JPH0674371A - 配管支持具 - Google Patents
配管支持具Info
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- JPH0674371A JPH0674371A JP4253946A JP25394692A JPH0674371A JP H0674371 A JPH0674371 A JP H0674371A JP 4253946 A JP4253946 A JP 4253946A JP 25394692 A JP25394692 A JP 25394692A JP H0674371 A JPH0674371 A JP H0674371A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】設置容易で、配管施工の省力化を行なうこと。
【構成】保護キャップ3で開閉自在な収納本体2の収納
空間2aに、樹脂、鉄板等の帯状の支持本体5を支持本
体の一端を固定し、かつ支持すべき配管を挾み得るよう
に2本設け、これら支持本体の先端には、面状ファスナ
等から成る接続部5bをそれぞれ形成して構成される。
空間2aに、樹脂、鉄板等の帯状の支持本体5を支持本
体の一端を固定し、かつ支持すべき配管を挾み得るよう
に2本設け、これら支持本体の先端には、面状ファスナ
等から成る接続部5bをそれぞれ形成して構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築設備用の配管、ダ
クト等を鉄筋コンクリート造りのスラブの天井裏や天井
下面に取付ける配管支持具に関する。
クト等を鉄筋コンクリート造りのスラブの天井裏や天井
下面に取付ける配管支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の配管の支持方法の一実施
例を示した断面図である。従来、建築設備用の配管、ダ
クト等を鉄筋コンクリート造りのスラブの天井裏や天井
下面に取付ける場合、配管の重量を支持し、固定するた
めに以下のような施工を行なってきた。 図4に示すように、天井のコンクリートスラブ10
を形成する型枠を脱型した後に、コンクリートスラブ1
0にインサート30を打ち込む。この際、インサート3
0の位置は、配管15の真上に取付ける必要があり、±
20mm程度の精度で墨出しする必要がある。(また
は、天井のコンクリートスラブ10に、予め型枠施工時
にインサート30を打ち込んでおく。) インサート30に必要な長さ(インサート30から
配管までの距離より50〜100mm程度短い長さ)の
鉄製の吊りボルト31を切断し、該インサート30にね
じ込む。 上述で取付けた吊りボルト31の下端に、吊り金
具32を取付ける。即ち、吊りボルト31の下端に、吊
り金具32の吊り下げ部34を吊りナット33を介して
螺着する。吊り下げ部34には、配管15を、ヒンジ部
37を中心として矢印A、B方向に屈折展開自在な2つ
割りの円筒状の支持バンド37で挾み込んだ状態で、ボ
ルト、ナット等から成る止め具35により締め付け、固
定する。 配管15取付け後にレベル調整する場合、で取付
けた吊り金具32を一旦取外した後、吊りボルト31を
回転させることにより、吊りボルト31の長さを変化さ
せて、配管15のレベル調整を行なう。
例を示した断面図である。従来、建築設備用の配管、ダ
クト等を鉄筋コンクリート造りのスラブの天井裏や天井
下面に取付ける場合、配管の重量を支持し、固定するた
めに以下のような施工を行なってきた。 図4に示すように、天井のコンクリートスラブ10
を形成する型枠を脱型した後に、コンクリートスラブ1
0にインサート30を打ち込む。この際、インサート3
0の位置は、配管15の真上に取付ける必要があり、±
20mm程度の精度で墨出しする必要がある。(また
は、天井のコンクリートスラブ10に、予め型枠施工時
にインサート30を打ち込んでおく。) インサート30に必要な長さ(インサート30から
配管までの距離より50〜100mm程度短い長さ)の
鉄製の吊りボルト31を切断し、該インサート30にね
じ込む。 上述で取付けた吊りボルト31の下端に、吊り金
具32を取付ける。即ち、吊りボルト31の下端に、吊
り金具32の吊り下げ部34を吊りナット33を介して
螺着する。吊り下げ部34には、配管15を、ヒンジ部
37を中心として矢印A、B方向に屈折展開自在な2つ
割りの円筒状の支持バンド37で挾み込んだ状態で、ボ
ルト、ナット等から成る止め具35により締め付け、固
定する。 配管15取付け後にレベル調整する場合、で取付
けた吊り金具32を一旦取外した後、吊りボルト31を
回転させることにより、吊りボルト31の長さを変化さ
せて、配管15のレベル調整を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、型
枠脱型後にコンクリートスラブ10にインサート30を
打ち込む場合は、精度の高い墨だし作業が発生し、ま
た、インサート30の打ち込み作業が発生した。更に、
配管15取付け後にレベル調整する場合、取付けた吊り
金具32を一旦取外す必要があった。以上のように、配
管施工の省力化ができなかった。
枠脱型後にコンクリートスラブ10にインサート30を
打ち込む場合は、精度の高い墨だし作業が発生し、ま
た、インサート30の打ち込み作業が発生した。更に、
配管15取付け後にレベル調整する場合、取付けた吊り
金具32を一旦取外す必要があった。以上のように、配
管施工の省力化ができなかった。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、設置
容易で、配管施工の省力化が可能な配管支持具を提供す
ることを目的とする。
容易で、配管施工の省力化が可能な配管支持具を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のうち第1
の発明は、内部に支持本体収納空間(2a)が形成され
た収納本体(2)を有し、前記収納本体に、開口部(2
b)を前記支持本体収納空間と該収納本体外部を連通し
得る形で開閉自在に設け、前記支持本体収納空間に、伸
展自在な支持本体(5)を該支持本体の基端を前記収納
本体に固定し、かつ前記開口部を介して前記支持本体の
先端を外部に引き出し自在に2個設け、これら支持本体
に、配管と当接し得る支持部(5a)をそれぞれ形成
し、かつ前記支持部の前記支持本体先端側に、それぞれ
接続部(5b)を互いに着脱自在に形成して構成され
る。
の発明は、内部に支持本体収納空間(2a)が形成され
た収納本体(2)を有し、前記収納本体に、開口部(2
b)を前記支持本体収納空間と該収納本体外部を連通し
得る形で開閉自在に設け、前記支持本体収納空間に、伸
展自在な支持本体(5)を該支持本体の基端を前記収納
本体に固定し、かつ前記開口部を介して前記支持本体の
先端を外部に引き出し自在に2個設け、これら支持本体
に、配管と当接し得る支持部(5a)をそれぞれ形成
し、かつ前記支持部の前記支持本体先端側に、それぞれ
接続部(5b)を互いに着脱自在に形成して構成され
る。
【0006】また、本発明のうち第2の発明は、前記第
1の発明において、前記支持本体をロール状に巻いて、
前記支持本体収納空間に収納するようにして構成され
る。なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要
素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の「作用」
の欄についても同様である。
1の発明において、前記支持本体をロール状に巻いて、
前記支持本体収納空間に収納するようにして構成され
る。なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要
素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の「作用」
の欄についても同様である。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第1の発明
は、2個の支持本体(5、5)を収納本体(2)内に収
納しておくことより、配管の1箇所を支持するのに必要
な2個の支持本体を一度に引き出して配管を支持し得る
ように作用する。また、接続部(5b、5b)を結合し
て2個の支持本体(5、5)を一体化することにより、
配管を支持し得るように作用する。更に、2個の支持本
体(5、5)を結合した位置で配管を支持することよ
り、配管を支持し得る位置の自由度が大きくなるように
作用する。更に、支持本体(5、5)を収納本体(2)
の支持本体収納空間(2a)に設けたことにより、打設
コンクリートと固着しないように作用する。また、本発
明のうち第2の発明は、上述の作用に加えて、支持本体
(5、5)をロール状に巻いて収納本体(2)中に収納
することより、支持本体に塑性変形する部分が生じ難い
ように作用する。
は、2個の支持本体(5、5)を収納本体(2)内に収
納しておくことより、配管の1箇所を支持するのに必要
な2個の支持本体を一度に引き出して配管を支持し得る
ように作用する。また、接続部(5b、5b)を結合し
て2個の支持本体(5、5)を一体化することにより、
配管を支持し得るように作用する。更に、2個の支持本
体(5、5)を結合した位置で配管を支持することよ
り、配管を支持し得る位置の自由度が大きくなるように
作用する。更に、支持本体(5、5)を収納本体(2)
の支持本体収納空間(2a)に設けたことにより、打設
コンクリートと固着しないように作用する。また、本発
明のうち第2の発明は、上述の作用に加えて、支持本体
(5、5)をロール状に巻いて収納本体(2)中に収納
することより、支持本体に塑性変形する部分が生じ難い
ように作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による配管支持具の取付けの一実施
例を示した断面図、図2は、図1に示した配管支持具を
用いた配管支持方法の一実施例を示した断面図、図3
は、配管支持具の支持本体の別の収納例を示した図であ
り、(a)は、支持本体をロール状に巻いて収納した断
面図である。(b)は、支持本体を引き出して配管を支
持した断面図である。
る。図1は、本発明による配管支持具の取付けの一実施
例を示した断面図、図2は、図1に示した配管支持具を
用いた配管支持方法の一実施例を示した断面図、図3
は、配管支持具の支持本体の別の収納例を示した図であ
り、(a)は、支持本体をロール状に巻いて収納した断
面図である。(b)は、支持本体を引き出して配管を支
持した断面図である。
【0009】本発明による配管支持具1は、図1に示す
ように、樹脂、鉄等から成るコの字断面の1本の溝状の
容器である収納本体2を有しており、収納本体2内部に
は、収納空間2aが形成されている。また、収納本体2
の端面(図中下方)には、長方形状の開口部2bが収納
空間2aを収納本体2外部と連通し得る形で形成されて
おり、収納本体2の開口部2bには、開口部2bと嵌合
し得る段付き板状の保護キャップ3が開口部2bに取付
取外し自在(即ち、開口部2bを開閉自在)に設けられ
ている。即ち、収納本体2は、開口部2bを保護キャッ
プ3で閉塞することにより収納本体2の収納空間2aに
コンクリート、モルタル等が浸入することを防ぐことが
できる。
ように、樹脂、鉄等から成るコの字断面の1本の溝状の
容器である収納本体2を有しており、収納本体2内部に
は、収納空間2aが形成されている。また、収納本体2
の端面(図中下方)には、長方形状の開口部2bが収納
空間2aを収納本体2外部と連通し得る形で形成されて
おり、収納本体2の開口部2bには、開口部2bと嵌合
し得る段付き板状の保護キャップ3が開口部2bに取付
取外し自在(即ち、開口部2bを開閉自在)に設けられ
ている。即ち、収納本体2は、開口部2bを保護キャッ
プ3で閉塞することにより収納本体2の収納空間2aに
コンクリート、モルタル等が浸入することを防ぐことが
できる。
【0010】また、収納本体2の収納空間2aには、図
1に示すように、樹脂、鉄等から成る帯状の2本の支持
本体5、5が収納本体2外部に引き出し得る形で折り畳
まれて収納されており、これら支持本体5、5は、収納
本体2の収納空間2aの長手方向の対向する内側面2
c、2cに各支持本体5の一端である基端をそれぞれ固
定する形で設けられている。また、支持本体5には、敷
設すべき配管を支持し得る支持部5aが形成されてお
り、支持部5aの支持本体5の他端である先端には、面
状ファスナ等の一組の繊維状の脱着自在テープ、粘着テ
ープ等から成る接続部5bが形成されている。即ち、支
持本体5は、収納本体2に支持本体5の基端を支持され
る形で、収納空間2aから開口部2bを介して収納本体
2外部に引き出すことができ、引き出された支持本体5
は、各支持本体5の先端に形成された接続部5b同志を
繰返し張り合わせたり、離したりすることができる。
1に示すように、樹脂、鉄等から成る帯状の2本の支持
本体5、5が収納本体2外部に引き出し得る形で折り畳
まれて収納されており、これら支持本体5、5は、収納
本体2の収納空間2aの長手方向の対向する内側面2
c、2cに各支持本体5の一端である基端をそれぞれ固
定する形で設けられている。また、支持本体5には、敷
設すべき配管を支持し得る支持部5aが形成されてお
り、支持部5aの支持本体5の他端である先端には、面
状ファスナ等の一組の繊維状の脱着自在テープ、粘着テ
ープ等から成る接続部5bが形成されている。即ち、支
持本体5は、収納本体2に支持本体5の基端を支持され
る形で、収納空間2aから開口部2bを介して収納本体
2外部に引き出すことができ、引き出された支持本体5
は、各支持本体5の先端に形成された接続部5b同志を
繰返し張り合わせたり、離したりすることができる。
【0011】本発明は、以上のような構成を有するの
で、天井等を形成する鉄筋コンクリート造りのコンクリ
ートスラブ10に配管支持具1を取付ける際は、図1に
示すように、コンクリート打設前に、配管の敷設を予定
している位置を支持具設置位置X1として、配管支持具
1を、型枠6中の該支持具設置位置X1に略設けると共
に、保護キャップ3がコンクリートスラブ10の表面1
0a(図中下方)に位置するように、型枠6のコンクリ
ート打設面6aと保護キャップ3とが接する形で配置
し、仮止めする。次に、コンクリートを打設すると、支
持本体5、5は収納本体2の収納空間2aに保護キャッ
プ3で閉塞される形で収納されているので、打設コンク
リートの侵入付着がなく、また、打設コンクリート中に
巻き込まれずに、コンクリートスラブ10の表面10a
に保護キャップ3の端面を位置することができる。次
に、コンクリートが凝固すると、収納本体2は打設コン
クリートに対して固定されるので、収納本体2がコンク
リートスラブ10に対して固定されたら、型枠6を脱型
した後に、配管を敷設すべき位置の配管支持具1の保護
キャップ3を収納本体2から取外し、図2に示すよう
に、収納本体2に折り畳まれていた支持本体5、5を開
口部2bを介して収納空間2aから外部へ引き出す。そ
して、配管15を支持本体5、5で挾み込み、配管15
の下部を支持本体5、5の支持部5a、5aに当接させ
て、枕16等を介してコンクリートスラブ10の表面1
0a側に配管15を押し付けるようにして、支持本体
5、5の接続部5b、5bを張り合わせる。これによ
り、配管15は、接続部5b、5bを結合して一体と成
った支持本体5、5の支持部5a、5aに、配管15の
下部を接続部5b、5bを結合した位置において支持さ
れる形で、配管支持具1によりコンクリートスラブ10
に対して支持固定される。
で、天井等を形成する鉄筋コンクリート造りのコンクリ
ートスラブ10に配管支持具1を取付ける際は、図1に
示すように、コンクリート打設前に、配管の敷設を予定
している位置を支持具設置位置X1として、配管支持具
1を、型枠6中の該支持具設置位置X1に略設けると共
に、保護キャップ3がコンクリートスラブ10の表面1
0a(図中下方)に位置するように、型枠6のコンクリ
ート打設面6aと保護キャップ3とが接する形で配置
し、仮止めする。次に、コンクリートを打設すると、支
持本体5、5は収納本体2の収納空間2aに保護キャッ
プ3で閉塞される形で収納されているので、打設コンク
リートの侵入付着がなく、また、打設コンクリート中に
巻き込まれずに、コンクリートスラブ10の表面10a
に保護キャップ3の端面を位置することができる。次
に、コンクリートが凝固すると、収納本体2は打設コン
クリートに対して固定されるので、収納本体2がコンク
リートスラブ10に対して固定されたら、型枠6を脱型
した後に、配管を敷設すべき位置の配管支持具1の保護
キャップ3を収納本体2から取外し、図2に示すよう
に、収納本体2に折り畳まれていた支持本体5、5を開
口部2bを介して収納空間2aから外部へ引き出す。そ
して、配管15を支持本体5、5で挾み込み、配管15
の下部を支持本体5、5の支持部5a、5aに当接させ
て、枕16等を介してコンクリートスラブ10の表面1
0a側に配管15を押し付けるようにして、支持本体
5、5の接続部5b、5bを張り合わせる。これによ
り、配管15は、接続部5b、5bを結合して一体と成
った支持本体5、5の支持部5a、5aに、配管15の
下部を接続部5b、5bを結合した位置において支持さ
れる形で、配管支持具1によりコンクリートスラブ10
に対して支持固定される。
【0012】以上のように、配管支持具1は、2本の支
持本体5、5の接続部5b、5bを張り合わせた任意の
位置において、配管15をコンクリートスラブ10に対
して支持固定することにより、支持本体5、5の配管1
5を支持する位置の自由度が従来のような図4に示す吊
りボルト31等と比較して大きくなる。即ち、各支持本
体5の全長及び接続部5bの長さを長く形成することに
より、接続部5b、5bを張り合わせ得る位置、即ち配
管支持具1が配管15を支持し得る位置の自由度が大き
くなる。従って、配管15が、図2中二点鎖線で示すよ
うに、支持具設置位置X1から多少ズレていても、配管
15を支持できる。また、工具等は使用せず、大きな力
も必要とせず、接続部5b、5b同志を張り合わせるだ
けで容易に配管15を固定できる。また、配管15の位
置調整を行なう場合は、図2中二点鎖線で示すように、
接続部5b、5bを離し、必要なだけ配管15を上下方
向に移動させた後(必要に応じ、枕も変更させた後)、
再び、支持部5a、5aで配管15の下部を支持する形
で、接続部5b、5bを張り合わせるだけで良く、上述
同様、工具等は使用せず、大きな力も必要とせず、容易
に配管15を移動して固定できる。ここで、支持本体
5、5の長さが不足する場合は、接続部5b、5bを介
して新たな支持本体を必要なだけ追加することにより、
配管15の位置調整を行なうことができる。更に、配管
支持具1は2本の支持本体5、5を収納しているので、
1つの配管支持具1をコンクリートスラブ10に設置す
ることにより、配管15の1箇所を支持するのに必要な
2本の支持本体5、5を一度に引き出して配管15を支
持することができるので、2つの配管支持具20を設置
するよりも手間が省けて容易に配管支持具1を設置でき
る。従って、配管支持具1は、設置が容易で、配管施工
の省力化が可能である。
持本体5、5の接続部5b、5bを張り合わせた任意の
位置において、配管15をコンクリートスラブ10に対
して支持固定することにより、支持本体5、5の配管1
5を支持する位置の自由度が従来のような図4に示す吊
りボルト31等と比較して大きくなる。即ち、各支持本
体5の全長及び接続部5bの長さを長く形成することに
より、接続部5b、5bを張り合わせ得る位置、即ち配
管支持具1が配管15を支持し得る位置の自由度が大き
くなる。従って、配管15が、図2中二点鎖線で示すよ
うに、支持具設置位置X1から多少ズレていても、配管
15を支持できる。また、工具等は使用せず、大きな力
も必要とせず、接続部5b、5b同志を張り合わせるだ
けで容易に配管15を固定できる。また、配管15の位
置調整を行なう場合は、図2中二点鎖線で示すように、
接続部5b、5bを離し、必要なだけ配管15を上下方
向に移動させた後(必要に応じ、枕も変更させた後)、
再び、支持部5a、5aで配管15の下部を支持する形
で、接続部5b、5bを張り合わせるだけで良く、上述
同様、工具等は使用せず、大きな力も必要とせず、容易
に配管15を移動して固定できる。ここで、支持本体
5、5の長さが不足する場合は、接続部5b、5bを介
して新たな支持本体を必要なだけ追加することにより、
配管15の位置調整を行なうことができる。更に、配管
支持具1は2本の支持本体5、5を収納しているので、
1つの配管支持具1をコンクリートスラブ10に設置す
ることにより、配管15の1箇所を支持するのに必要な
2本の支持本体5、5を一度に引き出して配管15を支
持することができるので、2つの配管支持具20を設置
するよりも手間が省けて容易に配管支持具1を設置でき
る。従って、配管支持具1は、設置が容易で、配管施工
の省力化が可能である。
【0013】また、上述の実施例においては、配管支持
具1は、図1に示すように、支持本体5を折り畳んだ状
態で収納本体2の収納空間2aに収納したが、収納本体
2の収納空間2aに支持本体5がコンクリートが侵入付
着しないように収納されていれば良く、例えば、図3
(a)に示す配管支持具1Aのように、支持本体5はロ
ール状に巻いた状態で収納本体2の収納空間2aに収納
しても良い。そして、配管支持具1Aは、図3(b)に
示すように、配管支持具1と同様に、支持本体5、5を
必要時に収納本体2の収納空間2aから引き出して使用
すれば良い。従って、図3(a)に示す配管支持具1A
は、支持本体5をロール状に巻いて収納本体2内に収納
しておくことにより、図1に示す配管支持具1のように
支持本体5を折り畳んでいないので、支持本体5には折
り目等の、塑性変形して応力が集中する部分が生じ難く
なり、支持本体5の強度低下を防止することができ、支
持本体5は配管を確実に支持することができる。
具1は、図1に示すように、支持本体5を折り畳んだ状
態で収納本体2の収納空間2aに収納したが、収納本体
2の収納空間2aに支持本体5がコンクリートが侵入付
着しないように収納されていれば良く、例えば、図3
(a)に示す配管支持具1Aのように、支持本体5はロ
ール状に巻いた状態で収納本体2の収納空間2aに収納
しても良い。そして、配管支持具1Aは、図3(b)に
示すように、配管支持具1と同様に、支持本体5、5を
必要時に収納本体2の収納空間2aから引き出して使用
すれば良い。従って、図3(a)に示す配管支持具1A
は、支持本体5をロール状に巻いて収納本体2内に収納
しておくことにより、図1に示す配管支持具1のように
支持本体5を折り畳んでいないので、支持本体5には折
り目等の、塑性変形して応力が集中する部分が生じ難く
なり、支持本体5の強度低下を防止することができ、支
持本体5は配管を確実に支持することができる。
【0014】なお、上述の実施例においては、帯状の支
持本体5として説明したが、伸展自在ならば何でも良
く、例えば、チェーン、針金、紐等でも良いし、また、
ヒンジ等を介して多段に折り畳める板の組立品等でも良
い。また、上述の実施例においては、支持本体5に形成
した接続部5bは、面状ファスナ等の一組の繊維状の脱
着自在テープ、粘着テープ等から構成したが、支持本体
5同志を着脱自在に結合することができれば良く、例え
ば、接着剤を介して結合しても良いし、針金等において
は、これら針金同志を撚ることにより機械的に結合して
も良い。更に、上述の実施例においては、収納本体2を
1本の溝状の容器としたが、複数本の支持本体5を収納
できれば良く、例えば、円筒形状、十字形状、箱型状等
の形状をした容器でも良い。
持本体5として説明したが、伸展自在ならば何でも良
く、例えば、チェーン、針金、紐等でも良いし、また、
ヒンジ等を介して多段に折り畳める板の組立品等でも良
い。また、上述の実施例においては、支持本体5に形成
した接続部5bは、面状ファスナ等の一組の繊維状の脱
着自在テープ、粘着テープ等から構成したが、支持本体
5同志を着脱自在に結合することができれば良く、例え
ば、接着剤を介して結合しても良いし、針金等において
は、これら針金同志を撚ることにより機械的に結合して
も良い。更に、上述の実施例においては、収納本体2を
1本の溝状の容器としたが、複数本の支持本体5を収納
できれば良く、例えば、円筒形状、十字形状、箱型状等
の形状をした容器でも良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第1
の発明は、内部に収納空間2a等の支持本体収納空間が
形成された収納本体2等の収納本体を有し、前記収納本
体に、開口部2b等の開口部を前記支持本体収納空間と
該収納本体外部を連通し得る形で開閉自在に設け、前記
支持本体収納空間に、伸展自在な支持本体5等の支持本
体を該支持本体の基端を前記収納本体に固定し、かつ前
記開口部を介して前記支持本体の先端を外部に引き出し
自在に2個設け、これら支持本体に、配管と当接し得る
支持部5a等の支持部をそれぞれ形成し、かつ前記支持
部の前記支持本体先端側に、それぞれ接続部5b等の接
続部を互いに着脱自在に形成して構成したので、
の発明は、内部に収納空間2a等の支持本体収納空間が
形成された収納本体2等の収納本体を有し、前記収納本
体に、開口部2b等の開口部を前記支持本体収納空間と
該収納本体外部を連通し得る形で開閉自在に設け、前記
支持本体収納空間に、伸展自在な支持本体5等の支持本
体を該支持本体の基端を前記収納本体に固定し、かつ前
記開口部を介して前記支持本体の先端を外部に引き出し
自在に2個設け、これら支持本体に、配管と当接し得る
支持部5a等の支持部をそれぞれ形成し、かつ前記支持
部の前記支持本体先端側に、それぞれ接続部5b等の接
続部を互いに着脱自在に形成して構成したので、
【0016】2本の支持本体を収納本体内に収納してお
くことより、配管の1箇所を支持するのに必要な2本の
支持本体を一度に引き出して配管を支持することができ
るので、配管支持具の設置を容易にすることができる。
また、接続部を結合して2本の支持本体を一体化するこ
とにより、配管を支持できるので、工具等は使用せず、
大きな力も必要とせずに配管をコンクリートスラブに対
して支持固定することができ、配管施工の省力化が可能
となる。更に、2本の支持本体を結合した位置で配管を
支持することより、配管を支持し得る位置の自由度が大
きくなるので、支持本体の設置精度を緩和することがで
きると共に、配管の設置位置に柔軟に対応できる。更
に、支持本体を収納本体の内部に設けたことにより、打
設されたコンクリートが付着しないので、打設コンクリ
ート凝固後、打設コンクリート中から支持本体を容易に
伸展させて取り出すことができる。
くことより、配管の1箇所を支持するのに必要な2本の
支持本体を一度に引き出して配管を支持することができ
るので、配管支持具の設置を容易にすることができる。
また、接続部を結合して2本の支持本体を一体化するこ
とにより、配管を支持できるので、工具等は使用せず、
大きな力も必要とせずに配管をコンクリートスラブに対
して支持固定することができ、配管施工の省力化が可能
となる。更に、2本の支持本体を結合した位置で配管を
支持することより、配管を支持し得る位置の自由度が大
きくなるので、支持本体の設置精度を緩和することがで
きると共に、配管の設置位置に柔軟に対応できる。更
に、支持本体を収納本体の内部に設けたことにより、打
設されたコンクリートが付着しないので、打設コンクリ
ート凝固後、打設コンクリート中から支持本体を容易に
伸展させて取り出すことができる。
【0017】また、本発明のうち第2の発明は、前記第
1の発明において、前記支持本体をロール状に巻いて、
前記支持本体収納空間に収納するようにして構成したの
で、上述の効果に加えて、支持本体には折り目等の塑性
変形して応力が集中する部分が生じ難くなり、支持本体
の強度低下を防止することができ、支持本体は配管を確
実に支持することができる。
1の発明において、前記支持本体をロール状に巻いて、
前記支持本体収納空間に収納するようにして構成したの
で、上述の効果に加えて、支持本体には折り目等の塑性
変形して応力が集中する部分が生じ難くなり、支持本体
の強度低下を防止することができ、支持本体は配管を確
実に支持することができる。
【図1】図1は、本発明による配管支持具の取付けの一
実施例を示した断面図である。
実施例を示した断面図である。
【図2】図2は、図1に示した配管支持具を用いた配管
支持方法の一実施例を示した断面図である。
支持方法の一実施例を示した断面図である。
【図3】図3は、配管支持具の支持本体の別の収納例を
示した図であり、(a)は、支持本体をロール状に巻い
て収納した断面図である。(b)は、支持本体を引き出
して配管を支持した断面図である。
示した図であり、(a)は、支持本体をロール状に巻い
て収納した断面図である。(b)は、支持本体を引き出
して配管を支持した断面図である。
【図4】図4は、従来の配管の支持方法の一実施例を示
した断面図である。
した断面図である。
2……収納本体 2a……支持本体収納空間(収納空間) 2b……開口部 5……支持本体 5a……支持部 5b……接続部
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に支持本体収納空間が形成された収
納本体を有し、 前記収納本体に、開口部を前記支持本体収納空間と該収
納本体外部を連通し得る形で開閉自在に設け、 前記支持本体収納空間に、伸展自在な支持本体を該支持
本体の基端を前記収納本体に固定し、かつ前記開口部を
介して前記支持本体の先端を外部に引き出し自在に2個
設け、 これら支持本体に、配管と当接し得る支持部をそれぞれ
形成し、かつ前記支持部の前記支持本体先端側に、それ
ぞれ接続部を互いに着脱自在に形成して構成した配管支
持具。 - 【請求項2】 前記支持本体をロール状に巻いて、前記
支持本体収納空間に収納するようにして構成した請求項
1に記載の配管支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253946A JPH0674371A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 配管支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253946A JPH0674371A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 配管支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674371A true JPH0674371A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17258191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4253946A Pending JPH0674371A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 配管支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674371A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005172071A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Mirai Ind Co Ltd | ケーブル・管支持具、ケーブル・管支持具の固着部材及びケーブル・管支持方法 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4253946A patent/JPH0674371A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005172071A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Mirai Ind Co Ltd | ケーブル・管支持具、ケーブル・管支持具の固着部材及びケーブル・管支持方法 |
JP4563024B2 (ja) * | 2003-12-09 | 2010-10-13 | 未来工業株式会社 | ケーブル・管支持具、ケーブル・管支持具の固着部材及びケーブル・管支持方法 |
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