JPH0676334U - 安全用ヘルメット - Google Patents

安全用ヘルメット

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JPH0676334U
JPH0676334U JP1797893U JP1797893U JPH0676334U JP H0676334 U JPH0676334 U JP H0676334U JP 1797893 U JP1797893 U JP 1797893U JP 1797893 U JP1797893 U JP 1797893U JP H0676334 U JPH0676334 U JP H0676334U
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shock absorbing
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liner
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jaw band
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JP1797893U
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Inventor
清 河野
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株式会社アライヘルメット
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭部に対して安定よく保持することが出来、
しかも衝撃吸収ライナーの強度低下を招かず保護機能に
優れた安全ヘルメットを提供すること。 【構成】 樹脂製発泡体からなる衝撃吸収ライナー1の
左右側面の所定箇所に、顎バンド2又は顎バンド2と耳
覆い3の側端を縫着固定した顎バンド保持布4を該顎バ
ンド2の縫着部を衝撃吸収ライナー1の内面側に位置さ
せて接着固定し、且つ衝撃吸収ライナー1の外側にカバ
ー6を被覆取り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は安全用ヘルメットに関し、詳しくは競馬において騎手が被るヘルメッ ト、及び競輪において選手が被るヘルメット等、所謂硬い外郭(シェル)を備え ないヘルメットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車レースやオートバイレースでドライバーが被るヘルメットは、繊維強化 樹脂材等の硬質材で外郭(シェル)を構成し、その外郭の内側に樹脂製発泡体で 形成した衝撃吸収ライナーを嵌合すると共に、そのライナーの内側にクッション 材等の内装体を装備して構成され、そうしたヘルメットを頭部に対して安定よく 保持する顎バンドは前記外郭にリベット止めによって固定されている。 しかしながら、競馬や競輪の場合は自動車レースと比べるとスピードが遅く、 競技場の形態も競馬にあっては土(ダート)であり、しかもスピードを上げる為 に騎手或いは競輪選手が身に付けるものは出来るだけ軽いものが望まれている。
【0003】 そんな訳で、競馬において騎手が被るヘルメット、或いは競輪において選手が 被るヘルメットは、上述した自動車に乗車する時に着用するヘルメットと異なり 、図3に示すように樹脂製発泡体で形成された衝撃吸収ライナー8の外側を布地 、皮地等で形成したカバー9を被せるか、或いは合成樹脂材の薄いシートで形成 したカバーを被せて構成されている。その為、顎バンド10の取り付けは図3(a ),(b)に示すように、衝撃吸収ライナー8の外周面に沿って一方から他方へ 顎バンド10が嵌合する溝11を形成し、その溝11に顎バンド8をはめ込み定着する 構造、又は図3(c)に示すように前記の溝11を左右両側の縁部において衝撃吸 収ライナー8の外側から内側へ貫通する孔12に連通させ、顎バンド10を溝11から 孔12を通して取り付ける構造が採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかして、上述した構造において図3(a)のものは顎バンドが衝撃吸収ライ ナーの外周面に沿って巻装されているため、頭部に被り顎バンドを締めた場合衝 撃吸収ライナーの厚み分だけ顎バンドは顔から離れ、顎バンドと顔の頬との間に 隙間が生じ、その結果ヘルメットがグラ付き易いといった問題点を有する。又、 図3(c)のように衝撃吸収ライナーの下縁部に内外に貫通する孔を開け、その 孔に顎バンドを通すことで上述した隙間の発生を解決することが出来るが、衝撃 吸収ライナーに溝及び孔を形成するため、該ライナーの強度が低下し保護機能が 損なわれるといった問題点を有する。
【0005】 更に、図3(a)及び(c)の何れの場合も顎バンドは図3(b)のように衝 撃吸収ライナーの外周面の前後部の溝に装着されているため、衝撃吸収ライナー に対する顎バンドの支点は該ライナーの頂点側となり、その結果ヘルメットを頭 部に被った場合に該ヘルメットは前後方向にズレを生じ易いといった不具合を有 する。
【0006】 本考案は上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものでそ の目的とするところは、頭部に対して安定よく保持することが出来、しかも衝撃 吸収ライナーの強度低下を招かず保護機能に優れた安全ヘルメットを提供するこ とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に本考案が講じた技術的手段は、樹脂製発泡体からな る衝撃吸収ライナーの左右側面の所定箇所に、顎バンド又は顎バンドと耳覆いの 側端を縫着固定した顎バンド保持布を該顎バンドの縫着部を衝撃吸収ライナーの 内面側に位置させて接着固定し、且つ衝撃吸収ライナーの外側にカバーを被覆取 り付けたことを特徴とする。上記衝撃吸収ライナーを構成する発泡体としては、 発泡スチロール、又はこれと同等の素材(ウレタン)等が挙げられる。又、顎バ ンド、耳覆いが縫着固定される顎バンド保持布としては、ポリエステル地、又は これと同等の強度を有した布地、皮地等の素材が挙げられる。
【0008】
【作用】
上記した構成によれば、顎バンド又は顎バンドと耳覆いの側端を縫着固定した 顎バンド保持布が衝撃吸収ライナーの左右側面に接着固定されることで、該顎バ ンドは衝撃吸収ライナーに対して一体的に固定され、しかも顎バンドの固定箇所 は衝撃吸収ライナーの下縁付近であるため、ヘルメットを頭部に被って顎バンド を締めた場合の保持が安定良く行われる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明すると、図1は競馬において騎手が 着用するヘルメットの実施例を示し、図中、1は発泡スチロールで成形された衝 撃吸収ライナーで、その衝撃吸収ライナー1の左右側面における前後の下部には 顎バンド2及び耳覆い3の側端を縫着した顎バンド保持布4がライナー1の外面 から下面及び内面へと断面略U字形に接着固定されて顎バンド2が衝撃吸収ライ ナー1に取り付け固定されている。又、衝撃吸収ライナー1の外周全面には、軽 く、引っ張り強度の強い高強度高弾性繊維、例えば芳香族ポリアミド繊維で織成 した貫通防止生地5が接着剤又は粘着剤を用いて弛み無く貼り付け一体化されて いる。6は貫通防止生地5の外側に被せるカバーで、該カバー6は今日周知とな っている布地、皮地等で形成し、衝撃吸収ライナー1の内側に折り返した周縁を 部分的に接着して定着されている。
【0010】 上記の貫通防止生地5の貼り付け一体化は、カバー6を貫通し又は力の作用箇 所に引き寄せて他物が該貫通防止生地5に衝突した場合、他物が衝撃吸収ライナ ー1内に進入するのを阻止するもので、その阻止作用は該貫通防止生地5自体の 引っ張り強さ(切れにくい)と、ライナー1の外表面に対して密着させ接着剤又 は粘着剤で貼り付けられて生じる衝撃吸収ライナーと貫通防止生地5との一体化 の構成によって発揮される。図中、7はヘッドバンドで衝撃吸収ライナー1の内 側に取り付けられている。
【0011】
【考案の効果】
本考案の安全用ヘルメットは以上詳述したように、樹脂製発泡体の左右側面の 所定箇所に、顎バンド又は顎バンドと耳覆いの側端を縫着固定した顎バンド保持 布を該顎バンドの縫着部を衝撃吸収ライナーの内面側に位置させて接着固定し、 且つ衝撃吸収ライナーの外側にカバーを被覆取り付けたものであるから、衝撃吸 収ライナーに対する顎バンドの固定点(支点)はヘルメットの下縁付近となり、 その結果ヘルメット頂部に支点があった従来製品と比べて被着時の安定保持を大 幅に向上することが出来ると共に、前後方向へのグラ付きを防止することができ る。更に、衝撃吸収ライナーには従来製品にあった外周面の溝及び内外方向に貫 通する孔は全く存在しない為、該ライナーの強度を低下させる心配は全く無いも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る安全用ヘルメットの一実施例を示
す一部切欠斜視図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】従来製品の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1…衝撃吸収ライナー 2…顎バンド 3…耳覆い 4…顎バンド保持布 6…カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製発泡体からなる衝撃吸収ライナー
    の左右側面の所定箇所に、顎バンド又は顎バンドと耳覆
    いの側端を縫着固定した顎バンド保持布を該顎バンドの
    縫着部を衝撃吸収ライナーの内面側に位置させて接着固
    定し、且つ衝撃吸収ライナーの外側にカバーを被覆取り
    付けた安全用ヘルメット。
JP1993017978U 1993-04-09 1993-04-09 安全用ヘルメット Expired - Lifetime JP2500492Y2 (ja)

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JP1993017978U JP2500492Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 安全用ヘルメット

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JP1993017978U JP2500492Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 安全用ヘルメット

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JPH0676334U true JPH0676334U (ja) 1994-10-28
JP2500492Y2 JP2500492Y2 (ja) 1996-06-05

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0542241A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Michio Arai スポーツ用ヘルメツト
JPH0522525U (ja) * 1991-05-15 1993-03-23 株式会社アドニス電機 ヘルメツトのマイク取付機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0522525U (ja) * 1991-05-15 1993-03-23 株式会社アドニス電機 ヘルメツトのマイク取付機構
JPH0542241A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Michio Arai スポーツ用ヘルメツト

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JP2500492Y2 (ja) 1996-06-05

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