JPH0674272U - 圧入物交換器 - Google Patents

圧入物交換器

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JPH0674272U
JPH0674272U JP2083693U JP2083693U JPH0674272U JP H0674272 U JPH0674272 U JP H0674272U JP 2083693 U JP2083693 U JP 2083693U JP 2083693 U JP2083693 U JP 2083693U JP H0674272 U JPH0674272 U JP H0674272U
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press
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pressure plate
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insulator
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JP2083693U
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JP2600509Y2 (ja
Inventor
代二 佐藤
Original Assignee
日産車体株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧入物の交換作業における労力と工数との削
減と、分解作業場所や油圧プレスの設置場所の確保をも
不必要にすることである。 【構成】 ボルト部5の基部に回転工具23に接続され
るジョイント6を設けたボルト本体1と、ボルト本体1
のボルト部5に支持されてインシュレータ(圧入物)1
6に当接する当接部3aを有するプレッシャプレート3
と、ボルト本体1のボルト部5に支持されてプレッシャ
プレート3を受けるベアリング部材2と、前記インシュ
レータ16のプレッシャプレート3とは反対側に位置し
てインシュレータ16内に挿通されたボルト部5の先端
部に螺合するナット部材11を有し且つインシュレータ
16が圧入されたブラケット(圧入側部材)15に当接
する当接部を有するホルダ4と備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インシュレータ、ブッシュ、ベアリングのような圧入物の交換に使 用する圧入物交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリアサスペンション13は図5に示すようにトレーリングアーム14 を備えており、このトレーリングアーム14の先端部には円筒状のブラケット1 5が固着してあり、このブラケット15に圧入物であるインシュレータ16が圧 入してある。このインシュレータ16は図3に示すように内、外筒金具17、1 8と、内、外筒金具17、18各々に加硫接着された弾性部材19とで構成され ている。そして、前記トレーリングアーム14は、インシュレータ16を介して サイドメンバー20の取付ブラケット21にピン部材22で取り付けてある。
【0003】 そして、このインシュレータ16の交換を行う場合には、まず、前記ピン部材 22を外すことにより前記トレーリングアーム14の先端部をサイドメンバー2 0の取付ブラケット21から外し、リアサスペンション13全体を車体から取り 外し、図6に示すように、リアサスペンション13を油圧プレス24にセットし て、この油圧プレス24を作動させて、トレーリングアーム14のブラケット1 5からインシュレータ16を外し、また、ブラケット15にインシュレータ16 を圧入する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来におけるインシュレータ16の交換にあっては、リ アサスペンション13全体を車体から取り外さなければならず、また、この取り 外した重量の嵩むリアサスペンション13を油圧プレス24にセットしなければ ならず、その交換作業に労力と工数とが多く掛かるし、また、リアサスペンショ ン13全体を車体から分解するための場所、油圧プレス24の設置場所を確保す る等の問題点があった。
【0005】 本考案は上記の問題点を解消するものであり、その目的とするところは、圧入 物の交換に際しての交換作業における労力と工数とを削減することができ、また 、分解作業場所や油圧プレスの設置場所の確保をも不必要にすることに寄与する 圧入物交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、ボルト部の基部に回転工具に接続さ れるジョイントを設けたボルト本体と、ボルト本体のボルト部に支持されて圧入 物に当接するプレッシャプレートと、ボルト本体のボルト部に支持されてプレッ シャプレートを受けるベアリング部材と、前記圧入物のプレッシャプレートとは 反対側に位置して圧入物内に挿通されたボルト部に螺合するナット部材を有し且 つ圧入物が圧入される圧入側部材に当接するホルダとを備えたことを特徴とする 。
【0007】
【作用】
かかる構成により、ボルト本体のジョイントを回転工具に接続して、ベアリン グ部材とプレッシャプレートを支持したボルト部を圧入物内に挿通させて、ボル ト部をホルダのナット部材に螺合し、前記プレッシャプレートを圧入物に当接さ せると共に、ホルダを圧入側部材に当接させてセットし、回転工具を回転駆動し てボルト部に回転力を与えて締め込むことにより、プレッシャプレートをベアリ ング部材で受けてホルダをプレッシャプレート側へねじ送りしてこのプレッシャ プレートで前記圧入物を押圧し、この圧入物をホルダ側に抜き出すことができる 。
【0008】 また、圧入物が抜き出された圧入側部材に圧入物を圧入する場合には、圧入側 部材のホルダとは反対側の端部とプレッシャプレートとの間に圧入物を位置させ て回転工具を回転駆動してボルト部に回転力を与えて締め込むことにより、ホル ダをプレッシャプレート側へねじ送りしてこのプレッシャプレートで前記圧入物 を押圧し、この圧入物を圧入側部材に圧入することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係わる圧 入物交換器を用いて圧入側部材より圧入物を抜き出す場合の説明図、図2は同圧 入物交換器を用いて圧入側部材に圧入物を圧入する場合の説明図、図3はインシ ュレータの正面図である。
【0010】 本考案に係わる圧入物交換器は、ボルト本体1とベアリング部材2とプレッシ ャプレート3とホルダ4とから構成されている。
【0011】 前記ボルト本体1はインボリュート曲線で形成されたボルト部5を有しており 、このボルト部5の基部にはジョイント(レンチ状の差込み固定部)6が設けて ある。前記ベアリング部材2はスラストベアリング7の前端部にストッパー部8 を取り付けて構成してあり、スラストベアリング7の中心部およびストッパー部 8のそれぞれの中心部に貫通孔部7a、8aが形成してある。前記プレッシャプ レート3は円板体であり、このプレッシャプレート3は圧入物であるインシュレ ータ16の外筒金具18に当接する当接部3aが形成してあり、プレッシャプレ ート3は外筒金具18の直径を越えない直径を有している。そして、プレッシャ プレート3の中心部には前記ボルト部5を挿通するための孔3bが設けてある。
【0012】 前記ホルダ4は円筒部9を有し、この円筒部9の一端は閉塞してあり、他端は 解放されている。そして、閉塞部10の中心部には孔部10aが形成してあり、 また、閉塞部10の外面の中心部にはナット部材11が固着してあり、このナッ ト部材11のねじ孔部11aは前記孔部10aに一致している。そして、前記円 筒部9の解放側の周縁部が、インシュレータ16を圧入した圧入側部材である円 筒状のブラケット15に当接する当接部12にしてある。
【0013】 次に、上記の構成からなる圧入物交換器を用いてインシュレータ16の交換を 説明する。このインシュレータ16の交換に先立って、まず、前記ピン部材22 を外すことにより前記トレーリングアーム14の先端部をサイドメンバー20の 取付ブラケット21から外し、このトレーリングアーム14を図4に示すように 下方に回動させる。
【0014】 そして、前記ボルト本体1を、これのボルト部5のジョイント6をトルクレン チのような回転工具23に回転軸(図示せず)に接続してこの回転工具23に装 着し、前記ボルト部5にベアリング部材2を支持させると共に、このボルト部5 をプレッシャプレート3の孔3bに挿通する。ベアリング部材2はボルト本体1 に抜け止め部材を介して取り付けておくとよい。
【0015】 次に、前記ボルト部5をインシュレータ16の内筒金具17内に挿通させて、 ボルト部5の先端部をホルダ4のナット部材11に螺合する。そして、ホルダ4 を回転させて、これの当接部12をトレーリングアーム14のブラケット15に 前記プレッシャプレート3とは逆方向から当接させると共に、前記プレッシャプ レート3をインシュレータ16の外筒金具18の一端部に当接させる。
【0016】 このようにして、図4に示すように本考案の圧入物交換器を前記トレーリング アーム14にセットした後、回転工具23を回転駆動してボルト部5に回転力を 与えて締め込むことにより、プレッシャプレート3にベアリング部材2のストッ パー部8の前端部を当接させると共に、スラストベアリング7をジョイント6の 前面に当接させる。この状態で、ボルト部5に回転力を与えて締め込むことによ り、ホルダ4をプレッシャプレート3側へねじ送りしてこのプレッシャプレート 3で前記インシュレータ16を押圧し、このインシュレータ16をホルダ4側に 抜き出す。
【0017】 また、インシュレータ16が抜き出されたトレーリングアーム14のブラケッ ト15に新しいインシュレータ16を圧入する場合には、図2に示すようにブラ ケット15のホルダ4とは反対側の端部とプレッシャプレート3との間にインシ ュレータ16を位置させて回転工具23を回転駆動してボルト部5に回転力を与 えて締め込むことにより、ホルダ4をプレッシャプレート3側へねじ送りしてこ のプレッシャプレート3で前記インシュレータ16を押圧し、このインシュレー タ16をブラケット15に圧入する。
【0018】 上記の実施例にあっては、前記インシュレータ16の交換に際して、リアサス ペンション全体を車体から取り外すことはなく、また、この取り外したリアサス ペンションを油圧プレスにセットする必要がなく、その交換作業における労力と 工数とを削減することができるし、また、作業場所や油圧プレスの設置場所の確 保等も必要でなくなる。
【0019】 なお、前記圧入物はインシュレータ16に限らず、ベアリング、ブッシュであ ってもよいし、前記ベアリング部材としてはスラストベアリング7のみで構成し てもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、ボルト部の基部に回転工具に接続されるジョ イントを設けたボルト本体と、ボルト本体のボルト部に支持されて圧入物に当接 するプレッシャプレートと、ボルト本体のボルト部に支持されてプレッシャプレ ートを受けるベアリング部材と、前記圧入物のプレッシャプレートとは反対側に 位置して圧入物内に挿通されたボルト部に螺合するナット部材を有し且つ圧入物 が圧入される圧入側部材に当接するホルダとを備えたから、ボルト本体のジョイ ントを回転工具に接続して、前記プレッシャプレートを圧入物に当接させると共 に、ホルダを圧入側部材に当接させてセットし、回転工具を回転駆動してボルト 部に回転力を与えて締め込むことにより、プレッシャプレートをベアリング部材 で受けてホルダをプレッシャプレート側へねじ送りしてこのプレッシャプレート で前記圧入物を押圧し、この圧入物をホルダ側に抜き出すことができる。
【0021】 また、圧入物が抜き出された圧入側部材に圧入物を圧入する場合には、圧入側 部材のホルダとは反対側の端部とプレッシャプレートとの間に圧入物を位置させ て回転工具を回転駆動してボルト部に回転力を与えて締め込むことにより、ホル ダをプレッシャプレート側へねじ送りしてこのプレッシャプレートで前記圧入物 を押圧し、この圧入物を圧入側部材に圧入することができる。
【0022】 上記のように本考案にあっては、圧入物の交換に際して、リアサスペンション 全体を車体から取り外す必要はなく、また、この取り外したリアサスペンション を油圧プレスにセットする必要がなく、その交換作業における労力と工数とを削 減することができるし、また、作業場所や油圧プレスの設置場所の確保等も必要 でなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる圧入物交換器を用いて圧入側部
材より圧入物を抜き出す場合の説明図である。
【図2】同圧入物交換器を用いて圧入側部材に圧入物を
圧入する場合の説明図である。
【図3】インシュレータの正面図である。
【図4】リアサスペンションにおいて、本考案に係わる
圧入物交換器を用いてブラケットよりインシュレータを
抜き出す場合の斜視図である。
【図5】リアサスペンションの一部省略した側面図であ
る。
【図6】従来におけるインシュレータの交換に使用する
油圧プレスの説明図である。
【符号の説明】
1 ボルト本体 2 ベアリング部材 3 プレッシャプレート 4 ホルダ 5 ボルト部 6 ジョイント 15 ブラケット(圧入側部材) 16 インシュレータ(圧入物) 23 回転工具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト部の基部に回転工具に接続される
    ジョイントを設けたボルト本体と、ボルト本体のボルト
    部に支持されて圧入物に当接するプレッシャプレート
    と、ボルト本体のボルト部に支持されてプレッシャプレ
    ートを受けるベアリング部材と、前記圧入物のプレッシ
    ャプレートとは反対側に位置して圧入物内に挿通された
    ボルト部に螺合するナット部材を有し且つ圧入物が圧入
    される圧入側部材に当接するホルダとを備えたことを特
    徴とする圧入物交換器。
JP1993020836U 1993-03-31 1993-03-31 圧入物交換器 Expired - Lifetime JP2600509Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993020836U JP2600509Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 圧入物交換器

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JP1993020836U JP2600509Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 圧入物交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0674272U true JPH0674272U (ja) 1994-10-21
JP2600509Y2 JP2600509Y2 (ja) 1999-10-12

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ID=12038159

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JP1993020836U Expired - Lifetime JP2600509Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 圧入物交換器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017159385A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社 タイコー 圧入装置
KR20190056563A (ko) * 2017-11-17 2019-05-27 현대자동차주식회사 리어 토션빔 부시 교환용 조립공구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017159385A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社 タイコー 圧入装置
KR20190056563A (ko) * 2017-11-17 2019-05-27 현대자동차주식회사 리어 토션빔 부시 교환용 조립공구

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JP2600509Y2 (ja) 1999-10-12

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