JPH0674838A - 歪検出装置および歪検出装置用シールド並びに受動軸 - Google Patents

歪検出装置および歪検出装置用シールド並びに受動軸

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JPH0674838A
JPH0674838A JP23077992A JP23077992A JPH0674838A JP H0674838 A JPH0674838 A JP H0674838A JP 23077992 A JP23077992 A JP 23077992A JP 23077992 A JP23077992 A JP 23077992A JP H0674838 A JPH0674838 A JP H0674838A
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JP
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magnetic
shield
strain
passive shaft
coils
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JP23077992A
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English (en)
Inventor
Naoki Yagi
直樹 八木
Yoshimichi Ogata
善通 尾方
Kiyotsugu Tsuneyoshi
清嗣 恒吉
Yoshihiko Utsui
良彦 宇津井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歪検出装置および該装置に用いるシールド並
びに受動軸において、歪検出の感度および精度の向上を
図ると共に小型で且つ安価に提供することを目的とす
る。 【構成】 外力を受ける受動軸1の外周面上に、高透磁
率で所定の磁気定数を持つ軟磁性材料からなる磁性層
5,6を固着し、この磁性層5,6の外周に検出コイル
8,9を配設する。この検出コイル8,9は受動軸1に
印加された外力によって引き起こされる磁性層の透磁率
の変化を検出する。この検出コイル8,9の外周および
両端面を囲んでシールド21が配設され、検出コイルか
ら発生した磁束が軸受など外部に漏れずに検出コイルの
内径方向にある磁性層に集中して通流するようにされて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸などの受動軸に
外力が印加された際の歪を検出する歪検出装置並びに前
記装置に用いるシールドおよび受動軸に関する。
【0002】
【従来の技術】図26は、例えば特開昭64−9423
0号に示された従来の歪検出装置を示す断面図である。
図において、1は回転軸からなる受動軸、2は受動軸1
の中心軸線、3,4は受動軸1を回転自在に支持する軸
受である。受動軸1の外周面上には軸方向に間隔をあけ
て高磁性材からなる第1および第2の磁性層5,6が固
着されている。第1の磁性層5は中心軸2に対して+4
5度方向に、第2の磁性層6は中心軸2に対して−45
度方向にそれぞれ細長く複数条形成されている。
【0003】また、各磁性層5,6の外周には円筒状の
コイルボビン7が受動軸1と同軸状に配置されている。
コイルボビン7の外周には第1および第2の磁性層5,
6に対応して第1および第2の検出コイル8,9が巻装
され、各検出コイル8,9は検出回路10に接続されて
いる。11aは第1の検出コイル8の周囲に卷回或いは
嵌め合わされた第1の磁気収束層、11bは第2の検出
コイル9の周囲に卷回或いは嵌め合わされた第2の磁気
収束層である。磁気収束層11a,11bは非晶質合金
或いは珪素鋼板などの透磁率が高い軟磁性材から形成さ
れている。
【0004】12aは第1の磁気収束層11aの外周に
設けられた第1のシールド、12bは第2の磁気収束層
11bの外周に設けられた第2のシールドであり、各シ
ールド12a,12bは銅やアルミニウムなどの非磁性
高誘電率の材料により円筒状に形成されている。
【0005】このように構成された従来の歪検出装置の
動作について説明する。受動軸1に外部からトルクが印
加されると、各磁性層5,6の一方に引張力が発生する
と共に他方には圧縮力が発生し、歪が生じる。この歪が
生じると、各磁性層5,6の透磁率が変化し、引張力に
よる場合と圧縮力による場合では透磁率が逆方向に変化
する。
【0006】検出コイル8,9は透磁率の変化を磁気的
インピーダンスの変化として検出し、検出回路10は各
検出コイル8,9の出力を入力され、受動軸1の歪量に
応じた検出電圧Vを出力する。また、シールド12a,
12bは非磁性高導電率の材料により形成されているた
めに表皮効果により磁束が表面にしか浸透しない。従っ
て、外部からの影響を受けにくくなりノイズ耐性が向上
し、磁気遮蔽の場合の小型化が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の歪
検出装置では、磁気収束層11a,11bおよびシール
ド12a,12bにより検出コイル8,9を取り囲んだ
構造でなく、検出コイル8,9の端面部には磁気収束層
およびシールドは存在しない。このような構造では、検
出コイル8,9から発生した磁束を磁性層5,6に集中
して通流させる上で磁束の漏れを防ぐ効果が十分でな
く、検出コイル8,9から発生した磁束は一部が軸受
3,4まで回り込み、磁束の漏れが生じ感度が低下す
る。また、検出コイル8,9から発生した磁束は一部が
コイル相互で流れ、歪検出の精度にも誤差を生じるなど
の問題点があった。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、歪検出の感度および精度
を向上すると共に、小型でかつ安価な歪検出装置および
該歪検出装置に用いるシールド並びに受動軸を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の歪検出装置は、
外力を受ける受動軸と、該受動軸の外周面上に固着され
た高透磁率で所定の磁気歪定数を持つ軟磁性材料からな
る磁性層と、該磁性層の外周に配設され前記受動軸に印
加された外力によって引き起こされる前記磁性層の透磁
率の変化を検出する検出コイルと、前記検出コイルの外
周および両端面を囲んで配設されたシールドとを備え、
該シールドが非磁性高導電率材料の部材で形成されてい
ることを特徴とする。
【0010】本発明の歪検出装置用シールドは、歪検出
装置を構成する検出コイルの外周および両端面を囲んで
配設され、前記検出コイルを装填するコイルボビンと一
体成形にて構成されていることを特徴とする。
【0011】本発明の歪検出装置用受動軸は、約550
℃〜750℃にて焼鈍を施した材料から形成されている
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明におけるシールドは、検出コイルの外周
および両端面を囲むことにより、検出コイルから発生し
た磁束が軸受など外部に漏れず、検出コイルの内径方向
にある磁性層に集中して通流し、また、外部からの磁場
の影響も受けにくくなり、歪検出装置の感度および精度
が向上する。
【0013】また、シールドと検出コイルを装填するコ
イルボビンを一体成形することにより、加工,組立がし
やすくなり、生産性が向上し、コストダウンが可能とな
る。
【0014】更に、受動軸を約550〜750℃におい
て焼鈍を施した材料から形成することにより、受動軸の
加工などによる残留応力を減少し、受動軸の経年変化も
減少し、それに伴う磁性層の歪も減少することで、磁性
層の透磁率の経年変化が減少し、歪検出装置の精度が向
上する。
【0015】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の一実施例に係る歪検出装置20を示す断
面図であり、1〜10は前記従来装置と全く同一のもの
である。21は検出コイルの外周および両端面を囲んで
配設された非磁性高導電率材料からなるシールド、22
は更にシールド21の外周および両端面を囲んで配設さ
れた非晶質合金あるいは珪素鋼板などの高透磁率軟磁性
材料からなる磁性シールドである。この実施例では、2
個の検出コイル8,9の対向する端面(内側端面)間に
はシールド21を設けず、それぞれもう一方の端面即ち
外側端面および外周をシールド21で囲んだ一例であ
る。
【0016】このように構成された歪検出装置におい
て、シールド21が検出コイル8,9を外周および両端
面を囲むことで、図25に示される従来装置の考え方、
即ち検出コイル8,9から発生する磁束を軟磁性体から
なる磁気収束体12a,12bに閉じ込めることで磁束
の通り道を作ることと異なり、検出コイル8,9から発
生する磁束を非磁性高導電率材料からなるシールド21
の検出コイル8,9側に閉じ込めることで、磁束の通り
道を制限し、検出コイル8,9の内周方向にある磁性層
5,6に磁束を通流させると共に外部からの磁場を遮断
することができる。また、シールド21の外周および両
端面を軟磁性材料からなる磁性シールド22で囲むこと
で、更に外部からの磁場を遮断することができる。
【0017】実施例2 実施例1ではシールド21が一体のものであったが、図
2に示される実施例の場合にはシールドを符号31a,
31b,31cで示されるように複数のリングに分割し
たものを組み合わせて形成した場合の一例である。分割
方法としては、シールド31bの内周で分割したもので
ある。従って、シールドの加工および歪検出装置の組立
が簡単になる。
【0018】実施例3 図3は実施例2と同様にシールド符号41a,41b,
41cで示されるように複数のリングに分割したものを
組み合わせて形成した場合の一例である。分割方法とし
ては、シールド41bの両端面で分割したものである。
従って、シールドの加工および歪検出装置の組立が簡単
になる。
【0019】実施例4 実施例2および実施例3に係る歪検出装置ではシールド
を複数のリングに分割した場合の例であったが、図4に
示される実施例のように中心軸線2の方向に分割したシ
ールド21a,21bを用いても、シールドの加工およ
び歪検出装置の組立が簡単になる。
【0020】実施例5 図5は図1に示される実施例1の歪検出装置の構造の中
の検出コイル8,9とシールド21との円周間にギャッ
プ23を設けたものであり、検出コイル8,9から発生
した磁束の通り道が磁性層5,6の両端の外側に広が
り、磁性層5,6の両端から出入りする磁束の密度が高
くなり、歪検出装置の感度および精度が向上する。
【0021】実施例6 また、検出コイル8,9とシールド21の軸方向にギャ
ップを設けることでも、検出コイル8,9から発生した
磁束の通り道が磁性層5,6の両端の外側に広がり、磁
性層5,6の両端から出入りする磁束の密度が高くな
り、歪検出装置の感度および精度を向上させることがで
きる。
【0022】実施例7 図6は図5に示される実施例5の歪検出装置において、
シールド21を図2に示されるシールド31a,31
b,31cのように分割すると共に磁性シールドも符号
32a,32b,32cで示すように複数のリングを組
み合わせて形成した場合の実施例であり、歪検出装置の
感度および精度が向上するとともにシールドおよび磁性
シールドの加工および歪検出装置の組立が簡単になる。
【0023】実施例8 図7は図6に示される実施例6の歪検出装置において、
検出コイル8,9の内側端面間に非磁性高導電率材料か
らなるセンターシールド24を設けることで、検出コイ
ル8,9のそれぞれについて外周および両端面を非磁性
高導電率材料により囲んだもので、これにより検出コイ
ル8,9から発生する磁束の相互干渉を防止することが
でき、歪検出装置の感度および精度を向上させることが
できる。
【0024】実施例9 図8は図1に示される実施例1の歪検出装置において、
シールド21の検出コイル8,9側の面のみにめっき,
スパッタ,イオンプレーティング法などによって軟磁性
材料からなる磁気収束膜25を形成したものであり、こ
れにより検出コイル8,9から発生した磁束が磁気収束
膜25に集中して通流するようになり、検出コイル8,
9から発生する磁束の密度が高くなり、磁性層5,6に
通流する磁束が増大し、歪検出装置の感度および精度を
向上させることができる。
【0025】実施例10 図9は図2に示される実施例2の歪検出装置において、
複数のリングに分割したシールド31a,31b,31
cそれぞれの検出コイル側の面のみにめっき,スパッ
タ,イオンプレーティング法などによって軟磁性材料か
らなる磁気収束膜25a,25b,25cを形成し且つ
磁性シールドを図6に示される実施例のように分割した
もので、これによりシールドの加工および歪検出装置の
組立が簡単になるとともに、検出コイル8,9から発生
した磁束が磁気収束膜25a,25b,25cに集中し
て通流するようになり、検出コイル8,9から発生する
磁束の密度が高くなり、磁性層5,6に通流する磁束が
増大し、歪検出装置の感度および精度を向上させること
ができる。
【0026】実施例11 図10は図2に示される実施例2の歪検出装置におい
て、複数のリングに分割したシールド31a,31b,
31cの全面にめっき,スパッタ,イオンプレーティン
グ法などによって軟磁性材料からなる磁気収束膜25
a,25b,25cを形成したもので、これにより図9
に示される実施例10の磁気収束膜25a,25b,2
5cの形成で必要なマスキング工程が不要になる。な
お、磁性シールドについては片側の端部42aを分割
し、筒状部と他の端部とを一体化(これを符号42bで
示す)し、部品点数を減少させている。
【0027】実施例12 図11は図7に示される実施例8の歪検出装置におい
て、複数のリングに分割したシールド31a,31b,
31cおよびセンターシールド24の全面にめっき,ス
パッタ,イオンプレーティング法などによって軟磁性材
料からなる磁気収束膜25a,25b,25c,25d
を形成したもので、これにより検出コイル8,9から発
生した磁束が磁気収束膜25a,25b,25c,25
dに集中して通流するようになり、検出コイル8,9か
ら発生する磁束の密度が高くなり、磁性層5,6に通流
する磁束が増大し、歪検出装置の感度および精度を向上
させることができる。
【0028】実施例13 図12は図7に示される実施例8の歪検出装置におい
て、各検出コイル8,9とシールド31bとの円周間に
あるギャップ23a,23bの代わりに軟磁性材料から
なる円筒状の磁気収束体26a,26bを設けること
で、検出コイル8,9から発生した磁束が磁気収束体2
6a,26bに集中して通流するようになり、検出コイ
ル8,9から発生する磁束の密度が高くなり、磁性層
5,6に通流する磁束が増大し、歪検出装置の感度およ
び精度を向上させることができる。
【0029】実施例14 図13は2個の検出コイル8,9それぞれ1個ずつにつ
いて外周および両端面を囲むシールド51a,51bを
設けたもので、これにより検出コイル8,9から発生す
る磁束の相互干渉を防止することができ、歪検出装置の
感度および精度を向上させることができる。更に、第1
の検出コイル8をシールド51aの内周部に、第2の検
出コイル9をシールド51bの内周部に巻装すれば、図
1に示されるような第1および第2の検出コイル8,9
を巻装するコイルボビン7を省くことができ、部品点数
を減らすことができる。
【0030】実施例15 図14は図13に示される実施例14の歪検出装置にお
いて、第1の検出コイル8とシールド51aの円周間に
ギャップ23a、第2の検出コイル9とシールド51b
の円周間にギャップ23bを設けたもので、これにより
検出コイル8,9から発生した磁束の通り道が磁性層
5,6の両端の外側に広がり、磁性層5,6の両端から
出入りする磁束の密度が高くなり、歪検出装置の感度お
よび精度を向上させることができる。
【0031】実施例16 図15は図13に示される実施例14の歪検出装置にお
いて、シールド51a,51bの第1および第2の検出
コイル8,9側の面のみにめっき,スパッタ,イオンプ
レーティング法などによって軟磁性材料からなる磁気収
束膜35a,35bを形成したもので、これにより検出
コイル8,9から発生した磁束が磁気収束膜35a,3
5bに集中して通流するようになり、検出コイル8,9
から発生する磁束の密度が高くなり、磁性層5,6に通
流する磁束が増大し、歪検出装置の感度および精度を向
上させることができる。
【0032】実施例17 図16は図13に示される実施例14の歪検出装置にお
いて、各シールドを符号60a,60b,60c,60
d,60e,60fで示されるように複数のリング状に
分割し、これら分割されたシールド60a,60b,6
0c,60d,60e,60fのそれぞれ全面に軟磁性
材料からなる磁気収束膜45a,45b,45c,45
d,45e,45fを形成したもので、これにより検出
コイル8,9から発生した磁束が磁気収束膜45a,4
5b,45c,45d,45e,45fに集中して通流
するようになり、検出コイル8,9から発生する磁束の
密度が高くなり、磁性層5,6に通流する磁束が増大
し、歪検出装置の感度および精度を向上させることがで
きる。
【0033】実施例18 図17は図2に示される実施例2の歪検出装置におい
て、複数のリングに分割したシールド31a,31b,
31cをそれぞれの検出コイル側の面のみに軟磁性材料
からなる磁気収束体36a,36b,36cをクラッド
材として一体成形したことで、シールド10の加工およ
び歪検出装置の組立が簡単になるとともに、検出コイル
8,9から発生した磁束が磁気収束体36a,36b,
36cに集中して通流するようになり、検出コイル8,
9から発生する磁束の密度が高くなり、磁性層5,6に
通流する磁束が増大し、歪検出装置の感度および精度を
向上させることができる。
【0034】実施例19 図18は図17に示される実施例18の歪検出装置のシ
ールド31bと磁気収束体36bをクラッドしたものを
平板状にして示す斜視図で、この平板状のクラッド部材
を図19に示されるように円筒状に曲げて使用すること
で、安価に製作できる。また、図20に示されるよう
に、シールドと磁気収束体とがクラッドされた前述の円
筒体を2つに分割して用いてもよい。
【0035】実施例20 図21は図7に示される実施例8の歪検出装置におい
て、コイルボビン7とシールド31a,31cおよびセ
ンターシールド24とを一体成形したもので、これによ
り歪検出装置の組立が簡単になる。また、シールド31
aは、図21および図22に示されるように複数個のサ
ラとりを設けることで、一体成形時にコイルボビン7が
まわり込み、アンカー効果でシールド31aの回り止め
およびコイルボビン7との接合強度が大きくなる。更
に、シールド31cは、図21および図24に示される
ように複数個の段付き溝を設けることで、シールド31
aと同等の効果が得られる。
【0036】実施例21 図25は図2に示される実施例2の歪検出装置におい
て、検出コイル7の外側両端面側に軸受と共用するシー
ルド61a,61bを設けたもので、これにより部品点
数が減少するとともに安価に製作することができる。
【0037】実施例22 実施例1から実施例21の歪検出装置において、受動軸
1を、約550〜750℃で焼鈍を施した材料から形成
することで、歪検出装置の感度および精度を向上させる
ことができる。
【0038】要するに、この発明はシールド21、磁気
シールド22の分割のしかたなど、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の歪検出
装置によれば、検出コイルを外周および両端面を囲ん
で、非磁性高導電率からなるシールドを配設することに
より、検出コイルから発生した磁束が軸受など外部に漏
れず、検出コイルの内径方向にある磁性層に集中して通
流し、また、外部からの磁場の影響も受けにくくなり、
これにより歪検出装置の性能が安定し感度も向上すると
共に、従来の歪検出装置に用いた高価な磁気収束体を削
除することで、部品点数が減り、安価に製作することが
できる。
【0040】また、本発明の歪検出装置用シールドによ
れば、検出コイルを装填するコイルボビンと一体成形に
て構成されていることにより歪検出装置の組立てが非常
に容易となる。
【0041】更に、本発明に係る歪検出装置用受動軸に
よれば、約550〜750℃で焼鈍を施した材料から形
成することで、歪検出装置の感度および精度をより向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例2に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例3に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例4に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例5に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図6】本発明の実施例7に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図7】本発明の実施例8に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図8】本発明の実施例9に係る歪検出装置の断面図で
ある。
【図9】本発明の実施例10に係る歪検出装置の断面図
である。
【図10】本発明の実施例11に係る歪検出装置の断面
図である。
【図11】本発明の実施例12に係る歪検出装置の断面
図である。
【図12】本発明の実施例13に係る歪検出装置の断面
図である。
【図13】本発明の実施例14に係る歪検出装置の断面
図である。
【図14】本発明の実施例15に係る歪検出装置の断面
図である。
【図15】本発明の実施例16に係る歪検出装置の断面
図である。
【図16】本発明の実施例17に係る歪検出装置の断面
図である。
【図17】本発明の実施例18に係る歪検出装置の断面
図である。
【図18】本発明の実施例19に係る歪検出装置のシー
ルドと磁気収束体とをクラッドさせた平板状のものを示
す斜視図である。
【図19】図18に示されるシールドと磁気収束体とを
クラッドさせた一枚ものを円筒に曲げて示す斜視図であ
る。
【図20】図18に示されるシールドと磁気収束体とを
クラッドさせたものを半円筒に曲げて組み合せた斜視図
である。
【図21】本発明の実施例20に係る歪検出装置のコイ
ルボビンとシールドを一体成形したものの断面図であ
る。
【図22】図21に示されるシールドの側面図である。
【図23】図21に示されるセンターシールドの側面図
である。
【図24】図21に示されるシールドの側面図である。
【図25】本発明の実施例21に係る歪検出装置の断面
図である。
【図26】従来の歪検出装置の断面図である。
【符号の説明】
1 受動軸 5 第1の磁性層 6 第2の磁性層 8 第1の検出コイル 9 第2の検出コイル 10 検出回路 20 歪検出装置 21 シールド 22 磁性シールド 31a シールド 31b シールド 31c シールド 23 ギャップ 24 センターシールド 25 磁気収束膜 26a 磁気収束体 26b 磁気収束体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇津井 良彦 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三 菱電機株式会社産業システム研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力を受ける受動軸と、該受動軸の外周
    面上に固着された高透磁率で所定の磁気歪定数を持つ軟
    磁性材料からなる磁性層と、該磁性層の外周に配設され
    前記受動軸に印加された外力によって引き起こされる前
    記磁性層の透磁率の変化を検出する検出コイルと、前記
    検出コイルの外周および両端面を囲んで配設されたシー
    ルドとを備え、該シールドが非磁性高導電率材料の部材
    で形成されていることを特徴とする歪検出装置。
  2. 【請求項2】 外力を受ける受動軸、該受動軸の外周面
    上に固着された高透磁率で所定の磁気歪定数を持つ軟磁
    性材料からなる磁性層、および該磁性層の外周に配設さ
    れ前記受動軸に印加された外力によって引き起こされる
    前記磁性層の透磁率の変化を検出する検出コイルを備え
    る歪検出装置の前記検出コイルの外周および両端面を囲
    んで配設されるシールドにおいて、前記検出コイルを装
    填するコイルボビンと一体成形にて構成されていること
    を特徴とする歪検出装置のシールド。
  3. 【請求項3】 外力を受ける受動軸、該受動軸の外周面
    上に固着された高透磁率で所定の磁気歪定数を持つ軟磁
    性材料からなる磁性層、および該磁性層の外周に配設さ
    れ前記受動軸に印加された外力によって引き起こされる
    前記磁性層の透磁率の変化を検出する検出コイルを備え
    る歪検出装置における前記受動軸が約550℃〜750
    ℃にて焼鈍を施した材料から形成されていることを特徴
    とする歪検出装置の受動軸。
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