JPH0674961B2 - 内周長測定器 - Google Patents

内周長測定器

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JPH0674961B2
JPH0674961B2 JP18234490A JP18234490A JPH0674961B2 JP H0674961 B2 JPH0674961 B2 JP H0674961B2 JP 18234490 A JP18234490 A JP 18234490A JP 18234490 A JP18234490 A JP 18234490A JP H0674961 B2 JPH0674961 B2 JP H0674961B2
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JP
Japan
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ring
measuring instrument
return spring
grip
shaped
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JP18234490A
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JPH0469501A (ja
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清 塩谷
政仁 福井
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Honda Access Corp
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この出願は、ヘルメットや帽子などの内周長を測定する
ための器具に関する。
[従来の技術] このような測定器として、例えば、第8、9図に略記す
るものが公知である。第8図は測定器の表側を、第9図
はその裏側を示す図である。このものは第1部材aと第
2部材bとをX字状に交差させて中間部を軸着部cで連
結することにより略鋏形状に構成し、第1部材aに軸着
部cを中心とする円弧状の目盛り板dを設けるととも
に、第2部材bに目盛り板d上を移動する指針eを取付
け、かつ、第1部材a及び第2部材bの各一端部に握り
部f、gを設けるとともに、各他端部には両端部が重な
り合うよう円形に巻いたスチール帯からなるリングhの
両端を連結している。また、リングhと第1部材a及び
第2部材bとの各連結点間にコイル状のリターンスプリ
ングiの両端を取付け、第2部材bを第1部材aとの挟
み角θが開く方向へ回動付勢している。
このものを用いて内周長を測定する場合は、握り部f、
gを握って挟み角θを小さくする方向へ変化させ、リン
グhが測定対象の内周へ接触するまで第2部材bを第1
部材a側へ回動させてリングhの形成する輪状部の半径
を拡大させる。このとき、指針eは第2部材bと一体に
目盛り板d上を移動するので、リングhが測定対象の内
周面へ接触して第2部材bが移動停止すると、直ちに目
盛り板d上の指針eから内周長を読み取ることができ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、係る測定器の問題点は、測定器を支持する手
元がブレると迅速かつ精密な測定が難しいということに
ある。この手元のブレは、上記構造の場合、測定器全体
の重量を支持する握り部が重心位置から離れており、握
り部から遠く離れた第1部材a及び第2部材bの各先端
部で重量のあるリングhを支持しなければならないこ
と、第2部材bの回動量が大きくなるとともにリターン
スプリングiの反発弾性も増すので、次第に指先へ大き
な力を入れる必要があること、力点である握り部の位置
に対してリターンスプリングiの作用点のてこ長が長い
ために操作に要する力が大きいこと等に原因があった。
そこで本願は、かかる問題を解決することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明に係る内周長測定器
は、上記従来例のような構成部分を備えたものにおい
て、まず、請求項第1項の発明は、第1部材及び第2部
材の各リング連結点と軸着部との中間部に各握り部を設
けたことを特徴とする。
また、請求項第2項の発明は、リングをバネ弾性に富む
材料で構成するとともに、このリング自体のバネ弾性に
より第1及び第2部材による挟み角を縮小させる方へ復
元力を発生しせめたことを特徴とする。
さらに、請求項第3項の発明は、請求項第1又は第2項
いずれか記載の発明に対して、リターンスプリングの作
用点と軸着部間の長さを各握り部と軸着部間の長さより
も短くしたことを特徴とする。
[発明の作用] 握り部を軸着部と第1及び第2部材の各リング連結点と
の中間部へ位置させると、握り部すなわち測定器全体の
重量を支持する部分が測定器の重心へより近くなるの
で、支持が容易になり手元がブレにくくなる。
また、リングをバネ弾性に富む材料で構成し、予め半径
を縮小させておけば、その復元弾性は常時リングの半径
拡大方向へ働き、リングの半径最小のとき最大となる。
一方、リターンスプリング反発弾性は挟み各に反比例
し、最大のとき最小となっている。そこで、リターンス
プリングに抗して第2部材を回動させることにより、リ
ングの半径を拡大させると、挟み角が小さくなるのに比
例してリターンスプリングの反発弾性は大きくなるが、
逆にリングの復元弾性は減少する。ゆえに、リングの半
径が変化する間、リング及びリターンスプリングの各弾
性が拮抗するので、常時ほぼ一定した力で操作可能にな
る。
さらに、リターンスプリングの作用点と軸着部間の長さ
が握り部と軸着部間の長さより短いと、握り部のてこ長
が長くなるので、より少ない力で第2部材の回動操作が
可能になる。
[実施例] 第1図乃至第7図に一実施例を示す。第1図は半径最小
状態における内周長測定器の表側、第2図はその裏側、
第3図は半径最大状態における内周長測定器の表側、第
4図はその裏側であり、第5図は第1図のV−V線に沿
う断面を示す。これら各図に示すように、この内周長測
定器はリング10、略扇形の第1部材20、第1部材20に対
して回動可能なアーム状の第2部材30、第2部材30を第
1部材20に対して回動自在に連結する軸着部40、第1部
材20と第2部材30の狭み角θを開く方向へ回動付勢する
リターンスプリング50からなる。
リング10はバネ鋼からなる長尺の帯状部材を輪状にした
ものであり、一端は第6図に示すように、長さ方向と直
角に折り曲げた連結部11としてネジ12により第1部材20
側へ取付けられている。他端は第7図に示すように、両
側部を断面コ字状になるよう折り曲げた連結部13とし、
ネジ14、15により第2部材30側へ取付けられている。ま
た、リング10の両端部は互いに重ね合わされ、重なり部
16を形成している(第1、2図)。
第1部材20は、例えば、アルミ板をプレス加工すること
により又はアルミダイカストによりアーム部21、目盛り
部22、肉抜き穴23等が一体に形成されている。目盛り部
22は第1図の反時計回り方向へ数字が大きくなる(すな
わち測定値が大きくなる)ように目盛りが付けられてい
る。肉抜き穴23は第2部材30の後述する握り部の回動軌
跡を包含する範囲に形成されている。
アーム部21には第5図及び第6図に示すように、先端に
肥大部24を設け、その周方向側面にネジ12のネジ穴25を
設けるとともに、上下面にはコ字状断面のガイド部材17
のネジ18、19を止めるネジ穴26、27が設けられている。
また、アーム部21の肥大部24と軸着部40の中間部には指
を通すための穴である握り部28が形成されている。さら
に、握り部28より軸着部40側にリターンスプリング50の
一端51が係止されている。
第2部材30も第1部材20同様にアルミ板のプレス加工や
アルミダイカスト等によって成形され、その一端は軸着
部40で第1部材20と連結されるとともに、第5図及び第
7図に示すように、他端は目盛り部22を横断し、その先
端側に肥大部31が形成され、その上下面にネジ14、15を
止めるネジ穴32、33が形成されている。また、目盛り部
22上に重なる部分には目盛りを読み取るための窓穴34が
形成され、その中に突出する指針35が一体に形成されて
いる。さらに、第2部材30の中間部で第1部材20の肉抜
き穴23上を移動する部分に握り部28同様の握り部36が一
体に形成され、かつ握り部36よりも軸着部40側にリター
ンスプリング50の他端52が係止されている。
なお、第5図乃至第7図に明らかなように、リング10の
重なり部16は連結部13側から第1図反時計回りに延びて
来た部分10aと連結部11側から第1図時計回り方向に延
びて来た部分10bからなり、連結部11と肥大部24の連結
部において、ガイド部材17によるコ字状の空間内を部分
10aが長さ方向へ移動自在に通り、肥大部31側では連結
部13によって形成されるコ字状の空間内を部分10bがや
はり長さ方向移動自在に通っている。
軸着部40は第5図に示す通り、アーム部21の基部29の裏
側から通したフランジ付カラー41及びボルト42を第2部
材30の基部37へ通し、かつボルト42の先端を基部37から
突出させて、ここで袋ナット43により固定したものであ
り、ボルト42の軸心が回動中心点Aをなす。
リターンスプリング50は第5図に明らかなように、コイ
ル状のスプリングであり、そのコイル部53はボルト42の
上方近傍に位置している。リターンスプリング50は第2
部材30を開く方向すなわち挟み角θを拡大する方向へ回
動付勢している。また、両端部51及び52のアーム部21及
び第2部材30と係止する点がリターンスプリング50の作
用点B及びCである。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、第1図及び第
2図の測定半径最小状態において、第2部材30はリター
ンスプリング50によって目盛り部22の第1図右端すなわ
ち挟み角θが最大となる位置へ回動されている。このと
き、指針35は目盛り部22上の最小値を示し、リング10は
半径最小に収縮し、重なり部16は最大長となっている。
このとき、リング10の自己の復元弾性は最大であり、リ
ターンスプリング50の反発弾性は最小である。
そこで、これを例えばヘルメットや帽子(図示省略)等
の内部空間に入れて、その内周を測定する場合、まず指
を握り部28と36へ入れ、第2部材30を第1図反時計回り
方向へ回動させ、リターンスプリング50に抗して挟み角
θを縮小させる。すると、リング10の第1図反時計回り
に延びて来た部分10a、同じく時計回り方向に延びて来
た部分10bは、それぞれ長さ方向へ移動可能であるか
ら、リング10は半径を拡大する。やがて、測定対象の内
周へ接触すると、第2部材30の回動が停止し第3図及び
第4図に示すような状態となる。そこで、指針35の位置
する目盛り部22上の目盛りを読み取ることにより内周長
が測定される。このとき、リターンスプリング50の反発
弾性は第2部材30の回動に伴う挟み角θの減少に反比例
して増大するが、リング10の復元弾性は半径拡大ととも
に減少される。したがって、リターンスプリング50の反
発弾性増大量はリング10の復元弾性減少によってある程
度相殺されるので、第2部材30が回動の間に受ける反発
力は、リング10の復元弾性とリターンスプリング50の反
発弾性が拮抗するためほぼ一定したものとなる。ゆえ
に、第2部材30の回動を常時ほぼ一定した力で操作可能
になる。
そのうえ、握り部28と36はリターンスプリング50の作用
点B及びCよりもより半径方向外方へ位置し、回動中心
点Aから握り部28と36までの距離が、回動中心点Aから
リターンスプリング50の作用点B及びCまでの距離より
も長いので、それだけてこ長が長くなり、より少ない力
でリターンスプリング50の反発弾性に抗することがで
き、第2部材30の回動を軽くできる。
しかも、握り部28、36の各位置は軸着部40と、第1及び
第2部材20、30の各リング連結点すなわち肥大部24、31
との中間に位置するので、測定器全体の重心近くへ位置
することになり、支持するとき無駄な力が入らず、測定
器の支持が安定する。ゆえに、測定中に手元がブレにく
くなり、内周長の迅速かつ精密な測定が容易になる。
[発明の効果] 請求項第1項の発明によれば、第1及び第2部材の各握
り部の位置を、それぞれリング連結点と軸着部との中間
部に設けることにより、握り部を測定器全体の重心へよ
り接近させ、支持する場合に無駄な力が入らないように
できるので、内周長の迅速かつ精密な測定が容易になっ
た。
請求項第2項記載の発明によれば、リングをバネ弾性に
富む材料で構成することにより、その復元弾性とリター
ンスプリングの反発弾性とを拮抗させ、操作中のバネ弾
性の変化を少なくさせたので、常時ほぼ一定した力で操
作可能になり、内周長の測定、特に挟み角が小さくなっ
た場合(すなわち内周最大の場合)の測定であっても大
きな力を加える必要がなく、したがって手元がブレにく
くなるので、前項同様の効果を期待できる。
請求項第3項の発明によれば、軸着部と握り部間の長さ
をリターンスプリングの作用点間の長さよりも長くする
ことにより、握り部のてこ長を長くしてより小さな力で
操作可能としたので、前各項同様の効果をより確実に奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は実施例に係り、第1図は測定半径最
小時の表側を示す図、第2図はその裏側を示す図、第3
図は測定半径最大時の表側を示す図、第4図はその裏側
を示す図、第5図は第1図のV−V線に沿う断面図、第
6図及び第7図は要部の組付図である。第8図は従来例
の表側を示す図、第9図はその裏側を示す図である。 (符号の説明) 10……リング、20……第1部材、28、36……握り部、30
……第2部材、35……指針、40……軸着部、50……リタ
ーンスプリング、A……回動中心点、B、C……作用
点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状部材を円形に巻いて両端部を重なり合
    わせることにより半径が伸縮自在の輪状部を形成した金
    属製のリングと、このリング内に位置して先端部にリン
    グの一端を取付けるとともに、リングと略同心円弧状の
    目盛りと握り部とを設けた第1部材と、この第1部材へ
    軸着部により回動自在に連結されてリング内に位置する
    とともに、先端部にリングの他端を取付け、かつ前記目
    盛りの上を移動し得る指針と握り部とを設けた第2部材
    と、前記第1部材と第2部材とで形成する挟み角を拡開
    方向へ回動付勢するよう設けられたリターンスプリング
    とを備えた内周長測定器において、前記第1部材及び第
    2部材の各リング連結点と前記軸着部との中間部に前記
    各握り部を設けたことを特徴とする内周長測定器。
  2. 【請求項2】帯状部材を円形に巻いて両端部を重なり合
    わせることにより半径が伸縮自在の輪状部を形成した金
    属製のリングと、このリング内に位置して先端部にリン
    グの一端を取付けるとともに、リングと略同心円弧状の
    目盛りと握り部とを設けた第1部材と、この第1部材へ
    軸着部により回動自在に連結されてリング内に位置する
    とともに、先端部にリングの他端を取付け、かつ前記目
    盛りの上を移動し得る指針と握り部とを設けた第2部材
    と、前記1部材と第2部材とで形成する挟み角を拡開方
    向へ回動付勢するよう設けられたリターンスプリングと
    を備えた内周長測定器において、前記リングをバネ弾性
    に富む材料で構成するとともに、このリング自体のバネ
    弾性により前記第1及び第2部材による挟み角を縮小さ
    せる方向へ復元力を発生させたことを特徴とする内周長
    測定器。
  3. 【請求項3】リターンスプリングの作用点と軸着部間の
    長さを各握り部と軸着部間の長さよりも短くしたことを
    特徴とする請求項第1項又は第2項のいずれか記載の内
    周長測定器。
JP18234490A 1990-07-09 1990-07-09 内周長測定器 Expired - Lifetime JPH0674961B2 (ja)

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JPH0469501A JPH0469501A (ja) 1992-03-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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