JPH0673646A - 度目微調整装置 - Google Patents

度目微調整装置

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JPH0673646A
JPH0673646A JP11610492A JP11610492A JPH0673646A JP H0673646 A JPH0673646 A JP H0673646A JP 11610492 A JP11610492 A JP 11610492A JP 11610492 A JP11610492 A JP 11610492A JP H0673646 A JPH0673646 A JP H0673646A
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Hidemasa Sakamoto
本 秀 正 坂
Kazuhiko Tamaki
巻 和 彦 田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ニット製品の形状を人体の体型に近い編地の
編成度目を各製品の編成領域ごとに微調整する丸編機に
おける度目微調整装置に係り、体型に製品の形状を編成
領域ごとに編成制御回路による編成プログラムに基づい
て編地の編成度目を自動的に微調整して製品の寸法精度
や品質の向上を図る。 【構成】 編針20で給糸される編糸の度目を変化させ
ながら設定された所定の編成長さの製品の各編成領域を
ファショニング編成すると同時に、他方、各編成領域ご
とに度目を微調整するとき、編成制御回路による編成プ
ログラムに基づいてパルスモータ57を駆動し連動する
カム部材58でローラ54を押動し、ローラの調整槓杆
48を回動させ、受けローラ54でリフター部材42の
当接部を支点として駒部材55及び昇降支軸56を僅か
に上下動させ、昇降筒体6の各当接片6aを上下方向へ
昇降し、昇降筒体で軸受2,2a及び各昇降ピン4を介
して編針シリンダー3を回転しながら昇降し、各編成領
域ごとに度目を自動的に微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ストッキン
グ、パンスト、タイツ及びこれらに類似するニット製品
の形状を人体の体型に近い編地の編成度目を各製品の編
成領域ごとに微調整する丸編機における度目微調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の丸編機の度目調整制御装
置(度目変化制御装置ともいう)は、図3及び図4に示
されるように構成されている。
【0003】即ち、図3及び図4において、丸編機にお
ける機枠1には、軸受2が設けられており、この軸受2
には、編針シリンダ3が昇降ピン4を介して昇降すると
共に傘歯車5によって回転自在に嵌装されている。又、
上記軸受2の下部には、昇降筒体6が抜け落ちないよう
に設けられており、この昇降筒体6の一部には、当接片
6aが付設されている。さらに、上記機枠1には、複数
(図では1個のみ示す)度目調整レバー7が支軸8で揺
動自在に枢着されており、この各度目調整レバー7の複
数の当接部7aに位置する上記機枠1には、周知のファ
ショニングカム9が各度目調整レバー7の各当接部7a
へ当接して回転するように設けられている。さらに又、
上記度目調整レバー7の中程には、作動片7bが上記昇
降筒体(昇降リングともいう)6の当接片6aを上下方
向へ昇降するように付設されている。又、上記ファショ
ニングカム9には、ラチェット歯車10が共軸一体に軸
着されており、このラチェット歯車10は上記機枠1に
枢着されたラッキング機構(間欠送り機構)11による
ラッキング槓杆12及びコイルばね14を有する送り杆
13の送り爪13aで一歯ごとに間欠送りするように構
成されている。
【0004】なお、上記ラチェット歯車10の外周の一
部には、ブレーキ装置15がラチェット歯車10の側面
へ制動を加えるように設けられている。
【0005】従って、上述した丸編機における度目調整
制御装置は、図3に示されるように、例えば、ストッキ
ングを編成する場合、予め、このストッキング本体aに
該当する所定のファショニングカム9を交換して支軸9
aに軸装し、しかる後、編成スタート位置から上記丸編
機の運転を開始すると、上記ラッキングカム装置(間欠
送り機構)11によるラッキング槓杆12及びコイルば
ね14を有する送り杆13の送り爪13aで上記ラチェ
ット歯車10を一歯ごとに間欠送りすることにより、こ
のラチェット歯車10と一体の上記ファショニングカム
9を間欠的に回動するから、このファショニングカム9
に当接する上記各度目調整レバー7の各当接部7aを支
軸8の周りに揺動するので、この度目調整レバー7の作
動片7bが上記昇降筒体6の当接片6aを上下方向へ昇
降する。すると、この昇降リング6が上記軸受2及び昇
降ピン4を介して上記編針シリンダー3を回転しながら
上下方向に昇降するから、これにより上記編針シリンダ
ー3の編針(図示されず)が給糸される編糸の度目を変
化させながら設定された所定の編成長さのストッキング
を編成する。
【0006】即ち、上記ファショニングカム9の形状と
各度目調整レバー7の各当接部7aの位置は、図3に示
されるように、例えば、ストッキング本体aのゴム部
e、パンテイ部p、ガータ部g、レング部l、トウ部t
等の各編成領域に対応して調整してファショニング編成
され、上記ファショニングカム9は各編成領域の度目を
調整している。
【0007】このように上述した丸編機における度目調
整制御装置は、各編成領域に対応して度目を調整するこ
とにより、ストッキング本体aのゴム部e、パンテイ部
p、ガータ部g、レング部l、トウ部tをファショニン
グ編成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た度目調整制御装置を備えた丸編機は、上記ファショニ
ングカム9の形状や各度目調整レバー7の各当接部7a
の調整を、例えば、ストッキング本体aのゴム部e、パ
ンテイ部p、ガータ部g、レング部l、トウ部t等の各
編成領域に対応して手作業により度目調整している関係
上、熟練を要し、時間と労力を費すばかりでなく、上記
ファショニングカム9自体の形状が限定されているか
ら、例えば、ストッキング本体aの先行編成領域から後
行編成領域へ移行する過程で微細な度目変化によるファ
ショニング編成が困難である。
【0009】又一方、上記ファショニングカム自体をパ
ルスモータで制御することにより、ストッキング本体a
のレング部lの度目制御が可能のものも既に本出願人に
よって提案されているけれども(例えば、特公平3−6
0942号)、編成全領域に亘って微細な変化の度目調
整によるファショニング編成は困難である。
【0010】他方、最近、ストッキング、パンストやタ
イツ等の編成効率の向上を図るために、編針シリンダー
3の回転速度が約200RPMから約1000〜150
0RPM程度の高速回転に改良したものも提案されてお
り、これに起因して、上記編針シリンダー3の編針とニ
ッテングヘッドの各カムとの摩擦抵抗により、連続運転
中に上記編針シリンダー3等が約70〜80℃程度に発
熱して、上記編針シリンダ3が軸方向に約0、15〜
0、2mm程度に熱膨脹するため、この状態で編成される
ストッキング、パンスト、タイツ等の編成長さは、編成
プログラムに入力して設定された基準編成長さよりも、
約10〜15%程度の長いバラツキ(編地の乱寸)が発
生して編成された製品(ワーク)の品質を損い、製品の
信頼性に問題を生じている。
【0011】本発明は、上述した問題を解消するため
に、編成されるストッキング、パンスト、タイツ及びこ
れらに類似するニット製品等による製品(ワーク)の形
状を人体の体型に近い編地の編成度目を各製品の編成領
域ごとに編成制御回路による編成プログラムに基づいて
自動的に微調整し、編成される糸の度目を変化させなが
ら製品の寸法精度や品質の向上を図るようにした丸編機
における度目微調整装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラッキングカ
ム装置及びファショニングカム装置による度目調整装置
を備えた丸編機において、編針シリンダを昇降する昇降
筒体より下の機枠に水平支持体を設け、この水平支持体
の一端部に上記ファショニングカム装置の度調本体を枢
着し、この度調本体の一部にリフター部材を当接すると
共に上記昇降筒体を昇降するように設け、上記度調本体
の反対側の水平支持体に条溝を有する支承体を立設し、
この支承体の近傍の上記機枠に調整槓杆を枢着し、この
調整槓杆の一端部にローラを付設し、このローラにカム
部材を当接すると共に度目調整回路によって駆動するパ
ルスモータへ連動して設け、上記調整槓杆の他端部に受
けローラを上記支承体へ嵌合して付設し、この受けロー
ラに駒部材を当接すると共に上記支承体へ嵌装し、上記
リフター部材の他端部に昇降支軸を上記駒部材及び上記
支承体の各条溝に沿って昇降するように跨がって設けた
ものである。
【0013】
【作用】本発明は、予め、所定のファショニングカムを
交換して支軸に軸装し、しかる後、編成スタート位置か
ら上記丸編機の運転を開始すると、上記ラッキングカム
装置によるラッキング杆及びコイルばねを有する送り杆
の送り爪で上記ラチェット歯車を一歯ごとに間欠送り
し、このラチェット歯車と一体の上記ファショニングカ
ムを間欠的に回動し、このファショニングカム及びファ
ショニングドラムの各カム部に当接する上記各度目調整
レバーの各当接部を支軸の周りに揺動し、この各度目調
整レバーに当接する度調本体を支軸の周りに揺動し、こ
の度調本体に当接しているリフター部材を昇降支軸を支
点にして上記昇降筒体の各当接片を上下方向へ昇降し、
この昇降筒体で上記軸受及び昇降ピンを介して上記編針
シリンダーを回転しながら昇降し、上記編針で給糸され
る編糸の度目を変化させながら設定された所定の編成長
さの製品の各編成領域をファショニング編成すると同時
に、他方、各編成領域ごとに度目を微調整するとき、編
成制御回路による編成プログラムに基づいてパルスモー
タを駆動し、このパルスモータに連動するカム部材でロ
ーラを押動し、このローラの調整槓杆をピン軸の周りに
揺動し、この調整槓杆の受けローラで上記リフター部材
の当接部を支点として駒部材及び昇降支軸を僅かに上下
動し、このリフター部材で上記昇降筒体の各当接片を上
下方向へ昇降し、この昇降筒体で上記軸受及び各昇降ピ
ンを介して上記編針シリンダーを回転しながら昇降し、
各編成領域ごとに度目を自動的に微調整し、編成される
編糸の度目を変化させながら寸法精度や品質の向上を図
るものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
【0015】なお、本発明は、上述した具体例と同一構
成部材には、同じ符号を付して説明する。
【0016】図1乃至図3において、符号1は、丸編機
における機枠であって、この機枠1には、各軸受2、2
aが設けられており、この各軸受2、2aには、編針シ
リンダ3が昇降ピン4を介して昇降すると共に傘歯車5
によって回転自在に嵌装されている。又、上記軸受2の
下部には、昇降筒体(昇降リングともいう)6が抜け落
ちないように設けられており、この昇降筒体6の下部に
は、一対の当接片6aが対蹠して後述するリフター部材
42の各受座42cへ当接するように垂設されている。
さらに、上記編針シリンダ3の外周には、多数の編針2
0が摺動自在に嵌装されており、この各編針20の外側
に位置する上記機枠1の内周には、各カム21a、21
bが上記各編針20の各バットを昇降するように設けら
れている。さらに又、上記編針シリンダ3の上部には、
シンカーベット22が水平に取付けられており、このシ
ンカーベット22の上面に半径方向に刻設された多数の
ガイド溝(図示されず)には、各シンカー23がシンカ
ーカム24によって半径方向へ摺動自在に設けられてい
る。又、上記編針シリンダ3の上端部には、トップシリ
ンダー25が上記各シンカー23を案内するように設け
られており、このトップシリンダー25は上記傘歯車5
と一体の筒部5aにコイルばね26の弾力で下方へ付勢
して設けられている。
【0017】一方、図1及び図2に示されるように、上
記昇降筒体6の近傍の上記機枠1には、ラッキングカム
装置27及びファショニングカム装置28が設置されて
いる。
【0018】 a) ラッキングカム装置(間欠送り機構) 図1及び図2において、上記昇降筒体6の近傍の上記機
枠1には、周知のラッキングカム29が回転軸29aと
一体にして、しかも、前記編針シリンダ3と同期して回
転するように軸装されており、このラッキングカム29
の傍らの上記機枠1には、ラッキング杆30の基部30
aが支軸31で揺動自在に枢着されている。又、上記ラ
ッキング杆30の自由端部には、ローラ30bが上記ラ
ッキングカム29へ各コイルばね32a、32bの弾力
で当接するように付設されており、上記ラッキング杆3
0の中程には、送り杆33の一端部33aがピン34で
連結されている。さらに、この送り杆33の他端部33
bには、送り爪33cが上記ファショニングカム装置2
8のラチェット歯車38を一歯ごとに間欠送りするよう
に付設されており、上記送り杆33の他端部33bの近
傍の静止部材(図示されず)には、例えば、ロータリー
ソレノイドのような往復回動モータ35が設けられてい
る。さらに又、この往復回動モータ35の出力軸には、
係止ピン35aが上記上記送り杆33の他端部33bを
上記各コイルばね32a、32bの弾力に抗して引上げ
て上記送り爪33cを上記ラチェット歯車38から離間
して間欠送りを休止するように付設されている。
【0019】b) ファショニングカム装置 図2において、上記昇降筒体6の近傍の上記機枠1に
は、ファショニングカム装置28におけるファショニン
グドラム36と一体の回転軸36aが上記昇降筒体6に
対して直交すると共に水平にして回転自在に軸装されて
おり、このファショニングドラム36の外周には、複数
(図では7個)のカム36bが、例えば、図3に示され
るように、ストッキング本体aのゴム部e、パンテイ部
p、ガータ部g、レング部l、トウ部t等の各編成領域
に対応して度目調整するように添設されている。又、上
記送り爪33cの近傍のファショニングドラム36の一
側には、ファショニングカム37とラチェット歯車38
が共軸一体に軸装されており、このラチェット歯車38
は上記送り爪33cで一歯ごとの間欠送りされている。
又一方、図1及び図2に示されるように、上記昇降筒体
6より下の機枠1には、水平支持体39が水平に設けら
れており、この水平支持体39の一端部には、一対の耳
片39aが立上がって形成されている。さらに又、この
両耳片39aには、上記ファショニングカム装置28に
おける二股状をなす度調本体40が支軸41で揺動自在
に枢着されており、この度調本体40の第1腕杆40a
には、リング状をなすリフター部材42が突当ねじ杆4
2aを介して当接すると共に上記昇降筒体6の各当接片
6aを支承して昇降するように設けられている。又、上
記度調本体40には、第2腕杆40bが上記ファショニ
ングドラム36の各カム36b側へ僅かに傾斜して形成
されており、この第2腕杆40bの基部には、複数(図
では7個)の腕杆43がピン軸44で揺動自在に枢着さ
れている。さらに、この各腕杆43の自由端部は上記各
カム36bへ各調整ねじ45で各編成領域に対応して度
目調整して当接するように付設されており、この各腕杆
43は上記度調本体40の第1腕杆40aを介して上記
昇降筒体6を昇降動作する。
【0020】c) 度目微調整装置 図1及び図2において、上記度調本体40の反対側の上
記水平支持体39には、断面が略U字状をなす支承体4
6が垂直に立設されており、この支承体46の中程に
は、垂直方向をなす一対の条溝47が上記支軸41に平
行して形成されている。又、上記支承体46の近傍の上
記機枠1には、補助枠1aが垂直に立設されており、こ
の補助枠1aには、調整槓杆48がピン軸49で揺動自
在に枢着されている。さらに、この調整槓杆49の一部
には、補助レバー50がピン51で枢着されており、こ
の補助レバー50の自由端部には、ローラ52が付設さ
れている。さらに又、このローラ52の位置する上記調
整槓杆48の端部には、位置決め調整ねじ53が上記補
助レバー50を位置決めして支承するように付設されて
おり、上記調整槓杆48の他端部は上記支承体46の底
部へ延設されている。又、上記調整槓杆48の他端部に
は、受けローラ54が上記支承体46へ嵌合すると共に
当接して付設されており、この受けローラ54上には、
駒部材55が当接すると共に上記支承体46へ緩く嵌装
されている。さらに、この駒部材55の中程には、垂直
方向をなす一対の条溝55aが上記両条溝47に平行し
て形成されており、上記リフター部材42の他端部42
bには、例えば、ボールベアリングのような一対のロー
ラ56aを有する昇降支軸56が上記駒部材55の両条
溝55a及び上記支承体46の両条溝47に沿って昇降
するように跨がって設けられている。
【0021】他方、図1及び図2に示されるように、上
記補助枠1aの一側部には、パルスモータ57が度目調
整回路(図示されず)によって駆動するように取付けら
れており、このパルスモータ57の出力軸57aには、
例えば、インボリュート曲線を有する円板状のカム部材
58が歯車変速機構59を介して上記補助レバー50の
ローラ52へ当接するように設けられている。なお、図
1に示されるように、前記ラチェット歯車38の両側に
は、一対のブレーキ板60が制動を加えるように設けら
れている。
【0022】以下、本発明の作用について説明する。
【0023】1). 度目調整作用 従って、予め、所定のファショニングカム37を交換し
て支軸36aに軸装し、しかる後、このファショニング
カム37を編成スタート位置から上記丸編機の運転を開
始すると、上記ラッキングカム装置27によるラッキン
グ杆30及び各コイルばね32a、32bを有する送り
杆33の送り爪33cで上記ラチェット歯車38を一歯
ごとに間欠送りする。すると、このラチェット歯車38
と一体の上記ファショニングカム37を間欠的に回動
し、このファショニングカム37に当接する上記各度目
調整レバー43の各当接部を支軸44の周りに揺動し、
この各度目調整レバー43に当接する度調本体40の第
2腕杆40bを支軸41の周りに揺動し、この度調本体
40の第1腕杆40aがこれに当接された突当ねじ杆4
2aを介して上記リフター部材42を昇降支軸56を支
点として上記昇降筒体6の各当接片6aを上下方向へ昇
降し、この昇降筒体6が上記軸受2、2a及び昇降ピン
4を介して上記編針シリンダー3を回転しながら昇降
し、上記編針20で給糸される編糸の度目を変化させな
がら設定された所定の各編成領域をファショニング編成
する。
【0024】2). 度目微調整作用 図3に示されるように、例えば、ストッキング本体aの
ゴム部e、パンテイ部p、ガータ部g、レング部l、ト
ウ部t等の各編成領域ごとに度目を同時に、微調整する
とき、編成制御回路(図示されず)による編成プログラ
ムに基づいてパルスモータ57を駆動し、このパルスモ
ータ57に連動するカム部材58でローラ52を押動
し、このローラ52の調整槓杆48をピン軸49の周り
に回動し、この調整槓杆48の受けローラ54で上記リ
フター部材42の突当ねじ杆42aの当接部を支点とし
て駒部材55及び昇降支軸56を両条溝47、55aに
沿って僅かに上下動し、このリフター部材42の各受座
42cで上記昇降筒体6の各当接片6aを上下方向へ僅
かに昇降し、この昇降筒体6で上記軸受2、2a及び各
昇降ピン4を介して上記編針シリンダー3を回転しなが
ら昇降する。
【0025】このように本発明は各編成領域ごとに対応
して度目を自動的に微調整し、ストッキング本体aのゴ
ム部e、パンテイ部p、ガータ部g、レング部l、トウ
部tを編糸の度目を変化させながら寸法精度や品質向上
を図っている。
【0026】なお、本発明の度目微調整装置はカム部材
を適用した具体例について説明したけれども、本発明の
要旨を変更しない範囲内で、例えば、リンク機構やパル
スモータを使用した調整螺杆に設計変更することは自由
である。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ラッ
キングカム装置及びファショニングカム装置による度目
調整装置を備えた丸編機において、編針シリンダを昇降
する昇降筒体より下の機枠に水平支持体を設け、この水
平支持体の一端部に上記ファショニングカム装置の度調
本体を枢着し、この度調本体の一部にリフター部材を当
接すると共に上記昇降筒体を昇降するように設け、上記
度調本体の反対側の水平支持体に条溝を有する支承体を
立設し、この支承体の近傍の上記機枠に調整槓杆を枢着
し、この調整槓杆の一端部にローラを付設し、このロー
ラにカム部材を当接すると共に度目調整回路によって駆
動するパルスモータへ連動して設け、上記調整槓杆の他
端部に受けローラを上記支承体へ嵌合して付設し、この
受けローラに駒部材を当接すると共に上記支承体へ嵌装
し、上記リフター部材の他端部に昇降支軸を上記駒部材
及び上記支承体の各条溝に沿って昇降するように跨がっ
て設けてあるので、各製品の編成領域ごとに編成制御回
路による編成プログラムに基づいて編地の編成度目を自
動的に微調整して良好なフィット性のある製品を編成で
きるばかりでなく、編成される糸の度目を変化させなが
ら製品の品質や寸法精度の向上を図ることができると共
に、既設の度目調整装置を備えた丸編機にも適用できる
等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の丸編機における度目微調整装置の一部
を破截して示す正面図。
【図2】同上平面図。
【図3】丸編機で編成されるストッキングの各編成領域
を説明するための図。
【図4】従来の丸編機における度目調整装置の一部を破
截して示す正面図。
【符号の説明】
1 機枠 3 編針シリンダー 6 昇降リング 27 ラッキングカム装置 28 ファショニングカム装置 39 水平支持体 40 度調本体 42 リフター部材 46 支承体 47 条溝 48 調整槓杆 52 ローラ 55 駒部材 56 昇降支軸 57 パルスモータ 58 カム部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラッキングカ
ム装置及びファショニングカム装置による度目調整装置
を備えた丸編機において、編針シリンダを昇降する昇降
筒体より下の機枠に水平支持体を設け、この水平支持体
の一端部に上記ファショニングカム装置の度調本体を枢
着し、この度調本体の一部にリフター部材を一端部で当
接してその作用を受け上記昇降筒体を昇降するように設
け、度目調整回路からの度目微調整信号に応じて駆動さ
れるパルスモータの駆動に応じて、前記リフター部材の
他端に作用し、リフター部材を上下に昇降させる機構を
設けたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ラッ
キングカム装置及びファショニングカム装置による度目
調整装置を備えた丸編機において、編針シリンダを昇降
する昇降筒体より下の機枠に水平支持体を設け、この水
平支持体の一端部に上記ファショニングカム装置の度調
本体を枢着し、この度調本体の一部にリフター部材を当
接してその作用を受け上記昇降筒体を昇降するように設
け、度目調整回路からの度目微調整信号に応じて駆動さ
れるパルスモータと、このパルスモータの駆動に応じ
て、前記リフター部材の他端に作用し、リフター部材を
上下に昇降させる機構を設けてあるので、各製品の編成
領域ごとに編成制御回路による編成プログラムに基づい
て編地の編成度目を自動的に微調整して良好なフィット
性のある製品を編成できるばかりでなく、編成される糸
の度目を変化させながら製品の品質や寸法精度の向上を
図ることができると共に、既設の度目調整装置を備えた
丸編機にも適用できる等の優れた効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラッキングカム装置及びファショニングカ
    ム装置による度目調整装置を備えた丸編機において、人
    体の体型に近い編地の編成度目を各製品の編成領域ごと
    に微調整するため、編針シリンダを昇降する昇降筒体よ
    り下の機枠に設けられた水平支持体と、この水平支持体
    の一端部に枢着された上記ファショニングカム装置の度
    調本体と、この度調本体の一部に当接すると共に上記昇
    降筒体を昇降するように設けられたリフター部材と、上
    記度調本体の反対側の水平支持体に立設された条溝を有
    する支承体と、この支承体の近傍の上記機枠に枢着され
    た調整槓杆と、この調整槓杆の一端部に付設されたロー
    ラと、このローラに当接すると共に度目調整回路によっ
    て駆動するパルスモータへ連動して設けられたカム部材
    と、上記調整槓杆の他端部に上記支承体へ嵌合して付設
    された受けローラと、この受けローラに当接すると共に
    上記支承体へ嵌装された駒部材と、上記リフター部材の
    他端部に上記駒部材及び上記支承体の各条溝に沿って昇
    降するように跨がって設けられた昇降支軸とを具備した
    ことを特徴とする度目微調整装置。
JP11610492A 1991-11-21 1992-05-08 度目微調整装置 Expired - Lifetime JP2703453B2 (ja)

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US07/979,182 US5287709A (en) 1991-11-21 1992-11-20 Stitch density adjusting device of circular knitting machine
ITRM930294A IT1261477B (it) 1992-05-08 1993-05-07 Dispositivo regolatore di densita' di maglie in una macchina per maglieria circolare.

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113355795A (zh) * 2021-05-25 2021-09-07 泉州精镁科技有限公司 一种新型送纱机构及其应用

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CN113355795A (zh) * 2021-05-25 2021-09-07 泉州精镁科技有限公司 一种新型送纱机构及其应用

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ITRM930294A1 (it) 1994-11-07

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