JPH0994253A - 内視鏡の処置具固定装置 - Google Patents

内視鏡の処置具固定装置

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JPH0994253A
JPH0994253A JP7251668A JP25166895A JPH0994253A JP H0994253 A JPH0994253 A JP H0994253A JP 7251668 A JP7251668 A JP 7251668A JP 25166895 A JP25166895 A JP 25166895A JP H0994253 A JPH0994253 A JP H0994253A
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JP
Japan
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endoscope
flexible tube
treatment tool
treatment apparatus
treatment
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Withdrawn
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JP7251668A
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English (en)
Inventor
Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡操作を行っている術者が処置具の操作を
一人で容易に行えるようにすることができる内視鏡の処
置具固定装置を提供することを目的とする。 【解決手段】内視鏡1の処置具挿通路4に挿通される可
撓管51を有する内視鏡用処置具50の上記可撓管51
の途中の外周面に軸線方向に移動自在に係合する係合部
材13,15と、上記係合部材13,15を上記可撓管
51の任意の位置に固定するための対可撓管固定手段1
4,17と、上記係合部材13,15を上記内視鏡1の
処置具挿通路4の入口部分6に固定するための対内視鏡
固定手段7,11とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の処置具
挿通路に挿通して使用する内視鏡用処置具を使いやすい
位置で固定するための内視鏡の処置具固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用処置具は、一般に、操作ワイヤ
等が挿通された可撓管を、内視鏡の処置具挿通チャンネ
ルに挿脱して使用される。
【0003】そして、実際に経内視鏡的処置を行う場合
には、操作ワイヤ等が挿通された可撓管を内視鏡の処置
具挿通チャンネルに挿入した後、処置具の先端が目標と
する患部に正しく対向するように可撓管を細かく進退操
作して、処置具の先端が目標とする患部に正しく対向し
たら可撓管が前後に移動しないように手で押さえた状態
で、操作ワイヤの進退操作等により、目的とする処置を
行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、経内視
鏡的処置を行う場合には、内視鏡の処置具挿通チャンネ
ルに対する可撓管の挿脱操作及び保持と、可撓管に対す
る操作ワイヤの進退操作等の両方の操作を行う必要があ
る。
【0005】したがって、内視鏡操作を行っている術者
が、さらにそのような操作を一人で行うのは不可能に近
く、操作ワイヤの進退等による処置操作には助手の助け
を必要とし、術者の思いどおりの処置をできない場合が
あった。
【0006】そこで本発明は、内視鏡操作を行っている
術者が処置具の操作を一人で容易に行えるようにするこ
とができる内視鏡の処置具固定装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の処置具固定装置は、内視鏡の処置
具挿通路に挿通される可撓管を有する内視鏡用処置具の
上記可撓管の途中の外周面に軸線方向に移動自在に係合
する係合部材と、上記係合部材を上記可撓管の任意の位
置に固定するための対可撓管固定手段と、上記係合部材
を上記内視鏡の処置具挿通路の入口部分に固定するため
の対内視鏡固定手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】なお、上記内視鏡用処置具の可撓管内に、
ワイヤ又は第2の可撓管が挿通されていてもよく、上記
内視鏡用処置具の可撓管内に、他の部材が挿通されてい
なくてもよい。
【0009】また、本発明の内視鏡の処置具固定装置
は、可撓管が挿通された外套管を内視鏡の処置具挿通路
に挿通して使用する内視鏡用処置具の上記可撓管の途中
の外周面に軸線方向に移動自在に係合する係合部材と、
上記係合部材を上記可撓管の任意の位置に固定するため
の対可撓管固定手段と、上記係合部材を上記外套管の入
口部分に固定するための対外套管固定手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の処
置具固定具10が取り付けられた内視鏡1に処置具50
が使用されている状態を示している。
【0011】内視鏡1は、可撓性のある細長い挿入部2
の基端側に操作部3が連結されていて、挿入部2内に全
長にわたって挿通配置された処置具挿通チャンネル4の
先端出口が挿入部2の先端面に開口し、基端入口は操作
部3に斜め上方に向けて開口している。5は、送気送水
・吸引操作ボタンである。
【0012】内視鏡用処置具50として、ここではポリ
ープ切除用の内視鏡用スネアが用いられている例が示さ
れている。スネア50は、可撓性チューブからなる外套
管(可撓管)51内に操作ワイヤ52が進退自在に挿通
配置されていて、手元側のスネア操作部53で操作ワイ
ヤ52を進退操作することにより、外套管51の先端か
らスネアループ54を膨出及び収縮させることができ
る。
【0013】処置具挿通チャンネル4の入口開口部に設
けられた処置具挿通口金6は、いわゆるルアーロックタ
イプの注射針の口金と同形状に形成されていて、入口は
テーパ孔になっている。
【0014】そして、処置具固定具10の基部は、処置
具挿通口金6のテーパ孔に係合するテーパ筒状に形成さ
れていて、処置具挿通口金6に対して着脱自在に差し込
んで固定される。7は、その固定状態が緩まないように
するためのルアーロック締め環であるが、必ずしも設け
る必要はない。
【0015】図2は処置具固定具10を示しており、全
体がナイロン又はプロピレンなどの柔軟性のある材料に
よって、一部品として形成されている。11は、処置具
挿通口金6に差し込まれるテーパ筒部、12は、ルアー
ロック締め環7が係合する円周溝である。
【0016】処置具固定具10は、処置具挿通チャンネ
ル4の入口開口に固定されるテーパ筒部11に連設され
た受け部13と、その受け部13に形成されたテーパ孔
14に着脱自在に差し込まれる差し込み部15とを有し
ている。
【0017】また、差し込み部15の手元側に連設され
た摘み部18と受け部13とが柔軟な連結帯16によっ
て連結されている。テーパ孔14は、処置具挿通チャン
ネル4に対して同軸に連通するようになっている。
【0018】差し込み部15の中心軸位置には、内視鏡
用処置具50の外套管51がぎりぎりで締めつけられな
い程度に挿通される孔が穿設されており、差し込み部1
5の外面部分は、受け部13のテーパ孔14にきつく嵌
め込むことのできるテーパ面に形成されている。
【0019】そして、図3にも示されるように、差し込
み部15には、十字状のスリ割り17が先側から形成さ
れている。ただし、手元側の摘み部18にはスリ割り1
7は形成されていない。
【0020】したがって、差し込み部15を受け部13
のテーパ孔14にきつく嵌め込まない状態では、外套管
51に対して処置具固定具10を軸方向に自由に進退さ
せることができる。
【0021】そして、摘み部18を指先で摘み、差し込
み部15を受け部13のテーパ孔14に押し込んできつ
く嵌め込むと、スリ割り17で4分割されている差し込
み部15が、テーパ孔14によって径方向に押し縮めら
れて外套管51の外周面に圧接され、処置具固定具10
が内視鏡用処置具50に固定される。
【0022】このようにして、処置具固定具10を外套
管51の任意の位置に固定することができ、その固定作
業は原則として、内視鏡用処置具50を処置具挿通チャ
ンネル4に挿入する前の準備段階に行われる。
【0023】そして内視鏡用処置具50使用時には、処
置具50を処置具挿通チャンネル4に挿通していき、外
套管51に固定された処置具固定具10を処置具挿通口
金6に固定することによって、図1に示されるように、
外套管51が内視鏡1の挿入部2の先端から突出する突
出長Lを任意の一定の長さにすることができる。
【0024】その先端突出長Lは、例えば10〜40m
m程度の範囲にある最も望ましい長さになるように自由
に設定すればよく、そのようにして、挿入部2の長さの
異なるどのような内視鏡1に対しても、内視鏡用処置具
50の先端突出長Lを任意且つ確実に設定することがで
きる。
【0025】また、内視鏡用処置具50の使用中に、処
置具固定具10の受け部13にきつく嵌め込まれている
差し込み部15を緩めて、外套管51に対する処置具固
定具10の固定位置をずらせば、先端突出長Lの再設定
も容易に行うことができる。
【0026】図4は、本発明の内視鏡の処置具固定装置
の第2の実施の形態を示しており、処置具固定具20の
差し込み部15と摘み部18との間に形成したネジ部1
9を受け部13に形成されたネジ部と螺合させるように
したものである。その他は、第1の実施の形態の処置具
固定具10と同じである。このように構成することによ
り、受け部13と差し込み部15との間の固定及び固定
解除を、より確実に行うことができる。
【0027】図5は、本発明の内視鏡の処置具固定装置
の第3の実施の形態を示しており、外套管51を押圧す
るための回転自在なローラ21の軸22を、処置具固定
具30の受け部13に斜めに形成された軸受溝23に係
合させたものである。
【0028】軸受溝23は外套管51に対して数度の角
度を有するように形成されており、図6に示されるよう
に、ローラ21の外周面は外套管51の外周面に沿う円
弧状に形成されている。
【0029】したがって、処置具固定具30を外套管5
1の任意の位置にセットしてから、ローラ21を指先で
押して移動させることにより、ローラ21により外套管
51をきつく押さえつけてその位置に処置具固定具30
を固定することができる。このように内視鏡の処置具固
定装置としては各種の実施の形態がある。
【0030】図7は、内視鏡用処置具50として内視鏡
用注射具が用いられた場合の実施の形態を示している。
この内視鏡用注射具は外套管を有しておらず、単純な単
一のチューブ状の送液チューブ54の先端に注射針部5
5が形成された構造になっており、送液チューブ54が
処置具挿通チャンネル4内に直接挿通される。
【0031】また、内視鏡の処置具固定装置としては、
図4に示されている第2の処置具固定具20が用いられ
ている。ただし図3又は図5等に示される他の処置具固
定具を用いてもよい。
【0032】ここでは、送液チューブ54の任意の位置
に固定した処置具固定具20を処置具挿通口金6に固定
するようになっており、それによって、内視鏡1の挿入
部2先端部分からの注射針部55の突出長Aを任意の一
定の長さに規制することができ、安全かつ正確に体腔内
において注射を行うことができる。
【0033】図8は、内視鏡用処置具50として内視鏡
用注射具が用いられた場合の第2の実施の形態を示して
いる。この内視鏡注射具では、外套管51内に送液チュ
ーブ54が進退自在に挿通されていて、外套管51の先
端から突出する送液チューブ54の先端部分に注射針部
55が形成されている。
【0034】そして、処置具挿通口金6に取り付けられ
る処置具固定具10によって、外套管51の先端突出長
Lを任意の一定長さに規制することができ、これは、図
1に示される実施の形態と全く同じである。ただし図4
又は図5等に示される他の処置具固定具を用いてもよ
い。
【0035】この実施の形態においては、さらに、図4
に示される処置具固定具20を、送液チューブ54の途
中の任意の位置に固定できるようにしてある。また、外
套管51の口元開口には注射針と同様の口金56が取り
付けられていて、そこに処置具固定具20を固定するこ
とができる。したがって、外套管51の先端からの注射
針部55の突出長Aを、任意の一定の長さに規制するこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、内視鏡用処置具の可撓
管の途中の外周面に係合する係合部材をその可撓管の任
意の位置に固定することができ、さらにその係合部材を
内視鏡の処置具挿通路の入口部分に固定することができ
るので、処置具の可撓管が内視鏡の先端から突出する突
出長を予め自由に設定することができる。
【0037】したがって、経内視鏡的処置を行う際に、
内視鏡の処置具挿通チャンネルに対する可撓管の挿脱操
作及び保持と、可撓管に対する操作ワイヤの進退操作等
の両方の操作を、術者が一人で容易に行うことができ、
しかもそれを片手でも行うことができる。また、挿入部
の長さの異なる内視鏡に対しても、一つの処置具で対応
することができる。
【0038】また、可撓管が外套管に挿通された処置具
の場合に、係合部材をその可撓管の任意の位置に固定し
て、その係合部材をさらに処置具の外套管に固定するこ
とができるようにすれば、外套管に対する可撓管の挿入
量を予め自由に設定することができ、処置具操作を術者
が一人で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】処置具として内視鏡用スネアが用いられた状態
の本発明の実施の形態の側面断面図である。
【図2】本発明の内視鏡の処置具固定装置の第1の実施
の形態の側面断面図である。
【図3】本発明の内視鏡の処置具固定装置の第1の実施
の形態の正面断面図である。
【図4】本発明の内視鏡の処置具固定装置の第2の実施
の形態の側面断面図である。
【図5】本発明の内視鏡の処置具固定装置の第3の実施
の形態の側面断面図である。
【図6】本発明の内視鏡の処置具固定装置の第3の実施
の形態の正面断面図である。
【図7】処置具として内視鏡用注射具が用いられた状態
の本発明の実施の形態の側面断面図である。
【図8】処置具として他の内視鏡用注射具が用いられた
状態の本発明の実施の形態の側面断面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 4 処置具挿通チャンネル 6 処置具挿通口金 7 ルアーロック締め環 10 処置具固定具 11 テーパ筒部 13 受け部 14 テーパ孔 15 差し込み部 17 スリ割り 50 内視鏡用処置具 51 外套管 54 送液チューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の処置具挿通路に挿通される可撓管
    を有する内視鏡用処置具の上記可撓管の途中の外周面に
    軸線方向に移動自在に係合する係合部材と、 上記係合部材を上記可撓管の任意の位置に固定するため
    の対可撓管固定手段と、 上記係合部材を上記内視鏡の処置具挿通路の入口部分に
    固定するための対内視鏡固定手段とを設けたことを特徴
    とする内視鏡の処置具固定装置。
  2. 【請求項2】上記可撓管内に、ワイヤ又は第2の可撓管
    が挿通されている請求項1記載の内視鏡の処置具固定装
    置。
  3. 【請求項3】上記可撓管内に、他の部材が挿通されてい
    ない請求項1記載の内視鏡の処置具固定装置。
  4. 【請求項4】可撓管が挿通された外套管を内視鏡の処置
    具挿通路に挿通して使用する内視鏡用処置具の上記可撓
    管の途中の外周面に軸線方向に移動自在に係合する係合
    部材と、 上記係合部材を上記可撓管の任意の位置に固定するため
    の対可撓管固定手段と、 上記係合部材を上記外套管の入口部分に固定するための
    対外套管固定手段とを設けたことを特徴とする内視鏡の
    処置具固定装置。
JP7251668A 1995-06-07 1995-09-29 内視鏡の処置具固定装置 Withdrawn JPH0994253A (ja)

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US09/369,346 US6203533B1 (en) 1995-06-07 1999-08-06 Treatment accessory for an endoscope

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