JPH067530Y2 - 照明器具のランプカバー装置 - Google Patents

照明器具のランプカバー装置

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JPH067530Y2
JPH067530Y2 JP1990067660U JP6766090U JPH067530Y2 JP H067530 Y2 JPH067530 Y2 JP H067530Y2 JP 1990067660 U JP1990067660 U JP 1990067660U JP 6766090 U JP6766090 U JP 6766090U JP H067530 Y2 JPH067530 Y2 JP H067530Y2
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JP
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front hood
cap
fulcrum
hood
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JP1990067660U
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弘士 浅野
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Endo Lighting Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はスポットライトやダウンライト、その他の同種
照明器具におけるランプカバー装置の改良に関する。
<従来の技術> 一般に、グレアーカットされた反射板を有するスポット
ライトやダウンライトなどの照明器具では、その光の反
射を許すと共に、ランプ交換を行えるように定めつつ
も、その防眩上ランプの頭部を前方からキャップによっ
て覆い隠す必要がある。
そのためのランプカバー装置として、上記防眩キャップ
の支持バーをランプのフロントフードと別個独立に作成
の上、その支持バーをフロントフードへ着脱自在に嵌め
付ける型式は公知と言えるが、その公知品ではキャップ
支持バーが一対の線材から成り、その中央部の防眩キャ
ップから放射状に、且つ互いに側面視のく字型を呈する
交叉形態として張り出されていると共に、その張り出し
先端部に各々バネ爪が付属枢着されている一方、そのバ
ネ爪を受け入れるべき凹周溝が、フロントフードの円形
内周面に切り欠かれている。
そして、上記支持バーをそのく字型の交叉角度が小さく
なるように、強制的に撓み変形させ乍ら、フロントフー
ドの内部へ嵌め込んだ上、その両バネ爪をフロントフー
ドの凹周溝へ、上記撓み変形の復元反撥力によって、所
謂突っ張り弾圧状態に係止させ、その中央部の防眩キャ
ップをランプの直前位置に臨む嵌め付け固定状態に保っ
ている。
<考案が解決しようとする課題> ところが、上記の構成によると、キャップ支持バーが常
に側面視のく字型をなす突っ張り弾圧状態にあり、これ
には復元反撥力が蓄積されているため、両バネ爪とその
受入れ凹周溝との係止個所を支点として、その支持バー
自身が不慮に振れ動き、フロントフードの直径線上から
位置ズレしてしまいやすく、その結果ランプをキャップ
によって正確に覆い隠せないことが起る。
又、支持バーの両バネ爪を受け入れる凹周溝は、その文
字通りの連続環状形態としてフロントフードに切り欠か
れているため、その両バネ爪を凹周溝へ係止させるべく
操作するに当っても、その支持バーをフロントフードの
直径線上へ正しく横断状態に位置決めすることが困難で
ある。
更に、線材から成る支持バーを常時突っ張り弾圧状態に
保っているため、その弾圧性能が早期に疲労しやすく、
そうすると両バネ爪とその受け入れ凹周溝との係止力が
低下し、上記振れ動きやすいこととも相俟って、僅かの
振動や衝撃を受けても、フロントフードから離脱してし
まう危険性がある。
<課題を解決するための手段> 本考案はこのような課題の改良を企図しており、そのた
めに役立つ照明器具のランプカバー装置として、照明器
具本体の内部に植立されたランプを包囲する円錐型の反
射板と、 反射板の開口縁部へ前方から組付けユニット化されたほ
ぼ円筒型のフロントフードと、 フロントフードの垂直な直径線上に沿って、その円周面
を貫通横断し得る長さ寸法の別個独立な金属平板から成
るキャップ支持バーと、 キャップ支持バーの下端部を受け止めるべく、フロント
フードの円周面へ下方から一定間隙を保って添え付け固
定された板バネと、 ランプの頭部を前方から覆い隠すべく、キャップ支持バ
ーの中央部から一体的に後方へ張り出された断面コ字型
の防眩キャップとを備え、 上記キャップ支持バーにおける上下両端部の端面を何れ
も凸曲面として、その支持バーの上端部には抜け止め凸
子を横向きに突き起す一方、同じく支持バーの下端部か
らは針状の支点凸子を下向きに張り出し延長させ、 上記支持バーの上下両端部を受け入れる長孔を、フロン
トフードの垂直な直径線上に分布する上下一対として、
且つその何れもフロントフードの円周面に前後方向への
細長く開口形成すると共に、 その下側の受け入れ長孔と連通する小さな支点凸子受け
止め孔を、上記板バネの弾性作用し得る先端部に対応開
口させて、 上記支持バーの下端部をフロントフードの内方から下側
の受け入れ長孔へ落し込んだ上、上記板バネの先端部を
押し下げると共に、その支点凸子を支点としつつ、引続
き支持バーの上端部をフロントフードの内部へ廻し込み
操作して、その上側の受け入れ長孔へ挿入した時、上記
支持バーの抜け止め凸子がフロントフードの円周面へ下
方から突っ張り弾圧状態に係止するように定めたことを
特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的構成を詳述
すると、第1〜4図はその照明器具に係る天井直付け式
スポットライトの設置使用状態を表わしており、(A)
は照明器具本体の総称であって、比較的径小な断面コ字
型のソケット受け入れ用胴筒(11)と、これから前方へ一
体的に張り出す径大なアウターフード(12)とから成ると
共に、そのアウターフード(12)における円周面の内側に
は、後述のフロントフード抜け止め用板バネ(13)とイン
ナーフード取付け用ステー(14)との前後一対が、何れも
放射対称型に点在分布する複数(図では合計3個)づつ
として固着されている。
その場合、フロントフード抜け止め用の板バネ(13)は概
してV字型に屈曲形成されており、その固着された前端
部を言わば支点として、弾性変形作用するようになって
いる。他方、インナーフード取付け用のステー(14)は板
バネ(13)の背後に対応位置しており、その前後両端部か
らは内向きに一対の係止片(15)(16)が張り出されてい
る。
(17)は上記アウターフード(12)に内蔵されたほぼ円錐型
のインナーフードであり、その開口張出しフランジ(18)
が上記ステー(14)の後側係止片(16)と締結一体化されて
いる。そのインナーフード(17)の上記胴筒(11)内へ臨む
後端部はソケット取付台を兼ねており、ここにはランプ
ソケット(19)が固定載置されている。(20)はインナーフ
ード(17)の内部を仕切る如く介挿固定された遮熱板、(2
1)はランプソケット(19)へ前方から着脱・交換自在に植
立されたハロゲンランプである。
上記のような器具本体(A)は、そのランプ(21)による
投光方向を自由に変化させることができるようになって
いる。
即ち、引続く図示符号(22)は上記ソケット受け入れ用胴
筒(11)の円周面から上向き一体的に張り出された回動板
であって、第2図のような側面視の円形を呈しており、
その周縁一部からは過度な上方に向かう回動規制用のス
トッパー凸起(23)も設けられている。他方、(24)は器具
本体(A)のハンガー支柱であって、配線コードの導通
可能な中空の四角ボックス型をなしており、その下端部
からは上記回動板(22)と対応する円形な固定板(25)が張
り出されている。(26)はその固定板(25)の円形中心部か
ら横向き水平に張り出す軸受筒を示している。
そして、上記器具本体(A)の回動板(22)とそのハンガ
ー支柱(24)の固定板(25)は、第3図のようにスペーサー
(27)を介して接合され、且つその相互間を水平に貫通す
る横ネジ軸(28)によって、相対回動自在に枢支連結され
ている。その際、横ネジ軸(28)の径大な円形頭部(29)と
ハンガー支柱(24)の固定板(25)とは、その何れか一方か
ら突出する係止ピン(30)によって、その横ネジ軸(28)の
空転不能に固定一体化されており、これに対して器具本
体(A)の回動板(22)のみが、上記横ネジ軸(28)の水平
軸線(X−X)を枢支点として、回動作用するようにな
っているのである。(31)は横ネジ軸(28)の先端部に螺合
締結された固定ナット、(32)はそのナット(31)を被覆化
粧する盲キャップを示している。
又、(33)は上記ハンガー支柱(24)を室内の天井面(C)
へ固定設置するためのスタット、(34)はそのスタット(3
3)に取付け一体化されたフレンジであり、その中心部に
ハンガー支柱(24)の上端部が、中空な縦ネジ軸(35)を介
して連結保持されている。(36)はその縦ネジ軸(35)に螺
合締結された固定ナットであり、これを若干弛緩させれ
ば、器具本体(A)並びにそのハンガー支柱(24)が、縦
ネジ軸(35)の垂直軸線(Y−Y)を枢支点として、所謂
首振る如くに回動作用するようになっている。
つまり、その垂直軸線(Y−Y)と水平軸線(X−X)
を各々中心として、器具本体(A)を回動操作すること
により、そのランプ(21)の投光方向を予じめ自由自在に
変え得るわけである。
(37)は上記ランプ(21)を包囲する円錐型の反射板であ
り、その光反射面をグレアーカット面に形成されてい
る。(38)はその反射板(37)とほぼ同一の開口直径寸法
(d)を備えたフロントフードであって、金属板から所
謂段付きの異径な円筒型に塑性加工されている。そし
て、そのフロントフード(38)における中途部の張出しシ
ョルダー(39)が、反射板(37)の開口張出しフンジ(40)へ
前方から接合された上、その後端部から内向きに曲げ起
されたかしめ片(41)によって、反射板(37)と組付け一体
化されている。
反射板(37)とフロントフード(38)が、上記器具本体
(A)と別個独立の組立ユニット体(B)として形作ら
れており、その言わば爾後的に器具本体(A)のアウタ
ーフード(12)内へ、前方から抜き差し自在に装填される
ようになっているわけである。(42)はそのためにフロン
トフード(38)の後端部へ、複数の放射対称配置型として
切り欠かれた回り止め切欠であって、上記したアウター
フード(12)におけるステー(14)の前側係止片(15)と対応
している。
従って、上記組立ユニット体(B)をアウターフード(1
2)内へ、その前方から上記板バネ(13)を乗り越える如く
強制押圧的に嵌め込めば、その廻り止め切欠(42)がステ
ー(14)の前側係止片(15)と係止すると共に、その組立ユ
ニット体(B)の抜け止め作用が、アウターフード(12)の
板バネ(13)によって達成されることとなる。尚、その板
バネ(13)に抗しつつ組立ユニット体(B)を前方へ抜き
出すことも、勿論可能である。
更に、(43)は比較的に薄肉・硬質な金属平板から成るキ
ャップ支持バーであって、第5図のように上記組立ユニ
ット体(B)の就中フロントフード(38)からも別個独立
しており、そのフロントフード(38)の垂直な直径線上に
沿って、その円周面を貫通横断し得るように、その開口
直径寸法(d)よりも若干大きな長さ寸法(l)に打抜き
加工されている。(44)は上記ランプ(21)の頭部を前方か
ら覆い隠すための防眩キャップであって、後方が開口す
る断面コ字型を呈しており、その前端部において支持バ
ー(43)の中央部と組付け一体化されている。
つまり、キャップ(44)の背壁をなす前端部には、1条の
スリット(45)が縦方向に沿って切り欠かれており、ここ
に平板形態をなす支持バー(43)の所謂木口が挿入された
上、そのキャップ(44)の内部においてかしめ付けられて
いるのである。
(a)(b)は上記支持バー(43)の上端部と下端部を示
唆しているが、その上端部(a)には板面から一定高さ
だけ横向きに張り出す抜け止め凸子(46)が、上記打抜き
と好ましくは一挙同時に突き起し加工されている。又、
同じく支持バー(43)の下端部(b)からは針状の支点凸
子(47)が、その下向き延長状態に形成されている。更
に、その支持バー(43)における上下両端部(a)(b)
の端面は図から示唆されるような凸曲面としての丸味が
与えられている。
他方、(48)(49)は上記フロントフード(38)の円周面に貫
通形成された上下一対の支持バー受け入れ長孔であっ
て、そのフロントフード(38)の直径線上において正しく
向かい合っていると共に、何れも前後方向に細長く延在
する開口形態を有している。そのため、両長孔(48)(49)
に挿入される支持バー(43)は、その所謂木口が前方を正
しく指向する関係状態となる。
又、(50)は下側の支持バー受け入れ長孔(49)を下方から
施蓋する位置関係として、フロントフード(38)の円周面
に添え付け固定された板バネであり、その弾性作用する
先端部が長孔(49)の真下位置に臨み、上記支持バー(43)
の下端部(b)を受け止める。(51)はその下側の長孔(4
9)と連通するように、板バネ(50)の弾性作用する先端部
に対応開口された小さな支点凸子受け止め孔であり、上
記支持バー(43)の針状支点凸子(47)で受け入れるように
なっている。その場合、フロントフード(38)の円周面と
これに下方から添え付け固定された板バネ(50)との向か
い合う相互間には、図から示唆されるような若干の一定
間隙(s)が確保されてもいる。
<作用> 上記キヤップ支持バー(43)は、フロントフード(38)内へ
前方から着脱自在に嵌め付けられ、その防眩キャップ(4
4)によってランプ(21)の頭部を覆い隠すようになってい
るが、そのフロントフード(38)への嵌め付けに当って
は、先づ支持バー(43)における下端部(b)の就中針状
支点凸子(47)を、フロントフード(38)の下側に開口する
長孔(49)から、板バネ(50)の支点凸子受け止め孔(51)へ
落し込む如くに挿入係止させる。
そして、第6図の鎖線から明白なように、その係止状態
のもとで板バネ(50)の先端部を押し下げ乍ら、上記支点
凸子(47)を支点として、支持バー(43)の上端部(a)を
フロントフード(38)内へ廻し込み操作し、その上端部
(a)を引続きフロントフード(38)の上側に開口する長
孔(48)へ挿入させた上、その操作手を離すのである。
そうすれば、支持バー(43)には上記板バネ(50)による押
し上げの復元弾圧力が自づと作用するこになるため、そ
の抜け止め凸子(46)が第2、4図から明白なように、フ
ロントフード(38)の内部においてその円周面へ下方から
係止することになり、その離脱不能な固定状態に保たれ
る。
その場合、上記板バネ(50)はフロントフード(38)の円周
面と一定間隙(s)を保つ関係状態にあって、支持バー
(43)を下方から受け止めるようになっているため、その
支持バー(43)の下端部(b)はフロントフード(38)に開
口する下側の長孔(49)を貫通して、更にその支点凸子(4
7)が板バネ(50)の支点凸子受け止め孔(51)へ受け入れ係
止される状態となり、しかもその重畳的な受け止め状態
のもとでは、上記板バネ(50)による押し上げ弾圧付勢力
が、フロントフード(38)に対する支持バー(43)の係止固
定力として作用する結果、その板バネ(50)による振動や
衝撃の吸収作用とも相俟って、支持バー(43)を頗る安定
良く、完全に施錠保持することができるのである。
又、支持バー(43)は平板形態をなしており、その上下両
端部(a)(b)を受け入れるべき一対の長孔(48)(49)
も、フロントフード(38)の円周面において、前後方向へ
延在する細長い開口形態に貫通形成されているため、支
持バー(43)自身の不慮に振れ動くおそれがなく、その平
板形態の所謂木口が常に前方を指向する関係として、フ
ロントフード(38)の垂直な直径線上に正しく配列される
こととなり、そのキャップ(44)をランプ(21)の正確な被
覆状態に位置決めすることができ、その爾後的な位置狂
いを生ずる心配もない。
更に、支持バー(43)の所謂木口が正確に前方を指向する
ことは、反射光の遮断面積が少なくなることを意味し、
その意味からも平板形態に定めた効果がある。又、支持
バー(43)の下端部(b)を先づフロントフード(38)の下
側に開口する長孔(49)へ落し込み状に挿入させ、板バネ
(50)の先端部を押し下げ乍ら、その板バネ(50)に受け止
められた針状支点凸子(47)を支点として、上記支持バー
(43)を片手操作によりフロントフード(38)の内部へ廻し
込み、次いでその支持バー(43)の上端部(a)をフロン
トフード(38)の上側に開口する長孔(48)へ挿入させるよ
うになっているため、そのフロントフード(38)に対する
支持バー(43)の嵌め付け作業を極めて安楽に実行するこ
とができる。
その際、上記板バネ(50)の弾性作用する先端部に、支持
バー(43)の針状支点凸子(47)を受け入れ係止するように
なっているほか、その支持バー(43)における上下両端部
(a)(b)の端面が、何れも凸曲面として丸味を与え
られているため、上記フロントフード(38)に対する支持
バー(43)の廻し込み操作を、著しく円滑に行なうことも
できることとなる。尚、上記の操作を逆方向に加えるな
らば、その支持バー(43)をフロントフード(38)から取り
はずすことができ、そのためランプ(21)の交換も支障な
く行なえること、勿論である。
<考案の効果> 以上のように、本考案では照明器具本体(A)の内部に
植立されたランプ(21)を包囲する円錐型の反射板(37)
と、 反射板(37)の開口縁部へ前方から組付けユニット化され
たほぼ円筒型のフロントフード(38)と、 フロントフード(38)の垂直な直径線上に沿って、その円
周面を貫通横断し得る長さ寸法(l)の別個独立な金属
平板から成るキャップ支持バー(43)と、 キャップ支持バー(43)の下端部(b)を受け止めるべ
く、フロントフード(38)の円周面へ下方から一定間隙
(s)を保って添え付け固定された板バネ(50)と、 ランプ(21)の頭部を前方から覆い隠すべく、キャップ支
持バー(43)の中央部から一体的に後方へ張り出された断
面コ字型の防眩キャップ(44)とを備え、 上記キャップ支持バー(43)における上下両端部(a)
(b)の端面を何れも凸曲面として、その支持バー(43)
の上端部(a)には抜け止め凸子(46)を横向きに突き起
す一方、同じく支持バー(43)の下端部(b)からは針状
の支点凸子(47)を下向きに張り出し延長させ、 上記支持バー(43)の上下両端部(a)(b)を受け入れ
る長孔(48)(49)を、フロントフード(38)の垂直な直径線
上に分布する上下一対として、且つその何れもフロント
フード(38)の円周面に前後方向への細長く開口形成する
と共に、 その下側の受け入れ長孔(49)と連通する小さな支点凸子
受け止め孔(51)を、上記板バネ(50)の弾性作用し得る先
端部に対応開口させて、 上記支持バー(43)の下端部(b)をフロントフード(38)
の内方から下側の受け入れ長孔(49)へ落し込んだ上、上
記板バネ(50)の先端部を押し下げると共に、その支点凸
子(47)を支点としつつ、引続き支持バー(43)の上端部
(a)をフロントフード(38)の内部へ廻し込み操作し
て、その上側の受け入れ長孔(48)へ挿入した時、上記支
持バー(43)の抜け止め凸子(46)がフロントフード(38)の
円周面へ下方から突っ張り弾圧状態に係止するように定
めてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改
良できる効果がある。
即ち、本考案の上記構成によれば、キャップ支持バー(4
3)が一定長さ寸法(l)の金属平板から成り、その中央
部からランプ(21)の頭部を覆い隠すための断面コ字型防
眩キャップ(44)が、一体的に張り出されている。
そして、その支持バー(43)の上下両端部(a)(b)を
受け入れる長孔(48)(49)が、フロントフード(38)の垂直
な直径線上に分布する上下一対として、且つその何れも
フロントフード(38)の円周面に前後方向への細長く開口
形成されている。
そのため、上記フロントフード(38)の両長孔(48)(49)へ
支持バー(43)の上下両端部(a)(b)が挿入された状
態のもとでは、その金属平板から成る支持バー(43)の薄
肉・扁平な木口が、前方を直視する位置関係となり、そ
の結果ランプ(21)からの反射光をいたづらに遮断するこ
となく、又遊転したり、振れ動いたりするおそれもな
く、そのランプ(21)のみを防眩キャップ(44)によって、
正確に防眩作用し得るのである。
又、上記支持バー(43)はフロントフード(38)の開口直径
寸法(d)よりも若干大きな一定長さ寸法(l)とし
て、そのフロントフード(38)の垂直な直径線上に沿って
貫通横断されるようになっているが、特にその支持バー
(43)の下端部(b)を受け入れるべく、フロントフード
(38)に開口形成された下側受け入れ長孔(49)の直下位置
には、これと連通する小さな支点凸子受け止め孔(51)を
備えた板バネ(50)が、フロントフード(38)の円周面と一
定間隙(s)を保つように添え付け固定されている。
そのため、上記支持バー(43)の下端部(b)はフロント
フード(38)の下側受け入れ長孔(49)を貫通した状態にお
いて、その下端部(b)から下向きに張り出し延長する
針状の支点凸子(47)が、上記板バネ(50)の支点凸子受け
止め孔(51)へ挿入係止されることとなり、その一定間隙
(s)を保つ2点による重畳的な受け止め状態に安定良
く維持されるのである。
しかも、上記支点凸子(47)を受け入れ係止する支点凸子
受け止め孔(51)は、板バネ(50)の弾性作用する先端部に
開口形成されており、上記支持バー(43)における上下両
端部(a)(b)の端面には凸曲面としての丸味が与え
られているので、その支持バー(43)の下端部(b)をフ
ロントフード(38)の内方から下側の受け入れ長孔(49)へ
落し込んだ上、上記板バネ(50)の先端部を押し下げると
共に、その板バネ(50)の受け止め孔(51)に受け入れ係止
された針状支点凸子(47)を支点としつつ、支持バー(43)
の上端部(a)をフロントフード(38)の内部へ廻し込み
操作して、そのフロントフード(38)に開口する上側の受
け入れ長孔(48)へ、上記支持バー(43)の上端部(a)を
円滑に挿入させることができ、フロントフード(38)の垂
直な直径線上に沿う横断状態として、上記支持バー(43)
を片手操作によりワンタッチ式のすばやく嵌め付け作業
できる効果があり、その取りはずしによるランプ(21)の
交換も極めて容易に行なえる。
つまり、支持バー(43)の下端部(b)を先づフロントフ
ード(38)に開口する下側の受け入れ長孔(49)へ落し込む
如く貫通させて、その板バネ(50)の支点凸子受け止め孔
(51)に受け止められた針状支点凸子(47)を支点として、
その板バネ(50)の弾性作用する先端部を押し下げ乍ら、
上記支持バー(43)の上端部(a)を引続き廻し込み操作
するようになっているため、そのフロントフード(38)内
への嵌め付け作業を著しく安楽に能率良く行なえるわけ
である。
そして、上記支持バー(43)の上端部(a)がフロントフ
ード(38)に開口する上側の受け入れ長孔(48)へ挿入され
た状態のもとでは、その上端部(a)から横向きに突き
起された抜け止め凸子(46)が、上記板バネ(50)の押し下
げに伴なう復元的な押し上げ弾圧力を受けて、フロント
フード(38)の円周面へ下方から突っ張り状態に係止する
ため、そのフロントフード(38)から支持バー(43)の離脱
するおそれがないことは勿論のこと、使用中の振動や衝
撃を受けるも、決してガタついたり、振れ動いたりする
おそれがない。フロントフード(38)に対する上記嵌め付
け操作を至極簡便に行なえるにも拘らず、その支持バー
(43)を常時安定・確固な施錠状態に保持できる効果があ
る。
更に、上記支持バー(43)は金属平板から成るために、請
求項2の構成を採用することも可能となり、これによっ
て防眩キャップ(44)とその支持バー(43)を、やはり振れ
動くおそれなく組付け一体化できる効果があり、耐用性
にも優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る照明器具の設置使用状態を示す正
面図、第2図は第1図の2−2線断面図、第3図は第2
図の3−3線断面図、第4図は同じく第2図の4−4線
に沿う拡大断面図、第5図はフロントフードとキャップ
支持バーとの分解状態を示す斜面図、第6図はそのフロ
ントフードに対するキャップ支持バーの嵌め付け操作過
程を示す側断面図である。 (21)……ランプ (37)……反射板 (38)……フロントフード (43)……キャップ支持バー (44)……防眩キャップ (46)……抜け止め凸子 (47)……支点凸子 (48)(49)……受け入れ長孔 (50)……板バネ (51)……支点凸子受け止め孔 (A)……照明器具本体 (B)……組立ユニット体 (a)……上端部 (b)……下端部 (d)……開口直径寸法 (l)……長さ寸法

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明器具本体(A)の内部に植立されたラ
    ンプ(21)を包囲する円錐型の反射板(37)と、 反射板(37)の開口縁部へ前方から組付けユニット化され
    たほぼ円筒型のフロントフード(38)と、 フロントフード(38)の垂直な直径線上に沿って、その円
    周面を貫通横断し得る長さ寸法(l)の別個独立な金属
    平板から成るキャップ支持バー(43)と、 キャップ支持バー(43)の下端部(b)を受け止めるべ
    く、フロントフード(38)の円周面へ下方から一定間隙
    (s)を保って添え付け固定された板バネ(50)と、 ランプ(21)の頭部を前方から覆い隠すべく、キャップ支
    持バー(43)の中央部から一体的に後方へ張り出された断
    面コ字型の防眩キャップ(44)とを備え、 上記キャップ支持バー(43)における上下両端部(a)
    (b)の端面を何れも凸曲面として、その支持バー(43)
    の上端部(a)には抜け止め凸子(46)を横向きに突き起
    す一方、同じく支持バー(43)の下端部(b)からは針状
    の支点凸子(47)を下向きに張り出し延長させ、 上記支持バー(43)の上下両端部(a)(b)を受け入れ
    る長孔(48)(49)を、フロントフード(38)の垂直な直径線
    上に分布する上下一対として、且つその何れもフロント
    フード(38)の円周面に前後方向への細長く開口形成する
    と共に、 その下側の受け入れ長孔(49)と連通する小さな支点凸子
    受け止め孔(51)を、上記板バネ(50)の弾性作用し得る先
    端部に対応開口させて、 上記支持バー(43)の下端部(b)をフロントフード(38)
    の内方から下側の受け入れ長孔(49)へ落し込んだ上、上
    記板バネ(50)の先端部を押し下げると共に、その支点凸
    子(47)を支点としつつ、引続き支持バー(43)の上端部
    (a)をフロントフード(38)の内部へ廻し込み操作し
    て、その上側の受け入れ長孔(48)へ挿入した時、上記支
    持バー(43)の抜け止め凸子(46)がフロントフード(38)の
    円周面へ下方から突っ張り弾圧状態に係止するように定
    めたことを特徴とする照明器具のランプカバー装置。
  2. 【請求項2】断面コ字型防眩キャップ(44)の背壁に1条
    のスリット(45)を切り欠くと共に、金属平板から成るキ
    ャップ支持バー(43)の木口を、そのスリツト(45)への挿
    入状態にかしめ付け一体化したことを特徴とする請求項
    1記載の照明器具のランプカバー装置。
JP1990067660U 1990-06-25 1990-06-25 照明器具のランプカバー装置 Expired - Lifetime JPH067530Y2 (ja)

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