JPH0677134A - 真空加熱方法 - Google Patents

真空加熱方法

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JPH0677134A
JPH0677134A JP4226745A JP22674592A JPH0677134A JP H0677134 A JPH0677134 A JP H0677134A JP 4226745 A JP4226745 A JP 4226745A JP 22674592 A JP22674592 A JP 22674592A JP H0677134 A JPH0677134 A JP H0677134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
stage
substrate
vacuum
heated
Prior art date
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Pending
Application number
JP4226745A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yanagi
茂 柳
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0677134A publication Critical patent/JPH0677134A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステージでの均一加熱を基板に効率よく伝達
して基板自体を速やかに、再現性よく所定温度まで昇温
できるようにする。 【構成】 狭いチャンバ(1)内に収納配置されたステ
ージ(3)上に治具(5)を介して基板(4)を載置し、
バルブ(7)の開放により真空ポンプ(8)でチャンバ
(3)内を排気して真空雰囲気に設定し、その真空雰囲
気中で上記ステージ(3)を均一加熱することにより基
板(4)を治具(5)ごと加熱する。そして、そのステー
ジ(3)が均一加熱された時点で、バルブ(11)の開放
により不活性ガス供給源(12)から上記チャンバ(1)
内に不活性ガスを導入する。所定時間保持の後、チャン
バ(1)内を真空雰囲気に復帰させた上で、基板(4)に
対してスパッタ処理等の所定の後処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空加熱方法に関し、詳
しくは、狭いチャンバ内に、均一加熱されるステージを
収納配置し、そのステージ上に載置されたワークをチャ
ンバ内の真空雰囲気中で所定温度まで加熱する真空加熱
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体レーザでは、レーザ素子
からの発光効率を向上させるために、そのレーザ素子の
発光端面に窒化膜等の反射防止膜を被着した構造が一般
的で、その製造において、多数のレーザ素子を形成した
基板に対して、レーザ素子の発光端面と対応する面に反
射防止膜を形成するためにスパッタする成膜工程があ
る。この成膜工程では、スパッタ処理に先立って、上記
基板を予備加熱すると共に、基板端面に付着した汚れを
除去する目的から、基板を真空雰囲気中で所定温度まで
加熱するようにしている。
【0003】この基板の真空加熱は、図3に示すような
真空スパッタ装置によって行われる。即ち、狭いチャン
バ(1)内に、ヒータ(2)を内蔵した金属製ステージ
(3)を収納配置し、そのステージ(3)上に、多数のレ
ーザ素子を形成した基板(4)をセッティングした専用
の金属製治具(5)を載置した状態で行われる。上記治
具(5)にセッティングされた基板(4)の上方、即ち、
チャンバ(1)の天面には反射防止膜用のスパッタ材料
を収納したターゲット(6)が配置される。また、上記
チャンバ(1)には、バルブ(7)を介して真空ポンプ
(8)が付設される。
【0004】上記真空スパッタ装置では、前述したよう
にスパッタ処理に先立って、基板(4)を所定温度まで
真空加熱する。具体的には、図4に示すフローチャート
に基づいて行われる。まず、バルブ(7)を開放して真
空ポンプ(8)により、チャンバ(1)内を排気して2×
10-6Torr程度の真空雰囲気に設定する。その後、ヒー
タ(2)への通電によりステージ(3)を加熱して200
℃程度まで昇温させ、その温度を一定時間保持してステ
ージ(3)を均一加熱することにより、ステージ(3)上
に載置された治具(5)ごと基板(4)を加熱する。
【0005】上記ステージ(3)の均一加熱により基板
(4)を真空加熱した後、スパッタ処理に必要な所定の
ガスを適宜の手段により導入し、ターゲット(6)のク
リーニングを目的とするプリスパッタ処理を行った上
で、最終的なスパッタ処理に移行するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した基
板(4)の真空加熱した上で、その基板(4)をスパッタ
処理した後、基板(4)を分割して反射防止膜が成膜処
理されたレーザ素子をマウントする際、反射防止膜の密
着性が悪く、200〜300℃程度に加熱されたレーザ
素子から反射防止膜が剥離するという現象が発生した。
【0007】本発明者はこの原因を追求した結果、基板
(4)を真空加熱した際、ステージ(3)上では200℃
程度の均一温度になっているのに対して、そのステージ
(3)上に載置された治具(5)上の基板(4)が50℃
程度しか達していないということが判明した。これは、
チャンバ(1)内が真空雰囲気に設定されているため、
ステージ(3)から治具(5)を介して基板(4)に伝達
される熱がその接触部分からの熱伝導しかなく、そのス
テージ(3)の上面に凹凸があるため、接触部分が少な
くて密着性が悪くなっており、その結果、ステージ
(3)での均一温度が基板(4)にまで効率よく伝わって
いないためである。
【0008】尚、この問題を解決するための手段とし
て、基板(4)を赤外線加熱することも考えられるが、
その場合、赤外線が照射されている基板表面のみが高温
となり、基板(4)に変形が生じやすい。また、均一な
温度分布を得るためには、赤外線発生源と基板(4)と
の距離を十分確保する必要があるにもかかわらず、赤外
線加熱するための装置を設置するにはチャンバ(1)内
が狭く、その設置スペースを確保することが困難であっ
て好適な手段ではなかった。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、ステージでの
均一加熱を基板に効率よく伝達して基板自体を速やかに
所定温度まで昇温させ得る真空加熱方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、狭いチャンバ内に、均
一加熱されるステージを収納配置し、そのステージ上に
載置されたワークを上記チャンバ内の真空雰囲気中で所
定温度まで加熱する方法において、狭いチャンバ内に収
納配置されたステージ上にワークを載置し、チャンバ内
の真空雰囲気中で上記ステージを均一加熱することによ
りワークを加熱し、そのステージが均一加熱された時点
で、上記チャンバ内に不活性ガスを導入した上で時間保
持し、チャンバ内を真空雰囲気に復帰させるようにした
ことを特徴とする。
【0011】また、上記方法において、チャンバ内に不
活性ガスを導入した上で、チャンバ内を真空雰囲気に復
帰させた後、ワークに対してスパッタ処理等の所定の後
処理を実行することが望ましい。
【0012】
【作用】本発明では、ステージが均一加熱された時点
で、上記チャンバ内に不活性ガスを導入することによ
り、均一加熱されたステージから発せられた熱を不活性
ガスによりワークに伝導させ、この不活性ガスを介する
熱伝導によって、ワークをステージの均一加熱温度まで
速やかに再現性よく昇温させ、その後、チャンバ内を真
空雰囲気に復帰させてスパッタ処理等の所定の後処理に
対して待機する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に示して説明
する。尚、図3と同一部分には同一参照符号を付して重
複説明は省略する。
【0014】この実施例は、本発明を図3に示す真空ス
パッタ装置に適用した場合を示し、その真空スパッタ装
置では、図1に示すようにチャンバ(1)にN2等の不活
性ガスを導入する手段を付設したことにあり、具体的に
は、チャンバ(1)にバルブ(11)を介して不活性ガス
供給源(12)を接続する。
【0015】本発明方法では、図2に示すフローチャー
トに基づいて行われる。即ち、スパッタ処理に先立っ
て、従来と同様、バルブ(7)を開放して真空ポンプ
(8)により、チャンバ(1)内を排気して2×10-6To
rr程度の真空雰囲気に設定する。その後、ヒータ(2)
への通電によりステージ(3)を加熱して200℃程度
まで昇温させ、その温度を一定時間保持してステージ
(3)を均一加熱することにより、ステージ(3)上に載
置された治具(5)ごとワークである基板(4)を真空加
熱する。
【0016】本発明方法の特徴として、上記ステージ
(3)が均一加熱された時点で、バルブ(11)を開放し
て不活性ガス供給源(12)からチャンバ(1)内にN2
の不活性ガスを導入して数Torr程度に設定して一定時間
保持する。この不活性ガスの導入により、均一加熱され
たステージ(3)から発せられた熱を接触部分からの熱
伝導ばかりでなく不活性ガスによっても基板(4)に伝
導させ、この不活性ガスを介する熱伝導を付加すること
によって、基板(4)をステージ(3)の均一加熱温度で
ある200℃程度まで速やかに再現性よく昇温させるこ
とができる。そして、バルブ(11)を閉じバルブ(7)
を開放して真空ポンプ(8)により、チャンバ(1)内を
再度排気して2×10-6Torr程度の真空雰囲気に設定す
る。その後、従来と同様、スパッタ処理に必要な所定の
ガスを適宜の手段により導入し、ターゲット(6)のク
リーニングを目的とするプリスパッタ処理を行った上
で、最終的なスパッタ処理に移行する。
【0017】このようにすれば、半導体レーザの製造に
おいて、上記スパッタ処理により反射防止膜が形成され
た基板(4)をレーザ素子ごとに分割し、そのレーザ素
子をマウントするに際しても、上記基板(4)が200
℃程度の所定温度で確実に均一加熱されているので、反
射防止膜の密着性が良好でその反射防止膜が剥離するこ
とはない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ステージが均一加熱さ
れた時点で、上記チャンバ内に不活性ガスを導入するこ
とにより、その不活性ガスを介する熱伝導によって、ワ
ークをステージの均一加熱温度まで速やかに昇温させる
ことができるので、後処理での不具合が発生することを
未然に防止でき、信頼性の高い良品質の製品を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施装置例を示す概略構成図
【図2】本発明方法を説明するためのフローチャート
【図3】従来方法による真空スパッタ装置を示す概略構
成図
【図4】従来方法を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
1 チャンバ 3 ステージ 4 ワーク〔基板〕

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭いチャンバ内に収納配置されたステー
    ジ上にワークを載置し、チャンバ内の真空雰囲気中で上
    記ステージを均一加熱することによりワークを加熱し、
    そのステージが均一加熱された時点で、上記チャンバ内
    に不活性ガスを導入した上で時間保持し、チャンバ内を
    真空雰囲気に復帰させるようにしたことを特徴とする真
    空加熱方法。
  2. 【請求項2】 チャンバ内に不活性ガスを導入した上
    で、チャンバ内を真空雰囲気に復帰させた後、ワークに
    対して所定の後処理を実行するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の真空加熱方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の所定の後処理が、スパッ
    タ処理であることを特徴とする真空加熱方法。
JP4226745A 1992-08-26 1992-08-26 真空加熱方法 Pending JPH0677134A (ja)

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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51126047A (en) * 1974-12-23 1976-11-02 Fujitsu Ltd Growth device for semi-conductor crystals
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990330