JPH06268354A - フレキシブル回路基板の製造方法 - Google Patents

フレキシブル回路基板の製造方法

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JPH06268354A
JPH06268354A JP8274293A JP8274293A JPH06268354A JP H06268354 A JPH06268354 A JP H06268354A JP 8274293 A JP8274293 A JP 8274293A JP 8274293 A JP8274293 A JP 8274293A JP H06268354 A JPH06268354 A JP H06268354A
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JP
Japan
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metal foil
die
base film
film
circuit board
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Pending
Application number
JP8274293A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Murakami
弘志 村上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、安価なダイスタンプ用金型によ
り効率よくFPCを製造できるようにすることを目的と
する。 【構成】 熱硬化性又は熱可塑性の接着剤12を介在し
てベースフィルム11の上面に金属箔13を重ね合わ
せ、熱プレス21によって加熱、加圧することにより金
属箔13をベースフィルム11に仮固着する。そして打
抜き型(ダイスタンプ用金型)22により金属箔13の
みを切断すると共に不要部分の金属箔13を剥離した
後、その全面に、熱硬化性又は熱可塑性の接着剤16を
塗布したカバーレイフィルム15を重ね合わせ、熱プレ
ス23によってそのカバーレイフィルム15と共に金属
箔13をベースフィルム11に本固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベースフィルム上に
貼着された金属箔を所定パターンに切断したのち、上面
の全面にわたりカバーレイフェルムを接着してなるフレ
キシブル回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電送品の配線等に用いら
れる所定パターンのフレキシブル回路基板〔Flexi
ble Printed Circuit:FPC〕を
形成する場合、図4(a)に示すように、ベースフィル
ム1の上面に熱硬化性或いは熱可塑性の接着剤2を塗布
し、この上に金属箔3を重ね合わしたのち、所定パター
ンの刃5を有するダイスタンプ用金型6の圧接によっ
て、図4(b)に示すように金属箔3のみを切断し、そ
の後図4(c)に示すように不要な金属箔3が除去され
る。
【0003】ところで、接着剤2に部分的に熱を与えて
切断した金属箔3を仮固着するために、ダイスタンプ用
金型6には、刃5の先端から接着剤2と金属箔3との厚
みの合計分に相当する寸法位置に当接面7が形成され、
図4(b)に示すように、ダイスタンプ用金型6を圧接
したしたときに当接面7が金属箔3に当接すると共に刃
5の先端が丁度ベースフィルム1の上面に接するように
なっており、ダイスタンプ用金型6により金属箔3を切
断する際、ダイスタンプ用金型6が予め100〜180
℃程度に加熱され、ダイスタンプ用金型6の圧接によ
り、金属箔3のみが切断されると共に、ダイスタンプ用
金型6の熱が当接面7から金属箔3を介して当接面7の
下方の接着剤2に伝わり、接着剤2のうち図4(b)中
に斜線を施した部分のみが硬化して切断された金属箔3
が仮固着されるため、固着されていない不要な金属箔3
が容易に剥離、除去され、図4(c)に示すように所定
パターンの金属箔3のみが残る。
【0004】そして、ベースフィルム1に保持された金
属箔3をベースフィルム1に本固着させるための加熱及
び加圧を行った後、図4(d)に示すように、その上面
に熱硬化性又は熱可塑性の接着剤2を塗布したカバーレ
イフィルム4を重ね合わせ、熱プレス8で圧着する。最
後に図4(e)に示すように、所望の形状に切断する
と、フレキブル回路基板16が完成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の場合、金属箔3の切断に用いるダイスタンプ用金型6
として、刃5の先端から当接面7までの寸法精度が高い
ものを用いなければならず、ダイスタンプ用金型6が形
状的にも複雑で高価になるという問題点がある。
【0006】また、金属箔3の厚みを大きくするように
設計変更された場合には、回路パターン自体は同じであ
ってもダイスタンプ用金型6の刃5の先端から当接面7
までの寸法が変わるため、ダイスタンプ用金型を作り直
さなければならず、非常に煩雑である。
【0007】さらに、上記したようにダイスタンプ用金
型6を加熱することから、FPCを量産する場合には加
熱のためのセットアップ時間を必要とし、しかもダイス
タンプ用金型6に変形が生じないよう、長い時間をかけ
てダイスタンプ用金型6を昇温させなければならず、生
産効率が悪いという問題点もある。
【0008】そこで、この発明の課題は、上記のような
問題点を解消すべく、安価なダイスタンプ用金型により
効率よくFPCを製造できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明はベースフィルム上に貼着された金属箔を
所定パターンに切断したのち、上面の全面にわたりカバ
ーレイフィルムを接着してなるフレキシブル回路基板の
製造方法において、前記ベースフィルムの上面に熱硬化
性又は熱可塑性の接着剤を介在して前記金属箔を重ね合
わせた後、この金属箔を加熱することによって金属箔と
前記ベースフィルムとを仮固着し、所定パターンの刃を
有するダイスタンプ用金型により前記金属箔のみを切断
して不要部分の前記金属箔を除去し、前記ベースフィル
ム及び金属箔の上面全面に前記カバーレイフィムを重ね
合わせた後、全体を加熱、加圧することにより、本固着
することを特徴とするフレキシブル回路基板の製造方法
を提供するものである。
【0010】
【作用】以上のように構成されたフレキシブル回路基板
の製造方法は、ダイスタンプ用金型で金属箔を切断する
前に金属箔を加熱してベースフィルムに仮固着するた
め、従来のようにダイスタンプ用金型に金属箔加熱用の
当接面を形成する必要がなく、ダイスタンプ用金型に形
成される刃が制限を受けることもない。
【0011】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1(a)に示すように、ベースフィルム11に、
ポリイミド樹脂,エポキシ樹脂などをベースとした熱硬
化性或いはポリエステル樹脂,アクリル樹脂などをベー
スとした熱可塑性の接着剤12を下面に塗布した銅等の
金属箔13を重ね合わせる。
【0012】そして、同図(b)に示すように、熱プレ
ス21によってベースフィルム11と金属箔13とを仮
固着して接合基板14を形成した後、同図(c)に示す
ように、例えばトムソン刃22aを有する打抜き型(ダ
イスタンプ用金型)22を前記接合基板14の上方から
圧接し、打抜き型22のストロークを制御して金属箔1
3及び接着剤12を切断した後、同図(d)に示すよう
に、所定の回路パターンの金属箔13のみを残すよう
に、金属箔13及び接着剤12の不要部分を剥離する。
【0013】次に、同図(e)に示すように、ベースフ
ィルム11及び金属箔13の上面に、熱硬化性又は熱可
塑性の接着剤16を塗布したカバーレイフィルム15を
重ね合わせ、その上面全体を熱プレス23で加熱、加圧
することにより、前記カバーレイフィルム15と共に金
属箔13をベースフィルム11に本固着する。なお、前
記カバーレイフィルム11は必要に応じて、予め孔あけ
加工を施す場合がある。
【0014】最後に、同図(f)に示すように、プレス
等によって所望の外形形状に切断することによって、所
定パターンのFPCが完成する。
【0015】以上のように、ベースフィルム11と金属
箔13を予め、仮固定しておくことによって、従来のよ
うに加熱したダイスタンプ用金型により金属箔13を部
分的に仮固着しなくても、金属箔13を切断したのちに
金属箔13の不要部分を容易に剥離して除去することが
できるため、打抜き型22を加熱する手間も不要とな
り、金属箔13に熱を伝えるための当接面を打抜き型2
2に形成する必要がなく、打抜き型22は単に平板に刃
22aを目立てしただけの簡易な構成でしかも安価なも
ので済む。
【0016】また、刃22aの根元から先端までの長さ
にある程度の余裕をもたせておくと、金属箔13の厚み
に設計変更があっても同じ打抜き型22を使用すること
ができる。
【0017】なお、ベースフィルム11の上面に接着剤
12を塗布し、ロールによりベースフィルム11に金属
箔13を重合してもよいのは勿論である。
【0018】図2及び図3は他の実施例を示している。
この実施例と前記実施例とが異なるのは、前記熱プレス
21、23に代えて熱ロール31、33を、前記平板タ
イプの打抜き型22に代えてロータリータイプの打抜き
型32をそれぞれ使用している点である。
【0019】以下に、この実施例におけるFPCの製造
工程を概説する。まず、ロールA及びロールBからそれ
ぞれ送り出されるベースフィルム11及び金属箔13
は、途中で金属箔13側に接着剤12が塗布された後、
相互に重ね合わされ、図3(a)に示すように、加熱ロ
ール31によって仮固着される。
【0020】そして、同図(b)に示すように、刃32
aを有するロータリータイプの打抜き型32によって前
記金属箔13が切断されると共に不要部分が剥離され、
同図(c)に示すように、金属箔13によってベースフ
ィルム11上に回路パターンが形成される。
【0021】一方、ロールCから送り出されるカバーレ
イフィルム15は、パンチング34によって孔あけ加工
が施された後に接着剤16が塗布され、前記ベースフィ
ルム11に重ね合わされる。
【0022】このようにして、カバーレイフィルム15
が重ね合わされたベースフィルム11は、加熱ロール3
3に挟み込まれることによってカバーレイフィルム15
と共に金属箔13がベースフィルム11に本固着された
後、パンチング35によって所定形状に切断されて、同
図(e)に示すような製品(FPC)となる。なお、切
断層はロールDに巻き取られる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明のフレキシブル
回路基板の製造方法は、予め金属箔とベースフィルムと
を仮固着する構成を採用したため、従来のように金属箔
の切断と同時に部分的に仮固着する必要がない。従っ
て、ダイスタンプ用金型を加熱する手間がなくなると共
に、ダイスタンプ用金型自体も簡易かつ安価なもので済
み、金属箔の厚みの設計変更があっても打抜き型(ダイ
スタンプ用金型)を作り直す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフレキシブル回路基板の製造方法の
一実施例におけるFPCの製造工程図である。
【図2】他の実施例におけるFPCの製造装置を示す概
略図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】従来のフレキシブル回路基板の製造工程図であ
る。
【符号の説明】
11 ベースフィルム 12 接着剤 13 金属箔 15 カバーレイフィルム 16 接着剤 21、23 熱プレス 22、32 打抜き型 22a、32a 刃 31、33 加熱ローラ 34、35 パンチング A、B、C、D、ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルム上に貼着された金属箔を
    所定パターンに切断したのち、上面の全面にわたりカバ
    ーレイフィルムを接着してなるフレキシブル回路基板の
    製造方法において、 前記ベースフィルムの上面に熱硬化性又は熱可塑性の接
    着剤を介在して前記金属箔を重ね合わせた後、この金属
    箔を加熱することによって金属箔と前記ベースフィルム
    とを仮固着し、所定パターンの刃を有するダイスタンプ
    用金型により前記金属箔のみを切断して不要部分の前記
    金属箔を除去し、前記ベースフィルム及び金属箔の上面
    全面に前記カバーレイフィムを重ね合わせた後、全体を
    加熱、加圧することにより、本固着することを特徴とす
    るフレキシブル回路基板の製造方法。
JP8274293A 1993-03-16 1993-03-16 フレキシブル回路基板の製造方法 Pending JPH06268354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6226862B1 (en) * 1998-04-30 2001-05-08 Sheldahl, Inc. Method for manufacturing printed circuit board assembly
CN105898995A (zh) * 2016-06-28 2016-08-24 广东顺德施瑞科技有限公司 一种双层led高压线路板的制备方法

Cited By (3)

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US6384339B1 (en) 1998-04-30 2002-05-07 Sheldahl, Inc. Printed circuit board assembly having adhesive joint
CN105898995A (zh) * 2016-06-28 2016-08-24 广东顺德施瑞科技有限公司 一种双层led高压线路板的制备方法

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