JPH067742U - 蒸散剤容器 - Google Patents

蒸散剤容器

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JPH067742U
JPH067742U JP4590192U JP4590192U JPH067742U JP H067742 U JPH067742 U JP H067742U JP 4590192 U JP4590192 U JP 4590192U JP 4590192 U JP4590192 U JP 4590192U JP H067742 U JPH067742 U JP H067742U
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JP
Japan
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container
agent
vaporizing
storage container
evaporative
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Application number
JP4590192U
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English (en)
Inventor
信晴 高橋
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Earth Chemical Co Ltd
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸散を速やかに発散できるうえに低コストで
き、更に蒸散剤収納容器を安定に保持し得るように構成
した蒸散剤容器を提供する。 【構成】 蒸散剤31を収納した蒸散剤収納容器3の開
口34を蓋材フィルム35で密封する一方、蒸散剤収納
容器3を支持する支持容器2に設けた保持部22により
蒸散剤収納容器3の一端を保持する際、蓋材フィルム3
5を突起部12により貫通して蒸散剤31を蒸散板11
に浸透させ、発生した蒸散成分を支持容器2から大気中
に発散させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所定の容器等に収納された液体蒸散剤の揮散成分を大気中に発散さ せる蒸散剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、或は忌避剤、芳香剤、消臭剤、脱 臭剤、化粧品やその他医薬品などを室内にて適宜気化・蒸散させることにより、 その所望する効果を得る所謂蒸散剤がある。そして、この蒸散剤には固形状のも のもあるが、その蒸散効果を長期間維持できる便利さから、液体状の蒸散剤を適 宜容器にいれて使用するものが多くなってきている。この液体蒸散剤を使用する もので、例えば芳香剤用の芳香剤容器としては種々のものが知られており、この 中でも例えば実公平4−17156号公報には吸い上げ芯を用いた芳香剤容器が 開示され、実開昭61−194536号公報には芳香剤収納容器を倒立させて芳 香を発散させる芳香剤容器が開示されている。 しかし、従来の上記芳香剤容器のごとき蒸散剤容器は下記のような問題点を有 している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
即ち、従来構造の蒸散剤容器は、蒸散剤を吸い上げ芯または含浸材を介して揮 散板に浸透させていたため、浸透の速度が遅く、成分が発散するまでに時間がか かっていた。また、吸い上げ芯や含浸材は高価であるため、製品コストを押し上 げる一因になっていた。 更に、蒸散剤収納容器を倒立させる構造にあっては、蒸散剤収納容器の支持が 不安定であった。また、蒸散剤収納容器には密封のための蓋材が必要であるが、 容器内の成分を発散させるためには、言い換えれば使用に際しては蓋材を取り外 す必要があった。 本考案の目的は、蒸散成分を速やかに発散できるうえに低コストで生産でき、 更に、蒸散剤収納容器を安定に支持できるように構成した蒸散剤容器を提供する ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る前記目的は、液体蒸散剤が収納され開口が蓋材フィルムで密封さ れた蒸散剤収納容器と、底部に蒸散板及び該蒸散板から上方に突出した浸出孔形 成用材が設けられた支持容器とからなり、前記浸出孔形成用材により前記蓋材フ ィルムを貫通して前記蒸散剤収納容器を前記支持容器上に装着するように構成さ れた蒸散剤容器によって達成される。
【0005】
【作用】
前記構成の蒸散剤容器によれば、浸出した蒸散剤を蒸散板に直接浸透させるの で高価な吸い上げ芯や含浸材を用いることなく蒸散剤成分の発散を速やかに行う ことができる。更に、蒸散剤収納容器は例えば保持部により安定に保持され、使 い捨ての蓋材も不要になる。
【0006】
【実施例】
以下、図1〜図4を参照して本考案の実施例を説明する。 なお、図1は本考案の第一実施例を示す断面図である。図2は本考案の第二実 施例における蒸散剤容器を構成する支持容器の斜視図であり、図3は図2に示す 蒸散剤収納容器を支持容器に装着した状態を示す断面図である。図4は第三実施 例を示す断面図である。 図1に示す第一実施例の蒸散剤容器1は、円筒形状の蒸散剤収納容器3の開口 が蓋材フィルム35により密封されており、支持容器2にこの蓋材フィルム35 を下にしてこの蒸散剤収納容器3を上方から装着する構造である。 支持容器2は、シャーレ形状の容器であり、その底部には蒸散板11が設けら れ、この蒸散板11のほぼ中央部分からは浸出孔形成用材である突起部12が突 出され、側面には蒸散剤の成分が拡散し易いように蒸散孔23が複数形成された 構造である。
【0007】 この場合、蒸散剤収納容器3の外径と支持容器2の内径とは該収納容器3が支 持容器2内に嵌合できる寸法に構成されており、この嵌合により両容器が適宜固 定される。 しかし、本考案においては、浸出孔形成用材である突起部12が蓋材フィルム 35に突き刺さった状態において蒸散剤収納容器3の位置ずれ防止機能を有して しるので、図1に示したように蒸散剤収納容器3の外径と支持容器2の内径とが 嵌合する構造でなくてもよく、支持容器2の開口形状は任意形状とすることがで き、図1に示した蒸散孔23も特に設けなくてもよい。
【0008】 さらに、突起部12は支持容器2の底面に形成されて蒸散板11を貫通してい るので、該蒸散板11が底面に接着等により固定されていなくてもその位置ずれ 防止と共に位置決めを正確にでき、支持容器2の底面が広く構成されていても該 底面全体に蒸散板11を設ける必要がなく蒸散板11を必要最小限の大きさに小 さく構成することができる。
【0009】 また、支持容器2を微多孔性素材で作成することにより、該支持容器2の蒸散 孔23を省略しても、蒸散機能を確保することができる。なお、この微多孔性素 材は容器内にある程度の液を溜めることができる程度の多孔性のものか、或は容 器の側壁面のみを微多孔性の素材とする構成が望ましい。これは、支持容器2は 、例えば何らかの理由で蒸散剤収納容器3の内圧が上昇して蒸散剤31が出過ぎ た場合には、この蒸散剤31を溜める受け皿となる。
【0010】 図2および図3に示す第二実施例について説明する。 蒸散剤容器1の場合も、支持容器2と蒸散剤収納容器3とにより構成されてい る。支持容器2は、基板部2aと上蓋部2bとにより構成され、両者は基板部2 aに形成した雄ネジと上蓋部2bに形成した雌ネジとを螺合することにより一体 化されている。基板部2aの内部中央には蒸散板11が設けられ、その中央を挿 通するようにして実施例1の場合と同様に突起部12が形成されている。
【0011】 一方、上蓋部2bの中央には円形孔の雌ねじ部からなる保持部22が設けられ 、保持部22の内側面には後述する蒸散剤収納容器3の頸部分の雄ねじ部を安定 に保持することができる。また、保持部22の周囲には、蒸散を支持容器2外に 、言い換えれば大気中に拡散させるための拡散孔23が形成されている。
【0012】 蒸散剤収納容器3は本実施例においては言わば電球状に形成され、蒸散剤31 を収納する収納部32、保持部22に嵌合させるため円筒状に形成された雄ねじ 部である嵌合部33からなり、嵌合部33の先端に形成した開口34は蓋材フィ ルム35により密封されている。 なお、図3には蓋材フィルム35の貫通状態が図示されているが、蒸散剤収納 容器3が図示のように装着されない場合は、蓋材フィルム35により開口34は 完全に密封され、蒸散剤31の不所望な拡散を防止し得る状態になっている。
【0013】 次に、蒸散剤収納容器3の装着方法を説明すると、嵌合部33を保持部22に 差し込み、回転操作を行うとネジ溝に螺合しながら下降し、突起部12により蓋 材フィルム35が突き破られる。しかし、蓋材フィルム35と突起部12との間 に大きな隙間ができないので、蒸散剤31が溢れるように流出することはない。 そして、蒸散剤収納容器3が完全に差し込まれた状態では、開口34の面が蒸 散板11に到達し、突起部12は根元部分まで蓋材フィルム35を貫通する。こ の結果、蒸散剤31は突起部12と蓋材フィルム35との間の僅かな隙間から蒸 散板11に浸出し、蒸散板11に次第に浸透する。蒸散板11に浸透した蒸散剤 31から発生した蒸散成分は、図3に矢印で示すように拡散孔23から支持容器 2外、例えば室内等に効率よく拡散される。
【0014】 上記実施例に示した蒸散剤容器1は、高価な吸い出し芯や含浸材を使用するこ となく、蒸散成分を拡散することができる。また、蒸散剤収納容器3は支持容器 2の保持部22並びに突起部12により極めて簡単に位置決めされる。しかも、 蓋材を別途に設ける必要がなく、吸い出し芯が不要であることと相まって構造の 簡略化と低コスト化を図ることができる。
【0015】 なお、蒸散を続けていると、蒸散剤31は次第に減少する。この場合、新しい 蒸散剤収納容器3を付け変えてもよいのであるが、蒸散剤31を詰め替えできれ ば便利である。このため、図4に示すように蒸散剤収納容器3の底部に開口であ る詰め替え口41を設け、蒸散剤31を詰め替えた後に蓋材42により密閉する ように構成したものでもよい。 更に、拡散孔23は開口面積を調整し得る構造にしてもよく、蒸散剤収納容器 3は電球型に限定されず、筒型等であってもよい。
【0016】 前記実施例においては、蒸散剤収納容器3と支持容器2との係合構造は嵌合並 びに螺着構造としたが、本考案はこのような構造に限るものではなく、例えば蒸 散剤収納容器3に設けた適宜突起と支持容器2に設けた凹みとが、該収納容器3 の押し込み操作により嵌合する凹凸形状による嵌合構造とするなど適宜構成を採 用することができる。 また、支持容器2も円板状に限定されず、角型や動物の形、更にハート型など 種々変形することができ、基板部2aと上蓋部2bとの合わせ構造も前記構造に 限定されない。
【0017】 また、前記各実施例においては、浸出孔形成用材である突起部12が一つ設け られた構造であるが、本考案においてはこの突起部12は一つに限定されるもの ではなく、前記第二実施例のように螺合による組み立て構造以外においては複数 設けた構造でもよく、複数設けた構成においては、蒸散剤収納容器の位置決め作 用はさらに確実なものとなる。
【0018】 本考案は、前述の支持容器2に複数の突起部12を設けた構成の場合には、こ の各突起部12にそれぞれ対応した複数の開口34を有して別々に仕切られた収 納空間を持った蒸散剤収納容器3としてもよい。この場合、各別々の収納空間に は異種の蒸散剤を入れておくことにより、それぞれの蒸散剤の効果を同時に得る ことができるだけでなく、特に混合して保存しておくことができない別の蒸散剤 を同時に蒸散させるようなときには、極めて有利な構造である。
【0019】 さらに、上記実施例における蒸散剤容器1は、常温における蒸散を利用した構 成としたが、本考案は支持容器2を耐熱性のものにすることで、例えば該支持容 器2をヒータ(空気及び/又は水と接して発熱する化学発熱剤、白金触媒を利用 した発熱剤、磁気やニクロム線或は正特性サーミスタ等を利用した電熱ヒータな ど)の上に載置するような構成とすることもできる。
【0020】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案に係る蒸散剤容器は、蒸散剤を収納した蒸散剤 収納容器の開口を蓋材フィルムにより密封する一方、蒸散剤収納容器を支持する 支持容器により蒸散剤収納容器の一端を保持する際、蓋材フィルムを突起部によ り貫通して蒸散剤を蒸散板に浸透させ、発生した蒸散成分を支持容器から大気中 に拡散させるように構成したものである。 したがって、蒸散剤収納容器は保持部により支持容器に安定に保持され、使い 勝手が良好になる。また、吸い出し芯等の高価な部材や特別の蓋材が不要になり 、構造の簡略化と相まって大幅なコスト低減を図ることができる。吸い出し芯や 含浸材を使用することなく蒸散剤が蒸散板に浸透するので、蒸散成分の発散が促 進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の蒸散剤容器の要部断面図
である。
【図2】本考案の第二実施例における支持容器の斜視図
である。
【図3】本考案の第二実施例における蒸散剤容器の全体
構成を示す断面図である。
【図4】本考案の第三実施例における蒸散剤容器を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 蒸散剤容器 2 支持容器 3 蒸散剤収納容器 11 蒸散板 12 突起部 22 保持部 23 拡散孔 31 蒸散剤 32 収納部 33 嵌合部 34 開口 35 蓋材フィルム 41 詰め替え口 42 蓋材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体蒸散剤が収納され開口が蓋材フィル
    ムで密封された蒸散剤収納容器と、底部に蒸散板及び該
    蒸散板から上方に突出した浸出孔形成用材が設けられた
    支持容器とからなり、前記浸出孔形成用材により前記蓋
    材フィルムを貫通して前記蒸散剤収納容器を前記支持容
    器上に装着するように構成された蒸散剤容器。
  2. 【請求項2】 前記蒸散剤収納容器がその頸部分に形成
    された雄ねじ部と前記支持容器の保持部の雌ねじ部との
    螺合により保持されたことを特徴とする請求項1に記載
    の蒸散剤容器。
  3. 【請求項3】 前記蒸散剤収納容器が前記開口とは反対
    側に開閉可能な蓋材を具備した開口を有することを特徴
    とする請求項1に記載の蒸散剤容器。
JP4590192U 1992-07-01 1992-07-01 蒸散剤容器 Pending JPH067742U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4590192U JPH067742U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 蒸散剤容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4590192U JPH067742U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 蒸散剤容器

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JPH067742U true JPH067742U (ja) 1994-02-01

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ID=12732148

Family Applications (1)

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JP4590192U Pending JPH067742U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 蒸散剤容器

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JP (1) JPH067742U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58212737A (ja) * 1982-05-15 1983-12-10 グロ−ボル−ウエルク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 気化装置
JPS618049B2 (ja) * 1976-09-22 1986-03-11 Kuraray Co

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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