JPH0673834U - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH0673834U
JPH0673834U JP1414293U JP1414293U JPH0673834U JP H0673834 U JPH0673834 U JP H0673834U JP 1414293 U JP1414293 U JP 1414293U JP 1414293 U JP1414293 U JP 1414293U JP H0673834 U JPH0673834 U JP H0673834U
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contact
rolling
switch
contacts
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JP1414293U
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達夫 経田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転動接点の転動がスムーズに行なえること、
また転動接点と固定接点との耐久性が向上すること、を
目的とする。 【構成】 2個のボールコンタクト30、31相互若し
くは1個の転動ボールコンタクト30と不転動ボールコ
ンタクト81とを、接触させてスイッチをONとなし、
又は離してスイッチをOFFとするものであるから、前
記ボールコンタクト30、31の転動距離が小で済む。
また、ボールコンタクト30、31は固定接点20、2
1上を転動する。この結果、ボールコンタクト30、3
1の転動がスムーズに行なわれ、しかもボールコンタク
ト30、31と固定接点20、21との摩耗が小でボー
ルコンタクト30、31及び固定接点20、21の耐久
性が向上される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ON/OFFのスイッチ装置であって、固定接点上を転動するボー ル若しくはロール等からなる転動接点を備えたスイッチ装置に係り、特に転動接 点の転動移動がスムーズに行なえ、また転動接点と固定接点との耐久性が向上す るスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボール等からなる転動接点を備えたスイッチ装置としては、例えば実公平4− 25786号公報に記載のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述のスイッチ装置の改良に係るものである。 本考案の目的は、転動接点の転動移動がスムーズに行なえ、また転動接点と固 定接点との耐久性が向上するスイッチ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案(請求項1に記載の考案)は、上記の目的を達成するために、ケースの 基体の一面に2個の固定接点を設け、その2個の固定接点上に2個の転動接点を それぞれ転動可能に設け、前記ケースにスライダをスライド可能に設けると共に 、前記ケースに操作体を非操作時の第1の位置と操作時の第2の位置との間を移 動可能に装着し、前記スライダや操作体に弾性部材を装着して、前記スライダを 介して前記2個の転動接点を相互に常時接触させ、かつ前記操作体を常時第1の 位置に位置させるように構成し、その操作体に絶縁性の介在体を設けて、操作体 がノーマル状態の第1の位置に位置するときには前記2個の転動接点から離れて いてスイッチがONの状態にあり、かつ前記操作体を弾性部材の弾性力に抗して 第2の位置に位置させたときには前記2個の転動接点の間に入ってスイッチがO FFとなすように構成したことを特徴とする。
【0005】 また、本考案(請求項2に記載の考案)は、上記の目的を達成するために、ケ ースの基体の一面に2個の固定接点を設け、その2個の固定接点上に2個の転動 接点をそれぞれ転動可能に設け、前記ケースにスライダをスライド可能に設ける と共に、前記ケースに操作体を非操作時の第1の位置と操作時の第2の位置との 間を移動可能に装着し、前記スライダに第1弾性部材を装着して、前記スライダ を介して前記2個の転動接点を相互に接触させる押圧力が常時発生するように構 成し、前記操作体に弾性力が前記第1弾性部材の弾性力より大の第2弾性部材を 装着して、前記操作体を常時第1の位置に位置させるように構成し、その操作体 に絶縁性の介在体を設けて、操作体がノーマル状態の第1の位置に位置するとき には前記2個の転動接点の間に入っていてスイッチがOFFの状態にあり、かつ 操作体を前記第2弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位置させたときには前 記2個の転動接点の間から離れて前記第1の弾性部材の弾性力によりスイッチが ONとなるように構成したことを特徴とする。
【0006】 さらに、本考案(請求項3に記載の考案)は、上記の目的を達成するために、 ケースの基体の一面に1個の固定接点及び接点をそれぞれ設け、その1個の固定 接点上に1個の転動接点を転動可能に設け、前記ケースにスライダをスライド可 能に設けると共に、前記ケースに操作体を非操作時の第1の位置と操作時の第2 の位置との間を移動可能に装着し、前記スライダや操作体に弾性部材を装着して 、前記スライダを介して前記1個の転動接点を前記接点に常時接触させ、かつ前 記操作体を常時第1の位置に位置させるように構成し、その操作体に絶縁性の介 在体を設けて、操作体がノーマル状態の第1の位置に位置するときには前記1個 の転動接点及び接点から離れていてスイッチがONの状態にあり、かつ前記操作 体を弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位置させたときには前記1個の転動 接点と接点との間に入ってスイッチがOFFとなすように構成したことを特徴と する。
【0007】 さらにまた、本考案(請求項4に記載の考案)は、上記の目的を達成するため に、ケースの基体の一面に1個の固定接点及び接点を設け、その1個の固定接点 上に1個の転動接点を転動可能に設け、前記ケースにスライダをスライド可能に 設けると共に、前記ケースに操作体を非操作時の第1の位置と操作時の第2の位 置との間を移動可能に装着し、前記スライダに第1弾性部材を装着して、前記ス ライダを介して前記1個の転動接点を前記接点に接触させる押圧力が常時発生す るように構成し、前記操作体に弾性力が前記第1弾性部材の弾性力より大の第2 弾性部材を装着して、前記操作体を常時第1の位置に位置させるように構成し、 その操作体に絶縁性の介在体を設けて、操作体がノーマル状態の第1の位置に位 置するときには前記1個の転動接点と接点との間に入っていてスイッチがOFF の状態にあり、かつ操作体を前記第2弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位 置させたときには前記1個の転動接点と接点との間から離れて前記第1の弾性部 材の弾性力によりスイッチがONとなるように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案(請求項1に記載の考案)は、上記の構成により、操作体がノーマル状 態の第1の位置に位置するときには、2個の転動接点がスライダ及び弾性部材に より機械的に相互に接触していて、スイッチがONの状態にある。そこで、操作 体を弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位置させると、介在体が前記2個の 転動接点の間に入り、その2個の転動接点が前記弾性部材の弾性力に抗して2個 の固定接点上をそれぞれ転動して相互に離れ、スイッチがOFFとなる。そして 、前記操作体を前記弾性部材の弾性復帰力により第1の位置に戻すと、前記介在 体が前記2個の転動接点の間から離れ、前記2個の転動接点が前記弾性部材の弾 性復帰復帰力により前記2個の固定接点上をそれぞれ転動して相互に接触するの で、スイッチが再びONとなる。
【0009】 また、本考案(請求項2に記載の考案)は、上記の構成により、操作体がノー マル状態の第1の位置に位置するときには、2個の転動接点がスライダ及び第1 弾性部材により機械的に相互に離れていて、スイッチがOFFの状態にある。そ こで、操作体を第2弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位置させると、介在 体が前記2個の転動接点の間から離れ、その2個の転動接点が第1弾性部材の弾 性復帰力により2個の固定接点上を転動して相互に接触して、スイッチがONと なる。そして、前記操作体を前記第2弾性部材の弾性復帰力により第1の位置に 戻すと、前記介在体が前記2個の転動接点の間に入り、前記2個の転動接点が前 記第1弾性部材の弾性力に抗して前記2個の固定接点上を転動して相互に離れる ので、スイッチが再びOFFとなる。
【0010】 さらに、本考案(請求項3に記載の考案)は、上記の構成により、操作体がノ ーマル状態の第1の位置に位置するときには、1個の転動接点が接点にスライダ 及び弾性部材により機械的に接触していて、スイッチがONの状態にある。そこ で、操作体を弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位置させると、介在体が前 記1個の転動接点と接点との間に入り、その1個の転動接点が前記弾性部材の弾 性力に抗して1個の固定接点上を転動して前記接点から離れ、スイッチがOFF となる。そして、前記操作体を前記弾性部材の弾性力により第1の位置に戻すと 、前記介在体が前記1の転動接点と前記接点との間から離れ、前記1個の転動接 点が前記弾性部材の弾性復帰力により前記1個の固定接点上をそれぞれ転動して 前記接点に接触するので、スイッチが再びONとなる。
【0011】 さらにまた、本考案(請求項4に記載の考案)は、上記の構成により、操作体 がノーマル状態の第1の位置に位置するときには、1個の転動接点が接点からス ライダ及び第1弾性部材により機械的に離れていて、スイッチがOFFの状態に ある。そこで、操作体を第2弾性部材の弾性力に抗して第2の位置に位置させる と、介在体が前記1個の転動接点と前記接点との間から離れ、その1個の転動接 点が第1弾性部材の弾性復帰力により1個の固定接点上を転動して前記接点に接 触して、スイッチがONとなる。そして、前記操作体を前記第2弾性部材の弾性 復帰力により第1の位置に戻すと、前記介在体が前記1個の転動接点と前記接点 との間に入り、前記1個の転動接点が前記第1弾性部材の弾性力に抗して前記1 個の固定接点上を転動して前記接点から離れるので、スイッチが再びOFFとな る。
【0012】 このように、本考案は、2個の転動接点相互を若しくは1個の転動接点と接点 とを、接触させてスイッチをONとなし、又は離してスイッチをOFFとするも のであるから、前記転動接点の転動距離が小で済む。また、転動接点は固定接点 上を転動する。この結果、転動接点の転動がスムーズに行なわれる。しかも、転 動接点と固定接点との摩耗が小で、転動接点と固定接点との耐久性が向上される 。
【0013】
【実施例】
以下、本考案に係るスイッチ装置の実施例のうちの8例を添付図面を参照して 説明する。 図1及び図2は本考案に係るスイッチ装置の第1の実施例を示し、図1は操作 体が非操作状態でスイッチがON状態を示した断面図、図2は操作体が操作状態 でスイッチがOFF状態を示した断面図である。 この例は、ON/OFFスイッチ装置であって、ノブ操作時OFFとなるスイ ッチ装置(プッシュOFF形スイッチ装置)について説明する。 図において、1はケースである。このケース1は、上部アウターケース10と 、ホルダとしての下部アウターケース11と、インナーケース12とを備える。 前記上部アウターケース10は、上面の中央部に透孔100を設け、かつ下面1 01を開口してなる。前記下部アウターケース11は、前記上部アウターケース 10の下面開口部101に取り付けて前記インナーケース12と共に後述する基 体2を保持する。前記インナーケース12は、前記上部アウターケース10内に 固定し、前記下部アウターケース11と共に後述する基体2を保持する。このイ ンナーケース12の中央部の下面から上部にかけて上下方向(後述する基体2の 一面(上面)に対して直交する方向)にガイド溝120を設け、かつこのインナ ーケース12の上部の中央に透孔121を設ける。
【0014】 図において、2は基体である。この基体2は、例えばプリント回路板(P.C .B)等からなり、前記ケース1内に保持されている。この基体2の一面(上面 )に2個の固定接点20及び21を固定する。この2個の固定接点20及び21 は、後述するボールコンタクト30及び31の転動方向(図2中の矢印方向)に 若干の間隔を置いて配置されている。この2個の固定接点20と21との間の間 隔は回路が短絡しない程度とする。また、この2個の固定接点20及び21の表 面と前記基体2の表面とを面一とする。なお、この2個の固定接点20及び21 の表面と前記基体2の表面とは必ずしも面一である必要はない。
【0015】 図において、30及び31は2個の転動接点としてのボールコンタクトである 。この2個のボールコンタクト30及び31は、導電性の材料からなり、前記2 個の固定接点20及び21の表面上をそれぞれ転動可能に配置されている。この 2個のボールコンタクト30及び31を、相互に接触させるとスイッチがON状 態となり、相互に離すとスイッチがOFF状態となるように構成する。
【0016】 図において、4はスライダである。このスライダ4は、前記インナーケース1 2のガイド溝120中に上下方向(前記2個のボールコンタクト30及び31の 転動方向に対して直交する方向)にスライド可能に配置する。このスライダ4の 下面から中央部にかけて前記2個のボールコンタクト30及び31とそれぞれ当 接する2箇所に2個の傾斜面40及び41をそれぞれ設ける。この2個の傾斜面 40及び41は、前記2個のボールコンタクト30及び31の転動方向と、前記 スライダ4のスライド方向と、に対してそれぞれ傾斜する。このスライダ4の中 央で前記2個の傾斜面40と41との間に透孔42を設ける。なお、このスライ ダ4が1個でなく2個の場合、傾斜面40側のスライダ4と傾斜面41側のスラ イダ4との間に若干の隙間42を形成する。
【0017】 図において、6は操作体としてのノブである。このノブ6は、上面中央部に凸 部60を一体に突設してなる。このノブ6を前記ケース1内に上下方向に、非操 作時の第1の位置(図1に示す位置)と操作時の第2の位置(図2に示す位置) との間を移動可能に配置すると共に、ノブ6の凸部60を前記ケース1の透孔1 00に位置させる。
【0018】 図において、5は弾性部材としての圧縮式のスプリングである。このスプリン グ5は、前記インナーケース12の透孔121中に通して前記スライダ4と前記 ノブ6との間に介装する。このスプリング5は、前記スライダ4の2個の傾斜面 40及び41により、前記2個のボールコンタクト30と31と間の押圧力並び に前記2個のボールコンタクト30及び31の前記2個の固定接点20及び21 へのそれぞれの押圧力として常時作用するものである。また、このスプリング5 は、前記ノブ6を操作して第2の位置に位置するものをノーマル状態の第1の位 置に自動復帰させるためのものである。すなわち、このスプリング5は、ボール コンタクト30、31及び固定接点20、21の押圧用と、ノブ6の自動復帰用 と、を兼用するものである。
【0019】 図において、7は絶縁性の材料からなる介在体である。この介在体7は、前記 ノブ6の凸部60の下面の中央から一体に突設してなる。この介在体7の先端は 、ランス形状のように両側面を傾斜させてなる。この介在体7は、前記ノブ6が 第1の位置に位置するとき前記2個のボールコンタクト30及び31から離れて いてスイッチがON状態となり、前記ノブ6が第2の位置に位置するとき前記2 個のボールコンタクト30と31との間に入っていてスイッチがOFF状態とな るように構成されている。
【0020】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図1に示すように、スプリング5のばね 力により、ノブ6が上がった状態の第1の位置に位置し、かつそのノブ6と一体 の介在体7が2個のボールコンタクト30及び31から離れている。一方、同じ くスプリング5のばね力により、スライダ4が下がった状態にあり、かつこのス ライダ4の2個の傾斜面40及び41が2個のボールコンタクト30及び31を それぞれ押圧している。この結果、2個の固定接点20及び21とそれぞれ接触 する2個のボールコンタクト30及び31が相互に接触した状態にあるので、回 路が閉となり、スイッチがON状態にある。このとき、上述のスプリング5のば ね力が、スライダ4の2個の傾斜面40及び41を介して、前記2個のボールコ ンタクト30と31との相互の押圧力、並びに前記2個のボールコンタクト30 及び31の前記2個の固定接点20及び21へのそれぞれの押圧力として常時作 用するので、上述のスイッチのON状態が確実である。
【0021】 次に、ノブ6をスプリング5のばね力に抗して図2中の矢印P方向に押して操 作する。すると、図2に示すように、ノブ6が下がって第2の位置に位置し、か つそのノブ6と一体の介在体7が2個のボールコンタクト30と31との間に入 り込むので、2個のボールコンタクト30及び31は、2個の固定接点20及び 21上を、回転しながら矢印方向にそれぞれ逆方向に転動して、相互に離れる。 この結果、回路が開となり、スイッチがOFF状態となる。また、2個のボール コンタクト30及び31の転動に伴ってスライダ4がスプリング5のばね力に抗 して矢印方向に上がる。
【0022】 そして、上述のノブ6の押す(操作)のを止めると、ノブ6を押し下げる力( 操作力)Pが解除されるでの、図1に示すように、スプリング5のばね復帰力に より、ノブ6が上がって第2の位置から第1の位置に自動復帰し、かつそのノブ 6と一体の介在体7が2個のボールコンタクト30及び31から離れる。一方、 同じくスプリング5のばね復帰力により、スライダ4が図2中の矢印と逆に下が り、かつそのスライダ4の2個の傾斜面40及び41が2個のボールコンタクト 30及び31を押圧する。この結果、2個のボールコンタクト30及び31は、 2個の固定接点20及び21上を、図2中の矢印と逆方向にそれぞれ転動して相 互に接触するので、再び回路が閉となり、スイッチがON状態となる。
【0023】 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、2個のボールコン タクト30及び31相互を、接触させてスイッチをONとなし、又は離してスイ ッチをOFFとするものであるから、前記2個のボールコンタクト30及び31 の転動移動距離が小で済む。また、2個のボールコンタクト30及び31は2個 の固定接点20及び21上を転動する。この結果、2個のボールコンタクト30 及び31の転動移動がスムーズに行なわれる。しかも、2個のボールコンタクト 30及び31と2個の固定接点20及び21との摩耗が小で、2個のボールコン タクト30及び31と2個の固定接点20及び21との耐久性が向上される。
【0024】 図3及び図4は本考案に係るスイッチ装置の第2の実施例を示し、図3は操作 体が非操作状態でスイッチがON状態を示した断面図、図4は操作体が操作状態 でスイッチがOFF状態を示した断面図である。図中、図1及び図2と同符号は 同一のものを示す。 この例は、上述の第1の実施例のものの変形例であり、上述の第1の実施例に おいて、基体2の上面側に配置した固定接点20及び21及びボールコンタクト 30及び31及びスライダ4を、基体2の下面側に配置したものである。すなわ ち、インナーケースを省略し、下部アウターケース11の中央部の上面から下部 にかけて上下方向にガイド溝110を設ける。一方、基体2のほぼ中央に透孔2 2を設け、かつその基体2の一面(下面)に2個の固定接点20及び21を前記 透孔22を挟んで設ける。この基体2の下面側の2個の固定接点20及び21上 に2個のボールコンタクト30及び31を転動可能に配置し、かつ前記下部アウ ターケース11のガイド溝110に1個のスライダ4を、第1の実施例のものと 上下逆さにして上下方向にスライド可能に配置する。さらに、ノブ6と一体の介 在体7を前記基体2の透孔22に挿入して、その介在体7の先端を前記2個のボ ールコンタクト30と31との間に臨ませる。 図において、51は前記スライダ4と下部アウターケース11との間に介装し た圧縮式の第1スプリングである。この第1スプリング51は、スライダ4の2 個の傾斜面40及び41を介して、2個のボールコンタクト30と31とを押圧 し、かつ2個のボールコンタクト30及び31と2個の固定接点20及び21と をそれぞれ押圧するものである。 図において、52は前記基体2とノブ6との間に介装した圧縮式の第2スプリ ングである。この第2スプリング52は、操作して第2の位置に位置する前記ノ ブ6を非操作時の第1の位置に自動復帰させるためのものである。 上述の第1スプリング51のばね力と第2スプリング52のばね力との大小関 係は特に問わない。
【0025】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図3に示すように、第2スプリング52 のばね力により、ノブ6が上がった状態の第1の位置に位置し、かつそのノブ6 と一体の介在体7が2個のボールコンタクト30及び31から離れている。一方 、第1スプリング51のばね力により、スライダ4が上がった状態にあり、かつ このスライダ4の2個の傾斜面40及び41が2個のボールコンタクト30及び 31をそれぞれ押圧している。この結果、2個の固定接点20及び21とそれぞ れ接触する2個のボールコンタクト30及び31が相互に接触した状態にあるの で、回路が閉となり、スイッチがON状態にある。このとき、第1スプリング5 1のばね力がスライダ4の2個の傾斜面40及び41を介して、前記2個のボー ルコンタクト30と31と間の押圧力及び前記2個のボールコンタクト30及び 31の前記2個の固定接点20及び21へのそれぞれの押圧力として常時作用す るので、上述のスイッチのON状態が確実である。
【0026】 次に、ノブ6を第2スプリング52のばね力に抗して図4中の矢印P方向に押 す。すると、図4に示すように、ノブ6が下がって第2の位置に位置し、かつそ のノブ6と一体の介在体7が2個のボールコンタクト30と31との間に入り込 むので、2個のボールコンタクト30及び31は、2個の固定接点20及び21 上を、回転しながら矢印方向にそれぞれ逆方向に転動して、相互に離れる。この 結果、回路が開となり、スイッチがOFF状態となる。また、2個のボールコン タクト30及び31の転動に伴ってスライダ4が第1スプリング51のばね力に 抗して矢印方向に下がる。
【0027】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れるでの、図3に示すように、第2スプリング52のばね復帰力により、ノブ6 が上がって第2の位置から第1の位置に自動復帰し、かつそのノブ6と一体の介 在体7が2個のボールコンタクト30及び31から離れる。一方、同じく第1ス プリング51のばね復帰力により、スライダ4が図4中の矢印と逆に上がり、か つそのスライダ4の2個の傾斜面40及び41が2個のボールコンタクト30及 び31を押圧する。この結果、2個のボールコンタクト30及び31は、2個の 固定接点20及び21上を、図4中の矢印と逆方向にそれぞれ転動して相互に接 触するので、再び回路が閉となり、スイッチがON状態となる。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のものと同様の作用効果を達成することができる。なお、上述の実施例におい て、ノブ6の自動復帰用の第2スプリング52は、必ずしも必要ない。すなわち 、第1スプリング51で、ボールコンタクト30、31及び固定接点20、21 の押圧用と、ノブ6の自動復帰用と、を兼用しても良い。
【0028】 図5及び図6は本考案に係るスイッチ装置の第3の実施例を示し、図5は操作 体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示した断面図、図6は操作体が操作状 態でスイッチがON状態を示した断面図である。図中、図1乃至図4と同符号は 同一のものを示す。 この例は、上述の第1の実施例のものの変形例であり、上述の第1の実施例に おいて、ノブ6が非操作時にはスイッチがON状態であり、かつノブ6が操作時 にはスイッチがOFF状態であるのに対して、ノブ6が非操作時にはスイッチが OFF状態であり、かつノブ6が操作時にはスイッチがON状態であるスイッチ 装置について説明する。すなわち、この例は、ノブ操作時ONとなるスイッチ装 置(プッシュON形スイッチ装置)について説明する。 すなわち、上部アウターケース10とインナーケース12との間に隙間13を 形成する。一方、インナーケース12の上部の透孔121を閉塞し、かつそのイ ンナーケース12の上部に第1スプリング53収納用の凹部122を設ける。次 に、基端2の両端部に挿通孔23をそれぞれ設ける。それから、基体2の上面側 に固定接点20及び21及びボールコンタクト30及び31及び1個のスライダ 4を配置する。このスライダ4と前記インナーケース12との間に第1スプリン グ53(ボールコンタクト及び固定接点押圧用)を介装する。 図において、70はノブ6と別体となす介在体である。この介在体70は、絶 縁性の材料からなり、断面凹形状をなし、底部上面の中央に介在部71を一体に 突設する。この介在部71の先端は、ランス形状のように両側面を傾斜させてな る。この介在体70の両側の側壁部を前記基体2の挿通孔23に挿通すると共に 、前記上部アウターケース10とインナーケース12との間の隙間13に位置さ せ、かつその側壁部の上端をノブ6に当接させ、若しくは固定させる。また、こ の介在体70の介在部71を基体2の透孔22に挿入して、その介在部71の先 端を2個のボールコンタクト30と31との間に臨ませる。この介在体70と下 部アウターケース11との間に第2スプリング54(ノブ自動復帰用)を介装す る。この第2スプリング54のばね力は、前記第1スプリング53のばね力より 大とする。
【0029】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図5に示すように、第1スプリング53 のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大であるから、その第2スプリ ング54のばね力により、介在体70が上がった状態にあり、かつその介在体7 0の介在部71が2個のボールコンタクト30と31との間に入り込んでいる。 この結果、2個のボールコンタクト30及び31が相互に離れているので、回路 が開となり、スイッチがOFF状態にある。一方、前記介在体70を介して、ノ ブ6が上がった状態の第1の位置に位置する。また、前記介在体70及びボール コンタクト30及び31を介して、スライダ4が第1スプリング53のばね力に 抗して上がった状態にある。
【0030】 次に、ノブ6を介在体70を介して第2スプリング54のばね力に抗して図6 中の矢印P方向に押す。すると、図6に示すように、ノブ6が下がって第2の位 置に位置し、かつそのノブ6を介して介在体70が下がり、さらにその介在体7 0の介在部71が2個のボールコンタクト30と31との間から離れる。それに 伴って、スライダ4が第1スプリング53のばね力により矢印方向に下がり、そ のスライダ4の2個の傾斜面40及び41が2個のボールコンタクト30及び3 1をそれぞれ押圧する。すると、2個のボールコンタクト30及び31は、2個 の固定接点20及び21上を、回転しながら矢印方向にそれぞれ逆方向に転動し て、相互に接触する。この結果、回路が閉となり、スイッチがON状態となる。 このとき、第1スプリング53のばね力がスライダ4の2個の傾斜面40及び4 1を介して、前記2個のボールコンタクト30と31と間の押圧力及び前記2個 のボールコンタクト30及び31の前記2個の固定接点20及び21へのそれぞ れの押圧力として常時作用するので、上述のスイッチのON状態が確実である。
【0031】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れ、かつ第1スプリング53のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大 であるから、図5に示すように、その第2スプリング54のばね復帰力により、 介在体70が上がり、かつその介在体70の介在部71が2個のボールコンタク ト30と31との間に入り込む。この結果、2個の固定接点20及び21とそれ ぞれ接触する2個のボールコンタクト30及び31は、図6中の矢印と逆方向に 転動して相互に離れるので、再び回路が開となり、スイッチがOFF状態となる 。一方、前記介在体70を介して、ノブ6が上がって第1の位置に自動復帰する 。また、前記介在体70及びボールコンタクト30及び31を介して、スライダ 4が第1スプリング53のばね力に抗して上がった状態に戻る。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のもの及び上述の第2の実施例のものと同様の作用効果を達成することができ る。
【0032】 図7及び図8は本考案に係るスイッチ装置の第4の実施例を示し、図7は操作 体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示した断面図、図8は操作体が操作状 態でスイッチがON状態を示した断面図である。図中、図1乃至図6と同符号は 同一のものを示す。 この例は、上述の第3の実施例のものの変形例であり、上述の第3の実施例に おいて、基体2の上面側に配置したインナーケース12及び固定接点20及び2 1及びボールコンタクト30及び31及びスライダ4及び第1スプリング51を 、基体2の下面側に配置したものである。すなわち、インナーケース12の下部 の中央に透孔121を設け、かつスライダ4の中央で前記2個の傾斜面40と4 1との間に透孔42を設ける。なお、このスライダ4が1個でなく2個の場合、 傾斜面40側のスライダ4と傾斜面41側のスライダ4との間に若干の隙間42 を形成する。
【0033】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図7に示すように、第1スプリング53 のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大であるから、その第2スプリ ング54のばね力により、介在体70が上がった状態にあり、かつその介在体7 0の介在部71が2個のボールコンタクト30と31との間に入り込んでいる。 この結果、2個のボールコンタクト30及び31が相互に離れているので、回路 が開となり、スイッチがOFF状態にある。一方、前記介在体70を介して、ノ ブ6が上がった状態の第1の位置に位置する。また、前記介在体70及びボール コンタクト30及び31を介して、スライダ4が第1スプリング53のばね力に 抗して下がった状態にある。
【0034】 次に、ノブ6を介在体70を介して第2スプリング54のばね力に抗して図8 中の矢印P方向に押す。すると、図8に示すように、ノブ6が下がって第2の位 置に位置し、かつそのノブ6を介して介在体70が下がり、さらにその介在体7 0の介在部71が2個のボールコンタクト30と31との間から離れる。それに 伴って、スライダ4が第1スプリング53のばね力により矢印方向に上がり、そ のスライダ4の2個の傾斜面40及び41が2個のボールコンタクト30及び3 1をそれぞれ押圧する。すると、2個のボールコンタクト30及び31は、2個 の固定接点20及び21上を、回転しながら矢印方向にそれぞれ逆方向に転動し て、相互に接触する。この結果、回路が閉となり、スイッチがON状態となる。 このとき、第1スプリング53のばね力がスライダ4の2個の傾斜面40及び4 1を介して、前記2個のボールコンタクト30と31と間の押圧力及び前記2個 のボールコンタクト30及び31の前記2個の固定接点20及び21へのそれぞ れの押圧力として常時作用するので、上述のスイッチのON状態が確実である。
【0035】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れ、かつ第1スプリング53のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大 であるから、図7に示すように、その第2スプリング54のばね復帰力により、 介在体70が上がり、かつその介在体70の介在部71が2個のボールコンタク ト30と31との間に入り込む。この結果、2個の固定接点20及び21とそれ ぞれ接触する2個のボールコンタクト30及び31は、図8中の矢印と逆方向に 転動して相互に離れるので、再び回路が開となり、スイッチがOFF状態となる 。一方、前記介在体70を介して、ノブ6が上がって第1の位置に自動復帰する 。また、前記介在体70及びボールコンタクト30及び31を介して、スライダ 4が第1スプリング53のばね力に抗して図8の矢印と逆方向に下がって元の状 態に戻る。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のもの乃至上述の第3の実施例のものと同様の作用効果を達成することができ る。
【0036】 図9及び図10は本考案に係るスイッチ装置の第5の実施例を示し、図9は操 作体が非操作状態でスイッチがON状態を示した断面図、図10は操作体が操作 状態でスイッチがOFF状態を示した断面図である。図中、図1乃至図8と同符 号は同一のものを示す。 この例は、上述の第1の実施例のものの変形例であり、上述の第1の実施例に おいて、2個の固定接点20及び21と2個の転動接点(ボールコンタクト30 及び31)とを1個となし、かつその1個の固定接点20及び1個の転動接点( ボールコンタクト30)と別の接点80及び81を新たに設けたものである。す なわち、基体2の一面に別の接点としての埋設接点80を設ける。この埋設接点 80は、表面を基体2の表面とほぼ面一となし、かつ前記1個の固定接点20と 電気的短絡を起こさない程度に離しておく。また、前記埋設接点80上に同じく 別の接点としての不転動ボールコンタクト81を、電気的に接続して設置する。 一方、インナーケース12の下面から上部にかけての部分にガイド溝123を 、左右方向(基体2の上面とほぼ平行な方向)に設け、かつそのインナーケース 12の一端側の上部に透孔125を設け、さらにそのインナーケース12のガイ ド溝123の一端側(右端側)に1個の転動ボールコンタクト30の転動方向及 び後述するスライダ43のスライド方向に対して傾斜する傾斜面124を設ける 。このインナーケース12の傾斜面124を前記不転動ボールコンタクト81に 当接させる。 図において、43は前記インナーケース12のガイド溝123に左右方向にス ライド可能に配置したスライダである。このスライダ43は、一端(右端)に1 個の転動ボールコンタクト30の転動方向及びスライダ43のスライド方向対し て傾斜する傾斜面44を設け、かつ他端(左端)に凸部45を一体に突設する。 このスライダ43と前記インナーケース12との間に第1スプリング51を介装 し、かつ前記インナーケース12とノブ6との間に第2スプリング52を介装す る。 図において、72はノブ6に一体に突設した介在体である。この介在体72の 先端の一側面(左側)で、前記1個の可動ボールコンタクト30と対向する面側 を傾斜させる。
【0037】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図9に示すように、第2スプリング52 のばね力により、ノブ6が上がった状態の第1の位置に位置し、かつそのノブ6 と一体の介在体72が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコ ンタクト81との間から離れている。一方、第1スプリング51のばね力により 、スライダ43が図9中の矢印方向(右方向)に移動した状態にあり、かつこの スライダ43の1個の傾斜面44が1個の転動ボールコンタクト30を押圧する 。この結果、上述の1個の転動ボールコンタクト30が、1個の固定接点20に 押圧すると共に、1個の不転動ボールコンタクト81に接触してその1個の不転 動ボールコンタクト81を押圧し、かつこの1個の不転動ボールコンタクト81 が、インナーケース12の傾斜面124を介して、埋設接点80に押圧した状態 にあるので、回路が閉となり、スイッチがON状態にある。このとき、第1スプ リング51のばね力及び第2スプリング52のばね力がスライダ43の1個の傾 斜面44及びインナーケース12の傾斜面124を介して、前記1個の転動ボー ルコンタクト30と1個の不転動ボールコンタクト81と間の押圧力及び前記1 個の転動ボールコンタクト30及び1個の不転動ボールコンタクト81の前記1 個の固定接点20及び1個の埋設接点80へのそれぞれの押圧力として常時作用 するので、上述のスイッチのON状態が確実である。
【0038】 次に、ノブ6を第2スプリング52のばね力に抗して図10中の矢印P方向に 押す。すると、図10に示すように、ノブ6が下がって第2の位置に位置し、か つそのノブ6と一体の介在体72が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不 転動ボールコンタクト81との間に入り込むので、1個の転動ボールコンタクト 30は、回転しながら矢印方向に左側に転動して、1個の不転動ボールコンタク ト81から離れる。この結果、回路が開となり、スイッチがOFF状態となる。 また、1個の転動ボールコンタクト30の転動に伴ってスライダ43が第1スプ リング51のばね力に抗して図10中の矢印方向に左側にスライドする。
【0039】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れるでの、図9に示すように、第2スプリング52のばね復帰力により、ノブ6 が上がって第2の位置から第1の位置に自動復帰し、かつそのノブ6と一体の介 在体7が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコンタクト81 との間から離れる。一方、同じく第1スプリング51のばね復帰力により、スラ イダ43が図9中の矢印方向にスライドし、かつそのスライダ43の1個の傾斜 面44が1個の転動ボールコンタクト30を押圧する。この結果、その1個の転 動ボールコンタクト30が、図10中の矢印と逆方向に転動して、一の固定接点 20に押圧すると共に、1個の不転動ボールコンタクト81に接触してその1個 の不転動ボールコンタクト81を押圧し、かつこの1個の不転動ボールコンタク ト81が、インナーケース12の傾斜面124を介して、埋設接点80に押圧す るので、再び回路が閉となり、スイッチがON状態となる。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のもの乃至第4の実施例のものと同様の作用効果を達成することができる。
【0040】 図11及び図12は本考案に係るスイッチ装置の第6の実施例を示し、図11 は操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示した断面図、図12は操作体 が操作状態でスイッチがON状態を示した断面図である。図中、図1乃至図10 と同符号は同一のものを示す。 この例は、上述の第5の実施例のものの変形例であり、上述の第5の実施例に おいて、左右方向にスライドするスライダ43の代りに上下方向にスライドする スライダ46を使用したものである。すなわち、インナーケース12の中央から 一端部(左側端部)にかけての下面から上部にかけての部分にガイド溝125を 、上下方向(基体2の上面に対して垂直方向)に設け、かつそのインナーケース 12のほぼ中央の上部に透孔127を設け、さらにそのインナーケース12の他 端部(右端側)の下面に1個の転動ボールコンタクト30の転動方向及び後述す るスライダ46のスライド方向対して傾斜する傾斜面126を設ける。 図において、46は前記インナーケース12のガイド溝125に上下方向にス ライド可能に配置したスライダである。このスライダ46は、一端(右端)に1 個の転動ボールコンタクト30の転動方向及びスライダ46のスライド方向対し て傾斜する傾斜面47を設け、かつ上端に凸部48を一体に突設する。
【0041】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図11に示すように、第2スプリング5 2のばね力により、ノブ6が上がった状態の第1の位置に位置し、かつそのノブ 6と一体の介在体72が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボール コンタクト81から離れている。一方、第1スプリング51のばね力により、ス ライダ46が図11中の矢印方向(下方向)に移動した状態にあり、かつこのス ライダ46の1個の傾斜面47が1個の転動ボールコンタクト30を押圧する。 この結果、上述の1個の転動ボールコンタクト30が、1個の固定接点20に押 圧すると共に、1個の不転動ボールコンタクト81に接触してその1個の不転動 ボールコンタクト81を押圧し、かつこの1個の不転動ボールコンタクト81が 、インナーケース12の傾斜面126を介して、埋設接点80に押圧した状態に あるので、回路が閉となり、スイッチがON状態にある。このとき、第1スプリ ング51のばね力及び第2スプリング52のばね力がスライダ46の1個の傾斜 面47及びインナーケース12の傾斜面126を介して、前記1個の転動ボール コンタクト30と1個の不転動ボールコンタクト81と間の押圧力及び前記1個 のボールコンタクト30及び1個の不転動ボールコンタクト81の前記1個の固 定接点20及び1個の埋設接点80へのそれぞれの押圧力として常時作用するの で、上述のスイッチのON状態が確実である。
【0042】 次に、ノブ6を第2スプリング52のばね力に抗して図12中の矢印P方向に 押す。すると、図12に示すように、ノブ6が下がって第2の位置に位置し、か つそのノブ6と一体の介在体72が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不 転動ボールコンタクト81との間に入り込むので、1個の転動ボールコンタクト 30は、回転しながら矢印方向に左側に転動して、1個の不転動ボールコンタク ト81から離れる。この結果、回路が開となり、スイッチがOFF状態となる。 また、1個の転動ボールコンタクト30の転動に伴ってスライダ46が第1スプ リング51のばね力に抗して図12中の矢印方向に上側にスライドする。
【0043】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れるでの、図11に示すように、第2スプリング52のばね復帰力により、ノブ 6が上がって第2の位置から第1の位置に自動復帰し、かつそのノブ6と一体の 介在体7が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコンタクト8 1との間から離れる。一方、同じく第1スプリング51のばね復帰力により、ス ライダ46が図11中の矢印方向に下方にスライドし、かつそのスライダ46の 1個の傾斜面47が1個の転動ボールコンタクト30を押圧する。この結果、そ の1個の転動ボールコンタクト30が、図12中の矢印と逆方向に転動して、一 の固定接点20に押圧すると共に、1個の不転動ボールコンタクト81に接触し てその1個の不転動ボールコンタクト81を押圧し、かつこの1個の不転動ボー ルコンタクト81が、インナーケース12の傾斜面126を介して、埋設接点8 0に押圧するので、再び回路が閉となり、スイッチがON状態となる。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のもの乃至第5の実施例のものと同様の作用効果を達成することができる。な お、上述の第5の実施例及び第6の実施例において、ノブ6の自動復帰用の第2 スプリング52は、必ずしも必要ない。すなわち、第1スプリング51で、転動 ボールコンタクト30及び不転動ボールコンタクト81及び固定接点20及び埋 設接点80の押圧用と、ノブ6の自動復帰用と、を兼用しても良い。
【0044】 図13及び図14は本考案に係るスイッチ装置の第7の実施例を示し、図13 は操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示した断面図、図14は操作体 が操作状態でスイッチがON状態を示した断面図である。図中、図1乃至図12 と同符号は同一のものを示す。 この例は、上述の第5の実施例のものの変形例であり、上述の第5の実施例に おいて、ノブ6が非操作時にはスイッチがON状態であり、かつノブ6が操作時 にはスイッチがOFF状態であるのに対して、ノブ6が非操作時にはスイッチが OFF状態であり、かつノブ6が操作時にはスイッチがON状態であるものであ る。 図において、73はノブ6と別体となす介在体である。この介在体73は、絶 縁性の材料からなり、断面凹形状をなし、底部上面の中央に介在部74を一体に 突設する。この介在部74の先端の一側面(左側)で、前記1個の転動ボールコ ンタクト30と対向する面側を傾斜させる。また、スプリング54のばね力は、 第1スプリング53のばね力より大とする。
【0045】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図13に示すように、第1スプリング5 3のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大であるから、その第2スプ リング54のばね力により、介在体73が上がった状態にあり、かつその介在体 73の介在部74が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコン タクト81との間に入り込んでいる。この結果、1個の転動ボールコンタクト3 0と1個の不転動ボールコンタクト81とが相互に離れているので、回路が開と なり、スイッチがOFF状態にある。一方、前記介在体73を介して、ノブ6が 上がった状態の第1の位置に位置する。また、前記介在体73及び1個の転動ボ ールコンタクト30を介して、スライダ43が第1スプリング53のばね力に抗 して左側に移動した状態にある。
【0046】 次に、ノブ6を介在体73を介して第2スプリング54のばね力に抗して図1 4中の矢印P方向に押す。すると、図14に示すように、ノブ6が下がって第2 の位置に位置し、かつそのノブ6を介して介在体73が下がり、さらにその介在 体73の介在部74が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコ ンタクト81との間から離れる。それに伴って、スライダ43が第1スプリング 53のばね力により矢印方向に右側にスライドし、かつこのスライダ43の1個 の傾斜面44が1個の転動ボールコンタクト30を押圧する。この結果、上述の 1個の転動ボールコンタクト30が、1個の固定接点20を押圧すると共に、1 個の不転動ボールコンタクト81に接触してその1個の不転動ボールコンタクト 81を押圧し、かつこの1個の不転動ボールコンタクト81が、インナーケース 12の傾斜面124を介して、埋設接点80に押圧した状態にあるので、回路が 閉となり、スイッチがON状態にある。このとき、第1スプリング53のばね力 及び第2スプリング54のばね力がスライダ43の1個の傾斜面44及びインナ ーケース12の傾斜面124を介して、前記1個の転動ボールコンタクト30と 1個の不転動ボールコンタクト81と間の押圧力及び前記1個の転動ボールコン タクト30及び1個の不転動ボールコンタクト81の前記1個の固定接点20及 び1個の埋設接点80へのそれぞれの押圧力として常時作用するので、上述のス イッチのON状態が確実である。
【0047】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れ、かつ第1スプリング53のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大 であるから、図13に示すように、その第2スプリング54のばね復帰力により 、介在体73が上がり、かつその介在体73の介在部74が1個の転動ボールコ ンタクト30と1個の不転動ボールコンタクト81との間に入り込むので、1個 の転動ボールコンタクト30は、回転しながら図14中の矢印と逆方向に左側に 転動して、1個の不転動ボールコンタクト81から離れる。この結果、回路が開 となり、スイッチがOFF状態となる。また、1個の転動ボールコンタクト30 の転動に伴ってスライダ43が第1スプリング51のばね力に抗して図14中の 矢印と逆方向に左側にスライドする。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のもの乃至第6の実施例のものと同様の作用効果を達成することができる。
【0048】 図15及び図16は本考案に係るスイッチ装置の第8の実施例を示し、図15 は操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示した断面図、図16は操作体 が操作状態でスイッチがON状態を示した断面図である。図中、図1乃至図14 と同符号は同一のものを示す。 この例は、上述の第6の実施例のものの変形例であり、上述の第6の実施例に おいて、ノブ6が非操作時にはスイッチがON状態であり、かつノブ6が操作時 にはスイッチがOFF状態であるのに対して、ノブ6が非操作時にはスイッチが OFF状態であり、かつノブ6が操作時にはスイッチがON状態であるものであ る。また、第2スプリング54のばね力は、第1スプリング53のばね力より大 とする。さらにスライダ46の上部に凹部49を設け、その凹部49に第1スプ リング53を収納する。
【0049】 この実施例における本考案のスイッチ装置は、以上の如き構成からなり、以下 その操作作動について説明する。 まず、ノブ6の非操作時においては、図15に示すように、第1スプリング5 3のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大であるから、その第2スプ リング54のばね力により、介在体73が上がった状態にあり、かつその介在体 73の介在部74が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコン タクト81との間に入り込んでいる。この結果、1個の転動ボールコンタクト3 0と1個の不転動ボールコンタクト81とが相互に離れているので、回路が開と なり、スイッチがOFF状態にある。一方、前記介在体73を介して、ノブ6が 上がった状態の第1の位置に位置する。また、前記介在体73及び1個の転動ボ ールコンタクト30を介して、スライダ46が第1スプリング53のばね力に抗 して上側に移動した状態にある。
【0050】 次に、ノブ6を介在体73を介して第2スプリング54のばね力に抗して図1 6中の矢印P方向に押す。すると、図16に示すように、ノブ6が下がって第2 の位置に位置し、かつそのノブ6を介して介在体73が下がり、さらにその介在 体73の介在部74が1個の転動ボールコンタクト30と1個の不転動ボールコ ンタクト81との間から離れる。それに伴って、スライダ46が第1スプリング 53のばね力により矢印方向に下側にスライドし、かつこのスライダ46の1個 の傾斜面47が1個の転動ボールコンタクト30を押圧する。この結果、上述の 1個の転動ボールコンタクト30が、1個の固定接点20を押圧すると共に、1 個の不転動ボールコンタクト81に接触してその1個の不転動ボールコンタクト 81を押圧し、かつこの1個の不転動ボールコンタクト81が、インナーケース 12の傾斜面126を介して、他の固定接点21に押圧した状態にあるので、回 路が閉となり、スイッチがON状態にある。このとき、第1スプリング53のば ね力及び第2スプリング54のばね力がスライダ46の1個の傾斜面47及びイ ンナーケース12の傾斜面126を介して、前記1個の転動ボールコンタクト3 0と1個の不転動ボールコンタクト81と間の押圧力及び前記1個の転動ボール コンタクト30及び1個の不転動ボールコンタクト81の前記1個の固定接点2 0及び1個の埋設接点80へのそれぞれの押圧力として常時作用するので、上述 のスイッチのON状態が確実である。
【0051】 そして、上述のノブ6の押すのを止めると、ノブ6を押し下げる力Pが解除さ れ、かつ第1スプリング53のばね力より第2スプリング54のばね力の方が大 であるから、図15に示すように、その第2スプリング54のばね復帰力により 、介在体73が上がり、かつその介在体73の介在部74が1個の転動ボールコ ンタクト30と1個の不転動ボールコンタクト81との間に入り込むので、1個 の転動ボールコンタクト30は、回転しながら図16中の矢印と逆方向に左側に 転動して、1個の不転動ボールコンタクト81から離れる。この結果、回路が開 となり、スイッチがOFF状態となる。また、1個の転動ボールコンタクト30 の転動に伴ってスライダ46が第1スプリング51のばね力に抗して図16中の 矢印と逆方向に上側にスライドする。 このように、この実施例における本考案のスイッチ装置は、上述の第1の実施 例のもの乃至第7の実施例のものと同様の作用効果を達成することができる。
【0052】 なお、上述の第5の実施例のもの乃至第8の実施例のものにおいて、不転動ボ ールコンタクト81は、埋設接点80上を左右方向に転動、すなわち回転しなが ら移動することができないが、埋設接点80上のある一点において自転すること ができる。 また、上述の第5の実施例のもの乃至第8の実施例のものにおいて、1個の固 定接点20及び1個の転動ボールコンタクト30と別の接点としては、別部材の 埋設接点80と不転動ボールコンタクト81とを使用したが、その埋設接点80 と不転動ボールコンタクト81とを一体にした接点を使用しても良い。 さらに、図面においては、作図の便宜上、ノブ6や介在体70、73にのみハ ッチングを施してある。 なお、上述の実施例において、転動接点としての転動ボールコンタクト30及 び31及び固定接点としての不転動ボールコンタクト81は、ボール形状をなす ものであるが、ロール形状のものであっても良い。 また、上述の実施例において、操作体としてのノブ6の操作は、非ロック式の ものであるが、ハートカム等を使用したロック機構を装備してロック式となして も良い。
【0053】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のスイッチ装置は、2個の転動接点相互若しくは 1個の転動接点と接点とを、接触させてスイッチをONとなし、又は離してスイ ッチをOFFとするものであるから、前記転動接点の転動移動距離が小で済む。 また、転動接点は固定接点上を転動する。この結果、転動接点の転動移動がスム ーズに行なわれる。しかも、転動接点と固定接点との摩耗が小で、転動接点と固 定接点との耐久性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスイッチ装置の第1の実施例を示
し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示し
た断面図である。
【図2】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示し
た断面図である。
【図3】本考案に係るスイッチ装置の第2の実施例を示
し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示し
た断面図である。
【図4】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示し
た断面図である。
【図5】本考案に係るスイッチ装置の第3の実施例を示
し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示し
た断面図である。
【図6】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示し
た断面図である。
【図7】本考案に係るスイッチ装置の第4の実施例を示
し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示し
た断面図である。
【図8】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示し
た断面図である。
【図9】本考案に係るスイッチ装置の第5の実施例を示
し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示し
た断面図である。
【図10】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示
した断面図である。
【図11】本考案に係るスイッチ装置の第6の実施例を
示し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示
した断面図である。
【図12】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示
した断面図である。
【図13】本考案に係るスイッチ装置の第7の実施例を
示し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示
した断面図である。
【図14】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示
した断面図である。
【図15】本考案に係るスイッチ装置の第8の実施例を
示し、操作体が非操作状態でスイッチがOFF状態を示
した断面図である。
【図16】操作体が操作状態でスイッチがON状態を示
した断面図である。
【符号の説明】
1…ケース、2…基体、20及び21…固定接点、30
及び31…ボールコンタクト(転動接点)、4及び43
及び46…スライダ、40及び41及び44及び47…
傾斜面、5…スプリング(弾性部材)、51…第1スプ
リング(弾性部材)、52…第2スプリング(弾性部
材)、53…第1スプリング(第1弾性部材)、54…
第2スプリング(第2弾性部材)、6…ノブ、7及び7
0及び72及び73…介在体。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 そのケースに取り付けた基体と、 その基体の一面に固定した2個の固定接点と、 その2個の固定接点の表面上をそれぞれ転動可能に設
    け、相互に接触させるとスイッチがON状態となり、相
    互に離すとスイッチがOFF状態となる2個の転動接点
    と、 前記ケースにスライド可能に設け、前記2個の転動接点
    とそれぞれ当接する2箇所に前記2個の転動接点の転動
    方向に対して傾斜する傾斜面をそれぞれ設けたスライダ
    と、 前記ケースに、非操作時の第1の位置と操作時の第2の
    位置との間を移動可能に設けた操作体と、 その操作体を常時第1の位置に位置させると共に、前記
    スライダの2個の傾斜面により、常時、前記2個の転動
    接点を相互に接触させ、かつその2個の転動接点を前記
    2個の固定接点にそれぞれ接触させる弾性部材と、 前記操作体に設け、操作体がノーマル状態の第1の位置
    に位置するとき前記2個の転動接点から離れていて前記
    2個の転動接点が相互に接触していてスイッチがON状
    態にあり、操作体を前記弾性部材の弾性力に抗して第2
    の位置に位置させたとき前記2個の転動接点の間に入っ
    て前記2個の転動スイッチが相互に離れてスイッチがO
    FF状態となる絶縁性の介在体と、 を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 ケースと、 そのケースに取り付けた基体と、 その基体の一面に固定した2個の固定接点と、 その2個の固定接点の表面上をそれぞれ転動可能に設
    け、相互に接触させるとスイッチがON状態となり、相
    互に離すとスイッチがOFF状態となる2個の転動接点
    と、 前記ケースにスライド可能に設け、前記2個の転動接点
    とそれぞれ当接する2箇所に前記2個の転動接点の転動
    方向に対して傾斜する傾斜面をそれぞれ設けたスライダ
    と、 前記ケースに、非操作時の第1の位置と操作時の第2の
    位置との間を移動可能に装着した操作体と、 前記スライダに装着し、前記スライダの2個の傾斜面に
    より、常時、前記2個の転動接点を相互に接触させる押
    圧力が発生し、かつ前記2個の転動接点の前記2個の固
    定接点へのそれぞれ接触させる第1弾性部材と、 前記操作体に装着し、弾性力が前記第1弾性部材の弾性
    力より大であり、前記操作体を常時第1の位置に位置さ
    せる第2弾性部材と、 前記操作体に設け、操作体がノーマル状態の第1の位置
    に位置するとき前記2個の転動接点の間に入っていて前
    記2個の転動スイッチが離れていてスイッチがOFF状
    態にあり、操作体を前記第2弾性部材の弾性力に抗して
    第2の位置に位置させたとき前記2個の転動接点から離
    れてその2個の転動接点が前記第1弾性部材の弾性力に
    より相互に接触してスイッチがON状態となる絶縁性の
    介在体と、 を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 ケースと、 そのケースに取り付けた基体と、 その基体の一面に固定した1個の固定接点と、 前記基体の一面側に設けた接点と、 前記1個の固定接点の表面上を転動可能に設け、前記接
    点に接触させるとスイッチがON状態となり、前記接点
    から離すとスイッチがOFF状態となる1個の転動接点
    と、 前記ケースにスライド可能に設け、前記転動接点と当接
    する箇所に前記転動接点の転動方向に対して傾斜する傾
    斜面を設けたスライダと、 前記ケースに、非操作時の第1の位置と操作時の第2の
    位置との間を移動可能に装着した操作体と、 その操作体を常時第1の位置に位置させると共に、前記
    スライダの傾斜面により、常時、前記転動接点を前記固
    定接点に接触させ、かつ前記転動接点を前記接点に接触
    させる弾性部材と、 前記操作体に設け、操作体がノーマル状態の第1の位置
    に位置するとき前記転動接点及び前記接点から離れてい
    て前記転動接点が前記接点に接触していてスイッチがO
    N状態にあり、操作体を前記弾性部材の弾性力に抗して
    第2の位置に位置させたとき前記転動接点と前記接点と
    の間に入ってその転動接点と前記接点とが離れてスイッ
    チがOFF状態となる絶縁性の介在体と、 を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 ケースと、 そのケースに取り付けた基体と、 その基体の一面に固定した1個の固定接点と、 前記基体の一面側に設けた接点と、 その1個の固定接点の表面上を転動可能に設け、前記接
    点に接触させるとスイッチがON状態となり、前記接点
    から離すとスイッチがOFF状態となる1個の転動接点
    と、 前記ケースにスライド可能に設け、前記転動接点と当接
    する箇所に前記転動接点の転動方向に対して傾斜する傾
    斜面を設けたスライダと、 前記ケースに、非操作時の第1の位置と操作時の第2の
    位置との間を移動可能に装着した操作体と、 前記スライダに装着し、前記スライダの傾斜面により、
    常時、前記転動接点を前記接点に接触させる押圧力が生
    じ、かつ前記転動接点を前記固定接点に接触させる第1
    弾性部材と、 前記操作体に装着し、弾性力が前記第1弾性部材の弾性
    力より大であり、前記操作体を常時第1の位置に位置さ
    せる第2弾性部材と、 前記操作体に設け、操作体がノーマル状態の第1の位置
    に位置するとき前記転動接点と前記接点との間に入って
    いてその転動接点と前記接点とが離れていてスイッチが
    OFF状態にあり、操作体を前記第2弾性部材の弾性力
    に抗して第2の位置に位置させたとき前記転動接点及び
    前記接点から離れて前記第1弾性無事の弾性力により前
    記転動接点が前記接点に接触してスイッチがON状態と
    なる絶縁性の介在体と、 を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090985A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Denso Corp アクセル装置のキックダウンスイッチ
WO2015110283A3 (de) * 2014-01-21 2015-12-03 Hella Kgaa Hueck & Co. Kick-down-element für ein kraftfahrzeug

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