JPH0677112B2 - 光偏光器の冷却装置 - Google Patents

光偏光器の冷却装置

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JPH0677112B2
JPH0677112B2 JP8095189A JP8095189A JPH0677112B2 JP H0677112 B2 JPH0677112 B2 JP H0677112B2 JP 8095189 A JP8095189 A JP 8095189A JP 8095189 A JP8095189 A JP 8095189A JP H0677112 B2 JPH0677112 B2 JP H0677112B2
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JP
Japan
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yoke
optical deflector
group
housing
cooling device
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JP8095189A
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JPH02259718A (ja
Inventor
嘉幸 武井
Original Assignee
コパル電子株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、光偏向器の冷却装置に関する。詳述すれ
ば、光偏向器を高速運転した際の電動機の損失で発生す
る熱を効率よく逃して、光偏向器を冷却する装置に関す
る。
(従来の技術) 従来より用いられている光偏向器は、第5図に図示のよ
うに密閉構造であり、僅かに光偏向用窓のみが外部へ開
口していた。
ハウジング2内に回転多面鏡4をとりつけたロータ6が
回転自在に収納される。ロータ6の本体8はハウジング
2に立設した固定軸10外周に装着した一対の軸受12,14
により固定軸10を芯として回転自在である。ロータ本体
8のフランジ9の上面には、回転多面鏡4を搭載する。
又前記フランジ9の下面には平板状マグネット16を設
け、このマグネット16に対向するように、ハウジング2
内側に円板状コイル支持板18を設ける。このコイル支持
板18の下面にコイル群20を配設する。更にヨーク22をハ
ウジング内壁段部に、コイル群20と対面するように、固
定する。符号24はハウジング2に設けた光偏向用窓であ
る。又26はハウジング2の上部カバである。
コイル群20に通電して、公知の作動原理により、ロータ
6は回転多面鏡4と共に回転し、回転多面鏡4で光偏向
用窓24より入射したビームを反射し、いわゆる光の偏向
が行われる。
(発明が解決しようとする課題) ところが従来例の光偏向器には、次の様な問題点があっ
た。
(イ)光偏向用窓を除いては密閉構造の為ロータ回転に
伴い、コイル群及び固定ヨーク等で発生する熱は、光偏
向器内に閉じ込められ、許容(電動機)入力を制限して
いた。
(ロ)ヨークはハウジングに固定であり、光偏向器回転
速度が高くなるに従って、渦電流による損失も増大し光
偏向器電動機のブレーキとして作用していた。
(ハ)光偏向器内の温度が上昇すると、軸受からの潤滑
油流出などがあり、更に光偏向用窓を除いた密閉構造の
為、その流出した潤滑油が粒子状となり、多面鏡の表面
に付着し、光偏向器の性能低下をもたらしていた。
本発明は前記の問題点を解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するために、本発明においては以下記
載する手段を提供する。
すなわち、ハウジング内に回転自在に収納されたロータ
の本体に設けたフランジの上、下面にそれぞれ回転多面
鏡、マグネット板を装着し、下面にコイル群を有したコ
イル支持板を前記マグネット板に対面するようにハウジ
ング内側壁で支持し、ロータ本体の下端にロータと共に
回転自在のヨークを設け、このヨークの下面に羽根群を
突設し、流入用通風口をヨーク外周ラジアル方向のハウ
ジングの側壁に穿設し、更に羽根群と対面するスラスト
方向に、流出用通風口をハウジング底面に穿設してなる
光偏向器の冷却装置である。
(作用) 今、コイル群が通電して励磁され、公知の原理にもとづ
き、ロータが固定軸を芯としてハウジング内で回転する
と、ロータ本体の下面に取りつけたヨークは羽根群と共
に回転するから、羽根群の回転作用により、ハウジング
内の空気を流動させる。流動作用により光偏向用窓より
又は流入用通風口よりハウジング内に流入した空気は、
ハウジング内を流動しつつ流出通風口群より外部へ流出
するから、流動経路に配設された部品、特に発熱部であ
るコイル群の冷却作用を行う。
(実施例) 以下添付図面を参照して、本発明に係る光偏向器の冷却
装置の実施例を説明する。
第1図は、本発明に係る光偏向器の断面図である。既に
従来例の説明に関して用いた第5図に図示の符号と同一
のものは、同一部材を示すものであるから、その詳細な
説明を省略する。
本発明と従来例との主要なる相違点は、ヨークの構成と
通風口にある。すなわち本発明の実施例におけるヨーク
30はヨーク本体8の下端にコイル群20と対面するように
ラジアル方向に装着され、このヨーク30の下面には、羽
根群32を突設する。この羽根群32はヨーク30の切起し片
により形成してもよい。前記羽根群32の数は平板状マグ
ネット16の極数に対応するものである。又前記ヨーク30
の外周方向、すなわち固定軸10に対してラジアル方向の
ハウジング2の外側壁に流入用通風口群34を穿設すると
共に羽根群32に対面するスラスト方向のハウジング2の
底面に流出用通風口群36を形成する。
今、コイル群20に通電して励磁すると、公知の作動原理
にもとづき、ロータ6が固定軸10を芯としてハウジング
2内で回転すると、ロータ本体8の下面に取りつけたヨ
ーク30は羽根群32と共に回転するから、羽根群32の回転
作用により、ハウジング2内の空気を流動させる。流動
作用により光偏向用窓24より又は流入用通風口群34より
ハウジング2内に矢印方向より流入した空気は、ハウジ
ング2内を流動しつつ通風口群36より外部矢印方向に流
出するから、流動経路に配設された部品、特に発熱部で
あるコイル群20の冷却作用を行う。
(発明の効果) 本発明は、以下のべる効果を有する。
(イ)密閉構造をなくした光偏向器のハウジング内で生
じた発熱を、羽根群を具えたヨークの送風効果により、
外部へ排出できるから、電動機の許容入力を高める事が
できた。
(ロ)ヨークが従来例のように固定的であると、ロータ
高速回転時に於る渦電流損が無視できなくなるが、本発
明においては、円板状マグネットと同時にヨークも回転
可能となしたので、その損失が無くなった。但し、ヨー
クに設けた羽根を規定以上に大きくすると、風損が増加
するので、その大きさは光偏向器の速度に合せて設計す
るのを最適とする。
(ハ)光偏向器は密閉構造でなくなり、空気がハウジン
グ内を流動することにより、潤滑油が粒子化したとして
も、内部に充満する恐れはなくなった。
(ニ)羽根数を平板状マグネットの極数に対応する数に
設定したので、磁束変化によって引き起こされる光偏向
用電動機のトルク変動が極小に抑えられると共に羽根群
がロータと共に回転中効率のよい空気の流動作用を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る光偏向器の断面図。 第2図(A)はヨークの平面図。同(B)は同(A)の
A−A′の線に沿った断面図。 第3図は第1図の底面図。 第4図は第1図の側面図。 第5図は従来例の光偏向器の断面図。 2…ハウジング、4…回転多面鏡、6…ロータ、8…ロ
ータ本体、9…フランジ、10…固定軸、12,14…軸受、1
6…平板状マグネット、18…コイル支持板、20…コイル
群、24…光偏向用窓、30…固定ヨーク、32…羽根群、34
…流入用通風口群、36…流出用通風口群。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に回転自在に収納されたロー
    タ本体の下端部にヨークを設け、このヨークの下面に羽
    根群を突設し、前記ヨークの外周ラジアル方向に通風口
    を又前記羽根群に対面するスラスト方向に通風口をそれ
    ぞれ穿設してなる光偏向器の冷却装置。
  2. 【請求項2】ロータ本体のフランジ上面に回転多面鏡
    を、その下面に円板状マグネットを装着し、ロータ本体
    下端に設けたヨークと前記円板状マグネットとの間に、
    下面にコイル群を具えたコイル支持部材を配設した請求
    項1記載の光偏向器の冷却装置。
  3. 【請求項3】ラジアル方向の流入用通風口群とスラスト
    方向の流出通風口群とをハウジングの外周と底面にそれ
    ぞれに穿設してなる請求項1記載の光偏向器の冷却装
    置。
  4. 【請求項4】ヨークに突設した羽根群は平板状マグネッ
    トの極数に対応する羽根数を有する請求項1記載の光偏
    向器の冷却装置。
JP8095189A 1989-03-31 1989-03-31 光偏光器の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0677112B2 (ja)

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JP8095189A JPH0677112B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 光偏光器の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPH02259718A JPH02259718A (ja) 1990-10-22
JPH0677112B2 true JPH0677112B2 (ja) 1994-09-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2776170B2 (ja) * 1992-09-29 1998-07-16 富士ゼロックス株式会社 光偏向器
ES2237568T3 (es) 2000-05-17 2005-08-01 Shima Seiki Manufacturing, Ltd. Telar de punto de lecho plano con dispositivo de alimentacion de aceite.
EP3032278B1 (de) * 2014-12-11 2017-03-22 Sick Ag Optoelektronischer Sensor

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JPH02259718A (ja) 1990-10-22

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