JPH067626Y2 - 画情報読取装置 - Google Patents

画情報読取装置

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JPH067626Y2
JPH067626Y2 JP7250487U JP7250487U JPH067626Y2 JP H067626 Y2 JPH067626 Y2 JP H067626Y2 JP 7250487 U JP7250487 U JP 7250487U JP 7250487 U JP7250487 U JP 7250487U JP H067626 Y2 JPH067626 Y2 JP H067626Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は画情報読取装置に関し、詳細には、原稿に投射
された光の反射光を光電変換して原稿の画情報を読み取
る画情報読取装置に関する。 (従来の技術) 原稿に光を投射し、原稿からの反射光を光電変換して原
稿の画情報を読み取る画情報読取装置は、広くファクシ
ミリ装置や複写装置に適用されているとともに、近時ス
キャナ装置としても単独で商品化されている。 このような画情報読取装置においては、CCD(Charge
Coupled Device)等を用いた光電変換素子により原稿か
らの反射光を複数の画素に分割して光電変換し、画素毎
の変換信号を所定のスレッシュ値と比較して白黒を判定
している。このスレッシュ値は画情報読取装置の操作部
によりオペレータが濃度設定することにより設定され、
以後、濃度設定を変更しない限り固定値となる。 画情報読取装置は、一般に、前記変換信号がスレッシュ
値より大きいとき、白画素であると判定し、スレッシュ
値より小さいとき、黒画素であると判定して原稿の画情
報を読み取る。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の画情報読取装置にあっ
ては、原稿の画情報の状態にかかわらず、スレッシュ値
が固定的であったため、原稿の画情報の状態によっては
白・黒の判定を誤り、画質が悪化するおそれがあった。 すなわち、原稿の画情報は、一般に、冗長性(合致性)
を有しており、前ラインと同等数の白・黒画素が次ライ
ンにおいても存在することが多い。しかし、例えば、前
ラインにおいて黒画素数が多く、当該ラインの黒画素よ
りも次ラインの黒画素が淡い時には、次ラインの黒画素
を読み落して白画素と判定してしまうおそれがあった。 (考案の目的) そこで、本考案は、前ラインの黒画素数あるいは白画素
数の割合に基づいて次ラインのスレッシュ値を制御する
ことにより、原稿の画情報の状態に適したスレッシュ値
として、原稿の画情報を正確に読み取り、画質を向上す
ることを目的としている。 (考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するため、原稿からの反射光
を複数の画素に分割して光電変換し、光電変換された変
換信号を所定のスレッシュ値と比較して白黒を判定して
原稿の画情報を読み取る画情報読取装置において、読み
取った原稿1ライン分の画情報の黒画素数あるいは白画
素数を計数する計数手段と、該計数手段で計数された前
記画素数に基づいて当該ラインの黒画素率あるいは白画
素率を算出し、該画素率に基づいて前記スレッシュ値を
設定するスレッシュ値設定手段と、該スレッシュ値設定
手段で設定された前記スレッシュ値に基づいて次ライン
読取時の前記変換信号の白黒を判定して2値化する2値
化手段と、を備えることを特徴とするものである。 以下、本考案の実施例に基づいて具体的に説明する。 第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図であり、フ
ァクシミリ装置に適用したものである。 第1図において、1はファクシミリ装置であり、ファク
シミリ装置1は、本体2、本体2上部に設けられ原稿の
載置される原稿台3、操作部4およびハンドセット5を
備えている。操作部4にはテンキー4aやその他コマン
ドを入力する操作キー4bおよび入力コマンドやファク
シミリ装置1からオペレータへ伝達する情報を表示する
表示部4c等を備えており、ハンドセット5は本体2に
設けられた設置台5aにセットされている。 ファクシミリ装置1は、第2図に示すように、スキャナ
11、画素カウンタ12、スレッシュ値設定手段13、プロッ
タ14、データ圧縮・再生部15、メモリ16、伝送制御部1
7、モデム18、網制御部19、システム制御部20および前
記操作部4を備えている。 スキャナ11は、第3図に示すように、光電変換素子であ
るCCD(Charge Coupled Device)21、信号処理部22、1
6値化LSI23、2値化LSI24および図外の光源等を
備えており、原稿25の画情報を2値化して白画素および
黒画素を表示する信号として出力する。すなわち、CC
D21は光源からの反射光を受けて原稿25の画情報を画素
に分割するとともに、光電変換し、アナログ信号として
信号処理部22に出力する。信号処理部22はCCD21から
のアナログ信号に補正を施して16値化LSI23に出力
し、16値化LSI23は補正後のアナログ信号を16値化し
て2値化LSI24に出力する。2値化LSI24が、2値
化手段を構成し、所定のスレッシュ値と16値化LSI23
で16値化されたディジタル値とを比較し、当該画素が白
画素であるか、黒画素であるかを判別する。例えば、あ
る画素のデータが16値化LSI23で16値化されて11の値
だとすると、スレッシュ値が8の時11>8であるので白
画素であると判別し、〔1〕
〔0〕の2値化信号の
〔1〕を出力する。 画素カウンタ12が、計数手段を構成し、1ライン当た
りの黒画素(又は白画素)をカウントし、そのカウント
値をスレッシュ値設定手段13に出力する。スレッシュ値
設定手段13は読み取り原稿25のサイズ毎に1ライン当た
りの総画素数を記憶しており、画素カウンタ12から1ラ
イン当たりの黒画素(又は白画素)のカウント数が入力
されると、当該原稿25の1ライン当たりの総画素数とカ
ウント値から当該ラインの黒画素率(黒画素と白画素の
割合)を求める。スレッシュ値設定手段13はこの黒画素
率(又は白画素率)に基づいて前記2値化LSI24のス
レッシュ値を選定し、2値化LSI24に当該スレッシュ
値を出力する。 プロッタ14はスキャナ11で読み取られた画情報あるいは
回線から送られてきた画情報を記録紙に記録し、データ
圧縮・再生部15はスキャナ11で読み取られた原稿25の画
情報のもつ冗長度を除くため、データ圧縮等の画像処理
(データ処理)を行うとともに、回線から送られてきた
画情報を原情報に再生する。メモリ16はスキャナ11で読
み取った画情報を一旦蓄えた後、データ圧縮・再生部15
に出力し、また、データ圧縮・再生部15で再生した画情
報を一旦蓄えた後プロッタ14に出力する。モデム18は送
信する画情報を回線に適した信号形態に変調し、また回
線から送られてきた画情報を復調する。 次に、作用を説明する。 ファクシミリ装置1は、送信時、原稿25をスキャナ11で
走査して画情報を読み取り、電気信号に変換してメモリ
16に記憶する。メモリ16に一旦記憶された画情報はデー
タ圧縮・再生部15にて原稿25のもつ冗長度を除くための
データ圧縮等の画像処理(データ処理)がなされた後、
伝送制御部17を介してモデム18に送られて変調される。
モデム18で変調された画情報は網制御装置(いわゆるA
A−NCU)19を介して回線に送出される。一方、受信
時、回線から入力された変調信号(画情報)は網制御装
置19を介してモデム18に導かれ、復調された後、伝送制
御部17を介してデータ圧縮・再生部15に送られる。デー
タ圧縮・再生部15で原情報に再生され、メモリ16に蓄え
られる。メモリ16に蓄えられた画情報はプロッタ14に送
られ、プロッタ14で記録紙に記録される。 送信時、オペレータは操作部4の操作キー4b等により
原稿25の濃淡や字の大きさ等に合わせてスキャナ11での
読み取り濃度を設定する。従来の画情報読取装置にあっ
ては、この時の読取濃度の設定等によりスキャナ11の2
値化LSI24のスレッシュ値が一義的に決定されていた
ため、原稿25のもつ冗長性に対応した適切な読み取りを
行うことができず、画質が悪化するおそれがあった。 しかしながら、本実施例においては、1ライン毎に読み
取った画情報の状態(黒画素と白画素の割合)に基づい
て次ラインのスレッシュ値を決定しているので、原稿25
の画情報を適確に読み取ることができる。 以下、その作用を、第4図に示すフローチャートに従っ
て説明する。なお、第4図中、P〜P34はフローの各
ステップを示している。 ステップPで、発呼動作が行われると、ステップP
でCCITT(国際電信電話諮問委員会)の勧告による
通信手順を実行し、このとき、交信紙のサイズを例え
ば、A4、B4等に設定する。通信手順が進行し、画情
報の送信段階に入ると、ステップPで、スレッシュ値
を設定するが、このスレッシュ値(SL)の初期値は、
前述のように、操作部4による濃度設定等により決定さ
れる。いま、例えば、“普通”の濃度が設定されたとす
ると、データ圧縮・再生部15はスレッシュ値(SL)と
して“普通”の濃度に適切な初期値(SLA)を設定
し、2値化LSI24に出力する。 ステップPで、交信紙のサイズを判別し、A4および
B4のサイズにそれぞれに応じた画素割合をP〜P18
およびP〜P12で設定する。すなわち、A4サイズの
ときには、ステップP〜Pにおいて、1ラインの総
画総数を1728画素としたとき、その95%値をCNT1
(CNT1=1728×0.95)、90%をCNT2(CNT2=
1728×0.90)、85%値をCNT3(CNT3=1728×0.8
5)、80%値をCNT4(CNT4=1728×0.80)としてス
レッシュ値設定手段13に設定する。また、B4サイズの
ときには、ステップP〜P12において、1ラインの総
画素数を2048画素としたとき、その95%値をCNT1
(CNT1=2048×0.95)、90%値をCNT2(CNT2
=2048×0.90)、85%値をCNT3(CNT3=2048×0.
85)、80%値をCNT4(CNT4=2048×0.80)として
スレッシュ値設定手段13に設定する。 ステップP13で、まず、スレッシュ値(SL)を初期値
(SLA)として、1ラインをスキャンし、ステップP
14、P15で、当該ラインの白・黒画素の判別結果から黒
画素数と白画素数を画素カウンタ12でカウントして当該
ラインの黒画素数をB、白画素数をWとしてスレッ
シュ値設定手段13に設定する。スレッシュ値設定手段13
は、ステップP16で、BとWを比較し、B≦W
のときには、白画素数が黒画素数より多いと判断してス
テップP17に進む。ステップP17からステップP20にお
いて白画素数の割合が上記どの領域にあるかを判別し、
白画素数の割合に応じたスレッシュ値(SL)をステッ
プP21からステップP25で設定する。また、ステップP
16で、B>Wのときには、黒画素数が白画素数より
も多いと判断してステップP26に進み、ステップP26
らステップP29において黒画素数の割合に応じたスレッ
シュ値(SL)をステップP30からステップP34で設定
する。 このスレッシュ値(SL)は白画素数あるいは黒画素数
に対応して以下の表のように設定される。 したがって、例えば、補正値αを4とすると、白画素数
が多いほどスレッシュ値(SL)はSLA、SLA+
1、SLA+2、SLA+3、SLA+4と高くなり、
また、黒画素数が多くなるほど、スレッシュ値(SL)
はSLA、SLA−1、SLA−2、SLA−3、SL
A−4と低くなる。その結果、スレッシュ値(SL)は
白画素数が多いほど白画素数をより多くひろう大きさと
なり、黒画素数が多いほど黒画素数をより多くひろう大
きさとなる。したがって、原稿25の冗長性に対応した、
すなわち原稿25の画情報の状態に適したスレッシュ値
(SL)とすることができ、濃淡の変化にかかわらず、
画情報を正確に読み取ることができる。その結果、画質
を向上させることができる。 なお、上記実施例ではファクシミリ装置1に適用したも
のについて説明したがこれに限るものでないことはいう
までもない。 また、上記実施例においては、画情報を16値化し、これ
をスレッシュ値と比較するものについて述べたがこれに
限るものでないことはいうまでもなく、アナログ値とし
て処理する場合にも適用できる。 (効果) 本考案によれば、画情報の白黒を判定するスレッシュ値
を原稿の画情報の状態に適した値とすることができ、原
稿の画情報を正確に読み取ることができる。したがっ
て、画情報読取装置の読み取った画質を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の画情報読取装置の一実施例を
示す図であり、第1図はその画情報読取装置を適用した
ファクシミリ装置の外観斜視図、第2図はそのファクシ
ミリ装置のブロック図、第3図はそのファクシミリ装置
のスキャナのブロック図、第4図はその作用を示すフロ
ーチャートである。 1……ファクシミリ装置、 2……本体、 3……原稿台、 4……操作部、 4b……操作キー、 5……ハンドセット、 11……スキャナ、 12……画素カウンタ、 13……スレッシュ値設定手段、 14……プロッタ、 15……データ圧縮・再生部、 16……メモリ、 17……伝送制御部、 18……モデム、 19……網制御部、 20……システム制御部、 21……CCD、 22……信号処理部、 23……16値化LSI、 24……2値化LSI、 25……原稿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿からの反射光を複数の画素に分割して
    光電変換し、光電変換された変換信号を所定のスレッシ
    ュ値と比較して白黒を判定して原稿の画情報を読み取る
    画情報読取装置において、読み取った原稿1ライン分の
    画情報の黒画素数あるいは白画素数を計数する計数手段
    と、該計数手段で計数された前記画素数に基づいて当該
    ラインの黒画素率あるいは白画素率を算出し、該画素率
    に基づいて前記スレッシュ値を設定するスレッシュ値設
    定手段と、該スレッシュ値設定手段で設定された前記ス
    レッシュ値に基づいて次ライン読取時の前記変換信号の
    白黒を判定して2値化する2値化手段と、を備えたこと
    を特徴とする画情報読取装置。
JP7250487U 1987-05-15 1987-05-15 画情報読取装置 Expired - Lifetime JPH067626Y2 (ja)

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JP7250487U JPH067626Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 画情報読取装置

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Publication Number Publication Date
JPS63181055U JPS63181055U (ja) 1988-11-22
JPH067626Y2 true JPH067626Y2 (ja) 1994-02-23

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ID=30916010

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