JPH0675822B2 - 研磨方法及びその装置 - Google Patents

研磨方法及びその装置

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JPH0675822B2
JPH0675822B2 JP62143076A JP14307687A JPH0675822B2 JP H0675822 B2 JPH0675822 B2 JP H0675822B2 JP 62143076 A JP62143076 A JP 62143076A JP 14307687 A JP14307687 A JP 14307687A JP H0675822 B2 JPH0675822 B2 JP H0675822B2
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polishing
abrasive
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常雄 於久
幸一 能戸
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Hitachi Ltd
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は凹形状または凹形状を有する三次元自由曲面を
研磨する研磨方法及びその装置に係り、特に、三次元自
由曲面を高精度に研磨するのに好適な、研磨方法及びそ
の装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の凹形状または凹形状を有する三次元自由曲面を研
磨方法としては、特開昭61−33857号公報に記載のよう
に、上下可動自由なスピンドルの軸光端に設けられたポ
リッシャを被加工物に押し当て、ポリッシャと被加工物
とを相対的に移動させながら、該ポリシャと被加工物と
の間に砥粒を介在させて、研磨することが行われてい
る。しかし、このような方法では、砥粒をポリッシャに
保持させて研磨が進行するため、被加工面に引っかきに
よる微小な凹凸が生じ、表面を0.01μm Rmaxとすること
は困難である。一方、表面あらさの向上方法としては、
特開昭61−71950号公報に記載のように、定盤を回転さ
せ、定盤に設けた溝によって動圧を発生させ、ワークを
浮上させながら研磨するものがある。しかし、このよう
な構成の非接触研磨は、平面形状のワークの研磨には適
するが、曲面の研磨には不適であり、かつ非接触研磨は
加工能率が非常に悪かった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、接触研磨においては、加工能率は良好
であるが、砥粒をポリッシャに保持して加工するため
に、ある程度の鏡面は得られるものの、さらに凹凸の少
ない鏡面を得るには不適当であり、また非接触研磨にお
いては、前加工で粗面をある程度の鏡面を得るまで加工
するに時間を要し、研磨時間が長いという欠点があり、
また従来の非接触研磨方法では、曲面形状を有する被加
工物の表面を非接触状態で研磨することはできなかっ
た。
本発明の目的は、平面のみならず曲面形状の表面を加工
能率良く研磨でき、しかも研磨面あらさの良好な面が得
られる研磨方法及びその装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、接触研磨(前段)と非接触研磨(後段)と
を組み合わせて研磨を行うことにより、達成される。
本発明では、中心部に砥粒液噴出用の穴を有する研磨工
具を用い、まず工具とワークとの間に研磨剤を介在させ
て、接触加工により研磨を行い、研磨工程の進行に伴っ
て工具をワークの研磨面に対向させ、前記穴から砥粒液
を噴出させて、非接触でワークを研磨する。また、この
非接触研磨のときに、研磨工具と研磨面との間隙の大き
さに対応して決まる研磨工具内の砥粒液の圧力を検出
し、その圧力が一定になるように研磨工具の位置を制御
しかつワークの傾きを制御する制御系を設けている。
〔作用〕
上記の構成により、三次元自由曲面の被研磨面を仕上げ
る場合、ポリッシャを被加工面に当接させ、研磨剤を介
在させて研磨する接触加工と、研磨工具内の砥粒液の圧
力を検出し、その圧力が一定になるように研磨工具の位
置を制御することによって研磨工具の曲面に対する微小
な間隙を一定に保ち、一定の流速で砥粒液を曲面に供給
して加工する非接触研磨とを組み合わせることができ
る。そして、この方法により、接触加工により加工能率
の向上ができるとともに、非接触加工によりスクラッチ
のない高精度の鏡面を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。第1
図は該実施例の装置の外観図、第2図は全体構成図であ
る。
第1図において、研磨ヘッド1は、油圧シリンダ2によ
り上下方向(Z軸方向)に移動しうるとともに、定圧倣
い制御装置3により、被加工物である金型4に常に一定
の荷重を付加するようになされている。変位検出器5
は、研磨ヘッド1に設置されて、研磨ヘッド1のZ軸方
向の位置を検出する。研磨ヘッド1には研磨工具6が配
設され、研磨工具6は、金型4の1つの直径に沿って
(第1図では矢示X方向の金型4の直径方向)移動する
位置に位置決めされている。金型4は金型載置テーブル
7に載置され、直流モータ8により回転される。金型載
置テーブル7は、サポート9に支持されて、サポート9
に配置されるモータ10により傾きが調整される傾き角制
御装置21(第2図参照)に設置されている。変位検出器
5は、研磨工具6と金型4との位置関係を検出するもの
で、その検出信号は金型回転数およびテーブル送り速度
制御装置11に送られ、これらの制御を行う。傾き角制御
装置21(第2図参照)はモータ10に係合され、金型4の
傾き角を制御する。
一方、第2図に示すように、研磨工具6には中心部に穴
12が開けてあり、この研磨工具6と、この穴12を通して
砥粒液13を工具に供給するためのポンプ14、配管15、砥
粒液管内の圧力を検出する圧力検出器16、間隙制御装置
17、研磨工具6の支持台18を上下に移動させるためのモ
ータ19、接触加工、非接触加工の一方を行う場合の研磨
液供給切換弁20、および接触加工時にZ軸をクランプす
るクランパ(図示せず)とにより、研磨工具部が構成さ
れている。
次に、動作を説明する。被加工物である金型4を、傾き
角制御装置21上に載置された金型載置テーブル7上に載
置し、これらを直流モータ8により回転させる。次に、
油圧制御装置(図示せず)が作動して、研磨ヘッド1が
降下し、研磨工具6は金型4の曲面に接触し、研磨が開
始される。このときの研磨圧力は、油圧制御回路(図示
せず)により一定に作用するようになっている。次に、
研磨面が工具に対して水平になるように傾き角制御し、
かつ研磨速度が一定となるように内周にいくにしたがい
金型4の回転数を増加させ、周速を一定として接触加工
を行う。研磨工程の進行とともに、研磨液供給切換弁20
を非接触研磨側に切り換えることにより、砥粒液13は、
ポンプ14、配管15を経て、研磨工具6に設けた穴12を通
り、研磨工具6と金型4との間隙24を通って排出され
る。間隙24は配管15の内径の大きさや研磨工具6の穴12
の断面積に比べて十分小さいから、砥粒液が間隙24内を
毎分数10〜数100mの高速で通過するときに被加工物表面
を削りとり、被接触研磨が行われる。ところで、非接触
状態における研磨では、砥粒液の流速の大小によって研
磨量が変ってくる。そこで、本実施例では、砥粒液の流
速を一定にするため、第3図に示す間限hと圧力Pとの
関係を用い、砥粒液の供給圧を圧力検出器16により検出
し、研磨中の間隙24が一定となるように工具値をインプ
ロセス的に制御している。すなわち、間隙をh1に設定し
たいときには、これに対応する圧力P1の信号を電圧値と
して間隙制御装置17に入力し、この制御装置内の比較回
路により、もし実際の間隙がh1より大きい場合には、サ
ーボモータ19を駆動させて、研磨工具6の支持台18を降
下させ、h1より小さい場合には逆に支持台18を上昇さ
せ、間隙をh1に一致させる。この状態で、被加工物を、
接触加工のときと同様に、研磨面が工具に対して水平に
なるように傾き角制御し、かつ研磨面の加工速度が一定
となるように金型4の回転数を内周にいくにしたがって
増加させ、周速一定として被接触研磨を行う。
以上のように構成と動作により、被加工物の平面および
曲面を、能率良く、高精度に研磨できる。
本実施例の装置によれば、非球面レンズや成型用金型や
X線用ミラーなどの表面を、スクラッチのない高精度な
面に迅速に研磨して、良質の鏡面を得ることができる。
金属や石英などの材料の研磨の場合、従来の接触式の研
磨法だけの研磨では表面あらさが0.01μm Rmax程度であ
ったのに比べ、本実施例の装置を用いれば、0.003μm R
max程度まで可能である。特に、従来の接触研磨方法だ
けでは、スクラッチが入る確率が大きかったが、接触加
工を行ってから非接触研磨を行うことにより、スクラッ
チが入る恐れがなくなるという利点がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、平面および曲面形状の表面を、加工能
率良く、しかも研磨面あらさの良好な面に研磨すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の研磨装置の外観図、第2図
はその全体構成図、第3図は間隙と圧力との関係を示す
図である。 符号の説明 1……研磨ヘッド,2……油圧シリンダ,3……定圧倣い制
御装置,4……金型,5……変位検出器,6……研磨工具,7…
…金型載置テーブル,8……直流モータ,11……金型回転
数およびテーブル送り速度制御装置,12……穴,13……砥
粒液,16……圧力検出器,17……間隙制御装置,19……サ
ーボモータ,21……傾き角制御装置,24……間隙。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨加工する材料を載置して該材料を研磨
    加工に応じた位置及び姿勢に設定する載置手段と、 該載置手段と対向して設けられ、中心に砥粒液噴出用穴
    を有する研磨工具を保持して該研磨工具により前記載置
    手段に載置された前記材料を研磨加工する研磨ヘッド手
    段と、 該砥粒液噴出用穴を介して前記研磨工具と前記材料との
    間に砥粒液を供給する砥粒液供給手段と 該砥粒液供給手段で前記砥粒液を前記供給するとき、前
    記砥粒液の圧力が所定の値になるように前記研磨ヘッド
    手段を駆動して前記材料と前記研磨工具との間隔を設定
    する間隔設定手段と、 前記載置手段と前記研磨ヘッド手段とを支持する支持手
    段と、 を有することを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】前記砥粒液供給手段は、前記砥粒液の圧力
    を検出する圧力検出部を備え、前記砥粒液を前記供給し
    ているときに該圧力検出部で検出した前記砥粒液の圧力
    に基づいて前記間隔設定手段で前記材料と前記研磨工具
    との間隔を設定することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】前記砥粒液供給手段は、前記砥粒液の供給
    を切り替える研磨液供給切換部を備え、該研磨液供給切
    換部により前記前記研磨工具と前記材料との間への前記
    砥粒液の供給を停止し又は開始することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】前記間隔設定手段は、前記材料を研磨加工
    中に前記研磨工具と前記材料との間隔の設定を切り替え
    ることにより、前記研磨工具を前記材料に接触させて前
    記材料を研磨する接触研磨と、前記研磨工具と前記材と
    を前記所定の間隔離れた状態で前記材料を研磨する非接
    触研磨とを行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】前記間隔設定手段は、前記研磨ヘッド手段
    と前記支持手段との間に配置されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の研磨装置。
  6. 【請求項6】材料を研磨加工する方法であって、先ず研
    磨工具を前記材料に所定の圧力で当接させ研磨剤を介在
    させて研磨する接触研磨により前記材料を研磨し、次に
    前記研磨工具内の前記砥粒液の圧力が所定の圧力に維持
    されるように前記研磨工具と前記材料との間隔を制御し
    て前記研磨工具と前記材料との間に前記砥粒液を一定の
    流速で供給して非接触研磨を行うことを特徴とする研磨
    方法。
JP62143076A 1987-06-10 1987-06-10 研磨方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0675822B2 (ja)

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JPS63306870A JPS63306870A (ja) 1988-12-14
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JP2016030322A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 金属物品の凹面を研磨するための研磨キット、研磨治具、並びに金属物品の製造方法及び研磨方法
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