JPH0616882Y2 - ヘ ル メ ッ ト - Google Patents

ヘ ル メ ッ ト

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Publication number
JPH0616882Y2
JPH0616882Y2 JP1987153008U JP15300887U JPH0616882Y2 JP H0616882 Y2 JPH0616882 Y2 JP H0616882Y2 JP 1987153008 U JP1987153008 U JP 1987153008U JP 15300887 U JP15300887 U JP 15300887U JP H0616882 Y2 JPH0616882 Y2 JP H0616882Y2
Authority
JP
Japan
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helmet
cap body
band
head
occipital region
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Application number
JP1987153008U
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English (en)
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JPH0158628U (ja
Inventor
景雨 木村
Original Assignee
大阪グリップ化工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自転車の乗用車、スポーツたとえばスケート
ボードの走行者、ローラースケータ等が着用する安全用
あるいはその他の安全用として着用されるヘルメットに
関する。
(従来の技術) 一般に、自転車事故の多発に伴う乗用車の頭部傷害が多
く、これらの傷害を低減するために、乗用車はヘルメッ
トを着用するようになった。
従来、自転車乗用者用ヘルメットとして、硬質材料で形
成された外皮体の内側前面に、発泡スチロール等からな
る内皮体の内面の適所にクッション部材を突出状に設
け、左右両側に顎掛バンドを取付けたものが使用されて
いた。このヘルメットは、外皮体の重量が例えば1例と
して200〜300g、内皮体の重量が約150gであ
り、相当重いため、着用者の首が痛くなったり労力を伴
うといった問題があった。
そこで、ヘルメット11を第8図〜第11図に示されて
いるように、帽体12を合成樹脂発泡体により一体的に
形成し、適所に通気孔13が設けられており、そして帽
体12の頭部よりも前頭部寄りの左右に2個の、また帽
体12の後頭部における下部開口縁寄りに左右2個の顎
掛バンド挿通孔14,14、14′,14′を備えると
共に前記帽体12外周面に塗膜層を形成(または薄い布
を貼着)してなる軽量なヘルメット11が提案されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記後者の合成樹脂発泡体製ヘルメットは、
衝撃吸収性は良好であるが、耐衝撃性が小であり、自転
車が転倒して頭部に衝撃を受けると、多くの経験によれ
ば顎掛バンドが首部に結着されている関係上、顎掛バン
ドの引張り作用で顎掛バンド前後挿通孔14,14、1
4′,14′の下方側にクラックが生じ、特に前記後挿
通孔14′,14′は後頭部における下部開口縁寄りに
近接して形成されているので、該後挿通孔14′,1
4′部分から割れて分離してしまう問題点がある。また
通気孔3,4の部分が衝撃点の場合に該部分にクラック
が生じ、いずれにしても、ヘルメットによる着用者の頭
部保護が十分であるとは言えなかった。
本考案は、上述のような実状に鑑みて案出されたもの
で、その目的とするところは、ヘルメット着用者が転倒
して大きな衝撃を受けても破断分離せず、より安全性の
高いヘルメットを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案では次の技術的手段
を講じた。
すなわち、本考案は、帽体を合成樹脂発泡体により一体
的に形成しかつ通気孔を適所に設けると共に前頭部と後
頭部に顎掛けバンド挿通孔を設けたヘルメットにおい
て、前記帽体の下部開口縁寄りに設けられた後頭部の顎
掛けバンド後挿通孔の下方に近接して帽体下部外周に、
衝撃による破断分離を防止するための実質非伸縮性の補
強バンドを無端状に一体的に設けたことを特徴としてい
る。
(作用) 本考案のヘルメットの着用者が転倒した際、顎掛バンド
による強大な引張力が顎掛バンド後挿通孔6に集中的に
作用し、該後挿通孔6近傍にクラックが生じても補強バ
ンドによりヘルメットの該挿通孔6部分より破断分離す
ることはないので顎バンドはヘルメットから外れること
なく、つまりヘルメットは着用者の頭部から外れること
がないので頭部を保護する。なお、転倒した際に、その
衝撃点が通気孔3,4部分であっても補強バンド7が帽
体2をその外周から緊締保持し、帽体下部の外方への拡
がりを規制すると共に帽体下部開口縁からの破断を防止
する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示し、1はヘル
メット、2は帽体で、合成樹脂発泡体たとえば、ポリス
チレン樹脂発泡体により一体的に形成され、前頭部には
3つの通気孔3が、後頭部には4個の通気孔4が設けら
れている。そして、帽体頂部よりも前頭部寄りの左右に
顎掛バンド(図示省略)の前挿通孔5,5が、また後頭
部における下部開口縁寄りの左右に顎掛バンドの後挿通
孔6,6が設けられている。
前記帽体2の下部外周には、帯状の実質非伸縮性のバン
ド7が全周に亘って無端状に捲着されかつ、接着剤によ
り固定されている。このバンド7は、繊維強化プラスチ
ックス(またはセロハン)テープたとえば、ガラス繊
維、金属繊維、炭素繊維等の非伸縮性素材を補強芯材と
した高張力の複合テープが好ましい。
なお、前記合成樹脂発泡体は、発泡度が8〜15倍のも
のが好ましい。
また、前記バンド7は、帽体2の成形時に、金型に嵌入
しておき、発泡体の加熱発泡成形により一体化し、接着
剤を省略し、バンド表面は帽体2の表面と略面一とする
ことができる。
上述のようにして成形された帽体2の外表面には、従来
と同様に、塗膜層の形成、薄布の貼着、塗装等が行わ
れ、ヘルメット1の意匠的効果の現出ならびに外表面の
保護対策が施される。
さらに、帽体2の内面には、図示していないが、頂部ク
ッション、サイドクッション、あるいはハンモック等が
装着され、頭部によくなじみかつ着用して不快感を与え
ないようにせられている。
第6図は、本考案の第2実施例を示し、非伸縮性の素材
をテープ状としたバンド7を、帽体2の下部外周に複数
層捲着したものである。
第7図は、本考案の第3実施例を示し、バンド7が無端
状スチールベルトにより形成され、帽体2の下端部外周
に凹設された環状溝8内に嵌入装着されたものである。
(考案の効果) 本考案は帽体の下部開口縁寄りに設けられた後頭部の顎
掛けバンド後挿通孔の下方に近接して帽体下部外周に衝
撃による破断分離を防止するための実質非伸縮性の補強
バンドを無端状に一体的に設けたので、ヘルメットの着
用者が転倒した際、顎掛けバンドによる強大な引張力が
後挿通孔に集中的に作用し、該挿通孔の近傍にクラック
が生じても補強バンドによりヘルメットの該挿通孔部分
より破断分離することはないのでヘルメットは着用者の
頭部から離脱することがなく頭部を保護できる。更に本
考案によれば転倒した際、通気孔の付近からクラックが
入っても、補強バンドが幅体をその外周から緊締保持
し、帽体下部の外方の拡がりを規制すると共に帽体下部
開口縁からの破断を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図は正面図、第2図は平面図、第3図は側面図、第4
図は第3図のA−A線断面図、第5図は第4図のB部拡
大図、第6図は本考案の第2実施例を示す第5図対応断
面図、第7図は同第3実施例を示す第5図対応断面図、
第8図〜第11図は従来例を示し、第8図は正面図、第
9図は平面図、第10図は側面図、第11図は第10図
のC−C断面図である。 1……ヘルメット、2……帽体、3,4……通気孔、5
……顎掛けバンドの前挿通孔、6……顎掛けバンドの後
挿通孔、7……補強バンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭60−169268号(実開 昭62− 79832号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P、U) 実願 昭46−108060号(実開 昭48− 62019号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P、U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帽体を合成樹脂発泡体により一体的に形成
    しかつ通気孔を適所に設けると共に前頭部と後頭部に顎
    掛けバンド挿通孔を設けたヘルメットにおいて、前記帽
    体の下部開口縁寄りに設けられた後頭部の顎掛けバンド
    後挿通孔の下方に近接して帽体下部外周に、衝撃による
    破断分離を防止するための実質非伸縮性の補強バンドを
    無端状に一体的に設けたことを特徴とするヘルメット。
JP1987153008U 1987-10-06 1987-10-06 ヘ ル メ ッ ト Expired - Lifetime JPH0616882Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987153008U JPH0616882Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ヘ ル メ ッ ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987153008U JPH0616882Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ヘ ル メ ッ ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0158628U JPH0158628U (ja) 1989-04-12
JPH0616882Y2 true JPH0616882Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31428457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987153008U Expired - Lifetime JPH0616882Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06 ヘ ル メ ッ ト

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4862019U (ja) * 1971-11-18 1973-08-07
JPS6279832U (ja) * 1985-11-01 1987-05-21

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
実願昭46−108060号(実開昭48−62019号)の願書に添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルム(JP、U)
実願昭60−169268号(実開昭62−79832号)の願書に添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルム(JP、U)

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Publication number Publication date
JPH0158628U (ja) 1989-04-12

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