JPH0677007A - 円板型サーミスタの製造方法 - Google Patents

円板型サーミスタの製造方法

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Publication number
JPH0677007A
JPH0677007A JP4226314A JP22631492A JPH0677007A JP H0677007 A JPH0677007 A JP H0677007A JP 4226314 A JP4226314 A JP 4226314A JP 22631492 A JP22631492 A JP 22631492A JP H0677007 A JPH0677007 A JP H0677007A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
electrode
resistance value
electrodes
thermistor element
Prior art date
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Pending
Application number
JP4226314A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Fukui
均 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抵抗値調整のためにレーザトリミングを行っ
ても大電流印加によってサーミスタ素子の破損等の問題
を起こさない円板型サーミスタの製造方法を提供するこ
とである。 【構成】 両端面に電極20,21を形成した円板状の
サーミスタ素子10を回転させながら、電極20,21
間の抵抗値を測定しつつレーザトリミングを行い、電極
20の周縁部を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光の照射によっ
て抵抗値を調整する円板型サーミスタの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円板型サーミスタの製造においては、電
極をレーザトリミングによって蒸発させて抵抗値を上昇
させる抵抗値調整を行うのが一般的である。例えば特開
平3−174701号公報に記載された方法は、図3に
示すように円板状のサーミスタ素子50の両端面に形成
してある電極60,61間の抵抗値を測定し、その抵抗
値が設計値よりも低い場合には図4のようにサーミスタ
素子50を固定した状態でレーザトリミングを行って、
電極60の一部分をレーザ光のエネルギーによって蒸発
させ、電極面積を所定領域だけ低減するものである。こ
れにより、電極取り出し部の抵抗値を高くすることがで
き、電極の除去面積を制御してサーミスタとしての抵抗
値を設計値まで上昇させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法によると、電極の一部分だけを除去するの
で、トリミング後の電極形状は円板状でなくなる(図4
参照)。このため、過電流防止用PTCサーミスタや、
突入電流防止用NTCサーミスタ等の大電流を流すサー
ミスタでは、電流の流れが一様でなくなり、サーミスタ
素子の一部分にストレスが生じ、サーミスタ素子が破損
する等の問題が起こる。
【0004】従って、本発明の目的は、抵抗値調整のた
めにレーザトリミングを行っても大電流印加によってサ
ーミスタ素子の破損等の問題を起こさない円板型サーミ
スタの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の円板型サーミスタの製造方法は、両端面に
電極を形成した円板状のサーミスタ素子を回転させなが
ら、両電極間の抵抗値を測定しつつレーザトリミングを
行い、電極の周縁部又は中心部を除去することを特徴と
する。
【0006】この調整方法では、サーミスタ素子を回転
させながらレーザトリミングによって電極の周縁部又は
中心部を除去するため、レーザトリミング後の電極の形
状は、周縁部を除去する場合は依然として円板状のまま
であり、中心部を除去する場合はリング状になる。この
ため、両電極を通じてサーミスタ素子に大電流を印加し
ても、電流はサーミスタ素子をほぼ均等に流れ、サーミ
スタ素子に部分的にストレスが発生するようなことはな
く、サーミスタ素子の破損等を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の製造方法を実施例に基づいて
説明する。まず、抵抗値が設計値よりも低く、抵抗値を
設計値まで高める必要があるサーミスタを図1に示す。
このサーミスタは、円板状のサーミスタ素子10と、素
子10の両端面に形成された円形の電極20,21とか
らなる。
【0008】このサーミスタの電極20をレーザトリミ
ングするには、図2に示すように実施する。即ち、適当
な手段(例えば回転テーブル)を用いてサーミスタ素子
10を矢印方向に回転させる。電極20,21には抵抗
値測定器30を接続し、電極20,21間の抵抗値を測
定する。この状態で、レーザ発生器40からレーザ光L
をまず円形の電極20の周縁に照射する。すると、電極
20の被照射部分がレーザ光Lのエネルギーによって蒸
発して消去される。続いて、レーザ光Lの照射を電極2
0の中心に向かって徐々に移動させると、電極20の周
縁部が図示のように次第に除去されていき、電極20が
円形のまま小さくなる。
【0009】レーザ光Lの照射中は抵抗値測定器30で
電極20,21間の抵抗値を連続的に測定しているた
め、抵抗値が設計値(規格値内)まで上昇した時点でレ
ーザトリミングを終了する。レーザトリミング後の電極
20’は、図2に示すように円形のままであり、当初の
円よりも小さな円になっているが、サーミスタ素子10
の端面と同心上に存在する。このため、電極20’,2
1を通じてサーミスタ素子10に大電流を印加した場
合、電流はサーミスタ素子10をほぼ均一に流れ、部分
的に集中しなくなり、サーミスタ素子10に部分的スト
レスが生じなくなる。従って、特に過電流防止用PTC
サーミスタや突入電流防止用NTCサーミスタとして
も、サーミスタ素子の破損等の問題が極めて起こり難く
なる。
【0010】なお、上記実施例は、電極の周縁部を除去
する場合であるが、中心部を除去する場合も同等の効果
が得られる。但し、中心部を除去する場合には、電極が
リング状になるため、抵抗値の測定には例えば筒状の金
属治具を電極上に設ける必要がある。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
は、サーミスタ素子を回転させながら電極の周縁部又は
中心部をレーザトリミングするため、下記の効果を有す
る。 (1)レーザトリミング後の電極が円形又はリング形で
あるため、大電流を印加した場合でもサーミスタ素子に
発生する部分的ストレスが極少になり、サーミスタ素子
の破損等の問題が殆ど起こらない。 (2)特に大電流を流す過電流防止用PTCサーミスタ
や突入電流防止用NTCサーミスタを製造する際に好都
合である。 (3)抵抗値が規格値よりも低いサーミスタにおいて、
その抵抗値を規格値内に修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施する対象となるサーミ
スタの斜視図である。
【図2】本発明の製造方法を説明するための図である。
【図3】従来の製造方法を実施する対象となるサーミス
タの斜視図である。
【図4】従来の製造方法で電極をレーザトリミングした
後のサーミスタの斜視図である。
【符号の説明】
10 サーミスタ素子 20,21 電極 20’ レーザトリミング後の電極 30 抵抗値測定器 40 レーザ発生器 L レーザ光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端面に電極を形成した円板状のサーミス
    タ素子を回転させながら、両電極間の抵抗値を測定しつ
    つレーザトリミングを行い、電極の周縁部又は中心部を
    除去することを特徴とする円板型サーミスタの製造方
    法。
JP4226314A 1992-08-26 1992-08-26 円板型サーミスタの製造方法 Pending JPH0677007A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5798685A (en) * 1995-03-03 1998-08-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. Thermistor apparatus and manufacturing method thereof
KR20220054306A (ko) 2019-09-04 2022-05-02 세미텍 가부시키가이샤 저항기, 그 제조 방법 및 저항기를 구비한 장치

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