JPH0673915U - カーオーディオミュート機能付自動車電話 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け工数を低減することの可能なカーオ
ーディオミュート機能付自動車電話を提供する。 【構成】 自動車電話１６のフッキング検知部１６１で
電話が使用中であることが検出されると記憶部１６２か
らカーオーディオの音量を絞るミュート操作信号を読み
出し、リモートコマンダ１７からミュート操作信号を発
信する。受信部１５によってミュート操作信号が受信さ
れるとプリセット部１８に音量を絞るべく予め選択され
ている特定のスピーカ（１１ＦＲ、１１ＦＬ、１１Ｒ
Ｒ、１１ＲＬの少なくとも１つ）に対応するアンプ１９
にミュート操作信号を送りの音量を絞る。従って電話使
用の際に運転者等が音量調節する必要がなく、電話とオ
ーディオとの間の接続工事も不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動車電話に係わり、特に自動車電話の着発信時に車内の特定スピー カの音量を小とするカーオーディオミュート機能付自動車電話に関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車内から電話をかけたり、あるいは電話を受けたりすることのできる自動 車電話が広く普及しているが、電話の着発信時にカーオーディオが動作している 場合には会話に支障を与えないように音量をさげる必要がある。 この面倒を解消するために電話の着発信時に、カーオーディオに対していわゆ るミュート信号をケーブルによって伝送する自動車電話が開発されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、後から自動車に自動車電話を搭載する場合にはケーブルを車内 に敷設する必要があるため取り付け工数の増加は避けることができなかった。 一方自動車に搭載されるオーディオは後部座席の搭乗員でも操作可能なように 超音波あるいは赤外線によって遠隔操作可能なものが多い。

【０００４】 本考案は上記に鑑みなされたものであって、取り付け工数を低減することの可 能なカーオーディオミュート機能付自動車電話を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案にかかるカーオーディオミュート機能付自動車電話は、電話の着発信を 検知するフッキング検知部と、フッキング検知部によって電話の着発信が検出さ れた時に予め定められたカーオーディオシステムに接続される特定のスピーカの 音量を小とする操作指令を読み出すミュート信号読み出し部と、ミュート信号読 み出し部から読み出された操作指令を送信する送信手段と、を具備する。

【０００６】

【作用】

本考案にかかるカーオーディオミュート機能付自動車電話にあっては、電話の 着発信が検知されると予め定められたスピーカの音量を小とする操作信号が読み 出され、送信手段によってカーオーディオシステムに送信される。

【０００７】

【実施例】

図１は本考案にかかるカーオーディオミュート機能付自動車電話を搭載した自 動車の透視斜視図であって、車室の４隅にスピーカ１１ＦＲ、１１ＦＬ、１１Ｒ Ｒおよび１１ＲＬが設置される。 カーオーディオシステムの操作パネル１２はインストルメントパネル１３下部 のセンタクレスタ１４内に設置され、リモートコマンダ１７からの操作指令を受 信する受信機１５が設置されている。

【０００８】 また自動車電話１６はフロントシートの間に設置され、リモートコマンダ１７ を内蔵している。 図２は本考案にかかるカーオーディオミュート機能付自動車電話を搭載した車 室内の機能線図であって、自動車電話１６中には受話器を取り外したことを検知 するフッキング検知部１６１、カーオーディオの音量を絞るミュート操作信号を 記憶している記憶部１６２およびフッキング検知部１６１によって受話器が取り 外された時にミュート操作信号を送信するリモートコマンダ１７が設置されてい る。

【０００９】 カーオーディオシステムの操作パネル１２に取り付けられている受信機１５で 受信されたミュート操作信号は、プリセット部１８に送られる。 プリセット部１８ではミュート操作信号を受信した時に、４つのスピーカ１１ ＦＲ、１１ＦＬ、１１ＲＲおよび１１ＲＬの中の音量を絞るべきスピーカが設定 されている。

【００１０】 通常は運転席に近い右前のスピーカ１１ＦＲの音量を絞るように設定されてい るが、設定を変更することにより任意の１個以上のスピーカの音量を絞ることが 可能となっている。 プリセット部１８からの指令信号は、４つのスピーカ１１ＦＲ、１１ＦＬ、１ １ＲＲおよび１１ＲＬに対応して設けられるアンプ部１９ＦＲ、１９ＦＬ、１９ ＲＲおよび１９ＲＬに伝えられ、音量を絞るべく予め選択されたスピーカに対応 するアンプにミュート操作信号を与える。

【００１１】 通常の設定であれば右前のスピーカ１１ＦＲに対応するアンプ１９ＦＲに対し てミュート操作が行われる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によれば、電話使用の際に運転者等が音量調節する必要がなく、電話と オーディオとの間の接続工事も不要となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案にかかるカーオーディオミュート
機能付自動車電話を搭載した自動車の透視斜視図であ
る。

【図２】図２は本考案にかかるカーオーディオミュート
機能付自動車電話を搭載した車室内の機能線図である。

【符号の説明】

１１ＦＲ、１１ＦＬ、１１ＲＲ、１１ＲＬ…スピーカ １２…カーオーディオ １５…受信部 １６…自動車電話 １７…リモートコマンダ １８…プリセット部 １９ＦＲ、１９ＦＬ、１９ＲＲ、１９ＲＬ…アンプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話の着発信を検知するフッキング検知
   部と、 該フッキング検知部によって電話の着発信が検出された
   時に予め定められたカーオーディオシステムに接続され
   る特定のスピーカの音量を小とする操作指令を読み出す
   ミュート信号読み出し部と、 該ミュート信号読み出し部から読み出された操作指令を
   送信する送信手段と、を具備するカーオーディオミュー
   ト機能付自動車電話。