JPH0674341U - マークチューブのための熱転写印刷機 - Google Patents

マークチューブのための熱転写印刷機

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JPH0674341U
JPH0674341U JP2119593U JP2119593U JPH0674341U JP H0674341 U JPH0674341 U JP H0674341U JP 2119593 U JP2119593 U JP 2119593U JP 2119593 U JP2119593 U JP 2119593U JP H0674341 U JPH0674341 U JP H0674341U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写印刷機において、マークチューブの印
字の際に、字抜け現象を引起こすことなく鮮明なマーク
印字を行なうようにすること。 【構成】 熱転写印刷機の熱転写印字ヘッド(21)に
対向して印字部(23)を形成するプラテンをなすプラ
テンローラ(22)の外周面にその全周にわたって環状
の凹陥部(40)が形成される。この凹陥部はその両端
縁に沿って深溝(41)が形成され中間に隆起底面(4
2)を有する形状で、印字部でマークチューブ(31)
の両端部が深溝に対応するとともに中央部が隆起底面に
対応した状態で変形を受ける。これにより印字ヘッドの
印字面(21a)に対応したチューブ面が均一な平坦状
となり字抜け現象が解消し、鮮明なマーク印字がなされ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、線番表示等のために各種電気配線に挿着されるとともにその外周面 上に線番等のマークが印字されたマークチューブの印刷機に係り、特に該マーク 印字を、熱転写印字ヘッドと、これと対向して印字部に設けられたプラテンと、 印字部に張設された熱転写インクリボンとにより行なうマークチューブのための 熱転写印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種マークチューブは、図1に示すように、横断面円形状の長尺のチューブ 1を適宜の長さにカットしてマークチューブの部片2を作り、これを配線3上に 挿着し、そのマークチューブの部片2の外周面上に線番等を表示するマーク4を 印刷することにより製作される。この印刷に当っては、マーク印字の活字輪を備 え該印字輪を配線上に挿着した状態あるいは長尺のままのマークチューブ上に押 圧して熱による焼付印字で行なう方法が従来一般に採用されている。これに用い られる印刷機は、一般に、チューブマーキングマシンと称せられ、手動操作型の もの、あるいは床置型の大型専用機も見られる。
【0003】 又、マークチューブを長尺のままの状態でセットして、印字部へ該チューブを 順次送って焼付印字を行なうとともに印字されたチューブをカットして送り出す ようにした印刷機も見られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のマークチューブの印刷機では、大型の専用機では構造が複雑で高価 であり、又、携帯用の手動操作型のものでも活字輪を備えたもので重量があり熱 源部との接続状態で使用するので、現場においてマーク印字作業を軽快かつ迅速 に行なう上で、未だ不十分であり、構造も複雑であるといった問題があった。又 、径の異なるチューブの印字を行なうには、その都度、印字受け台を交換する煩 わしさもあった。
【0005】 そこで本願出願人は、今日、ラベル印字やテープ印字に小型で簡便な熱転写印 刷機が用いられていることに着目して、マークチューブのマーク印字をこの熱転 写印刷機を利用して行なうことを考えた。この種の熱転写印刷機は、テープ印字 機あるいはラベル印字機などと称せられ、テープを収容部から供給案内路を介し て順次印字部へ送り出し、該印字部で熱転写印字ヘッドと、これに対向させたプ ラテンとによってテープを挟んで熱転写インクリボンを介してテープ上に文字等 を印字する構成である。
【0006】 しかし、このような構成の熱転写印刷機においてテープに代えてマークチュー ブを印字部へ送って印字させた場合、図2に示すごとき問題があった。すなわち 、図2(a)に示すように横断面円形状の通常のマークチューブ1を図2(b) に示す熱転写印刷機の印字部5においてマーク印字を行なわせる。印字部5の一 側に固定状態におかれた熱転写印字ヘッド6に対してプラテンをなすプラテンロ ーラ7をバネ8で印字ヘッド6側へ付勢し、この間にあるマークチューブ1を偏 平状に押圧変形させ、熱転写インクリボン9を介して印字ヘッド6の平坦な印字 面6aに接したチューブ外周面上にマークを印字する構成である。プラテンロー ラ7は上下の支持プレート10,11にガイドされた状態で、支軸12と一体に 回転駆動されチューブ1を背後から支えるプラテンの作用に加えてチューブ1を 送る送りローラの作用も果す。バネ8はこのプラテンローラ7をマークチューブ 1に押圧させ該チューブの外周面に鮮明な印字を行なうために該チューブ1を極 力偏平な状態に変形させて外周面を平坦な印字面6aに密接させるのが望ましい 。しかし、バネの付勢力をあまり強くするとチューブ1の送り抵抗が過大となり スムーズな送り動作が得られない。従って、マークチューブ1は図2(b)で示 すように変形状態において、チューブ1の上下部分の変形が不十分で全体に8字 形状をなす。このため印字中心部に対応するチューブの中間部分が印字ヘッド面 に密着しない状態になる。このため、印字中心部の字抜け現象が生じ、鮮明な印 字ができない問題があった。
【0007】 従って、本考案は上記問題にかんがみなされたもので、その目的はテープ印字 機やラベル印字機等の小型で簡便な熱転写印刷機に着目し、熱転写の印字方式で マークチューブ上にも鮮明なマーク印字を施すことができ、現場作業能率の向上 を図ることのできるマークチューブのための熱転写印刷機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、熱転写印字ヘッドと、該ヘッドに対向 しこの間に印字部を形成するとともに押圧面を有するプラテンと、該印字部に張 設される熱転写インクリボンと、供給案内路を介して収容部から前記印字部へ供 給されるマークチューブとを備え、該印字部において前記プラテンの押圧面によ って該チューブを印字ヘッドに向って押圧して該チューブを変形させるとともに 熱転写インクリボンを介してマーク印字を遂行させる熱転写印刷機において、前 記プラテンの押圧面に該チューブと係合する凹陥部を設け、該凹陥部において、 変形したチューブの両端部に対応するとともに該凹陥部の両側縁に沿ってそれぞ れ形成した深溝と、両深溝の間にあって、変形したチューブの中央部に対応する とともに該深溝よりも半径方向外方に隆起した隆起底面とを設けてなる構成のマ ークチューブのための熱転写印刷機を提案するものである。
【0009】 又、本考案では、前記プラテンを外周面が押圧面をなすとともに支軸を中心と して回転自在なプラテンローラより構成し、該プラテンローラの外周面の全周に わたって前記凹陥部を環状に備えるとともに該プラテンローラを支軸上に取外し 自在に装着される構成も提案するものである。
【0010】 更に、本考案では、該熱転写印刷機の収容部に着脱自在に装着されるとともに 前記マークチューブを収容するとともに前記プラテンローラを支持するマークチ ューブカートリッジを備えた構成も提案するものである。
【0011】
【作用】 上記本考案の熱転写印刷機によりマークチューブの印字を行なうと、印字部に おいてマークチューブがプラテンの押圧面により印字ヘッド側に押圧されて偏平 状に変形するが、変形したマークチューブの両端部がプラテンの凹陥部の深溝に 係合し、他方該チューブの中央部が隆起底面に係合する。これにより、印字ヘッ ドに対応するマークチューブの対応面は平坦面になり均一に押圧された状態が形 成される。従って、字抜け現象が積極的に解消され、鮮明なマーク印字がなされ る。
【0012】 上記プラテンを、マークチューブの送りローラの機能をも果すプラテンローラ で構成した場合、凹陥部を該ローラの外周面の全周にわたって環状に形成するこ とにより、該ローラが回転してもマークチューブは印字部において常に凹陥部に 係合し、上述した印字ヘッドへの均一な押圧効果が得られる。更に、該プラテン ローラを支軸に対して取外し自在とすることにより凹陥部の幅等のサイズの異な るプラテンローラを交換して支軸上に装着でき、これにより、種々径の異なるマ ークチューブの印字を同一の印刷機で行なうことができる。又、凹陥部を備えな い平滑状外周面を有するプラテンローラを交換して支軸上に装着することにより マークチューブのマーク印字に代えて、同一の印刷機でラベル印字あるいはテー プ印字も可能となる。
【0013】 又、更にマークチューブをカートリッジに収容し、該カートリッジを印刷機の 収容部に着脱自在に装着する構成においてプラテンローラも該カートリッジに支 持させることにより、種々異なる径のマークチューブ及びこれに応じたサイズの 凹陥部を有するプラテンローラをそれぞれカートリッジ毎に備えておくことがで きる。現場作業においてカートリッジを選択して印刷機の収容部に装着すること により所望の径のマークチューブの印字を行なうことができる。
【0014】
【実施例】
以下、図3ないし図5を参照して本考案の実施例ならびに変形例を説明する。 図3は熱転写印刷機20の要部を示し、上部カバー部分を取外して示す印字機構 部20a、マーク印字のための印字すべき数字、符号等を入力するキーボード部 20b、該入力した情報を表示する液晶表示部20cを有する。駆動モータ等を 含む駆動機構は内部に設けられている。
【0015】 印字機構部20aにおいて、21は熱転写印字ヘッド、22は該ヘッド21に 対向し、印字部23を挟んで設けられたプラテンを構成するプラテンローラ、2 4は印字部23に張設された熱転写インクリボンである。該リボン24はリボン 供給リール25及びリボン巻取リール26を有するとともに図において上面カバ ーを取外して示されたリボンカートリッジ27に収容され、図示の装着位置にセ ットされた状態で駆動機構と連動する構成となっており、マーク印字動作時に該 リボン24は矢印で示すように、リボン供給リール25から引出されてリボンガ イド27aに案内され印字ヘッド21の平坦な印字面21aに平行して印字部2 3を通り再びガイド27aに案内されるとともにリボン巻取リール26に巻取ら れる。
【0016】 プラテンローラ22は図4において後述する構成のもので支軸28と一体に回 転して送りローラの作用を兼用するとともに印字ヘッド21へ向ってバネ付勢さ れており、矢印で示すように印字ヘッド21の印字面21aに対し垂直方向にバ ネ付勢に抗して移動可能になっている。
【0017】 30は内部にマークチューブ31を供給リール32上に巻回して収容するとと もに図において上面カバーを取外して示されたマークチューブカートリッジで、 収容部33に図示しない位置決め手段を介して所定位置に交換可能に装着されて いる。該カートリッジ30は収容部33に装着された状態において、マーク印字 動作時にマークチューブ31の引出端部31aを矢印で示すように供給案内路3 4を介して印字部23へ供給するようになっている。
【0018】 以上概略説明した熱転写印刷機の構成は、被印字媒体としてテープをカートリ ッジ内に収容した公知のラベル印字機あるいはテープ印字機と同様の構成である 。但し、本実施例の構成では、被印字媒体がマークチューブであり、カートリッ ジ30の供給案内路34は、その通路幅を広くとってマークチューブ31がスム ーズに通過し得る構成とするとともにプラテンローラ22の移動量も大きく設定 してある。又、図4において詳述するようにプラテンローラ22に独特の工夫を 凝らしてある。プラテンローラ22はカートリッジ30に形成した開口30aに よりカートリッジ30が装着された状態で該カートリッジ30との干渉が避けら れる。
【0019】 マーク印字動作において、キーボード部20bの操作により印字すべき数字等 のマークが設定され液晶表示部20cでこれを確認するとともにキーボード部2 0bで動作開始の操作を行なうと、カートリッジ30よりマークチューブ31の 引出端部31aが印字部23へ供給されプラテンローラ22により該チューブ3 1が印字ヘッド21の印字面21aへ熱転写インクリボン24を介して押圧され て偏平状態に変形し、該変形状態で印字ヘッド21により、入力したマークの印 字情報がインクリボン24によりチューブ31の外周面上に転写印字される。印 字完了したチューブ31の引出端部31aはプラテンローラ22の回転に伴って 印字機構部20aのチューブ取出口35を介して外方に送り出される。
【0020】 図3において2点鎖線で略示したようにチューブ取出口35の近傍にカッター 36を配し、マーク印字を完了したチューブ31を所定長さに切断する構成も可 能である。これによって、チューブを逐一手作業でカットする煩わしさがない。
【0021】 図4において、図3に示す熱転写印刷機20のプラテンローラ22を取り出し て示してある。図4(a)に示すようにプラテンローラ22の押圧面をなす外周 面にその全周にわたって凹陥部40が形成されている。該凹陥部40の両側縁に 沿って環状の深溝41がそれぞれ形成されるとともに両深溝41の間には該深溝 41よりも半径方向外方に隆起した隆起底面42が形成されている。
【0022】 プラテンローラ22はゴム材料等の弾性材料で形成されているが、軸心部には 金属スリーブ43が嵌挿され該スリーブ43にキー溝43aが設けられている。 該スリーブ43により形成された軸孔44にはキー45を取着した支軸28が挿 通され該支軸28の上端ネジ部28aにナット46を図4(b)に示すごとく螺 合させることによりプラテンローラ22が支軸28上に一体回転可能に取付けら れる。取付状態においてキー45がキー溝43aに係合し相対的回転が阻止され る。
【0023】 支軸28は熱転写印刷機本体内に設けた駆動機構47により回転駆動されるよ うに連結されるとともに軸受48を介して該印刷機本体に設けた支持レバー49 上に回転自在に支持され、プラテンローラ22はスペーサ51を介して該軸受4 8上で支軸28と一体に回転する。支持レバー49にはバネ50が懸架され矢印 で示すように熱転写印字ヘッド21に向ってプラテンローラ22が付勢されてい る。ナット46を上端ネジ部28aより外せば該プラテンローラ22を支軸28 より取外すことができる。
【0024】 図4(b)に示すように印字部23にマークチューブ31が送り込まれると、 当初、図2(a)で示すと同様に横断面が円形状のマークチューブ31は印字ヘ ッド21とプラテンローラ22との間でバネ50の付勢により押圧されて変形す る。この際、マークチューブ31はプラテンローラ22の凹陥部40に係合し、 図4(b)で示すように変形したマークチューブ31の湾曲状態に折り曲げられ た上下の端部が凹陥部40の深溝41に対応して、この溝内に入り込む。他方、 変形したマークチューブ31の中央部は凹陥部40の隆起底面42に対応して、 この底面42により支えられる。このように、該チューブ31の両端部が深溝4 1内に入り込むために、該チューブ31の印字ヘッド21の印字面21aに対応 する面は平坦状となり該印字面21aにリボン24を介して均一に押圧される。 従って、バネ50の付勢力が弱くマークチューブ31の両端部の湾曲形状が残っ ても、これを凹陥部40の深溝41で吸収する態様を呈するので、印字面が均一 平坦状となり、字抜け現象を解消することができる。
【0025】 プラテンローラ22の凹陥部40の幅等のサイズは、被印字媒体としてのマー クチューブの径に対応して設定されているが、異なる径のチューブの印字の場合 には、該プラテンローラ22を取外し、これに対応したサイズの凹陥部40を備 えたプラテンローラを支軸28上に取付ければよい。
【0026】 なお、プラテンローラ22を、外周面が平滑な通常形状のローラに交換すると ともにカートリッジ30を、テープを収容したカートリッジに交換することによ り、この熱転写印刷機をマーク印字のみならずラベル印字あるいはテープ印字の ための印刷機に兼用できる。従って、配線工事の現場作業において、チューブ上 に線番等のマーク印字のほかに、この種工事で必要とされる端子記銘板印字等の テープあるいはラベル印字も行なえ、現場作業の一層の能率向上が図られる。
【0027】 プラテンローラ22の凹陥部40の形状としては、実施例で示したごとく、変 形したチューブ31の両端部に対応する深溝41の部分がチューブ31の中央部 に対応する隆起底面42よりも半径方向内方に窪んでいることが必要である。従 って、隆起底面42がローラ22の外周面のレベルまで隆起して深溝41のみが 該外周面上に上下一対の条溝として形成された態様のものも本考案における凹陥 部に含まれるものであり、実施例に限定されるものではない。
【0028】 更に、実施例ではプラテンをプラテンローラで構成した態様を示したが、平板 状のプラテンも可能であり、この場合には、印字部においてマークチューブと係 合するプラテン面に上述と同様の凹陥部40を設ければよい。
【0029】 図5は図3に示したマークチューブカートリッジ30の変形例を略示するもの で、図示のカートリッジ60は、内部にマークチューブ31の供給リール32の ほかに、プラテンローラ22を収容するとともに更にはリボン24及びそのリボ ン供給リール25と巻取リール26を一緒に組込んだ構成のものである。該カー トリッジ60は熱転写印刷機上に装着されると、該カートリッジ60に形成した 開口61に印刷機本体上の印字ヘッド21の部分が進入し、プラテンローラ22 及びインクリボン24に対応する位置状態となる。マーク印字が施されたチュー ブの端部31aは該カートリッジ60の側部に形成したチューブ取出口62より 外方に送り出される。プラテンローラ22は該カートリッジ60内に回転自在に 支持され、カートリッジ装着時に印刷機本体上の支軸28と係合する構成となっ ている。これらの具体的構成は設計上容易に具体化し得るので図においては詳細 を略してある。
【0030】 上記図5に示す変形例のごとく、少なくともプラテンローラをカートリッジ内 に一体に設ける構成とすれば、該プラテンローラ22の凹陥部40のサイズをマ ークチューブ31の径に対応させてセットでカートリッジ60内に組込むことが できる。従って、径の異なるマークチューブ毎にカートリッジ60を用意してお けば、カートリッジの交換のみで所望のマーク印字作業ができ、作業能率の一層 の向上が図られる。
【0031】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、プラテン上に凹陥部を設けて印字部における マークチューブの印字の際に変形したチューブを該凹陥部に係合させるようにし たので、印字ヘッドの印字面に対応する側のチューブ面が均一な平坦面になり該 印字面に押圧されるために、字抜け現象が積極的に解消され、鮮明なマーク印字 がなされる。又、該プラテンをプラテンローラで構成し印刷機本体上の支軸に対 して取外し自在とすることにより、該プラテンローラの交換によって径の異なる マークチューブの印字作業も同一の印刷機で行なうことができ、更にはマークチ ューブ以外にラベルまたはテープの印字も選択的に行なうことができ、より汎用 性の高い熱転写印刷機を提供できる。又更に、マークチューブをカートリッジに 収容させるとともにこれに対応したプラテンローラも一緒に該カートリッジ内に 組込む構成とすれば、カートリッジの交換のみで種々異なる径のマークチューブ の印字を迅速かつ容易に行なうことができ、現場作業能率の一層の向上が図られ る等、種々の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の前提をなすマークチューブの使用態様
の説明図である。
【図2】マークチューブを熱転写印刷機でマーク印字を
行なう場合の問題点を示す説明図で(a)は自然の状態
におけるマークチューブの横断面形、(b)は熱転写印
刷機の印字部におけるマークチューブの変形状態を示
す。
【図3】本考案に係るマークチューブのための熱転写印
刷機の要部概要図である。
【図4】(a)は図3に示す熱転写印刷機のプラテンロ
ーラ及び支軸を含む部分を取り出して示す分解斜視図、
(b)は図3に示す熱転写印刷機の印字部におけるマー
クチューブの変形状態を示す部分拡大断面図である。
【図5】本考案に係る熱転写印刷機においてマークチュ
ーブカートリッジの変形例を示す概要斜視図である。
【符号の説明】
20 熱転写印刷機 21 熱転写印字ヘッド 22 プラテンローラ 28 支軸 30 マークチューブカートリッジ 31 マークチューブ 40 凹陥部 41 深溝 42 隆起底面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写印字ヘッドと、該ヘッドに対向しこ
    の間に印字部を形成するとともに押圧面を有するプラテ
    ンと、該印字部に張設される熱転写インクリボンと、供
    給案内路を介して収容部から前記印字部へ供給されるマ
    ークチューブとを備え、該印字部において前記プラテン
    の押圧面によって該チューブを印字ヘッドに向って押圧
    して該チューブを変形させるとともに熱転写インクリボ
    ンを介してマーク印字を遂行させる熱転写印刷機におい
    て、前記プラテンの押圧面に該チューブと係合する凹陥
    部を設け、該凹陥部において、変形したチューブの両端
    部に対応するとともに該凹陥部の両側縁に沿ってそれぞ
    れ形成した深溝と、両深溝の間にあって、変形したチュ
    ーブの中央部に対応するとともに該深溝よりも半径方向
    外方に隆起した隆起底面とを設けてなることを特徴とす
    るマークチューブのための熱転写印刷機。
  2. 【請求項2】前記プラテンは外周面を押圧面とするとと
    もに支軸を中心として回転自在なプラテンローラよりな
    り、該プラテンローラは該外周面の全周にわたって前記
    凹陥部を環状に備えるとともに支軸上に取外し自在に装
    着されてなる請求項1に記載のマークチューブのための
    熱転写印刷機。
  3. 【請求項3】該熱転写印刷機の収容部に着脱自在に装着
    されるとともに前記マークチューブを収容するとともに
    前記プラテンローラを支持するマークチューブカートリ
    ッジを備えてなる請求項2に記載のマークチューブのた
    めの熱転写印刷機。
JP2119593U 1993-03-31 1993-03-31 マークチューブのための熱転写印刷機 Pending JPH0674341U (ja)

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