JPH0677196A - 割り型バッチ式熱処理装置 - Google Patents

割り型バッチ式熱処理装置

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JPH0677196A
JPH0677196A JP22379292A JP22379292A JPH0677196A JP H0677196 A JPH0677196 A JP H0677196A JP 22379292 A JP22379292 A JP 22379292A JP 22379292 A JP22379292 A JP 22379292A JP H0677196 A JPH0677196 A JP H0677196A
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JP
Japan
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gas
heat treatment
heating device
treatment apparatus
main body
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Withdrawn
Application number
JP22379292A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Sugino
林志 杉野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0677196A publication Critical patent/JPH0677196A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置等の製造工程で用いる洗浄装置等
の割り型バッチ式熱処理装置に関し、反応ガスの供給と
温度分布を均一化することによって、半導体基板のドラ
イ洗浄等の熱処理を均一化する割り型バッチ式熱処理装
置を提供する。 【構成】 一軸方向に延びる形状の胴体と、この胴体に
その軸方向に沿って間隔をおいて形成された複数のガス
導入口4と、単数または複数のガス排出口9を有する反
応室本体1と、この反応室本体1を収容する形状を有
し、軸方向に沿って複数の部分に分割され、分割された
部分の各々が加熱体15,16を有する加熱装置本体1
0,11を具える割り型バッチ式熱処理装置において、
この加熱装置本体10,11が反応室本体1を覆って収
容した状態で、加熱装置本体の分割された各部分に設け
られた加熱体15,16の端部が、加熱装置本体の各部
分が接合される縁部において交互に噛み合うように配置
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置等の製造工
程で用いる洗浄装置等の割り型バッチ式熱処理装置に関
する。素子の微細化が進むにつれて、半導体装置の製造
工程等における洗浄後の半導体表面やそこに形成された
薄膜表面の清浄度はますます高度のものを要求されるに
至っている。
【0002】そのような要求に応えて、洗浄工程をこれ
までの酸、アルカリ、超純水等を用いる湿式(ウェッ
ト)法から、ガスを用いる乾式(ドライ)法へ転換する
ことが試みられ、そのための装置がいくつか提案されて
いる。
【0003】
【従来の技術】従来の半導体基板のドライ洗浄装置、中
でも特に表面に付着した鉄(Fe)、ナトリウム(N
a)等の無機系不純物を除去するためのドライ洗浄装置
としては塩素、塩化水素、フッ素、フッ化水素等のハロ
ゲン系ガスを洗浄ガスとし、被洗浄基板は枚葉式(一枚
毎)で加熱し、さらにその場合、被洗浄基板表面に対し
てその洗浄基板表面に対してその洗浄ガスを活性化する
紫外線等の電磁波を照射する方法がある(例えば、特開
昭62−42530号公報、特開平4−33337号公
報等参照)。
【0004】これらの場合は、枚葉式であるため、次に
続く工程が一括処理である場合には、ドライ洗浄の最初
と最後で放置時間に差が生じるため、表面状態にばらつ
きが生じ、表面状態の信頼性という観点から問題があっ
た。
【0005】また、前述の枚葉式に対して複数の半導体
基板を一括氏て処理するバッチ処理を実現する洗浄装置
も提案されている(例えば、特開平3−52224号公
報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のバッチ式ドライ
洗浄装置においては、複数の被洗浄半導体基板を、一つ
の軸に沿って延びる形状の胴体をもつドライ洗浄装置内
に装填し、軸方向に洗浄ガスを流下させて同時に洗浄す
る方法を採っていたため、被洗浄半導体基板あるいは被
洗浄半導体基板の表面に形成された被膜がドライ洗浄さ
れて反応ガスを放出することが原因して、洗浄ガスが流
下するに従ってその組成を変化し、そのために上流と下
流に装填された被洗浄半導体基板の間で洗浄が不均一に
なることが避けられなかった。
【0007】このように洗浄ガスの上流と下流で被洗浄
半導体基板の洗浄が不均一になるのを防ぐために、従
来、一軸方向に延びる形状の胴体を有し、その軸方向に
沿って複数のガス導入口が形成された反応室本体内に複
数の被洗浄半導体基板を間隔を保って平行に立て、この
軸方向に沿って形成された複数のガス導入口から、被洗
浄半導体基板の側面方向から洗浄ガスを導入することに
よって、被洗浄半導体基板に接触する洗浄ガスの組成を
均一化することが考えられた。
【0008】ところが、一軸方向に延びる形状の胴体を
有し、その軸方向に沿って複数のガス導入口が形成され
た反応室本体を用いるため、この反応室本体を覆って形
成される加熱装置本体に、この枝管がある形状の反応室
本体を加熱装置本体に収容し、あるいは、取り出すに
は、加熱装置本体を該軸方向に沿って複数の部分に分割
することが必要になるが、分割された加熱装置本体の各
部分の接合部には加熱体が設けられていなかったため、
この部分での加熱が不充分になり、またこの部分を通っ
て外部に熱が逃げるため、あるいは、反応室本体の胴体
の軸方向に沿って設けた複数のガス導入口を通って熱が
外部に逃げるため、反応室本体の温度分布が不均一にな
り、結果的に、被洗浄半導体基板の洗浄が不均一になる
という問題があった。
【0009】本発明は、反応ガスの供給と温度分布を均
一化することによって、半導体基板のドライ洗浄等の熱
処理を均一化する割り型バッチ式熱処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる割り型バ
ッチ式熱処理装置においては、前記の課題を達成するた
め、一軸方向に延びる形状の胴体と、該胴体にその軸方
向に沿って間隔をおいて形成された複数のガス導入口
と、単数または複数のガス排出口を有する反応室本体
と、該反応室本体を収容する形状を有し、該軸方向に沿
って複数の部分に分割され、分割された部分の各々が加
熱体を有する加熱装置本体を具える割り型バッチ式熱処
理装置において、該加熱装置本体が反応室本体を覆って
収容した状態で、該加熱装置本体の分割された各部分に
設けられた加熱体の端部が、該加熱装置本体の各部分が
接合される縁部において交互に噛み合うように配置され
た構成を採用した。
【0011】この場合、耐加熱装置本体の分割された各
部分に設けられた加熱体の端部が、該加熱装置本体の各
部分が接合される縁部において交互に噛み合うように、
該加熱装置本体の各部分が接合される縁部に、互いに相
手の加熱装置本体の各部分の加熱体の端部を受け入れる
ための凹部が形成された構成を採用できる。
【0012】この場合、加熱装置本体の各部分が接合さ
れる縁部に、接合する相手の加熱装置本体の各部分の縁
部が互いに嵌合する肉厚方向の凹凸構造を採用できる。
【0013】この場合、反応室本体の胴体にその軸方向
に沿って間隔をおいて形成された複数のガス導入口にそ
れぞれ加熱装置あるいは流量調節装置が設けられ、各加
熱装置、あるいは、流量調節装置が互いに他と独立して
制御可能である構成を採用できる。
【0014】この場合、反応室本体の胴体にその軸方向
に沿って間隔をおいて形成された複数のガス導入口の上
流に紫外線等の電磁波を照射する手段を設け、導入ガス
をラジカル化して反応室本体に導入するようにした構成
を採用できる。
【0015】この場合、反応室本体の胴体にその軸方向
に沿って間隔をおいて形成された複数のガス導入口の上
流に高周波電界を印加する手段を設け、導入ガスをプラ
ズマ化して反応室本体に導入するようにした構成を採用
できる。
【0016】これらの場合、複数のガス導入口の上流に
これらをまとめた一つのガス導入前室が設置され、該ガ
ス導入前室に、電磁波を照射する手段あるいは高周波電
界を印加する手段を設け、ラジカル化したガスあるいは
プラズマ化したガスを反応室本体に導入するようにした
構成を採用できる。
【0017】この場合、複数のガス導入口の上流にこれ
らをまとめた一つのガス導入前室が設置され、該ガス導
入前室に導入ガスの組成を調製する物質を装填するよう
にした構成を採用できる。
【0018】
【作用】本発明のように、一軸方向に延びる形状の胴体
と、胴体にその軸方向に沿って間隔をおいて形成された
複数のガス導入口と、単数または複数のガス排出口を有
する反応室本体と、反応室本体を収容する形状を有し、
軸方向に沿って複数の部分に分割され、分割された部分
の各々が加熱体を有する加熱装置本体を具える割り型バ
ッチ式熱処理装置において、加熱装置本体が反応室本体
を覆って収容した状態で、加熱装置本体の分割された各
部分に設けられた加熱体の端部が、加熱装置本体の各部
分が接合される縁部において交互に噛み合うようにする
と、分割された加熱装置本体の各部分の接合部にも加熱
体が配置されることになるため、この部分での加熱が充
分になり、またこの部分を通って外部に熱が逃げるのを
防ぐことができるため、反応室本体の温度分布が均一に
なり、被洗浄半導体基板の洗浄を均一化することができ
る。
【0019】この場合、加熱装置本体の各部分が接合さ
れる縁部に、互いに相手の加熱装置本体の各部分の加熱
体の端部を受け入れる凹部を形成すると、加熱装置本体
の分割された各部分に設けられた加熱体の端部を密接し
て交互に噛み合せることができる。
【0020】この場合、加熱装置本体の各部分が接合さ
れる縁部に、接合する相手の加熱装置本体の各部分の縁
部が互いに嵌合する肉厚方向の凹凸構造を形成すると、
この部分の密閉性を高めて熱の漏出を低減することがで
きる。
【0021】この場合、反応室本体の胴体にその軸方向
に沿って間隔をおいて形成された複数のガス導入口にそ
れぞれ加熱装置を設け、各加熱装置を独立して制御可能
にすると、この部分を通って熱が外部に逃げるのを防
ぎ、さらに反応室本体の軸方向の温度分布を調節するこ
とができる。また、反応室本体の胴体にその軸方向に沿
って間隔をおいて形成された複数のガス導入口にそれぞ
れ流量調節装置を設け、各流量調節装置が互いに他と独
立して制御可能にすると、反応室本体内のガス流の分布
を調節することができる。
【0022】この場合、反応室本体の胴体にその軸方向
に沿って間隔をおいて形成された複数のガス導入口の上
流に紫外線等の電磁波を照射する手段、あるいは、高周
波電界を印加する手段を設けると、導入ガスをラジカル
化、あるいは、プラズマ化することができる。
【0023】この場合、複数のガス導入口の上流にこれ
らをまとめた一つのガス導入前室を設置し、このガス導
入前室に導入ガスの組成を調製する物質を装填するよう
にすると、ドライ洗浄効果を向上させる等反応を制御す
ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)図1は、第1実施例の割り型バッチ式熱
処理装置の全体構成説明図である。この図において、1
は反応室本体、2はフランジ、3は蓋体、4はガス導入
口、5はガス導入前室、6はフランジ、7は蓋体、8は
ガス供給管、9はガス排出口、10,11は加熱装置本
体、12は蝶番、13,14は溝、15,16は加熱体
を示している。
【0025】この図を用いて、本発明の第1実施例の割
り型バッチ式熱処理装置の全体構成を説明する。ドライ
洗浄装置等の反応室本体1は、250〜300mmの内
径を有する円筒状石英容器によって形成され、その一端
は半球状に塞がれており、他端にはフランジ2によって
Oリングを介して石英製蓋体3が取り付けられ塞がれて
いる。
【0026】この石英製蓋体3には、図示されていない
が、石英製のアームが固着され、このアームは、例え
ば、50枚の8インチの半導体基板を装填できる石英製
キャリアを支持している。石英製蓋体3のアームに半導
体基板を装填した石英製キャリアを取付け、この石英製
蓋体3を石英製ドライ洗浄装置本体1のフランジ2に組
み付けると、この半導体基板が、円筒状の石英製ドライ
洗浄装置本体1の中の適正な位置に配置されるようにな
っている。
【0027】そして、この反応室本体1の側面には、縦
方向に一列に内径10〜20mmの複数のガス導入口4
が20〜30mm間隔で設置され、その上流側は円筒状
の石英製ガス導入前室5に結合されており、その一端は
フランジ6によって石英製蓋体7によって塞がれ、他端
にはガス供給管8が設けられ、流量計とマスフローコン
トローラを具えたガスラインに接続されている。また、
ガス導入口4とは反対側の反応室本体1のフランジ3の
近傍に、内径60mm程度の排気口9が設けられてい
る。
【0028】以下、本実施例の割り型バッチ式熱処理装
置の石英製反応室本体1を加熱する装置について詳細に
説明する。
【0029】前記のように、この実施例においては、側
面に縦方向に一列に複数のガス導入口4が形成され、こ
のガス導入口4とは反対側にガス排出口9が設けられた
枝付き石英管からなる反応室本体1を用いるため、その
組み立て、点検等を行う上から、この反応室本体1を加
熱する装置は、軸方向に分割可能な構造にすることが必
要である。
【0030】そのため、この実施例においては、ガス導
入口4とガス排出口9の部分で縦方向に2つに分割さ
れ、閉じたとき、円筒状の反応室本体1を覆う構造の加
熱装置本体10,11が用いられ、両者は蝶番12によ
って回動できるように結合されている。
【0031】この蝶番による回動機構に代えて、一方の
加熱装置本体10を水平に置き、他方の加熱装置本体1
1を上昇下降させることもでき、この場合は、後述する
加熱装置本体10と11の縁部の嵌合機構を複雑にし
て、両者間の密閉性を向上することができる。
【0032】そして、ガス導入口4は、加熱装置本体1
0の縁部の溝13と、加熱装置本体11の縁部の溝14
によって挟まれて密閉されるようになっており、加熱装
置本体10の縁部と加熱装置本体11の縁部には、閉じ
られたときに互いに嵌合する凹条と凸条が形成され、こ
の嵌合構造によって外部への熱の逃げを抑えるようにな
っている。
【0033】そしてまた、磁器等の耐熱製材料によって
形成された加熱装置本体10,11のそれぞれの内壁に
は、溝がジグザク状に形成され、この溝の中に加熱線1
5,16が収容されているが、温度分布を均一化し、熱
の逃げを極力抑えるために、まず、加熱装置本体10,
11のそれぞれの加熱線15,16の折り返し屈曲部
が、加熱装置本体10,11が閉じられたときに、交互
に隣り合う形で配置されている。
【0034】図2(A),(B)は、第1実施例の加熱
装置本体の加熱線の構成説明図である。図2(A)は加
熱装置本体10,11が開いている状態の斜視図であ
り、図2(B)は加熱装置本体10,11が閉じている
状態の側面図である。この図において、10,11は加
熱装置本体、10a,11aは凹部、15,16は加熱
線、15a,16aは加熱線の折り返し屈曲部、17,
18は加熱線を収容する溝を示している。
【0035】この実施例においては、図2(A)に見ら
れるように、加熱装置本体10には、加熱線を収容する
溝17が彫られ、その中に加熱線15が収容されてお
り、他の加熱装置本体11には、加熱線を収容する溝1
8が彫られ、その中に加熱線16が収容されており、ま
た、加熱装置本体11の加熱装置本体10と接する縁部
に相手となる加熱装置本体10の加熱線の折り返し屈曲
部15aを受け入れる凹部11aが形成され、加熱装置
本体10の加熱装置本体11と接する縁部には相手とな
る加熱装置本体11の加熱線の折り返し屈曲部16aを
受け入れる凹部10aが形成されている。
【0036】したがって、加熱装置本体10,11が閉
じている状態では、図2(B)にみられる見られるよう
に、加熱装置本体10の加熱線の折り返し屈曲部15a
が、相手となる加熱装置本体11の凹部11aに受け入
れられ、加熱装置本体11の加熱線の折り返し屈曲部1
6aが加熱装置本体10の凹部10aに受け入れられ
て、加熱線15,16が交互に隣り合う形で配置される
ため、この部分を通して熱が逃げるのを抑え、温度分布
を均一にすることができる。
【0037】(第2実施例)この第2実施例において
は、石英製反応室本体1の側面に縦方向に一列に設置さ
れた複数のガス導入口4を通して熱が逃げ、温度分布が
不均一になるのを防いでいる。装置全体としては第1実
施例と同様であるため、この実施例の要部についてのみ
説明する。
【0038】図3は、第2実施例のガス導入口部の加熱
装置の構成説明図である。この図において、4はガス導
入口、10,11は加熱装置本体、19はガス導入口加
熱装置である。
【0039】この図は、加熱装置本体10,11を閉じ
た状態を示しており、ガス導入口4を覆うようにガス導
入口加熱装置19が設けられ、ガス導入口4近傍の加熱
を補い、また、この部分を通して熱が逃げるのを極力防
いでいる。
【0040】また、この石英製反応室本体1の側面に縦
方向に一列に設置された複数のガス導入口4に各々流量
制御装置を設けることによって、反応室本体中のガス流
の分布を微細に調製することができる。
【0041】(第3実施例)この第3実施例は、ガス導
入前室において導入するガスのエネルギーを赤外線ある
いは紫外線によって制御している。図4は、第3実施例
のガス導入前室の構成説明図である。この図において、
4はガス導入口、5はガス導入前室、8はガス供給管、
20は励起用ランプ、21は反射板を示している。
【0042】この実施例におけるガス導入前室において
は、図4に示されているように、複数のガス導入口4の
上流に、これらのガス導入口4をまとめて赤外線透過性
あるいは紫外線透過性の石英で構成されたガス導入前室
5が接続されている。そして、励起用ランプ20から放
出される励起光を、円筒状の反射板21によってガス供
給前室5内に集束し、ガス供給管8から供給されるガス
を励起するようにしている。
【0043】この実施例においては、このガス導入前室
5は、この中で導入ガスを加熱したり、紫外線を照射し
てラジカルを生成させる場合に用いられる。導入ガスを
加熱する場合は、ハロゲンランプ等の赤外線放射ランプ
を用い、必要に応じて、その赤外線を反射体21を用い
てガス導入前室5に集束して供給ガスを加熱することが
できる。
【0044】また導入ガスに紫外線を照射する場合は、
単数または複数の水銀ランプ等の紫外線放射ランプを紫
外線を反する反射体21で覆い、ガス導入口4の両端の
距離よりも長い範囲に紫外線が照射されるようにする。
これによってラジカルの生成寿命が延ばすことができ
る。
【0045】(第4実施例)この第4実施例において
は、ガス導入前室において導入ガス中で高周波放電を生
起することによってプラズマ化して、イオンや中性活性
原子を生成させることを特徴とする。
【0046】図5は、第4実施例のガス導入前室の構成
説明図である。この図において、4はガス導入口、5は
ガス導入前室、8はガス供給管、22,23は電極、2
4は高周波電源を示している。
【0047】この実施例においては、ガス供給間8から
供給される導入ガスをプラズマ化する場合は、このガス
導入前室5の周囲にコイルを巻き付けて無電極放電を生
起したり、ガス導入前室5の端部に電極22,23を設
け、この電極22,23の間に高周波電源24によって
例えば12.56MHzの高周波電圧を印加して放電を
生起する方法が採用される。この放電によるプラズマ化
によって生成されたイオンや活性な中性原子は、ガス導
入口4を通して反応室本体内部に導入される。
【0048】(第5実施例)この第5実施例において
は、塩素、塩化水素、フッ素、フッ化水素等のハロゲン
系ガスを洗浄ガスに、Ga,Si,Ge,As等のII
Ia族、IV族、Va族元素のハロゲン化物を添加して
被洗浄基板表面の清浄度を向上することを特徴とする。
【0049】この実施例においては、予めガス導入前室
中にGa,Si,Ge,As等のIIIa族、IV族、
Va族元素を含む材料で構成されている物質を装填し、
ガス供給管から供給される洗浄ガスである塩素、塩化水
素、フッ素、フッ化水素等のハロゲンガスと反応させ
て、それらのハロゲン化物(GaClx ,SiClx
GeClx ,AsClx 等)を生成させて、反応室本体
内に導入することによって被洗浄基板表面の清浄度を向
上する。
【0050】この実施例に用いられる場合は、図1に示
されたガス導入前室5のフランジ6を外して、この中に
ポリシリコン棒、ガリウム砒素のインゴット等を装填し
た後に、フランジ6に蓋体を組み付けることによって密
閉し、ガス導入前室5の温度を制御して、ガス供給管8
を通して洗浄ガスを供給すれはよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
25枚の8インチシリコンウェハを一括して12分でド
ライ洗浄することが可能になり、ドライ洗浄完了後のシ
リコンウェハの清浄度を全反射蛍光X線によって評価し
たところ、各種重金属汚染濃度が検出限界以下という極
めて高い清浄度が得られ、ウェハ間の清浄度にばらつき
がないことがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の割り型バッチ式熱処理装置の全体
構成説明図である。
【図2】(A),(B)は第1実施例の加熱装置本体の
加熱線の構成説明図である。
【図3】第2実施例のガス導入口部の加熱装置の構成説
明図である。
【図4】第3実施例のガス導入前室の構成説明図であ
る。
【図5】第4実施例のガス導入前室の構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1 反応室本体 2 フランジ 3 蓋体 4 ガス導入口 5 ガス導入前室 6 フランジ 7 蓋体 8 ガス供給管 9 ガス排出口 10,11 加熱装置本体 12 蝶番 13,14 溝 15,16 加熱体 10a,11a 凹部 15a,16a 加熱線の折り返し屈曲部 17,18 加熱線を収容する溝 19 ガス導入口加熱装置 20 励起用ランプ 21 反射板 22,23 電極 24 高周波電源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸方向に延びる形状の胴体と、該胴体
    にその軸方向に沿って間隔をおいて形成された複数のガ
    ス導入口と、単数または複数のガス排出口を有する反応
    室本体と、該反応室本体を収容する形状を有し、該軸方
    向に沿って複数の部分に分割され、分割された部分の各
    々が加熱体を有する加熱装置本体を具える割り型バッチ
    式熱処理装置において、該加熱装置本体が反応室本体を
    覆って収容した状態で、該加熱装置本体の分割された各
    部分に設けられた加熱体の端部が、該加熱装置本体の各
    部分が接合される縁部において交互に噛み合うように配
    置されてなることを特徴とする割り型バッチ式熱処理装
    置。
  2. 【請求項2】 耐加熱装置本体の分割された各部分に設
    けられた加熱体の端部が、該加熱装置本体の各部分が接
    合される縁部において交互に噛み合うように、該加熱装
    置本体の各部分が接合される縁部に、互いに相手の加熱
    装置本体の各部分の加熱体の端部を受け入れるための凹
    部が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載さ
    れた割り型バッチ式熱処理装置。
  3. 【請求項3】 加熱装置本体の各部分が接合される縁部
    に、接合する相手の加熱装置本体の各部分の縁部が互い
    に嵌合する肉厚方向の凹凸構造を有することを特徴とす
    る請求項1に記載された割り型バッチ式熱処理装置。
  4. 【請求項4】 反応室本体の胴体にその軸方向に沿って
    間隔をおいて形成された複数のガス導入口にそれぞれ加
    熱装置あるいは流量調節装置が設けられ、各加熱装置あ
    るいは流量調節装置が互いに他と独立して制御可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載された割り型バッチ
    式熱処理装置。
  5. 【請求項5】 反応室本体の胴体にその軸方向に沿って
    間隔をおいて形成された複数のガス導入口の上流に紫外
    線等の電磁波を照射する手段を設け、導入ガスをラジカ
    ル化して反応室本体に導入するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載された割り型バッチ式熱処理装置。
  6. 【請求項6】 反応室本体の胴体にその軸方向に沿って
    間隔をおいて形成された複数のガス導入口の上流に高周
    波電界を印加する手段を設け、導入ガスをプラズマ化し
    て反応室本体に導入するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載された割り型バッチ式熱処理装置。
  7. 【請求項7】 複数のガス導入口の上流にこれらをまと
    めた一つのガス導入前室が設置され、該ガス導入前室
    に、電磁波を照射する手段あるいは高周波電界を印加す
    る手段を設け、ラジカル化したガスあるいはプラズマ化
    したガスを反応室本体に導入するようにしたことを特徴
    とする請求項5または請求項6に記載された割り型バッ
    チ式熱処理装置。
  8. 【請求項8】 複数のガス導入口の上流にこれらをまと
    めた一つのガス導入前室が設置され、該ガス導入前室に
    導入ガスの組成を調製する物質を装填するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載された割り型バッチ式熱
    処理装置。
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