JPH0673760U - フォトマスク基板保持用プレートチャック - Google Patents

フォトマスク基板保持用プレートチャック

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JPH0673760U
JPH0673760U JP1542593U JP1542593U JPH0673760U JP H0673760 U JPH0673760 U JP H0673760U JP 1542593 U JP1542593 U JP 1542593U JP 1542593 U JP1542593 U JP 1542593U JP H0673760 U JPH0673760 U JP H0673760U
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正二 金井
雅誉 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型のフォトマスク基板であっても全体的な
歪や部分的な歪のが発生を防止しつつ良好に固定・保持
することができるフォトマスク基板保持用プレートチャ
ックを提供する。 【構成】 プレートチャック本体1の一部に複数の突条
部2aを設け、突条部2aの上部を基準平面Pに平行と
なる平面に形成し、この平面に低摩擦部材2bを接着し
て載置面2を形成し、これら載置面2の全体の面積を、
該載置面2に載置されるフォトマスク基板5の被載置面
5aの全体の面積に比較して小さくし、かつ、載置面2
に真空吸着孔3を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、フォトマスクの製造工程においてフォトマスクの素材たる フォトマスクブランク等の基板を固定して保持するために用いるフォトマスク基 板保持用プレートチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フォトマスクの製造工程においては、ガラス基板表面に遮光膜等が形 成されたフォトマスクブランクに微細パターンを形成するためにパターン露光が 行われるが、このパターン露光の際には、フォトマスクブランクを所定の位置に 配置して固定する必要がある。この固定手段として、いわゆるプレートチャック が用いられる。
【0003】 図3は従来のプレートチャックの一例の平面図、図4は図3におけるIVーI V線断面図、図5は従来のプレートチャックの他の例の平面図、図6は図5にお けるVIーVI線断面図である。
【0004】 図3及び図4に示される従来例は、アルミニウム等を厚板状にしたプレートチ ャック本体11の載置面12を高フラットネス面に形成し、この載置面12に複 数のループ状のチャック溝13を形成し、これらチャック溝13にそれぞれ真空 吸引通路14の一端を開口し、他端を図示しない真空ポンプに接続するようにし たものである。
【0005】 図5及び図6に示される従来例は、プレートチャック本体21の高フラットネ ス載置面22に網目状のチャック溝23を形成し、このチャック溝23に真空吸 引通路24の一端を開口し、他端を図示しない真空装置に接続するようにしたも のである。
【0006】 上述の従来例は、いずれも、プレートチャック本体11,21の載置面12, 22に載置したシリコンウエハ等の板状体をチャック溝の真空吸引力によって吸 引し、プレートチャック本体11,21の載置面12,22密着させて固定・保 持するようにしたものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来例にあっては、固定対象たる板状体のほぼ全面が、真空 吸引力によって高フラットネスな載置面12,22のほぼ全面に強力に密着状態 に保持される。このため、例えば、図7に示されるように、真空吸着をしない状 態で載置面12に載置したときに該載置面12との間で間隙Eが生ずるような板 状体15を真空吸着した場合、図8に示されるように、真空吸着によって、板状 体15が強制的に載置面12に密着状態にされて板状体15が平坦にされ、間隙 Eが消失する。このため、例えば、板状体15が薄く変形しやすいシリコンウエ ハ等である場合には、平面矯正して保持できるというメリットが得られる。
【0008】 ところが、板状体15が、フォトマスク基板である場合には、以下のような問 題が生ずることがわかった。
【0009】 通常、フォトマスク基板は、高フラットネスなガラス基板で構成される場合が 多く、このガラス基板に遮光膜やレジスト膜を形成して露光・現像等の処理が行 なわれて、微細パターン形成処理が行われる。この微細パターンは極めて高精度 であることが要求されるので、基板の平坦度も厳重に管理され、一定以上の平坦 度のものを用いる。しかしながら、このようにして管理された基板であっても、 その許容範囲内でのわずかな凹凸や湾曲が存在する。このため、これをプレート チャックに載置し、真空吸着した場合には上記と同様に間隙Eの発生・消失が起 こる。
【0010】 ここで、図7に示される間隙Eが消失する際に、フォトマスク基板たる板状体 15に図の矢印で示されるような力Fが働いて板状体15内に生ずる歪を最小に しようとする。しかし、間隙Eが生じている部分以外は、板状体15と載置面1 2とが強力に密着されているので、間隙Eの部分以外では板状体15と載置面1 2との相対位置が移動することが難しく、このため、板状体15の間隙Eが生じ た部分150に歪が生じ、すでに、パターン露光等がなされている場合にはこの パターンを変形させるおそれがある。また、この平坦な状態で、例えば、パター ン露光を施した後、真空吸着を解くと、板状体15は再び元の状態に復帰する。 このため、平坦な状態で露光したパターンの形状が元の状態に復帰することによ ってゆがんでしまうおそれがある。このような問題は、板状体15がもともと平 坦である場合においても、例えば、板状体15と載置面12との間にゴミ等の異 物が介在した場合には、同様の問題が生ずるおそれがある。
【0011】 さらに、他の工程において他のプレートチャックで保持した場合には、他の部 分に部分歪が生じ、例えば、複数のパターンを異なる工程で露光処理した場合に は、この部分歪現象が積算された形となって、互いのパターンに無視できない程 のずれが生ずるおそれもでてくる。以上の問題は、特に、大型のフォトマスク基 板(例えば、縦400mm×横400mm×厚さ5mm程度)の場合に顕著にな る。
【0012】 本考案は、上述の背景のもとでなされたものであり、大型のフォトマスク基板 であっても全体的な歪や部分的な歪のが発生を防止しつつ良好に固定・保持する ことができるフォトマスク基板保持用プレートチャックを提供することを目的と したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本考案にかかるフォトマスク基板保持用プレー トチャックは、 (構成1) フォトマスク基板を真空吸着して固定するフォトマスク基板保持用 プレートチャックにおいて、 プレートチャック本体の一部に1又は2以上の突出部を設け、該突出部の上部 を基準平面に平行となる平面に形成して1又は2以上の載置面を形成し、これら 載置面の全体の面積を、該載置面に載置されるフォトマスク基板の被載置面の全 体の面積に比較して小さくし、かつ、前記載置面を、前記板状体の被載置面に対 して摩擦係数の低い低摩擦部材で構成するとともに、該載置面の少なくとも1つ に真空吸着孔を設けたことを特徴とする構成とし、 この構成1の態様として、 (構成2) 構成1のフォトマスク基板保持用プレートチャックにおいて、 前記載置面の全体の面積を、前記フォトマスク基板の被載置面の全体の面積の 5〜10%にしたことを特徴とする構成とし、 これら構成1又は2の態様として (構成3) 構成1又は2のフォトマスク基板保持用プレートチャックにおいて 、 前記載置面の少なくとも1つは、帯状をなしたものであることを特徴とした構 成とし、 さらに、構成1ないし3のいずれかの態様として、 (構成4) 構成1ないし3のいずれかのフォトマスク基板保持用プレートチャ ックにおいて、 前記低摩擦部材が、ポリフッ化エチレン、ポリアセタール、ポリイミドのうち のいずれかの樹脂からなることを特徴とする構成としたものである。
【0014】
【作用】
上述の構成1によれば、載置面の全体の面積が、フォトマスク基板の被載置面 の全体の面積に比較して小さく、かつ、載置面が低摩擦部材で構成されていると ともに、該載置面に真空吸着孔が設けられていることから、載置面と被載置面と の接触面積が小さくかつ、これらの間の摩擦力が小さい。しかも、真空吸引力は この小さい接触面積の範囲内で作用する。したがって、載置面と被載置面とがほ ぼ全面的に接触して両者が密着される従来のプレートチャックに比較して、固定 ・保持されるフォトマスク用基板に無理な歪が加わるおそれを著しく軽減するこ とが可能となる。すなわち、まず、載置面と被載置面との接触面積が小さいので 、この間にゴミ等の異物が介在する可能性が著しく小さくなる。また、仮に、ゴ ミが介在したりフォトマスク基板に部分的なゆがみがあった場合においても、載 置面と被載置面との接触面積が小さく、かつ、載置面が低摩擦部材で構成されて いるとともに、該載置面に真空吸着孔が設けられていることから、真空吸着の際 に、フォトマスク基板に無理な歪が加わるおそれが著しく軽減される。よって、 微細パターンの変形が生ずるのを効果的に防止し、高精度の微細パターンを形成 することを可能にする。
【0015】 また、構成2によれば、前記載置面の全体の面積を、前記フォトマスク基板の 被載置面の全体の面積の5〜10%にしたことにより、構成1の効果をより顕著 なものとすることができる。
【0016】 さらに、構成3によれば、載置面を帯状にしたことによって接触面積を小さく 保持しつつ全体を保持することができるから、より良好な固定・保持が可能にな る。
【0017】 そして、構成3によれば、入手容易な部材により、特別な加工を施すこともな く載置面を容易に形成することができる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案の一実施例にかかるフォトマスク基板保持用プレートチャックの 断面図、図2は一実施例のフォトマスク基板保持用プレートチャックの平面図で ある。以下、これらの図を参照にしながら一実施例を説明する。
【0019】 図1及び図2において、符号1はプレートチャック本体、符号2は載置面、符 号3は真空吸着溝、符号4は真空吸引通路、符号5はフォトマスク基板である。
【0020】 厚板状のプレートチャック本体1の上部の一部は帯状に突出されて複数の突条 部2aが形成されている。これら突条部2aにはその長手方向に沿って真空吸着 溝3が形成されており、また、真空吸着溝3が形成された部位以外の上部は基準 平面Pに平行な高フラットネス平面に形成され、その上にポリフッ化エチレン樹 脂の膜体からなる低摩擦部材2bが接着されて載置面2を構成するようになって いる。真空吸着溝3の底部には真空吸引通路4の一端が開口され、また、この真 空吸引通路4の他端は図示しない真空ポンプに接続されるようになっている。
【0021】 プレートチャック本体1は、縦約600mm、横約600mm、厚さ約7mm のアルミニウム製のブロックである。突条部2aの幅は約10mm、高さは約1 mmであり、真空吸着溝3の溝幅は約2mmで深さが約2mmである。また、低 摩擦部材2bの厚さは約50μmである。この低摩擦部材2bとしてはテフロン (デュポン社の商標)製のテープを用いた。
【0022】 また、突条部2aの数及びその長さは、この実施例のフォトマスク保持用プレ ーチャックに、縦400mm×横400mmのフォトマスク基板を載置保持した 場合、載置面2の全体の面積が、フォトマスク基板5の被載置面5aの全体の面 積の約10%になるように選定されている。
【0023】 上述の構成のフォトマスク基板保持用プレートチャックで、縦400mm×横 400mm×厚さ5mmのガラス基板上にCr遮光膜及びレジスト膜を順次形成 したフォトマスクブランクを固定・保持し、レジストにレーザー描画を施して現 像し、レジストパターンを得た後、該レジストパターンをマスクに遮光性膜をエ ッチングして遮光性膜パターンを得てフォトマスクを製造した。こうして製造し たフォトマスクのパターンを評価したところ、設計パターンとのずれ量が、従来 のプレートチャックを用いて製造した場合に比較して有為に少ないことが確認さ れた。
【0024】 すなわち、上記フォトマスクブランク上の350mm×350mmのエリアに 測定用の十字パターンを50mmピッチでX方向に8列、Y方向に8行形成する パターン形成工程を上記本発明の実施例のプレートチャックを用いて行った場合 と、従来のプレトチャックで行った場合とで、そのパターン位置の正確度は次の 通りであった。
【0025】 従来のプレートチャックを用いた場合;3σ=0.5〜0.6μm 本実施例プレートチャックを用いた場合;3σ=0.3〜0.4μm ただし、σは、製作したフォトマスクの各パターン位置を座標測定機で測定し て得た実測座標データと、設計座標データとのずれ量の標準偏差である。なお、 ずれ量の比較は、部分歪を最もよく表す各十字パターン間のピッチ(単一ピッチ )を比較することで行った。また、標準偏差はX,Y方向について求めた値の平 均であり、フォトマスク基板の製作枚数は、それぞれ3枚である。
【0026】 このように、一実施例のフォトマスク基板保持用プレートチャックは、載置面 2の全体の面積が、フォトマスク基板5の被載置面5aの全体の面積に比較して 十分に小さく、かつ、載置面2が低摩擦部材2aで構成されているとともに、該 載置面2に真空吸着孔たる真空吸着溝3が設けられていることから、載置面2と 被載置面5aとの接触面積が小さくかつ、これらの間の摩擦力が小さい。しかも 、真空吸引力はこの小さい接触面積の範囲内で作用する。したがって、載置面2 と被載置面5aとがほぼ全面的に接触して両者が密着される従来のプレートチャ ックに比較して、固定・保持されるフォトマスク基板5に無理な歪が加わるおそ れを著しく軽減される。すなわち、まず、載置面2と被載置面5aとの接触面積 が小さいので、この間にゴミ等の異物が介在する可能性が著しく小さくなる。ま た、仮に、ゴミが介在したりフォトマスク基板5に部分的なゆがみがあった場合 においても、載置面2と被載置面5aとの接触面積が小さく、かつ、載置面2が 低摩擦部材2aで構成されているとともに、該載置面2に真空吸着溝3が設けら れていることから、真空吸着の際に、載置面2と被載置面5aとが滑動してフォ トマスク基板5に無理な歪が加わるおそれが極めて小さい。
【0027】 また、上述の一実施例では、載置面2を帯状にしたことによって接触面積を小 さく保持しつつフォトマスク基板全体を保持することができるから、より良好な 固定・保持が可能になる。
【0028】 なお、上述の一実施例では載置面2の全体の面積を、フォトマスク基板5の被 載置面5aの全体の面積の約10%になるようにしたが、これは、5〜20%の 範囲であれば、本発明の効果を十分に発揮させることができる。
【0029】 また、上述の一実施例では突出部たる突条部2aの高さを約1mmとしたが、 この高さは、載置面に載置された被載置体たるフォトマスク基板の被載置面がプ レートチャック本体に接触しないような高さであればよく、通常100μm以上 であれば問題ない。
【0030】 また、プレートチャック本体の材料としてはアルミニウムに限らず、鉄やセラ ミック等でもよい。
【0031】 また、上述の一実施例では、低摩擦部材として、テフロンテープ等の膜体を接 着する例を掲げたが、はけによる塗布、ディップコート法、もしくはスプレーに よる吹き付け等の方法による表面コーティングを施してもよいことは勿論である 。 さらに、低摩擦部材の材料としては、載置面と被載置面との間の滑りを良好 にするような材料であればよく、テフロンの他に例えばポリアセタール、ポリイ ミド等の樹脂を用いてもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のフォトマスク基板保持用プレートチャックは、 プレートチャック本体の一部に1又は2以上の突出部を設け、該突出部の上部を 基準平面に平行となる平面に形成して1又は2以上の載置面を形成し、これら載 置面の全体の面積を、該載置面に載置されるフォトマスク基板の被載置面の全体 の面積に比較して小さくし、かつ、前記載置面を、前記フォトマスク基板の被載 置面に対して摩擦係数の低い低摩擦部材で構成するとともに、該載置面の少なく とも1つに真空吸着孔を設けたもので、これにより、載置面と被載置面とがほぼ 全面的に接触して両者が密着される従来のプレートチャックに比較して、固定・ 保持されるフォトマスク基板に無理な歪が加わるおそれを著しく軽減することを 可能にしたものである。
【提出日】平成5年4月15日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本考案にかかるフォトマスク基板保持用プレー トチャックは、 (構成1) フォトマスク基板を真空吸着して固定するフォトマスク基板保持用 プレートチャックにおいて、 プレートチャック本体の一部に1又は2以上の突出部を設け、該突出部の上部 を基準平面に平行となる平面に形成して1又は2以上の載置面を形成し、これら 載置面の全体の面積を、該載置面に載置されるフォトマスク基板の被載置面の全 体の面積に比較して小さくし、かつ、前記載置面を、前記板状体の被載置面に対 して摩擦係数の低い低摩擦部材で構成するとともに、該載置面の少なくとも1つ に真空吸着孔を設けたことを特徴とする構成とし、 この構成1の態様として、 (構成2) 構成1のフォトマスク基板保持用プレートチャックにおいて、 前記載置面の全体の面積を、前記フォトマスク基板の被載置面の全体の面積の5〜20% にしたことを特徴とする構成とし、 これら構成1又は2の態様として (構成3) 構成1又は2のフォトマスク基板用プレートチャックにおいて、 前記載置面の少なくとも1つは、帯状をなしたものであることを特徴とした構 成とし、 さらに、構成1ないし3のいずれかの態様として、 (構成4) 構成1ないし3のいずれかのフォトマスク基板保持用プレートチャ ックにおいて、 前記低摩擦部材が、ポリフッ化エチレン、ポリアセタール、ポリイミドのうち のいずれかの樹脂からなることを特徴とする構成としたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 また、構成2によれば、前記載置面の全体の面積を、前記フォトマスク基板の 被載置面の全体の面積の5〜20%にしたことにより、構成1の効果をより顕著 なものとすることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 また、突条部2aの数及びその長さは、この実施例のフォトマスク保持用プレ ートチャック に、縦400mm×横400mmのフォトマスク基板を載置保持し た場合、載置面2の全体の面積が、フォトマスク基板5の被載置面5aの全体の 面積の約15%になるように選定されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 なお、上述の一実施例では載置面2の全体の面積を、フォトマスク基板5の被 載置面5aの全体の面積の約15%になるようにしたが、これは、5〜20%の 範囲であれば、本発明の効果を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるフォトマスク基板保
持用プレートチャックの断面図である。
【図2】本考案の一実施例にかかるフォトマスク基板保
持用プレートチャックの平面図である。
【図3】従来のプレートチャックの一例の平面図であ
る。
【図4】図3におけるIVーIV線断面図である。
【図5】従来のプレートチャックの他の例の平面図であ
る。
【図6】図5におけるVIーVI線断面図である。
【図7】従来のプレートチャックの作用説明図である。
【図8】従来のプレートチャックの作用説明図である。
【符号の説明】
1…プレートチャック本体、2…載置面、2a…突条
部、2b…低摩擦部材、3…真空吸着溝、4…真空吸引
通路、5…フォトマスク基板、5a…被載置面。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトマスク基板を真空吸着して固定す
    るフォトマスク基板保持用プレートチャックにおいて、 プレートチャック本体の一部に1又は2以上の突出部を
    設け、該突出部の上部を基準平面に平行となる平面に形
    成して1又は2以上の載置面を形成し、これら載置面の
    全体の面積を、該載置面に載置されるフォトマスク基板
    の被載置面の全体の面積に比較して小さくし、かつ、前
    記載置面を、前記板状体の被載置面に対して摩擦係数の
    低い低摩擦部材で構成するとともに、該載置面の少なく
    とも1つに真空吸着孔を設けたことを特徴とするフォト
    マスク基板保持用プレートチャック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフォトマスク基板保持
    用プレートチャックにおいて、 前記載置面の全体の面積を、前記フォトマスク基板の被
    載置面の全体の面積の5〜10%にしたことを特徴とす
    るフォトマスク基板保持用プレートチャック。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のフォトマスク基
    板保持用プレートチャックにおいて、 前記載置面の少なくとも1つは、帯状をなしたものであ
    ることを特徴としたフォトマスク基板保持用プレートチ
    ャック。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    レートチャックにおいて、 前記低摩擦部材が、ポリフッ化エチレン、ポリアセター
    ル、ポリイミドのうちのいずれかの樹脂からなることを
    特徴とするフォトマスク基板保持用プレートチャック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205813A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Shinko Electric Ind Co Ltd 静電チャック
CN110021546A (zh) * 2018-01-05 2019-07-16 东京毅力科创株式会社 基片处理装置、基片处理方法和计算机存储介质

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