JP2003123589A - ドームスイッチ - Google Patents

ドームスイッチ

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JP2003123589A
JP2003123589A JP2001356153A JP2001356153A JP2003123589A JP 2003123589 A JP2003123589 A JP 2003123589A JP 2001356153 A JP2001356153 A JP 2001356153A JP 2001356153 A JP2001356153 A JP 2001356153A JP 2003123589 A JP2003123589 A JP 2003123589A
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JP
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sheet
switch
dome switch
polydome
circuit body
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JP2001356153A
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English (en)
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Yasuyoshi Serizawa
泰義 芹澤
Minoru Kubota
実 久保田
Keizo Nishitani
啓三 西谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車においての設置範囲を広げ、薄型/軽
量で形状の自由度を有し、設置を容易にするスイッチを
ドームスイッチにて提供する。 【解決手段】 外面側に突出するとともに内面側に反転
可能であり且つ内面に電極28を設けたドーム状の突出
部27を有する表シート22と、突出部27の電極28
が接触する接点34を有するFPC24と、表シート2
2とFPC24との間に介在するとともに電極28と接
点34との接触を確保するための貫通孔29を形成した
スペーサシート23と、FPC24に対する回路体取り
付け面を一方に有するとともに自動車においての被取り
付け部分に対する接着固定面を他方に有する粘着シート
25と、を備え、且つ、フレキシブル性を有するととも
にFPC24には自動車構成部品又は付属品との電気的
な接続に用いられる外部接続手段33を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドーム状の突出部
を有する表シートとスペーサシートと回路体と粘着シー
トとを備えたドームスイッチに関し、特に、自動車にお
いてのスイッチ操作の際に用いられるドームスイッチに
関する。
【0002 】
【従来の技術】図19において、自動車構成部品のうち
の一つであるインストルメントパネル1には、複数のス
イッチ2〜6が計器類7の周りの適宜位置にそれぞれ設
けられている。例えばスイッチ2の構成を図20を参照
しながら説明すると、そのスイッチ2は、回路体8とラ
バースイッチ9、9とキートップ10、10とベゼル1
1とを有して構成されている。
【0003 】回路体8は、硬質板12を有しており、
そこには複数の回路13が適宜パターンで配索されてい
る。また、回路13上には、ラバースイッチ9、9に対
する接点14、14と、複数の電気機能部品15とが設
けられている。図20における引用符号16はFFCを
示しており、17はそのFFC16の接続部を示してい
る。
【0004 】上記構成において、回路体8は、硬質板
12を介してインストルメントパネル1の内側に取り付
けられる。また、回路体8の接点14、14の上には、
ラバースイッチ9、9が取り付けられる。さらに、その
ラバースイッチ9、9の上には、キートップ10、10
及びベゼル11が順次取り付けられる。尚、ベゼル11
は、インストルメントパネル1に形成された開口部に嵌
合する。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、次のような幾つかの問題点を有している。すなわ
ち、一つ目としては、スイッチ2(他のスイッチ3〜6
も同様)が厚いため、ラバースイッチ9、キートップ1
0、及びベゼル11などの各部品の取り付け方向に大き
な収納スペースを設けなければ、スイッチ2を設置する
ことができないという問題点を有している。
【0006 】また、二つ目としては、スイッチ2(他
のスイッチ3〜6も同様)が硬質であるため、軽量化や
形状の自由度の向上を図ることができないという問題点
を有している。
【0007 】さらに、三つ目として、スイッチ2(他
のスイッチ3〜6も同様)の設置のために、二次元・三
次元曲面を無くした平面を設けなければ、スイッチ2を
設置することができないという問題点を有している(言
い換えれば設置部位が限定されてしまうという問題点を
有している)。
【0008 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、自動車においての設置範囲を広げ、薄型/軽
量で形状の自由度を有し、また、設置を容易にするスイ
ッチをドームスイッチにて提供することを課題とする。
【0009 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のドームスイッチは、自
動車においてのスイッチ操作の際に用いられるドームス
イッチであって、外面側に突出するとともに内面側に反
転可能であり且つ前記内面に電極を設けたドーム状の突
出部を有する表シートと、前記内面側に反転させた前記
突出部の前記電極が接触する接点を有する回路体と、前
記表シートと前記回路体との間に介在するとともに前記
電極と前記接点との接触を確保するための貫通孔を形成
した一又は複数のスペーサシートと、前記回路体に対す
る回路体取り付け面を一方に有するとともに前記自動車
においての被取り付け部分に対する接着固定面を他方に
有する粘着シートと、を備え、且つ、フレキシブル性を
有するとともに前記回路体には自動車構成部品又は付属
品との電気的な接続に用いられる外部接続手段を設けた
ことを特徴としている。
【0010 】請求項2記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記外
部接続手段は、エッジコネクタ端子又はコネクタを有す
ることを特徴としている。
【0011 】請求項3記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項2に記載のドームスイッチにおいて、前記外
部接続手段は、回路体本体から引き出される結線回路部
を更に有することを特徴としている。
【0012 】請求項4記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1ないし請求項3いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、前記粘着シートは、前記接着固定面に離
型紙を有することを特徴としている。
【0013 】請求項5記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1ないし請求項4いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、前記被取り付け部分は、少なくともパネ
ルの表面又は凹部、開閉体、前記付属品の前面、ステア
リングホイールを対象とすることを特徴としている。
【0014 】請求項6記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1ないし請求項4いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、前記表シートは、ベゼルを兼用すること
を特徴としている。
【0015 】請求項7記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1ないし請求項6いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、前記フレキシブル性を有したままで、前
記被取り付け部分の形状に対応する、全体形状の変形に
係る加工を可能としたことを特徴としている。
【0016 】請求項1に記載された本発明によれば、
表シートとスペーサシートと回路体と粘着シートとを備
えており、そのうちの表シートとスペーサシートと回路
体の構成により、スイッチ操作は次のように作用する。
すなわち、突出部が押下されその突出部が反転した後
に、突出部の内面の電極と回路体の接点とがスペーサシ
ートの貫通孔を介して接触すると、導通状態が得られ
る。また、突出部の押下が解除されその突出部が元の状
態に復帰すると、これに伴って導通状態が解除される。
ここで、スペーサシートは、少なくとも表シートの変形
を防止するための部材として機能する。そして、粘着シ
ートを備えた構成でフレキシブル性を有し回路体が外部
接続手段を有することによって、収納用の大きなスペー
スや形状平面度を確保することが可能な部位に限定され
ることなく、例えば曲面などユーザーのニーズに応じた
部位に設置することが可能になる。また、固定は接着固
定面を自動車においての被取り付け部分に貼り付けるだ
けであり、容易に取り付けられる(設置される)。以
上、少ない構成及び簡単な構造で自動車においてのスイ
ッチ操作の機能が得られ、また、自動車においての設置
範囲が広がり、薄型/軽量で形状の自由度が向上し、設
置が容易になるスイッチを本発明のドームスイッチによ
り提供することができる。
【0017 】請求項2に記載された本発明によれば、
エッジコネクタ端子又はコネクタを介して自動車構成部
品又は付属品との電気的な接続が行われる。
【0018 】請求項3に記載された本発明によれば、
回路体本体から引き出された結線回路部の長さの範囲内
において、自動車構成部品又は付属品との電気的な接続
が行われる。
【0019 】請求項4に記載された本発明によれば、
最終使用時まで接着固定面が保護される。また、接着固
定面に離型紙を有した状態でスイッチの持ち運びが可能
になる。
【0020 】請求項5に記載された本発明によれば、
例えば二次元・三次元曲面の有無に関係なく、少なくと
もパネルの表面又は凹部、開閉体、付属品の前面、ステ
アリングホイールに設置される。
【0021 】請求項6に記載された本発明によれば、
表シートがベゼルとして兼用される。すなわち、自動車
においての被取り付け部分に設置されると、表シートが
ベゼルとしても機能する。
【0022 】請求項7に記載された本発明によれば、
ドームスイッチの全体形状がフレキシブル性を有したま
まで被取り付け部分の形状に対応するように変形、加工
される。これにより、必要最低限の接着力を有する粘着
シートでドームスイッチを構成することが可能になる。
また、より一層容易に取り付けることが可能になる。
【0023 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のドームスイッチの
一実施の形態を設置例と共に示す分解斜視図である。ま
た、図2は図1のドームスイッチの拡大した分解斜視
図、図3はフレキシブル性に関する説明のための断面
図、図4はスイッチ操作前の状態を示す断面図、図5は
スイッチ操作時の状態を示す断面図である。
【0024 】図1において、引用符号21で示される
本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載し
たドームスイッチに相当)は、自動車においてのスイッ
チ操作の際に用いられるものであって、例えば自動車構
成部品としてのインストルメントパネル42の矢線A〜
矢線Dで指した位置(被取り付け部分)等に設置するこ
とができるようになっている。
【0025 】図1及び図2において、本発明のポリド
ームスイッチ21は、表シート22とスペーサシート2
3とFPC24と粘着シート25とを備えて構成されて
いる。また、本発明のポリドームスイッチ21は、フレ
キシブル性を有するとともに、FPC24には後述する
外部接続手段33が設けられたものになっている。さら
に、本発明のポリドームスイッチ21は、薄型/軽量で
あって、例えば二次元・三次元曲面の有無に関係なくユ
ーザーのニーズに応じた部位に自由に設置することがで
きるものになっている。
【0026 】先ず、上記構成部材について詳細に説明
し、次いで、ポリドームスイッチ21の組み付け及び作
用を説明する。
【0027 】上記表シート22は、フレキシブル性を
有しており、複数の突出部27が形成されている。その
各突出部27は、外面側に突出するとともに内面側に反
転可能なドーム状に形成されている。また、各突出部2
7の上記内面には、上記FPC24に対する電極28
(図3参照)が設けられている。その電極28(図3参
照)は、上記内面の頂部に設けられている。
【0028 】表シート22についてもう少し詳しく説
明すると、その表シート22は、例えばポリエチレンテ
レフタレート(PET)からなる合成樹脂製のシート部
材であって、熱プレス(上記内面側から上記外面側に圧
力をかける)を施すことにより形成された複数のドーム
状の突出部27を有している。また、ドーム状の各突出
部27の内面頂部に設けられた電極28は、カーボン等
で形成されている(カーボンから成る電極28の場合に
は印刷によって設けられる)。
【0029 】表シート22は、上記材質であることか
ら元々透明であって、本形態においては、その内面に例
えば白色で「ON」、「OFF」、「UP」、「DOW
N」、「1」〜「4」の文字が印刷されている(突出部
27の近傍に印刷されている)。また、同じく内面に
は、例えば黒色で背景色も印刷されている(カーボンか
ら成る電極28はこれらの印刷の後で設けられる)。
【0030 】上記スペーサシート23は、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)からなる合成樹脂製
のフレキシブル性を有するシート部材であって、表シー
ト22の変形を防止するための部材として機能するよう
になっている。また、スペーサシート23は、突出部2
7のストローク寸法を確保するための部材として機能す
るようにもなっている(従来のものにない積極的な機能
である)。
【0031 】スペーサシート23は、本形態におい
て、例えば突出部27が最大限ストロークすることがで
きる寸法の約半分の厚みを有するシート状に形成されて
いる。例えば、表シート22の厚み(突出部27の高さ
を除く)は125μm、突出部27が最大限ストローク
することのできる寸法は1.5mm(このうち突出部2
7の高さは750μm)、スペーサシート23の厚みは
750μmになっている。
【0032 】スペーサシート23についてもう少し詳
しく説明すると、そのスペーサシート23は、表裏面に
図示しない接着剤の層を有しており、表シート22とF
PC24とを各々上記表裏面に固定することができるよ
うになっている。また、スペーサシート23は、複数の
貫通孔29と複数の空気逃がし部30とを有しており、
反転させた各突出部27を挿通させるとともに、各突出
部27を反転させた際の上記内面側に存在していた空気
を適宜逃がすようになっている。
【0033 】各貫通孔29は、対応する突出部27の
位置に合わせて各々形成されている。また、各貫通孔2
9は、対応する突出部27の直径よりも大きな直径を有
するように各々形成されている(図2参照。突出部27
の直径と同じであってもよいものとする)。各空気逃が
し部30は、スリット状であって、スペーサシート23
の長手方向に並ぶ各貫通孔29の間に形成されている。
また、各空気逃がし部30は、対応する貫通孔29に各
々連通するように形成されている。
【0034 】上記FPC24(FPC:フレキシブル
・プリント・サーキット)は、特許請求の範囲に記載し
た回路体に相当するものであって、所望のパターンに配
索された回路31を複数有する回路体本体32と、外部
との電気的な接続に用いられる外部接続手段33とを備
えて構成されている。
【0035 】回路体本体32のスペーサシート23側
には、上記電極28(図2参照)が接触する接点34が
複数設けられている。また、回路体本体32の中央近傍
には、スペーサシート23の空気逃がし部30に連通す
る空気逃がし穴35、35が貫通形成されている。尚、
本形態において、FPC24の厚みは100μmになっ
ている。特許請求の範囲に記載した回路体としては、F
PC(FPC24)に限られるものではないものとする
(但し、フレキシブル性が損なわれないものとする)。
【0036 】外部接続手段33は、回路体本体32か
ら引き出されるように連成された結線回路部36と、結
線回路部36の先端部分に設けられた複数のエッジコネ
クタ端子37とを備えて構成されている。結線回路部3
6は、適宜長さを有しており、回路体本体32から引き
出された回路31が配索されている。また、回路体本体
32から引き出された回路31は、対応するエッジコネ
クタ端子37にそれぞれ接続されている。
【0037 】上記粘着シート25は、FPC24を接
着固定することができるように形成されている。すなわ
ち、粘着シート25は、FPC24に対する回路体取り
付け面を一方に有している。また、粘着シート25は、
後述する各種の被取り付け部分に対する接着固定面を他
方に有している。
【0038 】粘着シート25には、FPC24の空気
逃がし穴35、35に連通する、これと同様の空気逃が
し穴38、38が形成されている。その空気逃がし穴3
8、38は、上記被取り付け部分に仮に空間部があった
場合に、そこへ空気を逃がすことができるように形成さ
れている。
【0039 】また、粘着シート25の上記接着固定面
には、図示しない離型紙が設けられている。その図示し
ない離型紙は、最終使用時まで上記接着固定面を保護す
るとともに、ポリドームスイッチ21の持ち運びを可能
にするために設けられている。
【0040 】尚、粘着シート25は、ポリドームスイ
ッチ21のフレキシブル性を損なわない範囲で補強部材
として機能させることも可能である。
【0041 】上記構成において、ポリドームスイッチ
21は次のように組み立てられる。先ず、表シート22
をスペーサシート23の表面に接着固定するとともに、
FPC24をスペーサシート23の裏面に接着固定し、
次に、これらをFPC24側から粘着シート25の回路
体取り付け面に接着固定することにより組み立てられ
る。
【0042 】このように組み立てられたポリドームス
イッチ21は、上述の如く、フレキシブル性を有するこ
とから、図3の矢線方向等に容易に曲げることができ
る。また、例えば図3に示されるような曲面を有する被
取り付け部分(部材)39の曲面上に設置することがで
きる。尚、設置に際しては、粘着シート25の図示しな
い離型紙が剥がされ、上記接着固定面全体が上記曲面上
に密着状態に張り付けられる。
【0043 】次に、図4及び図5を参照しながら、平
坦な被取り付け部分(部材)39′に設置された場合の
ポリドームスイッチ21の作用を説明する。
【0044 】図4において、スイッチ操作前となる突
出部27に荷重が掛かっていない状態では、突出部27
自体の保形性によって、その形状が保持された状態にあ
る。
【0045 】そして、図5に示される如く、スイッチ
操作がなされ、突出部27が矢線方向に押下されると
(矢線方向に荷重を掛けると)、突出部27は矢線方向
の荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反転す
る(この時、クリック感が生じる)。突出部27が座
屈、反転すると矢線方向の荷重が減少し、突出部27の
押下がスムーズに進行する。反転した突出部27はスペ
ーサシート23の貫通孔29に挿通され、突出部27に
設けられた電極28は貫通孔29を介してFPC24の
接点34(図2参照)に接触する。
【0046 】これにより、回路31(図2参照)が導
通状態となり、ポリドームスイッチ21はONされる。
一方、矢線方向の荷重が解除されると、突出部27はも
との状態に復帰する。そして、これに伴って導通状態が
解除され、ポリドームスイッチ21はOFFされる。
【0047 】以上、本形態のポリドームスイッチ21
は、少ない構成及び簡単な構造で従来同様の自動車にお
いてのスイッチ操作の機能を得ることができる。また、
少ない構成及び簡単な構造であることから、スイッチの
薄型化/軽量化を図ることや、形状の自由度を向上させ
ることができる。さらに、従来よりも格段に薄型化され
ることから、被取り付け部分(部材)におけるスペース
セービングを図ることや、取り付け用の貫通開口部を不
要にすることができる(被取り付け部分の剛性UP、製
造性向上につながる)。さらにまた、粘着シート25を
備え、フレキシブル性を有し、FPC24が外部接続手
段33を有することから、自動車においての設置範囲を
従来よりも広げることや、被取り付け部分(部材)に対
しての設置を容易にすることができる。
【0048 】その他、本形態によれば、フレキシブル
性を損なわない範囲でスペーサシート23の厚みを厚く
し、必要なストローク寸法を確保すれば、突出部27の
高ストローク化を図ることができる(言い換えれば、ス
ペーサシート23の厚み次第で、スイッチ操作の際の突
出部27のストローク寸法を必要な寸法に設定すること
ができる)。
【0049 】続いて、上記ポリドームスイッチ21に
基づく変形例や図1の矢線A〜矢線Dの位置の設置例を
説明する。その変形例や設置例は、図6〜図16までを
順に参照しながら説明する。尚、インストルメントパネ
ル42に限らず、ドアや天井等のパネルに対しても当然
に設置することができるものとする。また、貼り付け可
能であればユーザーのニーズに応じて上記以外の位置や
部材にも設置することができるものとする(ステアリン
グホイールに関しては後述する)。
【0050 】図6は上記外部接続手段33の他の一例
を説明するための斜視図である。上記外部接続手段33
には、複数のエッジコネクタ端子37が設けられている
が、図6に示される如く、その複数のエッジコネクタ端
子37に替えて、仮想線で示されるようなコネクタ41
を結線回路部36の先端部分に設けてもよいものとす
る。このように、上記外部接続手段33の構成は、接続
相手の形態に合わせて適宜変更可能であるものとする。
【0051 】また、図7は上記外部接続手段33の更
に他の一例を説明するための断面図である。上記外部接
続手段33には、適宜長さの結線回路部36が設けられ
ているが、図7に示される如く、複数のエッジコネクタ
端子37の部分だけにしてもよいものとする。そして、
複数のエッジコネクタ端子37は、回路体本体32に対
して直交するように折り曲げて設けたり、粘着シート2
5の上記接着固定面に沿うように折り曲げて設けたりし
てもよいものとする。このように、上記外部接続手段3
3の構成は、接続相手の形態に合わせて適宜変更可能で
あるものとする。
【0052 】図8はインストルメントパネルの凹部に
設置する例を説明するための斜視図である。図8におい
て、引用符号43は上記ポリドームスイッチ21に対し
外観形状及び意匠等を変更したポリドームスイッチを示
している(基本的に上記ポリドームスイッチ21と同じ
であるものとする)。また、引用符号44は例えば図1
の矢線Aの位置に形成された被取り付け部分としての凹
部を示している。
【0053 】ポリドームスイッチ43は、表シート4
3aとスペーサシート43bとFPC(回路体)43c
と粘着シート43dとを備えて構成されている。また、
ポリドームスイッチ43は、フレキシブル性を有するよ
うに形成されている。表シート43aには、複数の突出
部27が形成されている。また、表シート43aの内面
には、電極(不図示)や図示のような文字及び記号等が
印刷されている。スペーサシート43bには、突出部2
7に対応する貫通孔(不図示)や空気逃がし部(不図
示)が形成されている。FPC43cには、結線回路部
36とコネクタ41とを有する外部接続手段33が設け
られている。
【0054 】凹部44は、インストルメントパネル4
2の表面に沿って形成された湾曲面45を有している。
その湾曲面45には、外部接続手段33に対する接続用
の小さな貫通孔46が形成されている。凹部44の深さ
は、例えばポリドームスイッチ43の厚みと同じくらい
の深さに形成されている。すなわち、凹部44は、非常
に浅底に形成されている。スペースセービングに効果的
なのは言うまでもない。
【0055 】上記構成において、ポリドームスイッチ
43は凹部44に対し、次のように設置することができ
る。すなわち、湾曲面45の湾曲状態に合わせてポリド
ームスイッチ43を湾曲させ、粘着シート43dを介し
て凹部44に貼り付ければ、簡単に凹部44にポリドー
ムスイッチ43を設置することができる。尚、この時、
貫通孔46を介して外部接続手段33のコネクタ41が
インストルメントパネル42内部のワイヤハーネス47
にコネクタ接続されるものとする。そのワイヤハーネス
47は、特許請求の範囲に記載した自動車構成部品に相
当する。
【0056 】図9はインストルメントパネルの開閉体
に設置する例を説明するための分解斜視図である。図9
において、引用符号48は上記ポリドームスイッチ21
に対し外観形状及び意匠等を変更したポリドームスイッ
チを示している(基本的に上記ポリドームスイッチ2
1、43と同じであるものとする)。また、引用符号4
9は例えば図1の矢線Bの位置に形成された被取り付け
部分としてのインストルメントパネル42の開閉体を示
している。
【0057 】ポリドームスイッチ48は、図9及び図
10(a)に示されるような表シート48aとスペーサ
シート48bとFPC(回路体)48cと粘着シート4
8dとを備えて構成されている。また、ポリドームスイ
ッチ48は、フレキシブル性を有するように形成されて
いる。表シート48aには、複数の突出部27が形成さ
れている。また、表シート48aの内面には、電極(不
図示)や図示のような文字及び記号等が印刷されてい
る。スペーサシート48bには、突出部27に対応する
貫通孔29や空気逃がし部30が形成されている。FP
C48cには、接点34を有する回路体本体32と、結
線回路部36及びコネクタ41を有する外部接続手段3
3とが設けられている。
【0058 】上記構成において、ポリドームスイッチ
48は開閉体49に対し、次のように設置することがで
きる。すなわち、開閉体49の表面形状に合わせてポリ
ドームスイッチ48を湾曲させ(平坦な場合はそのま
ま)、粘着シート48dを介して開閉体49の表面に貼
り付ければ(裏面に貼り付けてもよい)、簡単に開閉体
49にポリドームスイッチ48を設置することができ
る。尚、この時、図示しない貫通孔を介して外部接続手
段33のコネクタ41がインストルメントパネル42内
部のワイヤハーネス(不図示。特許請求の範囲に記載し
た自動車構成部品に相当)にコネクタ接続されるものと
する。
【0059 】このように、開閉体49にポリドームス
イッチ48を設置することにより、開閉体49を開けば
小物を入れることができ、開閉体49を閉じればスイッ
チ操作をすることができる。従って、スペースセービン
グに対して効果的になるのは言うまでもない。
【0060 】尚、上記表シート48aを次のように変
形してもよいものとする。図10(b)に示される如
く、スペーサシート48bから粘着シート48dまでの
側部を一括して覆うような枠部50を設けてもよいもの
とする。また、図10(c)に示される如く、スペーサ
シート48bから開閉体49までの側部を一括して覆う
ような枠部51を設けてもよいものとする。枠部50、
51は、フレキシブル性を損なわない範囲で剛性を持た
せることができるものとする(別体で設けた枠を表シー
ト48aの縁部にインサート成形することも可能であ
る)。枠部50、51は、開閉体49を開いたときに見
栄えを良くするという利点を有している。
【0061 】図11はインストルメントパネルの表面
にオーディオ等の補機のオプションスイッチとして設置
する例を説明するための斜視図である。図11におい
て、引用符号52は上記ポリドームスイッチ21に対し
外観形状及び意匠等を変更したポリドームスイッチを示
している(基本的に上記ポリドームスイッチ21、4
3、48と同じであるものとする)。また、引用符号5
3はオーディオ等の補機を示している。尚、ポリドーム
スイッチ52は例えば図1の矢線Cの位置に設置され、
補機53のオプションスイッチとして機能するようにな
っている。補機53は特許請求の範囲に記載した付属品
に相当する。
【0062 】ポリドームスイッチ52は、表シート5
2aとスペーサシートとFPC(回路体)と粘着シート
とを備えて構成されている。また、ポリドームスイッチ
52は、フレキシブル性を有するように形成されてい
る。表シート52aには、複数の突出部27が形成され
ており、その表シート52aの内面には、電極(不図
示)や図示のような文字及び記号等が印刷されている。
FPCには、結線回路部36とコネクタ41とを有する
外部接続手段33が設けられている。
【0063 】上記構成において、ポリドームスイッチ
52は、結線回路部36の長さの範囲内において次のよ
うに設置することができる。すなわち、外部接続手段3
3に設けられたコネクタ41を補機53の接続部54に
接続した後、インストルメントパネル42の表面形状に
合わせてポリドームスイッチ52を湾曲させ(平坦な場
合はそのまま)、粘着シートを介してインストルメント
パネル42の表面の操作し易い位置に貼り付ければ、簡
単にポリドームスイッチ52を設置することができる。
尚、インストルメントパネル42の表面は、特許請求の
範囲に記載した被取り付け部分に相当する。
【0064 】図12はインストルメントパネルに設け
られたオーディオ等の補機に設置する例を説明するため
の斜視図である。また、図13は図12のA−A線断面
図である。図12及び図13において、引用符号55は
図7の矢線Dの位置に設置されるオーディオ等の補機5
6を構成する補機本体を示している。また、引用符号5
7は補機本体55の前面に設けられる、補機56のスイ
ッチ操作部としてのポリドームスイッチを示している。
補機56(補機本体55)は、特許請求の範囲に記載し
た付属品に相当する。また、補機本体55の前面は、特
許請求の範囲に記載した被取り付け部分に相当する。
【0065 】ポリドームスイッチ57は、ベゼルを兼
用する表シート57aとスペーサシート57bとFPC
(回路体)57cと粘着シート57dとを備えて構成さ
れている。また、ポリドームスイッチ57は、フレキシ
ブル性を有するように形成されている。表シート57a
には、複数の突出部27が形成されており、その表シー
ト57aの内面には、電極28や意匠等が印刷されてい
る。スペーサシート57bには、突出部27に対応する
貫通孔29や空気逃がし部(不図示)が形成されてい
る。FPC57cには、エッジコネクタ端子37で構成
される外部接続手段33が設けられている。
【0066 】引用符号58はCDやMD等の挿入口を
示している(補機本体55にも同様の挿入口があるもの
とする)。尚、ダイヤルスイッチを設ける必要があれば
引用符号59の位置等に貫通孔を形成してもよいものと
する。また、表シート57aの縁部に枠部50を設けて
もよいものとする。
【0067 】上記構成において、ポリドームスイッチ
57は、そのポリドームスイッチ57を粘着シート57
dを介して補機本体55の前面に貼り付ければ、簡単に
設置することができる。尚、この時、外部接続手段33
のエッジコネクタ端子37が補機本体55の図示しない
接続部に接続されるものとする。
【0068 】このようなポリドームスイッチ57は、
補機56のスイッチ操作部をユーザーのニーズに応じて
適宜変更することができるという利点を有している。
【0069 】図14は上記スペーサーシート23の第
二の例を示すドームスイッチ(ポリドームスイッチ)の
分解斜視図である。図14において、引用符号70で示
されるポリドームスイッチは、表シート22とスペーサ
シート71とFPC24と粘着シート25とを備えて構
成されている。また、スペーサシート71は、上層スペ
ーサシート72と下層スペーサシート73とを備えて構
成されている。
【0070 】上記スペーサシート71は、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)からなる合成樹脂製
のフレキシブル性を有するシート部材であって、表シー
ト22の変形を防止するための部材として機能するよう
になっている。また、スペーサシート71は、突出部2
7のストローク寸法を確保するための部材として機能す
るようにもなっている。
【0071 】スペーサシート71は、上層スペーサシ
ート72の方が下層スペーサシート73よりも薄肉に形
成されている。上層スペーサシート72は、突出部27
のストローク寸法を確保する際の微調整用のシート部材
として機能するようになっている。すなわち、この点が
上記スペーサーシート23との相違点になっている。ス
ペーサシート71は、本形態において、例えば上層スペ
ーサシート72が150μm、下層スペーサシート73
が300μmの厚みになっている。
【0072 】図15は上記スペーサーシート23の第
三の例を示すドームスイッチ(ポリドームスイッチ)の
分解斜視図である。図15において、引用符号74で示
されるポリドームスイッチは、表シート22とスペーサ
シート75とFPC24と粘着シート25とを備えて構
成されている。また、スペーサシート75は、上層スペ
ーサシート72と下層スペーサシート73、73とを備
えて構成されている(スペーサシート75の厚みは三層
合わせて750μmになっている)。
【0073 】尚、スペーサシート75は、上記スペー
サシート71と同じ機能を有するものとし、その説明を
省略する。
【0074 】図16は上記スペーサーシート23の第
四の例を示すドームスイッチ(ポリドームスイッチ)の
分解斜視図である。図16において、引用符号76で示
されるポリドームスイッチは、表シート22とスペーサ
シート77とFPC24と粘着シート25とを備えて構
成されている。また、スペーサシート77は、上層スペ
ーサシート78と下層スペーサシート73、73とを備
えて構成されている(スペーサシート77の厚みは三層
合わせて750μmになっている)。
【0075 】尚、上層スペーサシート78は、上記上
層スペーサシート72の空気逃がし部30を除いたもの
と同じであり、貫通孔29と空気逃がし部30との連結
部分に形成されたエッジからの影響を確実に受けないよ
うにしたものである。
【0076 】図17はステアリングホイールのホーン
パッド近傍に設置する例を説明するための斜視図であ
る。図17において、引用符号80、80は上記ポリド
ームスイッチ21に対して外観形状及び意匠等を変更し
たポリドームスイッチを示している(突出部27の数が
少なく外観形状が略ブーメラン形状に形成されているだ
けで、基本的には上記ポリドームスイッチ21と同じ構
成であるものとする)。また、引用符号81はステアリ
ングホイールを、82、82はホーンパッド83の近傍
に形成された被取り付け部分としての凹部を示してい
る。
【0077 】ポリドームスイッチ80、80は、それ
ぞれ表シートとスペーサシートとFPC(回路体)と粘
着シートとを備えて構成されている。また、ポリドーム
スイッチ80、80は、フレキシブル性を有するように
形成されている。各表シートには、複数の突出部27が
形成されている。また、各表シートの内面には、文字及
び記号等が印刷されている。各スペーサシートには、突
出部27に対応する貫通孔や空気逃がし部が形成されて
いる。各FPCには、外部接続手段33が設けられてい
る。
【0078 】凹部82、82は、平面視略ブーメラン
形状の凹みであって、例えばポリドームスイッチ80、
80の厚みと同じくらいの深さに形成されている(浅底
でありスペースセービングに効果的である)。また、凹
部82、82には、外部接続手段33、33に対する接
続用の小さな貫通孔84、84が形成されている。
【0079 】上記構成において、ポリドームスイッチ
80、80は凹部82、82に対し、次のように設置す
ることができる。すなわち、凹部82、82の凹み形状
に合わせてポリドームスイッチ80、80を例えば湾曲
させながら、粘着シートを介して凹部82、82に貼り
付ければ、簡単に凹部82、82にポリドームスイッチ
80、80を設置することができる。尚、この時、貫通
孔84、84を介して外部接続手段33、33がステア
リングホイール81内部の図示しないワイヤハーネスや
接続部に接続されるものとする。
【0080 】図18はステアリングホイールのリング
及びスポークに跨る部分に設置する例を説明するための
斜視図である。図18において、引用符号85、85は
上記ポリドームスイッチ21に対して外観形状及び意匠
等を変更したポリドームスイッチを示している(突出部
27の数が少なく短冊形状に形成されているだけで、基
本的には上記ポリドームスイッチ21と同じで構成ある
ものとする)。また、引用符号86はステアリングホイ
ールを、87、87はリング88及びスポーク89、8
9に跨る部分に形成された被取り付け部分としての凹部
を示している。
【0081 】ポリドームスイッチ85、85は、それ
ぞれ表シートとスペーサシートとFPC(回路体)と粘
着シートとを備えて構成されている。また、ポリドーム
スイッチ80、80は、フレキシブル性を有するように
形成されている。各表シートには、複数の突出部27が
形成されている。また、各表シートの内面には、文字及
び記号等が印刷されている。各スペーサシートには、突
出部27に対応する貫通孔や空気逃がし部が形成されて
いる。各FPCには、外部接続手段33(一方の外部接
続手段33のみ図示)が設けられている。
【0082 】凹部87、87は、コ字状の凹みであっ
て、例えばポリドームスイッチ85、85の厚みと同じ
くらいの深さに形成されている(浅底でありスペースセ
ービングに効果的である)。また、凹部87、87に
は、外部接続手段33、33(一方の外部接続手段33
のみ図示)に対する接続用の小さな貫通孔90、90
(一方の貫通孔90のみ図示)が形成されている。
【0083 】上記構成において、ポリドームスイッチ
85、85は凹部87、87に対し、次のように設置す
ることができる。すなわち、凹部87、87の凹み形状
に合わせてポリドームスイッチ85、85をコ字状に湾
曲させながら、粘着シートを介して凹部87、87に貼
り付ければ、簡単に凹部87、87にポリドームスイッ
チ85、85を設置することができる。尚、この時、貫
通孔90、90(一方の貫通孔90のみ図示)を介して
外部接続手段33、33(一方の外部接続手段33のみ
図示)がステアリングホイール86内部の図示しないワ
イヤハーネスや接続部に接続されるものとする。
【0084 】又は、ポリドームスイッチ85、85の
全体形状を図中のようにコ字状となるように変形、加工
してから、粘着シートを介して凹部87、87に貼り付
ければ、簡単に凹部87、87にポリドームスイッチ8
5、85を設置することができる。尚、ポリドームスイ
ッチ85、85の全体形状を変形、加工してから凹部8
7、87に貼り付ければ、必要最低限の接着力を有する
粘着シートでドームスイッチ85、85を構成すること
ができる。また、上述のようなコ字状に湾曲させながら
貼り付けるよりも容易にポリドームスイッチ85、85
を取り付けることができる。
【0085 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0086 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、少ない構成及び簡単な構造で自動
車においてのスイッチ操作の機能が得られ、また、自動
車においての設置範囲が広がり、薄型/軽量で形状の自
由度が向上し、設置が容易になるスイッチを本発明のド
ームスイッチにより提供することができるという効果を
奏する。
【0087 】請求項2に記載された本発明によれば、
エッジコネクタ端子又はコネクタを介して自動車構成部
品又は付属品との電気的な接続を行うことができること
から、請求項1の発明の効果に加え、より一層取り付け
を容易にすることができるという効果を奏する。
【0088 】請求項3に記載された本発明によれば、
回路体本体から引き出された結線回路部の長さの範囲内
において、自動車構成部品又は付属品との電気的な接続
を行うことができることから、請求項2の発明の効果に
加え、より一層設置範囲を広げることができるという効
果を奏する。
【0089 】請求項4に記載された本発明によれば、
請求項1ないし請求項3いずれかの発明の効果に加え、
接着固定面の保護とスイッチの持ち運びを可能にするこ
とができるという効果を奏する。
【0090 】請求項5に記載された本発明によれば、
請求項1ないし請求項4いずれかの発明の効果に加え、
例えば二次元・三次元曲面の有無に関係なく、少なくと
もパネルの表面又は凹部、開閉体、付属品の前面、ステ
アリングホイールにスイッチを設置することができると
いう効果を奏する。
【0091 】請求項6に記載された本発明によれば、
請求項1ないし請求項4いずれかの発明の効果に加え、
表シートをベゼルとして兼用することができるという効
果を奏する。
【0092 】請求項7に記載された本発明によれば、
請求項1ないし請求項6いずれかの発明の効果に加え、
必要最低限の接着力を有する粘着シートでドームスイッ
チを構成することができるという効果を奏する。また、
より一層容易に取り付けることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドームスイッチの一実施の形態を
設置例と共に示す分解斜視図である。
【図2】図1のドームスイッチの拡大した分解斜視図で
ある。
【図3】フレキシブル性に関する説明のための断面図で
ある。
【図4】スイッチ操作前の状態を示す断面図である。
【図5】スイッチ操作時の状態を示す断面図である。
【図6】外部接続手段の他の一例を説明するための斜視
図である。
【図7】外部接続手段の更に他の一例を説明するための
で断面図ある。
【図8】インストルメントパネルの凹部に設置する例を
説明するための斜視図である。
【図9】インストルメントパネルの開閉体に設置する例
を説明するための分解斜視図である。
【図10】図9の例の断面図であり、(a)は図9で示
した表シートでの断面図、(b)は他の例の表シートで
の断面図、(c)は更に他の例の表シートでの断面図で
ある。
【図11】インストルメントパネルの表面にオーディオ
等の補機のオプションスイッチとして設置する例を説明
するための斜視図である。
【図12】インストルメントパネルに設けられたオーデ
ィオ等の補機に設置する例を説明するための斜視図であ
る。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【図14】スペーサーシートの第二の例を示すドームス
イッチの分解斜視図である。
【図15】スペーサーシートの第三の例を示すドームス
イッチの分解斜視図である。
【図16】スペーサーシートの第四の例を示すドームス
イッチの分解斜視図である。
【図17】ステアリングホイールのホーンパッド近傍に
設置する例を説明するための斜視図である。
【図18】ステアリングホイールのリング及びスポーク
に跨る部分に設置する例を説明するための斜視図であ
る。
【図19】従来例のスイッチが設けられるインストルメ
ントパネルの斜視図である。
【図20】従来例のスイッチの構成を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
21 ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 22 表シート 23 スペーサシート 24 FPC(回路体) 25 粘着シート 27 突出部 28 電極 29 貫通孔 30 空気逃がし部 31 回路 32 回路体本体 33 外部接続手段 34 接点 35、38 空気逃がし穴 36 結線回路部 37 エッジコネクタ端子 39 被取り付け部分 41 コネクタ 44 凹部(被取り付け部分) 47 ワイヤハーネス(自動車構成部品) 49 開閉体(被取り付け部分) 56 補機(付属品) 80、85 ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 81、86 ステアリングホイール 82、87 凹部(被取り付け部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 啓三 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 5B020 BB00 DD02 DD51 5G006 AA01 AB25 BB07 FB04 FB31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車においてのスイッチ操作の際に用
    いられるドームスイッチであって、 外面側に突出するとともに内面側に反転可能であり且つ
    前記内面に電極を設けたドーム状の突出部を有する表シ
    ートと、 前記内面側に反転させた前記突出部の前記電極が接触す
    る接点を有する回路体と、 前記表シートと前記回路体との間に介在するとともに前
    記電極と前記接点との接触を確保するための貫通孔を形
    成した一又は複数のスペーサシートと、 前記回路体に対する回路体取り付け面を一方に有すると
    ともに前記自動車においての被取り付け部分に対する接
    着固定面を他方に有する粘着シートと、 を備え、且つ、 フレキシブル性を有するとともに前記回路体には自動車
    構成部品又は付属品との電気的な接続に用いられる外部
    接続手段を設けたことを特徴とするドームスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記外部接続手段は、エッジコネクタ端子又はコネクタ
    を有することを特徴とするドームスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記外部接続手段は、回路体本体から引き出される結線
    回路部を更に有することを特徴とするドームスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 前記粘着シートは、前記接着固定面に離型紙を有するこ
    とを特徴とするドームスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 前記被取り付け部分は、少なくともパネルの表面又は凹
    部、開閉体、前記付属品の前面、ステアリングホイール
    を対象とすることを特徴とするドームスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 前記表シートは、ベゼルを兼用することを特徴とするド
    ームスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 前記フレキシブル性を有したままで、前記被取り付け部
    分の形状に対応する、全体形状の変形に係る加工を可能
    としたことを特徴とするドームスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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