JPH0674500U - 電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装置 - Google Patents

電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装置

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JPH0674500U
JPH0674500U JP2056993U JP2056993U JPH0674500U JP H0674500 U JPH0674500 U JP H0674500U JP 2056993 U JP2056993 U JP 2056993U JP 2056993 U JP2056993 U JP 2056993U JP H0674500 U JPH0674500 U JP H0674500U
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JP
Japan
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driving force
electric motor
gear
transmission device
worm gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP2056993U
Other languages
English (en)
Inventor
敏弘 望月
Original Assignee
株式会社村上開明堂
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社村上開明堂 filed Critical 株式会社村上開明堂
Priority to JP2056993U priority Critical patent/JPH0674500U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機30からの駆動力をウォームギヤ50
を介して減速して伝達する際に、回動軸40がスラスト
力及びラジアル力をウォームギヤ50から受けないよう
にする。 【構成】 回動軸40の先端部に軸心と平行に面取りさ
れた平面部41aを有する挿入部42を設け、ウォーム
ギヤ50の一端に挿入部42と枢着する溝部51を設け
る。また、ウォームギヤ50の両端部をインナプレート
70及びアウタプレート60により支持して位置を規制
する。これにより、挿入部42と溝部51とで継手を構
成して回動軸40にスラスト力と及びラジアル力が加わ
るのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両に装着する電動格納式のバックミラーの駆動力伝達装置に係り、 詳しくは電動機の回動軸及びウォームギヤの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に装着するバックミラーとして、駐車時或いは車庫入れの際、車室 内からのスイッチ操作によってミラーボデーを正常位置から車両の進行方向後側 に倒して格納すことが可能な電動格納式ドアミラー(以下電動格納ミラーと称す )や手動によって後側に倒すことのできるターンオーバー式のドアミラーが知ら れている。
【0003】 図4は、本考案者により提案されている(実願平03−096759参照)駆 動力伝達装置を有する電動格納ミラーの部分破断正面図を示している。電動格納 ミラー10は、ベース11の張り出し部12に立てたシャフト13、シャフト1 3に回動自在に支持されたフレーム14と、フレーム14に固着されたミラーボ デー15及びフレーム14に配置した電動格納用の電動機16を有している。ま た、この電動機16の回動軸20にはウォームギヤ21が取付けられ、ウォーム ギヤ21にホイールギヤ22が噛合して、ホイールギヤ22の他端部に設けられ た減速伝達部23を介してシャフト13に駆動力を伝達している。
【0004】 図5は図4における電動機16の取付けを示す分解斜視図である。電動機16 が回動し回動軸20に設けられたウォームギヤ21からホイールギヤ22に駆動 力が伝達される際に、伝達負荷に対し回動軸20にはラジアル力Frが働きホイ ールギヤ22から逃げようとして回動軸20が偏心したり、また回動軸方向にス ラスト力Fa,Fbが働くことにより電動機16に異常な負荷が掛かり電動機構 成部材の摩耗を早める問題があるので、切欠25を有した軸受24により回動軸 20の先端部を規制するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成においては、ラジアル力Frやスラスト力Fbは規制さ れるが、スラスト力Faは規制されない問題を有していた。このため、電動機1 6の回転方向により駆動力や伝達効率に違いが生じたり、格納・復帰の時間差及 び駆動音を大きくする等の障害を生じさせていた。
【0006】 また、ミラーボデー15が所定位置に達したときには、電動機16の回動とは 関係なくフレーム14の回動をロックする構造となっているためフレーム14が 回動せずウォームギヤ21とホイールギヤ22とが食い込み合い、逆転しなくな ったり、摩耗を早めたりする問題があった。
【0007】 そこで、本考案はスラスト力Faを規制して上記問題の発生しない電動格納式 ドアミラーの駆動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、回動軸を有した電動機と、該電動機の駆 動力を受けて該駆動力を減速伝達する複数のギヤと、該複数のギヤを支持格納す る支持格納手段と、を備えて、ドアミラーの位置を変えてなる電動格納式ドアミ ラーの駆動力伝達装置において、円柱状の前記回動軸の先端部が、軸心と平行に 面取りされた対向する一対の平面部からなる挿入部を有し、前記ギヤが溝部を有 して、前記挿入部が前記溝部と枢着すると共に前記支持格納手段により前記ギヤ の両端部位が規制されて、前記電動機の駆動力を前記挿入部と前記溝部との当接 により伝達してなることを特徴とする。
【0009】 また、前記支持格納手段が前記ギヤを覆って、駆動伝達音を防音してなる。
【0010】
【作用】
上記構成に基づき、回動軸の挿入部を支持格納手段により位置決めされたギヤ の溝部に挿入し枢着させて継手を構成し、電動機からの駆動力を伝達すると共に ギヤから回動軸に加わる非回転力の伝達を防止する。
【0011】 また、ギヤを覆うように支持格納手段を設けることにより、駆動力を伝達する 際の伝達音を防音する。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例を図に基づき説明する。なお、本実施例における電動格納式ド アミラーの基本的構成は従来の技術におけるものと略同じなので、同一符号を付 して説明を省略し、本考案の要部のみを説明する。
【0013】 図1は電動機30、ウォームギヤ50及びホイールギヤ80等の取付構成を示 す断面図である。電動機30はアウタプレート60にネジ81によりネジ止めさ れ、電動機30の回動軸40にはウォームギヤ50が枢着されている。そして、 ウォームギヤ50及びホイールギヤ80はインナプレート70とアウタプレート 60により覆われて駆動力が伝達する際の駆動音を防音している。
【0014】 図2は、図1のA部の拡大図であり、また図3は回動軸40とウォームギヤ5 0との枢着状態を説明するための斜視図である。回動軸40の先端部位(ウォー ムギヤ側)には挿入部42が設けられ、この挿入部42は回動軸40の軸心に平 行に面取加工された一対の平面部41aを有している。また、ウォームギヤ50 の下端部(電動機側)には溝壁51a,51b,51c,51dを有する溝部5 1が設けられて、挿入部42を溝部51に挿入枢着することにより、継ぎ手を構 成し駆動力を伝達するようになっている。なお、回動軸40の軸心面41b、段 差面41c及び頂面41dは、枢着下際に溝壁51b,51c,51dと離接す るように設けれている。このように構成されることにより、駆動力の伝達は平面 部41aのコーナが溝51の溝壁51aと当接することのみにより行われる。
【0015】 また、ウォームギヤ50の下部(電動機側)には張出部52が設けられて、ア ウタプレート60の下端規制部61と当接するように構成されいる。これにより 、ウォームギヤ50の電動機30側への移動を規制して、スラスト力Faが電動 機30に加わるのを防止している。さらにウォームギヤ50の上部はインナプレ ート70の上端規制部71により規制されて、スラスト力Fbによる移動を規制 している。また、下端規制部61,71によりラジアル力Frが規制されて、駆 動力の伝達が円滑に行えるようになっている。
【0016】 上記構成にすることにより、ウォームギヤ50と回動軸40とが一体化されて いないので組立や部品交換が容易になり、また回動軸40が短くてすみ、偏心等 の心配がなくなる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は回動軸とウォームギヤとを継手構造により接続 し、ウォームギヤの両端位置をアウタプレート及びインナプレートにより規制す ることでスラスト力及びラジアル力が回動軸に加わらないようにした。これによ り、組立容易で、耐久性の高い電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装置が可能に なった。
【0018】 また、ウォームギヤ及びホイールギヤをインナプレート及びアウタプレートに より覆うことにより駆動音の防音が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の説明に適用される駆動力伝達
装置の部分断面図である。
【図2】図1の回動軸とウォームギヤとの取付構成を説
明する部分断面図である。
【図3】図1の回動軸とウォームギヤとの取付構成を説
明する分解斜視図である。
【図4】従来の技術の説明に適用される電動格納ドアミ
ラーの部分断面正面図である。
【図5】図4の駆動力伝達装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
16 電動機 40 回動軸 41a 平面部 42 挿入部 50 ウォームギヤ(ギヤ) 51 溝部 60 アウタプレート(支持格納手段) 70 インナプレート(支持格納手段) 80 ホイールギヤ(ギヤ)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸を有した電動機と、該電動機の駆
    動力を受けて該駆動力を減速伝達する複数のギヤと、該
    複数のギヤを支持格納する支持格納手段と、を備えて、
    ドアミラーの位置を変えてなる電動格納式ドアミラーの
    駆動力伝達装置において、 前記回動軸の先端部が、軸心と平行に面取りされた対向
    する一対の平面部からなる挿入部を有し、 前記ギヤが、前記挿入部と枢着する溝部を有すると共に
    前記支持格納手段により前記ギヤの両端部位が規制され
    て、前記電動機の駆動力を伝達してなる、 ことを特徴とする電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持格納手段が前記ギヤを覆って、
    駆動伝達音を防音してなる、 請求項1記載の電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装
    置。
  3. 【請求項3】 前記挿入部が前記溝部に枢着されて継手
    をなし、前記電動機の駆動力を前記ギヤに直接伝達して
    なる、 請求項1記載の電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装
    置。
JP2056993U 1993-03-30 1993-03-30 電動格納式ドアミラーの駆動力伝達装置 Pending JPH0674500U (ja)

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JPH0674500U true JPH0674500U (ja) 1994-10-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19520656A1 (de) * 1994-08-25 1996-02-29 Murakami Kaimeido Kk Elektrisch klappbarer Rückblickspiegel und Geschwindigkeitsuntersetzungsanordnung für diesen
JP2004182117A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置及び車両用アウタミラー装置の格納機構
KR101017264B1 (ko) * 2006-10-04 2011-02-28 이치코 고교가부시키가이샤 차량용 아웃사이드 미러 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0558484B2 (ja) * 1985-10-22 1993-08-26 Tokimec Inc

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