JPH0676188A - 表示操作装置 - Google Patents

表示操作装置

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JPH0676188A
JPH0676188A JP22661392A JP22661392A JPH0676188A JP H0676188 A JPH0676188 A JP H0676188A JP 22661392 A JP22661392 A JP 22661392A JP 22661392 A JP22661392 A JP 22661392A JP H0676188 A JPH0676188 A JP H0676188A
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Hiroshi Sakai
博 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示器に何も表示されていない状態でも異常が
発生すれば自動的に表示されるようにする。 【構成】表示器に、何も表示されていない無表示画面P
1 のときにいずれかの機器で異常が生じると異常一覧画
面P9 になる。異常一覧画面P9 では、異常の生じた機
器名と異常の種類とを表示器に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御装置に対して複数
の端末器を多重接続方式で接続し、制御装置と端末器と
の間でのデータ伝送によって端末器に接続された機器の
監視・制御を行うようにした遠隔監視制御システムに用
いられ、制御装置に接続されて、各機器の動作状態の表
示や各機器の操作を行うことができる表示操作装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるインテリジェントビ
ルのような造営物の動力・受配電システムや照明・空調
システムなどにおいて各機器の動作状態などを一箇所で
集中管理できるように、遠隔監視制御システムを用いて
各機器の監視・制御を行うことが考えられている。ま
た、システムを構成する機器の数が非常に多い場合に
は、機械室などで全体としての一括管理を行うほかに、
各フロアごとなどで分散管理を行うことが考えられてい
る。
【0003】たとえば、動力・受配電システムとして遠
隔監視制御システムを用いる場合には、図11に示すよ
うに、中央制御装置(図示せず)にRS485規格など
の通信線Lcを介して複数のローカル制御装置11を接
続し、各ローカル制御装置11には信号線Lsを介して
複数の端末器12を接続している。ローカル制御装置1
1からはスタート信号、モードデータ、アドレスデー
タ、制御データ、チェックサムデータ、信号返送用のタ
イムスロットなどを時系列的に配列したシリアル信号が
時分割多重伝送方式によって伝送される。各端末器12
には各別にアドレスが設定されており、ローカル制御装
置11から伝送される信号に含まれるアドレスデータが
端末器12のアドレスに一致すると、制御データを取り
込んで負荷などを制御し、また端末器12に入力された
監視データを信号返送用のタイムスロットに同期して端
末器12からローカル制御装置11に返送するようにな
っている。端末器12は、モータのような負荷21を制
御する動力系統20と、使用電力量などを監視する受配
電系統30とに設けられる。
【0004】動力系統20では、端末器12からの制御
データによってブレーカ、電磁接触器、サーマルリレ
ー、タイマリレーのような接点型の出力装置22を制御
して負荷21をオン・オフ制御したり、端末器12から
の制御データに応じた制御信号を制御回路23を通して
出力し、この制御信号に基づいてインバータのような駆
動回路24を制御して負荷21への給電電力を制御した
りする。制御回路23および駆動回路24を用いること
によって、モータなどの回転数を制御することなどが可
能になるのである。
【0005】一方、受配電系統30では、配電監視ユニ
ット31や積算電力計32が端末器12に接続されてい
る。配電監視ユニット31では、各負荷が接続されてい
る配電線の電圧、電流、電力、力率などが監視され、こ
れらのデータが端末器12を通して監視データとしてロ
ーカル制御装置11に伝送される。また、積算電力計3
2により検出された消費電力量なども監視データとして
ローカル制御装置11に伝送される。
【0006】ところで、各ローカル制御装置11には、
ローカル制御装置11で監視・制御される端末器12に
接続された機器について、動作状態を表示したり動作状
態を指示したりすることができる表示操作装置13が、
RS232C規格の通信線Ldを介して接続されてい
る。すなわち、ローカル制御装置11は、中央制御装置
および表示操作装置13からのデータによって機器を制
御し、各機器の動作状態はローカル制御装置11を介し
て中央制御装置および表示操作装置13に伝送される。
【0007】表示操作装置13は、図12に示すよう
に、表示手段としての液晶表示器よりなる表示器41
と、表示器41の画面に重ねて貼着した操作手段として
のタッチスイッチ42とを備える。タッチスイッチ42
は透明なシート状に形成され、表示器41の画面表示を
タッチスイッチ4を通して視認できるようになってい
る。また、タッチスイッチ42は、指などで触れると触
れた位置を検出できるように微小なスイッチをマトリク
ス状に配列したキーマトリクスになっている。表示器4
1の背方にはバックライト46が配設され、表示器41
が見やすくなるようにしてある。
【0008】表示器41は、マイクロコンピュータより
なる演算制御部40からの画面データが表示器駆動回路
43を通して入力されることによって画面内容が決定さ
れる。また、タッチスイッチ42の入力はキースキャン
回路44を通して演算制御部40に入力される。ここ
に、タッチスイッチ42の出力は、表示器41の表示内
容に応じた特定領域に触れたときにスイッチとして有効
に機能するように演算制御部40で処理される。すなわ
ち、演算制御部40では、あらかじめ登録されている画
面データに基づいて表示器41への表示を行い、各画面
データごとに設定したタッチスイッチ42の特定領域に
指などが触れたときに、その領域ごとに割り当てた機能
の動作を行うのである。演算制御部40は、通信線Ld
に接続可能なRS232C規格の通信インタフェース4
5に接続され、通信インタフェース45を介してローカ
ル制御装置11に接続されるほか、外部から画面データ
の設定や確認ができるようになっている。
【0009】上述した表示操作装置13では、動力系統
20や受配電系統30の各機器のレイアウトをグラフィ
ック表示する機能、動力系統20に接続されている各機
器の動作状態を表示する機能、動力系統20に接続され
ている各機器のメンテナンスをタッチスイッチ20を操
作して行う機能、受配電系統30に接続されている各機
器からの監視データを表示する機能、各機器のうち異常
が生じているものを一覧表示する機能など各種機能を備
え、どの機能で動作させるかは各機能の名称をメニュー
として表示するメニュー画面によって選択できるように
なっている。また、受配電系統30で検出された負荷の
運転電流などを表示器41の画面に棒グラフによって表
示する機能も備えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、負荷21などの機器で異常が発生したときに、
ブザーなどの報知音によって異常の発生は報知される
が、異常を発生した機器名や異常の種類などを確認しよ
うとすれば、表示器41に異常を表示させるための操作
が必要であり、異常の発生箇所などを知るまでに手間が
かかるという問題を有している。また、異常の種類につ
いては1つの機器について1つの種類が設定されている
のみであり、1つの機器について複数種類の異常を表示
することは考えられておらず、各機器の異常に関する情
報が少ないから原因究明に時間がかかるという問題があ
る。
【0011】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、各機器について複数種類の異常を表示するこ
とができ、しかも表示手段に何も表示されていない状態
でも異常が発生すれば自動的に表示され、異常発生を迅
速に確認できるようにした表示操作装置を提供しようと
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御装置に対
して複数個の端末器を信号線を介して多重接続方式によ
り接続し、制御装置と各端末器との間でのデータ伝送に
よって各端末器に接続された機器の監視・制御を行うよ
うにした遠隔監視制御システムに用いられ、制御装置に
接続されて各機器の動作状態を表示手段に表示するとと
もに、各機器の動作状態を操作手段によって操作するよ
うにした表示操作装置を前提構成とするものである。
【0013】請求項1の発明では、表示手段に何も表示
されていない無表示画面のときにいずれかの機器で異常
が生じると、異常の生じた機器名と異常の種類とを表示
手段に表示する異常一覧画面を表示手段に表示させる異
常表示手段を設けているのである。請求項2の発明で
は、各機器はそれぞれ1つの端末器に対応し、各端末器
は各機器について複数種類の異常が検出可能であって、
各種類の異常には優先順位が設定されていて、機器に異
常が発生すると異常の発生した機器について各機器ごと
に優先順位の高い異常から順に複数個の異常を表示手段
に表示させる異常表示制御手段を設けているのである。
【0014】
【作用】請求項1の構成では、表示手段が無表示画面で
あっても、機器に異常が生じると、その異常を表示する
異常一覧画面が自動的に選択されるから、特別な操作を
必要とせずに、異常の箇所や種類を迅速に知ることがで
きるのである。請求項2の構成では、各機器を1つの端
末器に対応させ、各端末器ごとに複数種類の異常が検出
できるようにするとともに、異常の種類に優先順位を設
定して優先順位の高い異常から順に複数個の異常を表示
手段に表示させるので、表示手段における表示領域の範
囲内で、各機器の異常の種類を複数個表示することがで
きるのである。また、異常の種類に優先順位を設定して
いるから、緊急度の高い異常などは必ず表示手段に表示
させることができるのである。
【0015】
【実施例】遠隔監視制御システムの全体構成は、図11
に示した従来構成と同様である。また、本実施例に用い
る表示操作装置13には、図2に示すように、演算制御
部40とバックライト46との間にバックライト駆動回
路47が挿入され、演算制御部40からの点滅信号によ
ってバックライト46のオン・オフを制御できるように
なっている。
【0016】本実施例では、表示操作装置13の演算制
御部40に図1のような表示画面を構成する画面データ
が登録されており、各表示画面が表示されている状態で
タッチスイッチ42を操作することによって、図1の矢
印の向きに表示画面を順次切り換えることができるよう
に演算制御部40での制御がなされる。すなわち、表示
操作装置13を操作していないときには、表示器41の
画面には何も表示されず無表示画面P1 になっている。
無表示画面P1 では、バックライト46は演算制御部4
0により消灯状態に制御されている。無表示画面P1
おいてタッチスイッチ42の全面の任意の場所に触れる
と、メニュー画面P2 が表示され、バックライト46が
点灯する。メニュー画面P2 では、図3のように、次に
選択可能な機能について機能名が表示される。また、各
機能名は枠で囲まれ、タッチスイッチ42における枠内
の領域が機能名に対応する機能を選択するスイッチS3
〜S9 になる。この画面では、各スイッチS3 〜S
9 は、グラフィック画面P3 、個別状態一覧画面P4
個別メンテナンス一覧画面P5 、グループ状態一覧画面
6 、計測監視一覧画面P7 、計量監視一覧画面P8
異常一覧画面P9 の各画面に切り換える機能を有する。
また、表示操作装置13にはブザー(図示せず)が内蔵
されており、異常時などに鳴動するブザーを停止させる
ことができるように「ブザー解除」の文字が枠に囲まれ
て表示されタッチスイッチ42の対応領域がブザー解除
のスイッチS10として機能し、さらに、「無表示」の文
字が枠に囲まれて表示されタッチスイッチ42の対応領
域が無表示画面P1に戻るためのスイッチS1 として機
能することになる。
【0017】メニュー画面P2 ではタッチスイッチ42
に長時間(たとえば30分間以上)触れなければ、操作
者が存在しないものとして自動的に無表示画面P1 に戻
ることになる。このように、バックライト46が自動的
に消灯されるから、操作者はバックライトの点灯・消灯
については特別な操作をする必要がなく、使い勝手がよ
いのである。また、バックライト46は1か月に1回
(30分間)程度点灯させるものとすれば、バックライ
ト46を常時点灯させている場合に比較すれば、表示器
41の寿命が大幅に長くなるのである。
【0018】表示器41の画面には右上隅にメッセージ
領域D1 が設けられ、必要に応じてメッセージが表示さ
れる。また、本実施例の表示操作装置13では、上述し
た機能を用いることができるが、このうち不要な機能が
あればその画面については画面データを設定しないよう
にする。演算制御部40では画面データが登録されてい
る記憶部内で各画面についての画面データの有無を判定
し、画面データが存在しない画面については、メニュー
画面P2 に機能名を表示しないようにし、またタッチス
イッチ42についてもその機能名については領域を確保
しないようにする。要するに、機能が設定されていない
画面については、自動的に判断してメニュー画面P2
表示しないようにするのである。このことによって、メ
ニューを選択しても次の画面が表示されずに違和感を生
じるということがなくなるのである。
【0019】グラフィック画面P3 を表示するように選
択すると、図4に示すような各機器のレイアウトなどを
図形表示したグラフィック画面P3 が表示される。図4
に示したグラフィック画面P3 では「5階南機械室」の
機器のレイアウトが表示されるのであって、機械室の外
形、入口の位置、各機器の名称および位置が表示され
る。グラフィック画面P3 では、画面の左下部に設定さ
れたカーソルキーS11,S12に触れることによって、画
面繰りを行い、他の場所での機器のレイアウトを順次表
示できるようになっている。また、メニュー画面P2
同様に、ブザー解除用のスイッチS1 が設定され、さら
に、「メニュー画面」の文字が枠に囲まれて右下隅に表
示され、タッチスイッチ42の対応領域がメニュー画面
2 に戻るためのスイッチS13として機能する。
【0020】メニュー画面P2 において個別状態一覧画
面P4 を選択すると、図5に示すように、個々の機器の
動作状態が動作表示領域D2 に一覧表として表示され
る。ここで、各機器の動作状態の表示内容は、各機器に
ついて個別に割り当てた識別番号、機器の名称、オン・
オフの状態、機器の制御が遠方制御、手元制御、自動制
御のいずれであるかの区別、機器の運転電流の適正値を
示す数値、実測された運転電流を示す棒グラフ、棒グラ
フに付記された運転電流の上限値および下限値などにな
る。オン・オフの状態では異常が生じているときには、
「異常」の文字が表示される。また、制御形態について
は、遠方制御とはローカル制御装置11と端末器12と
の間でのデータ伝送による制御、手元制御とは各機器に
付設されたスイッチの操作によるデータ伝送系を介さな
い制御、自動制御とは遠方制御および手元制御以外の制
御形態であって機器が自動運転することを表す。
【0021】棒グラフに示される値は、メニュー画面P
2 から個別状態一覧表示画面P4 に切り換えた時点でロ
ーカル制御装置11から表示操作装置13に取り込まれ
るか、あるいは、個別状態一覧画面P4 の下部に表示さ
れた「運転電流値1回表示要求」の文字に対応して設定
されているスイッチS14を操作した時点でローカル制御
装置11から取り込まれた値である。このようにしてス
イッチS14を操作するたびに、最新の電流値がローカル
制御装置11から取り込まれて棒グラフに表示される。
スイッチS14を操作しなければ、画面切換の際に取り込
まれた値が表示される。このように、棒グラフの表示を
実時間表示とせずに過去の電流値の表示としているの
は、電流値を連続的に取り込むようにしても、ローカル
制御装置11と表示操作装置13との間、およびローカ
ル制御装置11と各端末器12との間でのデータ伝送に
時間がかかり、電流値を連続的に取り込むことに意味が
ないからである。逆に、スイッチS14を操作したときに
のみ電流値を取り込むようにしたことによって、異常が
生じたときにはその前の電流値との比較が容易になり、
異常の原因推定が容易になるのである。
【0022】ところで、個別状態一覧表示画面P4 にお
いては、グラフィック画面P3 と同様に、ブザー解除の
スイッチS1 、カーソルキーS11,S12、メニュー画面
に戻るスイッチS13が設定され、さらに「メンテナンス
個別発停一覧」の文字が表示され、タッチスイッチ42
の対応領域がスイッチS15として機能する。このスイッ
チS15の機能については後述する。ここでは、カーソル
キーS11,S12を操作すれば、図6および図7に示すよ
うに、個別状態一覧表示画面P4 の頁繰りがなされる。
ここにおいて、図6および図7ではスイッチS15が省略
されているが、スイッチS15の機能を必要としなけれ
ば、このような画面構成としてもよい。
【0023】スイッチS15を操作すれば、図8のよう
に、操作者を識別する識別コードとしての暗証番号を入
力するように、暗証番号設定画面P11になる。暗証番号
設定画面P11では、4桁の暗証番号を入力する番号入力
領域D3 と、テンキーS16と、テンキーS16に隣接した
クリアキーS17および入力キーS18が表示される。ここ
で、テンキーS16によって4桁の暗証番号を入力し、入
力キーS18を操作したときに、あらかじめ登録されてい
る暗証番号と一致すればメンテナンス個別発停一覧画面
12に移行するが、暗証番号が不一致であれば再入力を
促すようにメッセージ(図8の括弧内のメッセージ)が
表示される。暗証番号の入力の際に、入力キーS18の操
作前に入力間違いに気が付けば、クリアキーS17を操作
することによって入力を修正することができる。暗証番
号設定画面P11においても、画面の下部にはブザー解除
のスイッチS1 が設定され、また「個別状態一覧」の文
字に対応して個別状態一覧画面P4 に戻るためのスイッ
チS19が設定される。
【0024】暗証番号設定画面P11において暗証番号が
一致すると、図9に示すようなメンテナンス個別発停一
覧画面P12になる。この画面では、個別状態一覧画面P
4 における動作状態表示領域D2 から棒グラフが省略さ
れた動作状態表示領域D2 ′が表示され、各機器のオン
・オフを操作することができる。すなわち、画面の下部
には「UP」、「DOWN」、「ON」、「OFF」の
文字が表示されたスイッチS20,S21,S22,S23がそ
れぞれ設定され、カーソルキーS11,S12、ブザー解除
のスイッチS1 、個別状態一覧画面P4 に戻るためのス
イッチS19が設定される。この画面では、カーソルキー
11,S12を操作すれば画面の頁繰りがなされ、また1
つの機器に対応する行が反転表示されていて、「U
P」、「DOWN」の各スイッチS20,S21を操作すれ
ば、画面上に表示されている反転表示の位置を1行ずつ
順に上下に移動させることができるようになっている。
「ON」、「OFF」の一方のスイッチS22,S23を操
作すれば、反転表示されている機器のオン・オフの状態
を操作することができる。
【0025】図1に示したグループ状態一覧画面P6
暗証番号設定画面P13、メンテナンスグループ発停一覧
画面P14は、それぞれ個別状態一覧画面P4 、暗証番号
設定画面P11,メンテナンス個別発停一覧画面P12とほ
ぼ同様の画面であって、これらの画面は複数の機器を1
つの操作で一括して操作する点が個別の制御と相違する
点である。また、グループ状態一覧画面P6 からはスケ
ジュール一覧画面P13に移行することが可能であって、
時間管理されている機器についてのタイムスケジュール
を表示できるようになっている。たとえば、昼間と夕方
では室内の窓際の照度が変化するから、このような変化
に対応して機器としての照明負荷の点灯・消灯を時間管
理するのである。
【0026】個別メンテナンス一覧画面P5 は、基本的
にはメンテナンス個別発停一覧画面P12と同様であっ
て、機器のオン・オフの操作などができない点が異なっ
ている。すなわち、各機器のオン・オフなどを確認する
画面である。計測一覧画面P7や計量一覧画面P8
は、受配電系統30での計測値やセンサにより検出した
室温、高架水槽の水位などの計量値が表示される。
【0027】異常一覧画面P9 は、図10に示すよう
に、異常が生じている機器の一覧表を異常機器表示領域
4 に表示する画面であって、機器の識別番号、機器
名、異常の内容などが示される。また、画面繰りのため
のカーソルキーS11,S12、ブザー解除のためのスイッ
チS1 、メニュー画面に戻るためのスイッチS13が設定
される。異常の内容としては、短絡、過電流、過負荷、
漏電、欠相、過負荷の予告、軽負荷の警報、漏電の予告
のうちから最大3個が表示される。また、予告や警報の
場合には「予告警報」、他の場合には「異常」と表示さ
れる。また、異常は予告警報に優先して表示され、異常
の場合には漏電、短絡・過電流、過負荷、欠相の順に優
先順位が設定され、予告警報の場合には漏電予告、軽負
荷警報、過負荷予告の順に優先順位が設定されている。
ここにおいて、機器名は、異常の発生順に表示される。
【0028】このような異常や予告警報は、端末器12
に接続されている制御回路23からの監視データをロー
カル制御装置11が受け取ることによって発生するので
あり、各端末器12には1つの機器が対応するような接
続関係とすることによって、各機器ごとに複数の異常内
容を表示することが可能になるのである。また、異常一
覧画面P9 はメニュー画面P2 から選択することができ
るが、無表示画面P1であっても異常が発生すれば、自
動的に表示されるようになっている。したがって、異常
の発生を迅速に報知することができるのである。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、表示手段が無表示画
面であっても、機器に異常が生じると、その異常を表示
する異常一覧画面が自動的に選択されるので、特別な操
作を必要とせずに、異常の箇所や種類を迅速に知ること
ができるという効果がある。請求項2の発明は、各機器
を1つの端末器に対応させ、各端末器ごとに複数種類の
異常が検出できるようにするとともに、異常の種類に優
先順位を設定して優先順位の高い異常から順に複数個の
異常を表示手段に表示させるので、表示手段における表
示領域の範囲内で、各機器の異常の種類を複数個表示す
ることができるという利点がある。また、異常の種類に
優先順位を設定しているから、緊急度の高い異常などは
必ず表示手段に表示させることができるという効果を奏
するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す画面の推移を示す動作説明図であ
る。
【図2】実施例のブロック回路図である。
【図3】実施例におけるメニュー画面を示す動作説明図
である。
【図4】実施例におけるグラフィック画面を示す動作説
明図である。
【図5】実施例における個別状態一覧画面を示す動作説
明図である。
【図6】実施例における個別状態一覧画面を示す動作説
明図である。
【図7】実施例における個別状態一覧画面を示す動作説
明図である。
【図8】実施例における暗証番号設定画面を示す動作説
明図である。
【図9】実施例におけるメンテナンス個別発停一覧画面
を示す動作説明図である。
【図10】実施例における異常一覧画面を示す動作説明
図である。
【図11】本発明に係る表示操作装置を用いる遠隔監視
制御システムの概略構成図である。
【図12】従来例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
11 ローカル制御装置 12 端末器 13 表示操作装置 21 負荷 40 演算制御部 41 表示器 42 タッチスイッチ 43 表示器駆動回路 44 キースキャン回路 45 通信インタフェース 46 バックライト 47 バックライト駆動回路 Lc 通信線 Ld 通信線 Ls 信号線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置に対して複数個の端末器を信号
    線を介して多重接続方式により接続し、制御装置と各端
    末器との間でのデータ伝送によって各端末器に接続され
    た機器の監視・制御を行うようにした遠隔監視制御シス
    テムに用いられ、主制御装置に接続されて各機器の動作
    状態を表示手段に表示するとともに、各機器の動作状態
    を操作手段によって操作するようにした表示操作装置に
    おいて、表示手段に何も表示されていない無表示画面の
    ときにいずれかの機器で異常が生じると、異常の生じた
    機器名と異常の種類とを表示手段に表示する異常一覧画
    面を表示手段に表示させる異常表示手段を設けたことを
    特徴とする表示操作装置。
  2. 【請求項2】 制御装置に対して複数個の端末器を信号
    線を介して多重接続方式により接続し、制御装置と各端
    末器との間でのデータ伝送によって各端末器に接続され
    た機器の監視・制御を行うようにした遠隔監視制御シス
    テムに用いられ、制御装置に接続されて各機器の動作状
    態を表示手段に表示するとともに、各機器の動作状態を
    操作手段によって操作するようにした表示操作装置にお
    いて、各機器はそれぞれ1つの端末器に対応し、各端末
    器は各機器について複数種類の異常が検出可能であっ
    て、各種類の異常には優先順位が設定されていて、機器
    に異常が発生すると異常の発生した機器について各機器
    ごとに優先順位の高い異常から順に複数個の異常を表示
    手段に表示させる異常表示制御手段を設けたことを特徴
    とする表示操作装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196480A (ja) * 1997-09-22 1999-04-09 Matsushita Electric Works Ltd 自動火災報知装置
JP2008234070A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Idemitsu Kosan Co Ltd 運用管理システム、運用管理方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP2010102378A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Sharp Corp 入力制御装置及び入力制御方法

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