JPH0675920B2 - カ−ド用積層板の製造方法 - Google Patents

カ−ド用積層板の製造方法

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JPH0675920B2
JPH0675920B2 JP24510786A JP24510786A JPH0675920B2 JP H0675920 B2 JPH0675920 B2 JP H0675920B2 JP 24510786 A JP24510786 A JP 24510786A JP 24510786 A JP24510786 A JP 24510786A JP H0675920 B2 JPH0675920 B2 JP H0675920B2
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JP
Japan
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card
hot
oversheet
laminated board
core sheet
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JP24510786A
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JPS6398419A (ja
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忠 橋本
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クレジットカード、バンクカード、ICカード
等のカードに供されるカード用積層板の製造方法に係
り、特に印刷面での柄ずれのないカードが容易に得られ
るカード用積層板の製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、キャッシュレス時代と銘打ち、クレジットカー
ド、バンクカード及びICカード等に代表されるプラスチ
ック製のカードが各種分野で使用されている。このよう
なカードは、通常、芯材としてのコアシートの片面又
は、両面に透明なオーバーシートを積層した積層板を各
サイズに切断加工して使用されている。
上記コアシートの材質としては、種々の熱可塑性樹脂が
使用され、特にポリ塩化ビニル樹脂(PVC)を主体とす
るものが、価格や強度等品質面から多用されている。
またカード用積層板の製造方法としては、まず、コアシ
ート又はオーバーシート表面に各種印刷法によって印刷
を施こし、ついで所定の順序で載置後、上下の熱盤間に
配置して、熱プレスによりコアシートとオーバーシート
間を熱融着する方法が一般的である。
(本発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の方法では、層間の接着性を増す目
的で高温、高圧条件での熱プレスを行なうために、シー
ト表面の樹脂が僅かに流動し、印刷面の柄ずれを惹起せ
しめることがあり、特に軟質のオーバーシートを使用す
ると顕著に発生する傾向がみられる。そこで、上記の流
動の影響を軽減するため熱プレス条件を緩和したり、プ
レス時のシート面積を減少することがなされている。
しかし、前者の方法では積層板の層間の接着力に劣りや
すく、後者では、積層板のサイズが小さいために切断加
工後のカード個数が減るため生産効率が悪くなるという
問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、特定の熱盤を使用することによって、上記の
問題点を解消できることを見い出したものであって、そ
の要旨とするところは、 コアシート又はオーバーシート表面に印刷を施こし、つ
いでコアシートの片面又は両面にオーバーシートを載置
後、上下の熱盤間に配置して熱プレスにより各シート間
を熱融着するカード用積層板の製造方法において、少な
くとも印刷面側の熱盤表面に連続又は不連続の突起を格
子状に設けた熱盤を用いて熱プレスすることを特徴とす
るカード用積層板の製造方法にある。
本発明の熱盤表面に設けた格子状の突起によって、熱プ
レス時の樹脂の流動を止める「堰」の役目をはたし、印
刷面の柄ずれを防止できる。
以下本発明を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明に使用する熱盤と積層板の一例を示す断
面概略図、第2図は第1図に示した熱盤の平面概略図で
ある。第3図は得られたカード用積層板の断面概略図で
あり、カード用積層板6の構成は第1図に示すように両
面に印刷面3を有するコアシート1の両面にオーバーシ
ート2を積層したものであり、この順序で載置した後、
上下の熱盤4の間に配置して熱プレスを行なう。
各シート間が完全に熱融着された後、冷却しカード用積
層板6として取り出される。カード用積層板は切断加工
によって個々のカードが得られる。
本発明では上記熱プレス工程で使用する熱盤4として、
少なくとも印刷面側の熱盤表面に連続又は不連続の突起
を格子状に設けたものを使用する必要がある。上記突起
には種々の形状のものが可能であり、第1図に示した突
起5は断面形状が略三角形で、第2図に示すように連続
かつ格子状に設けてある。突起5の平面形状は第1図に
示した以外に第4図の(イ)、(ロ)に示すように不連
続に設けてもよく、この場合、樹脂の流動を抑える効果
等を考慮して不連続の間隔を決めることができる。不連
続に設けた場合、熱プレス時のエアーの巻込みを防止し
やすいという効果がある。
突起5は格子状に設ける必要があるが、この格子の大き
さは第2図では個々のカード7に切断加工する位置より
若干大きくなるように設定しているがカード一個ずつで
はなく数個が入る格子でもよい。
さらに格子の位置を第5図(イ)のように切断刃8の切
断位置と同一位置とすると切断後のカード7端面の断面
形状が曲線的になり、手ざわりが良く好ましい。また第
5図(ロ)に示すように格子の位置を切断刃8の切断位
置の内側になる位置とすると突起形状がカード表面に転
写され、例えばエンボス模様等を表面に形成でき、装飾
的効果も付与できる。
なお突起を設ける方法としては、熱盤に対する通常の金
属の肉盛り方法によってできる。
(実施例) コアシートとして白色の硬質PVCシート(厚み;0.56mm)
及びオーバーシートとして透明の硬質PVCシート(厚み;
0.1mm)を使用し、第1図及び第2図に示した構成、装
置で熱プレスした。
熱盤に設けた突起5の形状は断面形状が幅0.2mm、高さ
0.1mmの三角形とし、繰り返しサイズが55×90mmの連続
格子形状とした。熱プレス条件は熱盤温度160℃、プレ
ス圧60Kg/cm2、プレス時間10分間とし、所定の積層板が
得られ、ついで切断加工により最終サイズ(54mm×86m
m)のカード得られた。得られたカードには層間の剥離
や印刷面の柄ずれは全くみられなかった。
(発明の効果) 上述したように本発明によれば、印刷面の柄ずれのない
カード用積層板を容易に得られるので、安定したカード
の生産ができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する熱盤と積層板の一例を示す断
面概略図、第2図は第1図に示した熱盤の平面概略図、
第3図は本発明により得られたカード用積層板の断面概
略図、第4図は本発明における突起の他の実施例を示し
た平面図及び断面概略図、第5図は切断加工工程を示す
断面概略図である。 1……コアシート、2……オーバーシート 3……印刷面、4……熱盤 5……突起、6……カード用積層板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアシート又はオーバーシート表面に印刷
    を施こし、ついでコアシートの片面又は両面にオーバー
    シートを載置後、上下の熱盤間に配置して熱プレスによ
    り各シート間を熱融着するカード用積層板の製造方法に
    おいて、少なくとも印刷面側の熱盤表面に連続又は不連
    続の突起を格子状に設けた熱盤を用いて熱プレスするこ
    とを特徴とするカード用積層板の製造方法。
JP24510786A 1986-10-15 1986-10-15 カ−ド用積層板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0675920B2 (ja)

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JPS6398419A JPS6398419A (ja) 1988-04-28
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