JP3228218B2 - ハンズフリー型携帯電話端末装置 - Google Patents

ハンズフリー型携帯電話端末装置

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JP3228218B2
JP3228218B2 JP08428798A JP8428798A JP3228218B2 JP 3228218 B2 JP3228218 B2 JP 3228218B2 JP 08428798 A JP08428798 A JP 08428798A JP 8428798 A JP8428798 A JP 8428798A JP 3228218 B2 JP3228218 B2 JP 3228218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンズフリー型携
帯端末装置に関し、特にスピーカ出力からマイク入力に
入ってくる利得を可変することにより、車両の相違に関
わらず、同一ユニットでのエコーキャンセル動作を良好
にしたハンズフリー型携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すハンズフリー型携帯電話端末
装置1は、携帯電話端末2にハンズフリーアダプタ3と
マイクロフォン4とスピーカ5からなるハンズフリーユ
ニットを組み付けたものであり、シガーライター6から
供給する充電器を内蔵するハンズフリーアダプタ3にそ
れぞれ専用の接続ケーブルを介してマイクロフォン4と
スピーカ5が接続される。一般に、スピーカ5は助手席
側に固定し、マイクロフォン4は運転席側のサンバイザ
に接続し車室内にセットする。
【0003】通話状態になると、運転者の音声は、マイ
クロフォン4より、相手方の音声はスピーカ5を介して
車室内に拡張される。しかし、携帯電話端末2の受話器
で直に通話する場合と違い、スピーカ5から車室内に拡
張された相手方の音声が、マイクロフォン4によって集
音され再び相手方に送信されてしまい、音響エコーとし
て相手方に聞こえてしまい不快感を与えるという問題が
あった。
【0004】そこで、こうしたエコーを除去するため、
従来のハンズフリー型携帯電話端末装置1は、図3に示
すように、エコーキャンセル部7を内蔵した構成になっ
ている。このエコーキャンセル部7は、マイク入力端子
Tmと受話入力端子Trを備えており、アンプ回路8と
スピーカアンプ9を介してそれぞれ携帯電話端末送信端
子Ttとスピーカ出力端子Tsに供給する。
【0005】マイク入力と受話入力は、それぞれエコー
キャンセル部7内のアンプ回路7m,7rを経由してエ
コーキャンセル回路7aに供給される。エコーキャンセ
ル回路7aは、受話入力についてはスルーしてスピーカ
アンプ9に送り、マイク入力については、予め設定され
ているエコーキャンセルに最適なマイク入力と受話入力
の差を表す値であるE.R.L(Echo Retur
n Loss)値に基づいて受話入力を減算し、音響エ
コーをキャンセルしてアンプ回路8に出力することでエ
コーキャンセルが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハンズフリ
ー型携帯電話端末装置1は、マイクロフォン4により集
音されて送話出力に含まれるに至った受話入力を、エコ
ーキャンセル回路7aがマイク入力から減算して相殺
し、エコーキャンセルを行っていた。
【0007】しかしながら、E.R.L値が車両または
取り付け位置の相違によっては必ずしも最適な値とはな
らず、その状態で送受話を行うと、ハウリング等を起こ
してしまい、十分なエコーキャンセルを行うことができ
ない。
【0008】このため、エコーキャンセル機能を十分に
活用するためには、車両または取り付け位置が変わる度
にE.R.L値を変更しなければならないという課題が
あった。
【0009】それ故、本発明は、上記課題を解決するた
めに、車両または取り付け位置が相違しても、エコーキ
ャンセルに最適なE.R.L値を与えられるハンズフリ
ー型携帯電話端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上記
目的を達成するために、マイクロフォンからのマイク入
力と携帯電話端末の受話入力とを受け、マイク入力に含
まれる受話入力を相殺して携帯電話端末へ送話出力する
エコーキャンセル部と、前記携帯電話端末の受話入力を
スピーカに出力するスピーカアンプと、車両取り付け時
に初期設定として出力される前記受話入力の擬似音声
を、前記マイク入力として検出し、このマイク入力の大
きさに応じて前記エコーキャンセル部に入力されるマイ
ク入力の利得を可変制御する利得制御部とを具備するこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記利得制御部が、最適
なマイク入力と受話入力の差を得るための基準となる擬
似音声をスピーカを介して出力させる基準音声出力部
と、前記エコーキャンセル部の前段に設けられ、かつス
ピーカから出力された擬似音声をマイクロフォンを介し
てマイク入力として入力し、このマイク入力を全波整流
する全波整流回路と、この全波整流回路の出力の大きさ
に応じて前記エコーキャンセル部に入力されるマイク入
力の利得を可変制御する制御回路と、この制御回路から
の出力に応じて、マイク入力の利得を多段階に可変させ
る可変利得アンプ回路とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるハンズフリ
ー型携帯電話端末装置の一実施の形態を図面を参照して
説明する。
【0013】図1は、本発明にかかるハンズフリー型携
帯電話端末装置の一実施の形態を示すブロック図であ
る。図1に示すように、ハンズフリー型携帯電話端末装
置20は、マイクロフォン4からのマイク入力と携帯電
話端末の受話入力とを受け、マイク入力に含まれる受話
入力を相殺して携帯電話端末へ送話出力するエコーキャ
ンセル部21と、携帯電話端末の受話入力をスピーカ5
に出力するスピーカアンプ9と、車両取り付け時に初期
設定として出力される受話入力の擬似音声を、マイク入
力として検出し、このマイク入力の大きさに応じてエコ
ーキャンセル部21に入力されるマイク入力の利得を可
変制御する利得制御部28とから構成されている。
【0014】エコーキャンセル部21は、送話出力端子
Ttと受話入力端子Trを備えており、スピーカアンプ
26を介してスピーカ出力端子Tsにスピーカ出力を供
給すると共に、利得制御部28を介してマイク入力端子
Tmからマイク入力が供給される。
【0015】受話入力は、エコーキャンセル部21内の
アンプ回路21rを経由してエコーキャンセル回路21
aに供給される。また、送話出力は、エコーキャンセル
部21内のアンプ回路21tを介してエコーキャンセル
回路21aから送話出力端子Ttへ供給される。エコー
キャンセル回路21aは、受話入力についてはスルーし
てスピーカアンプ26に送り、マイク入力については、
利得制御部28によりエコーキャンセル回路21aに設
定されたE.R.L値に基づいて受話入力を減算し、音
響エコーをキャンセルしてアンプ回路21tに出力する
ことでエコーキャンセルが行われる。
【0016】利得制御部28は、具体的には、最適な
E.R.L値を得るための基準となる擬似音声をスピー
カ5を介して出力させる基準音声出力部22と、エコー
キャンセル部21内のエコーキャンセル回路21aの前
段に設けられ、スピーカ5から出力された擬似音声をマ
イクロフォン4を介してマイク入力として入力し、この
マイク入力を全波整流する全波整流回路23と、この全
波整流回路の出力の大きさに応じてエコーキャンセル回
路21aに入力されるマイク入力の利得を可変制御する
制御回路であるマイコン25と、このマイコン25から
の出力に応じて、マイク入力の利得を多段階に可変させ
る可変利得アンプ回路であるマイク入力調整部27とか
ら構成されている。
【0017】このマイコン25は、全波整流回路23の
出力が小さいほどマイク入力の利得を増大させ、逆に全
波整流回路23の出力が大きいほどマイク入力の利得を
減少させる。
【0018】このような構成における本発明のハンズフ
リー型携帯電話端末装置20の動作について説明する。
【0019】まず、ハンズフリー型携帯電話端末装置2
0を車両に取り付ける場合、初期設定を行う。この時、
マイコン25に初期設定状態信号が初期設定信号入力2
4より入力される。マイコン25はその信号を受ける
と、スピーカアンプ26の出力を基準音声発生源22の
出力に切り替える。その音声がマイクロフォン4により
集音されマイク入力は、全波整流回路23により整流さ
れ、マイコン25のA/D入力に印可される。マイコン
25は全波整流回路23の出力レベルに応じて、マイク
入力調整部27の利得を可変制御し、最適なE.R.L
値がエコーキャンセル回路21aに設定される。すなわ
ち、車両へ設置した際に、全波整流回路23の出力が小
さければマイク入力調整部27によりマイク入力の利得
を増大させ、逆に全波整流回路23の出力が大きければ
マイク入力調整部27によりマイク入力の利得を減少さ
せて、最適なE.R.L値がエコーキャンセル回路21
aに設定される。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のハンズ
フリー型携帯電話端末装置によれば、マイク入力と携帯
電話端末の受話入力とを受け、マイク入力に含まれる受
話入力を相殺して携帯電話端末へ送話出力するエコーキ
ャンセル回路に入力されるマイク入力の利得を、車両取
り付け時に初期設定でE.R.L適正値となるよう調整
を行うようにしたので、車両または取り付け位置の相違
によるE.R.L値が、車両または取り付け位置が変わ
る度にE.R.L値を変える必要がなく、装置の調整が
不必要となり、エコーキャンセル動作の機能を損なうこ
となく同一の装置で、精度の良いエコーキャンセルを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるハンズフリー型携帯電話端末装
置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】ハンズフリー型携帯電話端末装置の使用例を示
す概略構成図である。
【図3】ハンズフリー型携帯電話端末装置の従来例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
20 ハンズフリー型携帯電話端末装置 21 エコーキャンセル部 22 基準音声発生部 23 全波整流回路 25 マイコン(制御回路) 26 スピーカアンプ 27 マイク入力調整部 28 利得制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフォンからのマイク入力と携帯
    電話端末の受話入力とを受け、マイク入力に含まれる受
    話入力を相殺して携帯電話端末へ送話出力するエコーキ
    ャンセル部と、 前記携帯電話端末の受話入力をスピーカに出力するスピ
    ーカアンプと、 車両取り付け時に初期設定として出力される前記受話入
    力の擬似音声を、前記マイク入力として検出し、このマ
    イク入力の大きさに応じて前記エコーキャンセル部に入
    力されるマイク入力の利得を可変制御する利得制御部と
    を具備することを特徴とするハンズフリー型携帯端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記利得制御部は、 最適なマイク入力と受話入力の差を得るための基準とな
    る擬似音声をスピーカを介して出力させる基準音声出力
    部と、 前記エコーキャンセル部の前段に設けられ、かつスピー
    カから出力された擬似音声をマイクロフォンを介してマ
    イク入力として入力し、このマイク入力を全波整流する
    全波整流回路と、 この全波整流回路の出力の大きさに応じて前記エコーキ
    ャンセル部に入力されるマイク入力の利得を可変制御す
    る制御回路と、 この制御回路からの出力に応じて、マイク入力の利得を
    多段階に可変させる可変利得アンプ回路とを具備したこ
    とを特徴とする請求項1記載のハンズフリー型携帯電話
    端末装置。
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