり状に接触させ、かつ該座部を回路面
    に固定するために該座部面より少し広く中央に小孔が穿
    設されたシートを、該座部の裏面中央に前記小孔が位置
    するようにして回路面に貼着すると共に、該シート面を
    含む回路面全体に導電性粘着層を設けたことを特徴とす
    る低周波治療用貼着体。
  2. 【請求項2】請求項1において、裏面全体の回路のう
    ち、座部と接触する部分を銀を含む回路とし、その他の
    部分を銀を含まない回路としたことを特徴とする低周波
    治療用貼着体。
JP5218392U 1992-06-30 1992-06-30 低周波治療用貼着体 Expired - Lifetime JP2581241Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5218392U JP2581241Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 低周波治療用貼着体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5218392U JP2581241Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 低周波治療用貼着体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH067750U true JPH067750U (ja) 1994-02-01
JP2581241Y2 JP2581241Y2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=12907694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5218392U Expired - Lifetime JP2581241Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 低周波治療用貼着体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581241Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122415A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Takiron Co Ltd 電極材
WO2009072447A1 (ja) * 2007-12-06 2009-06-11 Omron Healthcare Co., Ltd. 低周波治療器用パッド及び低周波治療器
JP2013525049A (ja) * 2010-05-05 2013-06-20 アエスクラップ アクチェンゲゼルシャフト 生体組織部分を接続するための手術システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122415A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Takiron Co Ltd 電極材
WO2009072447A1 (ja) * 2007-12-06 2009-06-11 Omron Healthcare Co., Ltd. 低周波治療器用パッド及び低周波治療器
JP2013525049A (ja) * 2010-05-05 2013-06-20 アエスクラップ アクチェンゲゼルシャフト 生体組織部分を接続するための手術システム
US9642667B2 (en) 2010-05-05 2017-05-09 Aesculap Ag Surgical system for connecting body tissue parts

Also Published As

Publication number Publication date
JP2581241Y2 (ja) 1998-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2810665B2 (ja) 血行促進装置
US4617935A (en) Medical electrode
JPH0924791A (ja) 運転者用エアバッグモジュールに使用するカバー
US4890622A (en) Disposable biomedical electrode
US5566672A (en) Biomedical electrode
US4787390A (en) Electrode sensor
JPH067750U (ja) 低周波治療用貼着体
JPH06339531A (ja) 低周波治療器
CN113546304A (zh) 凝胶电极组件、电极头及颈部按摩仪
JP2002233585A (ja) 生体用電極材
JP2585592Y2 (ja) 電極材の構造
JP3559979B2 (ja) 電極材
JP3177762B2 (ja) 電極材
JP2006122415A (ja) 電極材
JP3177763B2 (ja) 電極材
JP2580202Y2 (ja) 低周波治療器
JP2002291712A (ja) 生体用二極型電極
JP2596507Y2 (ja) 低周波治療器
JP3177761B2 (ja) 電極材
JP2548759B2 (ja) 血行促進装置
JP2559798Y2 (ja) 低周波治療用貼着体
JP2003123589A (ja) ドームスイッチ
JP3078770B2 (ja) 生体用電極
CN218391427U (zh) 眼罩
JP3254483B2 (ja) 電極材

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980519

EXPY Cancellation because of completion of term