JPH0674751A - 建設機械の旋回角検出機構 - Google Patents

建設機械の旋回角検出機構

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JPH0674751A
JPH0674751A JP22730892A JP22730892A JPH0674751A JP H0674751 A JPH0674751 A JP H0674751A JP 22730892 A JP22730892 A JP 22730892A JP 22730892 A JP22730892 A JP 22730892A JP H0674751 A JPH0674751 A JP H0674751A
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JP
Japan
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turning
sensor
respect
frame
traveling device
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JP22730892A
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Yoshiharu Tanizono
吉春 谷園
Sadakazu Nakajima
貞和 中嶋
Yasuhiko Hori
泰彦 堀
Kunio Furuki
邦雄 古木
Hideo Shimazoe
秀雄 島添
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/10Supports for movable superstructures mounted on travelling or walking gears or on other superstructures
    • E02F9/12Slewing or traversing gears
    • E02F9/121Turntables, i.e. structure rotatable about 360°
    • E02F9/123Drives or control devices specially adapted therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/10Supports for movable superstructures mounted on travelling or walking gears or on other superstructures
    • E02F9/12Slewing or traversing gears
    • E02F9/121Turntables, i.e. structure rotatable about 360°
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削ブームとバケットを有する建設機械にお
いて、転倒防止の為の安全装置の為に、正確な転倒モー
メントを演算する為には、正確な転倒支点を演算する必
要があり、この正確な転倒支点を得る為には、掘削部が
走行装置1に対してどの位置にあるかを正確に知る必要
があるのである。また旋回装置の移動位置により、本体
の重心位置も変動する為に、正確な自重による対転倒モ
ーメントを演算するにしても、掘削部が走行装置に対し
てどの位置にあるかが必要不可欠となるのである。本発
明はこのように転倒可能性を判断する為に必要な、走行
装置に対する旋回フレームの位置を確実に検出するもの
である。 【構成】 走行装置1に対して旋回する旋回フレーム2
を有する建設機械において、走行装置1に対し旋回フレ
ーム2が1回転すると、この回転に比例して1回転、又
は、整数分の1回転する旋回センサー軸9を設け、該旋
回センサー軸9に旋回センサーPを付設し、走行装置1
に対して旋回フレーム2の位置を正確に検出可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は旋回装置を具備した建設
機械において、走行装置の基準位置から旋回フレームの
旋回位置を検出する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建設機械の旋回角検出機構に
関する技術は公知とされているのである。例えば実開昭
59−31659号公報や、特開昭63−55223号
公報や、特開昭63−107626号公報や、実開昭5
4−165001号公報や実公昭54−18003号公
報や、実開昭63−126463号公報や、実開平1−
124860号公報等に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、旋回フレームの回転前後の角度差は検出出
来るが、旋回フレームが基準位置からどの程度回転して
いるのかが検出できなかったのである。故に、走行装置
に対して前を向いているのか、後ろを向いているのかが
判断出来ないという不具合があったのである。掘削ブー
ムとバケットを有する建設機械において、転倒防止の為
の安全装置の為に、正確な転倒モーメントを演算する為
には、正確な転倒支点を演算する必要があり、この正確
な転倒支点を得る為には、掘削部が走行装置1に対して
どの位置にあるかを正確に知る必要があるのである。ま
た旋回装置の移動位置により、本体の重心位置も変動す
る為に、正確な自重による対転倒モーメントを演算する
にしても、掘削部が走行装置に対してどの位置にあるか
が必要不可欠となるのである。本発明はこのように転倒
可能性を判断する為に必要な、走行装置に対する旋回フ
レームの位置を確実に検出するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、走行装置1に対して旋回する
旋回フレーム2を有する建設機械において、走行装置1
に対し旋回フレーム2が1回転すると、この回転に比例
して回転する旋回センサー軸9を設け、該旋回センサー
軸9に旋回センサーPを付設したものである。
【0005】また、走行装置1に対して旋回する旋回フ
レーム2を有する建設機械において、旋回フレーム2が
走行装置1に対して回転する回転角を、360°の範囲
内で、1対1に対応する変位変換装置を設け、該変位を
検出することにより、走行装置1の基準位置に対する旋
回フレーム2の位置を検出すべく構成したものである。
【0006】また、走行装置1に対して旋回する旋回フ
レーム2を有する建設機械において、旋回フレーム2が
走行装置1に対して回転する回転角を、360°の範囲
内で、1対1に対応しない変位変換装置を設け、該変位
を検出すると共に、基準位置からの回転角を判定する補
正手段を具備させ、1対1に対応する角度を得るべく構
成したものである。
【0007】また、走行装置1に対して旋回する旋回フ
レーム2を有する建設機械において、旋回フレーム2が
走行装置1に対して回転する回転角を、360°の範囲
内でそれぞれの位置を記憶した記憶部を配置し、該記憶
部を読み取ることにより、基準位置からの回転角を判定
する補正手段を具備させたものである。
【0008】また、走行装置1に対して旋回する旋回フ
レーム2を有する建設機械において、旋回台軸受機構A
を構成する内径リングギア5の歯5aを検出する近接セ
ンサー29と、基準位置を検出する基準位置検出センサ
ー31と、旋回レバー位置検出センサー32を設け、上
記センサーからの情報に基づき旋回フレーム2の走行装
置1に対する絶対旋回角を演算記憶するものである。
【0009】また、走行装置1に対して旋回する旋回フ
レーム2を有する建設機械において、旋回フレーム2と
共に回転する回転円板34、または走行フレームTの側
に固定される固定円板35の上に、複数個のリミットス
イッチ36を設け、対向する側に該リミットスイッチ3
6を検出する検出係合体37を設け、該検出係合体37
を隣接するリミットスイッチ36の間の幅またはそれ以
上の幅に構成したものである。
【0010】
【作用】次に作用を説明する。本発明においては、走行
装置1の基準位置に対して、旋回フレーム2の旋回位置
を正確に知ることが出来るので、走行装置1に対して旋
回フレーム2の位置が変化することにより変化する、転
倒支点や、重心位置を正確に知ることが出来るのであ
る。これにより、転倒方向のモーメントと、転倒阻止方
向のモーメントを正確に求めることが出来るのである。
故に、転倒安全装置が正確な情報を提供することが出来
るのである。
【0011】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は走行装置1と
旋回フレーム2を具備した建設機械の側面図、図2は走
行装置1と旋回台軸受機構Aとバケット10の部分の平
面図、図3は旋回台軸受機構Aと旋回モータ4と旋回角
検出機構6と走行フレームTの部分の斜視図、図4は旋
回角検出機構6と旋回センサーPの部分のスケルトン
図、図5は旋回センサーPの旋回角と出力電圧の関係を
示す図面、図6は走行装置1に対する旋回フレーム2の
旋回位置と角度を示す図面、図7は回転円板3が1回転
すると、旋回センサーPが4分の1回転する実施例の各
角度の関係を示す図面、図8は同じく図7における旋回
角と出力電圧の関係を示す図面である。
【0012】図1において説明する。走行装置1はクロ
ーラ式走行装置を図示しているが、タイヤ式走行装置で
あっても良いものである。該走行装置1の上に旋回台軸
受機構Aを介装して、360°旋回可能な旋回フレーム
2を搭載している。該旋回フレーム2の上にキャビン1
3を搭載している。旋回フレーム2の前方に掘削部とし
て、メインブーム12とバケットアーム11とバケット
10とを配置している。走行装置1の後部にはブレード
14が配置されている。
【0013】図2と図3において説明する。走行装置1
は右側走行装置1Rと、左側走行装置1Lにより構成さ
れている。そして左側走行装置1Lと右側走行装置1R
の間の前方へブレード14が突出されている。該ブレー
ド14の突出された方向を旋回の基準位置として角度0
°としている。そして反時計回転方向に、90°・18
0°・270°と角度が増加すべく規定する。旋回台軸
受機構Aは、走行フレームTの側に固定された内径リン
グギア5と、該内径リングギア5に旋回台軸受機構を介
して支持される回転円板3により構成されている。そし
て旋回フレーム2の側に固定された旋回モータ4によ
り、モータギア7が回転し、該モータギア7が内径リン
グギア5と噛合されているので、旋回モータ4の回転に
伴い、旋回フレーム2が回転するのである。
【0014】該旋回モータ4の回転に伴い回転する回転
円板3の上に、旋回角検出機構6が固定されている。そ
して該旋回角検出機構6より下方へ入力軸が突出されて
おり、該入力軸の下端のセンサーギア8が、内径リング
ギア5と噛合されている。故に、内径リングギア5に対
して回転円板3が回転すると、該センサーギア8も回転
し、該旋回角検出機構6の内部の増速ギア機構を介して
図4の如く、旋回センサー軸9が回転されるのである。
【0015】図4に示す実施例においては、回転円板3
が内径リングギア5の周囲を1回転すると、旋回センサ
ー軸9も丁度1回転すべく旋回角検出機構6内のギア連
が構成されている。故に旋回センサー軸9の回転角は、
回転円板3が360°回転すると1回転するので、旋回
センサーPも丁度1回転するのである。実施例において
は、内径リングギア5の端数が80であり、センサーギ
ア8が10であるので、8分の1であるから、内部のギ
ア連により、2倍×2倍に増速し、結果として旋回セン
サー軸9は8倍の増速比を得て、回転円板3が1回転す
ることにより、旋回センサーPも1回転すべく構成して
いる。
【0016】該旋回センサー軸9の1回転により、ポテ
ンショメータにより構成された旋回センサーPが1回転
する。これにより旋回角と出力電圧の変化が、図5にお
いて図示されている。回転円板3の360°の回転に基
づき、出力電圧は比例して一定の増加率を示している。
図6と図7と図8においては、回転円板3の1回転に対
して、旋回センサーPが4回転する場合を示している。
【0017】本発明は、回転円板3の1回転に対して、
旋回センサーPが1回転であることが最も良好である
が、これに限定されるものではなく、回転円板3が1回
転する場合に、旋回センサー軸9がN分の1回転する構
成であっても良いものである。該Nは1ではなく、正の
整数とする。この図6・図7・図8の実施例において
は、Nを4の場合の実施例を示している。この場合の、
旋回センサーPの回転角と、回転円板3の累積角と、絶
対角の関係は図7の如くとなる。また旋回センサーPの
旋回角と出力電圧との関係は図8の如くとなるのであ
る。
【0018】図9はスイベルジョイントJの部分に、回
転角に対応するカム形状を設けた実施例の側面図、図1
0はカム面を上下に設けた角度対応カム15の実施例を
示す斜視図、図11はカム面を円周方向に設けた角度対
応カム15の実施例を示す図面、図12は角度対応カム
15をスイベルジョイントJの中心に対して偏心して配
置し、徐々に変化するカム面を得た実施例の図面、図1
3は図11の実施例におけるレーザ変位センサー18の
変位量を示す図面、図14は図10の実施例におけるレ
ーザ変位センサー17の変位量を示す図面、図15は図
12の場合のレーザ変位センサー19の変位量を示す図
面である。
【0019】図9において、走行装置1を走行フレーム
Tにより支持し、該走行フレームTに旋回台軸受機構A
を支持している。そして該旋回台軸受機構Aを介装した
にも関わらず、旋回フレーム2から走行フレームTの側
に操作圧油を供給可能とする為にスイベルジョイントJ
が介装されている。該スイベルジョイントJは旋回フレ
ーム2に固定する内筒21と、走行フレームTに固定す
る外筒20を嵌装状態としている。本実施例において
は、外筒20の外周に角度対応カム15を固定し、内筒
21の側にレーザ変位センサー17・18・19を固定
しているのである。該角度対応カム15には、360°
の角度の変化に対応する距離や厚みの変化が構成されて
おり、この1対1に対応する厚みや距離の変化をレーザ
変位センサー17・18・19により検出して、旋回位
置を知るのである。
【0020】図10・図11・図12において、レーザ
変位センサー17・18・19を固定するセンサー固定
板16は、スイベルジョイントJの内筒21に固定され
ている。そして該センサー固定板16にレーザ変位セン
サー17・18・19が固定されている。角度対応カム
15はスイベルジョイントJの外筒20に固定されてお
り、図10の実施例では、上下方向の厚さを変化させて
おり、図11の実施例におては、角度対応カム15の中
心からの距離を変化させている。図12においては、カ
ム面自体は正円弧であるが、該正円弧の中心とスイベル
ジョイントJの中心をずらして取付けたことにより、徐
々に変化するカム面となったのである。旋回フレーム2
の旋回に連れて、スイベルジョイントJの内筒21と外
筒20の関係位置が変化するので、図13・図14・図
15に示す如く、旋回角度と共に、厚みや距離が変化す
るのである。
【0021】図16は偏心しただけの円形カム23によ
り、1対1には対応しないが、1対2に対応する角度を
検出し、次にどちら側の半円に位置するかを補正する補
正カム24を具備させた実施例の側面図、図17は補正
カム24とスイベルジョイント外筒20の関係位置を示
す平面断面図、図18はスイベルジョイント外筒20と
偏心しただけの円形カム23の関係位置を示す平面断面
図、図19は補正カム24の補正センサー25の出力を
示す図面、図20は偏心しただけの円形カム23のレー
ザ変位センサー26の出力を示す図面、図21は傾斜取
付円板カム27により、1対2に対応する角度を検出す
る場合の側面図、図22は図21の実施例の平面図、図
23は図21の実施例の出力値を示す図面である。
【0022】図16から図23の実施例においては、カ
ムの形状を360°対応した形状に構成するのはコスト
が高くつくので、通常の円板の取付方によりカムを代行
する場合に、180°で1対2の対応が出来るが、18
0°のどちらの側に位置するのかが判断出来ないので、
補正カム24と補正センサー25によりこの1対2の対
応を1対1に対応する実施例を示している。図16にお
いては、偏心しただけの円形カム23は図18に示す如
く、スイベルジョイントJの中心に対して偏心して取付
けた円板により構成している。
【0023】そしてこの偏心しただけの円形カム23に
レーザ変位センサー26を接近させて、1対2に対応す
る出力値を得ている。そして、スイベルジョイントJの
中心に配置し、上下方向に180°で2段に分けた補正
カム24を別に設け、該補正カム24に補正センサー2
5を対応させて、どちらの半円側にいるのかを判断可能
としている。補正センサー25の出力は図19に示すご
とく、180°で変化する段状の出力であり、レーザ変
位センサー26の出力は、左右対称の山型の出力であ
る。2位置に対応する同じ出力があるので、それがどち
ら側であるかを、補正カム24の出力から読み取るので
ある。
【0024】図21の実施例では、傾斜取付円板カム2
7により、通常のドーナツ円板を斜めにしてスイベルジ
ョイント外筒20に固定することにより、カムの代行を
している。この場合には平面視では図22の如く同心円
状に見えるのである。そして出力は図20の場合と同じ
山型である。そしてこの場合には、補正カム24と補正
センサー25が配置されていないが、出力が徐々に増加
するか減少するかを判断したり、旋回レバーの操作方向
を記憶することにより、これらの信号から、1対2に対
応した出力がどちらの側であるかを判断しているのであ
る。
【0025】図24はスイベルジョイント外筒20の部
分の上面に、角度記憶部28を配置した実施例の平面図
である。該実施例においては、バーコードや磁気記憶装
置により角度記憶部28を構成し、これをスイベルジョ
イント外筒20の上面や内径リングギア5の上面に貼設
している。この角度記憶部28を、回転円板3やセンサ
ー固定板16に固定したバーコード読み取り機や、磁気
記憶読み取り装置により読み取るのである。
【0026】図25は内径リングギア5の歯5aを近接
センサー29により検出する実施例の側面断面図、図2
6は歯5aと近接センサー29の関係位置を示す平面断
面図、図27は基準位置を決定する為の基準突起30の
位置を示す平面図、図28は該基準突起30と基準位置
検出センサー31を示す側面図、図29は近接センサー
29と基準位置検出センサー31と、旋回レバー位置検
出センサー32の制御ブロック線図である。
【0027】図25と図26においては、旋回台軸受機
構Aを構成する内径リングギア5の歯5aの数を、近接
センサー29により検出している。内径リングギア5の
端数は図4において示す実施例の如く、80枚程度であ
るので、約4.5°毎に位置を検出することが出来るの
である。しかし、歯数は検出できても、絶対旋回角がい
くらであるかが判断出来ないので、図27と図28の如
く、基準突起30と基準位置検出センサー31を設け
て、基準位置からの角度を得るのである。また旋回レバ
ーの操作位置を検出して、正転か逆転かを得るのであ
る。そして図29に示す如く、演算装置により上記信号
を演算し、絶対旋回角度を得て記憶させるのである。
【0028】図30は旋回フレーム2と共に回転する回
転円板34に複数個のリミットスイッチ36を付設し、
走行フレームTの側に固定される固定円板35に検出係
合体37を固定した実施例の側面図、図31は複数個の
リミットスイッチ36の幅内に検出係合体37を突出し
た実施例の平面図、図32は図31の実施例の場合の検
出角度を示す図面、図33は図31の場合の角度の判断
を示す図面、図34は検出係合体37を、隣接する複数
個のリミットスイッチ36間の1.5倍とした実施例の
平面図、図35は図34の実施例の場合の検出角度を示
す図面、図36は図34の場合の角度の判断状態を示す
図面である。
【0029】図30・図31の場合には、旋回フレーム
2と共に回転する回転円板34の側に、複数の複数個の
リミットスイッチ36を配置している。該実施例におい
ては、複数個のリミットスイッチ36は6個配置してい
る。そして走行フレームTの側に固定される固定円板3
5の側に配置した検出係合体37は、隣接する複数個の
リミットスイッチ36の間の幅としているのである。こ
の場合には、複数個のリミットスイッチ36のON−O
FFにより6等分の角度範囲であることが判断出来るの
である。
【0030】これに対して図30の実施例の場合には、
複数個のリミットスイッチ36は6個配置しているが、
検出係合体37の幅を、隣接する複数個のリミットスイ
ッチ36の1.5倍の幅としている。これにより図36
に示す如く、12等分の角度のどの位置にあるかが判断
出来るのである。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、転倒防止安全装置の為に、正確な転倒モー
メントを演算する際において、掘削部が走行装置1に対
してどの位置にあるかを正確に知ることができ、また旋
回装置の重心位置の変動をも正確に知ることが出来るの
で、正確な自重による対転倒モーメントを演算すること
ができるようになったのである。これにより転倒警報の
判断を正確なものとすることが出来たのである。また、
他の検出装置の如く、基準位置設定の必要がなく、直接
に基準位置からの角度を検出することが出来るのであ
る。また組み込みが簡単で、周囲の部品を変更すること
なく、既存の機械に追加するだけで済むのである。
【0032】請求項2の如く構成したので、旋回角検出
機構6やセンサーギア8のような精度の高い部品を必要
とせずに、角度対応カム15とレーザ変位センサー17
・18・19により簡単に構成することができるのであ
る。
【0033】請求項3の如く構成したので、偏心しただ
けの円形カム23や傾斜取付円板カム27等の如く、ド
ーナツ円板で済むので、複雑なカムの加工をする必要が
無いという利点を有するのである。
【0034】請求項4の如く構成したので、角度記憶部
28をスイベルジョイント外筒20の上面や内径リング
ギア5の上面に添付するだけで済むので、簡単な構成と
することができたのである。
【0035】請求項5の如く構成したので、従来からあ
る内径リングギア5や旋回操作レバーを使用して建設機
械の旋回角検出機構を構成することができるので、既存
の機種に対して大きな変更を必要としないのである。
【0036】請求項6の如く構成したので、複数個のリ
ミットスイッチ36と検出係合体37の組合せにより、
角度のレンジを知ることができるので、正確な角度は得
られないが、転倒安全装置の為の演算に必要な角度とし
ては十分な精度の角度であり、複数個のリミットスイッ
チ36と検出係合体37により簡単に構成出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行装置1と旋回フレーム2を具備した建設機
械の側面図。
【図2】走行装置1と旋回台軸受機構Aとバケット10
の部分の平面図。
【図3】旋回台軸受機構Aと旋回モータ4と旋回角検出
機構6と走行フレームTの部分の斜視図。
【図4】旋回角検出機構6と旋回センサーPの部分のス
ケルトン図。
【図5】旋回センサーPの旋回角と出力電圧の関係を示
す図面。
【図6】走行装置1に対する旋回フレーム2の旋回位置
と角度を示す図面。
【図7】回転円板3が1回転すると、旋回センサーPが
4分の1回転する実施例の各角度の関係を示す図面。
【図8】同じく図7における旋回角と出力電圧の関係を
示す図面。
【図9】スイベルジョイントJの部分に、回転角に対応
するカム形状を設けた実施例の側面図。
【図10】カム面を上下に設けた角度対応カム15の実
施例を示す斜視図。
【図11】カム面を円周方向に設けた角度対応カム15
の実施例を示す図面。
【図12】角度対応カム15をスイベルジョイントJの
中心に対して偏心して配置して徐々に変化するカム面を
得た実施例の図面。
【図13】図11の実施例におけるレーザ変位センサー
18の変位量を示す図面。
【図14】図10の実施例におけるレーザ変位センサー
17の変位量を示す図面。
【図15】図12の場合のレーザ変位センサー19の変
位量を示す図面。
【図16】偏心しただけの円形カム23により、1対1
には対応しないが、1対2に対応する角度を検出し、次
にどちら側の半円に位置するかを補正する補正カム24
を具備させた実施例の側面図。
【図17】補正カム24とスイベルジョイント外筒20
の関係位置を示す平面断面図。
【図18】スイベルジョイント外筒20と偏心しただけ
の円形カム23の関係位置を示す平面断面図。
【図19】補正カム24の補正センサー25の出力を示
す図面。
【図20】偏心しただけの円形カム23のレーザ変位セ
ンサー26の出力を示す図面。
【図21】傾斜取付円板カム27により、1対2に対応
する角度を検出する場合の側面図。
【図22】図21の実施例の平面図。
【図23】図21の実施例の出力値を示す図面。
【図24】スイベルジョイント外筒20の部分の上面
に、角度記憶部28を配置した実施例の平面図。
【図25】内径リングギア5の歯5aを近接センサー2
9により検出する実施例の側面断面図。
【図26】歯5aと近接センサー29の関係位置を示す
平面断面図。
【図27】基準位置を決定する為の基準突起30の位置
を示す平面図。
【図28】該基準突起30と基準位置検出センサー31
を示す側面図。
【図29】近接センサー29と基準位置検出センサー3
1と、旋回レバー位置検出センサー32の制御ブロック
線図。
【図30】旋回フレーム2と共に回転する回転円板34
に複数個のリミットスイッチ36を付設し、走行フレー
ムTの側に固定される固定円板35に検出係合体37を
固定した実施例の側面図。
【図31】複数個のリミットスイッチ36の幅内に検出
係合体37を突出した実施例の平面図。
【図32】図31の実施例の場合の検出角度を示す図
面。
【図33】図31の場合の角度の判断を示す図面
【図34】図34は検出係合体37を、隣接する複数個
のリミットスイッチ36間の1.5倍とした実施例の平
面図。
【図35】図34の実施例の場合の検出角度を示す図
面。
【図36】図34の場合の角度の判断状態を示す図面。
【符号の説明】
1 走行装置 2 旋回フレーム 3 回転円板 4 旋回モータ 5 内径リングギア 6 旋回角検出機構 7 モータギア 8 センサーギア 9 旋回センサー軸 10 バケット 11 バケットアーム 23 偏心しただけの円形カム 24 補正カム 31 基準位置検出センサー 32 旋回レバー位置検出センサー 34 旋回フレーム2と共に回転する回転円板 35 走行フレームTの側に固定される固定円板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 泰彦 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 古木 邦雄 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 島添 秀雄 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置1に対して旋回する旋回フレー
    ム2を有する建設機械において、走行装置1に対し旋回
    フレーム2が1回転すると、この回転に比例して1回
    転、又は、整数分の1回転する旋回センサー軸9を設
    け、該旋回センサー軸9に旋回センサーPを付設したこ
    とを特徴とする建設機械の旋回角検出機構。
  2. 【請求項2】 走行装置1に対して旋回する旋回フレー
    ム2を有する建設機械において、旋回フレーム2が走行
    装置1に対して回転する回転角を、360°の範囲内で
    1対1に対応する変位変換装置を設け、該変位を検出す
    ることにより、走行装置1の基準位置に対する旋回フレ
    ーム2の位置を検出すべく構成したことを特徴とする建
    設機械の旋回角検出機構。
  3. 【請求項3】 走行装置1に対して旋回する旋回フレー
    ム2を有する建設機械において、旋回フレーム2が走行
    装置1に対して回転する回転角を、360°の範囲内で
    1対1に対応しない変位変換装置を設け、該変位を検出
    すると共に、基準位置からの回転角を判定する補正手段
    を具備させ、1対1に対応する角度を得ることを特徴と
    する建設機械の旋回角検出機構。
  4. 【請求項4】 走行装置1に対して旋回する旋回フレー
    ム2を有する建設機械において、旋回フレーム2が走行
    装置1に対して回転する回転角を、360°の範囲内で
    それぞれの位置を記憶した記憶部を配置し、該記憶部を
    読み取ることにより、基準位置からの回転角を判定する
    補正手段を具備させたことを特徴とする建設機械の旋回
    角検出機構。
  5. 【請求項5】 走行装置1に対して旋回する旋回フレー
    ム2を有する建設機械において、旋回台軸受機構Aを構
    成する内径リングギア5の歯5aを検出する近接センサ
    ー29と、基準位置を検出する基準位置検出センサー3
    1と、旋回レバー位置検出センサー32を設け、上記セ
    ンサーからの情報に基づき旋回フレーム2の走行装置1
    に対する絶対旋回角を演算記憶することを特徴とする建
    設機械の旋回角検出機構。
  6. 【請求項6】 走行装置1に対して旋回する旋回フレー
    ム2を有する建設機械において、旋回フレーム2と共に
    回転する回転円板34、または走行フレームTの側に固
    定される固定円板35の上に、複数個のリミットスイッ
    チ36を設け、対向する側に該リミットスイッチ36を
    検出する検出係合体37を設け、該検出係合体37を隣
    接するリミットスイッチ36の間の幅またはそれ以上の
    幅に構成したことを特徴とする建設機械の旋回角検出機
    構。
JP22730892A 1992-08-26 1992-08-26 建設機械の旋回角検出機構 Pending JPH0674751A (ja)

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