JPH0675295A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH0675295A
JPH0675295A JP4226127A JP22612792A JPH0675295A JP H0675295 A JPH0675295 A JP H0675295A JP 4226127 A JP4226127 A JP 4226127A JP 22612792 A JP22612792 A JP 22612792A JP H0675295 A JPH0675295 A JP H0675295A
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JP
Japan
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camera
release
output
cameras
timer
Prior art date
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JP4226127A
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English (en)
Inventor
Takashi Saegusa
隆 三枝
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 電動巻き上げ手段18を有しレリーズ出力を発生する第
1のカメラ1と、レリーズ出力を受け取る第2のカメラ
が接続され、第1のカメラと第2のカメラが交互にレリ
ーズされるカメラシステムにおいて、第1のカメラはタ
イマー手段10を有し、巻き上げ開始とともに前記タイ
マー手段をスタートさせ、所定時間で前記レリーズ出力
を行うようにして、交互レリーズ可能なカメラシステム
を容易に実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのレリーズに関
するものである。特に、2台のカメラをつなげ、交互に
レリーズさせるカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、2台のカメラを接続させ、1台
目のカメラのレリーズ時間の略半分経過したところで2
台目のカメラのレリーズを行わさせる提案があった。こ
れにより、同一のレンズを装着した2台のカメラを並べ
て上記の如く撮影すれば、駒間の撮影も可能となり、実
質的に駒速を倍にする効果があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際にその機
能を実現させようとすると、1台のカメラのレリーズシ
ーケンスの真に半分のタイミングで2台目のレリーズを
行うことは困難である。というのは、周知の如くレリー
ズシーケンスにはミラーアップ、シャッタ制御、ミラー
ダウンの行程があり、シャッタ制御の時間(シャッタ秒
時)が大きく変わると、真の半分のタイミングも変わ
り、2台目のカメラをレリーズを開始させるタイミング
も異なってくるからである。
【0004】そこで、本発明は、2台目のカメラのレリ
ーズ開始タイミングを正確にかつ簡単に定めることを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電動巻き上げ手段を有し、レリーズ出力を
発生する第1カメラと、前記レリーズ出力を受け取るこ
とが可能に接続された第2カメラと、より構成され、前
期第1カメラと前期第2カメラを交互にレリーズするこ
とが可能なカメラシステムにおいて、前記第1カメラ
は、タイマー手段と、巻き上げ開始とともに前記タイマ
ー手段をスタートさせ所定時間で前記レリーズ出力を発
生する出力制御手段とを、有する構成とした。
【0006】
【作用】本発明においては、実質的な効果を第1に考
え、タイミング制御のきびしいシャッタ制御ルーチンの
終了後、タイマーのカウントを開始し、一定時間でレリ
ーズ信号を出すようにしたので、2台のカメラのどちら
にもカメラ制御に負担を与えずに2台のカメラの交互レ
リーズが可能となる。
【0007】
【実施例】図1、2は本発明によるカメラを2台接続し
た実施例で、図1にブロック図を示し、図2にその外観
図を示す。始めに図2の説明をすると、カメラ1とカメ
ラ2は接続ケーブル3で接続されている。1aと2aは
それぞれのカメラ1、2のレリーズボタンである。接続
ケーブル3は、互いのレリーズ信号などを連絡し、交互
レリーズを可能にする。
【0008】以下、本発明によるカメラの構成を図1に
沿って説明する。まずカメラ1の構成を説明する。10
はタイマー機能を有するマイクロコンピュータ(以下M
CUという)であり、カメラ1の動作制御を行う。SW
11はレリーズボタン1aの押圧でオンするレリーズス
イッチであり、MCU10の入力端子P11に入力す
る。MCU10の入出力端子P12、および、P13
は、それぞれ後述するカメラ端子1c、あるいは、1d
に接続する。14は撮影モードや各種設定値を設定する
設定回路であり、15は測光回路、16はシャッタ制御
回路、17はモータ制御回路であり、何れもMCU10
に接続される。18はミラー駆動用モータでありモータ
制御回路17によって駆動され、ミラーのアップダウン
動作を行う。
【0009】カメラ2の構成もカメラ1と同様であり、
カメラ1の10番台の要素とカメラ2の20番台の要素
は1桁目の数値が同じものが対応する。(例:MCU1
0とMCU20、駆動用モータ18と28がそれぞれ対
応する。)また、カメラ端子1b、2bは、それぞれカ
メラ1、2の接地端子に接続する。カメラ端子1b、1
c、1dは、それぞれ、接続ケーブル3によって、カメ
ラ2のカメラ端子2b、2c、2dに接続する。
【0010】図3は、上記構成の2台のカメラを交互に
レリーズする制御のフローチャートを示したものであ
る。カメラ1とカメラ2の構成及び動作は略同一であ
り、どちらのカメラも本フローチャートに従って処理さ
れる。以下、カメラ1にレリーズ操作を加えることで、
カメラ2もレリーズを行わさせる場合について説明す
る。なおカメラ2のレリーズ操作で、カメラ1もレリー
ズを行わさせる場合については対応する符号を〔〕内に
記す。
【0011】本フローチャートは、MCU10〔MCU
20〕の一定時間(例えば1ms程度)毎のタイマー割
り込みで実行される割り込み処理ルーチンのフローチャ
ートである。通常の撮影が行われている際に制御される
メインルーチンの実行中、一定時間の割り込みで本ルー
チンの処理に切り替わる。なお、MCU10の入出力端
子P12、P13〔P22、P23〕はメインルーチン
を実行中はいずれも入力端子として機能し、プルアップ
されているのでこのときの入力波形はハイレベル(以下
「H」とする)状態である。
【0012】ステップ#121において、入力端子P1
1〔P21〕によりレリーズスイッチ1a〔2a〕がオ
ンされたか否かを判別し、オンされれば、ステップ#1
23へ進み、オフであればステップ#122へ進む。ス
テップ#122において、カメラ2でレリーズが行われ
たか否かをすなわちカメラ2からレリーズ出力がなされ
たか否かを判別するため、入力端子P12〔P22〕に
入力する信号がHか否かを判別し、カメラ2のレリーズ
が行われて入力端子P12への入力がローレベル(以下
「L」とする)になれば、ステップ#124へ進む。一
方、カメラ2のレリーズも行われず、つまりレリーズ出
力もなく入力端子P12への入力がHであれば、いずれ
のカメラもレリーズしていない場合であり、リターンし
てメインルーチンの処理に戻る。
【0013】ステップ#123へ進むのは、カメラ1の
レリーズスイッチ1a〔2a〕に操作が加えられた場合
であり、マスターフラグをセットする。この場合、カメ
ラ2がスレーブカメラとなる。マスターフラグはどちら
のレリーズ動作に基づいて交互レリーズを開始したかを
識別するために用いる。ステップ#124へ進むのは、
カメラ2からレリーズ出力のあった場合であり、カメラ
1はスレーブカメラとなったためにマスターフラグをリ
セットする。この場合は、カメラ2がマスターカメラと
なる。ステップ#125において、P13〔P23〕を
出力端子としてLを出力する。この出力をビジー信号と
してマスターカメラにスレーブカメラがレリーズシーケ
ンス中にあることを伝達するためである。
【0014】マスターカメラとしてステップ#123の
処理後、あるいはスレーブカメラとなってステップ#1
25の処理後、どちらの場合もステップ#126以降、
実際のレリーズシーケンスの処理を開始する。先ず、ス
テップ#126において制御回路17〔27〕を制御し
てミラー駆動用モータ18〔28〕を正転駆動してミラ
ーアップを行う。次に、ステップ#127において、シ
ャッタ制御回路16〔26〕を駆動してメインルーチン
での演算で求めたシャッタ速度に制御する。
【0015】ステップ#128において、マスターフラ
グの判別を行う。カメラ1のレリーズボタン1a〔2
a〕が押圧されてマスターカメラとなった場合にはフラ
グがセットされているのでステップ#129へ進み、カ
メラ2からのレリーズ出力によりレリーズされてスレー
ブカメラとなった場合にはマスターフラグがリセットさ
れているので、ステップ#130へ進む。
【0016】マスターカメラとなった場合には、ステッ
プ#129に進んで、第2のタイマー割り込みをセット
する。これによりt0時間後にタイマー割り込みを働か
せ、後述する図4に示すフローチャートの処理を行い、
スレーブカメラに対してレリーズ出力を行う。スレーブ
カメラとしてステップ#128の処理後、あるいはマス
ターカメラとしてステップ#129の処理後、ステップ
#130へ進んでミラーダウン処理を行う。すなわち、
制御回路17〔27〕を制御してミラー駆動用モータ1
8〔28〕をステップ#126のミラーアップ時と逆方
向の電圧を印加して逆転駆動することによって、ミラー
ダウンし、不図示の駆動機構によってシャッタチャー
ジ、フィルム巻き上げを行う。
【0017】そして、ステップ#131において、P1
3〔P23〕を入力端子に変えると、プルアップされて
いるので波形はHとなる。マスターカメラの場合は始め
から入力端子のままであるが同様の処理を施しても内容
は変わらない。むしろ、あらゆる状況を考えると安定し
た方向に働く。以上のレリーズシーケンスが終了すると
リターンしてメインルーチンの処理に戻る。
【0018】図4は図3のステップ#129での割り込
みセットされた後働く第2のタイマー割り込み処理ルー
チンのフローチャートである。このルーチンはステップ
#129で前述したようにマスターカメラにしか働かな
い。図3のステップ#129で割り込みがt0後ににセ
ットされると、t0経過後に図3のフローチャートの処
理途中で図4の処理に切り替わる。
【0019】ステップ#151において、スレーブカメ
ラ2がレリーズ出力前かどうかを調べ、出力前であれば
ステップ#152へ進み、出力後であればステップ#1
57へ進む。カメラ2のレリーズ出力は図4のステップ
#155で行うため始めはステップ#152へ進み、端
子P11〔P21〕によりマスターカメラ1のレリーズ
スイッチ1a〔2a〕のオン/オフを判別する。スレー
ブカメラ2をレリーズするときにレリーズスイッチ1a
〔2a〕がオンしているかを再確認するためである。オ
ンしていればステップ#153へ進み、オフしていれば
ステップ#158へ進む。
【0020】ステップ#153において、端子P13
〔P23〕により、カメラ2のビジー信号を調べる。ビ
ジー信号を出力中であればステップ#154へ進み、出
力していなければステップ#155へ進む。ステップ#
154へ進むのはマスターカメラ1がスレーブカメラ2
に対してレリーズ出力するときに、スレーブカメラ2が
レリーズシーケンス途中でビジー信号を出力中の場合で
ある。ここでは第2のタイマーに対して2ms程度の割
り込みを再セットしてリターンする。すると、図3の処
理に戻るが、2ms後に再び割り込みが入りステップ#
151→ステップ#152→ステップ#153の処理を
繰り返すことになる。そのときも状況が変わらなければ
ステップ#154の処理を繰り返し、スレーブカメラが
ビジーでなくなれば、すなわちスレーブカメラ2のレリ
ーズシーケンスが終了すれば、ステップ#155へ進
む。
【0021】ステップ#155の処理を行うのは、上述
のようにスレーブカメラがビジーでなくなった場合であ
る。ステップ#154の処理を経ずにステップ#155
の処理に入る場合と、ステップ#154の処理を経てス
テップ#155の処理に入る場合がある。ステップ#1
55において、端子P12〔P22〕を出力端子にして
Lを出力し、スレーブカメラ2に対してレリーズ出力を
行う。そして、ステップ#156において、t1後に第
2のタイマーの割り込みが入るようにセットしてリター
ンする。すると、図3の処理に戻るが、t1後に再び図
4の処理が始まる。
【0022】ステップ#157へ進むのはステップ#1
55においてレリーズ出力後t1が経過してステップ#
151の処理に戻った場合である。今度はレリーズ出力
後なのでステップ#157へ進む。ステップ#157に
おいて、端子P12〔P22〕を入力端子にしてスレー
ブカメラ2に対してレリーズ出力をオフにし、ステップ
#158へ進む。
【0023】ステップ#158において、第2のタイマ
ーの割り込み禁止を行う。すると、次のレリーズが行わ
れて図3のステップ#129でセットされるまで図4の
処理は不可能となる。また、レリーズ出力前にステップ
#152において、レリーズスイッチ1aを再確認しス
イッチオフでステップ#158に進んだ場合も、同様
に、第2のタイマーの割り込みを禁止する。マスターカ
メラはレリーズシーケンス中であるが、レリーズスイッ
チがオフとなったため、スレーブカメラに対して新たな
レリーズ出力は発しない。2台のカメラを用いて交互に
レリーズを行う場合、互いに0.5駒分レリーズシーケ
ンスがずれているために、マスターカメラのレリーズ操
作解除の際のスレーブカメラのレリーズ終了をすかさず
行うためである。つまりマスターカメラのレリーズ直後
でスレーブカメラのレリーズ直前に、マスターカメラの
レリーズ操作を解除すれば、スレーブカメラはレリーズ
を行われない。同様にスレーブカメラのレリーズ直後で
も、マスターカメラのレリーズは行われない。つまり、
レリーズ操作を解除する際に行われている方のカメラの
レリーズが終了すると同時に、交互レリーズは終了す
る。なお処理がない場合、マスターカメラとスレーブカ
メラでの撮影駒数は常に同じ数となる。
【0024】図5は、カメラ1のレリーズボタン1aを
操作することにより、カメラ1がマスターカメラとなっ
てカメラ2がスレーブカメラとなった場合のタイミング
チャートである。カメラ1のレリーズボタン1aが押さ
れると、SW11がオンとなるために、MCU10は図
3のステップ#121からステップ#123へ進み、マ
スターフラグをセットする。そして、ステップ#126
のミラーアップ動作でミラー駆動用モータ18を正転駆
動(「UP」で示す)し、ステップ#127のシャッタ
制御中(「S」で示す)はモータ18はオフとなる。
【0025】マスターフラグはセットされているのでス
テップ#128からステップ#129へ第2のタイマー
によるt0時間のセットを行う。そして、ステップ#1
30においてミラーダウン駆動でモータ18を逆通電
(「DOWN」で示す)する。ステップ#129の処理
時間はほとんどかからないので、ミラー駆動用モータ1
8への逆通電開始からt0後に第2のタイマーの割り込
みが入り、図4の処理に切り替わる。スレーブカメラ2
はレリーズ出力前なのでステップ#151からステップ
#152へ進み、この時レリーズSW11はオンのまま
なのでステップ#153へ進む。MCU10の端子P1
3に接続するMCU20の端子P23はまだビジー出力
をしていないのでステップ#155へ進む。ステップ#
155で端子P12をLにしてレリーズ出力して、ステ
ップ#156において、次のt1後の割り込みをセット
する。以上の図4の流れは一瞬であり、モータ18の逆
通電開始からt0後にレリーズ出力されることになる。
その後、t1後に再び第2のタイマーの割り込みが入り
図4のフローが実行される。今度はレリーズ出力後なの
でステップ#151からステップ#157へ進んで端子
P12を入力端子にしてレリーズ出力をオフする。そし
て、第2のタイマーの割り込みを禁止にしてリターンす
る。これで図4の処理は終了するが、このようにしてレ
リーズ出力としては端子P12はt1時間Lを出力す
る。
【0026】一方、MCU20は図3の1ms毎のタイ
マー割り込み処理において、MCU10からのレリーズ
出力がないうちはステップ#121からステップ#12
2へ進んでリターンしている。MCU10からレリーズ
出力があると、MCU10の端子P12によるレリーズ
出力をMCU20は端子P22で検出するのでステップ
#122からステップ#124へ進んでマスターフラグ
をリセットし、カメラ2がスレーブカメラであることを
記憶する。そして、ステップ#125において端子P2
3をLにしてビジー出力を行う。MCU10はステップ
#125の処理を通過しないのでビジー出力は行わず入
力端子のままであるがP13とP23は接続しているの
でP13の波形はP23と同様に変化する。
【0027】MCU20はMCU10と同様に、ステッ
プ#126のミラーアップ動作でモータ18を正転駆動
し、ステップ#127のシャッタ制御中はモータ28は
オフとなる。マスターフラグはリセットされているので
ステップ#128からステップ#130へ進んでミラー
ダウン駆動でモータ28を逆通電する。ステップ#12
9の処理を実行しないので、図4の処理は行われず、端
子P22は入力端子のままであるが、MCU10のレリ
ーズ出力により端子P12に接続するP22はP12と
同様の変化をする。カメラ2はカメラ1と設定が同一で
あれば、モータの駆動時間やシャッタ制御時間はほぼ同
一となり、レリーズタイミングの違いだけずれたシーケ
ンス制御となる。
【0028】レリーズシーケンスの1例として「UP」
で示すミラーアップ期間を80ms、「S」で示すシャ
ッタ制御期間を20ms、「DOWN」で示すミラーダ
ウン期間を200msとする。レリーズシーケンスは合
計300msとなる。この場合、t0を50ms、t1
を100msに設定すると、カメラ1のレリーズ開始後
150ms後にカメラ2がレリーズが開始されることに
なり、丁度、カメラ1のレリーズシーケンスの中間でカ
メラ2がレリーズされるので2台のカメラによって等価
的には駒速を倍にした効果が得られる。シャッタ速度は
明るさによって異なるが、通常、速い駒速が必要な場合
はシャッタ速度の速い場合である。シャッタ速度を1/
125sより高速とすれば、約8ms以下であり、レリ
ーズシーケンス全体の300msに比べて無視できる誤
差である。もちろん、電池電圧の低下によって、ミラー
のアップ/ダウンに必要な時間も変わってくるが、極端
に低下しなければ駒速はそれほど低下はしない。図3の
ステップ#129において、シャッタ速度、電池電圧、
あるいは、ミラーアップやミラーダウンに要する時間な
どの計測によりt0を可変にすればより完璧となる。
【0029】MCU10は、レリーズシーケンスの完了
後、レリーズスイッチがオンのままであれば、メインル
ーチンにおいて再測光およびAPEX演算後、図3の割
り込み処理ルーチンでレリーズシーケンスに入る。ミラ
ーダウンのt0後にカメラ2のビジー出力がなければ即
レリーズ出力をする。MCU10によるカメラ1の3駒
目のシャッタ制御からのt0後にSW11がオフである
と、図4のフローはステップ#151からステップ#1
52へ、そしてステップ#158と抜けてレリーズ出力
を出さないうちに第2のタイマーの割り込み処理を終了
させるのでカメラ2はレリーズされない。よって、レリ
ーズSWをオフして速いタイミングで交互レリーズが終
了する。もし、これがないと、カメラ2も3駒目のレリ
ーズ行われ、カメラ1のレリーズシーケンス終了後、さ
らに150ms要することになる。
【0030】なお、カメラ1とカメラ2の構成は同一で
あり、カメラ1のレリーズボタン1aが操作されるより
も先に、カメラ2のレリーズボタン2aが押されればカ
メラ2がマスターカメラとなって、同様の動作を行う。
図6は、カメラ2の設定がカメラ1と異なるなどの原因
によりカメラ2のシャッタ制御時間が長くなり、カメラ
1の2駒目のミラーダウン開始t0後にビジー出力が出
されている場合のタイミングチャートである。ビジー出
力が出されている間は、図4のステップ#151→ステ
ップ#152→ステップ#153→ステップ#154の
処理をステップ#154でセットした2ms毎に繰り返
す。ビジー出力がなくなれば、ステップ#153からス
テップ#155へ進む。その後の流れは図5と同じにな
る。
【0031】なお、図5または図6に示すように、マス
ターカメラからスレーブカメラに対してレリーズ出力は
断続的に出力される。よって、スレーブカメラが1駒巻
き上げモードであっても、マスターカメラが連続巻き上
げモードであれば、マスターカメラのレリーズ後のレリ
ーズ出力でスレーブカメラも連続巻き上げ可能となる。
特に、図6のようにスレーブカメラのタイミングがずれ
ても、ビジー信号でレリーズタイミングをその分遅らせ
るので連続巻き上げが可能となる。
【0032】図7は、2台のカメラがそれぞれのレリー
ズボタンでレリーズされた場合のタイミングチャートで
ある。MCU10の動作は図5の場合と基本的に変わら
ないが、MCU20の動作が変わる。図3のステップ#
122の端子P22によるレリーズ出力の検出前に、ス
テップ#121において、端子P21により自分のレリ
ーズSW21のオンを検出するので、ステップ#123
へ進んでマスターフラグをセットする。よって、ビジー
出力しない変わりに、レリーズ出力を行う。自分レリー
ズスイッチがオンの間は相手のレリーズ出力に関わらず
にレリーズシーケンスに入る。相手のビジー信号は出力
されないのでその影響もない。レリーズ出力は端子P1
2とP22の波形で示すように、双方のレリーズ出力が
重なる。しかし、出力形式をオープンドレイン形式とす
れば、影響はない。
【0033】なお、本発明は、実施例ではミラー駆動動
作に連動させたため一眼レフカメラに用いた例を示した
が、シャッター部材の開閉動作に連動させればレンズシ
ャッタカメラに用いることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明においては、タイミ
ング制御のきびしいマスターカメラのシャッタ制御ルー
チンの終了直後に、タイマーのカウントを開始し、所定
時間にスレーブカメラにレリーズ信号を出力ようにした
ので、2台のカメラのどちらのカメラ制御にも負担を与
えることなく、2台のカメラの交互レリーズが可能とな
る。
【0035】また、マスターカメラとスレーブカメラと
で設定が異なる場合でも交互レリーズが簡単に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明による実施例の外観図である。
【図3】実施例の制御の流れを示したフローチャートで
ある。
【図4】図3のフローチャートのタイマー割り込みフロ
ーチャートである。
【図5】カメラ1をマスターカメラ、2をスレーブカメ
ラとした場合のタイミングチャートである。
【図6】カメラ1とカメラ2で設定が異なる場合のタイ
ミングチャートである。
【図7】2台のカメラがそれぞれのレリーズボタンでレ
リーズされた場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、2…………カメラ本体 3…………接続ケーブル 10、20…………マイクロコンピュータ(MCU) SW11、SW21…………レリーズスイッチ P12、P22…………レリーズ入出力端子 P13、P23…………ビジー入出力端子 18、28…………ミラー駆動用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動巻き上げ手段を有し、レリーズ出力を
    発生する第1カメラと、前記レリーズ出力を受け取るこ
    とが可能に接続された第2カメラと、より構成され、 前期第1カメラと前期第2カメラを交互にレリーズする
    ことが可能なカメラシステムにおいて、 前記第1カメラは、タイマー手段と、 巻き上げ開始とともに前記タイマー手段をスタートさせ
    所定時間で前記レリーズ出力を発生する出力制御手段と
    を、 有することを特徴とするカメラシステム。
JP4226127A 1992-08-25 1992-08-25 カメラシステム Pending JPH0675295A (ja)

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JP4226127A JPH0675295A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 カメラシステム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108730A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Canon Inc 撮影システム及び方法

Cited By (2)

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JP2006108730A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Canon Inc 撮影システム及び方法
JP4508810B2 (ja) * 2004-09-30 2010-07-21 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置による撮影方法およびプログラム

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