JPH0673605A - ヘルメットのシールド開閉機構 - Google Patents
ヘルメットのシールド開閉機構Info
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- JPH0673605A JPH0673605A JP22877092A JP22877092A JPH0673605A JP H0673605 A JPH0673605 A JP H0673605A JP 22877092 A JP22877092 A JP 22877092A JP 22877092 A JP22877092 A JP 22877092A JP H0673605 A JPH0673605 A JP H0673605A
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- holder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で確実にシールド全閉状態を保持
することができるヘルメットのシールド開閉機構を提供
すること。 【構成】 ベース20に円柱状のストッパ用突起25を
突設するとともに、シールドホルダー30に形成された
ガイド溝31の端部に、シールド4の全閉時に前記スト
ッパ用突起25に嵌合すべき切欠円状のストッパ溝33
を形成する。本発明によれば、シールド4の全閉時に
は、シールドホルダー30に形成されたストッパ溝33
がベース20に形成されたストッパ用突起25に密に嵌
合するため、シールド4の全閉状態が簡単な構成で確実
に保持され、シールド4が容易に開くことがない。そし
て、ストッパを構成するストッパ用突起25とストッパ
溝33はガイド突起21やガイド溝31とは別設される
ため、従来要していた剛性アップのためのボスや滑りを
良くするための潤滑剤が不要となる。
することができるヘルメットのシールド開閉機構を提供
すること。 【構成】 ベース20に円柱状のストッパ用突起25を
突設するとともに、シールドホルダー30に形成された
ガイド溝31の端部に、シールド4の全閉時に前記スト
ッパ用突起25に嵌合すべき切欠円状のストッパ溝33
を形成する。本発明によれば、シールド4の全閉時に
は、シールドホルダー30に形成されたストッパ溝33
がベース20に形成されたストッパ用突起25に密に嵌
合するため、シールド4の全閉状態が簡単な構成で確実
に保持され、シールド4が容易に開くことがない。そし
て、ストッパを構成するストッパ用突起25とストッパ
溝33はガイド突起21やガイド溝31とは別設される
ため、従来要していた剛性アップのためのボスや滑りを
良くするための潤滑剤が不要となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前部開口部が開閉自在
なシールドによって覆われるヘルメットのシールド開閉
機構に関する。
なシールドによって覆われるヘルメットのシールド開閉
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車等に乗る際に着用する
ヘルメットとして、走行中に風雨や埃等からライダーの
顔を保護するために本体の前部開口部を透明なシールド
で覆ったものが知られている。
ヘルメットとして、走行中に風雨や埃等からライダーの
顔を保護するために本体の前部開口部を透明なシールド
で覆ったものが知られている。
【0003】ところで、上記シールドはヘルメット本体
に開閉自在に取り付けられるが、該シールドの開閉機構
としては、例えばヘルメット本体の両側部に結着される
ベースと、ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールド
の両端を前記ベースに回動自在に取り付けるシールドホ
ルダーと、該シールドホルダーに係合するカバーを含ん
で構成され、前記シールドホルダーに形成された円弧状
ガイド溝に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合
せしめて前記シールドの開閉動にクリック感を付与する
ようにしたものが知られている(特願平2−30923
8号参照)。
に開閉自在に取り付けられるが、該シールドの開閉機構
としては、例えばヘルメット本体の両側部に結着される
ベースと、ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールド
の両端を前記ベースに回動自在に取り付けるシールドホ
ルダーと、該シールドホルダーに係合するカバーを含ん
で構成され、前記シールドホルダーに形成された円弧状
ガイド溝に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合
せしめて前記シールドの開閉動にクリック感を付与する
ようにしたものが知られている(特願平2−30923
8号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かるシールド開閉機
構には、シールドの全閉状態を保持するためのストッパ
が設けられるが、従来はガイド突起のガイド溝との係合
によってシールド全閉時のストッパ機能を発揮させてい
たが、このストッパ機能を確実ならしめるにはシールド
全閉時のガイド突起とガイド溝とを緊密に係合させねば
ならず、このためシールドホルダーのガイド溝近傍には
剛性を高めるためのボスを設けたり、ガイド突起やガイ
ド溝にシリコンオイル等の潤滑剤を塗布する必要があっ
た。
構には、シールドの全閉状態を保持するためのストッパ
が設けられるが、従来はガイド突起のガイド溝との係合
によってシールド全閉時のストッパ機能を発揮させてい
たが、このストッパ機能を確実ならしめるにはシールド
全閉時のガイド突起とガイド溝とを緊密に係合させねば
ならず、このためシールドホルダーのガイド溝近傍には
剛性を高めるためのボスを設けたり、ガイド突起やガイ
ド溝にシリコンオイル等の潤滑剤を塗布する必要があっ
た。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、簡単な構成で確実にシールド
閉状態を保持することができるヘルメットのシールド開
閉機構を提供することにある。
で、その目的とする処は、簡単な構成で確実にシールド
閉状態を保持することができるヘルメットのシールド開
閉機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、ヘルメット本体の両側部に結着されるベース
と、ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールドの両端
を前記ベースに回動自在に取り付けるシールドホルダー
と、該シールドホルダーに係合するカバーを含んで構成
され、前記シールドホルダーに形成された円弧状ガイド
溝に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合せしめ
て前記シールドの開閉動にクリック感を付与するように
したヘルメットのシールド開閉機構において、前記ベー
スに円柱状のストッパ用突起を突設するとともに、前記
シールドホルダーに形成された前記ガイド溝の端部に、
前記シールドの全閉時に前記ストッパ用突起に嵌合すべ
き切欠円状のストッパ溝を形成したことをその特徴とす
る。
発明は、ヘルメット本体の両側部に結着されるベース
と、ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールドの両端
を前記ベースに回動自在に取り付けるシールドホルダー
と、該シールドホルダーに係合するカバーを含んで構成
され、前記シールドホルダーに形成された円弧状ガイド
溝に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合せしめ
て前記シールドの開閉動にクリック感を付与するように
したヘルメットのシールド開閉機構において、前記ベー
スに円柱状のストッパ用突起を突設するとともに、前記
シールドホルダーに形成された前記ガイド溝の端部に、
前記シールドの全閉時に前記ストッパ用突起に嵌合すべ
き切欠円状のストッパ溝を形成したことをその特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、シールドの全閉時には、シー
ルドホルダーに形成された切欠円状のストッパ溝がベー
スに突設された円柱状のストッパ用突起に嵌合するた
め、シールドの全閉状態が簡単な構成で確実に保持さ
れ、シールドが容易に開くことがない。
ルドホルダーに形成された切欠円状のストッパ溝がベー
スに突設された円柱状のストッパ用突起に嵌合するた
め、シールドの全閉状態が簡単な構成で確実に保持さ
れ、シールドが容易に開くことがない。
【0008】そして、ストッパを構成するストッパ用突
起とストッパ溝はガイド突起やガイド溝とは別設される
ため、シールド全閉状態においても、ガイド突起とガイ
ド溝との嵌合は他の開状態のときと同じ状態に保たれる
(つまり、シールド全閉時のガイド突起とガイド溝とを
特に緊密に(きつく)嵌合させる必要がない)ため、従
来のような剛性アップのためのボスや滑りを良好にする
ための潤滑剤が不要となる。
起とストッパ溝はガイド突起やガイド溝とは別設される
ため、シールド全閉状態においても、ガイド突起とガイ
ド溝との嵌合は他の開状態のときと同じ状態に保たれる
(つまり、シールド全閉時のガイド突起とガイド溝とを
特に緊密に(きつく)嵌合させる必要がない)ため、従
来のような剛性アップのためのボスや滑りを良好にする
ための潤滑剤が不要となる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本発明に係るシールド開閉機構の分
解斜視図、図2はベースの正面図、図3は図2のA−A
線断面図、図4はシールドホルダーの正面図、図5は図
4のB−B線断面図、図6は図4のC−C線断面図、図
7はカバーの裏面図、図8は図7のD−D線断面図、図
9はシールド全開時の状態を示すシールド開閉機構の正
断面図、図10はシールド全閉時の状態を示すシールド
開閉機構の正断面図、図11はストッパ部の拡大詳細図
である。
解斜視図、図2はベースの正面図、図3は図2のA−A
線断面図、図4はシールドホルダーの正面図、図5は図
4のB−B線断面図、図6は図4のC−C線断面図、図
7はカバーの裏面図、図8は図7のD−D線断面図、図
9はシールド全開時の状態を示すシールド開閉機構の正
断面図、図10はシールド全閉時の状態を示すシールド
開閉機構の正断面図、図11はストッパ部の拡大詳細図
である。
【0011】本実施例に係るヘルメット1は所謂フルフ
ェイスタイプのものであって、これの本体2はFRP等
のプラスチックで一体成形され、その前部開口部3は透
明樹脂で成形された開閉自在なシールド4によって覆わ
れる。
ェイスタイプのものであって、これの本体2はFRP等
のプラスチックで一体成形され、その前部開口部3は透
明樹脂で成形された開閉自在なシールド4によって覆わ
れる。
【0012】而して、上記シールド4は、その両端部が
本発明に係るシールド開閉機構10によってヘルメット
本体2の両側部に回動自在に取り付けられている。
本発明に係るシールド開閉機構10によってヘルメット
本体2の両側部に回動自在に取り付けられている。
【0013】ここで、本発明に係る上記シールド開閉機
構10の構成の詳細を説明する。尚、シールド開閉機構
10はヘルメット本体2の両側部に設けられるが、ここ
では一方の構成のみ説明する。
構10の構成の詳細を説明する。尚、シールド開閉機構
10はヘルメット本体2の両側部に設けられるが、ここ
では一方の構成のみ説明する。
【0014】シールド開閉機構10は、ヘルメット本体
2の側部に結着されるベース20と、前記シールド4の
端部に結着され、前記ベース20に回動自在に枢着され
るシールドホルダー30と、該シールドホルダー30に
係合してこのシールドホルダー30やベース20を外側
から覆うカバー40を含んで構成されており、ベース2
0、シールドホルダー30及びカバー40は全て樹脂に
て一体成形されている。
2の側部に結着されるベース20と、前記シールド4の
端部に結着され、前記ベース20に回動自在に枢着され
るシールドホルダー30と、該シールドホルダー30に
係合してこのシールドホルダー30やベース20を外側
から覆うカバー40を含んで構成されており、ベース2
0、シールドホルダー30及びカバー40は全て樹脂に
て一体成形されている。
【0015】前記ベース20は、図2及び図3に詳細に
示すように、略長円形に成形され、その長さ方向両端部
には半円筒状のガイド突起21、円筒状のボス22がそ
れぞれ一体に突設されており、これらの中心部にはねじ
孔23,24が各々穿設されている。又、ベース20の
上記ガイド突起21の近傍には小径の円柱状ストッパ用
突起25が突設されている。
示すように、略長円形に成形され、その長さ方向両端部
には半円筒状のガイド突起21、円筒状のボス22がそ
れぞれ一体に突設されており、これらの中心部にはねじ
孔23,24が各々穿設されている。又、ベース20の
上記ガイド突起21の近傍には小径の円柱状ストッパ用
突起25が突設されている。
【0016】ところで、本実施例では、前記シールドホ
ルダー30の抜け止めのための係止爪26が前記ガイド
突起21の上端に一体に形成されており、前記ボス22
の上端にも同様の3つの係止爪27が等角度ピッチ(1
20°ピッチ)で一体に形成されている。
ルダー30の抜け止めのための係止爪26が前記ガイド
突起21の上端に一体に形成されており、前記ボス22
の上端にも同様の3つの係止爪27が等角度ピッチ(1
20°ピッチ)で一体に形成されている。
【0017】前記シールドホルダー30には、図4乃至
図6に詳細に示すように、円弧状のガイド溝31と、前
記ベース20のボス22に嵌め込まれるべき孔32が穿
設されており、ガイド溝31にはシールド4の開閉動に
よってベース20のガイド突起21が段階的に嵌合すべ
き4つの円弧状凹部31a,31b,31c,31dと
切欠部31eが形成されている。そして、凹部31aと
切欠部31eの間にはストッパ爪31fが設けられてい
る。又、孔32には前記ベース20のボス22に一体に
形成された3つの係止爪27が貫通すべき3つの切欠き
32aが等角度ピッチ(120°ピッチ)で形成されて
いる。
図6に詳細に示すように、円弧状のガイド溝31と、前
記ベース20のボス22に嵌め込まれるべき孔32が穿
設されており、ガイド溝31にはシールド4の開閉動に
よってベース20のガイド突起21が段階的に嵌合すべ
き4つの円弧状凹部31a,31b,31c,31dと
切欠部31eが形成されている。そして、凹部31aと
切欠部31eの間にはストッパ爪31fが設けられてい
る。又、孔32には前記ベース20のボス22に一体に
形成された3つの係止爪27が貫通すべき3つの切欠き
32aが等角度ピッチ(120°ピッチ)で形成されて
いる。
【0018】ところで、本実施例においては、シールド
ホルダー30の前記ガイド溝31の端部(前記凹部31
dに隣接する端部)には、シールド4の全閉時にベース
20に突設された前記ストッパ用突起25が嵌合すべき
切欠円状のストッパ溝33が形成されており、このスト
ッパ溝33の近傍には、この部分の剛性を下げて若干の
変形を許容するための2つの円孔34が穿設されてい
る。又、同様の円弧状溝35がガイド溝31の近傍に形
成されている。
ホルダー30の前記ガイド溝31の端部(前記凹部31
dに隣接する端部)には、シールド4の全閉時にベース
20に突設された前記ストッパ用突起25が嵌合すべき
切欠円状のストッパ溝33が形成されており、このスト
ッパ溝33の近傍には、この部分の剛性を下げて若干の
変形を許容するための2つの円孔34が穿設されてい
る。又、同様の円弧状溝35がガイド溝31の近傍に形
成されている。
【0019】更に、このシールドホルダー30の前側部
分(シールド4が取り付けられる側の部分)の上下には
ねじ孔36が穿設されており、後側部分にはU字状の係
合溝37が形成されている。又、同シールドホルダー3
0の上側部分には切欠溝38が形成されており、その一
部には係止段部38aが形成されており、下側部分に
は、上方への押し上げ操作によって上方へ撓み変形する
ばね状のロック爪39が形成されている。
分(シールド4が取り付けられる側の部分)の上下には
ねじ孔36が穿設されており、後側部分にはU字状の係
合溝37が形成されている。又、同シールドホルダー3
0の上側部分には切欠溝38が形成されており、その一
部には係止段部38aが形成されており、下側部分に
は、上方への押し上げ操作によって上方へ撓み変形する
ばね状のロック爪39が形成されている。
【0020】前記カバー40は、図7及び図8に詳細に
示すように、前記シールドホルダー30と略同形状に成
形されており、その裏面側には、シールドホルダー30
の外周縁に嵌合すべき3つの係合片41,42,43が
一体に形成されており、その上側及び後側(図7の左側
部分)には、シールドホルダー30に形成された前記係
止段部38a、係合溝37に係合すべきリブ44,45
がそれぞれ形成されている。
示すように、前記シールドホルダー30と略同形状に成
形されており、その裏面側には、シールドホルダー30
の外周縁に嵌合すべき3つの係合片41,42,43が
一体に形成されており、その上側及び後側(図7の左側
部分)には、シールドホルダー30に形成された前記係
止段部38a、係合溝37に係合すべきリブ44,45
がそれぞれ形成されている。
【0021】又、カバー40の下側部分には、略矩形状
の切欠部46が形成されており、この切欠部46の近傍
には係合突起47が形成されている。
の切欠部46が形成されており、この切欠部46の近傍
には係合突起47が形成されている。
【0022】而して、以上説明したシールド開閉機構1
0を構成するベース20、シールドホルダー30及びカ
バー40は以下の要領で組み付けられる。
0を構成するベース20、シールドホルダー30及びカ
バー40は以下の要領で組み付けられる。
【0023】即ち、図1に示すように、ベース20は、
これに穿設されたねじ孔23,24とヘルメット本体2
に穿設されたねじ孔5に挿通するねじ6,7及びこれら
のねじ6,7に螺合する袋ナット8によってヘルメット
本体2の側部に結着される。
これに穿設されたねじ孔23,24とヘルメット本体2
に穿設されたねじ孔5に挿通するねじ6,7及びこれら
のねじ6,7に螺合する袋ナット8によってヘルメット
本体2の側部に結着される。
【0024】一方、シールドホルダー30は、これに穿
設された孔36とシールド4の端部に穿設された孔9に
挿通するハトメ11(図9参照)によってシールド4の
端部に結着されている。そして、このシールドホルダー
30は、これに形成された孔32の切欠き32aをベー
ス20のボス22に形成された係止爪27の位置に合わ
せて該孔32にボス22を通し、更にベース20の係止
爪26を切欠部31eに臨ませた状態で、当該シールド
ホルダー30全体を回すことによって、係止爪26はス
トッパ爪31fを乗り越えてシートホルダー30の裏面
に嵌合する。このとき、シールドホルダー30は係止爪
26,27の作用で抜け止めが図られ、シールド4と共
にボス22を中心として回動し、これによってシールド
4はヘルメット本体2の前部開口部3を開閉する。
設された孔36とシールド4の端部に穿設された孔9に
挿通するハトメ11(図9参照)によってシールド4の
端部に結着されている。そして、このシールドホルダー
30は、これに形成された孔32の切欠き32aをベー
ス20のボス22に形成された係止爪27の位置に合わ
せて該孔32にボス22を通し、更にベース20の係止
爪26を切欠部31eに臨ませた状態で、当該シールド
ホルダー30全体を回すことによって、係止爪26はス
トッパ爪31fを乗り越えてシートホルダー30の裏面
に嵌合する。このとき、シールドホルダー30は係止爪
26,27の作用で抜け止めが図られ、シールド4と共
にボス22を中心として回動し、これによってシールド
4はヘルメット本体2の前部開口部3を開閉する。
【0025】而して、上述のようにシートホルダー30
がベース20に回動自在に枢着されると、ベース20の
ガイド突起21はシールドホルダー30のガイド溝31
の円弧状凹部31a〜31dの何れかに嵌合する。
がベース20に回動自在に枢着されると、ベース20の
ガイド突起21はシールドホルダー30のガイド溝31
の円弧状凹部31a〜31dの何れかに嵌合する。
【0026】そして、最後にカバー40をシートホルダ
ー30に取り付ければ、一連の組付作業が終了する。即
ち、カバー40は、その係合片41,42,43をシー
ルドホルダー30の外周縁に嵌め込み、これを後方(図
9の右方向)から前方(図9の左方向)へスライドさせ
ることによって、図9に示すようにリブ44,45がシ
ールドホルダー30の係止段部38a、係合溝37にそ
れぞれ係合すると同時に、シールドホルダー30のロッ
ク爪39が係合突起47に係合し、これによって当該カ
バー40はシールドホルダー30に取り付けられて該シ
ールドホルダー30やベース20を外側から覆う。
ー30に取り付ければ、一連の組付作業が終了する。即
ち、カバー40は、その係合片41,42,43をシー
ルドホルダー30の外周縁に嵌め込み、これを後方(図
9の右方向)から前方(図9の左方向)へスライドさせ
ることによって、図9に示すようにリブ44,45がシ
ールドホルダー30の係止段部38a、係合溝37にそ
れぞれ係合すると同時に、シールドホルダー30のロッ
ク爪39が係合突起47に係合し、これによって当該カ
バー40はシールドホルダー30に取り付けられて該シ
ールドホルダー30やベース20を外側から覆う。
【0027】而して、カバー40を取り付けた状態にお
いては、図9に示すように該カバーの切欠部46にシー
ルドホルダー30側のロック爪39が臨み、該ロック爪
39は切欠部46内に納まってカバー40の外側へ突出
しない。
いては、図9に示すように該カバーの切欠部46にシー
ルドホルダー30側のロック爪39が臨み、該ロック爪
39は切欠部46内に納まってカバー40の外側へ突出
しない。
【0028】そして、図9に示すように、ベース20の
ガイド突起21がシールドホルダー30のガイド溝31
の凹部31aに嵌合している状態では、シールド4は全
開状態を維持しており、このとき、係止爪26がストッ
パ爪31fに当接しているため、シールド4はそれ以上
動かない。
ガイド突起21がシールドホルダー30のガイド溝31
の凹部31aに嵌合している状態では、シールド4は全
開状態を維持しており、このとき、係止爪26がストッ
パ爪31fに当接しているため、シールド4はそれ以上
動かない。
【0029】次に、図9に示す状態からシールド4全体
を押し下げれば、該シールド4とシールドホルダー30
はベース20のボス22を中心として下方(反時計方
向)に回動する。このとき、ガイド突起21はガイド溝
31の凹部31b,31c,31dに順次嵌合し、シー
ルド4はその開度が全開から全閉まで4段階に切り替え
られるとともに、その開閉動にクリック感が付与され
る。
を押し下げれば、該シールド4とシールドホルダー30
はベース20のボス22を中心として下方(反時計方
向)に回動する。このとき、ガイド突起21はガイド溝
31の凹部31b,31c,31dに順次嵌合し、シー
ルド4はその開度が全開から全閉まで4段階に切り替え
られるとともに、その開閉動にクリック感が付与され
る。
【0030】図10はシールド4が全閉のときの状態を
示す図であって、このときガイド突起21はガイド溝3
1dに嵌合すると同時に、ベース20のストッパ用突起
25が入口の絞られたストッパ溝33に抵抗をもって嵌
合するため(図11参照)、シールド4の全閉状態が確
実に保持され、該シールド4が容易に開くことがない。
尚、ストッパ用突起25のストッパ溝33への嵌合はシ
ールドホルダー30のストッパ溝33近傍の弾性変形に
よって許容されるが、この弾性変形は2つの円孔34に
よって容易化する。
示す図であって、このときガイド突起21はガイド溝3
1dに嵌合すると同時に、ベース20のストッパ用突起
25が入口の絞られたストッパ溝33に抵抗をもって嵌
合するため(図11参照)、シールド4の全閉状態が確
実に保持され、該シールド4が容易に開くことがない。
尚、ストッパ用突起25のストッパ溝33への嵌合はシ
ールドホルダー30のストッパ溝33近傍の弾性変形に
よって許容されるが、この弾性変形は2つの円孔34に
よって容易化する。
【0031】以上において、本実施例では、シールド4
の全閉時には、シールドホルダー30に形成された切欠
円状のストッパ溝33がベース20に突設された円柱状
のストッパ用突起25に嵌合するため、シールド4の全
閉状態が簡単な構成が確実に保持され、シールド4が容
易に開くことがない。
の全閉時には、シールドホルダー30に形成された切欠
円状のストッパ溝33がベース20に突設された円柱状
のストッパ用突起25に嵌合するため、シールド4の全
閉状態が簡単な構成が確実に保持され、シールド4が容
易に開くことがない。
【0032】そして、ストッパを構成するストッパ用突
起25とストッパ溝33はガイド突起21やガイド溝3
1とは別設されるため、シールド4の全閉状態において
も、ガイド突起21とガイド溝31の凹部31dとの嵌
合は他の開状態のときと同じ状態(ガイド突起21がガ
イド溝31の凹部31a,31b,31cに嵌合すると
きの状態)に保たれる(つまり、シールド4の全閉時に
ガイド突起21とガイド溝31の凹部31dとを特に緊
密に(きつく)嵌合させる必要がない)ため、従来のよ
うな剛性アップのためのボスや滑りを良好にするための
潤滑剤が不要となる。
起25とストッパ溝33はガイド突起21やガイド溝3
1とは別設されるため、シールド4の全閉状態において
も、ガイド突起21とガイド溝31の凹部31dとの嵌
合は他の開状態のときと同じ状態(ガイド突起21がガ
イド溝31の凹部31a,31b,31cに嵌合すると
きの状態)に保たれる(つまり、シールド4の全閉時に
ガイド突起21とガイド溝31の凹部31dとを特に緊
密に(きつく)嵌合させる必要がない)ため、従来のよ
うな剛性アップのためのボスや滑りを良好にするための
潤滑剤が不要となる。
【0033】尚、カバー40を取り外すには、該カバー
の切欠部46に臨むロック爪39を上方へ押し上げて、
該ロック爪39の係合突起47との係合を解除した後、
カバー40全体を後方(図9の右方)へ引き出せば良
い。
の切欠部46に臨むロック爪39を上方へ押し上げて、
該ロック爪39の係合突起47との係合を解除した後、
カバー40全体を後方(図9の右方)へ引き出せば良
い。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、ヘルメット本体の両側部に結着されるベースと、
ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールドの両端を前
記ベースに回動自在に取り付けるシールドホルダーと、
該シールドホルダーに係合するカバーを含んで構成さ
れ、前記シールドホルダーに形成された円弧状ガイド溝
に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合せしめて
前記シールドの開閉動にクリック感を付与するようにし
たヘルメットのシールド開閉機構において、前記ベース
に円柱状のストッパ用突起を突設するとともに、前記シ
ールドホルダーに形成された前記ガイド溝の端部に、前
記シールドの全閉時に前記ストッパ用突起に嵌合すべき
切欠円状のストッパ溝を形成したため、簡単な構成で確
実にシールド閉状態を保持することができるという効果
が得られる。
れば、ヘルメット本体の両側部に結着されるベースと、
ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールドの両端を前
記ベースに回動自在に取り付けるシールドホルダーと、
該シールドホルダーに係合するカバーを含んで構成さ
れ、前記シールドホルダーに形成された円弧状ガイド溝
に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合せしめて
前記シールドの開閉動にクリック感を付与するようにし
たヘルメットのシールド開閉機構において、前記ベース
に円柱状のストッパ用突起を突設するとともに、前記シ
ールドホルダーに形成された前記ガイド溝の端部に、前
記シールドの全閉時に前記ストッパ用突起に嵌合すべき
切欠円状のストッパ溝を形成したため、簡単な構成で確
実にシールド閉状態を保持することができるという効果
が得られる。
【図1】本発明に係るシールド開閉機構の分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】ベースの正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】シールドホルダーの正面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4のC−C線断面図である。
【図7】カバーの裏面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】シールド全開時の状態を示すシールド開閉機構
の正断面図である。
の正断面図である。
【図10】シールド全閉時の状態を示すシールド開閉機
構の正断面図である。
構の正断面図である。
【図11】ストッパ部の拡大詳細図である。
1 ヘルメット 2 ヘルメット本体 3 前部開口部 4 シールド 10 シールド開閉機構 20 ベース 21 ガイド突起 25 ストッパ用突起 30 シールドホルダー 31 ガイド溝 33 ストッパ溝 40 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘルメット本体の両側部に結着されるベ
ースと、ヘルメット本体の前部開口部を覆うシールドの
両端を前記ベースに回動自在に取り付けるシールドホル
ダーと、該シールドホルダーに係合するカバーを含んで
構成され、前記シールドホルダーに形成された円弧状ガ
イド溝に、前記ベースに突設されたガイド突起を係合せ
しめて前記シールドの開閉動にクリック感を付与するよ
うにしたヘルメットのシールド開閉機構において、前記
ベースに円柱状のストッパ用突起を突設するとともに、
前記シールドホルダーに形成された前記ガイド溝の端部
に、前記シールドの全閉時に前記ストッパ用突起に嵌合
すべき切欠円状のストッパ溝を形成したことを特徴とす
るヘルメットのシールド開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22877092A JPH0673605A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ヘルメットのシールド開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22877092A JPH0673605A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ヘルメットのシールド開閉機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673605A true JPH0673605A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16881573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22877092A Pending JPH0673605A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ヘルメットのシールド開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673605A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07268712A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-17 | O G K Hanbai Kk | ヘルメットのシールド取付装置 |
EP0848915A2 (en) * | 1996-12-17 | 1998-06-24 | SHOEI KAKO Co., LTD. | Mechanism for attaching a rotating plate in a helmet |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP22877092A patent/JPH0673605A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07268712A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-17 | O G K Hanbai Kk | ヘルメットのシールド取付装置 |
EP0848915A2 (en) * | 1996-12-17 | 1998-06-24 | SHOEI KAKO Co., LTD. | Mechanism for attaching a rotating plate in a helmet |
EP0848915A3 (en) * | 1996-12-17 | 1999-09-15 | SHOEI KAKO Co., LTD. | Mechanism for attaching a rotating plate in a helmet |
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