JPH0675414U - サージグリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サージグリップにおいて、使用時の自由度を
大とすると共に、抜けにくいものとする。 【構成】 筒部２と鍔部３とからなり、その内部に貫通
穴６を有するサージグリップにおいて、筒部の先端外周
面にのみネジ山4-1 を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は肺病巣部切除手術に際して使用するサージグリップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

肺病巣部切除手術を行なう場合、胸部側面に小さな穴を数ケ所あけ、内視鏡下 による手術が行なわれる。その際使用する器具がサージグリップであり、従来装 置を図２に示す。図２において、１はサージグリップ本体であり、ＡＢＳ等のプ ラスチック製の筒部２と鍔部３とからなり、筒部２の外周にはネジ山４を有して いる。又、先端外側はテーパ５を有し、筒部及び鍔部には貫通穴６を有する。な お、鍔部の貫通穴はやゝ広くなっているが、筒部は同一径としてある。そして使 用する場合は、胸部側面にあけた穴にサージグリップ本体をさし込み、穴を確保 する役目をする。したがって鍔側の穴から手術用器具を挿入して切除手術等を行 なうものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来構成のものの使用方法は、図３に示す通り肋骨７の間に挿入して使用 するものであり、筒部全体にネジがあるため、手術中にいろいろこじられている 内に抜け出てくる欠点を有している。 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、抜けにくいサージグリップを 提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は筒部と鍔部とからなり、その内部に貫通穴 を有するサージグリップにおいて、筒部の先端外周面にのみネジ山を設ける構成 とした。したがって先端のネジ山が肋骨に引っかかって抜けにくくなる。

【０００５】

【実施例】 以下図面を参照して実施例を説明する。 図１は本考案によるサージグリップの一実施例の構成図であり、図２と同一部 分については同一符号を付して説明を省略する。先ず、本考案になるサージグリ プ本体１はネジ4-1 を筒部２の先端近傍のみに設けたことを特徴としたものであ り、この部分が肋骨に引っかかって抜けにくいためである。又、その他の構成は 図２と同様である。

【０００６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば筒部先端近傍にネジを設ける構成とした ので、抜けにくいサージグリップを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるサージグリップの一実施例の構成
図。

【図２】従来のサージグリップを説明する図。

【図３】図２に示すサージグリップの使用状態図。

【符号の説明】１ サージグリップ本体 ２ 筒部 ３ 鍔部 ４，4-1 ネジ山 ５ テーパ ６ 貫通穴 ７ 肋骨

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筒部と鍔部とからなり、その内部に貫通
   穴を有するサージグリップにおいて、筒部の先端外周面
   にのみネジ山を設けたことを特徴とするサージグリッ
   プ。